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次に、EtherChannels の制約事項を示します。
EtherChannel のすべてのポートは同じ VLAN に割り当てるか、またはトランク ポートとして設定する必要があります。
EtherChannel は、スイッチ、ルータ、およびサーバ間にフォールトトレラントな高速リンクを提供します。EtherChannel を使用して、ワイヤリング クローゼットとデータセンター間の帯域幅を増やすことができます。さらに、ボトルネックが発生しやすいネットワーク上のあらゆる場所に EtherChannel を配置できます。EtherChannel は、他のリンクに負荷を再分散させることによって、リンク切断から自動的に回復します。リンク障害が発生した場合、EtherChannel は自動的に障害リンクからチャネル内の他のリンクにトラフィックをリダイレクトします。
EtherChannel は、単一の論理リンクにバンドルする個別のイーサネット リンクで構成されます。
EtherChannel は、スイッチ間またはスイッチとホスト間に、最大 8 Gb/s(ギガビット EtherChannel)または 80 Gb/s(10 ギガビット EtherChannel)の全二重帯域幅を提供します。
各 EtherChannel は、互換性のある設定のイーサネット ポートを 8 つまで使用して構成できます。
EtherChannel は、チャネル グループとポートチャネル インターフェイスから構成されます。チャネル グループはポートチャネル インターフェイスに物理ポートをバインドします。ポートチャネル インターフェイスに適用した設定変更は、チャネル グループにまとめてバインドされるすべての物理ポートに適用されます。
channel-group コマンドは、物理ポートおよびポートチャネル インターフェイスをまとめてバインドします。各 EtherChannel には 1 ~ 128 までの番号が付いたポートチャネル論理インターフェイスがあります。このポートチャネル インターフェイス番号は、channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで指定した番号に対応しています。
レイヤ 2 ポートの場合は、channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポートチャネル インターフェイスを動的に作成します。
また、interface port-channel port-channel-number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポートチャネル論理インターフェイスを手動で作成することもできます。ただし、その場合、論理インターフェイスを物理ポートにバインドするには、channel-group channel-group-number コマンドを使用する必要があります。channel-group-number は port-channel-number と同じ値に設定することも、違う値を使用することもできます。新しい番号を使用した場合、channel-group コマンドは動的に新しいポート チャネルを作成します。
レイヤ 3 ポートの場合は、interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンド、およびそのあとに no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、論理インターフェイスを手動で作成する必要があります。その後、channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、手動で EtherChannel にインターフェイスを割り当てます。
レイヤ 3 ポートでレイヤ 3 インターフェイスとしてインターフェイスを設定するには、no switchport インターフェイス コマンドを使用した上で channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して動的にポートチャネル インターフェイスを作成します。
ポート集約プロトコル(PAgP)はシスコ独自のプロトコルで、Cisco デバイスおよび PAgP をサポートするベンダーによってライセンス供与されたデバイスでのみ稼働します。PAgP を使用すると、イーサネット ポート間で PAgP パケットを交換することにより、EtherChannel を自動的に作成できます。PAgP はクロススタック EtherChannel でイネーブルにできます。
デバイスまたはデバイス スタックは PAgP を使用することによって、PAgP をサポートできるパートナーの識別情報、および各ポートの機能を学習します。次に、設定が類似している(スタック内の単一デバイス上の)ポートを、単一の論理リンク(チャネルまたは集約ポート)に動的にグループ化します。設定が類似しているポートをグループ化する場合の基準は、ハードウェア、管理、およびポート パラメータ制約です。たとえば、PAgP は速度、デュプレックス モード、ネイティブ VLAN、VLAN 範囲、トランキング ステータス、およびトランキング タイプが同じポートをグループとしてまとめます。リンクを EtherChannel にグループ化した後で、PAgP は単一デバイス ポートとして、スパニングツリーにそのグループを追加します。
[モード(Mode)] |
説明 |
---|---|
auto |
ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートは受信する PAgP パケットに応答しますが、PAgP パケット ネゴシエーションを開始することはありません。これにより、PAgP パケットの送信は最小限に抑えられます。 |
desirable |
ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートは PAgP パケットを送信することによって、相手ポートとのネゴシエーションを開始します。 |
スイッチ ポートは、auto モードまたは desirable モードに設定された相手ポートとだけ PAgP パケットを交換します。on モードに設定されたポートは、PAgP パケットを交換しません。
auto モードおよび desirable モードはともに、相手ポートとネゴシエーションして、ポート速度などの条件に基づいて(レイヤ 2 EtherChannel の場合は、トランク ステートおよび VLAN 番号などの基準に基づいて)、ポートで EtherChannel を形成できるようにします。
PAgP モードが異なっていても、モード間で互換性がある限り、ポートは EtherChannel を形成できます。次に例を示します。
