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(注) このマニュアルでは、Catalyst 6500 シリーズという名称は第 1 章で示されているスイッチ シャーシだけを指しています。Catalyst 6000 シリーズ スイッチ(Catalyst 6006 スイッチおよび Catalyst 6009 スイッチ)については、『Catalyst 6000 Series Switch Installation Guide』に記載されています。
この章では、Catalyst 6500 シリーズの Field-Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)の取り外しおよび取り付け手順を説明します。具体的な内容は次のとおりです。
• 「Catalyst 6509-NEB-A スイッチまたは Catalyst 6509-V-E へのエア フィルタ アセンブリの取り付け(オプション)」
• 「リモート パワー サイクリング機能用制御線の取り付け(オプション)」
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
モジュールの取り付けおよび取り外しについては、『 Catalyst 6500 Series Switch Module Guide 』を参照してください。
ここでは、Catalyst 6500 シリーズ シャーシの AC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け方法について説明します。AC 入力電源装置には、3 つの異なるフォーム ファクタがあり、これらは Catalyst 6500 シリーズ シャーシどうしでも交換できません。 表 4-1 に、AC 入力電源装置、これら AC 入力電源装置がサポートされるシャーシ、対応する取り外しおよび取り付け手順を示します。
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「1000 W、1300 W、2500 W、3000 W、4000 W、6000 W、および 8700 W AC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け」 |
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8700 W1(WS-CAC-8700W-E) |
Catalyst 6506、Catalyst 6509、Catalyst 6509-NEB、Catalyst 6506-E、Catalyst 6509-E、Catalyst 6509-NEB、Catalyst 6509-NEB-A、Catalyst 6513 |
「1000 W、1300 W、2500 W、3000 W、4000 W、6000 W、および 8700 W AC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け」 |
(注) Catalyst 6500 シリーズ シャーシには、電源装置に関する次の制限があります。
• 6000 W および 8700 W 電源装置を Catalyst 6506、Catalyst 6509、および Catalyst 6509-NEB シャーシに取り付けた場合、出力は 4000 W に制限されます。
• 8700 W 電源装置を Catalyst 6509-NEB-A シャーシに取り付けた場合、出力は 4500 W に制限されます。
• 8700 W 電源装置を Catalyst 6513 シャーシに取り付けた場合、出力は 6000 W に制限されます。
ここでは、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチの 950 W および 1400 W AC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
• 「950 W または 1400 W AC 入力電源装置の取り外し」
• 「950 W または 1400 W AC 入力電源装置の取り付け」
(注) 950 W および 1400 W AC 入力電源装置が設置できるのは、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ シャーシだけです。
電源装置の非脱落型ネジを緩めたり締めたりするために、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバが必要になることがあります。
警告 システムの稼動時には、バックプレーンに危険な電圧または電流が流れています。保守を行う場合は注意してください。 ステートメント 1034
(注) 冗長電源装置を備えたシステムでは、システムの稼動中に障害のある電源装置を交換できます。
(注) この手順は、電源装置を取り外す場合だけ適用されます。Power Entry Module(PEM; パワー エントリ モジュール)の取り外しに関しての情報は、「PEM の取り外しおよび取り付け」を参照してください。
ステップ 1 取り外す電源装置の PEM の電源スイッチをオフ(0)の位置にします。図 4-1 に、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ シャーシ上の AC 入力 PEM の位置を示します。
ステップ 2 電源コードを電源から外します。PEM に接続されているときは、電源コードの金属部分に手を触れないでください。
ステップ 3 電源コードを PEM の電源から取り外します。PEM に組み込まれている金属部分に手を触れないでください。
ステップ 4 電源装置の非脱落型ネジを緩めます。Catalyst 6503 および 6503-E スイッチについては、図 4-2 を参照してください。
ステップ 5 片手で電源装置のハンドルをつかみ、電源装置をシャーシから少し引き出します。もう一方の手を電源装置の下に添えて(図 4-3図 4-7 を参照)、電源装置をシャーシから完全に引き出します。
ステップ 6 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、ブランク電源装置フィラー プレート(Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ用の部品番号:800-16727-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
図 4-1 Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ:PEM の位置
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。
アース接続手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 必要な場合は、シャーシの電源装置ベイの非脱落型ネジを緩めて、ブランク電源装置フィラー プレートをシャーシの電源装置から取り外します。
ステップ 3 片手で電源装置のハンドルを持ちます。もう一方の手を電源装置の下に添えます(図 4-3図 4-7 を参照)。滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します。
Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチについては、図 4-2 を参照してください。
ステップ 5 シャーシの前面で、電源コードを PEM に差し込みます。
ステップ 6 電源コードのもう一方の端を AC 入力電源に接続します。
ステップ 7 PEM の電源スイッチを、オン(|)の位置にします。
ステップ 8 電源装置の正常な動作を確認するために、LED が次の状態になっていることを確認します。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」のトラブルシューティング情報を参照してください。
ここでは、Catalyst 6504-E スイッチの 2700 W AC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
警告 システムの稼動時には、バックプレーンに危険な電圧または電流が流れています。保守を行う場合は注意してください。 ステートメント 1034
(注) 冗長電源装置を備えたシステムでは、システムの稼動中に障害のある電源装置を交換できます。
電源装置の非脱落型ネジを緩めたり締めたりするために、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバが必要になることがあります。
2700 W AC 入力電源装置の取り外し手順は、次のとおりです。
ステップ 1 取り外す電源装置の電源スイッチをオフ(0)の位置にします。
ステップ 2 電源コードを電源から外します。電源に接続されているときは、電源コードの金属部分に手を触れないでください。
ステップ 4 電源装置の非脱落型ネジを緩めます (図 4-4 を参照)。
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ステップ 5 電源装置の両方のハンドルをつかみ(図 4-5図 4-7 を参照)、電源装置をシャーシから完全に引き出します。
ステップ 6 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、ブランク電源装置フィラー プレート(部品番号:800-16727-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
警告 この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。ステートメント 1045
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。アース接続手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 必要な場合は、シャーシの電源装置ベイの非脱落型ネジを緩めて、ブランク電源装置フィラー プレートをシャーシの電源装置から取り外します。
ステップ 3 電源装置の電源スイッチがオフ(0)の位置になっていることを確認します。
ステップ 4 電源装置の両方のハンドルをつかみ (図 4-5図 4-7 を参照)、滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します。
警告 電源装置の非脱落型ネジは必ずしっかりと締め、保護アースの導通を確保してください。ステートメント 289
ステップ 6 電源コードを電源装置の AC レセプタクルに差し込みます。
ステップ 7 電源コードのもう一方の端を AC 入力電源に接続します。
ステップ 8 電源装置の電源スイッチを、オン(|)の位置にします。
ステップ 9 電源装置の正常な動作を確認するために、LED が次の状態になっていることを確認します。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」のトラブルシューティング情報を参照してください。
ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされている 1000 W、1300 W、2500 W、3000 W、4000 W、6000 W、および 8700 W AC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
• 「1000 W、1300 W、2500 W、3000 W、4000 W、6000 W、および 8700 W AC 入力電源装置の取り外し」
• 「1000 W、1300 W、2500 W、3000 W、4000 W、6000 W、および 8700 W AC 入力電源装置の取り付け」
6 台の電源装置はすべて同じ基本フォーム ファクタのため、取り外しおよび取り付け手順も同じになります。
(注) 8700 W 電源装置を Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509-NEB シャーシに取り付ける場合は、システムのアース線をシャーシ システムのアース パッドではなく、電源装置のシステム アース ラグに取り付ける必要があります。
(注) 冗長電源装置を備えたシステムでは、システムの稼動中に障害のある電源装置を交換できます。
電源装置の非脱落型ネジを緩めたり締めたりするために、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバが必要になることがあります。
警告 システムの稼動時には、バックプレーンに危険な電圧または電流が流れています。保守を行う場合は注意してください。 ステートメント 1034
ステップ 1 取り外す電源装置の電源スイッチをオフ(0)の位置にします (図 4-6図 4-6 を参照)。電源スイッチをオフの位置にすると、ロックが解除され、電源装置がシャーシから外れます。
ステップ 3 8700 W 電源装置を Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509-NEB シャーシからを取り外す場合は、次のサブステップを実行して、電源装置のシステム アース ポストからシステム アース線を取り外します。
a. システム アース ラグを電源装置の 2 つのシステム アース ポストに固定している M4 ナット 2 本を緩めて取り外し、 外した 2 本のナットを脇に置きます。
b. それぞれのポストから 2 つのワッシャを取り外し、脇に置きます。
c. システム アース ラグをシステム アース ポストから取り外し、脇に置きます。
ステップ 4 ケーブル留めのネジを緩めて、取り外す電源装置から電源コードを外します。
(注) 4000 W 電源装置の AC 電源コードは電源装置に固定されているため、取り外せません。
ステップ 5 非脱落型ネジを緩めます (図 4-6 を参照)。
ステップ 6 片手で電源装置のハンドルをつかみ、電源装置をシャーシから少し引き出します。もう一方の手を電源装置の下に添えて(図 4-7図 4-7 を参照)、電源装置をシャーシから完全に引き出します。
ステップ 7 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、ブランクの前面プレート(部品番号:700-03104-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
ステップ 8 Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509 NEB シャーシから 8700 W 電源装置を取り外し、電源システム アース スタッドからシステム(NEBS)アースを外したときに、新しい 8700 W 電源を取り付けない場合は、システム アース ラグをシャーシ システム アース パッドに取り付け、新しい 8700 W 電源装置を取り付ける場合は、システム アース ラグをシステム アース スタッドに取り付けてください。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。アース接続手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
