この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、スイッチの起動方法と、正常な動作を保証する Power-on Self-Test(POST; 電源投入時セルフテスト)の意味について説明します。また、スイッチの設置方法、接続方法についても説明します。この章の内容は次のとおりです。次の順番で手順を進めてください。
• 「次の作業」
• 「警告」
以下の警告は複数の言語に翻訳され、スイッチに付属の『 Regulatory Compliance and Safety Information Guide for the Cisco ME 4924-10GE Switch 』に記載されています。
警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して大やけどをしたり、金属類が端子に焼き付くことがあります。
警告 他の装置の上にシャーシを積み重ねないでください。シャーシが落下すると、大けがをしたり、装置が損傷したりすることがあります。
警告 セントラル オフィス環境で使用する場合、イーサネット ケーブルをシールドする必要があります。
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。
警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。
• ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
• ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
• ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックにスイッチを設置したり、ラック内のスイッチを保守してください。
警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。
警告 固定配線に、ただちに利用できるニ極切断装置を組み込む必要があります。
警告 この装置は必ずアースを接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技師に確認してください。
警告 この装置は複数の電源装置が接続されている可能性があります。装置の電源を切るには、すべての接続を取り外す必要があります。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。
警告 装置を設置または交換するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
警告 内部にユーザが保守できる部品はありません。開けないでください。
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。
(注) EMC 規制に関する記述の一覧については、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ME 4924-10GE Ethernet Switch』を参照してください。
インストレーション手順および配線距離は、モジュールごとに異なります。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/prod_installation_guides_list.html にアクセスして、当てはまる情報を参照してください。
(注) 梱包箱から慎重に中身を取り出して、損傷しているものがないかどうか 1 つずつ調べます。足りないものや損傷しているものがある場合は、製品を購入された代理店に連絡してください。梱包材はすべて、捨てずに梱包箱に戻してください。
• 『 Cisco ME 4924-10GE Ethernet Switch Getting Started Guide 』
• 『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ME 4924-10GE Ethernet Switch 』
• AC 電源装置(搭載済み)または DC 電源装置(アース端子を取り付けて搭載済み)
–フラットヘッド ネジ× 4(ブラケットをスイッチに取り付けるときに使用)
–ケーブル ガイド× 1、ブラックの小ネジ× 1(マウント ブラケットのいずれかにケーブル ガイドを取り付けるときに使用)
ラック、壁面、卓上、または棚にスイッチを設置する前に、スイッチに電源を投入し、スイッチが POST を正常に実行することを確認します。以下、スイッチのコンソール ポートに PC を接続し、スイッチを起動する手順について説明します。
コンソール ポートに PC を接続するには、付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用します。スイッチのコンソール ポートを端末に接続する場合は、RJ-45/DB-25 メス DTE アダプタが必要です。このアダプタが入ったキット(部品番号 ACS-DSBUASYN=)をご注文ください。コンソール ポートおよびアダプタのピン割り当てについては、「ケーブルおよびアダプタの仕様」を参照してください。
端末エミュレーション ソフトウェア(通常、HyperTerminal または Procomm Plus などの PC アプリケーション)は、PC または端末とスイッチの間の通信を確立します。
スイッチに PC または端末を接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 PC または端末のボーレートおよびキャラクタ フォーマットを、以下に示すコンソール ポートのデフォルト特性に合わせて設定します。