desirable モードのポートは、desirable モードまたは auto モードの別のポートとともに EtherChannel を形成できます。
auto モードのポートは、desirable モードの別のポートとともに EtherChannel を形成できます。
どのポートも PAgP ネゴシエーションを開始しないため、auto モードのポートは、auto モードの別のポートとは EtherChannel を形成できません。
PAgP 対応のデバイスにスイッチを接続する場合、non-silent キーワードを使用すると、非サイレント動作としてスイッチ ポートを設定できます。auto モードまたは desirable モードとともに non-silent を指定しなかった場合は、サイレント モードが指定されていると見なされます。
サイレント モードを使用するのは、PAgP 非対応で、かつほとんどパケットを送信しないデバイスにスイッチを接続する場合です。サイレント パートナーの例は、トラフィックを生成しないファイル サーバ、またはパケット アナライザなどです。この場合、サイレント パートナーに接続された物理ポート上で PAgP を稼働させると、このスイッチ ポートが動作しなくなります。ただし、サイレントを設定すると、PAgP が動作してチャネル グループにポートを結合し、このポートが伝送に使用されます。
ネットワーク デバイスは、PAgP 物理ラーナーまたは集約ポート ラーナーに分類されます。物理ポートによってアドレスを学習し、その知識に基づいて送信を指示するデバイスは物理ラーナーです。集約(論理)ポートによってアドレスを学習するデバイスは、集約ポート ラーナーです。学習方式は、リンクの両端で同一の設定にする必要があります。
デバイスとそのパートナーが両方とも集約ポート ラーナーの場合、論理ポートチャネル上のアドレスを学習します。デバイスは EtherChannel のいずれかのポートを使用することによって、送信元にパケットを送信します。集約ポート ラーナーの場合、どの物理ポートにパケットが届くかは重要ではありません。
PAgP は、パートナー デバイスが物理ラーナーの場合およびローカル デバイスが集約ポート ラーナーの場合には自動検出できません。したがって、物理ポートでアドレスを学習するには、ローカル デバイスに手動で学習方式を設定する必要があります。また、負荷の分散方式を送信元ベース分散に設定して、指定された送信元 MAC アドレスが常に同じ物理ポートに送信されるようにする必要もあります。
グループ内の 1 つのポートですべての伝送を行うように設定して、他のポートをホット スタンバイに使用することもできます。選択された 1 つのポートでハードウェア信号が検出されなくなった場合は、数秒以内に、グループ内の未使用のポートに切り替えて動作させることができます。パケット伝送用に常に選択されるようにポートを設定するには、pagp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してプライオリティを変更します。プライオリティが高いほど、そのポートが選択される可能性が高まります。
(注) | CLI で physical-port キーワードを指定した場合でも、デバイスがサポートするのは、集約ポート上でのアドレス ラーニングのみです。pagp learn-method コマンドおよび pagp port-priority コマンドは、デバイスのハードウェアには作用しませんが、Catalyst 1900 スイッチなどの物理ポートによるアドレス ラーニングだけをサポートするデバイスと PAgP の相互運用性を確保するために必要です。 デバイスのリンク パートナーが物理ラーナーである場合、pagp learn-method physical-port インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して物理ポート ラーナーとしてデバイスを設定することを推奨します。送信元 MAC アドレスに基づいて負荷の分散方式を設定するには、port-channel load-balance src-mac グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。すると、デバイスは送信元アドレスを学習した EtherChannel 内の同じポートを使用して、物理ラーナーにパケットを送信します。pagp learn-method コマンドは、このような場合のみ使用してください。 |
ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)および Cisco Discovery Protocol(CDP)は、EtherChannel の物理ポートを使用してパケットを送受信します。トランク ポートは、番号が最も小さい VLAN 上で PAgP プロトコル データ ユニット(PDU)を送受信します。
レイヤ 2 EtherChannel では、チャネル内で最初に起動するポートが EtherChannel に MAC アドレスを提供します。このポートがバンドルから削除されると、バンドル内の他のポートの 1 つが EtherChannel に MAC アドレスを提供します。レイヤ 3 EtherChannel の場合は、(interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して)ポートが作成された直後に、アクティブなデバイスによって MAC アドレスが割り当てられます。
PAgP が PAgP PDU を送受信するのは、PAgP が auto モードまたは desirable モードでイネーブルになっている、稼働状態のポート上だけです。
LACP は IEEE 802.3ad で定義されており、Cisco デバイスが IEEE 802.3ad プロトコルに適合したデバイス間のイーサネット チャネルを管理できるようにします。LACP を使用すると、イーサネット ポート間で LACP パケットを交換することにより、EtherChannel を自動的に作成できます。
デバイスまたはデバイス スタックは LACP を使用することによって、LACP をサポートできるパートナーの識別情報、および各ポートの機能を学習します。次に、設定が類似しているポートを単一の倫理リンク(チャネルまたは集約ポート)に動的にグループ化します。設定が類似しているポートをグループ化する場合の基準は、ハードウェア、管理、およびポート パラメータ制約です。たとえば、LACP は速度、デュプレックス モード、ネイティブ VLAN、VLAN 範囲、トランキング ステータス、およびトランキング タイプが同じポートをグループとしてまとめます。リンクをまとめて EtherChannel を形成した後で、LACP は単一デバイス ポートとして、スパニングツリーにそのグループを追加します。
ポート チャネル内のポートの独立モード動作が変更されます。CSCtn96950 では、デフォルトでスタンドアロン モードが有効になっています。LACP ピアから応答が受信されない場合、ポート チャネル内のポートは中断状態に移動されます。