(注) 8700 W 電源装置を Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509-NEB シャーシを取り付ける場合は、システム(NEBS)アース ラグをシャーシのシステム アース パッドではなく電源装置の前面プレートにあるシステム アース スタッドに取り付ける必要があります。8700 W 電源装置は奥行きが増しているため、これらの 3 つのシャーシではシステム(NEBS)アース パッドが電源装置によって隠れてしまいます。8700 W 電源装置にシステム アースを取り付ける場合は、「8700 W 電源装置へのシステム アースの取り付け」を参照してください。
ステップ 2 必要な場合は、シャーシの電源装置ベイの非脱落型ネジを緩めて、ブランクの前面プレート(部品番号:800-27924-xx)を取り外します。
ステップ 4 取り付ける電源装置の電源スイッチがオフ(0)の位置になっていることを確認します (図 4-6 を参照)。
ステップ 5 片手で電源装置のハンドルを持ちます。もう一方の手を電源装置の下に添えます(図 4-7図 4-7 を参照)。滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します。
ステップ 6 電源装置の非脱落型ネジを締めます (図 4-6 を参照)。
ステップ 7 8700 W 電源装置を Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509-NEB シャーシに取り付ける場合は、システム(NEBS)アース ラグを電源装置システムのアース スタッドに取り付けます。取り付け手順については、「8700 W 電源装置へのシステム アースの取り付け」を参照してください。
ステップ 8 電源装置に電源コードを差し込み、ケーブル留めのネジを締めます。特定の AC 電源装置でサポートされる AC 電源コードのリストについては、付録 A を参照してください。
(注) 4000 W 電源装置の AC 電源コードは電源装置に固定されています。
ステップ 9 電源コードのもう一方の端を AC 入力電源に接続します。
ステップ 10 8700 W 電源装置では、電源装置前面プレートの右隅にリレー コントローラ スイッチがあります。8700 W 電源装置のリモート電源サイクリング機能を使用しない場合、あるいはリモート パワー サイクリング機能を取り付けてノーマル オープン(NO)リレーを使用する場合は、スイッチが Down(デフォルト)位置にあることを確認してください。Down 位置になっていないと電源装置に電源が投入されません。
ステップ 11 電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。電源装置のスイッチをオンにすると、ベイ内に電源装置がロックされます。
ステップ 12 電源装置の正常な動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
(注) 6000 W および 8700 W 電源装置では、AC 電源コードごとに個別の INPUT LED があります。AC 電源コードが接続されている電源装置の INPUT LED だけが点灯します。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」のトラブルシューティング情報を参照してください。
ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチの DC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け手順を説明します。内容は次のとおりです。
• 「950 W DC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け」
• 「1300 W または 2500 W DC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け」
• 「2700 W DC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け」
• 「4000 W DC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け」
(注) DC 電源の戻り線は、システム フレームおよびシャーシ(DC-I)から分離した状態にしておきます。
ここでは、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチの 950 W および 1400 W AC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
(注) 950 W DC 入力電源装置が設置できるのは、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ シャーシだけです。
電源装置の非脱落型ネジを緩めたり締めたりするために、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバが必要になることがあります。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
警告 システムの稼動時には、バックプレーンに危険な電圧または電流が流れています。保守を行う場合は注意してください。ステートメント 1034
ステップ 1 取り外す電源装置に取り付けられている PEM を確認します(PEM 1 または PEM 2)。その PEM に接続されている回路への電源がオフになっていることを確認します。
図 4-8 に、Catalyst 6503 スイッチ シャーシ上の DC 入力 PEM の位置を示します。
(注) システム(NEBS)アースは、DC 入力電源装置を搭載した Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E シャーシのプライマリ セーフティ アースの役割を果たします。これらのシャーシの DC 入力電源装置には、個別のアースはありません。作業するシャーシにシステム(NEBS)アースが取り付けられていることを確認してください。
ステップ 2 電源装置の非脱落型ネジを緩めます (図 4-9 を参照)。
ステップ 3 片手で電源装置のハンドルをつかみ、電源装置をシャーシから少し引き出します。もう一方の手を電源装置の下に添えて(図 4-10図 4-7 を参照)、電源装置をシャーシから完全に引き出します。
ステップ 4 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、ブランク電源装置フィラー プレート(部品番号:800-16727-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
図 4-8 Catalyst 6503 スイッチ:DC 入力 PEM の位置
図 4-10 Catalyst 6503 スイッチ:DC 入力電源装置の取り扱い
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
950 W DC 入力電源装置の取り付け手順は、次のとおりです。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。アース接続の手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
(注) システム(NEBS)アースは、DC 入力電源装置を搭載した Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E シャーシのプライマリ セーフティ アースの役割を果たします。これらのシャーシの DC 入力電源装置には、個別のアースはありません。作業するシャーシにシステム(NEBS)アースが取り付けられていることを確認してください。
ステップ 2 電源装置を取り付ける場合、DC PEM に接続している DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 3 片手で電源装置のハンドルを持ちます。もう一方の手を電源装置の下に添えます(図 4-10図 4-7 を参照)。滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します。
ステップ 4 電源装置の非脱落型ネジを締めます (図 4-9 を参照)。
ステップ 5 DC PEM のすべての配線がきちんと接続されていることを確認します。
ステップ 6 安全フラグ、ロックアウト装置、または回路ブレーカーのスイッチ ハンドルからテープを取り除き、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをオン(|)の位置にして電源を再投入します。
ステップ 7 電源装置の正常な動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」を参照してください。
ここでは、1300 W および 2500 W DC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け手順を説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
次の手順を実行するには、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバを使用します。電源装置に取り付けられているケーブル タイを切断するために、カッターも必要になることがあります。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
警告 システムの稼動時には、バックプレーンに危険な電圧または電流が流れています。保守を行う場合は注意してください。ステートメント 1034
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
ステップ 1 取り外す電源装置の DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 2 取り外す電源装置の電源スイッチをオフ(0)の位置にします。電源スイッチをオフの位置にすると、ロックが解除され、電源装置がシャーシから外れます。
1300 W DC 電源装置については図 4-11 を、2500 W DC 電源装置については図 4-12 を参照してください。
ステップ 3 端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外し、カバーを端子ブロックから取り外します。
1300 W DC 電源装置については図 4-11 を、2500 W DC 電源装置については図 4-12 を参照してください。
ステップ 4 DC 入力導線を次の順序で端子ブロックから外します(1300 W DC 電源装置については図 4-13 を、2500 W DC 電源装置については図 4-14 を参照してください)。
(注) 1300 W DC 電源装置 DC 電源コード端子ブロックの端子には、上から +、-、アースのラベルが付いています。2500 W DC 電源装置 DC 電源コード端子ブロックの端子には、上から -、+、アースのラベルが付いています。
1300 W DC 電源装置については図 4-13 を、2500 W DC 電源装置については図 4-14 を参照してください。
ステップ 6 片手で電源装置のハンドルをつかみ、電源装置をシャーシから少し引き出します。もう一方の手を電源装置の下に添えて(図 4-15図 4-15 を参照)、電源装置をシャーシから完全に引き出し、 電源装置を脇に置きます。
ステップ 7 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、ブランクの前面プレート(部品番号:700-03104-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
図 4-11 DC 入力電源装置の前面パネル(WS-CDC-1300W)
図 4-12 DC 入力電源装置の前面パネル(WS-CDC-2500W)
図 4-13 端子ブロックへの DC 入力導線の接続(WS-CDC-1300W)
図 4-14 端子ブロックへの DC 入力導線の接続(WS-CDC-2500W)
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。アース接続の手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 取り付ける電源装置の DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 3 取り付ける電源装置の電源スイッチがオフ(0)の位置になっていることを確認します。
1300 W DC 電源装置については図 4-11 を、2500 W DC 電源装置については図 4-12 を参照してください。
ステップ 4 片手で電源装置のハンドルを持ち、もう一方の手を下に添えます。滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します (図 4-15図 4-15 を参照)。
ステップ 5 電源装置の非脱落型ネジを締めます (1300 W DC 電源装置については図 4-11 を、2500 W DC 電源装置については図 4-12 を参照してください)。
ステップ 6 端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外し、カバーを端子ブロックから取り外します。
1300 W DC 電源装置については図 4-11 を、2500 W DC 電源装置については図 4-12 を参照してください。
ステップ 7 DC 入力導線に適切な端子を取り付けます。端子の最大幅は、0.300 インチ(7.6 mm)です。
(注) 導線は、使用する地域および国の取り付け要件および電気規定に適したサイズのものを使用します。使用できるのは銅線だけです。北米での 2500 W DC 入力電源装置の設置には、90℃ 耐性の撚りの細かい銅線を使用してください。
ステップ 8 DC 入力導線を次の順序で端子ブロックに接続します(1300 W DC 電源装置については図 4-16、2500 W DC 電源装置については図 4-17 を参照してください)。
(注) 1300 W DC 電源装置 DC 電源コード端子ブロックの端子には、上から +、-、アースのラベルが付いています。2500 W DC 電源装置 DC 電源コード端子ブロックの端子には、上から -、+、アースのラベルが付いています。
ステップ 9 導線がすべて完全に接続されていることを確認し、端子ブロック カバーを再度取り付けます。
ステップ 10 安全フラグおよびロックアウト装置、または回路ブレーカーのスイッチ ハンドルからテープを取り除き、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをオン(|)の位置にして電源を再投入します。
ステップ 11 電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。電源装置のスイッチをオンにすると、シャーシ内に電源装置がロックされます。
ステップ 12 電源装置の正常な動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」を参照してください。
図 4-16 DC 入力電源装置のコネクタ(WS-CDC-1300W)
図 4-17 DC 入力電源装置のコネクタ(WS-CDC-2500W)
