この章では、Catalyst 6500 シリーズ スイッチ固有の Cisco IOS コマンドをアルファベット順に一覧表示します。このマニュアルに記載されていない Cisco IOS コマンドの詳細については、次の最新の Cisco IOS マニュアルを参照してください。
• 『 Cisco IOS Release 12.2 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』
• 『 Cisco IOS Release 12.2 Command Reference 』
個々のモジュールの詳細については、次のマニュアルを参照してください。
• 『 Content Switching Module Installation and Configuration Note 』
パケットの action 句を設定するには、 action コマンドを使用します。action 句を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
action {{ drop [ log ]} | { forward [ capture ]} | { redirect { interface interface-number }} | { port-channel channel-id } { interface interface-number } | { port-channel channel-id } ... }
no action {{ drop [ log ]} | { forward [ capture ]} | { redirect { interface interface-number }} | { port-channel channel-id } { interface interface-number } | { port-channel channel-id } ... }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
interface の有効値には、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされる ge-wan 、 atm 、および pos キーワードが含まれます。
interface-number 引数はモジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効値は、指定されたインターフェイス タイプ、および使用されるシャーシとモジュールによって異なります。たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
各リダイレクト アクションにより、最大 5 つの宛先インターフェイスのリストを指定できます。リダイレクト アクションで使用できるインターフェイス リストも、最大 255 個に制限されています。
リダイレクト アクションは、次の例に示すように、単一のインターフェイスではなくインターフェイスのリストをサポートします。
action 句は、マッチングが行われるときに実施すべきアクションを指定します。
転送されたパケットは、適用された Cisco IOS ACL(アクセス制御リスト)による制約を受けます。 capture キーワードは、VACL によって転送されたパケットにキャプチャ ビットを設定します。キャプチャ機能がイネーブルであるポートは、VACL によって転送され、キャプチャ ビットが設定されたパケットを受信できます。キャプチャできるのは、VACL によって転送され、キャプチャ ビットが設定されたパケットだけです。
log キーワードが指定されている場合、廃棄されたパケットがソフトウェアで記録されます。記録できるのは廃棄された IP パケットだけです。 redirect キーワードでは、物理インターフェイスまたは EtherChannel インターフェイスのいずれかを 5 つまで指定できます。EtherChannel メンバーをリダイレクト インターフェイスに指定することはできません。
WAN インターフェイスの VACL がサポートしているのは、 action forward capture コマンドだけです。
VACL 内で有効な action 句は、転送、廃棄、キャプチャ、またはリダイレクトです。トラフィックのロギングもできます。WAN インターフェイスに適用された VACL は、リダイレクト アクションまたはログ アクションをサポートしません。
リダイレクト インターフェイスは VACL マップが設定されている VLAN(仮想 LAN)内になくてはなりません。
VLAN アクセス マップでは、パケット タイプ(IP、IPX、または MAC)が設定された ACL が 1 つでもあれば、そのパケット タイプのデフォルト アクションは drop (拒否)です。
ACL にパケット タイプが設定されていない場合は、そのパケット タイプのデフォルト アクションは forward (許可)です。
ACL にパケット タイプが設定されているが、ACL が空または未定義の場合、設定されたアクションが、そのパケット タイプに適用されます。
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提示された新規 VLAN(仮想 LAN)データベースの実装、データベース設定番号の増分、NVRAM(不揮発性 RAM)への設定番号の保存、および管理ドメイン全体への設定番号の伝播を行うには、 apply コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
apply コマンドは、VLAN データベース モードを開始したあとに行った設定変更を実装し、これを実行コンフィギュレーションに使用します。このコマンドにより、VLAN データベース モードが開始されます。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチが VTP(VLAN トランキング プロトコル)クライアント モードである場合、このコマンドは使用できません。
VLAN データベース変更が行われたかどうかを確認するには、イネーブル EXEC モードで show vlan コマンドを入力します。
次に、提示された新規の VLAN データベースを実装し、これを現在のデータベースとして認識する例を示します。
Router(config-if-vlan)#
apply
Router(config-if-vlan)#
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提示された新しい VLAN データベースを放棄し、VLAN コンフィギュレーション モードのまま新しいデータベースをリセットして、現在の VLAN データベースに一致させます。 |
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ARP(アドレス解決プロトコル)インスペクションおよび QoS(サービス品質)フィルタリング用に ARP ACL(アクセス制御リスト)を設定し、ARP ACL コンフィギュレーション サブモードを開始するには、 arp access-list コマンドを使用します。ARP ACL を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
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このコマンドが、Supervisor Engine 720 で DAI(ダイナミック ARP インスペクション)をサポートするように変更されました。構文説明については「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
ARP ACL コンフィギュレーション サブモードが開始されると、 permit または deny 句を追加して、フローに対する QoS を許可または拒否できます。次の構文は、QoS フィルタリングの ARP QoS ACL コンフィギュレーション サブモードで使用できます。ポリシーマップがインターフェイスに付加されると、他のすべての設定は拒否されます。
{ permit | deny } { ip { any | { host sender-ip [ sender-ip-mask ]}}} { mac any }
no { permit | deny } { ip { any | { host sender-ip [ sender-ip-mask ]}}} { mac any }
ARP ACL コンフィギュレーション サブモードを開始すると、ARP インスペクションで次のコンフィギュレーション コマンドが使用可能になります。
• default ― コマンドをデフォルトに設定します。デフォルト設定を設定するには、 deny および permit キーワードおよび引数を使用できます。
• exit ― ACL コンフィギュレーション モードを終了します。
• no ― コマンドを無効にするか、またはデフォルトを設定します。
一部の一致基準に基づいて、ARP パケットを転送または廃棄する permit 句または deny 句を設定するには、 permit または deny キーワードを入力します。 permit および deny キーワードの構文は、次のとおりです。
{ permit | deny } ip { any | { host { sender-ip | { sender-ip sender-ip-mask }}}} mac { any | { host { sender-mac | { sender- mac sender-mac-mask }}}} [ log ]
{ permit | deny } request ip { any | { host { sender-ip | { sender-ip sender-ip-mask }}}} mac { any | { host { sender-mac | { sender- mac sender-mac-mask }}}} [ log ]
{ permit | deny } response ip { any | { host { sender-ip | { sender-ip sender-ip-mask }}}} [{ any | { host { target-ip | { target-ip target-ip-mask }}}}] mac { any | { host { sender-mac | { sender- mac sender-mac-mask }}}} [ any | { host { target-mac | { target-mac target-mac-mask }}]} [ log ]
request または response キーワードを指定せずに ip キーワードを入力すると、この設定は要求および応答の両方に適用されます。
ARP ACL を定義すると、 ip arp inspection filter コマンドを使用する VLAN(仮想 LAN)の ARP インスペクションに ARP ACL を適用できます。
着信 ARP パケットは ARP アクセス リストと比較され、このアクセス リストが許可した場合にのみ許可されます。アクセス リストが明示的な拒否によりパケットを拒否した場合、これらのパケットは廃棄されます。パケットが暗示的な拒否により拒否された場合、これらのパケットは DHCP バインディングのリストに照合されます。ただし、アクセス リストがスタティックであるか、またはパケットがバインディングと比較されない場合は除きます。
ARP アクセス リストが VLAN の DAI に適用される場合、IP と Ethernet 間の MAC バインディングのみを含む ARP パケットが ACL と比較されます。他のすべてのパケット タイプは、確認されずに着信 VLAN でブリッジされます。
ACL エントリは入力順にスキャンされます。最初に一致したエントリが使用されます。パフォーマンスを高めるには、ACL の始めの方に、最もよく使用されるエントリを置きます。
リストの最後に明示的な permit ip any mac any エントリを含めなかった場合、ACL の最後には暗示的な deny any ip mac any エントリが存在します。
次に、新しい ARP ACL を作成するか、または既存の ARP ACL のサブモードを開始する例を示します。
次に、QoS を拒否し、MAC レイヤの ARP トラフィックを許可する、arp_filtering と名付けられた ARP ACL を作成する例を示します。
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リモートから特定のモジュールに接続するには、 attach コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
num に指定できる値は、使用するシャーシによって変わります。たとえば、13 スロット シャーシを使用している場合、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13 です。
このコマンドがサポートされているのは、DFC(ダイヤル フィーチャ カード)を搭載したモジュール、FlexWAN モジュール、およびスーパーバイザ エンジンのみです。
attach num コマンドを実行すると、接続するモジュール タイプに応じて、プロンプトが Router-dfcx# または Switch-sp# に変更されます。
attach コマンドは、 remote login module num コマンドと同一のものです。
次に、DFC を搭載したモジュールにリモートからログインする例を示します。
Console (enable)#
attach 3
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NVRAM(不揮発性 RAM)内のコンフィギュレーション ファイルの自動同期化をイネーブルにするには、 auto-sync コマンドを使用します。自動同期化をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
auto-sync { startup-config | config-register | bootvar | running-config | s tandard }
no auto-sync { startup-config | config-register | bootvar | standard }
スタートアップ コンフィギュレーション、BOOTVAR、およびコンフィギュレーション レジスタの自動同期化を指定します。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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no auto-sync standard コマンドを入力すると、自動同期化は行われません。イネーブルにするキーワードがある場合、各キーワードに該当するコマンドを入力する必要があります。
次に(デフォルト設定から)メイン CPU のコンフィギュレーション レジスタの自動同期化をイネーブルにする例を示します。
Router#
configure terminal
Router (config)#
redundancy
Router (config-r)#
main-cpu
Router (config-r-mc)#
no auto-sync standard
Router (config-r-mc)#
auto-sync config-register
Router (config-r-mc)#
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決定性処理時間正規表現エンジンを使用するように Cisco IOS ソフトウェアを設定するには、 bgp regexp deterministic コマンドを使用します。デフォルトの正規表現エンジンを使用するように Cisco IOS ソフトウェアを設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
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デフォルトの Cisco IOS 正規表現エンジンでは、再帰アルゴリズムが使用されます。このエンジンは効果的ですが、正規表現の複雑さが増すにつれて、より多くのシステム リソースが使用されるようになります。再帰アルゴリズムは単純な正規表現では適切に動作しますが、非常に複雑な正規表現の処理時には、デフォルト エンジンで部分一致の処理にバックトラッキングが必要になるため、能率が下がります。場合によっては、デフォルト エンジンで非常に複雑な正規表現の処理に要する時間が長過ぎて、CPU のウォッチドッグ タイムアウトとスタック オーバーフロー トレースが発生することもあります。
決定性処理時間正規表現エンジンは、デフォルトの正規表現エンジンに置き換わるものではありません。この新しいエンジンでは、アルゴリズムが改善されて余分なバックトラッキングがなくなり、複雑な正規表現の処理時のパフォーマンスが大きく改善されます。新しいエンジンをイネーブルにすると、複雑な正規表現がより迅速に評価されるため、CPU のウォッチドッグ タイムアウトおよびスタック オーバーフロー トレースが発生しません。ただし、新しい正規表現エンジンでは、単純な正規表現の処理に、デフォルト エンジンよりも長い時間がかかります。
複雑な正規表現を評価する必要がある場合、または正規表現の評価に関連して問題があった場合は、新しい正規表現エンジンの使用を推奨します。単純な正規表現のみを使用する場合は、デフォルトの正規表現エンジンの使用を推奨します。 bgp regexp deterministic コマンドを BGP ルーティング プロセスで入力すると、新しいエンジンをイネーブルにすることができます。デフォルトの正規表現エンジンをイネーブルに戻すには、このコマンドの no 形式を入力します。
次に、決定性処理時間正規表現エンジンを使用するように Cisco IOS ソフトウェアを設定する例を示します。
次に、デフォルトの正規表現エンジンを使用するように Cisco IOS ソフトウェアを設定する例を示します。
システムが初期化(スタートアップ)時の自身の設定に使用するコンフィギュレーション ファイルの装置およびファイル名を指定するには、 boot config コマンドを使用します。指定内容を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
boot config { device : file-name }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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• Supervisor Engine 2 が搭載されたシステムの場合、有効値は bootflash: 、 const_nvram: 、 flash: 、 nvram: 、 slot0: 、 sup-slot0: 、および sup-bootflash: です。
• Supervisor Engine 720 が搭載されたシステムの場合、有効値は disk0: および disk1: です。
コンフィギュレーション ファイルは、指定されたファイル システム内にある ASCII ファイルである必要があります。
disk0: および disk1: は、クラス C ファイル システムです。
bootflash: 、 slot0: 、および sup-bootflash: は、クラス A ファイル システムです。
クラス A ファイル システムの場合、CONFIG_FILE 環境変数は、初期化(スタートアップ)に使用するコンフィギュレーション ファイルのファイル システムおよびファイル名を指定します。 boot config コマンドを使用する場合、現在動作中のメモリで CONFIG_FILE 環境変数を設定します。この変数は、初期化(スタートアップ)に使用されるコンフィギュレーション ファイルを指定します。
boot config コマンドを使用する場合、影響を受けるのは実行コンフィギュレーションだけです。環境変数の設定値を ROM モニタ管理下に置き、環境変数を正常に機能させるには、この設定値をスタートアップ コンフィギュレーションに保存する必要があります。環境変数を実行コンフィギュレーションからスタートアップ コンフィギュレーションに保存するには、
copy system:running-config nvram:startup-config コマンドを使用します。
次の場合、ソフトウェアがエラー メッセージを表示し、CONFIG_FILE 環境変数を更新しません。
• nvram: をファイル システムに指定し、そこにコンフィギュレーションの抽出バージョンしか含まれていなかった場合(抽出コンフィギュレーションには、アクセス リストが含まれません)
• 存在しない、または無効なコンフィギュレーション ファイルをファイル名引数に指定した場合