[モード(Mode)] |
説明 |
---|---|
active |
ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートは LACP パケットを送信することによって、相手ポートとのネゴシエーションを開始します。 |
passive |
ポートはパッシブ ネゴシエーション ステートになります。この場合、ポートは受信する LACP パケットに応答しますが、LACP パケット ネゴシエーションを開始することはありません。これにより、LACP パケットの送信を最小限に抑えます。 |
active モードおよび passive LACP モードはともに、相手ポートとネゴシエーションして、ポート速度などの条件に基づいて(レイヤ 2 EtherChannel の場合は、トランク ステートおよび VLAN 番号などの基準に基づいて)、ポートで EtherChannel を形成できるようにします。
LACP モードが異なっていても、モード間で互換性がある限り、ポートは EtherChannel を形成できます。次に例を示します。
LACP ポートチャネルの最小リンクおよび LACP の最大バンドルの機能を使用して、LACP ポートチャネル動作、帯域幅の可用性およびリンク冗長性をさらに高めることができます。
LACP ポートチャネルの最小リンク機能:
LACP ポート チャネルでリンクし、バンドルする必要があるポートの最小数を設定します。
低帯域幅の LACP ポート チャネルがアクティブにならないようにします。
必要な最低帯域幅を提供する十分なアクティブ メンバ ポートがない場合、LACP ポート チャネルが非アクティブになるようにします。
LACP の最大バンドル機能:
DTP および CDP は、EtherChannel の物理ポートを介してパケットを送受信します。トランク ポートは、番号が最も小さい VLAN 上で LACP PDU を送受信します。
レイヤ 2 EtherChannel では、チャネル内で最初に起動するポートが EtherChannel に MAC アドレスを提供します。このポートがバンドルから削除されると、バンドル内の他のポートの 1 つが EtherChannel に MAC アドレスを提供します。レイヤ 3 EtherChannel の場合は、interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドでインターフェイスが作成された直後に、アクティブなデバイスによって MAC アドレスが割り当てられます。
LACP が LACP PDU を送受信するのは、LACP が active モードまたは passive モードでイネーブルになっている稼働状態のポートとの間だけです。
EtherChannel の on モードは、EtherChannel の手動設定に使用します。on モードを使用すると、ポートはネゴシエーションせずに強制的に EtherChannel に参加します。リモート デバイスが PAgP や LACP をサポートしていない場合にこの on モードが役立ちます。on モードでは、リンクの両端のデバイスが on モードに設定されている場合のみ EtherChannel を使用できます。
同じチャネル グループの on モードで設定されたポートは、速度やデュプレックスのようなポート特性に互換性を持たせる必要があります。on モードで設定されている場合でも、互換性のないポートは suspended ステートになります。
注意 | on モードの使用には注意が必要です。これは手動の設定であり、EtherChannel の両端のポートには、同一の設定が必要です。グループの設定を誤ると、パケット損失またはスパニングツリー ループが発生することがあります。 |
EtherChannel は、フレーム内のアドレスに基づいて形成されたバイナリ パターンの一部を、チャネル内の 1 つのリンクを選択する数値に縮小することによって、チャネル内のリンク間でトラフィックのロード バランシングを行います。MAC アドレス、IP アドレス、送信元アドレス、宛先アドレス、または送信元と宛先両方のアドレスに基づいた負荷分散など、複数の異なるロードバランシング モードから 1 つを指定できます。選択したモードは、デバイス上で設定されているすべての EtherChannel に適用されます。
(注) | レイヤ 3 等コスト マルチ パス(ECMP)のロード バランシングは、送信元 IP アドレス、宛先 IP アドレス、送信元ポート、宛先ポート、およびレイヤ 4 プロトコルに基づいています。フラグメント化されたパケットは、これらのパラメータを使用して計算されたアルゴリズムに基づいて 2 つの異なるリンクで処理されます。これらのパラメータのいずれかを変更すると、ロード バランシングが実行されます。 |
送信元 MAC アドレス転送の場合、EtherChannel に転送されたパケットは、着信パケットの送信元 MAC アドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。したがって、ロード バランシングを行うために、送信元ホストが異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートを使用しますが、送信元ホストが同じパケットは同じチャネル ポートを使用します。
宛先 MAC アドレス転送の場合、EtherChannel に転送されたパケットは、着信パケットの宛先ホストの MAC アドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。したがって、宛先が同じパケットは同じポートに転送され、宛先の異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートに転送されます。
送信元および宛先 MAC アドレス転送の場合、EtherChannel に転送されたパケットは、送信元および宛先の両方の MAC アドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。この転送方式は、負荷分散の送信元 MAC アドレス転送方式と宛先 MAC アドレス転送方式を組み合わせたものです。特定のデバイスに対して送信元 MAC アドレス転送と宛先 MAC アドレス転送のどちらが適切であるかが不明な場合に使用できます。送信元および宛先 MAC アドレス転送の場合、ホスト A からホスト B、ホスト A からホスト C、およびホスト C からホスト B に送信されるパケットは、それぞれ異なるチャネル ポートを使用できます。
送信元 IP アドレスベース転送の場合、パケットは、着信パケットの送信元 IP アドレスに基づいて EtherChannel ポート間で分配されます。ロード バランシングを行うために、IP アドレスが異なるパケットはチャネルでそれぞれ異なるポートを使用しますが、IP アドレスが同じパケットはチャネルで同じポートを使用します。
