この章では、現場交換可能ユニット(FRU)を交換する方法について説明します。この章は、次の項で構成されています。
• 「カメラ カバーの交換(部品番号:CTS1300-CAMCOV=)」
• 「カメラの交換(部品番号:CTS1300-47CAMCLST=)」
• 「ディスプレイの交換(部品番号:CTS-DISP-47-GEN1=)」
• 「コーデックの交換(部品番号:CTS-CODEC-PRI-G2R= または CTS-CODEC-PRI-RCH= (PRC))」
• 「ライト コントロール ユニットの交換(部品番号:CTS-1300-LCU=)」
• 「音声/ビデオ拡張ユニットの交換(部品番号:CTS1300-LAEB=)」
• 「下側の照明器具または横側の照明器具の交換(部品番号:CTS-1300-47LED-B=(下側)または CTS-1300-47LED-S=(横側))」
• 「上側の照明器具の交換(部品番号:CTS-1300-47LED-T=)」
• 「スピーカーの交換(部品番号:CTS-SPEAKER=)」
表 5-1 に、Cisco TelePresence System TX1300 47 の FRU のリストを示します。
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表 5-2 に、TX1300 47 とコンセントを接続する、地域および国固有の電源ケーブルのリストを示します。
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FRU の注文には、TX1300 47 のシリアル番号が必要になる場合があります。シリアル番号は、キャビネット内側にあります(図 5-1 を参照)。
図 5-1 TX1300 47 モジュールのシリアル番号の位置
この項では、カメラを取り外し交換する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
既存のカメラ カバーを取り外し、新しいカメラ カバーと交換するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 既存のカメラ カバーを取り外すには、4 本のアレン ネジ(カバー上部と下部に 2 本ずつ)を緩めます。
詳細については、図 4-6 を参照してください。
ステップ 2 新しいカバーの 4 本のアレン ネジを締めて、交換用のカメラ カバーを取り付けます。
ステップ 3 「初期設定」の「カメラの設定」の手順に従い、カメラを水平にして、再較正します
この項では、カメラを取り外し交換する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
既存のカメラを取り外し、新しいカメラと交換するには、次の手順を実行します。
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
詳細については、図 2-14 を参照してください。
ステップ 4 コネクタを押して引き抜き、カメラ プロセッサのカメラ ケーブルを外します。
詳細については、図 2-9 を参照してください。
ヒント カメラとプロセッサの接続を書き留めておきます。表 5-3 に、現在のラベルを示します。ラベルがない場合、または見つからない場合、プロセッサにテープでラベルを貼るか、他の方法でケーブルとカメラにラベルを貼ります。
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ステップ 5 カメラを固定している 3 本の六角ネジを緩めます。
ステップ 6 金属カメラ ブラケットのスロットが TX1300 47 アセンブリの溝から外れるまで、カメラを前方にスライドさせます。
詳細については、図 2-9 を参照してください。
ステップ 7 新しいカメラを TX1300 47 のカメラ ブラケットに置き、手前にスライドさせ、3 本のネジを使用して固定します。
ステップ 8 既存のラベルまたはステップ 4 で作成したラベルを使用して、カメラ ケーブルを接続します。
ステップ 10 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
ステップ 12 「初期設定」の「カメラの設定」の手順に従い、カメラを水平にして、再較正します
ここでは、ディスプレイの交換方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
詳細については、図 2-14 を参照してください。
a. コネクタを押して引き抜き、カメラ プロセッサのカメラ ケーブルを外します。
詳細については、図 2-9 を参照してください。
ヒント カメラとプロセッサの接続を書き留めておきます。表 5-4 に、現在のラベルを示します。ラベルがない場合、または見つからない場合、プロセッサにテープでラベルを貼るか、他の方法でケーブルとカメラにラベルを貼ります。
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c. 金属カメラ ブラケットのスロットが TX1300 47 アセンブリの溝から外れるまで、カメラを前方にスライドさせます。
詳細については、図 2-9 を参照してください。
a. キャビネットの 2 つのディスプレイ取り外しストラップを引き、ディスプレイ ラッチを外します。
c. 2 人でディスプレイを持ち上げ、ディスプレイ フックから外します。
ステップ 9 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
ここでは、TX1300 47 コーデックを取り外して交換する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
ケーブル配線図については、図 2-12 を参照してください。
ステップ 4 コーデック ブラケットとキャビネットのベースを接続している 2 本のネジを外し、コーデック アセンブリをキャビネットから取り外します。
詳細については、図 2-11 を参照してください。
ステップ 5 コーデック ブラケットとコーデックを接続している 8 本のネジを外して、コーデック ブラケットを取り外します。
詳細については、図 2-10 を参照してください。
ステップ 6 次の手順を実行して、新しいコーデックをキャビネットに取り付けます。
a. 4 本のネジを両側に使用して、コーデック ブラケットをコーデックに取り付けます。