CONFIG_FILE 環境変数が存在しない場合、または(初回起動時のように)この変数がヌルである場合には、NVRAM 内のコンフィギュレーションが初期化に使用されます。ソフトウェアによって NVRAM に問題が検出された場合、または NVRAM 内のコンフィギュレーションに問題があった場合、装置は setup モードを開始します。
このコマンドの no 形式を使用した場合、スタートアップ コンフュギュレーションとして NVRAM コンフィギュレーションが使用されます。
BOOT、BOOTLDR、および CONFIG_FILE 環境変数の内容を表示するには、 show bootvar コマンドを使用します。このコマンドは、スタートアップ コンフィギュレーション内のこれらの変数の設定値を表示しますが、実行コンフィギュレーションがスタートアップ コンフィギュレーションと異なっている場合には、実行コンフィギュレーション内の設定値も表示します。
次に、初期化時の設定に内部フラッシュ メモリ内のコンフィギュレーション ファイルを設定する例を示します。3 行めでは、指定内容をスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、この指定内容が次回のリロード時に実施されるようにしています。
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起動時に読み込むシステム イメージを指定するには、 boot system コマンドを使用します。起動システム イメージの指定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
boot system { file-url | filename }
boot system flash [ flash-fs : ][ partition - number : ][ filename ]
boot system mop filename [ mac-address ] [ interface ]
boot system { rcp | ftp } filename [ ip-address ]
no boot system [ file-url | filename ]
no boot system flash [ flash-fs : ][ partition - number : ][ filename ]
no boot system mop filename [ mac-address ] [ interface ]
no boot system { rcp | rom | ftp } filename [ ip-address ]
ネットワーク サーバから起動するようにルータを設定しているのに、 boot system コマンドでシステム イメージ ファイルを指定していない場合、ルータはコンフィギュレーション レジスタ設定を使用してデフォルトのシステム イメージ ファイルを決定します。ルータは、 cisco の後ろに、コンフィギュレーション レジスタ内のブート フィールド番号と同等の 8 進数、ハイフン(-)、プロセッサ タイプ名(cisconn-cpu)を加えてデフォルトの起動ファイル名を形成します。コンフィギュレーション レジスタおよびデフォルト ファイル名の詳細については、該当するハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。 config-register または confreg コマンドも参照してください。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
config-register コマンドを正しく設定しないと、このコマンドは機能しません。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは TFTP(簡易ファイル転送プロトコル)ブートがサポートされません。
ip-address 引数を指定しない場合、この値はデフォルトで IP ブロードキャスト アドレス(255.255.255.255)になります。
flash-fs : 引数を入力するときは、コロンが必要です。
flash キーワードの後ろの引数をすべて省略すると、システムは内部フラッシュ メモリから最初の起動可能イメージを検索します。
partition-number : 引数を使用すると、ファイル名を指定しなかった場合に、ルータはフラッシュ メモリの指定されたパーティションにある最初の有効ファイルを読み込みます。この引数は、パーティション分割が可能なルータ上でのみ有効です。
filename 引数は、大文字と小文字を区別します。 filename を指定しないと、ルータは次の場所にある最初の有効ファイルを読み込みます。
• デフォルトのフラッシュ ファイル システム( flash-fs : 引数も省略した場合)
mac-address 引数を指定しない場合、すべての MOP ブート サーバにブロードキャスト メッセージが送信されます。ルータは、指定ファイルを所有していることを最初に示した MOP サーバから起動イメージを取得します。
interface 引数を指定しない場合、MOP が有効になっているすべてのインターフェイスから要求が送信されます。ルータは、最初に応答を受信したインターフェイスからソフトウェアを読み込みます。
ルータの起動にフェールセーフ方式を提供するには、複数の boot system コマンドを入力します。ルータは boot system コマンドを、コンフィギュレーション ファイルに入力した順に、保存および実行します。同じ種類の複数の boot コマンドを使用すると(たとえば、異なるネットワーク サーバから起動するようにルータに命令する 2 つのコマンドを使用する場合)、ルータはこれらのコマンドをコンフィギュレーション ファイル内の順番で実行します。その中に無効な装置を指定する boot system コマンド エントリがある場合、ルータはそのエントリを省略します。ROM のシステム イメージを、コンフィギュレーション内の他の boot コマンドのバックアップとして指定するには、 boot system rom コマンドを使用します。
一部のプラットフォームでは、システム イメージを読み込む前に起動イメージを読み込む必要があります。ただし、多くのプラットフォームでは、ルータがネットワーク サーバから起動する場合またはフラッシュ ファイル システムを指定しない場合にのみ、指定した起動イメージが読み込まれます。ファイル システムを指定すると、起動イメージを最初に読み込む必要がないので、ルータの起動が速くなります。
詳細については、『 Cisco IOS Release 12.2 Command Reference 』を参照してください。
(注) boot system コマンドによって影響を受けるのは実行コンフィギュレーションだけです。BOOT 変数の設定値を ROM モニタ管理下に置き、BOOT 変数を正常に機能させるには、この設定値をスタートアップ コンフィギュレーションに保存する必要があります。BOOT 変数を実行コンフィギュレーションからスタートアップ コンフィギュレーションに保存するには、
copy system:running-config nvram:startup-config EXEC コマンドを使用します。
次に、ROM ソフトウェアをバックアップとするシステム ファイル名の例を示します。
次に、システム イメージ ファイル(igs-bpx-l)を、フラッシュ装置のパーティション 2 から起動する例を示します。
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BPDU(ブリッジ プロトコル データ ユニット)変換をイネーブルにするには、 bridge-domain コマンドを使用します。
bridge-domain { vlan | { PE-vlan dot1qtunnel }} [ ignore-bpdu-pid ] { pvst-tlv CE-vlan }
(任意)通常は RFC 1483 データ用に確保されている PID 0x00-07 を使用して、IEEE BPDU を送信します。 |
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ignore-bpdu-pid および pvst-tlv CE-vlan のキーワードと引数を追加するように、このコマンドが変更されました。 |
CE-vlan 引数が PE-vlan 引数と同じである必要はありません。
RFC 1483 に完全に準拠しているデバイスに接続し、PID 0x000E を使用して IEEE BPDU が送信される場合は、 bridge-domain コマンドで ignore-bpdu-pid キーワードを使用する必要があります。
ignore-bpdu-pid キーワードを入力すると、デバイス間の PVC は RFC 1483 に準拠したトポロジーで動作し、これは 完全モード と呼ばれます。 ignore-bpdu-pid キーワードを入力すると、 ルース モード が開始されます。両方のモードについて以下で説明します。
• ignore-bpdu-pid キーワードを指定しない場合は完全モードになり、PID 0x00-0E を使用して IEEE BPDU が送信されます。これは RFC 1483 に準拠します。
• ignore-bpdu-pid キーワードを指定した場合はルース モードになり、通常は RFC 1483 データ用に確保されている PID 0x00-07 を使用して IEEE BPDU が送信されます。
Cisco 独自の PVST+ BPDU は、 ignore-bpdu-pid キーワードを入力したかどうかに関わらず、常に PID 0x00-07 を使用してデータ フレームで送信されます。
PID 00-07 で PVST(または 802.1D)BPDU を送信するデバイス(ATM DSL モデムなど)に接続する場合は、 ignore-bpdu-pid キーワードを使用します。
PVST または IEEE スパニング ツリー プロトコルのみを認識するデバイスと相互運用するときは、 pvst-tlv キーワードによって BPDU 変換がイネーブルになります。Catalyst 6500 シリーズ スイッチ ATM モジュールでは PVST+ のみがサポートされるので、ATM モジュールで PVST のみを認識する Catalyst 5000 ファミリ スイッチに接続するとき、または IEEE 形式のみを認識するその他の Cisco IOS ルータと接続するときは pvst-tlv キーワードを使用する必要があります。
次に、RFC 1483 準拠トポロジーで IEEE BPDU のみを認識するデバイスに Catalyst 6500 シリーズ スイッチを接続するとき、BPDU 変換をイネーブルにする例を示します。
100 pvst-tlv 150
デバイスは IEEE BPDU 用の RFC 1483 準拠トポロジーで動作するため、 ignore-bpdu-pid キーワードは使用しません。
次に、Catalyst 5500 ATM モジュールが RFC 1483 非準拠トポロジーで PVST BPDU のみを認識するデバイスである場合に、BPDU 変換をイネーブルにする例を示しています。Catalyst 6500 シリーズ スイッチを Catalyst 5500 ATM モジュールに接続するときは、両方のキーワードを入力する必要があります。
100 ignore-bpdu-pid pvst-tlv 150
Layer 2 Protocol Tunneling(L2PT; レイヤ 2 プロトコル トンネリング)トポロジーの BPDU 変換をイネーブルにするには、次のコマンド ラインを使用します。
100 dot1qtunnel ignore-bpdu-pid pvst-tlv 150
802.1Q-in-802.1Q(QinQ)変換を使用して、サブインターフェイスを特定の内部カスタマー エッジおよび外部プロバイダー エッジの VLAN(仮想 LAN)タグにマッピングするには、 bridge-vlan コマンドを使用します。QinQ VLAN マッピングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bridge-vlan vlan-id { dot1q | dot1q-tunnel } { inner-vlan-id | out-range }
no bridge-vlan vlan-id { dot1q | dot1q-tunnel } { inner-vlan-id | out-range }
サブインターフェイス コンフィギュレーション(ギガビット イーサネット WAN のサブインターフェイスのみ)
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bridge-vlan コマンドが廃止され、 bridge-domain (サブインターフェイス コンフィギュレーション)コマンドに置き換えられました。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
Cisco IOS Release 12.2(18)SXE では、以前の QinQ コンフィギュレーションで使用されたすべての bridge-vlan コマンドは bridge-domain (サブインターフェイス コンフィギュレーション)コマンドに自動的に置き換わります。
(注) Cisco IOS Release 12.2(18)SXD から Cisco IOS Release 12.2(18)SXE にアップグレードする場合は、write memory または copy running-config startup-config コマンドを使用して、必ず NVRAM(不揮発性 RAM)に実行コンフィギュレーションを保存してください。bridge-domain(サブインターフェイス コンフィギュレーション)コマンドを入力する場合、QinQ コンフィギュレーションを保存できるようにするためです。
bridge-vlan コマンドは、OSM-2+4GE-WAN+ OSM 上にある Gigabit Ethernet WAN(GE-WAN; ギガビット イーサネット WAN)インターフェイスのサブインターフェイスでのみサポートされます。このコマンドを他のモジュールまたは Gigabit Ethernet(GE)LAN インターフェイスで使用することはできません。
サブインターフェイスで bridge-vlan コマンドを使用するには、 mode dot1q-in-dot1q access-gateway インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、事前にメイン インターフェイスで QinQ 変換をイネーブルにしておく必要があります。
また、発信パケットで使用するトランク VLAN を指定するには、サブインターフェイス上で encapsulation dot1q コマンドを使用する必要があります。
プロバイダー エッジ VLAN では、ルータ上でも使用されているネイティブ(非 QinQ)VLAN と同じ ID を保持できません。
VLAN 4095 は予約済みで、カスタマー エッジ VLAN として使用することはできません。カスタマー エッジの VLAN ID 4095 を含むパケットは、QinQ 変換が設定されたサブインターフェイスにより自動的に廃棄されます。ただし、VLAN 4095 はネイティブ(非 QinQ)VLAN としては引き続き使用できます。
プロバイダー エッジ VLAN では、ルータ上でも使用されているネイティブ(非 QinQ)VLAN と同じ ID を保持できません。
dot1q キーワードを入力すると、QinQ 変換(二重タグから一重タグへの変換)が指定されます。
dot1q-tunnel キーワードを入力すると、内部カスタマー エッジのタグは変更されないままです。これにより、トランスペアレント トンネリング(二重タグから二重タグへの変換)が指定されます。
各プロバイダー エッジ VLAN は、最大 32 個のカスタマー エッジ VLAN をサポートします。カスタマー エッジ VLAN は、32 で割り切れる数(0、32、64 など)で始まる連続したブロック内にある必要があります。最初のカスタマー エッジの VLAN ID をプロバイダー エッジ VLAN に指定する場合、Cisco IOS ソフトウェアは、32 個の ID に対応するブロックをそのプロバイダー エッジ VLAN に自動的に関連付けます。
out-range キーワードは、 dot1q-tunnel キーワードを入力した場合にのみ許可されます。
カスタマー エッジ VLAN タグを含まないパケットを照合する場合は、 out-range キーワードを使用します。
802.1Q は、パケットに 2 つの VLAN タグをタグ付けするトランキング オプションを提供して、複数の VLAN が中間ネットワークで同時にトランキングできるようにします。この二重にタグ付けされたトンネルの使用を、QinQ トンネリングと呼びます。
詳細については、『 Optical Services Module Installation and Configuration Note 』を参照してください。
次に、内部カスタマー エッジ VLAN 41 と外部プロバイダー エッジ VLAN 33 の両方がタグ付けされたパケットに対し、二重タグから一重タグへの変換を設定する例を示します。変換された発信パケットには、トランク VLAN 100 の単一タグが付けられます。
(注) また、上記の設定では 32 ~ 63 の範囲の 32 個のカスタマー エッジ VLAN のブロックが、プロバイダー エッジ VLAN 33 に関連付けられます。その他のすべてのカスタマー エッジ VLAN ID は、範囲外とみなされます。
次に、内部カスタマー エッジ VLAN 109 と外部プロバイダー エッジ VLAN 41 の両方がタグ付けされたパケットに対し、二重タグから二重タグへの変換を設定する例を示します。変換された発信パケットには、内部カスタマー エッジ VLAN 109 のタグおよび外部トランク VLAN 203 のタグが付けられます。
(注) また、上記の設定では 96 ~ 127 の範囲の 32 個のカスタマー エッジ VLAN のブロックが、プロバイダー エッジ VLAN 33 に関連付けられます。その他のすべてのカスタマー エッジ VLAN ID は、範囲外とみなされます。
次に、範囲外のパケットに二重タグから二重タグへの変換を設定する例を示します。この設定が上記の設定と同時に行われる場合、このサブインターフェイスは、パケットを外部プロバイダー エッジ VLAN 41 および、不明かまたは 0 ~ 95 か 128 ~ 4094 の範囲の内部カスタマー エッジ VLAN に照合します。変換された発信パケットは、元の範囲外のカスタマー エッジ VLAN を内部 VLAN および外部トランク VLAN 981 のタグとして保持します。
次に、プロバイダーエッジ VLAN の少なくとも 1 つのサブインターフェイスに、特定のカスタマー エッジ VLAN ID を設定する前に、このプロバイダー エッジ VLAN に out-range キーワードを指定しようとした場合に表示されるエラー メッセージの例を示します。
次に、すでに使用済みの VLAN ID を指定しようとした場合に表示されるシステム メッセージの例を示します。ほとんどの場合、このメッセージはこの VLAN ID をほかの設定で以前に使用している、またはルータがこの ID を内部 VLAN に割り当てていることを意味します。
ヒント ルータで現在使用中の内部 VLAN のリストを表示するには、show vlan internal usage コマンドを使用します。
デフォルトのディレクトリまたはファイル システムを変更するには、 cd コマンドを使用します。
cd [ filesystem : ] [ directory ]
(任意)ディレクトリまたはファイル システムの URL またはエイリアス。直後にコロンを入力します。有効値のリストについては、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
• Supervisor Engine 2 が搭載されたシステムの場合、有効値は bootflash: 、 const_nvram: 、 disk0: 、 flash: 、 nvram: 、 slot0: 、 sup-slot0: 、および sup-bootflash: です。
• Supervisor Engine 720 が搭載されたシステムの場合、有効値は disk0: および disk1: です。
任意の filesystem 引数を持つすべての EXEC コマンドでは、任意の filesystem 引数が省略されると、 cd コマンドで指定されたファイル システムが使用されます。たとえば、ファイル システムのファイル リストを表示する dir コマンドには、任意の filesystem 引数が含まれます。この引数を省略した場合、システムは cd コマンドで指定されたファイル システムのファイルを一覧表示します。
