この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco MDS 9000 NX-OS ソフトウェアは、効率的なストレージ エリア ネットワークの管理を可能にするインテリジェント ストレージ サービスをサポートします。インテリジェント ストレージ サービスは、Small Computer System Interface(SCSI)フロー サービス、SCSI フロー統計情報、およびファイバ チャネル書き込みアクセラレーション(FC-WA)などのストレージ サービス モジュール(SSM)で利用できます。
これらの機能は、特定の発信側とターゲットのペアについて SCSI 入出力のフローを識別します。FC-WA 機能は、この情報を使用して特定の発信側とターゲットのペアについて高度な入出力の統計情報を収集します。FC-WA 機能によって、長距離の入出力の遅延が減少します。収集された高度な入出力の統計情報は、発信側とターゲットのペアのストレージ パフォーマンスの評価に使用されます。
Small Computer System Interface(SCSI)機能によって、ストレージ ネットワーク リソースをよりよく利用できるようになり、別個の WAN および MAN インフラストラクチャを並列させる必要がなくなります。ユーザは、既存の IP ネットワーク上のホストをストレージ ネットワークに接続できます。この機能はデータ転送に TCP/IP を使用しているため、データは、イーサネットなどの既存の IP ベースのホスト接続で転送されます。
SCSI フロー サービスおよび統計情報の設定については、Chapter2, “SCSI フロー サービスと統計情報の設定”を参照してください。
ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション(FC-WA)は、アプリケーション遅延を最小にしたり、長距離の 1 秒間のトランザクション数を削減します。同期データ レプリケーションを行う場合に FC-WA を使用すると、レプリケーション距離が伸び、有効遅延が短縮されて、パフォーマンスが向上します。この機能を利用するには、発信側およびターゲット デバイスを SSM に直接接続する必要があります。
ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの設定については、Chapter3, “ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの設定” を参照してください。