Top-N レポート

Top-N レポートに関する情報

Top-N レポートの概要

Top-N レポートを使用すると、スイッチ上の各物理ポートのデータを収集して分析できます。起動後、Top-N レポートは適切なハードウェア カウンタから統計情報を取得してから、ユーザーが指定したインターバルの間、スリープ モードに入ります。インターバルが経過すると、レポートは同じハードウェア カウンタから現在の統計情報を取得して、前回収集した統計情報と比較し、その差分を保存します。Top-N レポート機能は、Cisco Catalyst 9500 ハイ パフォーマンス シリーズ スイッチでのみポートされます。各ポートの統計情報は、次に示すいずれかの統計タイプによってソートされます。

  • ブロードキャスト:入力および出力ブロードキャストパケット数

  • バイト:入力および出力バイト数

  • エラー:入力エラー数

  • マルチキャスト:入力および出力マルチキャストパケット数

  • オーバーフロー:バッファオーバーフロー数

  • パケット:入力および出力パケット数

  • 使用率:使用率


(注)  

Top-N レポートはポート利用率を計算する際、Tx および Rx 回線を同一カウンタにまとめます。また、利用率の割合(%)の計算では、全二重帯域幅が対象となります。たとえば、ギガビット イーサネット ポートの場合は 2000 Mbps 全二重となります。

Top-N レポートの操作

collect top コマンドを入力すると、処理が開始され、システム プロンプトがただちに再び表示されます。処理が完了すると、レポートはその場で画面上に表示されるのではなく、あとで参照できるように保存されます。Top-N レポートはレポートの生成が完了すると、画面に Syslog メッセージを送信して通知します。

Top-N レポートの使用方法

ここでは、Top-N レポートの使用方法について説明します。

Top-N レポートの有効化

Top-N レポート作成をイネーブルにするには、次の作業を行います。

手順

  コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1

enable

例:

Device> enable

特権 EXEC モードを有効にします。パスワードを入力します(要求された場合)。

ステップ 2

collect top [number_of_ports] counters interface {type | all | layer-2 | layer-3} [sort-by statistic_type] [interval seconds]

例:

Device# collect top 4 counters interface all sort-by utilization interval 76 

Top-N レポート作成をイネーブルにします。

  • type:インターフェイスのタイプ:FastEthernet、GigabitEthernet、TenGigabitEthernet、FortyGigabitEthernet、TwentyFiveGigabitEthernet、HundredGigabitEthernet、ポートチャネル

Top-N レポートの作成をイネーブルにする場合は、次の点に注意してください。

  • レポート作成の対象として、最もビジーなポートの数を指定できます(デフォルトは 20)。

  • 最もビジーなポートを判断する基準になる統計タイプを指定できます(デフォルトは utilization)。statistic_type でサポートされている値は、broadcast bytes errors multicast overflow packets 、および utilization です。

  • 統計情報を収集するためのインターバルを指定できます(有効範囲は 0 ~ 999、デフォルトは 30 秒)。

  • utilization レポートを除き(sort-by utilization キーワードを使用して設定)、レポート作成のインターバルを 0 に指定できます。0 の場合、インターバル開始時のカウンタ値とインターバル終了時のカウンタ値の差分ではなく、現在のカウンタ値がレポートに表示されます。

Top-N レポートの表示

Top-N レポートを表示する手順は、次のとおりです。

手順

  コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1

enable

例:

Device> enable

特権 EXEC モードを有効にします。パスワードを入力します(要求された場合)。

ステップ 2

show top counters interface report [report_num]

例:

Device# show top counters interface report 1 

Top-N レポートを表示します。

(注)   

すべてのレポートに関する情報を表示するには、report_num 値を入力しないでください。

Top-N レポートの統計情報は、次の状況では表示されません。

  • 最初のポーリング実行時にポートが存在しない場合

  • 2 回めのポーリング実行時にポートが存在しない場合

  • ポーリング間隔の間にポートの速度またはデュプレックスが変更された場合

  • ポーリング間隔の間にポートタイプがレイヤ 2 からレイヤ 3 に変更された場合

  • ポーリング間隔の間にポートタイプがレイヤ 3 からレイヤ 2 に変更された場合

Top-N レポートの消去

Top-N レポートを消去するには、次のいずれかの作業を行います。

手順

  コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1

enable

例:

Device> enable

特権 EXEC モードを有効にします。パスワードを入力します(要求された場合)。

ステップ 2

clear top counters interface report [report_num]

例:

Device# clear top counters interface report 4 

ステータスが done のすべての Top-N レポートをクリアします。

  • report_num:ステータスに関係なくクリアする必要があるレポート番号を指定します。

例:Top-N レポート

Top-N レポートの有効化

次の例は、利用率が最も高い 4 つのポートに対し、Top-N レポートの作成をイネーブルにします。インターバルは 76 秒に設定します。
Device# collect top 4 counters interface all sort-by utilization interval 76 
TopN collection started.

Top-N レポートの表示

次に、すべての Top-N レポート情報を表示する例を示します。


(注)  

統計情報の収集が完了していないレポートの場合は、ステータスが pending として表示されます。


# show top counters interface report

Id Start Time Int N Sort-By Status Owner
-- ---------------------------- --- --- --------- ------- ----------------------
1 08:18:25 UTC Tue Nov 23 2004 76 20 util done console
2 08:19:54 UTC Tue Nov 23 2004 76 20 util done console
3 08:21:34 UTC Tue Nov 23 2004 76 20 util done console
4 08:26:50 UTC Tue Nov 23 2004 90 20 util done console

次に、特定の Top-N レポートを表示する例を示します。
# show top counters interface report 1

Started By : console
Start Time : 08:18:25 UTC Tue Nov 23 2004
End Time : 08:19:42 UTC Tue Nov 23 2004
Port Type : All
Sort By : util
Interval : 76 seconds
Port Band Util Bytes Packets Broadcast Multicast In- Buf-
width (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) err ovflw
------- ----- ---- ----------- ----------- ---------- ---------- ---- -----
 
Gi2/5 100 50 726047564 11344488 11344487 1 0 0
Gi2/48 100 35 508018905 7937789 0 43 0 0
Gi2/46 100 25 362860697 5669693 0 43 0 0
Gi2/47 100 22 323852889 4762539 4762495 43 0 0

Top-N レポートの消去

次に、ステータスが done のすべてのレポートを消去する例を示します。
# clear top counters interface report

04:00:06: %TOPN_COUNTERS-5-DELETED: TopN report 1 deleted by the console
04:00:06: %TOPN_COUNTERS-5-DELETED: TopN report 2 deleted by the console
04:00:06: %TOPN_COUNTERS-5-DELETED: TopN report 3 deleted by the console
04:00:06: %TOPN_COUNTERS-5-DELETED: TopN report 4 deleted by the console
次に、番号 4 のレポートを消去する例を示します。
# clear top counters interface report 4

04:52:12: %TOPN_COUNTERS-5-KILLED: TopN report 4 killed by the console

Top-N レポートの機能履歴

次の表に、このモジュールで説明する機能のリリースおよび関連情報を示します。

これらの機能は、特に明記されていない限り、導入されたリリース以降のすべてのリリースで使用できます。

リリース

機能

機能情報

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

Top-N レポート

Top-N レポートを使用すると、スイッチ上の各物理ポートのデータを収集して分析できます。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェアイメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、https://cfnng.cisco.com/ に進みます。