次に、disk 0: に挿入されたフラッシュ PC カードにデフォルトのファイル システムを設定する例を示します。
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EtherChannel インターフェイスの EtherChannel グループへの割り当ておよび設定を行うには、 channel-group コマンドを使用します。インターフェイスからチャネル グループ設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
channel-group number mode { active | on | { auto [ non-silent ]} | { desirable [ non-silent ]} | passive }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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このコマンドが、Catalyst 6500 シリーズ スイッチにおける OSM-2+4GE-WAN+ OSM 上の GE-WAN インターフェイスを使用する QinQ リンク バンドルでアドバンスト QinQ 変換をサポートするように変更されました。 |
OSM は、Supervisor Engine 32 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチではサポートされません。
チャネル グループ番号はグローバルであり、すべてのチャネル プロトコル間で共有されます。特定のチャネル番号が、あるチャネル グループの PAgP がイネーブルのインターフェイスに使用された場合、LACP がイネーブルのインターフェイスを持つチャネルの設定に同一のチャネル番号を使用することはできません(その逆の場合も同様です)。
auto または desirable キーワードを入力すると、指定されたインターフェイスで PAgP がイネーブルになります。LACP がイネーブルのインターフェイスで入力すると、このコマンドは拒否されます。
active および passive キーワードが有効なのは、PAgP がディセーブルのインターフェイスだけです。
特定のチャネル グループに指定されたインターフェイスである場合だけ、インターフェイスのモードを変更できます。
on キーワードは、ネゴシエーションなしでチャネルのインターフェイスを強制的にバンドルします。
on モードでは、スイッチの片側に PAgP、反対側に LACP を手動で設定できます。
on モードの場合、 on モードのポート グループが他の on モードのポート グループに接続されている場合にだけ、使用可能な EtherChannel が成立します。
入力するプロトコルと別のプロトコルでチャネルに追加されたインターフェイスに channel group コマンドを入力する場合、このコマンドは拒否されます。
インターフェイスがチャネルに属する場合、このコマンドの no 形式は拒否されます。
同じチャネル グループ内のすべてのポートは、同じプロトコルを使用する必要があります。1 つのチャネル グループ上では、2 つのプロトコルを実行できません。
PAgP と LACP 間に互換性はありません。チャネルの両側で同一のプロトコルを使用する必要があります。
プロトコルは常時変更できますが、変更すると、既存のすべての EtherChannel が新しいプロトコルのデフォルト チャネル モードにリセットされます。
EtherChannel 内のすべてのポートを、同じ速度およびデュプレックス モード(LACP モードでは全二重だけ)で動作するように設定してください。
チャネルのすべてのポートが、同一の DFC(ダイヤル フィーチャ カード)を搭載したモジュール上に設定されている必要があります。別のモジュール上にポートを設定することはできません。
非ファブリック対応モジュールおよびファブリック対応モジュールを搭載したシステムでは、DFC を搭載したモジュール ポート以外、すべてのモジュールでポートをバンドルできます。
物理インターフェイスをチャネル グループに割り当てる前にポート チャネル インターフェイスを作成する必要はありません。チャネル グループが最初の物理インターフェイスを取得したときに、ポート チャネル インターフェイスは自動的に作成されます(まだ作成されていない場合)。
チャネル グループの一部である物理インターフェイスに割り当てられた IP アドレスをディセーブルにする必要はありませんが、ディセーブルにすることを強く推奨します。
interface port-channel コマンドを入力することによって、またはチャネル グループが最初の物理インターフェイスを割り当てられたときに、レイヤ 2 およびレイヤ 3 の両方のポート チャネルを作成できます。ポート チャネルは稼働中に、またはダイナミックに作成することはできません。
ポート チャネル インターフェイスに行われた設定変更または属性変更は、ポート チャネルとして同じチャネル グループ内のすべてのインターフェイスに伝播されます(たとえば、設定変更は、そのポート チャネルの一部ではないが、そのチャネル グループの一部である物理インターフェイスにも伝えられます)。
レイヤ 2 EtherChannel の設定時に、手動で作成したポート チャネル論理インターフェイスにレイヤ 2 LAN ポートを追加することはできません。
アドバンスト QinQ 変換用に QinQ リンク バンドルを作成するために、OSM-2+4GE-WAN+ OSM 上の GE-WAN ポートでこのコマンドを使用する場合、 on モードのみがサポートされます。また、MPLS(マルチプロトコル ラベル スイッチング)が設定されている場合も、GE-WAN インターフェイス上で channel-group コマンドを使用できません。GE-WAN インターフェイスで channel-group コマンドを使用する前に、IP、MPLS、およびその他のレイヤ 3 コンフィギュレーション コマンドをすべて削除する必要があります。
(注) OSM-2+4GE-WAN+ OSM 上の GE-WAN インターフェイスは、あるグループから他のグループへ移動する場合、他のインターフェイスとは少し異なる動作をします。他のほとんどのインターフェイスの場合、移動させるには channel-group コマンドを再入力して、以前のグループからインターフェイスを削除し、新しいグループに移動させます。一方、GE-WAN ポートの場合は、新しいグループにインターフェイスを割り当てる前に、no channel-group コマンドを入力してグループからインターフェイスを手動で削除する必要があります。
注意事項の一覧については、『 Catalyst 6500 Series Switch Cisco IOS Software Configuration Guide 』の「Configuring EtherChannel」を参照してください。
次に、インターフェイス EtherChannel 1/0 をポート チャネル 1 に指定された EtherChannel グループに追加する例を示します。
Router(config-if)#
channel-group 1 mode on
Router(config-if)#
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show interfaces port-channel |
チャネルを管理するためにインターフェイスで使用するプロトコルを設定するには、 channel-protocol コマンドを使用します。プロトコルの選択を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
channel-protocol { lacp | pagp }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
channel-group コマンドを使用して、プロトコルを選択することもできます。
インターフェイスがチャネルに属する場合、このコマンドの no 形式は拒否されます。
EtherChannel のすべてのポートで同じプロトコルを使用する必要があります。
PAgP と LACP 間に互換性はありません。チャネルの両側で同一のプロトコルを使用する必要があります。
channel-protocol コマンドは、チャネル グループ単位で実行され、再設定されたチャネル グループ内のポートにだけ影響します。 channel-protocol コマンドを使用して、選択したプロトコルに適応しないモードが選択されないように制限できます。
EtherChannel 内のすべてのポートを、同じ速度およびデュプレックス モード(LACP モードでは全二重だけ)で動作するように設定してください。注意事項の一覧については、『 Catalyst 6500 Series Switch Cisco IOS Software Configuration Guide 』の「Configuring EtherChannel」を参照してください。
次に、インターフェイスのチャネル管理に LACP を選択する例を示します。
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QoS(サービス品質)クラス マップを設定するための QoS クラス マップ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、 class-map コマンドを使用します。クラス マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class-map name [ match-all | match-any ]
no class-map name [ match-all | match-any ]
match-all または match-any キーワードを指定しない場合、デフォルトは match-all となります。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
個々のインターフェイスに class-map コマンドおよびそのサブコマンドを適用して、グローバルに名付けられたサービス ポリシーの一部としてパケットの分類、マーキング、集約、およびフロー ポリシングを定義します。
サービス ポリシーは EtherChannel に付加できます。EtherChannel のメンバーであるポートにはサービス ポリシーを付加しないでください。
QoS クラス マップ コンフィギュレーション モードでは、次のコンフィギュレーション コマンドが利用できます。
• exit ― QoS クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了するのに使用します。
• no ― クラスマップから一致ステートメントを削除するのに使用します。
• match ― 分類基準を設定するのに使用します。次の任意の match サブコマンドを利用できます。
– access-group { acl-index | acl-name }
– ip { dscp | precedence } value1 value2 ... value8
次のサブコマンドは CLI(コマンドライン インターフェイス)ヘルプに表示されますが、OSM(オプティカル サービス モジュール)上の LAN インターフェイスまたは WAN インターフェイスではサポートされません。
• input-interface {{ interface interface-number } | { null number } | { vlan vlan-id }}
• destination-address mac mac-address
• source-address mac mac-address
OSM は、Supervisor Engine 32 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチではサポートされません。
PFC(ポリシー フィーチャ カード)の QoS は、次のサブコマンドをサポートしません。
• input-interface {{ interface interface-number } | { null number } | { vlan vlan-id }}
• destination-address mac mac-address
• source-address mac mac-address
これらのサブコマンドを入力すると、インターフェイスにポリシー マップが付加されるまで、PFC QoS はサポートされていないキーワードを検出しません。インターフェイスにポリシー マップを付加しようとすると、エラー メッセージが表示されます。詳細については、『 Catalyst 6500 Series Switch Cisco IOS Software Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Release 12.2 Command Reference 』を参照してください。
クラスマップ名を設定し、クラスマップ コンフィギュレーション モードを開始すると、 match サブコマンドを入力できます。これらのサブコマンドの構文は次のとおりです。
match {[{ access-group acl-index } | acl-name ] | [{ ip dscp } | { precedence value }]}
match サブコマンドの構文説明については 表2-1 を参照してください。
次に、 class-map コマンドおよびサブコマンドにアクセスして、ipp5 という名前のクラスマップを設定し、IP precedence 5 の一致ステートメントを入力する例を示します。
次に、すでに設定されたアクセス リストに一致するクラスマップを設定する例を示します。
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マルチキャスト クラス マップを作成してマルチキャスト クラスマップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 class-map type multicast-flows コマンドを使用します。クラス マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class-map type multicast-flows name
no class-map type multicast-flows name
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マルチキャスト クラスマップ コンフィギュレーション モードを開始すると、次のコンフィギュレーション コマンドが利用できます。
• exit ― マルチキャスト クラスマップ コンフィギュレーション モードを終了するのに使用します。
• group ― マルチキャスト グループの範囲を設定するために使用します。これらのサブコマンドの構文は次のとおりです。
group group-addr [{ source addr } | to addr ]}
group サブコマンドの構文説明については 表2-2 を参照してください。
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次に、マルチキャスト クラス マップを作成する例を示します。
作成または変更を行うポリシーを含むクラスの名前を指定する、またはポリシーを設定する前にデフォルト クラス(一般的には class-default クラス)を指定するには、QoS(サービス品質)ポリシーマップ コンフィギュレーション モードで class コマンドを使用します。ポリシー マップからクラスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
class { class-name | class-default }
no class { class-name | class-default }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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Supervisor Engine 720 のみに class-default キーワードを追加するように、このコマンドが変更されました。 |
作成または変更を行うポリシーのクラス名を指定するには、 class (ポリシーマップ)コマンドを使用できます。最初にポリシー マップを指定する必要があります。
ポリシー マップを指定して必要な QoS ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 class (ポリシー マップ)コマンドを使用する前に policy-map コマンドを使用します。ポリシー マップを指定したら、新しいクラスにポリシーを設定したり、そのポリシー マップの既存クラスのポリシーを修正したりすることができます。
• ポリシー マップで指定するクラス名により、そのクラスの特性(つまりポリシー)が、 class-map コマンドを使用して設定したとおりに、クラス マップおよびその一致基準に関連付けられます。
• クラスのポリシーを設定し、帯域幅を指定してポリシーマップをインターフェイスに付加するとき、クラスの帯域幅要件が満たされるかどうかが、CBWFQ(クラス ベース均等化キューイング)によって判断されます。要件が満たされる場合、CBWFQ は帯域幅要件にキューを割り当てます。
• クラスを削除すると、インターフェイスの使用可能帯域幅は、そのクラスに割り当てられていた量だけ増加します。
• ポリシー マップに設定できるクラスの最大数は 64 です。
class-default という定義済みデフォルト クラスを指定するには、 class-default キーワードを使用します。class-default クラスは、トラフィックが設定済みクラス マップの一致基準に一致しない場合、そのトラフィックが転送されるクラスです。
queue-limit コマンドを使用してテール ドロップを使用するか、 random-detect コマンドを使用して WRED(重み付きランダム送期検出)を使用するように、クラス ポリシーを定義できます。テール ドロップまたは WRED のどちらかを使用する場合は、次の注意事項に従ってください。
• queue-limit コマンドおよび random-detect コマンドは、同一クラス ポリシーでは使用できませんが、同一ポリシー マップの 2 つのクラス ポリシーでは使用できます。
• queue-limit コマンドまたは random-detect コマンドのどちらかをクラス ポリシーで設定するとき、 bandwidth コマンドを使用できます。 bandwidth コマンドでは、クラスに割り当てる帯域幅を指定します。
• 定義済みデフォルト クラスには、 fair-queue (class-default)コマンドを使用できます。 fair-queue コマンドでは、デフォルト クラスのダイナミック キューの数を指定します。 fair-queue コマンドは、 queue-limit コマンドまたは random-detect コマンドのどちらかと同じクラス ポリシーで使用できます。 bandwidth コマンドとの併用はできません。
次に、policy1 というポリシー マップに含まれる 3 つのクラス ポリシーを設定する例を示します。class1 は、アクセス制御リスト 136 と一致するトラフィックのポリシーを指定します。class2 は、インターフェイス ethernet101 のトラフィックのポリシーを指定します。3 番めのクラスはデフォルト クラスであり、設定済み一致基準を満たさないパケットがこれに転送されます。
次に、class1、class2、デフォルト クラスのポリシー指定を含むポリシー マップを作成する例を示します。
(注) このクラスを含むポリシー マップをインターフェイスに付加して、そのインターフェイスのサービス ポリシーを規定するとき、設定されるすべてのクラス ポリシーおよび Resource Reservation Protocol(RSVP)を含めて、使用可能帯域幅が評価されます。
次に、policy8 というポリシー マップに組み込まれるデフォルト クラス class-default のポリシーを設定する例を示します。デフォルト クラス class-default には、その他のクラスの一致基準を満たさないトラフィック用に 20 個のハッシュ キューが含まれます。このクラスのポリシーは、policy8 というポリシー マップ、および平均キュー サイズの計算に使用される加重係数 14 によって定義されます。輻輳回避のために、テール ドロップではなく、WRED パケット ドロップが使用されます。