ここでは、2700 W DC 入力電源装置の Catalyst 6504-E シャーシでの取り外しおよび取り付け手順を説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
2700 W DC 入力電源は、1350 W または 2700 W で動作させることができます。1350 W で動作させる場合は、DC 電源コードの 1 つのペアだけを、電源装置の端子ブロックの VE-1 または VE-2 ポスト ペアに接続する必要があります。電源装置を 2700 W で動作させる場合は、DC 電源コードの 2 つのペアを、電源装置の端子ブロックの VE-1 または VE-2 ポスト ペアに接続する必要があります。
(注) 2700 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 2700 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 2700 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
図 4-18 に、2700 W 動作用に接続された 2700 W DC 入力電源装置(製品番号 PWR-2700-DC/4)と取り付け対象のコンポーネントの名称を示します。
(注) この図では、DC 電源コードとアース ケーブルが右側から電源装置に入っています。2 つの DC 電源コードのペアが表示されているため、この電源装置が 2700 W で動作することがわかります。DC 電源コードとアース ケーブルは、必要に応じて電源装置の左側から接続することもできます。
この図を参照して、電源装置の取り外しまたは取り付けのときにコンポーネントを確認してください。
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電源装置の取り外しおよび取り付け手順には次の工具が必要です。
• 1/4 インチ スパナまたは 1/4 インチ ナットドライバ
DC 電源コードおよびアース ケーブルに端子を取り付けるために他の工具が必要になることもあります。さらに、DC 電源コードとアース ケーブルの端子は同梱されていないため、ご自身で購入する必要があります。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
警告 システムが稼動しているときは、バックプレーンに電圧がかかっています。感電事故を防ぐため、電源装置ベイおよびバックプレーンに手や指で触れないようにしてください。ステートメント 166
ステップ 1 取り外す電源装置に接続する DC 回路への DC 電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、DC 電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 2 端子ブロック カバー(透明のプラスチック製)を固定している 4 本のネジを外し、カバーを端子ブロックから滑らせて取り外します。カバーとネジを脇に置きます (図 4-19 を参照)。
ステップ 3 固定型ケーブル ガイドの上半分を固定している 2 本のネジを取り外し、ケーブル ガイドの一部とネジを脇に置きます (図 4-19 を参照)。
ステップ 4 分離型ケーブルガイドの上半分を下半分に固定している 2 本のネジを取り外します。ケーブル ガイドの上下両方とネジを取り外し、脇に置きます。
(注) 2 つのケーブル ガイドに加えて、DC 電源コードを固定する 1 つのタイラップと、アース ケーブルを固定型ケーブル ガイドに固定する 2 つのタイラップが使用されている場合もあります。その場合は、DC 電源コードとアース ケーブルを取り外せるように、これらのすべてのタイラップを切断する必要があります。
図 4-19 端子ブロック カバーとケーブル ガイドの取り外し
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ステップ 5 DC 入力コードを次の順序で端子ブロックから外します(図 4-20 を参照)。
• プラス(+)側 DC 電源コードを +VE-1 端子ブロック ポストから
• マイナス(-)側 DC 電源コードを -VE-1 端子ブロック ポストから
(注) VE-2 端子ブロック ポストに別の DC 電源コード ペアが接続されている場合は、アース ケーブルを取り外す前に、そのペアのプラス(+)およびマイナス(-)側 DC 電源コードをこの順序で取り外す必要があります。
1/4-20 ナットと分割リング ワッシャを各端子ブロック ポストから外し、脇に置きます。
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 42
ステップ 7 電源装置の両方のハンドルをつかみ(図 4-21図 4-7 を参照)、電源装置をシャーシから完全に引き出して、脇に置きます。
ステップ 8 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、ブランク電源装置フィラー プレート(部品番号:700-03104-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
ここでは、Catalyst 6504-E スイッチ シャーシに 2700 W DC 入力電源装置を取り付ける手順を説明します。2700 W DC 入力電源は、1350 W または 2700 W で動作させることができます。電源装置を 1350 W で動作させる場合は、DC 電源コードの 1 つのペアだけを、電源装置の端子ブロックの VE-1 または VE-2 ラグに接続する必要があります。電源装置を 2700 W で動作させる場合は、DC 電源コードの 2 つのペアを、電源装置の端子ブロックの VE-1 および VE-2 ラグに接続する必要があります。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
(注) 2700 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 2700 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 2700 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
Catalyst 6504-E シャーシに 2700 W DC 入力電源装置を取り付け、DC 電源に接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。システムのアース接続の手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 梱包用の箱から電源装置を取り出し、梱包材を取り除きます。
ステップ 3 電源装置に付属のビニール袋を捜し、脇に置きます。1 つの袋には、DC 電源コードのケーブル ガイドが 1 つ、4 本のネジが付いた端子ブロック カバー(プラスチック製)、および 2 つのケーブル タイが含まれます。もう 1 つのビニール袋には、端子ポスト用の 1/4-20 ナットとロック ワッシャが含まれます。手順の後半でこれらの部品を使用します。
ステップ 4 取り付ける電源装置に接続する DC 回路への DC 電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、DC 電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 5 電源装置の両方のハンドルをつかみ(図 4-22図 4-7 を参照)、 滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します。4 本の非脱落型ネジを締めます。
警告 電源装置の非脱落型ネジは必ずしっかりと締め、保護アースの導通を確保してください。ステートメント 289
ステップ 6 電源装置の左と右のいずれの方向から DC 電源コードを接続するのかを決定します。DC 電源コードを接続する方の固定型ケーブル ガイドの上半分を固定している 2 本のネジを緩めて取り外します。ケーブル ガイドの上半分を取り外し、ネジとともに脇に置きます。
ステップ 7 適切なサイズとタイプの端子を DC 電源コードとアース ケーブルに接続します。
端子の最大幅は、0.300 インチ(7.6 mm)です。DC 電源コードとアース ケーブルは、使用する地域および国の取り付け要件に適したサイズのものを使用します。使用できるのは銅線だけです。電源端子ブロック端子の開口部の幅は、0.62 インチ(15.8 mm)です。端子ポストは中心から 0.63 インチ(15.88 mm)離れており、1/4-20 スレッドがあります。適切な大きさの業界標準 2 穴の標準バレル圧縮ラグ端子を使用することを推奨します。電源装置アース ポストにも 1/4-20 スレッドがあり、1/4 インチの分割リング ワッシャ 2 個と 1/4-20 六角ナット 2 個が必要です(ポストごとに 1 個)。
(注) 北米での 2700 W 電源装置の設置には、90℃ 耐性の撚りの細かい銅線を使用してください。
(注) 2700 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 2700 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 2700 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
ステップ 8 DC 電源コードの端子を、次の順序で 2700 W 電源装置の端子ブロック ポストに接続します(図 4-23 を参照)。
• マイナス(-)側 DC 電源コードの端子から端子ポスト -VE-1
• プラス(+)側 DC 電源コードの端子から端子ポスト +VE-1
(注) 電源 DC コードの 1 つのペアだけを取り付ける場合は(1350 W 動作)、端子ポストの VE-1 と VE-2 のいずれかのペアに DC 電源コードを接続できます。電源装置の前面プレートにあるアース接続が 1 つだけであることにも注意してください。
固定型ケーブル ガイドに DC 電源コードを置きます。固定型ケーブル ガイドの上半分を DC 電源コードの上にかぶせ、2 本のネジを使用して、ケーブル ガイドの上半分を下半分に固定します。図 4-24 に、DC 電源コードを電源装置の左側から接続する方法を示します。
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 42
ステップ 9 電源装置に付属の 2 つのケーブル タイを使用して、アース ケーブルを固定型ケーブル ガイドのループに通して固定します (図 4-24 を参照)。
ステップ 10 透明のプラスチック製端子ブロック カバーを端子ブロックにかぶせ、付属の 4 本のネジを使用して電源装置に固定します (図 4-24 を参照)。
ステップ 11 電源装置に付属の DC 電源コードの分離型ケーブル ガイドを取り付けます(図 4-25 を参照)。
a. ケーブル ガイドの太い方を 2 本または 4 本の DC 電源コードの下に置き、コードをケーブル ガイドの溝と合わせます。ケーブル ガイドは、端子ブロックと固定型ケーブル ガイドの間に配置する必要があります。
b. ケーブル ガイドの上半分を DC 電源コードの上にかぶせ、ケーブル ガイドの両側を付属の 2 本のネジで固定します。この時点ではネジを締めないでください。
c. ケーブル ガイドを端子ブロックの方に滑らせて、端子ブロックにできる限り近付けて配置します。
e. DC 電源コードの分離型ケーブル ガイドに近い部分にタイラップを巻きます。分離型ケーブル ガイドの横にタイラップを配置し、タイラップを確実に締めます。端子ブロックから離れる方向に分離型ケーブル ガイドが滑らないことを確認します。
図 4-25 DC 電源コードの分離型ケーブル ガイドの取り付け
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ステップ 12 警告フラグと注意を促すテープを DC メイン電源から外し、DC 電源をオンにします。
ステップ 13 電源装置の動作を確認するために、前面パネルの LED が次の状態になっていることを確認します。
• INPUT 1 OK LED:電源装置の入力の VE-1 ペアに DC 電源コードを接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。それ以外の場合は LED は点灯しません。
• INPUT 2 OK LED:電源装置の入力の VE-2 ペアに DC 電源コードを接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。それ以外の場合は LED は点灯しません。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」を参照してください。
ここでは、4000 W DC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け手順を説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
(注) 4000 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 4000 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 4000 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
4000 W DC 入力電源は、2700 W または 4000 W で動作させることができます。電源装置を 2700 W で動作させる場合は、DC 電源コードの 2 つのペアを、電源装置の端子ブロックの VE-1 および VE-2 ポストに接続する必要があります。電源装置を 4000 W で動作させる場合は、DC 電源コードの 3 番めのペアを、端子ブロックの VE-3 ポストに接続する必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
図 4-26 に 4000 W DC 入力電源装置の各部を示します。この図を参照して、電源装置を取り外したり、取り付けたりしてください。
図 4-26 4000 W DC 入力電源装置の取り付けに関連する部分
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電源装置の取り外しおよび取り付け手順には次の工具が必要です。
• 1/4 インチ スパナまたは 1/4 インチ ナットドライバ
DC 電源コードおよびアース ケーブルに端子を取り付けるために他の工具が必要になることもあります。さらに、DC 電源コードとアース ケーブルの端子は同梱されていないため、ご自身で購入する必要があります。
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 42
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
警告 システムが稼動しているときは、バックプレーンに電圧がかかっています。感電事故を防ぐため、電源装置ベイおよびバックプレーンに手や指で触れないようにしてください。ステートメント 166
4000 W DC 入力電源装置の取り外し手順は、次のとおりです。