宛先 IP アドレスベース転送の場合、パケットは着信パケットの宛先 IP アドレスに基づいて EtherChannel ポート間で分配されます。ロード バランシングを行うために、同じ送信元 IP アドレスから異なる宛先 IP アドレスに送信されるパケットは、チャネルの異なるチャネル ポートに送信できます。異なる送信元 IP アドレスから同じ宛先 IP アドレスに送信されるパケットは、常にチャネルの同じポートに送信されます。
送信元と宛先 IP アドレスベース転送の場合、パケットは着信パケットの送信元および宛先の両方の IP アドレスに基づいて EtherChannel ポート間で分配されます。この転送方式は、送信元 IP アドレスベース転送方式と宛先 IP アドレスベース転送方式を組み合わせたもので、特定のデバイスに対して送信元 IP アドレスベース転送と宛先 IP アドレスベース転送のどちらが適切であるか不明な場合に使用できます。この方式では、IP アドレス A から IP アドレス B に、IP アドレス A から IP アドレス C に、および IP アドレス C から IP アドレス B に送信されるパケットは、それぞれ異なるチャネル ポートを使用できます。
ロードバランシング方式には異なる利点があるため、ネットワーク内のデバイスの位置、および負荷分散が必要なトラフィックの種類に基づいて特定のロードバランシング方式を選択する必要があります。
設定で一番種類が多くなるオプションを使用してください。たとえば、チャネル上のトラフィックが単一 MAC アドレスを宛先とする場合、宛先 MAC アドレスを使用すると、チャネル内の同じリンクが常に選択されます。ただし、送信元アドレスまたは IP アドレスを使用した方が、ロードバランシングの効率がよくなる場合があります。
EtherChannel に加入しているポートが含まれているスタック メンバに障害が発生したり、スタックを離れると、アクティブなデバイスにより、障害が発生したスタック デバイス メンバ ポートが削除されます。EtherChannel に残っているポートがある場合、接続は引き続き確保されます。
デバイスが既存のスタックに追加されると、新しいデバイスがアクティブなデバイスから実行コンフィギュレーションを受信し、EtherChannel 関連のスタック コンフィギュレーションで更新されます。スタック メンバでは、動作情報(動作中で、チャネルのメンバであるポートのリスト)も受信します。
2 つのスタック間で設定されている EtherChannel がマージされた場合、セルフループ ポートになります。スパニングツリーにより、この状況が検出され、必要な動作が発生します。権利を獲得したデバイス スタックにある PAgP 設定または LACP 設定は影響を受けませんが、権利を失った デバイス スタックの PAgP 設定または LACP 設定は、スタックのリブート後に失われます。
PAgP では、アクティブ デバイスに障害が発生するか、スタックを離れた場合、スタンバイ デバイスが新しいアクティブ デバイスになります。新しいアクティブ デバイスはアクティブ デバイスの該当項目にスタック メンバの設定を同期します。PAgP 設定は、EtherChannel に古いアクティブ デバイス上にあるポートがない限り、アクティブ デバイスの変更後も影響を受けません。
LACP の場合、システム ID は、アクティブ デバイスから取得したスタック MAC アドレスが使用されます。アクティブ デバイスに障害が発生したり、スタックを離れ、スタンバイ デバイスが新しいアクティブ デバイスが変更になっても、LACP システム ID は変更されません。デフォルトでは、LACP 設定はアクティブ デバイスの変更後も影響を受けません。
機能 |
デフォルト設定 |
---|---|
チャネル グループ |
割り当てなし |
ポートチャネル論理インターフェイス |
未定義 |
PAgP モード |
デフォルトなし。 |
PAgP 学習方式 |
すべてのポートで集約ポート ラーニング |
PAgP プライオリティ |
すべてのポートで 128 |
LACP モード |
デフォルトなし。 |
LACP 学習方式 |
すべてのポートで集約ポート ラーニング |
LACP ポート プライオリティ |
すべてのポートで 32768 |
LACP システム プライオリティ |
32768 |
LACP システム ID |
LACP システムのプライオリティ、デバイスまたはスタックの MAC アドレス。 |
ロード バランシング |
デバイス上での負荷分散は着信パケットの送信元 MAC アドレスに基づきます。 |
EtherChannel ポートを正しく設定していない場合は、ネットワーク ループおよびその他の問題を回避するために、一部の EtherChannel インターフェイスが自動的にディセーブルになります。設定上の問題を回避するために、次の注意事項に従ってください。
デバイスまたはデバイス スタック上では、64 を超える EtherChannel を設定しないでください。
PAgP EtherChannel は、同じタイプのイーサネット ポートを 8 つまで使用して設定します。
同じタイプのイーサネット ポートを最大で 16 個備えた LACP EtherChannel を設定してください。最大 8 つのポートを active モードに、最大 8 つのポートを standby モードにできます。
EtherChannel 内のすべてのポートを同じ速度および同じデュプレックス モードで動作するように設定します。
EtherChannel 内のすべてのポートをイネーブルにします。shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドによってディセーブルにされた EtherChannel 内のポートは、リンク障害として扱われます。そのポートのトラフィックは、EtherChannel 内の他のポートの 1 つに転送されます。
1 つのポートが複数の EtherChannel グループのメンバになるように設定しないでください。
EtherChannel は、PAgP と LACP の両方のモードには設定しないでください。PAgP および LACP を実行している EtherChannel グループはスタックの同一デバイス、または異なるデバイスで共存できます。個々の EtherChannel グループは PAgP または LACP のいずれかを実行できますが、相互運用することはできません。
アクティブまたはアクティブでない EtherChannel メンバであるポートを IEEE 802.1x ポートとして設定しないでください。EtherChannel ポートで IEEE 802.1x をイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、IEEE 802.1x はイネーブルになりません。