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デフォルト クラス ポリシーの一部として、class-default クラスが使用するために確保するダイナミック キューの数を指定します。 |
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TDR(タイムドメイン反射率計)をサポートする特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスをクリアするには、 clear cable-diagnostics tdr コマンドを使用します。
clear cable-diagnostics tdr [ interface interface interface-number ]
(任意)インターフェイス タイプを指定します。有効値は ethernet 、 fastethernet 、 gigabitethernet 、および tengigabitethernet です。その他の有効値については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
interface の有効値には、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされる ge-wan 、 atm 、および pos キーワードが含まれます。
TDR をサポートするモジュールのリストについては、『Release Notes for Cisco IOS Release 12.2 SX on the Catalyst 6500 and Cisco 7600 Supervisor Engine 720, Supervisor Engine 32, and Supervisor Engine 2』を参照してください。
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48 ポート 10/100/1000 BASE-T モジュールにおいて、10 ギガビット イーサネット リンクまたは銅ケーブルの状態をテストします。 |
トラフィック メーターのカウンタをクリアするには、 clear catalyst6000 traffic-meter コマンドを使用します。
clear catalyst6000 traffic-meter
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、トラフィック メーターのカウンタをクリアする例を示します。
インターフェイス カウンタをクリアするには、 clear counters コマンドを使用します。
clear counters [{ interface interface-number } | { null interface-number } | { port-channel number } | { vlan vlan-id }]
(任意)インターフェイス タイプ。有効値は ethernet 、 fastethernet 、 gigabitethernet 、および tengigabitethernet です。その他の有効値については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
インターフェイスが指定されていない場合、このコマンドはインターフェイスから現在のすべてのインターフェイス カウンタをクリアします。
(注) このコマンドは、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)で検索されたカウンタはクリアせず、 show queueing interface コマンドを入力したときに表示されるカウンタだけをクリアします。
interface-number 引数はモジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効値は、指定されたインターフェイス タイプ、および使用されるシャーシとモジュールによって異なります。たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
次に、すべてのインターフェイス カウンタをクリアする例を示します。
Router#
clear counters
Router#
次に、特定のインターフェイスのカウンタをクリアする例を示します。
Router#
clear counters vlan 200
Router#
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NetFlow カウンタをクリアするには、 clear fm netflow counters コマンドを使用します。
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ギガビット イーサネット IEEE 802.3z インターフェイスのハードウェア ロジックをクリアするには、 clear interface gigabitethernet コマンドを使用します。
clear interface gigabitethernet number
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
number 引数は、モジュールおよびポート番号を指定します。 number の有効値は、指定されたインターフェイス タイプ、および使用されるシャーシとモジュールによって異なります。たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
次に、ギガビット イーサネット IEEE 802.3z インターフェイスのハードウェア ロジックをクリアする例を示します。
Router#
clear interface gigabitethernet 5
Router#
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LAN ポートのみにおいて、インターフェイス ステータス、または errdisable ステートになっているインターフェイスのリストを表示します。 |
VLAN(仮想 LAN)のハードウェア ロジックをクリアするには、 clear interface vlan コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、特定の VLAN のハードウェア ロジックをクリアする例を示します。
Router#
clear interface vlan 5
Router#
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LAN ポートのみにおいて、インターフェイス ステータス、または errdisable ステートになっているインターフェイスのリストを表示します。 |
アクセス リストの統計情報をクリアするには、 clear ip access-template コマンドを使用します。
clear ip access-template access-list
アクセス リスト番号。有効値は IP 拡張アクセス リストについては 100 ~ 199、拡張範囲 IP 拡張アクセス リストについては、2000 ~ 2699 です。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
Router#
clear ip access-template 201
Router#
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ログ バッファのステータスをクリアするには、 clear ip arp inspection log コマンドを使用します。
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Router#
clear ip arp inspection log
Router#
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ARP(アドレス解決プロトコル)インスペクションおよび QoS(サービス品質)フィルタリング用に ARP ACL を設定し、ARP ACL コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
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Dynamic ARP Inspection(DAI; ダイナミック ARP インスペクション)の統計情報をクリアするには、 clear ip arp inspection statistics コマンドを使用します。
clear ip arp inspection statistics [ vlan vlan-range ]
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次に、VLAN 1 から DAI 統計情報をクリアする例を示します。
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ARP(アドレス解決プロトコル)インスペクションおよび QoS(サービス品質)フィルタリング用に ARP ACL を設定し、ARP ACL コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
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1 つのウォッチ リスト エントリまたはすべてのウォッチ リスト エントリを削除するには、 clear ip auth-proxy watch-list コマンドを使用します。
clear ip auth-proxy watch-list { ip-addr | * }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
このコマンドは、Supervisor Engine 2 が搭載されたシステムでのみサポートされます。
ウォッチ リストに有効ではないと考えられるエントリが表示される場合は、ウォッチ リストが期限切れになるのを待機するのではなく、 clear ip auth-proxy watch-list コマンドを入力して、エントリを手動でクリアできます。
次に、1 つのウォッチ リスト エントリを削除する例を示します。
次に、すべてのウォッチ リスト エントリを削除する例を示します。
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ファイアウォール インターフェイスおよび QoS(サービス品質)フィルタリングにおけるログイン試行回数を制限し、ARP(アドレス解決プロトコル)ACL(アクセス制御リスト)コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
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新しいエポックを開始し、すべてのテーブル(隣接テーブルを含む)のエポック番号を増分するには、 clear ip cef epoch full コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
テーブルを再構築する場合に、 clear ip cef epoch full コマンドを使用します。このコマンドでは、同一のデータ構造内で以前のテーブル エントリと新しいテーブル エントリを区別することができ、新しいテーブルを構築しても以前の CEF データベースを維持できます。
• show ip cef summary ― 特定の FIB(転送情報ベース)テーブルのテーブル エポックを表示します。
• show ip cef detail ― 特定の FIB テーブルの各エントリのエポック値を表示します。
次に、エポック テーブルをクリアし、エポック番号を増分する前後の出力例を示します。
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show adjacency detail |
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show adjacency summary |
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CEF 一貫性チェッカーの統計情報および記録情報をクリアするには、 clear ip cef inconsistency コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
このコマンドは、 ip cef table consistency-check コマンドをイネーブルにしたときに集めた統計情報および記録情報をクリアします。
次に、CEF 一貫性チェッカーが検出した統計情報および記録情報をクリアする例を示します。
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DHCP スヌーピングをディセーブルにせずに、DHCP スヌーピング テーブルをクリアするには、 clear ip dhcp snooping コマンドを使用します。
clear ip dhcp snooping {binding | database | statistics}
DHCP スヌーピングをディセーブルにせずに、DHCP スヌーピング バインディング エントリ テーブルをクリアします。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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次に、DHCP スヌーピング バインディング エントリ テーブルをクリアする例を示します。
次に、DHCP スヌーピング データベース テーブルをクリアする例を示します。
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NetFlow スイッチングの統計情報をクリアするには、 clear ip flow stats コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
show ip cache flow コマンドは、NetFlow スイッチングの統計情報を表示します。
次に、NetFlow スイッチングの統計情報をクリアする例を示します。
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IGMP グループ キャッシュのエントリを削除するには、 clear ip igmp group コマンドを使用します。
clear ip igmp [ vrf vrf-name ] group [{ interface interface-number } | { group-name | group-address } { loopback interface-number } | { null interface-number } | { port-channel number } | { vlan vlan-id }]
(任意)マルチキャスト VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスに割り当てられている名前を指定します。 |
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(任意)インターフェイス タイプ。有効値は ethernet 、 fastethernet 、 gigabitethernet 、および tengigabitethernet です。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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このコマンドが、Supervisor Engine 720 でのみ vrf vrf-name キーワードおよび引数を含むように変更されました。 |
IGMP キャッシュには、直接接続されている LAN 上のホストのリストが含まれます。ルータがグループに加入した場合、このグループもキャッシュに表示されます。
IGMP キャッシュからすべてのエントリを削除する場合は、引数なしで clear ip igmp group コマンドを入力します。
interface-number 引数はモジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効値は、指定されたインターフェイス タイプ、および使用されるシャーシとモジュールによって異なります。たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
次に、IGMP キャッシュから特定のグループのエントリをクリアする例を示します。
次に、IGMP グループ キャッシュの特定のインターフェイスから、IGMP グループ キャッシュ エントリをクリアする例を示します。
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IGMP スヌーピングの統計情報をクリアするには、 clear ip igmp snooping statistics コマンドを使用します。
clear ip igmp snooping statistics [ vlan vlan-id ]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、すべての VLAN の IGMP スヌーピング統計情報をクリアする例を示します。
次に、特定の VLAN の IGMP スヌーピング統計情報をクリアする例を示します。
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IP マルチキャスト ルーティング テーブルからエントリを削除するには、 clear ip mroute コマンドを使用します。
clear ip mroute [ vrf vrf-name ] { * | group } [ source ]
(任意)マルチキャスト VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスに割り当てられている名前を指定します。 |
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(任意)グループに送信するマルチキャスト送信元の名前またはアドレス。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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• DNS(ドメイン ネーム システム)ホスト テーブルまたは ip host コマンドで定義されるマルチキャスト グループ名
• 4 分割ドット表記によるマルチキャスト グループの IP アドレス
group の名前またはアドレスを指定する場合、 source 引数を入力して、グループに送信するマルチキャスト送信元の名前またはアドレスも指定できます。送信元は、グループのメンバーである必要はありません。
次に、IP マルチキャスト ルーティング テーブルからすべてのエントリを削除する例を示します。
次に、マルチキャスト グループ 224.2.205.42 に送信する 228.3.0.0 サブネット上のすべての送信元を IP マルチキャスト ルーティング テーブルから削除する例を示します。この例では、ネットワーク 228.3 上の個別の送信元ではなく、すべての送信元が削除されます。
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指定された MSDP ピアへの TCP 接続をクリアするには、 clear ip msdp peer コマンドを使用します。
clear ip msdp [ vrf vrf-name ] peer { peer-address | peer-name }
(任意)マルチキャスト VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスに割り当てられている名前を指定します。 |
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このコマンドによりピアへの TCP 接続はクローズされ、すべての MSDP ピアの統計情報はリセットされ、MSDP ピアでの入力/出力キューはクリアされます。
次に、224.15.9.8 の MSDP ピアへの TCP 接続をクリアする例を示します。
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MSDP 送信元のアクティブ キャッシュ エントリをクリアするには、 clear ip msdp sa-cache コマンドを使用します。
clear ip msdp [ vrf vrf-name ] sa-cache [ group-address | group-name ]