ステップ 1 取り外す電源装置に接続する DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 2 取り外す電源装置の電源スイッチをオフ(0)の位置にします (図 4-26 を参照)。
電源スイッチをオフの位置にすると、ロックが解除され、電源装置がシャーシから外れます。
(注) 図 4-26 に、外部端子ブロック カバーがある PWR-4000-DC 電源装置を示します。この電源装置の以前のバージョンには、外部端子ブロック カバーはありません。このカバーが含まれる改良キットを発注するときは、部品番号 CVR-4000DC-TERM= を使用してください。
ステップ 3 外部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットから 2 つのタブを外します。カバーを取り外し、ネジとともに脇に置きます (図 4-26 を参照)。
ステップ 4 左側の内部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを取り外します(VE-1/VE-2 端子ブロックのカバー)。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからタブを外します。カバーを取り外し、ネジとともに脇に置きます。
ステップ 5 右側の内部端子ブロック カバーを固定している 1 本のネジを取り外します(VE-3 端子ブロックのカバー)。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからタブを外します。カバーを取り外し、ネジとともに脇に置きます。
ステップ 6 DC 電源コードを次の順序で端子ブロックから外します。
1. プラス(+)側 DC 電源コードを +VE-1、+VE-2、+VE-3 端子ポストから
2. マイナス(-)側 DC 電源コードを -VE-1、-VE-2、-VE-3 端子ポストから
電源装置のシャーシを物理的に取り外す前に、両方の端子ブロックからすべての DC 入力配線を取り外す必要があります。
ステップ 7 電源装置の非脱落型ネジを緩めます (図 4-27 を参照)。
ステップ 8 片手で電源装置のハンドルをつかみ、電源装置をシャーシから少し引き出します。もう一方の手を電源装置の下に添えて(図 4-28 を参照)、図 4-7電源装置をシャーシから完全に引き出し、脇に置きます。
図 4-27 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源コードの接続
ステップ 9 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、ブランク電源装置フィラー プレート(部品番号:700-03104-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
4000 W DC 入力電源装置は、2700 W または 4000 W で動作するように配線できます。電源装置からの電源出力のタイプによって、DC 電源コードの数と、シャーシへの配線と接続の方法が決まります。設置場所による取り付け手順を正しく選択するには、 表 4-2 を参照してください。
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4000 W DC 入力電源装置を取り付ける場合、次の注意事項に従ってください。
• 4000 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 4000 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源コードが同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、2 台めの 4000 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源コードが別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
• 4000 W DC 入力電源装置は、2700 W または 4000 W で動作するように設計されています。電源装置を 2700 W で動作させるには、任意の 2 つのプラス(+)マイナス(-)端子ペア(VE-1 と VE-2、VE-2 と VE-3、または VE-1 と VE-3)を配線できます。電源を 4000 W で動作させるには、3 つのすべての端子ペアを配線する必要があります。
(注) 1 つの DC 電源コードのペアだけを接続している場合は、4000 W DC 入力電源装置は動作しません。
• 1 台の 4000 W DC 入力電源装置を取り付ける場合は、左側の電源装置ベイ(POWER 1)に搭載します。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
警告 電源装置の非脱落型ネジは必ずしっかりと締め、保護アースの導通を確保してください。ステートメント 289
主要なコンポーネントの名称を記した電源装置の前面図については、図 4-26 を参照してください。
(注) 図 4-26 に、外部端子ブロック カバーがある PWR-4000-DC 電源装置を示します。この電源装置の以前のバージョンには、外部端子ブロック カバーはありません。このカバーが含まれる改良キットを発注するときは、部品番号 CVR-4000DC-TERM= を使用してください。
4000 W DC 入力電源装置上の各コンポーネントの位置と名称については、図 4-26 を参照してください。
(注) 電源装置の側面と障害物(囲いのある装置ラックの側面など)の間は最低 2.5 ~ 3 インチ(63.5 ~ 76.2 mm)離してください。この空間は、DC 入力電源コードを正しく取り付け、固定するために必要です。DC 入力電源コードの配線を誤ると、電源装置へのエアーフローが遮断され、コードに不適切な張力がかかります。必要な空間の正確な大きさは、使用する DC 入力電源コードの口径と屈曲性によって異なります。
(注) 2700 W 冗長電源構成を適切に行うには、1 台の 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
4000 W DC 入力電源装置を取り付け、左側の電源装置ベイ(POWER 1)で 2700 W 動作用に配線する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。
アース接続の手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 梱包用の箱から電源装置を取り出し、梱包材を取り除きます。
ステップ 3 取り付ける電源装置に接続する DC 回路への DC 電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 4 適切な大きさの端子を取り付けた DC 電源コードを準備します。
電源端子ブロック端子の開口部の幅は、0.62 インチ(15.8 mm)です。端子ポストは中心から 0.63 インチ(15.88 mm)離れており、1/4-20 スレッドがあります。適切な大きさの業界標準 2 穴の標準バレル圧縮ラグ端子を使用することを推奨します (図 4-29 を参照)。端子ブロックの下にある電源装置アース ポストにも 1/4-20 スレッドがあり、1/4 インチの分割リング ワッシャ 2 個と 1/4-20 六角ナット 2 個が必要です。
DC 入力導線および DC 電源装置アース線は、使用する地域および国の取り付け要件に適したサイズのものを使用します。使用できるのは銅線だけです。北米での設置には、90℃ 耐性の撚りの細かい銅線を使用してください。
ステップ 5 片手で電源装置のハンドルを持ち、もう一方の手を下に添えます。滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します (図 4-30 を参照)。
ステップ 6 電源装置の非脱落型ネジを締めます (図 4-26 を参照)。
ステップ 7 外部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 8 左側の内部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 9 右側の内部端子ブロック カバーを固定している 1 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 10 電源装置に付属のビニール袋から 2 つのプラスチック製絶縁体を取り出します。大きい方のプラスチック製絶縁体(8 穴)を、8 ポストの端子ブロック(VE-1/VE-2)にかぶせます。プラスチックの穴を端子ブロック ポストに揃えます。絶縁体のエンド フラップは、DC 電源コードが入る向きとは逆の方向を向いているはずです。
ステップ 11 小さい方のプラスチック絶縁体(4 穴)を、4 ポストの端子ブロック VE-3 にかぶせます。プラスチックの穴を端子ブロック ポストに揃えます。絶縁体のエンド フラップは、DC 電源コードが入る向きとは逆の方向を向いているはずです。
ステップ 12 両方の絶縁体でエンド フラップを下向きに下げ、端子ブロックの開いている方を覆います(コードが入る向きとは逆)。
(注) DC 電源ケーブルを接続していない場合でも、必ずプラスチック製絶縁体を両方の端子ブロックにかぶせてください。これで、プラスチック製絶縁体を後で使用できるようになります。
ステップ 13 電源装置の左側から、電源装置のアース ケーブルと DC 電源コードを、次の順序で電源装置の端子ブロックに接続します(図 4-31 を参照)。
2. マイナス(-)側 DC 電源コードから(-)端子ポストの任意の 2 つのペア(VE-1 と VE-2、VE-1 と VE-3、または VE-2 と VE-3)
3. プラス(+)側 DC 電源コードから(+)端子ポストの任意の 2 つのペア(VE-1 と VE-2、VE-1 と VE-3、または VE-2 と VE-3)
図 4-31 2700 W 動作の DC 入力導線の接続(左側の電源装置ベイ)
ステップ 14 絶縁体の穴の開いた大きいフラップで DC 電源コードの各ペアを包み、スロットの奥に各ロッキング タブを差し込みます。電源コードにカバーが固定されるまでタブを引き、タブの余分なプラスチックを捨てます。
ステップ 15 左側の内部端子ブロック カバーの位置を合わせ、2 本のネジで固定します。右側の内部端子ブロック カバーの位置を合わせ、1 本のネジで固定します。
ステップ 16 外部端子ブロック カバーを取り付け、2 本のネジで固定します。
ステップ 17 右側の電源装置ベイに 2700 W で動作する 2 番めの電源装置を搭載する場合、「4000 W 電源装置の取り付け(2700 W 動作の配線:右側の電源装置ベイ)」に進みます。そうでない場合は、ステップ 18 に進みます。
ステップ 18 すべての取り付け手順が正しく行われたことを確認してから、DC 電源回路ブレーカーから安全フラグ、ロックアウト装置、または粘着テープを取り除き、電源装置への入力回路に通電できます。
ステップ 19 電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。電源装置のスイッチをオンにすると、シャーシ内に電源装置がロックされます。
ステップ 20 電源装置の正常な動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
• INPUT OK 1 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-1 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
• INPUT OK 2 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-2 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
• INPUT OK 3 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-3 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」を参照してください。
4000 W DC 入力電源装置上の各コンポーネントの位置と名称については、図 4-26 を参照してください。
(注) 電源装置の側面と障害物(囲いのある装置ラックの側面など)の間は最低 2.5 ~ 3 インチ(63.5 ~ 76.2 mm)離してください。この空間は、DC 入力電源コードを正しく取り付け、固定するために必要です。DC 入力電源コードの配線を誤ると、電源装置へのエアーフローが遮断され、コードに不適切な張力がかかります。必要な空間の正確な大きさは、使用する DC 入力電源コードの口径と屈曲性によって異なります。
(注) 2700 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
4000 W DC 入力電源装置を取り付け、右側の電源装置ベイ(POWER 2)で 2700 W 動作用に配線する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。
アース接続の手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 梱包用の箱から電源装置を取り出し、梱包材を取り除きます。
ステップ 3 取り付ける電源装置に接続する DC 回路への DC 電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 4 適切な大きさの端子を取り付けた DC 電源コードを準備します。
電源端子ブロック端子の開口部の幅は、0.62 インチ(15.8 mm)です。端子ポストは中心から 0.63 インチ(15.88 mm)離れており、1/4-20 スレッドがあります。適切な大きさの業界標準 2 穴の標準バレル圧縮ラグ端子を使用することを推奨します (図 4-32 を参照)。端子ブロックの下にある電源装置アース ポストにも 1/4-20 スレッドがあり、1/4 インチの分割リング ワッシャ 2 個と 1/4-20 六角ナット 2 個が必要です。
DC 入力導線および DC 電源装置アース線は、使用する地域および国の取り付け要件に適したサイズのものを使用します。使用できるのは銅線だけです。北米での設置には、90℃ 耐性の撚りの細かい銅線を使用してください。
ステップ 5 片手で電源装置のハンドルを持ち、もう一方の手を下に添えます。滑らせるようにして電源装置を右側の電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します (図 4-33 を参照)。
ステップ 7 外部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 8 左側の内部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 9 右側の内部端子ブロック カバーを固定している 1 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 10 電源装置に付属のビニール袋から 2 つのプラスチック製絶縁体を取り出します。大きい方のプラスチック製絶縁体(8 穴)を端子ブロック VE-1/VE-2 にかぶせます。プラスチックの穴を端子ブロック ポストに揃えます。絶縁体のエンド フラップは、DC 電源コードが入る向きとは逆の方向を向いているはずです。