EtherChannel がデバイス インターフェイス上に設定されている場合、dot1x system-auth-control グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、IEEE 802.1x をデバイス上でグローバルにイネーブルにする前に、EtherChannel の設定をインターフェイスから削除します。
レイヤ 2 EtherChannels を設定する場合は、次の注意事項に従ってください。
EtherChannel 内のすべてのポートを同じ VLAN に割り当てるか、またはトランクとして設定してください。複数のネイティブ VLAN に接続されるポートは、EtherChannel を形成できません。
EtherChannel は、トランキング レイヤ 2 EtherChannel 内のすべてのポート上で同じ VLAN 許容範囲をサポートしています。VLAN 許容範囲が一致していないと、PAgP が auto モードまたは desirable モードに設定されていても、ポートは EtherChannel を形成しません。
スパニングツリー パス コストが異なるポートは、設定上の矛盾がない限り、EtherChannel を形成できます。異なるスパニングツリー パス コストを設定すること自体は、EtherChannel を形成するポートの矛盾にはなりません。
Auto-LAG 機能は、スイッチに接続されたポートで EtherChannel を自動的に作成できる機能です。デフォルトでは、Auto-LAG がグローバルに無効にされ、すべてのポート インターフェイスで有効になっています。Auto-LAG は、グローバルに有効になっている場合にのみ、スイッチに適用されます。
Auto-LAG をグローバルに有効にすると、次のシナリオが可能になります。
パートナー ポート インターフェイス上に EtherChannel が設定されている場合、すべてのポート インターフェイスが自動 EtherChannel の作成に参加します。詳細については、次の表「アクターとパートナー デバイス間でサポートされる Auto-LAG 設定」を参照してください。
すでに手動 EtherChannel の一部であるポートは、自動 EtherChannel の作成に参加することはできません。
Auto-LAG がすでに自動で作成された EtherChannel の一部であるポート インターフェイスで無効になっている場合、ポート インターフェイスは自動 EtherChannel からバンドル解除されます。
次の表に、アクターとパートナー デバイス間でサポートされる Auto-LAG 設定を示します。
アクター/パートナー |
Active |
パッシブ |
Auto |
Active |
○ |
○ |
○ |
パッシブ |
[はい(Yes)] |
[いいえ(No)] |
○ |
Auto |
○ |
○ |
○ |
Auto-LAG をグローバルに無効にすると、自動で作成されたすべての Etherchannel が手動 EtherChannel になります。
既存の自動で作成された EtherChannel で設定を追加することはできません。追加するには、最初に port-channel<channel-number>persistent を実行して、手動 EtherChannel に変換する必要があります。
(注) | Auto-LAG は自動 EtherChannel の作成に LACP プロトコルを使用します。一意のパートナー デバイスで自動的に作成できる EtherChannel は 1 つだけです。 |
Auto-LAG 機能を設定するときには、次の注意事項に従ってください。
Auto-LAG がグローバルで有効な場合、およびポート インターフェイスで有効な場合に、ポート インターフェイスを自動 EtherChannel のメンバーにしたくない場合は、ポート インターフェイスで Auto-LAG を無効にします。
ポート インターフェイスは、すでに手動 EtherChannel のメンバーである場合、自動 EtherChannel にバンドルされません。自動 EtherChannel にバンドルされるようにするには、まずポート インターフェイスで手動 EtherChannel のバンドルを解除します。
Auto-LAG が有効になり、自動 EtherChannel が作成されると、同じパートナー デバイスで複数の EtherChannel を手動で作成できます。ただし、デフォルトでは、ポートはパートナー デバイスで自動 EtherChannel の作成を試行します。
Auto-LAG は、レイヤ 2 EtherChannel でのみサポートされています。レイヤ 3 インターフェイスおよびレイヤ 3 EtherChannel ではサポートされていません。
Auto-LAG は、Cross-Stack EtherChannel でサポートされています。
EtherChannel の設定後、ポートチャネル インターフェイスに適用した設定変更は、そのポートチャネル インターフェイスに割り当てられたすべての物理ポートに適用されます。また、物理ポートに適用した設定変更は、設定を適用したポートだけに作用します。
レイヤ 2 EtherChannel を設定するには、channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、チャネル グループにポートを割り当てます。このコマンドにより、ポートチャネル論理インターフェイスが自動的に作成されます。
レイヤ 3 EtherChannel にイーサネット ポートを割り当てるには、この手順を実行します。この手順は必須です。
複数の異なる転送方式の 1 つを使用するように EtherChannel ロードバランシングを設定できます。
このタスクはオプションです。
ロードバランシング方式を組み合わせて使用する場合には、拡張ロードバランシングを設定します。
このタスクはオプションです。
このタスクはオプションです。
LACP がイネーブルの場合、ソフトウェアはデフォルトで、チャネルにおける LACP 互換ポートの最大数(最大 16 個のポート)の設定を試みます。一度にアクティブにできる LACP リンクは 8 つだけです。残りの 8 個のリンクがホット スタンバイ モードになります。アクティブ リンクの 1 つが非アクティブになると、ホット スタンバイ モードのリンクが代わりにアクティブになります。
チャネルでアクティブ ポートの最大数を指定することでデフォルト動作を上書きできます。この場合、残りのポートがホット スタンバイ ポートになります。たとえばチャネルで最大 5 個のポートを指定した場合、11 個までのポートがホット スタンバイ ポートになります。
9 つ以上のリンクが EtherChannel グループとして設定された場合、ソフトウェアは LACP プライオリティに基づいてアクティブにするホット スタンバイ ポートを決定します。ソフトウェアは、LACP を操作するシステム間のすべてのリンクに、次の要素(プライオリティ順)で構成された一意のプライオリティを割り当てます。