(任意)マルチキャスト VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスに割り当てられている名前を指定します。 |
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(任意)送信元アクティブ エントリが送信元アクティブ キャッシュからクリアされるマルチキャスト グループのアドレスまたは名前 |
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キャッシュ内にクリアする任意の送信元アクティブ エントリを含めるには、 ip msdp cache-sa-state コマンドを入力して、送信元アクティブ キャッシングをイネーブルにする必要があります。
グループのアドレスまたは名前によりマルチキャスト グループが識別されない場合、すべての送信元アクティブ キャッシュ エントリがクリアされます。
次に、キャッシュからマルチキャスト グループ 224.5.6.7 の送信元アクティブ エントリをクリアする例を示します。
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セッションをリセットせずに、1 つまたはすべての MSDP ピアの統計情報カウンタをクリアするには、 clear ip msdp statistics コマンドを使用します。
clear ip msdp [ vrf vrf-name ] statistics [ peer-address | peer-name ]
(任意)マルチキャスト VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスに割り当てられている名前を指定します。 |
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(任意)統計情報カウンタ、リセット カウント、および入力/出力カウントがクリアされる MSDP ピアのアドレスまたは名前 |
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次に、sanjose という名前のピアのカウンタをクリアする例を示します。
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Auto-RP キャッシュからエントリを削除するには、 clear ip pim auto-rp コマンドを使用します。
clear ip pim [ vrf vrf-name ] auto-rp rp-address
(任意)マルチキャスト VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスに割り当てられている名前を指定します。 |
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Rendezvous Point(RP; ランデブー ポイント)アドレス。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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rp-address 引数を入力すると、このアドレスの RP に関連するエントリのみがクリアされます。この引数を省略する場合、Auto-RP キャッシュ全体がクリアされます。
次に、Auto-RP キャッシュからすべてのエントリを削除する例を示します。
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IP PIM スヌーピングのグローバルな統計情報を削除するには、 clear ip pim snooping statistics コマンドを使用します。
clear ip pim snooping statistics
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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show ip pim snooping statistics |
特定の VLAN(仮想 LAN)上の IP PIM スヌーピング エントリを削除するには、 clear ip pim snooping vlan コマンドを使用します。
clear ip pim snooping vlan vlan-id mac-address gda-address
clear ip pim snooping vlan vlan-id mroute { * | { group-addr src-addr } {{ downstream-neighbor ip-addr } | { upstream-neighbor ip-addr }}}
clear ip pim snooping vlan vlan-id neighbor { * | ip-addr }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、特定の VLAN 上の IP PIM 統計情報をクリアする例を示します。
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特定のチャネル グループに属するすべてのインターフェイスの統計情報をクリアするには、 clear lacp counters コマンドを使用します。
clear lacp [ channel-group ] counters
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
channel-group を指定しない場合は、すべてのチャネル グループがクリアされます。
PAgP(ポート集約プロトコル)モードのメンバーを含むチャネル グループに対してこのコマンドを入力する場合、このコマンドは無視されます。
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OAL キャッシュからすべてのエントリをクリアして、Syslog に送信するには、 clear logging ip access-list cache コマンドを使用します。
clear logging ip access-list cache
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Supervisor Engine 720 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチのみで、このコマンドはサポートされます。
次に、OAL キャッシュからすべてのエントリをクリアして、Syslog に送信する例を示します。
Router#
clear logging ip access-list cache
Router#
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ダイナミック アドレス エントリをレイヤ 2 の MAC(メディア アクセス制御)アドレス テーブルから削除するには、 clear mac-address-table dynamic コマンドを使用します。
clear mac-address-table dynamic [{ address mac-addr } | { interface interface interface-number } | { protocol { assigned | ip | ipx | other }}] [ vlan vlan-id ]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
interface の有効値には、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされる ge-wan 、 atm 、および pos キーワードが含まれます。
protocol { assigned | ip | ipx | other } キーワードは、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでのみサポートされます。
すべてのダイナミック エントリをテーブルから削除するには、引数なしで clear mac-address-table dynamic コマンドを入力します。
interface-number 引数はモジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効値は、指定されたインターフェイス タイプ、および使用されるシャーシとモジュールによって異なります。たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
次に、特定のインターフェイス(e2/1)およびプロトコル タイプ(IPX)のすべてのダイナミック レイヤ 2 エントリをクリアする例を示します。
Router#
clear mac-address-table dynamic interface e2/1 protocol ipx
Router#
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MAC アドレス テーブルにスタティック エントリを追加するか、スタティック MAC アドレスを設定してそのアドレスで IGMP スヌーピングをディセーブルにします。 |
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MLS(マルチレイヤ スイッチング)ACL(アクセス制御リスト)カウンタをクリアするには、 clear mls acl counters コマンドを使用します。
clear mls acl counters {{ all [ module num ]} | { interface interface interface-number } [{ loopback interface-number } | { null interface-number } | { port-channel number } | { vlan vlan-id }]}
指定したインターフェイスに関連付けられたカウンタをクリアします。有効値は ethernet 、 fastethernet 、 gigabitethernet 、および tengigabitethernet です。その他の有効値については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
interface の有効値には、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされる ge-wan 、 atm 、および pos キーワードが含まれます。
このコマンドは、WS-F6K-DFC3B-XL リリース 2.1 以降が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされます。
clear mls acl counters all module num コマンドを入力した場合、指定した DFC の MLS ACL カウンタのみがクリアされます。 module num キーワードおよび引数なしで clear mls acl counters all コマンドを入力した場合、すべての非 DFC モジュールおよびスーパーバイザ エンジンの MLS ACL カウンタのみがクリアされます。
interface-number 引数はモジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効値は、指定されたインターフェイス タイプ、および使用されるシャーシとモジュールによって異なります。たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
次に、すべてのインターフェイスで MLS ACL カウンタをリセットする例を示します。
Router#
clear mls acl counters all
Router#
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プレフィクス単位の IP アカウンティング統計に関する情報をクリアするには、 clear mls cef ip accounting per-prefix コマンドを使用します。
clear mls cef ip accounting per-prefix { all | { prefix mask [ instance ]}}
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、プレフィクス単位のアカウンティング統計に関する情報をすべてクリアする例を示します。
Router#
clear mls cef ip accounting per-prefix all
Router#
プレフィクス単位の IPv6 アカウンティング統計に関する情報をクリアするには、 clear mls cef ipv6 accounting per-prefix コマンドを使用します。
clear mls cef ipv6 accounting per-prefix { all | { ipv6-address / mask [ instance ]}}
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
ipv6-address / mask 引数を入力する場合、フォーマット X:X:X:X::X/ mask を使用します。 mask の有効値は 0 ~ 128 です。
次に、プレフィクス単位のアカウンティング統計に関する情報をすべてクリアする例を示します。
Router#
clear mls cef ipv6 accounting per-prefix all
Router#
Bidir Rendezvous Point(RP; ランデブー ポイント)のキャッシュ エントリをすべてクリアするには、 clear mls ip multicast bidir-rpcache コマンドを使用します。
clear mls ip multicast bidir-rpcache
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
Router#
clear mls ip multicast bidir-rpcache
Router#
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IP マルチキャスト グループを削除するには、 clear mls ip multicast group コマンドを使用します。
clear mls ip multicast group { ip-name | group-address }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、IP マルチキャスト グループを削除する例を示します。
Router#
clear mls ip multicast group 224.0.255.1
Router#
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show mls ip multicast group |
IP マルチキャスト統計情報のカウンタをリセットするには、 clear mls ip multicast statistics コマンドを使用します。
clear mls ip multicast statistics
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、IP マルチキャスト統計情報のカウンタをリセットする例を示します。
Router#
clear mls ip multicast statistics
Router#
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NDE(NetFlow データ エクスポート)カウンタをクリアするには、 clear mls nde flow counters コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
Router#
clear mls nde flow counters
Router#
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MLS(マルチレイヤ スイッチング)NetFlow のショートカット エントリをクリアするには、 clear mls netflow コマンドを使用します。
clear mls netflow ip [ destination ip-addr [ source ip-addr-spec ]] [ dynamic | { sw-installed [ non-static | static ]}] [ module mod ]
clear mls netflow ipv6 [ destination ipv6-addr [/ ipv6-prefix ] [ source ipv6-addr [/ ipv6-prefix ]]] [ flow { tcp | udp }] [{ destination | source } port-num ] [ dynamic | { sw-installed [ non-static | static ]}] [ module mod ]
clear mls netflow mpls [ top-label entry ] [ dynamic | { sw-installed [ non-static | static ]}] [ module mod ]
clear mls ipx [[ module mod ] [ destination ipx-network [ ipx-node ]] [ source ipx-network ] [ macs mac-addr ] [ macd mac-addr ] [ interface interface-num ] | [ all ]]
destination ipx-network 、 ipx-node 、および source ipx-network キーワードおよび引数は、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでのみサポートされます。
IPX アドレス構文を入力するときは、次のフォーマットを使用します。
• IPX ネットワーク アドレス ― 1 ~ FFFFFFFE
• IPX ノード アドレス ― x.x.x(x は 0 ~ FFFF )
• IPX アドレス ― ipx _ net.ipx_node(たとえば、3.0034.1245.AB45、A43.0000.0000.0001)
入力パラメータの組み合わせを入力することにより、クリアするエントリの検索を絞り込むことができます。 destination または source port-num のキーワードおよび引数には、telnet、FTP(ファイル転送プロトコル)、WWW、SMTP、X、または DNS(ドメイン ネーム システム)のいずれかを指定する必要があります。
16 までのルータを明示的に MLS-RP として組み込むことができます。
IP サブネット アドレスを指定するには、次の構文を使用します。
• ip-subnet-addr または ipv6-subnet-addr ― サブネット アドレスのショート フォーマット。IP または IPv6 アドレス YY.YY.YY.00 の末尾の 10 進数 00 は、IP または IPv6 サブネット アドレスの境界を指定します。たとえば、172.22.36.00 は 24 ビット サブネット アドレス(サブネット マスク 172.22.36.00/255.255.255.0)を示し、173.24.00.00 は 16 ビット サブネット アドレス(サブネット マスク 173.24.00.00/255.255.0.0)を示します。ただし、このフォーマットで識別できるのは、8、16、または 24 ビットのサブネット アドレスのみです。
• ip-addr/subnet-mask または ipv6-addr/subnet-mask ― サブネット アドレスのロング フォーマット。たとえば、172.22.252.00/255.255.252.00 は、22 ビット サブネット アドレスを示します。このフォーマットは、任意のビット数のサブネット アドレスを指定できます。より柔軟に指定するには、 ip-addr または ipv6-addr に 172.22.253.1/255.255.252.00 のようなフル ホスト アドレスを指定します。
• ip-addr/maskbits または ipv6-addr/maskbits ― サブネット アドレスの簡易ロング フォーマット。マスク ビットは、ネットワーク マスクのビット数を指定します。たとえば、172.22.252.00/22 は、22 ビット サブネット アドレスを示します。 ip-addr または ipv6-addr は 193.22.253.1/22 のようなフル ホスト アドレスであり、 ip-subnet-addr または ipv6-subnet-addr と同じサブネット アドレスを含みます。