ステップ 11 小さい方のプラスチック絶縁体(4 穴)を、4 ポストの端子ブロック VE-3 にかぶせます。プラスチックの穴を端子ブロック ポストに揃えます。絶縁体のエンド フラップは、DC 電源コードが入る向きとは逆の方向を向いているはずです。
ステップ 12 両方の絶縁体でエンド フラップを下向きに下げ、端子ブロックの開いている方を覆います(コードが入る向きとは逆)。
(注) DC 電源ケーブルを端子ブロックに接続していない場合でも、必ずプラスチック製絶縁体を両方の端子ブロックにかぶせてください。両方の絶縁体を取り付けておくと、後で使用できるようになります。
ステップ 13 電源装置の右側から、電源装置のアース ケーブルと DC 電源コードを、次の順序で端子ブロックの DC 入力導線に接続します(図 4-34 を参照)。
2. マイナス(-)側 DC 電源コードから(-)端子ポストの任意の 2 つのペア(VE-1 と VE-2、VE-1 と VE-3、または VE-2 と VE-3)
3. プラス(+)側 DC 電源コードから(+)端子ポストの任意の 2 つのペア(VE-1 と VE-2、VE-1 と VE-3、または VE-2 と VE-3)
図 4-34 2700 W 動作の DC 入力導線の接続(右側の電源装置ベイ)
ステップ 14 絶縁体の穴の開いた大きいフラップで DC 電源コードの各ペアを包み、スロットの奥に各ロッキング タブを差し込みます。電源コードにカバーが固定されるまでタブを引き、タブの余分なプラスチックを捨てます。
ステップ 15 左側の内部端子ブロック カバーの位置を合わせ、2 本のネジで固定します。右側の内部端子ブロック カバーの位置を合わせ、1 本のネジで固定します。
ステップ 16 付属のケーブル タイを使用して、右側の端子ブロック カバーの上部にあるスロットにケーブル タイを通し、配線を左側の端子ブロックに固定します。
ステップ 17 外部端子ブロック カバーを取り付け、2 本のネジで固定します。
ステップ 18 すべての取り付け手順が正しく行われたことを確認してから、DC 電源回路ブレーカーから安全フラグ、ロックアウト装置、または粘着テープを取り除き、電源装置への入力回路に通電できます。
ステップ 19 電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。電源装置のスイッチをオンにすると、シャーシ内に電源装置がロックされます。
ステップ 20 電源装置の正常な動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
• INPUT OK 1 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-1 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
• INPUT OK 2 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-2 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
• INPUT OK 3 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-3 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」を参照してください。
4000 W DC 入力電源装置上の各コンポーネントの位置と名称については、図 4-26 を参照してください。
(注) 電源装置の側面と障害物(囲いのある装置ラックの側面など)の間は最低 2.5 ~ 3 インチ(63.5 ~ 76.2 mm)離してください。この空間は、DC 入力電源コードを正しく取り付け、固定するために必要です。DC 入力電源コードの配線を誤ると、電源装置へのエアーフローが遮断され、コードに不適切な張力がかかります。必要な空間の正確な大きさは、使用する DC 入力電源コードの口径と屈曲性によって異なります。
(注) 4000 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
4000 W DC 入力電源装置を取り付け、左側の電源装置ベイ(POWER 1)で 4000 W 動作用に配線する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。
アース接続の手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 梱包用の箱から電源装置を取り出し、梱包材を取り除きます。
ステップ 3 取り付ける電源装置に接続する DC 回路への DC 電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 4 適切な大きさの端子を取り付けた DC 電源コードを準備します。
電源端子ブロック端子の開口部の幅は、0.62 インチ(15.8 mm)です。端子ポストは中心から 0.63 インチ(15.88 mm)離れており、1/4-20 スレッドがあります。適切な大きさの業界標準 2 穴の標準バレル圧縮ラグ端子を使用することを推奨します (図 4-35 を参照)。端子ブロックの下にある電源装置アース ポストにも 1/4-20 スレッドがあり、1/4 インチの分割リング ワッシャ 2 個と 1/4-20 六角ナット 2 個が必要です。
DC 入力導線および DC 電源装置アース線は、使用する地域および国の取り付け要件に適したサイズのものを使用します。使用できるのは銅線だけです。北米での設置には、90℃ 耐性の撚りの細かい銅線を使用してください。
ステップ 5 片手で電源装置のハンドルを持ち、もう一方の手を下に添えます。滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します (図 4-36 を参照)。
ステップ 7 外部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます (図 4-26 を参照)。
ステップ 8 左側の内部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます
ステップ 9 右側の内部端子ブロック カバーを固定している 1 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 10 電源装置に付属のビニール袋から 2 つのプラスチック製絶縁体を取り出します。大きい方のプラスチック製絶縁体(8 穴)を端子ブロック VE-1/VE-2 にかぶせます。プラスチックの穴を端子ブロック ポストに揃えます。絶縁体のエンド フラップは、DC 電源コードが入る向きとは逆の方向を向いているはずです。
ステップ 11 小さい方のプラスチック絶縁体(4 穴)を、4 ポストの端子ブロック VE-3 にかぶせます。プラスチックの穴を端子ブロック ポストに揃えます。絶縁体のエンド フラップは、DC 電源コードが入る向きとは逆の方向を向いているはずです。
ステップ 12 両方の絶縁体でエンド フラップを下向きに下げ、端子ブロックの開いている方を覆います(コードが入る向きとは逆)。
ステップ 13 電源装置の左側から、電源装置のアース ケーブルと DC 電源コードを、次の順序で端子ブロックの DC 入力導線に接続します(図 4-37 を参照)。
2. マイナス(-)側 DC 電源コードから端子ポスト -VE-1 および -VE-2
3. プラス(+)側 DC 電源コードから端子ポスト +VE-1 および +VE-2
ステップ 14 電源装置の左側から、DC 電源コードの 3 番めのペアを、次の順序で電源装置の端子ブロック VE-3 に接続します(図 4-37 を参照)。
1. マイナス(-)側 DC 電源コードから端子ポスト -VE-3
2. プラス(+)側 DC 電源コードから端子ポスト +VE-3
図 4-37 4000 W 動作の DC 入力導線の接続(左側の電源装置ベイ)
ステップ 15 絶縁体の穴の開いた大きいフラップで DC 電源コードの各ペアを包み、スロットの奥に各ロッキング タブを差し込みます。電源コードにカバーが固定されるまでタブを引き、タブの余分なプラスチックを捨てます。
ステップ 16 左側の内部端子ブロック カバーの位置を合わせ、2 本のネジで固定します。右側の内部端子ブロック カバーの位置を合わせ、1 本のネジで固定します。
ステップ 17 付属のケーブル タイを使用して、左側の端子ブロック カバーの上部にあるスロットにケーブル タイを通し、配線を右側の端子ブロックに固定します。
ステップ 18 外部端子ブロック カバーを取り付け、2 本のネジで固定します。
ステップ 19 右側の電源装置ベイに 4000 W で動作する 2 番めの電源装置を搭載する場合、「4000 W 電源装置の取り付け(4000 W 動作の配線:右側の電源装置ベイ)」に進みます。そうでない場合は、ステップ 20 に進みます。
ステップ 20 すべての取り付け手順が正しく行われたことを確認してから、DC 電源回路ブレーカーから安全フラグ、ロックアウト装置、または粘着テープを取り除き、電源装置への入力回路に通電できます。
ステップ 21 電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。電源装置のスイッチをオンにすると、シャーシ内に電源装置がロックされます。
ステップ 22 電源装置の正常な動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
• INPUT OK 1 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-1 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
• INPUT OK 2 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-2 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
• INPUT OK 3 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-3 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」を参照してください。
4000 W DC 入力電源装置上の各コンポーネントの位置と名称については、図 4-26 を参照してください。
(注) 電源装置の側面と障害物(囲いのある装置ラックの側面など)の間は最低 2.5 ~ 3 インチ(63.5 ~ 76.2 mm)離してください。この空間は、DC 入力電源コードを正しく取り付け、固定するために必要です。DC 入力電源コードの配線を誤ると、電源装置へのエアーフローが遮断され、コードに不適切な張力がかかります。必要な空間の正確な大きさは、使用する DC 入力電源コードの口径と屈曲性によって異なります。
(注) 4000 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 4000 W DC 入力電源装置の DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
4000 W DC 入力電源装置を取り付け、右側の電源装置ベイ(POWER 2)で 4000 W 動作用に配線する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。アース接続の手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 取り付ける電源装置に接続する DC 回路への DC 電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 3 適切な大きさの端子を取り付けた DC 入力電源コードを準備します。
電源端子ブロック端子の開口部の幅は、0.62 インチ(15.8 mm)です。端子ポストは中心から 0.63 インチ(15.88 mm)離れており、1/4-20 スレッドがあります。適切な大きさの業界標準 2 穴の標準バレル圧縮ラグ端子を使用することを推奨します (図 4-38 を参照)。端子ブロックの下にある電源装置アース ポストにも 1/4-20 スレッドがあり、1/4 インチの分割リング ワッシャ 2 個と 1/4-20 六角ナット 2 個が必要です。
DC 入力導線および DC 電源装置アース線は、使用する地域および国の取り付け要件に適したサイズのものを使用します。使用できるのは銅線だけです。北米での設置には、90℃ 耐性の撚りの細かい銅線を使用してください。
ステップ 4 片手で電源装置のハンドルを持ち、もう一方の手を下に添えます。滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します (図 4-39 を参照)。
ステップ 6 外部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 7 左側の内部端子ブロック カバーを固定している 2 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 8 右側の内部端子ブロック カバーを固定している 1 本のネジを外します。カバーを持ち上げ、電源装置のスロットからカバー タブを外します。カバーとネジを脇に置きます。
ステップ 9 電源装置に付属のビニール袋から 2 つのプラスチック製絶縁体を取り出します。大きい方のプラスチック製絶縁体(8 穴)を端子ブロック VE-1/VE-2 にかぶせます。プラスチックの穴を端子ブロック ポストに揃えます。絶縁体のエンド フラップは、DC 電源コードが入る向きとは逆の方向を向いているはずです。
ステップ 10 小さい方のプラスチック絶縁体(4 穴)を、4 ポストの端子ブロック VE-3 にかぶせます。プラスチックの穴を端子ブロック ポストに揃えます。絶縁体のエンド フラップは、DC 電源コードが入る向きとは逆の方向を向いているはずです。
ステップ 11 両方の絶縁体でエンド フラップを下向きに下げ、端子ブロックの開いている方を覆います(コードが入る向きとは逆)。
ステップ 12 電源装置の右側から、電源装置のアース ケーブルと DC 電源コードを、次の順序で端子ブロックの DC 入力導線に接続します(図 4-40 を参照)。
2. マイナス(-)側 DC 電源コードから端子ポスト -VE-1 および -VE-2
3. プラス(+)側 DC 電源コードから端子ポスト +VE-1 および +VE-2
ステップ 13 電源装置の右側から、DC 電源コードの 3 番めのペアを、次の順序で電源装置の端子ブロック VE-3 に接続します(図 4-40 を参照)。
1. マイナス(-)側 DC 電源コードから端子ポスト -VE-3
2. プラス(+)側 DC 電源コードから端子ポスト +VE-3
図 4-40 4000 W 動作の DC 入力導線の接続(右側の電源装置ベイ)
ステップ 14 絶縁体の穴の開いた大きいフラップで DC 電源コードの各ペアを包み、スロットの奥に各ロッキング タブを差し込みます。電源コードにカバーが固定されるまでタブを引き、タブの余分なプラスチックを捨てます。
ステップ 15 左側の内部端子ブロック カバーの位置を合わせ、2 本のネジで固定します。右側の内部端子ブロック カバーの位置を合わせ、1 本のネジで固定します。