b. コーデックとブラケットをキャビネットの左側に差し込み、2 本のネジを使用して、コーデック アセンブリをキャビネット下部に取り付けます。
ステップ 7 新しいコーデックを Cisco Unified Communications Manager に設定するために次の手順を実行します。
a. ネットワークに接続されているコンピュータのブラウザを開きます。
b. Cisco Unified Communications Manager インターフェイスにアクセスします。
c. 以前のコーデックの Room Email ID を新しいコーデックに追加します。
d. 新しいコーデックのステータスが登録されたことを確認します。
e. Cisco TelePresence Manager(CTS-Manager)で使用する Cisco Unified CM アプリケーション ユーザ プロファイルから以前のコーデックの MAC アドレスを削除します。
f. 新しいコーデックをアプリケーション ユーザ プロファイルに追加し、[Save] をクリックします。
ステップ 8 キャビネット右側にある PDU を「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
ステップ 9 サポートされているインターネット ブラウザで、TX1300 47 システムの IP アドレスを入力します。
(注) DHCP ではなくスタティック IP アドレスを使用するようにシステムを設定している場合、「DHCP を使用しないネットワークでのスタティック IP アドレスの設定」を参照してください。
[Cisco TelePresence Administrator] ウィンドウが表示されます。
ステップ 11 Cisco Unified Communications Manager のステータス(ウィンドウの左下に表示)が [Enabled/Up] になっていることを確認します。
ステップ 12 新しいコーデックが Cisco TelePresence Administration Software バージョン 1.8.0 以降を実行していることを確認します。
(注) 交換用のコーデックは、バージョン 1.7.1.1 ソフトウェアでプリロードされている場合があります。この場合、最新バージョンの CTS ソフトウェアを直接ロードできないため、一時的に 1.7.4 にアップグレードする必要があります。詳細については、「Installing and Configuring the Cisco TelePresence Touch 12」の「Upgrading the CTS Software for Systems That Are Running Cisco TelePresence Software Versions Prior to 1.7.4.」の項を参照してください。
ステップ 13 [Troubleshooting] > [Hardware Setup] の順に移動し、カメラ、ディスプレイ、スピーカーおよびマイクが正しく機能していることを確認します。
ステップ 14 次の手順を実行して、テーブルの正しいタイプ、サイズおよび距離を選択します。
a. [Troubleshooting] > [Hardware Setup] > [Table Configuration] に移動します。
b. [Start] をクリックして、[Table Configuration] オプションを表示します。
c. [Table Shape] で、正しいテーブルの形状を選択します。
d. [Table Size] で、正しいテーブルのサイズを選択します。
e. [Table Distance] で、システムのベゼルとテーブル後部の端との正しい距離を選択します
ステップ 15 自動調整カメラ設定手順を実行します。これによって、ホワイト バランスが正しいレベルに設定されます。詳細な手順については、「初期設定」の「カメラの設定」を参照してください。
ライト コントロール ユニット(LCU)は、TX1300 47 のライトを制御します。この項では、LCU を取り外し交換する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
ライト コントロール ユニット(LCU)を交換するには、次の手順を実行します。
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
ケーブル配線図については、図 2-12 を参照してください。
ステップ 4 コーデック ブラケットとキャビネットのベースを接続している 2 本のネジを外し、コーデック アセンブリをキャビネットから取り外します。
詳細については、図 2-11 を参照してください。
ステップ 6 LCU は、2 つのポスト(LCU の上下に 1 つずつ)でキャビネットに取り付けられています。LCU は、ナットでこれらのポストに固定されています。2 つのナットを外し、2 つのポストから LCU を取り外します。
ステップ 7 交換用 LCU を 2 つのポストに取り付け、ナットで固定します。
ステップ 10 すべてのケーブルをコーデックに再接続します。
ステップ 11 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
この項では、音声/ビデオ拡張ユニットを取り外し交換する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
音声/ビデオ拡張ユニットを交換するには、次の手順を実行します。
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
ケーブル配線図については、図 2-12 を参照してください。
ステップ 4 コーデック ブラケットとキャビネットのベースを接続している 2 本のネジを外し、コーデック アセンブリをキャビネットから取り外します。
詳細については、図 2-11 を参照してください。
ステップ 5 音声/ビデオ拡張ユニットのケーブルを外します。
ステップ 6 音声/ビデオ拡張ユニットは、2 つのポスト(音声/ビデオ拡張ユニットの上下に 1 つずつ)でキャビネットに取り付けられています。音声/ビデオ拡張ユニットは、ナットでこれらのポストに固定されています。2 つのナットを外し、2 つのポストから音声/ビデオ拡張ユニットを取り外します。
ステップ 7 交換用音声/ビデオ拡張ユニットを 2 つのポストに取り付け、ナットで固定します。