all キーワードを使用しない場合、少なくとも他の 4 つのキーワード( source 、 destination 、 flow 、または interface )の中の 1 つとその引数を指定する必要があります。
destination または source port-num のキーワードおよび引数の値を 0 にすると、すべてのエントリがクリアされます。指定されていないオプションはワイルドカードとして扱われ、エントリがすべてクリアされます。
次に、特定のモジュール(2)に関連付けられ、特定の宛先 IP アドレス(173.11.50.89)を持つすべてのエントリをクリアする例を示します。
Router#
clear mls netflow ip destination 173.11.50.89 module 2
Router#
次に、ソフトウェアがインストールされた IPv6 エントリをクリアする例を示します。
Router#
clear mls netflow ipv6
Router#
Router#
clear mls netflow dynamic
Router#
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MLS(マルチレイヤ スイッチング)の集約 QoS(サービス品質)統計情報をクリアするには、 clear mls qos コマンドを使用します。
clear mls qos [{ ip | ipx | mac | mpls | ipv6 | arp } [{ interface interface-number } | { null interface-number } | { port-channel number } | { vlan vlan-id }]]
(任意)インターフェイス タイプ。有効値は ethernet 、 fastethernet 、 gigabitethernet 、および tengigabitethernet です。その他の有効値については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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Supervisor Engine 720 においてのみ、このコマンドに ipv6 および arp キーワードが追加されました。 |
(注) clear mls qos コマンドを入力した場合、ポリシングのトークン バケット カウンタが影響を受け、ポリシングされるはずのトラフィックが転送される可能性があります。
interface の有効値には、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされる ge-wan 、 atm 、および pos キーワードが含まれます。
ipx キーワードは、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでのみサポートされます。
ipv6 および arp キーワードは、Supervisor Engine 720 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでのみサポートされます。
interface-number 引数はモジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効値は、指定されたインターフェイス タイプ、および使用されるシャーシとモジュールによって異なります。たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
引数なしで clear mls qos コマンドを入力すると、すべてのプロトコルでグローバルおよびインターフェイス単位の集約 QoS カウンタがクリアされます。
次に、すべてのプロトコルでグローバルおよびインターフェイス単位の集約 QoS カウンタをクリアする例を示します。
Router#
clear mls qos
Router#
次に、すべてのインターフェイスで特定プロトコルの集約 QoS カウンタをクリアする例を示します。
Router#
clear mls qos ip
Router#
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MLS(マルチレイヤ スイッチング)統計情報のカウンタをリセットするには、 clear mls statistics コマンドを使用します。
clear mls statistics [ module num ]
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このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 および Supervisor Engine 2 に追加されました。 |
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次に、すべてのモジュールの MLS 統計情報カウンタをリセットする例を示します。
Router#
clear mls statistics
Router#
次に、特定のモジュールの MLS 統計情報カウンタをリセットする例を示します。
Router#
clear mls statistics module 5
Router#
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MLS(マルチレイヤ スイッチング)の統計情報をクリアするには、 clear mls stats コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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このコマンドが、 clear mls statistics コマンドに置き換わりました。 |
次に、すべてのモジュールの MLS 統計情報をクリアする例を示します。
Router#
clear mls stats
Router#
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ポート チャネル情報をクリアするには、 clear pagp コマンドを使用します。
clear pagp { group-number | counters }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、特定グループのポート チャネル情報をクリアする例を示します。
Router#
clear pagp 324
Router#
次に、ポート チャネル トラフィック フィルタをクリアする例を示します。
Router#
clear pagp counters
Router#
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プラットフォームの割り込みスロットリング カウンタをクリアするには、 clear platform netint コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、プラットフォームの割り込みスロットリング カウンタをクリアする例を示します。
Router#
clear platform netint
Router#
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show platform netint |
MAC(メディア アクセス制御)アドレス テーブルからセキュア MAC アドレスおよびスティッキ MAC アドレスを削除するには、 clear port-security コマンドを使用します。
clear port-security dynamic [{ address mac-addr } | { interface interface-id }] [ vlan vlan-id ]
(任意)指定された物理ポートまたはポート チャネル上のすべてのセキュア MAC アドレスおよびスティッキ MAC アドレスを削除します。 |
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(任意)指定された VLAN(仮想 LAN)から特定のセキュア MAC アドレスまたはスティッキ MAC アドレスを削除します。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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このコマンドの出力が、Supervisor Engine 720 上でのみスティッキ MAC アドレスをサポートするように変更されました。 |
このコマンドをサポートするのは、ネゴシエートされたトランクだけです。
キーワードまたは引数を指定せずに clear port-security コマンドを入力した場合、MAC アドレス テーブルからすべてのセキュア MAC アドレスおよびスティッキ MAC アドレスが削除されます。
clear port-security dynamic interface interface-id コマンドを入力すると、インターフェイス上のすべてのセキュア MAC アドレスおよびスティッキ MAC アドレスが MAC アドレス テーブルから削除されます。
この情報が削除されたことを確認する場合は、 show port-security コマンドを入力します。
次に、MAC アドレス テーブルから特定のセキュア MAC アドレスを削除する例を示します。
次に、特定のインターフェイスで学習されたすべてのセキュア MAC アドレスおよびスティッキ MAC アドレスを削除する例を示します。
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プロトコル マイグレーションを再開するには、 clear spanning-tree detected-protocol コマンドを使用します。
clear spanning-tree detected-protocol [ interface interface interface-num ]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
interface の有効値には、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされる ge-wan 、 atm 、および pos キーワードが含まれます。
RSTP および MST には他のリージョンまたは別のバージョンの IEEE(米国電気電子学会)スパニング ツリーと正しく対話するための互換メカニズムが組み込まれています。たとえば、レガシー ブリッジに接続した RSTP ブリッジは、ポートのいずれかで 802.1D BPDU(ブリッジ プロトコル データ ユニット)を送信できます。MST ブリッジがレガシー BPDU または別のリージョンに関連付けられた MST BPDU を受信すると、ポートがリージョンの境界にあることを検出します。このようなメカニズムは必ずしも最も効率的なモードへ復帰できるとはかぎりません。たとえば、レガシー 802.1D に指定された RSTP ブリッジは、レガシー ブリッジがリンクから取り外されたあとも 802.1D モードのままです。同様に、MST ポートは接続しているブリッジが同じリージョンに加入したあとも、自身を境界ポートとみなします。強制的にネイバと再ネゴシエーションさせる場合は、 clear spanning-tree detected-protocol コマンドを入力します。
interface-number の有効値は、指定したインターフェイス タイプおよび使用されているシャーシおよびモジュールによって決まります。たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 2 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
port-channel number の有効値は、1 ~ 256 の範囲の最大 64 個の値です。
引数なしで clear spanning-tree detected-protocol コマンドを入力する場合、コマンドは Catalyst 6500 シリーズ スイッチのすべてのポートに適用されます。
次に、特定のインターフェイスでプロトコル マイグレーションを再開させる例を示します。
Router#
clear spanning-tree detected-protocol fa1/1
Router#
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TopN レポートをクリアするには、 clear top counters interface report コマンドを使用します。
clear top counters interface report number
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このコマンドは、イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネットのポートでのみサポートされます。OSM(オプティカル サービス モジュール)上の LAN ポートもサポートされます。
clear top interface report コマンドにより、完了したすべてのレポートがクリアされます。保留中の TopN レポートは削除されません。レポート番号が指定された場合、TopN タスクはステータスに関係なくクリアされます。
次に、保留中の TopN タスクをクリアしようとした場合の出力例を示します。
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ソフトウェア キャッシュ カウンタの値をクリアし、指定された VLAN(仮想 LAN)または既存のすべての VLAN で再び 0 から開始するには、 clear vlan counters コマンドを使用します。
clear vlan [ vlan-id ] counters
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
vlan-id を指定しない場合、既存のすべての VLAN に対するソフトウェア キャッシュ カウンタの値がクリアされます。
次に、指定した VLAN に対するソフトウェア キャッシュ カウンタの値をクリアする例を示します。
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1000BASE-T トランシーバにポート クロッキング モードを設定するには、 clock コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
clock { auto | active [ prefer ] | passive [ prefer ]}
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このコマンドは、1000BASE-T トランシーバでのみサポートされています。
リンクの近端のクロック モードが遠端のクロック モードと一致しない場合、ライン プロトコルは動作しません。
自動ネゴシエーション中に、アクティブおよびパッシブ クロック ステータスが決定されてから、伝送リンクが確立されます。
clock コマンドは、次のコンフィギュレーションをサポートしています。
• auto ― リンクの遠端と自動ネゴシエートしますが、アクティブクロック スイッチが優先されます。
• active ― ローカル クロックを使用して、トランスミッタ動作のタイミングを決定します。
• passive ― クロックを受信信号から回復し、回復済みクロックを使用して、トランスミッタ動作のタイミングを決定します。
• active prefer ― リンクの遠端と自動ネゴシエートしますが、アクティブクロック スイッチが優先されます。
• passive prefer ― リンクの遠端と自動ネゴシエートしますが、パッシブクロック スイッチが優先されます。
現在のクロック モードを表示するには、 show running-config interface コマンドを使用します。
ファームウェアによりネゴシエートされたクロック モードを表示するには、 show interfaces コマンドを入力します。
次に、アクティブクロックの動作をイネーブルにする例を示します。
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show running-config interface |
TopN プロセスおよび特定の TopN レポートを表示するには、 collect top counters interface コマンドを使用します。
collect top [ number ] counters interface interface-type [ interval seconds ] [ sort-by sort-by-value ]
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このコマンドは、イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートでのみサポートされます。OSM(オプティカル サービス モジュール)上の LAN ポートもサポートされます。
0 秒のインターバルを指定すると、TopN レポートは絶対カウンタ値に基づいて生成されます。特定のインターバルで計算されるのは利用率だけであるため、ソート基準が utilization の場合は、 interval seconds キーワードおよび引数は指定できません。
layer-2 vlan-num を指定した場合、有効値は 1 ~ 4094 で、レイヤ 2 インターフェイス数を示します。
レポートを表示できるのは、完了済みステータスを伴う TopN タスクのみです。不完全(保留中)であるレポートを表示しようとすると、該当するメッセージが表示されます。
TopN ユーティリティは、 seconds インターバルで次の物理ポート単位のポート利用率データを収集します。
• エラーの総数(CRC[巡回冗長検査]などのイーサネット ポート、サイズ不足パケット(+Runt)、サイズ超過パケット、フラグメンテーション、およびジャバー)
• アウトロスト パケットを含むバッファオーバーフロー エラーの総数(バッファが満杯であることが原因の送信エラーおよび dmaTxOverflow、dmaTxFull のイーサネット ポートなど)
情報が収集されると、ポートは sort-by-value 引数に従ってソートされ、上から number 個のポートが表示されます。
TopN レポートの準備ができると、TopN レポートが使用できるという Syslog メッセージが表示されます。レポートを表示する場合は、 show top interface report コマンドを使用します。 clear top interface report コマンドを入力してレポートをクリアするまで、何度でも TopN レポートを表示できます。
次に、送受信ブロードキャスト パケットに基づいて TopN レポートをソートする例を示します。
次に、送受信ブロードキャスト パケットに基づいて TopN レポートをソートして、TopN サンプリング インターバルを指定する例を示します。
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ユーザが、装置のコントロール プレーンに関連付けられた引数またはパラメータ(サービス ポリシーなど)の関連付けおよび変更が許可されるコントロール プレーン コンフィギュレーション モードを開始するには、 control-plane コマンドを使用します。
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(注) すべてのクラスにポリシー アクションを設定する必要があります。すべてのクラスにポリシー アクションを設定しなかった場合、トラフィックはポリシー アクションがないクラスをスキップし、後続クラスとマッチングします。
control-plane コマンドを入力すると、ルート プロセッサの集約コントロール プレーン サービスを定義できます。たとえば、コントロール プレーンとサービス ポリシーを関連付けて、コントロール プレーン宛のすべてのトラフィックをポリシングできます。
次に、信頼できるホストを送信元アドレス 10.1.1.1 および 10.1.1.2 に設定して、Telnet パケットをコントロール プレーンに制限なく転送し、残りのすべての Telnet パケットには指定速度でのポリシングを許可する例を示します。
10.1.1.2
trusted host traffic.