ステップ 2 付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用して、RJ-45 コネクタをコンソール ポートに差し込みます(図2-1 を参照)。
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ステップ 3 RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルの DB-9 メス DTE アダプタを PC に接続するか、または適切なアダプタを端末に接続します。
ステップ 4 PC または端末を使用している場合は、端末エミュレーション ソフトウェアを起動します。
ステップ 1 管理ステーションから端末エミュレーション ソフトウェア プログラム(ProComm、HyperTerminal、tip、mnicom など)を起動していることを確認します。スイッチのコンソール ポート接続については、「PC または端末のコンソール ポート接続」を参照してください。
ステップ 2 AC 電源装置を使用する場合は、AC 電源コードの片側をスイッチの AC 電源コネクタに接続し、反対側を AC 電源コンセントに接続します。
ステップ 3 DC 電源装置を使用する場合は、「Cisco ME 4924-10GE スイッチへの DC 電源接続」に記載されている DC 電源装置の接続手順を参照してください。
ステップ 4 電源コード固定具で電源コードを固定します。詳細については、「Cisco ME 4924-10GE スイッチへの AC 電源接続」を参照してください。
スイッチに電源が投入されると、スイッチは POST を開始します。POST は自動的に実行される一連のテストで、スイッチが正常に機能していることを確認します。POST が開始されると、STATUS LED がしばらくオレンジに点滅し、正常に完了した時点でグリーンに点灯します。POST が失敗すると、STATUS LED の点滅が止まり、オレンジに点灯したままになります。この場合は、代理店に連絡して対処方法を決定してください。
スイッチから電源コードを取り外します。スイッチのコンソール ポートからケーブルを取り外します。スイッチをラック、壁面、卓上、または棚に設置します(スイッチのラックマウントの説明を参照)。
19 インチまたは 24 インチ ラック(24 インチ ラックでは、オプションのマウント ハードウェアが必要)に設置する場合は、次に記載されている手順に従います。
警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。
• ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
• ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
• ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックにスイッチを設置したり、ラック内のスイッチを保守してください。
図2-2 に、ブラケットをスイッチに取り付ける手順を示します。同じ手順で、反対側にもブラケットを取り付けます。
スイッチにブラケットを取り付けてから、付属の No. 12 小ネジを 4 本使用して、ブラケットをラックに固定します(図2-3 を参照)。
ラックにスイッチを取り付けてから、次の手順でインストレーションを完了し、セットアップ プログラムを実行してスイッチにアクセスします。
• コンソール ポートに接続してエミュレーション ソフトウェアを起動します。「スイッチの接続」および「端末エミュレーション ソフトウェアの起動」を参照してください。
• スイッチの電源を入れます。「電源の接続」を参照してください。
• セットアップ プログラムを実行します。「初期設定の実行」を参照してください。
• 前面パネルのポートに接続します。「SFP モジュールへの接続」を参照し、インストレーションを完了します。
CLI(コマンドライン インターフェイス) を使用するには、端末プログラムを使用してコンソール ポートを通じて、または Telnet を使用してネットワークを通じて、Switch> プロンプトにコマンドを入力します。詳細な設定手順については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
ケーブルがスイッチの前面パネルやラック内のその他の装置の操作を妨げないようにするため、ケーブル ガイドの使用を推奨します。付属のブラックのネジ(図2-3 を参照)を使用して、左右いずれかのブラケットにケーブル ガイドを取り付けます。
ここでは、SFP モジュールの取り付けおよび取り外し手順について説明します。SFP モジュールは、スイッチの前面にある SFP モジュール ポートに取り付けます。これらのフィールドで交換可能なモジュールは、アップリンク インターフェイスを提供します。
SFP モジュールは、任意の組み合わせで使用できます。Cisco ME 4924-10GE スイッチに使用できる SFP モジュールの一覧については、このリリースに対応するリリース ノートを参照してください。各ポートは、ケーブルの反対側の波長仕様と一致している必要があります。また、通信の信頼性を確保するために、ケーブルが規定のケーブル長を超えないようにする必要があります。SFP 接続のケーブルに関する規定は、「インストレーションに関する注意事項」を参照してください。