ステップ 16 付属のケーブル タイを使用して、右側の端子ブロック カバーの上部にあるスロットにケーブル タイを通し、配線を左側の端子ブロックに固定します。
ステップ 17 外部端子ブロック カバーを取り付け、2 本のネジで固定します。
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
ステップ 18 すべての取り付け手順が正しく行われたことを確認してから、DC 電源回路ブレーカーから安全フラグ、ロックアウト装置、または粘着テープを取り除き、電源装置への DC 電源回路に通電できます。
電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。電源装置のスイッチをオンにすると、シャーシ内に電源装置がロックされます。
ステップ 19 電源装置の正常な動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
• INPUT OK 1 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-1 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
• INPUT OK 2 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-2 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
• INPUT OK 3 LED:DC 電源コードを電源装置の入力の VE-3 ペアに接続している場合は、LED がグリーンに点灯していることを確認します。DC 電源ケーブルが接続され、LED が点灯していない場合は、DC 電源がオンになっていないか、または DC 電源電圧が -33 VDC 以下になっています。DC 電源電圧が -33 ~ -40.5 VDC の場合は、LED は点灯、消灯、点滅のいずれかになります。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」を参照してください。
ここでは、6000 W DC 入力電源装置(PWR-6000-DC)の取り外しおよび取り付け手順を説明します。内容は次のとおりです。
• 「必要な工具」
(注) 6000 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 6000 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 6000 W DC 入力電源装置のすべての DC 電源が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
電源装置の取り外しおよび取り付け手順には次の工具が必要です。
• 1/4 インチ スパナまたは 1/4 インチ ナットドライバ
DC 電源コードおよびアース ケーブルに端子を取り付けるために他の工具が必要になることもあります。さらに、DC 電源コードとアース ケーブルの端子は同梱されていないため、ご自身で購入する必要があります。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
警告 システムが稼動しているときは、バックプレーンに電圧がかかっています。感電事故を防ぐため、電源装置ベイおよびバックプレーンに手や指で触れないようにしてください。ステートメント 166
(注) 6000 W DC 入力電源装置を使用すると、DC 入力導線やアース線を外さずに、Input Power Module(IPM; 入力電源モジュール)を取り外すことができます。次に電源装置を交換し、すべて配線済みの IPM を差し込むことができます。電源装置を取り外す前に、この手順を十分に確認してください。
ステップ 1 電源装置を取り外す場合、DC 入力電源装置に接続している DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、DC 電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 2 取り外す電源装置の電源スイッチをオフ(0)の位置にします(図 4-41 を参照)。電源スイッチをオフの位置にすると、ロックが解除され、電源装置がシャーシから外れます。
図 4-41 6000 W DC 入力電源装置の DC 入力前面パネル
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(注) PWR-6000-DC 電源装置を使用すると、DC 入力導線やアース線を外さずに、入力電源モジュール(IPM)を取り外すことができます。次に電源装置を交換し、すべて配線済みの IPM を差し込むことができます。このオプションを使用するには、ステップ 3 ~ 6 を実行しないでステップ 7 に進みます。
ステップ 3 端子ブロック カバーを固定している 2 本の A4 ネジを外し、カバーを電源装置から取り外します(図 4-42 を参照)。
ステップ 4 DC 入力導線を切断したり、傷つけたりしないように、ケーブル タイラップを慎重に切断します。
(注) 6000 W DC 入力電源装置は、単一および冗長構成用に 2800 W、4500 W、または 6000 W の電圧を提供します。使用可能な DC 入力ペアに応じて、一部の構成にはケーブル タイラップが必要になります。
ステップ 5 DC 入力導線を次の順番で端子ブロックから外します。
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 42
図 4-42 6000 W DC 入力電源装置の DC 入力導線の接続(2800 W DC 入力)
(注) IPM を取り外さない場合は、ステップ 7 および 8 を飛ばし、ステップ 9 に進みます。
ステップ 7 電源装置の IPM 非脱落型ネジを緩めます。図 4-41 を参照してください。
ステップ 8 両方の IPM ラッチを持ち上げ、IPM を取り外します。図 4-43図 4-43 を参照してください。
ステップ 9 電源装置の非脱落型ネジを緩めます(図 4-41 を参照)。
ステップ 10 片手で電源装置のハンドルをつかみ、電源装置をシャーシから少し引き出します。図 4-44(IPM なしの場合)または図 4-45(IPM ありの場合)に示すように、もう一方の手を電源装置の下に添えて、図 4-7電源装置をシャーシから完全に引き出します。
(注) 電源装置ベイを空のままにしておく場合は、ブランク電源装置フィラー プレート(部品番号:700-03104-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
図 4-44 IPM を搭載していない DC 入力電源装置の取り扱い
図 4-45 IPM を搭載した DC 入力電源装置の取り扱い
(注) PWR-6000-DC 電源装置を使用すると、DC 入力導線とアース線を接続したまま、(以前に取り外した)入力電源モジュール(IPM)を取り付けることができます。次に電源装置を取り付け、すべて配線済みの IPM を差し込むことができます。電源装置を取り付ける前に、この手順を十分に確認してください。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、DC 回路に給電する DC 電力線の回路ブレーカーまたはヒューズの位置を確認してください。DC 電力線の回路ブレーカーをオフにして、DC 電力線のヒューズを切り離します。ステートメント 322
(注) 6000 W DC 入力の冗長電源構成を適切に行うには、1 台の 6000 W DC 入力電源装置のすべての入力導線(2800 W DC 入力に 2 つのペア、4500 W DC 入力には 3 つのペア、6000 W DC 入力には 4 つのペア)が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 6000 W DC 入力電源装置のすべての入力導線(2800 W DC 入力に 2 つのペア、4500 W DC 入力には 3 つのペア、6000 W DC 入力には 4 つのペア)が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
(注) 6000 W DC 入力電源装置は、2800 W、4500 W、または 6000 W の電力を提供します。2800 W を選択するには、任意の 2 つのプラス(+)/マイナス(-)端子ペアを任意の順序で接続します。4500 W を選択するには、任意の 3 つのプラス(+)/マイナス(-)端子ペアを任意の順序で接続します。6000 W を選択するには、4 つのすべてのプラス(+)/マイナス(-)端子ペアを接続します。Cisco IOS ソフトウェアは、配線された入力を検出し、適切なシステム電源を設定します。
(注) 6000 W DC 入力電源のアースは、PWR-6000-DC 電源装置を Catalyst 6500 シリーズ シャーシに取り付けた場合にシステムのアース接続を提供します。この手順に従ってアースを取り付けます。
(注) 冗長電源装置では、両方の電源装置で 6000 W DC 入力電源装置のアースを接続する必要があります。
(注) 電源装置の側面と障害物(囲いのある装置ラックの側面など)の間は最低 2.5 ~ 3 インチ(63.5 ~ 76.2 mm)離してください。この空間は、DC 入力電源コードを正しく取り付け、固定するために必要です。DC 入力電源コードの配線を誤ると、電源装置へのエアーフローが遮断され、コードに不適切な張力がかかります。必要な空間の正確な大きさは、使用する DC 入力電源コードの口径と屈曲性によって異なります。
6000 W DC 入力電源装置の取り付け手順は、次のとおりです。
ステップ 1 取り付ける電源装置に接続する DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。適切な安全フラグとロックアウト装置を電源スイッチ ハンドルに設置し、どの回路入力にも通電されないようにします。
ステップ 2 片手で電源装置のハンドルを持ち、もう一方の手を下に添えます。滑らせるようにして電源装置を電源装置ベイに入れます。電源装置がベイに完全に装着されていることを確認します(図 4-46 を参照)。
ステップ 3 電源装置の非脱落型ネジを締めます(図 4-47 を参照)。
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警告 電源装置の非脱落型ネジは必ずしっかりと締め、保護アースの導通を確保してください。ステートメント 289
(注) PWR-6000-DC 電源装置を使用すると、DC 入力導線とアース線を接続したまま、(以前に取り外した)入力電源モジュール(IPM)を取り付けることができます。次に電源装置を取り付け、すべて配線済みの IPM を差し込むことができます。DC 入力導線とアース線が接続されたままの IPM を取り付ける場合は、ステップ 4 ~ 12 を飛ばして、ステップ 13 に直接進みます。
ステップ 4 外部端子ブロック カバーを固定している 2 本の A4 ネジを外し、カバーを電源装置から取り外します(図 4-47 を参照)。
ステップ 5 適切な端子を DC 入力導線とアース線に接続します。導線は、使用する地域および国の取り付け要件に適したサイズのものを使用します。使用できるのは銅線だけです。
(注) 6000 W 電源装置には、電源導線とアース線の両方に使用するように、AWG #4 ラグ端子と 45 度角、2 穴圧縮ラグ端子が付属しています。別の導線サイズに適した他の端子は個別に購入してください。
(注) 電源装置の端子ブロック端子の開口部の幅は、0.62 インチ(15.8 mm)です。端子ポストは中心から 0.625 インチ(15.88 mm)離れており、1/4-20 スレッドです。適切なサイズの、業界標準の 45 度角、2 穴標準バレル圧縮ラグ端子を電源ラグとアース ラグの両方に使用することを推奨します(AWG #4 導線では、Panduit 部品番号 LCC4-14AWH-L か、それに相当するもの)。電源装置アース スタッドは、端子ブロックの横にあります。
(注) 北米での 6000 W 電源装置の設置には、90 ℃ 耐性の撚りの細かい銅線を使用してください。
(注) 6000 W DC 入力電源装置は、2800 W、4500 W、または 6000 W の電圧を提供します。2800 W を選択するには、任意の 2 つのプラス(+)/マイナス(-)端子ペアを任意の順序で接続します。4500 W を選択するには、任意の 3 つのプラス(+)/マイナス(-)端子ペアを任意の順序で接続します。6000 W を選択するには、4 つのすべての端子を接続します。Cisco IOS ソフトウェアは、配線された入力を検出し、適切なシステム電源を設定します。
(注) 単一電源装置向けに 2800 W を接続している場合は、ステップ 7 に進みます。冗長電源装置用に 2800 W を配線している場合は、ステップ 7 に進み、次にステップ 10 に進みます。いずれの場合でも、終了後にステップ 14 に進みます。
(注) 単一電源装置向けに 4500 W を接続している場合は、ステップ 8 に進みます。冗長電源装置用に 4500 W を配線している場合は、ステップ 8 に進み、次にステップ 11 に進みます。いずれの場合でも、終了後にステップ 14 に進みます。
(注) 単一電源装置向けに 6000 W を接続している場合は、ステップ 9 に進みます。冗長電源装置用に 6000 W を配線している場合は、ステップ 9 に進み、次にステップ 12 に進みます。いずれの場合でも、終了後にステップ 14 に進みます。
ステップ 6 次のように 2800 W を配線します(電源装置ベイの左側)。
a. 電源装置の左側から、アース線をアースに接続します(図 4-48 を参照)。
図 4-48 電源ベイの左側に置かれた 2700 W DC 入力電源装置の DC 入力導線の接続
b. 電源装置の左側から、個々の DC 入力導線を次の順序で端子ブロックに接続します(図 4-48 および図 4-49 を参照)。
(注) 端子ナットを締める場合、ナットの大きさが合っているか確認します。ナットを締めすぎないでください。推奨トルク強度は 20 インチポンドです。端子ナットを締めすぎると、端子ブロックが破損することがあります(最大トルク:36 インチポンド)。
ステップ 7 次のように 4500 W を配線します(電源装置ベイの左側)。
a. 電源装置の左側から、アース線をアースに接続します(図 4-49 を参照)。
図 4-49 電源ベイの左側に置かれた 4000 W DC 入力電源装置の DC 入力導線の接続
b. 電源装置の左側から、個々の DC 入力導線を次の順序で端子ブロックに接続します(図 4-47 および図 4-49 を参照)。
(注) 端子ナットを締める場合、ナットの大きさが合っているか確認します。ナットを締めすぎないでください。推奨トルク強度は 20 インチポンドです。端子ナットを締めすぎると、端子ブロックが破損することがあります(最大トルク:36 インチポンド)。
ステップ 8 次のように 6000 W を配線します(電源装置ベイの左側)。
a. 電源装置の左側から、アース線をアースに接続します(図 4-50 を参照)。
図 4-50 電源ベイの左側に置かれた 6000 W DC 入力電源装置の DC 入力導線の接続
b. 電源装置の左側から、個々の DC 入力導線を次の順序で端子ブロックに接続します(図 4-47 および図 4-50 を参照)。
