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目次
この章の内容は、次のとおりです。
次の表に、ポート プロファイルの動作を示します。
状態 |
動作 |
---|---|
ディセーブル(デフォルト) |
ディセーブルの場合、ポート プロファイルは次のように動作します。 |
有効 |
イネーブルの場合、ポート プロファイルは次のように動作します。 |
vEthernet ポート プロファイルのスタティック、ダイナミック、またはエフェメラル ポート バインディングを設定できます。 次の表に、ポートが VMware ポート グループ内で割り当てられる方法を、この設定がどのように制御するか示します。
タイプ |
動作 |
||
---|---|---|---|
Static(デフォルト) |
DVPortID は、ポートに最初にポート グループを割り当てたときにポート グループ プールから割り当てられます。 DVPortID は、ネットワーク アダプタが存続する間、存続します。 ポート グループのポート数は固定です。 |
||
Dynamic |
ダイナミック ポート プロファイルが企業の vCenter サーバに関連付けられているかどうかを確認してください。 DVPortID が仮想マシンに割り当てられるのは、仮想マシンの電源がオンになったときに、NIC が接続状態である場合だけです。 DVPortID は仮想マシンの電源がオフになるか、または仮想マシンの NIC の接続が切断されると解放されます。 仮想マシンの接続先のポート グループでダイナミック バインディングが設定されている場合は、電源のオンとオフは VMware vCenter サーバを通して行う必要があります。 ダイナミック バインディングを使用できるのは、使用可能なポート数よりも多くの仮想マシンがあるが、使用可能なポート数よりも多くの仮想マシンをアクティブにする計画がない場合です。 たとえば、300 個の仮想マシンと 100 個のポートがあるが、一度に 90 個を超える仮想マシンをアクティブにすることがない場合は、ダイナミック バインディングがポート グループに適しています。 |
||
Ephemeral |
VM の電源が投入されるたびに新しい DVPortID がポートに割り当てられます。 ポートは、VM が稼働中の間、この同じ DVPortID を保持します。 使用可能なすべての DVS ポートは共有されます。 ポートは、ポート グループ プールから割り当てられるのではありません。
|
次の表に、ポート プロファイル設定のデフォルト設定を示します。
パラメータ |
デフォルト |
---|---|
capability l3control |
No |
description |
- |
administrative state |
すべてのポートがディセーブル |
switchport mode(access または trunk) |
access |
system vlan vlan_list |
- |
type |
vethernet |
access port vlan |
VLAN 1 |
max-ports |
32 |
min-ports |
32 |
vEthernet port-bindings |
スタティック |
IEEE 802.1Q 標準に従って、最大 128 個のアクティブ VLAN がサポートされ、VLAN の有効範囲は 1 ~ 4094 です。 次の表に、使用可能な VLAN 範囲および用途について説明します。
VLAN 番号 | 範囲 | 使用方法 |
---|---|---|
1 |
標準 |
シスコのデフォルトです。 この VLAN は使用できますが、変更や削除はできません。 |
2 ~ 1005 |
標準 |
これらの VLAN は、作成、使用、変更、削除できます。 |
1006 ~ 4094 |
拡張 |
これらの VLAN は、作成、命名、使用できます。 次のパラメータは変更できません。 これらの VLAN はシャットダウンできません。 |
3968 ~ 4047 および 4094 |
内部割り当て |
これら 80 の VLAN および VLAN 4094 は、内部デバイスが使用するために割り当てられます。 内部使用に予約されたブロック内の VLAN の作成、削除、変更はできません。 |
トランク ポート プロファイルを設定するには、この手順を使用します。
次の例に、トランク ポート プロファイルを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile port-profile type vethernet Trunk_To_Cloud switch(config-port-prof)# switchport mode trunk switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan 72,2315-2350 switch(config-port-prof)# no shutdown switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# max ports 64 switch(config-port-prof)# system vlan 72 switch(config-port-prof)# publish port-profile switch(config-port-prof)#
アクセス ポートは、パケットを、1 つのタグなし VLAN 上だけで送信します。 VLAN を指定すると、その VLAN がアクセス VLAN になります。 アクセス ポートの VLAN を指定しない場合、そのインターフェイスはデフォルト VLAN 1 のトラフィックだけを伝送します。
ステップ 1 |
switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 |
switch(config)# [no] vlan vlan-id VLAN または VLAN の範囲を作成、または削除し、実行コンフィギュレーションに保存します。 |
||
ステップ 3 |
switch(config)# port-profile type vethernet name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート プロファイルがない場合は、次の特性を使用して作成されます。 |
||
ステップ 4 |
switch(config-port-prof)# switchport mode access ポート モード アクセスを設定します。 |
||
ステップ 5 |
switch(config-port-prof)# switchport access vlan [vlan-id-access] このポート プロファイルにアクセス VLAN ID を割り当てます。
|
||
ステップ 6 |
switch(config-port-prof)# no shutdown 管理上の目的でプロファイル内のすべてのポートをイネーブルにします。 |
||
ステップ 7 |
switch(config-port-prof)# state enabled ポート プロファイルをイネーブルにし、割り当てられたポートに設定を適用します。 |