プライオリティの比較においては、数値が小さいほどプライオリティが高くなります。プライオリティは、ハードウェア上の制約がある場合に、すべての互換ポートが集約されないように、スタンバイ モードにするポートを決定します。
アクティブ ポートかホット スタンバイ ポートかを判別するには、次の(2 つの)手順を使用します。まず、数値的に低いシステム プライオリティとシステム ID を持つシステムの方を選びます。次に、ポート プライオリティおよびポート番号の値に基づいて、そのシステムのアクティブ ポートとホット スタンバイ ポートを決定します。他のシステムのポート プライオリティとポート番号の値は使用されません。
ソフトウェアのアクティブおよびスタンバイ リンクの選択方法に影響を与えるように、LACP システム プライオリティおよび LACP ポート プライオリティのデフォルト値を変更できます。
ポート チャネルで許可されるバンドル化された LACP ポートの最大数を指定すると、ポート チャネル内の残りのポートがホット スタンバイ ポートとして指定されます。
ポート チャネルの LACP ポートの最大数を設定するには、特権 EXEC モードで開始して、次の手順に従います。この手順は任意です。
ポート チャネルのスタンドアロン EtherChannel メンバー ポート ステートをディセーブルにするには、ポート チャネル インターフェイスで次の作業を行います。
リンク アップ状態で、リンク アップ ステートに移行するポート チャネル インターフェイスの EtherChannel でバンドルする必要のあるアクティブ ポートの最小数を指定できます。EtherChannel の最小リンクを使用して、低帯域幅 LACP EtherChannel がアクティブになることを防止できます。また、LACP EtherChannel にアクティブ メンバー ポートが少なすぎて、必要な最低帯域幅を提供できない場合、この機能により LACP EtherChannel が非アクティブになります。
ポート チャネルに必要なリンクの最小数を設定する。次の作業を実行します。
lacp system-priority グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、LACP をイネーブルにしているすべての EtherChannel に対してシステム プライオリティを設定できます。LACP を設定済みの各チャネルに対しては、システム プライオリティを設定できません。デフォルト値を変更すると、ソフトウェアのアクティブおよびスタンバイ リンクの選択方法に影響します。
show etherchannel summary 特権 EXEC コマンドを使用して、ホット スタンバイ モードのポートを確認できます(ポートステート フラグが H になっています)。
LACP システム プライオリティを設定するには、次の手順に従います。この手順は任意です。
デフォルトでは、すべてのポートは同じポート プライオリティです。ローカル システムのシステム プライオリティおよびシステム ID の値がリモート システムよりも小さい場合は、LACP EtherChannel ポートのポート プライオリティをデフォルトよりも小さな値に変更して、最初にアクティブになるホットスタンバイ リンクを変更できます。ホット スタンバイ ポートは、番号が小さい方が先にチャネルでアクティブになります。show etherchannel summary 特権 EXEC コマンドを使用して、ホット スタンバイ モードのポートを確認できます(ポートステート フラグが H になっています)。
(注) | LACP がすべての互換ポートを集約できない場合(たとえば、ハードウェアの制約が大きいリモート システム)、EtherChannel 中でアクティブにならないポートはすべてホット スタンバイ ステートになり、チャネル化されたポートのいずれかが機能しない場合に限り使用されます。 |
LACP ポート プライオリティを設定するには、次の手順に従います。この手順は任意です。
LACP タイマー レートを変更することにより、LACP タイムアウトの時間を変更することができます。lacp rate コマンドを使用すれば、LACP がサポートされているインターフェイスで受信される LACP 制御パケットのレートを設定できます。タイムアウト レートは、デフォルトのレート(30 秒)から高速レート(1 秒)に変更することができます。このコマンドは、LACP がイネーブルになっているインターフェイスでのみサポートされます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | enable 例:
Device> enable
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 | ||
ステップ 2 | configureterminal 例: Device# configure terminal | |||
ステップ 3 | interface interface-id 例: Device(config)# interface gigabitethernet 1/0/1
|
Auto-LAG を有効にするポート インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 4 | [no] channel-group auto 例: Device(config-if)# channel-group auto
|
(任意)個々のポート インターフェイスで Auto-LAG 機能を有効にします。個々のポート インターフェイス上で Auto-LAG 機能を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
| ||
ステップ 5 | end 例: Device(config-if)# end
|
特権 EXEC モードに戻ります。 | ||
ステップ 6 | show etherchannel
auto 例: Device# show etherchannel auto
|
EtherChannel が自動的に作成されたことが表示されます。 |
自動で作成された EtherChannel を手動のものに変更し、既存の EtherChannel に設定を追加するには、persistence コマンドを使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例:
Device> enable
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 | port-channel channel-numberpersistent 例: Device# port-channel 1 persistent
