この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
UCS-SCU は、サーバのすべてのブート可能デバイスのリストを表示します。
サーバの BIOS ブート順を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 左側のナビゲーション ペインで、[Server Configuration] をクリックし、 [Boot order Configuration] をクリックします。[Device Types and Boot Order] カラム間で矢印キーを使用して、ブート順の設定に参加させるデバイスを選択できます。
ステップ 2 [Device Types] カラムのデバイスを強調表示し([HDD]、[CD/DVD]、[Internal EFI Shell]、[Network Devices]、または [FDD] から選択します)、左から右の矢印キーをクリックして希望のサーバ ブート順を配置して、[Apply] をクリックします。
ステップ 4 [Reset] をクリックして、ブート順序をリセットします。
(注) システムで、各コンポーネントの下に複数のブート デバイスがある場合(たとえば、システムの同じコントローラや CD ドライブの下に複数のブート可能なハード ディスクがある場合)、SCU はこの情報を表示しません。BIOS を入力し、これらのサブコンポーネントの順序を手動で設定する必要があります。
RAID 設定機能を使用して、オンボードまたは PCIe でサポートされる RAID コントローラ カードを設定できます。
システムに複数の RAID コントローラがある場合、UCS-SCU は、[RAID Configuration] ページに、すべての使用可能な RAID カードと、物理および論理ディスクのリストを表示します。
• 単一の RAID レベル:RAID 0、RAID 1、RAID 5、および RAID 6
• ネストされた RAID レベル:RAID 10、RAID 50、および RAID 60
[RAID Configuration] ページの [Physical Disks] テーブルには、次の内容が一覧表示されます。
• [State]:ディスクのステータス。さまざまなディスク状態の詳細については、 表 8-1 を参照してください。
• [Device Speed]:コントローラのディスク アクセス速度。
• [Logical Disk]:物理ディスクが属する論理ディスク。
表 8-1 で、まざまなディスク ステータス状態について説明します。
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障害が発生したドライブが、ホット スペア ドライブの容量以下である場合に、ドライブ障害があるシステム内のアレイを修復するために使用されます。 |
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ドライブが、他のコントローラで作成されたアレイか、あるエンクロージャ内で作成され、同じコントローラの別のエンクロージャに移動されたアレイに属しています。設定を削除した後、新しいアレイの作成に使用できます。 |
[RAID Configuration] ページの論理ディスク ペインには、論理ディスクに関する情報が表示されます。
表 8-2 で、RAID アレイの属性について説明します。
未設定の正常なディスクのみを RAID 設定に使用できます。すでに RAID の一部になっているディスクは RAID 設定に使用できません。
カスタムまたは複数の RAID アレイを作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 左側のナビゲーション ペインで、[Server Configuration] をクリックし、[RAID configuration] をクリックします。
[RAID Configuration] ページに、物理ディスクおよび論理ディスクのリストが表示されます。
ステップ 2 ページの右上にある [Configure RAID] アイコンをクリックします。
[RAID Configuration] ページが表示されます。
ステップ 3 [RAID level] ドロップダウン リストから、次の RAID レベルの 1 つを選択します。
(注) 冗長性の有無に関係なく、自動セットアップは、すべての既存の RAID アレイを上書きします。
ステップ 4 [Create Array] をクリックします。
(注) [Create Array] ボタンは、最低限必要な数のドライブ グループが作成されているときにだけ有効です。
経過表示バーが表示され、RAID 設定の完了を示す [RAID Configuration] ダイアログボックスが表示されます。
[RAID Configuration] ページが表示されます。次の内容を表示できます。
• ドライブ グループ情報は、[Logical Disks] テーブルに表示されます。
• 物理ディスク情報は、[Physical Disks] テーブルに表示されます。
• ドライブ グループに属する物理ディスクのステータスが Online に変わり、バックアップ物理ディスクのステータスが Hot spare に変わります。
冗長性を伴わない自動セットアップでは、1 つ以上のハード ドライブが必要です。UCS-SCU はこのオプションで RAID 0 を作成します。
表 8-3 に、冗長性を伴わない自動セットアップで表示されるデフォルト値を示します。
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(注) 共通パラメータは、合計サイズを除き、コントローラのデフォルト値です。
冗長性を伴う自動セットアップは、デフォルトの RAID 設定のオプションです。この設定では、少なくとも 2 台の物理ドライブが使用可能である必要があります。2 台の物理ディスクが使用できない場合、デフォルトの RAID 設定は、冗長性を伴わない自動セットアップになります。
表 8-4 に、表示されるデフォルト値を示します。
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(注) 共通パラメータは、合計サイズを除き、コントローラのデフォルト値です。
Single-Level RAID を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [RAID] ドロップダウン リストから、RAID レベルを選択します(0、1、5、6 のいずれか)。
[Drive Groups] ペインでは、物理ディスクおよびドライブ グループのリストが表示されます。物理ディスクの詳細を表示するには、ツールチップが表示されるまで、物理ディスクの上にカーソルを合わせます
ステップ 2 [Physical Disks] リストから、[Drive Groups] リストに含める物理ディスクを選択します。