||
ステップ 8 |
switch(config-port-prof)# system vlan vlan-id システム VLAN を、このポート プロファイルに追加します。 ステップ 5 で設定した VLAN を指定します。 |
||
ステップ 9 |
switch(config-port-prof)# publish port-profile <name> Cisco Prime Network Services Controllerにポート プロファイルをパブリッシュします。 |
||
ステップ 10 |
(任意)switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。 |
次の例に、インタークラウド スイッチの管理インターフェイスにポート プロファイルを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile type vethernet mgmt-access switch(config-port-prof)# switchport mode access switch(config-port-prof)# switchport access vlan 72 switch(config-port-prof)# no shutdown switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# system vlan 72 switch(config-port-prof)# publish port-profile mgmt-access switch(config-port-prof)#
この手順を使用すると、既存のポート プロファイル設定から次のポート管理ポリシーのいずれかを削除できます。
(注) |
属性のコンフィギュレーションを削除すると、その属性は、show コマンドの出力に表示されなくなります。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-profile name | 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | default {shutdown | switchport mode} |
shutdown または switchport mode のコンフィギュレーションをポート プロファイルから削除します。 |
ステップ 4 | switch(config-port-prof)# show port-profile [brief | expand-interface | usage] [name profile-name] | (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。 |
ステップ 5 | switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。 |
次に、ポート プロファイルの管理ステートをデフォルト設定(全ポートがディセーブルの状態)に戻す例を示します。
switch# configure treminal switch(config)# port-profile AccessProf switch(config-port-prof)# default shutdown switch(config-port-prof)# show port-profile name AccessProf switch(config-port-prof)#
この手順を使用すると、すべての新しい vEthernet ポート プロファイルにデフォルトで適用されるポート バインディングのタイプ(スタティック、ダイナミック、またはエフェメラル)を設定できます。
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-profile default port-binding {static [auto] dynamic [auto] | ephemeral} | デフォルト ポート バインディング タイプを設定します。これは、すべての新しい vEthernet ポート プロファイルに自動的に適用されます(明示的に設定される場合を除く)。
|
ステップ 3 | switch(config-port-prof)# show running-config | (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。 |
ステップ 4 | switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。 |
次の例では、作成されるすべての新しい vEthernet ポート プロファイルのデフォルトとしてダイナミック ポート バインディング タイプを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile default port-binding dynamic switch(config-port-prof)#
この手順を使用すると、既存の vEthernet ポート プロファイルのポート バインディングのタイプ(スタティック、ダイナミック、またはエフェメラル)を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-profile [type {vethernet}] profile-name | 指定した vEthernet ポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-port-prof)# port-binding {static [auto] dynamic [auto] | ephemeral} | デフォルト ポート バインディング タイプを設定します。これは、すべての新しい vEthernet ポート プロファイルに自動的に適用されます(明示的に設定される場合を除く)。
|
ステップ 4 | switch(config-port-prof)# show port-profile [name profile-name] | (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。 |
ステップ 5 | switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。 |
次の例では、target-pp という名前の既存のポート プロファイルのダイナミック ポート バインディング タイプを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile target-pp switch(config-port-prof)# port-binding dynamic switch(config-port-prof)#
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-profile [type {vethernet}] profile-name | 指定した vEthernet ポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-port-prof)# state enabled | ポート プロファイルをイネーブルにし、割り当てられたポートに設定を適用します。 |