Cisco 4924-10GE スイッチには、必ず、シスコ製の SFP モジュールを使用してください。各 SFP モジュールは、セキュリティ情報が符号化されたシリアル EEPROM(電気的に消去再可能でプログラミング可能な ROM)を内蔵しています。この符号化によって、シスコでは SFP モジュールがスイッチの要件を満たしているかどうかを識別して検証できます。
SFP モジュールの取り付け、取り外し、およびケーブル接続についての詳細は、使用する SFP モジュールのマニュアルを参照してください。
ここでは、ベールクラスプ ラッチを備えた SFP モジュールを取り付ける手順について説明します。
(注) ラッチ タイプが異なる SFP の取り付け手順については、Cisco.com にアクセスして『Installation Notes for the Cisco Small Form-Factor Pluggable Module』を参照してください。
図2-4 に、ベールクラスプ ラッチ付きの SFP モジュールを示します。
SFP モジュール ポートに SFP モジュールを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側をシャーシの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 SFP モジュールは、送信側(TX)および受信側(RX)の印があるほうが上面です。
(注) SFP モジュールによっては、TX および RX の代わりに、接続の方向を表す矢印が使用されている場合があります。
ステップ 3 SFP モジュールをポートの開口部に合わせます。
ステップ 4 SFP モジュールをポートに差し込み、モジュールのコネクタをポートの奥にはめ込みます。
図2-5 SFP モジュール ポートへの SFP モジュールの取り付け
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ステップ 5 光ファイバ SFP モジュールの場合、光ポートから埃よけプラグを取り外し、あとで使用できるように保管しておきます。
ステップ 6 ケーブル コネクタを SFP モジュールに取り付けます。
–光ファイバ SFP モジュールの場合、LC または MT-RJ ケーブル コネクタを SFP モジュールに取り付けます。
–銅線 SFP モジュールの場合は、RJ-45 ケーブル コネクタを SFP モジュールに取り付けます。
(注) 1000BASE-T SFP モジュールに接続する場合は、必ずカテゴリ 5 の 4 ツイストペア ケーブルを使用してください。
モジュール レセプタクルから SFP モジュールを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側をシャーシの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 SFP モジュールからケーブルを取り外します。
ヒント 再接続する場合に備えて、各ケーブル コネクタ プラグについて送信側(TX)および受信側(RX)の区別を書き留めておきます。
ステップ 3 光ファイバ SFP モジュールの場合、光インターフェイスを清潔に保つために、SFP モジュールの光ポートに埃よけプラグを取り付けます。
ステップ 4 SFP モジュールのロックを解除して、モジュールを取り外します(図2-6 を参照)。
ベールクラスプ ラッチを引き出して下げ、モジュールを取り出します。ベールクラスプ ラッチが手の届きにくい場所にあり、人差し指でラッチを解除できない場合には、小型マイナス ドライバなどの細長い工具を使用してラッチを解除します。
図2-6 マイナス ドライバを使用してベールクラスプ ラッチ式の SFP モジュールを取り外す場合
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ステップ 5 親指と人差し指で SFP モジュールを持ち、モジュール ポートからゆっくりと引き出します。
ステップ 6 取り外した SFP モジュールは、静電気防止用袋などの保護容器に保管します。
ここでは、SFP モジュールへの接続方法について説明します。光ファイバ SFP モジュールへの接続方法については、「1000BASE-T SFP モジュールへの接続」 を参照してください。1000BASE-T SFP モジュールへの接続方法については、「1000BASE-T SFP モジュールへの接続」 を参照してください。
SFP モジュールの取り付けおよび取り外し手順については、「SFP モジュールの取り付けおよび取り外し」を参照してください。
SFP モジュールに光ファイバ ケーブルを接続する手順は、次のとおりです。
SFP モジュールに接続する前に、必ず、「インストレーションに関する注意事項」および「SFP モジュール ポート」を参照し、ポートおよびケーブル接続手順を確認してください。SFP モジュールの LC については、 付録 B「コネクタおよびケーブルの仕様」 を参照してください。
ステップ 1 モジュール ポートおよび光ファイバ ケーブルからゴム製プラグを取り外し、あとで使用できるように保管しておきます。
ステップ 2 光ファイバ ケーブルの一端を、SFP モジュール ポートに取り付けます(図2-7 を参照)。
ステップ 3 ケーブルのもう一端を、接続先装置の光ファイバ レセプタクルに取り付けます。
スイッチと接続先装置がリンクを確立すると、LED は グリーンに点灯します。