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作成または変更を行うポリシーがあるクラスの名前を指定するか、ポリシーを設定する前にデフォルト クラス(一般的には class-default クラス)を指定します。 |
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現在のコピー操作の自動イメージ確認をディセーブルにするには、 copy /noverify コマンドを使用します。
copy /noverify source-url destination-url
コピー元のファイルまたはディレクトリの場所を示す URL またはエイリアス。詳細については「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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ファイルまたはディレクトリのコピー先を示す URL またはエイリアス。詳細については「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
コピー元およびコピー先の URL の形式は、ファイルまたはディレクトリの場所によって変わります。特定のファイルのエイリアス キーワードまたはファイル システム タイプのエイリアス キーワード(特定のタイプ内のファイルではない)のどちらを使用してもかまいません。
ワンポイント・アドバイス エイリアスは入力量を少なくするために使用します。たとえば、copy system:r nvram:s(copy system:running-config nvram:startup-config コマンドの省略形)と入力するよりも copy run start(copy running-config startup-config コマンドの省略形)の方が簡単です。エイリアスを使用すると、以前のバージョンの Cisco IOS ソフトウェアで使用されていた共通コマンドの一部を引き続き使用できます。
表2-3 に、URL のキーワード ショートカットを 2 つ示します。
表2-4 から 表2-6 に、ファイル システム タイプ別のエイリアスを紹介します。エイリアスを指定しない場合、システムは現在のディレクトリ内のファイルを検索します。
表2-4 に、特別な(opaque)ファイル システムの URL プレフィクス エイリアスを、 表2-5 にネットワーク ファイル システムの URL プレフィクス エイリアスを、 表2-6 にローカルで書き込み可能なストレージ ファイル システムの URL プレフィクス エイリアスを示します。
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ルータの NVRAM。NVRAM から、または NVRAM へスタートアップ コンフィギュレーションをコピーできます。また、プライベート コンフィギュレーション ファイルのサイズの表示もできます。 |
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コマンド ライン上で必要なすべてのコピー元およびコピー先 URL 情報、および使用するユーザ名とパスワードを入力できます。または、 copy コマンドを入力して、不足している情報の入力をスイッチに指示させることができます。
情報を入力する場合は、3 つのオプション( running-config 、 startup-config 、またはファイル システム エイリアス)のいずれか 1 つを選択します( 表2-3 ~ 表2-6 を参照)。コピー元またはコピー先 URL の形式は、ファイル システムの場所によって決まります。
エイリアスの後ろにはコロンが必要です。コロンを必要としない以前のコマンドも引き続きサポートされていますが、コンテキスト ヘルプでは使用できません。
コピー処理は全体で数分かかる場合がありますが、プロトコルやネットワークによって異なります。
ftp: 、 rcp: 、および tftp: のエイリアス構文では、ロケーションは IP アドレスまたはホスト名です。ファイル名は、ファイル転送で使用するディレクトリに対して指定します。
確認をグローバルに設定するには、 file verify auto コマンドを使用します。
次に、現在のコピー操作の自動イメージ確認をディセーブルにする例を示します。
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フラッシュ メモリ ファイル システムのファイルのチェックサムを確認するか、ファイルの MD5 シグニチャを計算します。 |
インターフェイス レンジ マクロを作成するには、 define interface-range コマンドを使用します。
define interface-range macro-name interface-range
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
マクロには最大 5 つまでの範囲を含むことができます。インターフェイス範囲はスロットをまたがることはできません。 interface-range を入力する場合、次のフォーマットを使用できます。
• card-type { slot }/{ first-interface } - { last-interface }
• card-type { slot }/{ first-interface } - { last-interface }
• vlan vlan-id (有効値は、1 ~ 4094)
• port-channel interface-number (有効値は、1 ~ 256)
• ge-wan ― Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポート
• pos ― Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポート
• atm ― Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポート
Router(config)#
define
interface-range macro1 ethernet 1/2 - 5, fastethernet 5/5 - 10
Router(config)#
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ブートアップ診断レベルを設定するには、 diagnostic bootup level コマンドを使用します。診断テストをすべて省略するには、このコマンドの no 形式を使用します。
diagnostic bootup level { minimal | complete }
default diagnostic bootup level
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
診断レベルの設定により、システムまたはモジュールがリセットされるときに行われるテストのレベルが決定します。次の 2 つのレベルがあります。
• minimal ― スーパーバイザ エンジンには EARL テストだけを実行し、システムのすべてのポートにはループバック テストを行います。
(注) デフォルトは minimal ですが、ハードウェアの問題をトラブルシューティングするために診断レベルを complete に設定できます。
特定の状況においては、ブートアップ オンライン診断をすべて省略する必要がある場合もあります。たとえば、オンライン診断で不良と診断されたポートが本当に不良かを確認するのに、ブートアップ オンライン診断を省略する場合などです。完全に診断テストを省略するには、 no diagnostic bootup level コマンドを入力します。
診断テスト タイプの詳細については、 show diagnostic コマンドを参照してください。
新しいレベルは、次回のリロード時または、次に Online Insertion and Removal(OIR; ホットスワップ)が行われたときに実施されます。
Router(config)#
diagnostic bootup level complete
Router(config)#
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show diagnostic bootup level |
CNS 診断を設定するには、 diagnostic cns コマンドを使用します。CNS イベント バスへの診断結果の送信をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
diagnostic cns { publish | subscribe } [ subject ]
default diagnostic cns { publish | subscribe }
no diagnostic cns { publish | subscribe } [ subject ]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
オンライン診断は、イベントの subject 名を subscribe(予約)することにより、イベントを受信します。 subject は、CNS バスを通じて subscribe(受信)または publish(生成)するイベントです。
diagnostic cns publish コマンドは、診断結果をリモート ネットワーク アプリケーションに送信し、診断結果に基づく決定および修正処置を行います。
diagnostic cns subscribe コマンドは、リモート ネットワーク アプリケーションからメッセージを受信し、診断テストまたは診断結果の検索を行います。
Router(config)#
diagnostic cns publish
Router(config)#
次に、リモート ネットワーク アプリケーションからメッセージを受信し、診断テストの実行または診断結果の検索を行う例を示します。
Router(config)#
diagnostic cns subscribe
Router(config)#
次に、デフォルトを publish に設定する例を示します。
Router(config)#
default
diagnostic cns publish
Router(config)#
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診断イベントログのサイズをダイナミックに変更するには、 diagnostic event-log size コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
diagnostic event-log size size
default diagnostic event-log size
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
イベントはダイナミックに割り当てられ、循環キューに保存されます。
デフォルト設定に戻すには、 default diagnostic event-log size コマンド、または no diagnostic event-log size コマンドを使用します。
Router(config)#
diagnostic event-log size 600
Router(config)#
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show diagnostic events |
ヘルス モニタリング診断テストを設定するには、 diagnostic monitor コマンドを使用します。診断テストをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
diagnostic monitor interval { module num } test { test-id | test-id-range | all } [ hour hh ] [ min mm ] [ second ss ] [ millisec ms ] [ day day ]
diagnostic monitor { module num } test { test-id | test-id-range | all }
no diagnostic monitor { interval | syslog }
(任意)テスト間隔(ミリ秒)を指定します。フォーマットの注意事項については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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• 実行するテストに応じて、モニタリングはイネーブルまたはディセーブルになります。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
テストのスケジューリングを行う際には、次の注意事項に従ってください。
• test-id ― テスト ID 一覧を表示するには、 show diagnostic content コマンドを使用します。
• test-id-range ― テスト ID 一覧を表示するには、 show diagnostic content コマンドを使用します。カンマおよびハイフンで区切られた整数でテスト ID の範囲を指定します(たとえば、1,3-6 は、1、3、4、5、および 6 のテスト ID を示します)。
• day ― 曜日を 1 ~ 7 の番号で指定します( 1 は日曜日)。
指定したヘルス モニタリング テストをイネーブルまたはディセーブルにするには、[ no ] diagnostic monitor test { test-id | test-id-range | all } コマンドを使用します。
diagnostic monitor { module num } test { test-id | test-id-range | all } コマンドを入力する際、以下について留意してください。
–すべての接続ポートをディセーブルにしてネットワーク トラフィックを分離し、テスト中にテスト パケットを吸い上げないようにします。
–スーパーバイザ エンジンの PFC(ポリシー フィーチャ カード)にある FIB(転送情報ベース)TCAM および SSRAM メモリをテストする場合、すべてのモジュールを取り外します。
–テスト モジュールまたはシステムをリセットしてから、システムを通常の動作モードに戻してください。
–DFC(ダイヤル フィーチャ カード)モジュールが存在する場合は、スーパーバイザ エンジンのセントラル PFC3B でメモリ テストを開始する前に、すべてのモジュールを取り外し、システムを再起動してください。
– no diagnostic monitor { module num } test { test-id | test-id-range | all } コマンドを使用して、スーパーバイザ エンジンおよびモジュールのバックグラウンド ヘルス モニタリング テストをすべてオフにします。
セントラル PFC3BXL または PFC3B(スーパーバイザ エンジン上)の FIB TCAM テストには、約 4 時間 30 分かかります。
分散 PFC3BXL または PFC3B(DFC モジュール上)用の FIB TCAM テストには、約 16 時間かかります。
次に、指定したテストを 3 日、10 時間、および 2 分ごとに実行する例を示します。
Router(config)#
diagnostic monitor interval module 1 test 1 day 3 hours 10 min 2
Router(config)#
次に、ヘルス モニタリング テストが失敗した場合に、Syslog メッセージの生成をイネーブルにする例を示します。
Router(config)#
diagnostic monitor syslog
Router(config)#
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show diagnostic content |
各テストおよびすべてのモジュールについて、テスト ID、テスト属性、およびサポートされているカバレッジ テスト レベルなどのテスト情報を表示します。 |
オンデマンド診断を設定するには、 diagnostic ondemand コマンドを使用します。
diagnostic ondemand { iteration iteration-count } | { action-on-error { continue | stop } [ error-count ]}
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、オンデマンド テストの反復回数を設定する例を示します。
Router#
diagnostic ondemand iteration 4
Router#
Router#
diagnostic ondemand action-on-error continue 2
Router#
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show diagnostic ondemand |
特定のモジュールに対するテストベースの診断テストのスケジュールを設定する、またはスーパーバイザ エンジンのスイッチオーバーをスケジューリングするには、 diagnostic schedule test コマンドを使用します。スケジュールを解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
diagnostic schedule { module { num | active-sup-slot }} test { test-id | test-id-range | all } [ port { num | num-range | all }] { on mm dd yyyy hh : mm } | { daily hh : mm } | { weekly day-of-week hh : mm }
テストごとの診断作業のスケジュールを指定します。フォーマットの注意事項については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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テストごとの診断作業の日次スケジュールを指定します。フォーマットの注意事項については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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テストごとの診断作業の週間スケジュールを指定します。フォーマットの注意事項については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
テストのスケジューリングを行う際には、次の注意事項に従ってください。
• test-id ― テスト ID 一覧を表示するには、 show diagnostic content コマンドを使用します。
• test-id-range ― テスト ID 一覧を表示するには、 show diagnostic content コマンドを使用します。カンマおよびハイフンで区切られた整数でテスト ID の範囲を指定します(たとえば、1,3-6 は、1、3、4、5、および 6 のテスト ID を示します)。
• num-range ― カンマおよびハイフンで区切られた整数でポートの範囲を指定します(たとえば、1,3-6 は、1、3、4、5、および 6 のポートを示します)。
• mm ― 月を明記します(January、February ... December など)。大文字と小文字のいずれでも構いません。
• hh : mm ― 時間と分を 2 桁の数字(24 時間制)で指定します。コロン( : )は必須です。
• day-of-week ― 曜日を明記します(Monday、Tuesday... Sunday など)。大文字と小文字のどちらでも構いません。
• port { num | num-range | all } ― スケジューリングされたスイッチオーバーを指定する場合は、サポートされません。
テスト ID 一覧を表示するには、 show diagnostic content コマンドを使用します。
diagnostic schedule module active-sup-slot test test-id コマンドを使用すると、アクティブ スーパーバイザ エンジンからスタンバイ スーパーバイザ エンジンにスイッチオーバーをスケジューリングできます。
テスト ID 一覧を表示して、ScheduleSwitchover フィールドのテスト ID を検索するには、 show diagnostic content active-sup-slot コマンドを入力します。
次のコマンドを使用すると、定期的なスイッチオーバー(毎日または毎週)または指定した時点での 1 回のスイッチ オーバーを指定できます。
• diagnostic schedule module active-sup-slot test test-id on mm dd yyyy hh : mm
• diagnostic schedule module active-sup-slot test test-id daily hh : mm
• diagnostic schedule module active-sup-slot test test-id weekly day-of-week hh : mm
(注) スタンバイ スーパーバイザ エンジンがシステムをスイッチ オーバーできない場合のシステムのダウンタイムを回避するために、スタンバイ スーパーバイザ エンジンからアクティブ スーパーバイザ エンジンへのスイッチオーバーをスイッチオーバーが発生してから 10 分後にスケジューリングすることを推奨します。詳細については、「例」を参照してください。
次に、特定のモジュールとポートに対して特定の日時に診断テストを行うようスケジュールを設定する例を示します。
次に、特定のポートとモジュールに対して特定の時間に毎日診断テストを行うようスケジュールを設定する例を示します。
次に、特定のポートとモジュールに対して特定の曜日に毎週診断テストを行うようスケジュールを設定する例を示します。
次に、毎週金曜の 10:00 pm にアクティブ スーパーバイザ エンジンのスイッチオーバーをスケジューリングし、スイッチオーバーが発生してから 10 分後に、スタンバイ スーパーバイザ エンジンをアクティブ スーパーバイザ エンジンに戻す例を示します。この例では、次の条件が適用されます。
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show diagnostic content |
各テストおよびすべてのモジュールについて、テスト ID、テスト属性、およびサポートされているカバレッジ テスト レベルなどのテスト情報を表示します。 |
show diagnostic schedule |
指定した診断テストを実行するには、 diagnostic start コマンドを使用します。
diagnostic start { module num } test { test-id | test-id-range | minimal | complete | basic | per-port | non-disruptive | all } [ port { num | port# - range | all }]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
(注) DFC3A が搭載されたシステムでは、diagnostic start module x test all コマンドを入力しないでください。このコマンドは、TCAM テストが失敗する原因になります。
テスト ID 一覧を表示するには、 show diagnostic content コマンドを使用します。
カンマおよびハイフンで区切られた整数で test-id-range または port# - range を指定します(たとえば、1,3-6 は、1、3、4、5、および 6 のテスト ID を示します)。