ステップ 4 | switch(config-port-prof)# publish port-profile <name> | Cisco Prime Network Services Controllerにポート プロファイルをパブリッシュします。 |
ステップ 5 | switch(config-port-prof)# show port-profile [brief | expand-interface | usage] [name profile-name] | 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。 |
ステップ 6 | switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。 |
次の例では、ポート プロファイルをイネーブルにする方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile AccessProf switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# publish port-profile AccessProf switch(config-port-prof)# show port-profile name AccessProf switch(config-port-prof)#
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# show port-profile virtual usage name profile_name | (任意) アクティブ インターフェイスがこのポート プロファイルを使用しているかどうかを確認します。
|
||
ステップ 3 | switch(config)# no port-profile profile_name | ポート プロファイル設定および動作設定を削除します。 |
||
ステップ 4 | switch(config)# show port-profile [name profile-name] | (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。 |
||
ステップ 5 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。 |
次に、ポート プロファイルを削除する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# no port-profile AccessProf switch(config)# show port-profile name AccessProf ERROR: port-profile AccessProf does not exist switch(config)# copy running-config startup-config switch(config)#
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
ポート プロファイル |
Release 5.2(1)IC1(1.1) |
この機能が導入されました。 |
目次
- ポート プロファイルの作成
- ポート プロファイルの概要
- ポート プロファイルのステートについて
- vEthernet ポート バインディングについて
- ポート プロファイル作成に関する注意事項と制約事項
- デフォルト設定
- ポート プロファイルの設定
- ポート プロファイルの作成
- VMware 属性の設定
- ポート モードの設定
- VLAN の範囲
- トランク ポート プロファイルの設定
- アクセス ポート プロファイルの設定
- ポート管理ポリシーのクリア
- vEthernet ポート プロファイル設定のポート バインディング
- デフォルト ポート バインディング タイプの設定
- vEthernet ポート プロファイルのポート バインディングの設定
- ポート プロファイルのイネーブル化
- ポート プロファイルの削除
- ポート プロファイルの機能履歴
この章の内容は、次のとおりです。
- ポート プロファイルの概要
- ポート プロファイルのステートについて
- vEthernet ポート バインディングについて
- ポート プロファイル作成に関する注意事項と制約事項
- デフォルト設定
- ポート プロファイルの設定
- ポート プロファイルの作成
- VMware 属性の設定
- ポート モードの設定
- VLAN の範囲
- トランク ポート プロファイルの設定
- アクセス ポート プロファイルの設定
- ポート管理ポリシーのクリア
- vEthernet ポート プロファイル設定のポート バインディング
- デフォルト ポート バインディング タイプの設定
- vEthernet ポート プロファイルのポート バインディングの設定
- ポート プロファイルのイネーブル化
- ポート プロファイルの削除
- ポート プロファイルの機能履歴
vEthernet ポート バインディングについて
vEthernet ポート プロファイルのスタティック、ダイナミック、またはエフェメラル ポート バインディングを設定できます。 次の表に、ポートが VMware ポート グループ内で割り当てられる方法を、この設定がどのように制御するか示します。
タイプ
動作
Static(デフォルト)
DVPortID は、ポートに最初にポート グループを割り当てたときにポート グループ プールから割り当てられます。 DVPortID は、ネットワーク アダプタが存続する間、存続します。 ポート グループのポート数は固定です。
Dynamic
ダイナミック ポート プロファイルが企業の vCenter サーバに関連付けられているかどうかを確認してください。
DVPortID が仮想マシンに割り当てられるのは、仮想マシンの電源がオンになったときに、NIC が接続状態である場合だけです。 DVPortID は仮想マシンの電源がオフになるか、または仮想マシンの NIC の接続が切断されると解放されます。 仮想マシンの接続先のポート グループでダイナミック バインディングが設定されている場合は、電源のオンとオフは VMware vCenter サーバを通して行う必要があります。
ダイナミック バインディングを使用できるのは、使用可能なポート数よりも多くの仮想マシンがあるが、使用可能なポート数よりも多くの仮想マシンをアクティブにする計画がない場合です。 たとえば、300 個の仮想マシンと 100 個のポートがあるが、一度に 90 個を超える仮想マシンをアクティブにすることがない場合は、ダイナミック バインディングがポート グループに適しています。
Ephemeral
VM の電源が投入されるたびに新しい DVPortID がポートに割り当てられます。 ポートは、VM が稼働中の間、この同じ DVPortID を保持します。 使用可能なすべての DVS ポートは共有されます。 ポートは、ポート グループ プールから割り当てられるのではありません。