LED がオレンジに点灯しているまたは消灯している場合は、接続先装置がオンになっていない、ケーブルに問題がある、または接続先装置に取り付けられたアダプタに問題がある可能性があります。ケーブル問題の解決方法については、「トラブルシューティング」を参照してください。
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ステップ 5 必要に応じて、スイッチまたは接続先装置を再設定してから再起動します。
(注) SFP モジュールの詳細な取り外し手順については、使用している SFP のマニュアルを参照してください。
1000BASE-T SFP モジュールにカテゴリ 5 ケーブルを接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 サーバ、ワークステーション、およびルータに接続する場合は、ストレートの 4 ツイストペア ケーブルを RJ-45 コネクタに取り付けます。スイッチまたはリピータに接続する場合は、クロスの 4 ツイストペア ケーブルを使用します(図2-8 を参照)。
(注) 1000BASE-T 装置に接続する場合は、必ずカテゴリ 5 の 4 ツイストペア ケーブルを使用してください。
図2-8 1000BASE-T SFP モジュール ポートへの接続
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ステップ 2 ケーブルの反対側の端を、接続先装置の RJ-45 コネクタに取り付けます。
スイッチと接続先装置がリンクを確立すると、LED は グリーンに点灯します。
LED が消灯している場合は、接続先装置がオンになっていない、ケーブルに問題がある、または接続先装置に取り付けられたアダプタに問題がある可能性があります。ケーブル問題の解決方法については、「トラブルシューティング」を参照してください。
ステップ 4 必要に応じて、スイッチまたは接続先装置を再設定してから再起動します。
X2 モジュール(図2-9 を参照)は、ホットスワップ可能な入出力装置です。Cisco ME 4924-10GE スイッチの 10 ギガビット イーサネット ポートに取り付けることによって、スイッチを光ファイバ ネットワークに接続します。
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表2-1 に、10 ギガビット イーサネット X2 モジュールの仕様を示します。
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警告 レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
警告 規定外の制御、調整、または手順を実行した場合、危険な放射を浴びる可能性があります。
SMF ケーブルで動作するように設計されたモジュールを MMF ケーブルに直接結合すると、Differential Mode Delay(DMD; ディファレンシャル モード遅延)という作用が生じる可能性があります。詳細については、『 Catalyst 4500 Series Module Installation Guide 』を参照してください。
10 ギガビット イーサネット X2 モジュールを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 小型のマイナス ドライバで、モジュール前面プレートのポート カバーを慎重に外します。
ポート カバーにある 2 つの矢印を目印にして、ドライバを差し込みます。ポート カバーは将来使用する場合に備えて、保管しておきます。
ステップ 3 モジュールのラベルで、使用ネットワークに適したモデルであることを確認します。
ステップ 4 冷却フィンを上にしてモジュールを取り付けます(図2-10 を参照)。
図2-10 10 ギガビット イーサネット X2 モジュールの取り付け
a. 親指と人差し指でモジュール スリーブの側面を持ち、モジュール前面プレートのソケットにモジュールを差し込みます。モジュールが 90% ほど取り付けられたところで、カチリと音が聞こえます。
b. もう一度、カチリと聞こえるまで、そのままモジュールをスライドさせてソケットに押し込みます。モジュールのコネクタがソケットのコネクタにかみ合います。
c. モジュールの EMI ガスケットが前面プレートと接触しているかどうかを確認します。
ヒント モジュールによっては、モジュールをソケットに押し込むときに、ラッチ スリーブを引き出さなければならない場合があります。EMI ガスケットがモジュールの前面プレートと接触した時点で、ラッチ スリーブをスライドさせて、モジュールをソケットに固定します。
(注) 埃よけのプラグを取り外して光接続を行う前に、次の注意事項を確認してください。
–接続準備が整うまでは、未接続の光ファイバ ケーブル コネクタおよびモジュールの光ファイバ接続用の穴に、埃よけの保護プラグを取り付けておいてください。
–必ず、接続の直前に SC コネクタの終端面を点検し、清潔にしてください。光ファイバ点検時の注意および清掃用ホワイト ペーパーについては、このページの「ヒント」を参照してください。
–光ファイバ ケーブルの着脱は、必ず、SC コネクタのケースを持って行ってください。
ステップ 5 ネットワーク インターフェイス ケーブルの SC コネクタから埃よけプラグを取り外します。
ステップ 6 SC コネクタの光ファイバ終端面を点検し、清潔にします。光ファイバ点検時の注意および清掃用ホワイト ペーパーについては、後ろの「ヒント」を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk482/tk607/technologies_white_paper09186a0080254eba.shtml