表 8-5 に、RAID レベルごとに必要な物理ディスクの最小数を示します。
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ステップ 3 [Create Drive Group] をクリックします。
(注) [Create Drive Group] ボタンは、RAID レベルに必要な最低限の数の物理ディスクを選択するまで無効なままになります。
選択した物理ディスクが [Drive Groups] リストに追加されます。
(注) [Delete Drive Group] ボタンは、ドライブ グループが作成されるまで無効なままになります。
ステップ 4 [Physical Disks] リストから、ホット スペア ドライブまたはスタンバイ ドライブとして使用するドライブを選択します。
ステップ 5 [Stripe Size] リストから、RAID レベルのストライプ サイズを選択します。
ステップ 6 [Read Policy] リストから、 RAID レベル の読み取りポリシーを選択します。
ステップ 7 [Write Policy] リストから、RAID レベルの書き込みポリシーを選択します。
ステップ 8 [Cache Policy] リストから、RAID レベルのキャッシュ ポリシーを選択します。
ステップ 9 [Size (MB)] テキスト フィールドに、MB 単位で論理ディスクのサイズを入力します。
ネストされた RAID レベルには、プライマリとセカンダリの RAID レベルがあります。ネストされた RAID レベルには 2 つ以上のドライブ グループを作成する必要があり、各ドライブ グループには同じ数の物理ディスクが必要です。
ネストされた RAID レベルを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 RAID ドロップダウン リストから、ネストされた RAID レベルを選択します。
[Drive Groups] ペインでは、物理ディスクおよびドライブ グループのリストが表示されます。物理ディスクの詳細を表示するには、ツールチップが表示されるまで、物理ディスクの上にカーソルを合わせます
ステップ 2 [Physical Disks] リストから、[Drive Groups] リストに含める物理ディスクを選択します。
表 8-6 に、必要な物理ディスクおよびデータ グループの最小数を表示します。
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ステップ 3 [Create Drive Group] をクリックします。
(注) [Create Drive Group] ボタンは、RAID レベルに必要な最低限の数の物理ディスクを選択するまで無効なままになります。
選択した物理ディスクが [Drive Groups] リストに追加されます。
(注) [Delete Drive Group] ボタンは、ドライブ グループが作成されるまで無効なままになります。
ステップ 4 [Stripe Size] リストから、RAID レベルのストライプ サイズを選択します。
ステップ 5 [Read Policy] リストから、 RAID レベル の読み取りポリシーを選択します。
ステップ 6 [Write Policy] リストから、RAID レベルの書き込みポリシーを選択します。
ステップ 7 [Cache Policy] リストから、RAID レベルのキャッシュ ポリシーを選択します。
ステップ 8 [Size (MB)] テキスト フィールドに、MB 単位で論理ディスクのサイズを入力します。
ステップ 1 左側のナビゲーション ペインで、[Server Configuration] をクリックし、[ RAID configuration ] をクリックします。
[RAID Configuration] ページに、物理ディスクおよび論理ディスクのリストが表示されます。
ステップ 2 ページの右上にある [Clear Configuration] アイコンをクリックします。
[RAID Configuration] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 3 操作を確定するには、[Yes] をクリックします。
論理ディスクの下のすべての仮想ディスクがクリアされ、ハード ディスクの状態が Unconfigured Good に変わります。
単一の RAID レベルおよびネストされた RAID レベルでは、未設定の正常な物理ディスクの数が選択された RAID レベルに必要な最小数よりも少ない場合、[RAID Configuration] ダイアログボックスが表示され、物理ディスクを解放するために論理ディスクを削除する必要があることが示されます。
ステップ 1 表示される [RAID Configuration] ダイアログボックスで、[Yes] をクリックします。
[Delete Logical Disks] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2 削除する論理ディスクを選択します。論理ディスクに属する物理ディスクがダイアログボックスの下部に表示されます。
(注) 論理ディスクを削除すると、ディスクに保存されているすべての情報にアクセスできなくなります。
ここでは、UCS-SCU でサポートされる RAID コントローラについて説明します。内容は次のとおりです。
UCS-SCU は LSI 内蔵 MegaRAID コントローラをサポートします。コントローラ ソフトウェアは、ハードウェア プラットフォームに応じて、最大 8 台の SAS または SATA ポートをサポートします。これは、高い転送速度と信頼性を実現するコスト効率のよい方法を提供します。
LSI 内蔵の MegaRAID コントローラを使用している場合、次の RAID オプションを使用できます。
• RAID 5:このレベルを有効にするには、LSI TSOC Raid キーなどのキーをインストールする必要があります
表 8-7 に、LSI 内蔵 MegaRAID の冗長性を伴わない自動セットアップで表示されるデフォルト値を示します。
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LSI 内蔵 MegaRAID コントローラのサポートは、BIOS のデフォルトでディセーブルになっています。
BIOS でコントローラをイネーブルにするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 サーバをリブートし、BIOS Setup ユーティリティの開始を促すメッセージが表示されたときに F2 キーを押します。
ステップ 2 [Advanced] タブを選択し、[South Bridge] を選択します。
ステップ 3 [Onboard SCU Storage Support] を [Enable] に設定します。
ステップ 4 F10 を押して変更内容を保存し、ユーティリティを終了します。