デバイス パッケージについて
Application Policy Infrastructure Controller(APIC)は、サービス デバイスの設定およびモニタリングにデバイス パッケージを必要とします。APIC にサービスの機能を追加するには、 デバイス パッケージを使用します。デバイス パッケージは、単一クラスのサービス デバイスを管理し、デバイスとその機能に関する情報を APIC に提供します。デバイス パッケージは次の項目を含む zip ファイルです。
デバイス仕様 |
次を定義する XML ファイル:
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デバイス スクリプト |
APIC とデバイスのやりとりに使用される Python スクリプト。APIC イベントは、デバイス スクリプトで定義した機能呼び出しにマッピングされます。デバイス パッケージには、複数のデバイス スクリプトを含めることができます。デバイス スクリプトは、REST、SSH、または、同様のメカニズムを使用して、デバイスと連携できます。 |
機能プロファイル |
ベンダーによって指定されたデフォルト値を持つ機能パラメータ。これらのデフォルト値を使用するように機能を設定できます。 |
デバイスレベル設定パラメータ |
デバイスに必要なパラメータを指定するコンフィギュレーション ファイル。この設定は、デバイスを使用している 1 つ以上のグラフで共有できます。 |
デバイス パッケージを作成できます。または、デバイス ベンダーか Cisco によって提供されるものを使用できます。
次の図では、デバイス パッケージと APIC の関係について説明します:
デバイスのスクリプトでの機能は、次のカテゴリに分類されます。
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デバイス/インフラストラクチャ — デバイス レベルの設定とモニタリングを行うため
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サービス イベント — デバイス上でサーバのロード バランサまたはセキュア ソケット レイヤなどの機能を設定するため
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エンドポイント/ネットワーク イベント — エンドポイントとネットワークの接続/接続解除イベントを処理するため
APIC は、デバイス パッケージで提供されたデバイス構成モデルを使用して、デバイス スクリプトに適切な構成を渡します。デバイス スクリプト ハンドラは、REST または CLI インターフェイスを使用してデバイスと連解します。
デバイス パッケージにより、管理者は次のサービスの管理を自動化することができます。
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デバイスの接続と切断
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エンドポイントの接続と切断
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サービス グラフのレンダリング
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ヘルス モニタリング
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アラーム、通知、ロギング
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カウンタ
デバイス パッケージとデバイス パッケージを作成する方法の詳細については、『Cisco APIC Layer 4 to Layer 7 Device Package Development Guide』を参照してください。