ステップ 7 モジュールの光ファイバ ケーブル接続用の穴から埃よけプラグを取り外します。
ステップ 8 ただちに、ネットワーク インターフェイス ケーブル SC コネクタをモジュールに取り付けます。
10 ギガビット イーサネット X2 モジュールを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 モジュールのコネクタからネットワーク光ファイバ ケーブルを取り外します。ただちに、モジュールの光ファイバ ケーブル接続用の穴と光ファイバ ケーブル SC コネクタに、埃よけプラグを取り付けます。
ステップ 2 親指と人差し指でモジュール スリーブの側面を持ち、スリーブを引き抜いて、ソケット コネクタからモジュールを外します(図2-11 を参照)。
図2-11 10 ギガビット イーサネット X2 モジュールの取り外し
ステップ 3 ソケットから 10 ギガビット イーサネット X2 モジュールをスライドさせながら外し、ただちに静電気防止用袋に収納します。
ステップ 4 空のソケットに X2 モジュールを取り付けない場合は、ソケット カバーを取り付けます。
X2 モジュールを正しくメンテナンスするために、次の注意事項に従ってください。
• ESD による損傷を防ぐために、標準の取り扱い手順に従ってください。
• モジュールを保管する場合または光ファイバ ケーブルを接続しない状態では、必ず、光ファイバ ケーブルの穴にプラグを取り付けてください。
• 光コネクタのフェルールにたまった埃が原因で、光ファイバの穴が汚れることがあります。アルコールを含ませた綿棒または吸水性の柔らかいクロスなどで、光コネクタの埃をふきとってください。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
光ファイバ システムでは、直径 62.5 ミクロン以下という、非常に小さいファイバの穴を通じて光が伝送されます。埃の粒子は直径 0.1 ミクロンから数ミクロンなので、光ファイバ ケーブルの穴の端に埃やその他の汚れが付着すると、2 つのコアが結合するコネクタ インターフェイスのパフォーマンスが低下する可能性があります。したがって、コネクタを正確に合わせて、コネクタ インターフェイスに決して異物が侵入しないようにする必要があります。
コネクタ損失すなわち挿入損失は、光ファイバ コネクタのクリティカルなパフォーマンス特性です。リターン ロスも重要な要因です。リターン ロスは、反射光の分量を規定し、反射が少ないほど接続が向上します。最良の物理接触コネクタにおけるリターン ロスは -40 dB を上回りますが、通常は -20 ~ -30 dB 程度です。
接続状態はコネクタのタイプとともに、適切な清掃と接続技法に左右されます。光ファイバ コネクタの汚れが光損失の原因になることがよくあります。コネクタは常に清潔に保ち、使用していないコネクタには、埃よけのカバーを取り付けておいてください。
タイプを問わず、ケーブルまたはコネクタを取り付けるときには、事前にアルコールを含ませた綿棒、吸水性の柔らかい布なのでフェルール、光ファイバの周囲を保護しているホワイト チューブ、光ファイバの終端面を清掃してください。
原則として、説明のつかない光損失が相当ある場合は、コネクタを清掃してください。
光コネクタを清掃する場合は、CLETOP カセット クリーナ(SC コネクタにはタイプ A、MT-RJ コネクタにはタイプ B)を使用し、製品の指示に従ってください。CLETOP カセット クリーナが入手できない場合は、次の手順に従ってください。
ステップ 1 99% の純粋なイソプロピル アルコールに浸した柔らかい布で、前面プレートを静かにぬぐいます。表面が乾くまで 5 秒待って、同じ作業を繰り返します。
ステップ 2 油分を含まない圧縮ドライ エアで前面プレートにたまった埃を吹き飛ばします。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
ステップ 3 ルーペや検査用顕微鏡を使用して、斜めからフェルールを点検します。開口部を直接のぞきこまないでください。汚れが見つかった場合は、作業を繰り返します。
システム内部で使用されているコネクタは、製造元で清掃したうえで、適切な方法でアダプタに接続されています。ユーザがアプリケーション側で清潔なコネクタを用意し、上記の手順に従い、さらに次の注意事項を守るかぎり、エラー フリーのシステム動作が実現するはずです。
• コネクタは、CLETOP カセット クリーナ(SC コネクタにはタイプ A、MT-RJ コネクタにはタイプ B)またはレンズ クロスで清掃してからアダプタに接続します。純粋なアルコールを使用して、汚れを落としてください。
• アダプタに光ファイバ コネクタを取り付けるときには、力を入れたり、作業を急いだりしないでください。
• コネクタを使用しないとき、またはシャーシの清掃中は、コネクタとアダプタにカバーを取り付け、アダプタ内部やコネクタ表面に汚れがつかないようにしてください。
デフォルト設定で十分な場合は、これ以上のスイッチの設定作業は必要ありません。デフォルト設定は、次のいずれかの管理オプションを使用して変更できます。
• CLI を使用して、コンソールからスイッチを設定します。Cisco ME 4924-10GE スイッチで CLI を使用する方法については、 付録 C「スイッチの初期設定」 および Cisco.com のスイッチ コマンド リファレンスを参照してください。