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自動で作成された EtherChannel を手動のものに変更し、EtherChannel に設定を追加することができます。 |
ステップ 3 | show etherchannel summary 例: Device# show etherchannel summary
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EtherChannel 情報を表示します。 |
コマンド(Command) |
説明 |
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clear lacp { channel-group-number counters | counters} |
LACP チャネル グループ情報およびトラフィック カウンタをクリアします。 |
clear pagp { channel-group-number counters | counters} |
PAgP チャネル グループ情報およびトラフィック カウンタをクリアします。 |
show etherchannel [ channel-group-number {detail | load-balance | port | port-channel | protocol | summary}] [detail | load-balance | port | port-channel | protocol | auto | summary] |
EtherChannel 情報が簡潔、詳細に、1 行のサマリー形式で表示されます。負荷分散方式またはフレーム配布方式、ポート、ポート チャネル、プロトコル、および Auto-LAG 情報も表示されます。 |
show pagp [ channel-group-number] {counters | internal | neighbor} |
トラフィック情報、内部 PAgP 設定、ネイバー情報などの PAgP 情報が表示されます。 |
show pagp [channel-group-number] dual-active |
デュアルアクティブ検出ステータスが表示されます。 |
show lacp [channel-group-number] {counters | internal | neighbor | sys-id} |
トラフィック情報、内部 LACP 設定、ネイバー情報などの LACP 情報が表示されます。 |
show running-config |
設定エントリを確認します。 |
show etherchannel load-balance |
ポート チャネル内のポート間のロード バランシング、またはフレーム配布方式を表示します。 |
この例では、スタック内の 1 つのデバイスに EtherChannel を設定する例を示します。2 つのポートを VLAN 10 のスタティック アクセス ポートとして、PAgP モードが desirable であるチャネル 5 に割り当てます。
Device# configure terminal Device(config)# interface range gigabitethernet2/0/1 -2 Device(config-if-range)# switchport mode access Device(config-if-range)# switchport access vlan 10 Device(config-if-range)# channel-group 5 mode desirable non-silent Device(config-if-range)# end
この例では、スタック内の 1 つのデバイスに EtherChannel を設定する例を示します。2 つのポートは VLAN 10 のスタティックアクセス ポートとして、LACP モードが active であるチャネル 5 に割り当てられます。 active:
Device# configure terminal Device(config)# interface range gigabitethernet2/0/1 -2 Device(config-if-range)# switchport mode access Device(config-if-range)# switchport access vlan 10 Device(config-if-range)# channel-group 5 mode active Device(config-if-range)# end
次の例では、クロススタック EtherChannel を設定する方法を示します。LACP パッシブ モードを使用して、VLAN 10 内のスタティックアクセス ポートとしてスタック メンバ 1 のポートを 2 つ、スタック メンバ 2 のポートを 1 つチャネル 5 に割り当てます。
Device# configure terminal Device(config)# interface range gigabitethernet2/0/4 -5 Device(config-if-range)# switchport mode access Device(config-if-range)# switchport access vlan 10 Device(config-if-range)# channel-group 5 mode passive Device(config-if-range)# exit Device(config)# interface gigabitethernet3/0/3 Device(config-if)# switchport mode access Device(config-if)# switchport access vlan 10 Device(config-if)# channel-group 5 mode passive Device(config-if)# exit
PoE または LACP ネゴシエーションのエラーは、スイッチからアクセスポイント(AP )に 2 つのポートを設定した場合に発生する可能性があります。このシナリオは、ポート チャネルの設定をスイッチ側で行うと回避できます。詳細については、次の例を参照してください。
interface Port-channel1 switchport access vlan 20 switchport mode access switchport nonegotiate no port-channel standalone-disable <--this one spanning-tree portfast
(注) | ポートがポートのフラッピングに関する LACP エラーを検出した場合は、次のコマンドも含める必要があります。 no errdisable detect cause pagp-flap |