(注) システム管理者がインターフェイスのポート プロファイルの割り当てを変更したときに、いずれかのポート プロファイルがエフェメラル ポート バインディングに設定されている場合は、そのインターフェイス上の手動設定が削除されます。 手動設定を削除するこの処理は自動削除の設定に関係なく発生します。
ポート プロファイル作成に関する注意事項と制約事項
- ポート プロファイルはいったん作成されると、タイプを変更できません。
- 複数のポート プロファイルを同じ VEM 上でアクティブにしているインストール環境では、同じ VLAN を伝送しないことを推奨します。 許可されている VLAN のリストは、相互に排他的であることが必要です。 重複した VLAN を設定することはできますが、ネットワークでは重複したパケットを仮想マシンで受信する原因となることがあります。
- ポート プロファイル定義と、インターフェイスに適用される内容との整合性を維持するために、ポート プロファイルの変更がいずれかのポートによって拒否された場合は、その変更がポート プロファイルでも拒否されます。
- 作成したポート プロファイルにコマンド エラーがある場合、たとえばプライベート VLAN マッピング エラーまたはサービス ポリシー マップのエラーがある場合は、インターフェイスにこのポート プロファイルを適用しようとするとインターフェイスがシャットダウンします。 エラーはインターフェイスにコピーされず、システム メッセージがエラーの詳細を使用して生成されます。 この場合、ポート プロファイル内のエラーを修正する必要があります。 その後で、インターフェイスをサービス状態に戻し、修正済みのポート プロファイルを適用します。使用するコマンド シーケンスは次のとおりです。
ポート プロファイルの作成
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# port-profile [type vethernet] name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート プロファイルがない場合は、次の特性を使用して作成されます。
ステップ 3 switch(config-port-prof)# description profile_description (任意) ポート プロファイルに ASCII 文字で 80 文字までの説明を追加します。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# show port-profile [brief | expand-interface | usage] [name profile-name] (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
VMware 属性の設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# port-profile [type vethernet] name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート プロファイルがない場合は、次の特性を使用して作成されます。
ステップ 3 switch(config-port-prof)# max-ports num この非アップリンク ポート プロファイルに割り当てられるポートの最大数を指定します。 デフォルトは 32 ポートです。
指定したポートの最大数に達すると、ポートを割り当てられなくなります。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# show port-profile [brief | expand-interface | usage] [name profile-name] (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
VLAN の範囲
IEEE 802.1Q 標準に従って、最大 128 個のアクティブ VLAN がサポートされ、VLAN の有効範囲は 1 ~ 4094 です。 次の表に、使用可能な VLAN 範囲および用途について説明します。
表 1 VLAN の範囲 VLAN 番号 範囲 使用方法 1
標準
シスコのデフォルトです。 この VLAN は使用できますが、変更や削除はできません。
2 ~ 1005
標準
これらの VLAN は、作成、使用、変更、削除できます。
1006 ~ 4094
拡張
これらの VLAN は、作成、命名、使用できます。 次のパラメータは変更できません。
これらの VLAN はシャットダウンできません。
3968 ~ 4047 および 4094
内部割り当て
これら 80 の VLAN および VLAN 4094 は、内部デバイスが使用するために割り当てられます。 内部使用に予約されたブロック内の VLAN の作成、削除、変更はできません。
トランク ポート プロファイルの設定
手順
ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# [no] vlan vlan-id VLAN または VLAN の範囲を作成、または削除し、実行コンフィギュレーションに保存します。
ステップ 3 switch(config)# port-profile [type vethernet] name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート プロファイルがない場合は、次の特性を使用して作成されます。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# switchport mode trunk インターフェイスがトランキング ポートとして使用されるものであることを指定します。
トランク ポートは、ネイティブ VLAN に対しては非タグ付きパケットを伝送し、他のすべての VLAN に対してはカプセル化されたタグ付きパケットを伝送します。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan {allowed-vlans | add add-vlans | except except-vlans | remove remove-vlans | all | none} ポート プロファイルをトランキングとして指定し、そのポート プロファイルへの VLAN アクセスを次のように定義します。
- allowed-vlans:ポート上で許可される VLAN ID を定義します。
- add:ポート上で許可される VLAN ID のリストに追加する VLAN ID を一覧表示します。
- except:ポート上で許可されない VLAN ID を一覧表示します。
- remove:ポートからアクセスを削除する VLAN ID を一覧表示します。
- all:同時に例外も指定されない限り、すべての VLAN ID がポート上で許可されることを示します。
- none:どの VLAN ID もポート上で許可されないことを示します。