ステップ 8 音声/ビデオ拡張ユニットのケーブルを再接続します。
ステップ 10 すべてのケーブルをコーデックに再接続します。
ステップ 11 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
この項では、照明器具の交換方法について説明します。内容は次のとおりです。
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
詳細については、図 2-14 を参照してください。
a. コネクタを押して引き抜き、カメラ プロセッサのカメラ ケーブルを外します。
詳細については、図 2-9 を参照してください。
ヒント カメラとプロセッサの接続を書き留めておきます。表 5-5 に、現在のラベルを示します。ラベルがない場合、または見つからない場合、プロセッサにテープでラベルを貼るか、他の方法でケーブルとカメラにラベルを貼ります。
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c. 金属カメラ ブラケットのスロットが TX1300 47 アセンブリの溝から外れるまで、カメラを前方にスライドさせます。
詳細については、図 2-9 を参照してください。
a. キャビネットの 2 つのディスプレイ取り外しストラップを引き、ディスプレイ ラッチを外します。
c. 2 人でディスプレイを持ち上げ、ディスプレイ フックから外します。
ステップ 7 LED ライトからライト ケーブルを外します。
ステップ 10 ライト ケーブルを交換用の LED ライトに接続します。
ステップ 15 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
この項では、照明器具の交換方法について説明します。内容は次のとおりです。
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
詳細については、図 2-14 を参照してください。
a. コネクタを押して引き抜き、カメラ プロセッサのカメラ ケーブルを外します。
詳細については、図 2-9 を参照してください。
ヒント カメラとプロセッサの接続を書き留めておきます。表 5-6 に、現在のラベルを示します。ラベルがない場合、または見つからない場合、プロセッサにテープでラベルを貼るか、他の方法でケーブルとカメラにラベルを貼ります。
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c. 金属カメラ ブラケットのスロットが TX1300 47 アセンブリの溝から外れるまで、カメラを前方にスライドさせます。
詳細については、図 2-9 を参照してください。
a. キャビネットの 2 つのディスプレイ取り外しストラップを引き、ディスプレイ ラッチを外します。
c. 2 人でディスプレイを持ち上げ、ディスプレイ フックから外します。
詳細については、図 5-2 を参照してください。
b. 2 つのマイク アレイのそれぞれの回路基板を固定している 6 本のネジを外します。
詳細については、図 5-8 を参照してください。
a. スピーカーに接続されている 2 本のケーブルを外します。
詳細については、図 5-7 を参照してください。
ステップ 8 LED ライトからライト ケーブルを外します。
ステップ 9 LED ライトと反射板キャビネットを固定している 8 本のネジを外し、LED ライトを取り外します。
詳細については、図 5-7 を参照してください。
ステップ 11 ライト ケーブルを交換用の LED ライトに接続します。
ステップ 17 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
この項では、スピーカーを取り外し交換する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
詳細については、図 2-14 を参照してください。
ステップ 4 スピーカーに接続されている 2 本のケーブルを外します。
ステップ 5 スピーカーを固定している 4 本のネジを外します。
ステップ 7 スピーカーを交換し、4 本のネジで固定します。
ステップ 10 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
この項では、マイクロ アレイを取り外し交換する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
マイク アレイを取り外して交換するには、次の手順を実行します。
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
詳細については、図 2-14 を参照してください。
ステップ 4 マイク アレイに接続されているケーブルを外します。
ステップ 5 2 つのマイク アレイのそれぞれの回路基板を固定している 6 本のネジを外します。
ステップ 6 両方のマイク アレイの回路基板を取り外します。
(注) 2 つのマイク アレイ回路基板は、リボン ケーブルで接続されています。リボン ケーブルは、ナイロン クリップで反射板に固定されています。マイク アレイ回路基板を取り外すには、リボン ケーブルをクリップから外す必要があります。
ステップ 7 両方のマイク アレイ回路基板を交換し、それぞれの回路基板に 6 本のネジで固定します。
ステップ 10 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。
この項では、カメラを取り外し交換する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
既存の PDU を取り外し、新しい PDU と交換するには、次の手順を実行します。
詳細については、図 2-15 を参照してください。
ステップ 2 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「OFF」の位置に合わせて、システムの電源を切ります。
ステップ 3 PDU からすべてのケーブルの接続を外します。
ステップ 4 PDU とキャビネットを固定している 2 本のネジ(PDU の上下に 1 本ずつ)を外します。
ステップ 7 すべてのケーブルを交換用 PDU に再接続します。
ステップ 9 キャビネット内部にある PDU の電源スイッチを「ON」の位置に合わせて、システムの電源を入れます。