この例では、レイヤ 3 インターフェイスの設定方法を示します。2 つのポートは、LACP モードが active であるチャネル 5 に割り当てられます。
Device# configure terminal Device(config)# interface range gigabitethernet2/0/1 -2 Device(config-if-range)# no ip address Device(config-if-range)# no switchport Device(config-if-range)# channel-group 5 mode active Device(config-if-range)# end
この例では、クロススタック レイヤ 3 EtherChannel の設定方法を示します。スタック メンバー 2 の 2 つのポートとスタック メンバー 3 の 1 つのポートは、LACP active モードでチャネル 7 に割り当てられます。
Device# configure terminal Device(config)# interface range gigabitethernet2/0/4 -5 Device(config-if-range)# no ip address Device(config-if-range)# no switchport Device(config-if-range)# channel-group 7 mode active Device(config-if-range)# exit Device(config)# interface gigabitethernet3/0/3 Device(config-if)# no ip address Device(config-if)# no switchport Device(config-if)# channel-group 7 mode active Device(config-if)# exit
この例では、少なくとも 3 個のアクティブ ポートがある場合にアクティブ化される EtherChannel を設定する例を示します(ポート チャネル 2)。これは、7 個のアクティブ ポートとホット スタンバイ ポートとしての最大 9 個の残りのポートから構成されます。
Device# configure terminal Device(config)# interface port-channel 2 Device(config-if)# port-channel min-links 3 Device(config-if)# lacp max-bundle 7
次に、スイッチに Auto-LAG を設定する例を示します。
デバイス> enable デバイス# configure terminal デバイス (config)# port-channel auto デバイス (config-if)# end デバイス# show etherchannel auto
次の例は、自動的に作成された EtherChannel の概要を示します。
デバイス# show etherchannel auto
Flags: D - down P - bundled in port-channel
I - stand-alone s - suspended
H - Hot-standby (LACP only)
R - Layer3 S - Layer2
U - in use f - failed to allocate aggregator
M - not in use, minimum links not met
u - unsuitable for bundling
w - waiting to be aggregated
d - default port
A - formed by Auto LAG
Number of channel-groups in use: 1
Number of aggregators: 1
Group Port-channel Protocol Ports
------+-------------+-----------+-----------------------------------------------
1 Po1(SUA) LACP Gi1/0/45(P) Gi2/0/21(P) Gi3/0/21(P)
次の例は、port-channel 1 persistent コマンドを実行した後の自動 EtherChannel の概要を示します。
デバイス# port-channel 1 persistent デバイス# show etherchannel summary Switch# show etherchannel summary Flags: D - down P - bundled in port-channel I - stand-alone s - suspended H - Hot-standby (LACP only) R - Layer3 S - Layer2 U - in use f - failed to allocate aggregator M - not in use, minimum links not met u - unsuitable for bundling w - waiting to be aggregated d - default port A - formed by Auto LAG Number of channel-groups in use: 1 Number of aggregators: 1 Group Port-channel Protocol Ports ------+-------------+-----------+----------------------------------------------- 1 Po1(SU) LACP Gi1/0/45(P) Gi2/0/21(P) Gi3/0/21(P)
関連項目 | 参照先 |
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この章で使用するコマンドの完全な構文および使用方法の詳細。 |
Command Reference (Catalyst 9300 Series Switches) の「Layer 2/3 Commands」の項を参照してください |
標準/RFC | 役職(Title) |
---|---|
なし |
— |
MIB | MIB リンク |
---|---|
本リリースでサポートするすべての MIB |
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
説明 | リンク |
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リリース |
変更箇所 |
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Cisco IOS XE Everest 16.5.1a |
この機能が導入されました。 |