(注) 許可される VLAN を設定しない場合は、デフォルトの VLAN 1 が許可される VLAN として使用されます。
ステップ 6 switch(config-port-prof)# no shutdown 管理上の目的でプロファイル内のすべてのポートをイネーブルにします。
ステップ 7 switch(config-port-prof)# state enabled ポート プロファイルをイネーブルにし、割り当てられたポートに設定を適用します。
ステップ 8 switch(config-port-prof)# system vlan vlan-id システム VLAN を、このポート プロファイルに追加します。
ステップ 9 switch(config-port-prof)# publish port-profile <name> Cisco Prime Network Services Controllerにポート プロファイルをパブリッシュします。
ステップ 10 (任意)switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config リブート後に永続的な実行コンフィギュレーションを保存し、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして再起動します。
次の例に、トランク ポート プロファイルを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile port-profile type vethernet Trunk_To_Cloud switch(config-port-prof)# switchport mode trunk switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan 72,2315-2350 switch(config-port-prof)# no shutdown switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# max ports 64 switch(config-port-prof)# system vlan 72 switch(config-port-prof)# publish port-profile switch(config-port-prof)#アクセス ポート プロファイルの設定
手順アクセス ポートは、パケットを、1 つのタグなし VLAN 上だけで送信します。 VLAN を指定すると、その VLAN がアクセス VLAN になります。 アクセス ポートの VLAN を指定しない場合、そのインターフェイスはデフォルト VLAN 1 のトラフィックだけを伝送します。
ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# [no] vlan vlan-id VLAN または VLAN の範囲を作成、または削除し、実行コンフィギュレーションに保存します。
ステップ 3 switch(config)# port-profile type vethernet name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート プロファイルがない場合は、次の特性を使用して作成されます。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# switchport mode access ポート モード アクセスを設定します。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# switchport access vlan [vlan-id-access] このポート プロファイルにアクセス VLAN ID を割り当てます。
(注) アクセス ポートは、パケットを、1 つのタグなし VLAN 上だけで送信します。 VLAN を指定すると、その VLAN がアクセス VLAN になります。 アクセス ポートの VLAN を指定しない場合、そのインターフェイスはデフォルト VLAN 1 のトラフィックだけを伝送します。 VLAN ID を指定しない場合、VLAN 1 が自動的に使用されます。
ステップ 6 switch(config-port-prof)# no shutdown 管理上の目的でプロファイル内のすべてのポートをイネーブルにします。
ステップ 7 switch(config-port-prof)# state enabled ポート プロファイルをイネーブルにし、割り当てられたポートに設定を適用します。
ステップ 8 switch(config-port-prof)# system vlan vlan-id システム VLAN を、このポート プロファイルに追加します。 ステップ 5 で設定した VLAN を指定します。
ステップ 9 switch(config-port-prof)# publish port-profile <name> Cisco Prime Network Services Controllerにポート プロファイルをパブリッシュします。
ステップ 10 (任意)switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
次の例に、インタークラウド スイッチの管理インターフェイスにポート プロファイルを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile type vethernet mgmt-access switch(config-port-prof)# switchport mode access switch(config-port-prof)# switchport access vlan 72 switch(config-port-prof)# no shutdown switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# system vlan 72 switch(config-port-prof)# publish port-profile mgmt-access switch(config-port-prof)#ポート管理ポリシーのクリア
手順この手順を使用すると、既存のポート プロファイル設定から次のポート管理ポリシーのいずれかを削除できます。
(注)
属性のコンフィギュレーションを削除すると、その属性は、show コマンドの出力に表示されなくなります。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# port-profile name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 default {shutdown | switchport mode}
shutdown または switchport mode のコンフィギュレーションをポート プロファイルから削除します。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# show port-profile [brief | expand-interface | usage] [name profile-name] (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