(注) 端子ナットを締める場合、ナットの大きさが合っているか確認します。ナットを締めすぎないでください。推奨トルク強度は 20 インチポンドです。端子ナットを締めすぎると、端子ブロックが破損することがあります(最大トルク:36 インチポンド)。
ステップ 9 次のように 2800 W を配線します(電源装置ベイの右側)。
a. 電源装置の右側から、アース線をアースに接続します(図 4-51 を参照)。
図 4-51 電源ベイの右側に置かれた 2700 W DC 入力電源装置の DC 入力導線の接続
b. 電源装置の右側から、DC 入力導線を次の順序で端子ブロックに接続します(図 4-47 および図 4-51 を参照)。
(注) 端子ナットを締める場合、ナットの大きさが合っているか確認します。ナットを締めすぎないでください。推奨トルク強度は 20 インチポンドです。端子ナットを締めすぎると、端子ブロックが破損することがあります(最大トルク:36 インチポンド)。
(注) 2800 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 6000 W DC 入力電源装置の両方のペアの入力導線が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 6000 W DC 入力電源装置の両方のペアの入力導線が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
ステップ 10 次のように 4500 W を配線します(電源装置ベイの右側)。
a. 電源装置の右側から、アース線をアースに接続します(図 4-52 を参照)。
図 4-52 電源ベイの右側に置かれた 4000 W DC 入力電源装置の DC 入力導線の接続
b. 電源装置の右側から、個々の DC 入力導線を、次の順序で右側の電源装置の端子ブロックに接続します(図 4-47 および図 4-52 を参照)。
(注) 端子ナットを締める場合、ナットの大きさが合っているか確認します。ナットを締めすぎないでください。推奨トルク強度は 20 インチポンドです。端子ナットを締めすぎると、端子ブロックが破損することがあります(最大トルク:36 インチポンド)。
(注) 4500 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 6000 W DC 入力電源装置の 3 つのペアの入力導線が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 6000 W DC 入力電源装置の 3 つのペアの入力導線が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
ステップ 11 次のように 6000 W を配線します(電源装置ベイの右側)。
a. 電源装置の右側から、アース線をアースに接続します(図 4-53 を参照)。
図 4-53 電源ベイの右側に置かれた 6000 W DC 入力電源装置の DC 入力導線の接続
b. 電源装置の右側から、個々の DC 入力導線を次の順序で端子ブロックに接続します(図 4-47 および図 4-53 を参照)。
(注) 端子ナットを締める場合、ナットの大きさが合っているか確認します。ナットを締めすぎないでください。推奨トルク強度は 20 インチポンドです。端子ナットを締めすぎると、端子ブロックが破損することがあります(最大トルク:36 インチポンド)。
(注) 6000 W DC 入力の冗長電源構成を適正に行うには、1 台の 6000 W DC 入力電源装置の 4 つのすべてのペアの入力導線が同じバッテリ システム(A フィード)に接続され、もう 1 台の 4000 W DC 入力電源装置の 4 つのすべてのペアの入力導線が別のバッテリ システム(B フィード)に接続されている必要があります。
(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体または国が定める電気規定に適合するサイズのものを使用してください。
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 42
ステップ 12 配線済みの IPM を取り付けている場合は、IPM を電源装置に確実に差し込み、IPM 非脱落型ネジを締めます (図 4-54 を参照)。
図 4-54 配線済みの IPM の差し込み(2700 W DC 入力)
ステップ 13 すべての取り付け手順が正しく行われたことを確認したら、安全フラグとロックアウト装置を取り除き、電源装置への入力回路に通電できます。
ステップ 14 電源スイッチを使用して電源装置をオンにします。
ステップ 15 電源装置の動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
ここでは、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチの PEM(パワー エントリ モジュール)の取り外しおよび取り付け方法について説明します。PEM には、3 つのモデルがあります。
• 1400 W AC 入力 PEM:PEM-20A-AC+
(注) PEM は、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ専用です。
PEM により、シャーシ前面で設置場所の電源から電源装置への接続が可能になります。入力電源の接続だけでなく、PEM には、電源スイッチの点灯(AC 入力のみ)、電流の保護、サージと EMI(電磁波干渉)の抑制、およびフィルタリングの機能があります。
PEM の位置については図 4-55 を、電源装置の位置については図 4-56 を参照してください。左側の PEM(PEM 1)は、電源装置 1 に設置場所の電源を接続します。右側の PEM(PEM 2)は、電源装置 2 に設置場所の電源を接続します。
図 4-56 Catalyst 6503 スイッチ:電源装置の位置
次の手順を実行するには、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバを使用します。また、ケーブル タイラップを切断するために、ワイヤ カッターが必要になる場合があります。
ステップ 1 取り外す PEM の電源スイッチをオフ(0)の位置にします (図 4-55 を参照)。
ステップ 2 電源コードを電源から外します。PEM に接続されているときは、電源コードの金属部分に手を触れないでください。
ステップ 3 電源コードを PEM の電源から取り外します。PEM に組み込まれている金属部分に手を触れないでください。
ステップ 4 2 本の非脱落型ネジを緩めます (図 4-57 を参照)。
ステップ 5 片手で PEM をつかみ、シャーシから少し引き出します。もう一方の手を PEM の下に添えて(図 4-58図 4-7 を参照)、シャーシから完全に引き出します。
ステップ 6 PEM のベイを空のままにしておく場合は、ブランク PEM フィラー プレート(部品番号:800-16719-01)を開口部に取り付け、非脱落型ネジで固定します。
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。
アース接続手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 必要な場合は、シャーシの PEM ベイの非脱落型ネジを緩めて、ブランク PEM フィラー プレート(部品番号:800-16719-01)を取り外します。ブランク PEM フィラー プレートは、今後使用するときのために保管しておきます。
ステップ 3 片手で PEM を持ちます。もう一方の手を PEM の下に添えます(図 4-58図 4-7 を参照)。PEM を PEM ベイに挿入します。PEM がベイに完全に装着されていることを確認します。
ステップ 4 PEM の非脱落型ネジを締めます (図 4-57 を参照)。
(注) サポートされる AC 電源コードのリストについては、「付録 A」を参照してください。
ステップ 6 電源コードのもう一方の端を AC 入力電源に接続します。
ステップ 7 PEM の電源スイッチを、オン(|)の位置にします。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。ステートメント 1003
警告 システムの稼動時には、バックプレーンに危険な電圧または電流が流れています。保守を行う場合は注意してください。ステートメント 1034
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
ステップ 1 取り外す PEM の DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 2 PEM の 2 本の非脱落型ネジを緩めます (図 4-59 を参照)。
ステップ 3 PEM をシャーシから少し引き出し、PEM の端子ブロック ネジを操作できるようにします (図 4-60 を参照)。
ステップ 4 DC 入力導線を次の順序で PEM 端子ブロックから外します。
ステップ 5 片手で PEM を持ち、もう一方の手をその下に添えて(図 4-61 を参照)、PEM をシャーシから完全に引き出します。PEM を脇に置きます。
ステップ 6 PEM のベイを空のままにしておく場合は、ブランク PEM フィラー プレート(部品番号:800-16719-01)を開口部に取り付け、2 本の非脱落型ネジで固定します。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。ステートメント 1003
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
ステップ 1 システム アースが接続されていることを確認します。アース接続の手順については、「システム アースの確立」を参照してください。
ステップ 2 取り付ける PEM の DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 3 PEM をシャーシに少し差し込み、PEM の端子ブロック ネジを操作できるようにします (図 4-62 を参照)。
ステップ 4 DC 入力導線を次の順序で端子ブロックに接続します。
ステップ 5 導線がすべて完全に接続されていることを確認し、ベイに PEM を取り付けます。
ステップ 6 電源装置の非脱落型ネジを締めます (図 4-63 を参照)。
ステップ 7 安全フラグ、ロックアウト装置、または回路ブレーカーのスイッチ ハンドルからテープを取り除き、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをオン(|)の位置にして電源を再投入します。
ステップ 8 電源装置の正常な動作を確認するために、前面パネルの LED が、次の状態になっていることを確認します。
LED が電源に問題のあることを示した場合は、「起動時の問題の特定」を参照してください。
ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチのファン アセンブリの取り外しおよび取り付け手順について説明します。
(注) Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509-NEB シャーシに Supervisor Engine 2 が搭載されているときに、ファン トレイの取り外しおよび交換手順を使用して、ファン トレイ 1(低速)からファン トレイ 2(高速)にアップグレードしている場合は、最初に hw-module fan-tray version 2 コマンドを使用してシャーシの構成を確認し、電源装置の互換性や電源が十分であるかどうかなど、構成の問題をチェックする必要があります。構成の問題が検出されない場合は、ファン トレイを変更できることを示すメッセージが表示されます。このコマンドは、Supervisor Engine 2 を使用して構成されている Catalyst 6500 シリーズ スイッチだけに適用されます。このコマンドは、Supervisor Engine 720 または Supervisor Engine 32 を使用して構成されているシステムでは必要ありません。
電源装置の非脱落型ネジを緩めたり締めたりするために、マイナス ドライバまたは No.2 プラス ドライバが必要になることがあります。
ファン アセンブリは、システムの動作中に取り外しや取り付けを行っても、電気事故が発生したりシステムが損傷したりすることがないように設計されています。
警告 ファン トレイを取り外すときは、回転しているファンの羽根に手を近づけないでください。ファン ブレードが完全に停止してからファン トレイを取り外してください。ステートメント 258
ステップ 1 ファン トレイ 1(低速)からファン トレイ 2(高速)にシャーシをアップグレードしているときに、シャーシに Supervisor Engine 2 が搭載されている場合は、現在のシャーシ構成がファン トレイのアップグレードをサポートしていることを確認する必要があります。確認するには、 hw-module fan-tray version 2 コマンドを使用して、電源装置の互換性や電源が十分かどうかなど、構成の問題を確認します。
構成の問題が検出されない場合は、ファン トレイを変更できることを示すメッセージが表示されます。シャーシに Supervisor Engine 32 または Supervisor Engine 720 が搭載されている場合は、この手順を飛ばし、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 次のようにシャーシでファン アセンブリの位置を確認します。
• Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチについては、図 4-64 を参照してください (ファン トレイはモジュール ケージの左側にあります)。
• Catalyst 6504-E スイッチについては、図 4-65 を参照してください (ファン トレイはモジュール ケージの左側にあります)。
• Catalyst 6506 および Catalyst 6506-E スイッチについては、図 4-66 を参照してください (ファン トレイはモジュール ケージの左側にあります)。
• Catalyst 6509 および Catalyst 6509-E スイッチについては、図 4-67 を参照してください (ファン トレイはモジュール ケージの左側にあります)。
• Catalyst 6509-NEB スイッチについては、図 4-68 を参照してください (ファン トレイはモジュール ケージの上にあります)。
• オプションのケーブル マネジメント システムが装備された Catalyst 6509-NEB-A スイッチでは、ファン アセンブリに手が届くように、最初にケーブル マネジメント システムの上にある 2 本の非脱落型ネジを緩めてから、ケーブル ガイドを倒す必要があります (図 4-69 を参照)。Catalyst 6509-NEB-A スイッチの 2 つのファン トレイの位置については、図 4-70 を参照してください。
• オプションのケーブル マネジメント システムが装備された Catalyst 6509-V-E スイッチでは、ファン アセンブリに手が届くように、最初にケーブル マネジメント システムの上にある 2 本の非脱落型ネジを緩めてから、ケーブル ガイドを倒す必要があります (図 4-69 を参照)。Catalyst 6509-V-E スイッチの 2 つのファン トレイの位置については、図 4-70 を参照してください。