デフォルト ポート バインディング タイプの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# port-profile default port-binding {static [auto] dynamic [auto] | ephemeral} デフォルト ポート バインディング タイプを設定します。これは、すべての新しい vEthernet ポート プロファイルに自動的に適用されます(明示的に設定される場合を除く)。
- Static: DVPortID は、ポートに最初にポート グループを割り当てたときにポート グループ プールから割り当てられます。 DVPortID は、ネットワーク アダプタが存続する間、存続します。 ポート グループのポート数は固定です。 auto オプションを指定した場合は、Cisco Nexus 1000V によってポート プロファイルは min-ports と max-ports の両方を指定して作成されます。これらは、最初にグローバル デフォルトから継承され、ユーザが後で定義し直すことができます。 auto オプションを指定してバインディング タイプを設定すると、Cisco Nexus 1000V は、vCenter サーバで作成されるプロファイルあたりのポート数を、ポート グループの使用に基づいて調整します。
- Dynamic: DVPortID が仮想マシンに割り当てられるのは、仮想マシンの電源がオンになったときに、NIC が接続状態である場合だけです。 DVPortID は仮想マシンの電源がオフになるか、または仮想マシンの NIC の接続が切断されると解放されます。 ダイナミック バインディングの auto オプションの効果は、スタティック バインディングの説明のとおりです。
- Ephemeral: VM の電源が投入されるたびに新しい DVPortID がポートに割り当てられます。 ポートは、VM が稼働中の間、この同じ DVPortID を保持します。 使用可能なすべての DVS ポートは共有されます。 ポートは、ポート グループ プールから割り当てられるのではありません。
ステップ 3 switch(config-port-prof)# show running-config (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
vEthernet ポート プロファイルのポート バインディングの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# port-profile [type {vethernet}] profile-name 指定した vEthernet ポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 switch(config-port-prof)# port-binding {static [auto] dynamic [auto] | ephemeral} デフォルト ポート バインディング タイプを設定します。これは、すべての新しい vEthernet ポート プロファイルに自動的に適用されます(明示的に設定される場合を除く)。
- Static: DVPortID は、ポートに最初にポート グループを割り当てたときにポート グループ プールから割り当てられます。 DVPortID は、ネットワーク アダプタが存続する間、存続します。 ポート グループのポート数は固定です。
- Dynamic: DVPortID が仮想マシンに割り当てられるのは、仮想マシンの電源がオンになったときに、NIC が接続状態である場合だけです。 DVPortID は仮想マシンの電源がオフになるか、または仮想マシンの NIC の接続が切断されると解放されます。
- Ephemeral: VM の電源が投入されるたびに新しい DVPortID がポートに割り当てられます。 ポートは、VM が稼働中の間、この同じ DVPortID を保持します。 使用可能なすべての DVS ポートは共有されます。 ポートは、ポート グループ プールから割り当てられるのではありません。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# show port-profile [name profile-name] (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
ポート プロファイルのイネーブル化
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# port-profile [type {vethernet}] profile-name 指定した vEthernet ポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 switch(config-port-prof)# state enabled ポート プロファイルをイネーブルにし、割り当てられたポートに設定を適用します。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# publish port-profile <name> Cisco Prime Network Services Controllerにポート プロファイルをパブリッシュします。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# show port-profile [brief | expand-interface | usage] [name profile-name] 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。
ステップ 6 switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
ポート プロファイルの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# show port-profile virtual usage name profile_name (任意) アクティブ インターフェイスがこのポート プロファイルを使用しているかどうかを確認します。
(注) ポート プロファイルに関連付けられているアクティブ インターフェイスが存在する場合は、ポート プロファイルを削除できません。
ステップ 3 switch(config)# no port-profile profile_name ポート プロファイル設定および動作設定を削除します。
ステップ 4 switch(config)# show port-profile [name profile-name] (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。
ステップ 5 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。