–ケーブル ガイドを十分に倒してファン トレイに手が届くように、ネットワーク インターフェイス ケーブルに十分なたるみがあることを確認します。
–フル装備のケーブル マネジメント システムは重くなる場合があります。ケーブル ガイドを下げる場合は、十分に支えられることを確認してください。
• Catalyst 6513 スイッチについては、図 4-71 を参照してください (ファン トレイはモジュール ケージの左側にあります)。
ステップ 3 2 本のファン トレイ非脱落型ネジを左に回して緩めます。
ステップ 4 両手でファン アセンブリを持ち、外側へ引き出します。必要に応じて軽くゆり動かし、バックプレーンからファン アセンブリの電源コネクタを取り外します。
ステップ 5 ファン アセンブリをシャーシから引き出し、安全な場所に置きます。
図 4-64 ファン アセンブリ:Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ
図 4-65 ファン アセンブリ:Catalyst 6504-E スイッチ
図 4-66 ファン アセンブリ:Catalyst 6506 および Catalyst 6506-E スイッチ
図 4-67 ファン アセンブリ:Catalyst 6509 および Catalyst 6509-E スイッチ
図 4-68 ファン アセンブリ:Catalyst 6509-NEB スイッチ
図 4-69 Catalyst 6509-NEB-A および Catalyst 6509-V-E スイッチのファン トレイの作業
図 4-70 ファン アセンブリ:Catalyst 6509-NEB-A および Catalyst 6509-V-E スイッチ
図 4-71 ファン アセンブリ:Catalyst 6513 スイッチ
新しいファン アセンブリを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ファンを右側に向け、FAN STATUS LED が下にくるようにファン アセンブリを持ちます。
• Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチについては、図 4-64 を参照してください。
• Catalyst 6504-E スイッチについては、図 4-65 を参照してください。
• Catalyst 6506 および Catalyst 6506-E スイッチについては、図 4-66 を参照してください。
• Catalyst 6509 および Catalyst 6509-E スイッチについては、図 4-67 を参照してください。
• Catalyst 6513 スイッチについては、図 4-71 を参照してください
Catalyst 6509-NEB スイッチの場合は、ファンが下向きに、FAN STATUS LED が左側になるようにファン アセンブリを持ちます (図 4-68 を参照)。Catalyst 6509-NEB-A および Catalyst 6509-V-E スイッチの場合は、ハンドルがアセンブリの上になるようにファン アセンブリを持ちます (図 4-70 を参照)。
ステップ 2 ファン アセンブリをシャーシ前面の開口部に差し込み、シャーシに置くようにします。それからファン アセンブリを少し持ち上げ、上部と底部のシャーシ ガイドの溝に合わせます。
ステップ 3 電源コネクタがバックプレーンに装着され、非脱落型ネジがシャーシに当たるまで、ファン アセンブリをシャーシに押し込みます。
ステップ 5 Catalyst 6509-NEB-A および Catalyst 6509-V-E スイッチの場合は、ケーブル ガイドを元の位置に戻し、シャーシ上部の 2 本の非脱落型ネジを締めます (図 4-69 を参照)。
• フル装備の Catalyst 6509-V-E ケーブル マネジメント システムは非常に重くなることがあります。ファン トレイを交換した後にケーブル ガイドを戻すときは、ネットワーク インターフェイス ケーブルの位置が自然に揃うように、ケーブル ガイドをゆっくりとゆらしてください。このようにすると、シャーシの前面にケーブル ガイドを簡単に取り付けられるようになり、2 つの非脱落型ネジを合わせて締めることができます。ネットワーク インターフェイス ケーブルがケーブル ガイドに挟まっていないことを確認します。
• Catalyst 6509-V-E ケーブル ガイドを配置して固定した後、ケーブル ガイド前面パネルの背面にあるタブが、この時点でもシャーシの横のケーブル ガイドの背面にあるスロットに入っていることを確認します。タブが緩んでいる場合は、タブをスロットに再び取り付ける必要があります。
新しいファン アセンブリが正しく取り付けられているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ファンの音を聞きます。すぐに作動音が聞こえるはずです。聞こえない場合は、ファン アセンブリがシャーシに完全に収まり、前面プレートとスイッチの背面パネルが揃っていることを確認します。
ステップ 2 FAN STATUS LED がグリーンに点灯していることを確認します。LED がレッドに点灯している場合は、1 つまたは複数のファンが故障しています。
ステップ 3 数回試行してもファン アセンブリが作動しない場合、または取り付け時に問題が生じた場合(非脱落型ネジとシャーシの穴が合わないなど)は、製品を購入された代理店に連絡してください。
ここでは、Catalyst 6509-NEB-A スイッチまたは Catalyst 6509-V-E スイッチにオプションのエア フィルタ アセンブリを取り付ける方法について説明します。フィルタ アセンブリは、ほこりやその他のごみがスイッチ シャーシに吸い込まれないように設計されています。このフィルタは通常の取り付け環境では不要なため、シャーシまたはバンドル構成には含まれていません。このアセンブリは、例外的にほこりの多い取り付けサイトだけで使用することを推奨します。
必要な部品は、 表 4-3 の記載に従って発注できます。フィルタ アセンブリを取り付けるには、シャーシに INTAKEPNL-09= を取り付ける必要があります。この吸気パネルは、パネルの下部の前面から延びる 2 つのフィルタ アセンブリ サポート ループ、およびパネルの前面の左右にある取り付けネジで識別できます (図 4-73 を参照)。
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新しいフィルタ アセンブリを取り付ける手順は、次のとおりです。INTAKEPNL-09= がすでに取り付けられている場合は、 ステップ 3 に進みます。
ステップ 1 4 本の取り付けネジを緩めて、吸気パネルを取り外します (図 4-72 を参照)。
ステップ 2 4 本の取り付けネジを締めて、新しい吸気パネルを取り付けます (図 4-73 を参照)。
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ステップ 3 サム ループを押しながら、フィルタ固定装置を慎重に外側に引き出して、フィルタ ケージ アセンブリから内部フィルタ固定装置を取り外します (図 4-74 を参照)。
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ステップ 4 フィルタ固定装置の上に発泡樹脂のフィルタを置きます (図 4-75 を参照)。
ステップ 5 固定装置とフィルタをケージ アセンブリに挿入します。
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ステップ 6 次のようにタブを下にして、フィルタ アセンブリを取り付けます。
a. フィルタ ケージ アセンブリの下部にあるタブ(図 4-75 を参照)を、下の方のサポート ループに取り付けます (図 4-73 を参照)。
b. フィルタ アセンブリを吸気パネルに向かって回します (図 4-76 を参照)。
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ステップ 7 オプションのエア フィルタ アセンブリを取り付けた後、エア フィルタの汚れを目視確認するためのスケジュールを設定します (「エア フィルタの確認」 を参照)。
Catalyst 6509-NEB-A または Catalyst 6509-V-E スイッチ シャーシにオプションのエア フィルタを取り付けたら、エア フィルタの損傷と汚れを定期的に確認する必要があります。少なくとも 1 か月に 1 回、またはほこりの多い環境ではそれ以上の頻度で目視確認を行うことを推奨します。ほこりが詰まっているように感じられた場合や、シャーシ内部の動作温度の上昇を検出した場合は、フィルタを交換します。フィルタを定期的に確認しないと、フィルタのエアーフローが制限され、シャーシの過熱や EMI パフォーマンスの低下につながります。
リモート パワー サイクリング機能を使用すると、スイッチ シャーシが設置されている場所で物理的に電源装置の電源スイッチをオンまたはオフにする代わりに、ネットワークを介してスイッチ シャーシの電源をオンまたはオフにすることができます。リモート パワー サイクリング機能は、8700 W AC 入力電源装置でだけ使用可能です。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチ シャーシをパワー サイクルするのに使用可能なリモート パワー サイクリング リレー コントローラ ボックスは、複数のベンダーで製造されています。これらのリレー コントローラ ボックスのほとんどに、複数の電源装置を制御する機能が備わっています。リレー コントローラ ボックスはネットワーク インターフェイスを持ち、これによりユーザは、遠隔操作でリレー コントローラ ボックスにアクセスして内蔵リレーをオンまたはオフにすることができます。内蔵リレーはノーマル オープン(NO)タイプ リレーまたはノーマル クローズ(NC)タイプ リレーのどちらでも使用できますが、 NO リレーを使用しているリレー コントローラ ボックスを購入することを強く推奨します。リレー コントローラ ボックスはスイッチ シャーシの近くに取り付け、ネットワークに接続します。リレー コントローラ ボックスの 2 本の制御線は、8700 W 電源装置の前面にある 3 ピン端子ブロックに接続します。リレー コントローラ ボックスからの信号がこの制御線を通って電源装置に伝達され、電源装置がオンまたはオフに切り替わります。
ここでは、リモート パワー サイクリング機能の制御線の取り付け方法についてだけを説明します。リレー コントローラ ボックスの取り付け方法については、リレー コントローラ ボックスのメーカーの指示に従ってください。
(注) リモート パワー サイクリング機能およびこの機能の取り付け手順は、8700 W AC 入力電源装置に対してだけ適用可能です。
リモート パワー サイクリング機能を取り付けるには、次の工具および部品が必要です。
リモート パワー サイクリングの制御に NO(ノーマル オープン)リレーを使用しているリレー コントローラ ボックスを購入することを強く推奨します。
リレー コントローラ ボックスから 8700 W 電源装置に制御線 2 本を取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 リレー コントローラ ボックスをパッケージから取り出します。
ステップ 2 リレー コントローラ ボックスを付属の取り付けマニュアルに従って取り付けます。
ステップ 3 リレー コントローラ ボックスの端子と 8700 W 電源装置の端子ブロック間の距離を測定し、2 本の 18 AWG 制御線を接続できるようにこの距離より長めに切断します。
ステップ 4 2 本の制御線の両端から絶縁体を約 1/4 インチずつ剥がします。
ステップ 5 リレー コントローラ ボックスに付属のマニュアルに従って 2 本の制御線をリレー コントローラ ボックスの端子に接続します。
ステップ 6 制御線の接続先となる電源装置端子ブロック上の端子 2 つを確認します(NO リレーの場合は端子 1 と 2(推奨)、NC リレーの場合は端子 2 と 3)。小型マイナス ドライバを使用して、電源装置端子ブロックのいずれかの端子のワイヤ リリース メカニズムを押し下げ、制御線の絶縁体を剥がした部分をその端子に挿入します (図 4-77 を参照)。ドライバを外して制御線を固定します。制御線をゆっくりと引っ張って端子ブロックに固定されていることを確認します。
ステップ 7 2 本めの制御線に対してもステップ 6 を繰り返します。
ステップ 8 端子ブロックの隣にあるリレー コントローラ スイッチの位置を確認します。
リレー コントローラ ボックスに NO リレーが使用されている場合、スイッチを下側(NO [ノーマル オープン])の位置にする必要があります。これがデフォルトで、推奨される位置です。リレー コントローラ ボックスに NC リレーが使用されている場合は、リレー コントローラ スイッチを上側の位置にする必要があります。
ここまでの作業で、制御線にフェライト ビーズを取り付ける準備が整いました。フェライト ビーズの取り付けについては、フェライト ビーズのパッケージに同梱の取り付け指示書または後述の取り付け手順に従ってください。
フェライト ビーズはインターフェイスおよび制御線上の高周波の干渉を制限する受動デバイスで、8700 W 電源装置だけでサポートされるリモート パワー サイクリング機能を取り付ける場合にだけ必要となります。フェライト ビーズは、外部リレー コントローラ ボックスを 8700 W 電源装置のリモート パワー サイクリング端子ブロックと接続する 2 本の制御線上に取り付けます。リモート パワー サイクリング機能を備えていない 8700 W 電源装置を取り付ける場合は、フェライト ビーズは不要です。
リモート パワー サイクリング用制御線にフェライト ビーズを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ビニール袋からフェライト ビーズとプラスチック製タイラップ 2 本を取り出します。
ステップ 2 フェライト ビーズを開きます(図 4-78 のビュー A を参照)。
ステップ 3 2 本のリモート パワー サイクリング用制御線(最大 18 AWG)をフェライト ビーズに配置し(図 4-78 のビュー B を参照)、 フェライト ビーズの上下部分がカチッと音がして完全に固定されたことを確認してフェライト ビーズを閉じます。
ステップ 4 電源装置の前部にあるリモート パワー サイクリング端子ブロックから導線が約 1 ~ 2 インチ(2.5 ~ 5 cm)露出するように、リモート パワー サイクリング用制御線を配置します。その位置で、リモート パワー サイクリング用制御線の周囲に 4 インチのプラスチック製タイラップの 1 本を巻きます。プラスチック製タイラップを、制御線にぴったり合わせて滑らないように締め付けます (図 4-78 のビュー C を参照)。
ステップ 5 フェライト ビーズをスライドさせて 1 本めのプラスチック製タイラップの直後にくるようにします。2 本めのプラスチック製タイラップを取り出してフェライト ビーズの直後で制御線の周囲に巻き付け、フェライト ビーズが制御線上を上下にスライドしないように締め付けます (図 4-78 のビュー C を参照)。
ステップ 6 2 本のプラスチック製ストラップから余分なタイラップを切り取れば、手順は完了です。