テストを停止する場合は、 diagnostic stop コマンドを使用します。
次に、指定したスロットで指定した診断テストを実行する例を示します。
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テストを停止するには、 diagnostic stop コマンドを使用します。
diagnostic stop { module num }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
テストを開始する場合は、 diagnostic start コマンドを使用します。
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QDM セッションを切断するには、 disconnect qdm コマンドを使用します。
disconnect qdm [{ client client-id }]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
QDM は OSM(オプティカル サービス モジュール)インターフェイスではサポートされていません。
引数なしで disconnect qdm を入力する場合、すべての QDM セッションが切断されます。 client-id を取得する場合は、 show qdm status コマンドを使用します。
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Catalyst 6500 シリーズ スイッチに接続している、現在アクティブな QDM クライアントのステータス情報を表示します。 |
グローバル コンフィギュレーション モードまたは他のコンフィギュレーション モード/サブモードで EXEC レベルのコマンドを実行するには、 do コマンドを使用します。
EXEC レベルのコマンドを実行するグローバル コンフィギュレーション モードまたは他のコンフィギュレーション モードまたはサブモード
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
do コマンドを使用して、 configure terminal コマンドを実行することはできません。 configure terminal コマンドを入力すると、コンフィギュレーション モードにモード変更されるからです。
グローバル コンフィギュレーションまたは他のコンフィギュレーション モードまたはサブモードで、 do コマンドを使用して copy または write コマンドを実行することはできません。
次に、グローバル コンフィギュレーション モードで EXEC レベルの show interfaces コマンドを実行する例を示します。
設定可能な 802.1X パラメータをデフォルトの設定にリセットするには、 dot1x default コマンドを使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、設定可能な 802.1X パラメータをデフォルト値にリセットする例を示します。
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認証プロセスを再開するまでにスイッチが EAP 要求/ID フレームをクライアントに送信する回数を設定するには、 dot1x max-req コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
認証プロセスを再開するまでにスイッチがクライアントに EAP 要求/ID フレームを送信する回数。有効値は 1 ~ 10 です。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
デフォルト値の変更は、信頼性のないリンクや、特定のクライアントおよび認証サーバに関する動作問題など、異常な状況に対して調整する場合にのみ行ってください。
次に、認証プロセスを再開するまでに、スイッチが EAP 要求/ID フレームを送信する回数を 5 に設定する例を示します。
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802.1X 許可済みのポート上で複数のホスト(クライアント)を許可するには、 dot1x multi-hosts コマンドを使用します。複数のホストを許可しないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
このコマンドを入力する前に、 dot1x port-control コマンドが、指定したインターフェイスで auto に設定されていることを必ず確認してください。
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ポート制御値を設定するには、 dot1x port-control コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ポート制御値。指定できる値は、 auto 、 force-authorized 、および force-unauthorized です。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
• force-authorized ― 802.1X ポートベース認証をディセーブルにし、認証交換を必要とせずにポートを許可ステートに移行させます。ポートは、クライアントの 802.1X ベース認証なしで通常のトラフィックを送受信します。
• force-unauthorized ― クライアントからの認証の試みをすべて無視し、ポートを無許可ステートのままにします。インターフェイスを介してクライアントに認証サービスは提供されません。
• auto ― 802.1X ポートベースの認証をイネーブルにします。ポートは最初、無許可ステートであり、ポート経由で送受信できるのは EAPOL フレームだけです。ポートのリンク ステートがダウンからアップに移行したとき、または EAPOL-start フレームを受信したときに、認証プロセスが開始されます。システムはクライアントの識別情報を要求し、クライアントと認証サーバの間で認証メッセージのリレーを開始します。クライアントの MAC アドレスを使用して、ネットワーク アクセスを試みる各クライアントを一意に識別します。
ポート制御コンフィギュレーションをチェックするには、 show dot1x コマンドを入力し、802.1X Port Summary セクションの Status カラムを参照します。 enabled ステータスとは、ポート制御値が auto または force-unauthorized に設定されていることです。
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クライアントの定期的再認証をイネーブルにするには、 dot1x reauthentication コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
次に、クライアントの定期的再認証をイネーブルにする例を示します。
次に、クライアントの定期的再認証をディセーブルにする例を示します。
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802.1X をグローバルにイネーブルにするには、 dot1x system-auth-control コマンドを使用します。802.1X をグローバルにディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
802.1X をイネーブルにする前に、AAA(認証、許可、アカウンティング)をイネーブルにし、認証方式リストを指定する必要があります。方式リストは、ユーザ認証のためのクエリー送信を行う手順と認証方式を記述したものです。
次に、802.1X をグローバルにイネーブルにする例を示します。
次に、802.1X をグローバルにディセーブルにする例を示します。
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再認証タイマーを設定するには、 dot1x timeout コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
dot1x timeout {{ reauth-period seconds } | { quiet-period seconds } | { tx-period seconds } | { supp-timeout seconds } | { server-timeout seconds }}
no dot1x timeout { reauth-period | quiet-period | tx-period | supp-timeout | server-timeout }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
dot1x timeout reauth-period コマンドを入力する前に、定期的再認証をイネーブルにしておく必要があります。定期的再認証をイネーブルにするには、 dot1x reauthentication コマンドを入力します。 dot1x timeout reauth-period コマンドがシステムの動作に影響を与えるのは、定期的再認証がイネーブルに設定されている場合だけです。
次に、再認証を試行する間隔を 4000 秒に設定する例を示します。
次に、システムの待機時間を 30 秒に設定する例を示します。
次に、要求を再送信するまでに、クライアントからの EAP 要求/ID フレームに対する応答を待機する秒数を 60 に設定する例を示します。
次に、EAP 要求フレームに対するシステム/クライアント間の再送信時間を 25 秒に設定する例を示します。
次に、トランスポート レイヤ パケットに対するシステム/認証サーバ間の再送信時間を 25 秒に設定する例を示します。
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インターフェイス上でデュプレックス動作を設定するには、 duplex コマンドを使用します。システムを半二重モードに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
表2-7 に、サポートされているコマンド オプションをインターフェイス別に示します。
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速度が auto に設定されている場合は、 duplex を設定できません。 速度が 10 または 100 に設定されている場合に、デュプレックスを設定しないと、デュプレックスは half に設定されます。 |
|||
16 ポート RJ-45 ギガビット イーサネット ポート上での伝送速度が 1000 に設定されている場合、デュプレックス モードは全二重に設定されます。伝送速度が 10 または 100 に変化した場合、デュプレックス モードは半二重のままです。伝送速度が 1000 Mbps から 10 または 100 に変化した場合、正しいデュプレックス モードを設定する必要があります。
ギガビット イーサネットは、全二重のみです。ギガビット イーサネット ポートまたはギガビット イーサネットに設定された 10/100/1000 Mbps ポートのデュプレックス モードは変更できません。
インターフェイス速度を手動で 10 または 100 Mbps に設定した場合は、インターフェイスのデュプレックス モードも設定する必要があります。
(注) Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、いずれかの接続先インターフェイスが auto 以外の値に設定されている場合、インターフェイス速度およびデュプレックス モードを自動ネゴシエーションできません。
表2-8 に、 duplex および speed コマンドの関係とさまざまな組み合わせによる結果を示します。
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Router(config-if)#
duplex full
Router(config-if)#
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VLAN(仮想 LAN)内の指定のサブインターフェイス上でトラフィックの IEEE 802.1Q カプセル化をイネーブルにするには、 encapsulation dot1q コマンドを使用します。
encapsulation dot1q vlan-id [ native ]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
vlan-id が 802.1Q ネイティブ VLAN の ID の場合には、必ず native キーワードを使用します。native キーワードを指定せずに、802.1Q トランクのネイティブ VLAN 上でカプセル化の設定を行わないでください。
サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、まずインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、次にサブインターフェイスを指定する interface コマンドを入力します。
次に、802.1Q プロトコルを使用して VLAN 100 に VLAN トラフィックのカプセル化を設定する例を示します。
Router(config-subif)#
encapsulation dot1q 100
Router(config-subif)#
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ISL(スイッチ間リンク)をイネーブルにするには、 encapsulation isl コマンドを使用します。
encapsulation isl vlan-identifier
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
ISL は複数のスイッチやルータの相互接続、および VLAN トポロジーの定義に使用するシスコのプロトコルです。
ISL カプセル化を使用すると、イーサネット フレームの最初に 26 バイトのヘッダーが追加されます。ヘッダーには、スイッチ間で VLAN メンバーシップ ID を伝達する 10 ビットの VLAN ID が含まれます。
サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、まずインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、次にサブインターフェイスを指定する interface コマンドを入力します。
次に、ファスト イーサネット サブインターフェイス 2/1.20 で ISL をイネーブルにする例を示します。
Router(config-subif)#
encapsulation isl 400
Router(config-subif)#
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環境温度コントロールをイネーブルにするには、 environment temperature-controlled コマンドを使用します。環境温度コントロールをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
environment temperature-controlled
no environment temperature-controlled
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
WS-C6503-E-FAN、WS-C6506-E-FAN、WS-C6509-E-FAN を装備しているシャーシに WS-X6708-10GE を設置している場合を除き、WS-X6708-10GE を電源投入できるようにするには、environment temperature-controlled コマンドを入力する必要があります。
シャーシの冷却能力を表示するには、 show environment cooling コマンドを入力できます。スロットごとのシャーシの冷却能力が 84 cfm より大きい場合、environment temperature-controlled コマンドを入力する必要はありません。
このコマンドは、温度モニタリングおよびアラームのスレッシュホールドには影響せず、モジュールの電源オン/オフにのみ影響します。ソフトウェアは、吸入温度の検証は行いません。
このコマンドの no 形式を使用して、冷却能力がモジュールの冷却要件を下回ると、Syslog 警告(および SNMP[簡易ネットワーク管理プロトコル]アラーム)が生成されます。このコマンドの no 形式を入力すると、このモジュールのステータスは変化せず、環境アラームも生成されません。
Router(config)#
environment temperature-controlled
Router(config)#
次に、環境温度コントロールをディセーブルにする例を示します。
Router(config)#
no environment temperature-controlled
Router(config)#
ファイル システムを消去するには、 erase コマンドを使用します。
erase { const_nvram: | nvram: | startup-config: }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
erase nvram: コマンドは、 write erase コマンドおよび erase startup-config コマンドに置き換えられます。
erase コマンドを使用できるのは、クラス B フラッシュ ファイル システムとクラス C フラッシュ ファイル システムだけです。 delete コマンドを使用してファイルを削除したあとにフラッシュ ファイル システムのスペースを再生するには、 erase コマンドを使用する必要があります。 erase コマンドは、フラッシュ ファイル システムのすべてのファイルを消去します。
クラス A フラッシュ システムを消去することはできません。 delete コマンドを使用して個々のファイルを削除したあとに、 squeeze コマンドを使用してスペースを再生できます。 format コマンドを使用して、フラッシュ ファイル システムをフォーマットすることもできます。
クラス C フラッシュ ファイル システムでは、 delete コマンドを使用するとスペースがダイナミックに再生されます。また、 format または erase コマンドのどちらかを使用して、クラス C フラッシュ ファイル システムを再初期化できます。
erasenvram: コマンドは NVRAM を消去します。クラス A ファイル システムのプラットフォームでは、CONFIG_FILE 変数がフラッシュ メモリ内のファイルを指定すれば、指定されたファイルが「削除」とマークされます。
erase const_nvram コマンドを入力して、VLAN(仮想 LAN)データベースのコンフィギュレーション ファイルを消去できます。
次に、NVRAM および NVRAM 内のスタートアップ コンフィギュレーションを消去する例を示します。
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NVRAM に含まれる、または CONFIG-FILE 環境変数によって指定されるスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを表示します。 |
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errdisable 検出をイネーブルにするには、 errdisable detect cause コマンドを使用します。errdisable 検出をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
errdisable detect cause { all | dtp-flap | l2ptguard | link-flap | packet-buffer-error | pagp-flap | udld }
no errdisable detect cause { all | dtp-flap | l2ptguard | link-flap | pagp-flap | udld }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
(注) no errdisable detect cause packet-buffer-error コマンドを入力すると、影響のあるモジュールでオフ/オンが発生するような障害を検出できます。
原因(bpduguard、dtp-flap、link-flap、pagp-flap、root-guard、udld)は、errdisable ステートが発生した理由として定義されます。原因がインターフェイス上で検出される場合は、インターフェイスは errdisable ステート(リンク ダウン ステートに似た動作ステート)となります。
インターフェイスを errdisable ステートから手動で回復するには、 shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力する必要があります。
次に、レイヤ 2 プロトコル トンネリング ガードの errdisable 原因に対して errdisable 検出をイネーブルにする例を示します。
Router(config)#
errdisable detect cause l2ptguard
Router(config)#
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インターフェイスのステータス、または LAN ポートのみで errdisable 状態になっているインターフェイスの一覧を表示します。 |
回復メカニズム変数を設定するには、 errdisable recovery コマンドを使用します。デフォルト ステートに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
errdisable recovery cause { all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | l2ptguard | link-flap | pagp-flap | pesecure-violation | security-violation | udld | unicast-flood }
errdisable recovery { interval interval }
no errdisable recovery cause { all | { arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | l2ptguard | link-flap | pagp-flap | pesecure-violation | security-violation | udld | unicast-flood }
no errdisable recovery { interval interval }
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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secure-violation オプションはサポートされていません。
原因(bpduguard、dhcp-rate-limit、dtp-flap、l2ptguard、link-flap、pagp-flap、security-violation、
channel-misconfig、psecure-violation、udld、または unicast-flood)は、errdisable ステートが発生した理由として定義されます。原因がインターフェイス上で検出される場合は、インターフェイスは errdisable ステート(リンク ダウン ステートに似た操作ステート)となります。その原因の errdisable 回復をイネーブルにしない場合、shutdown および no shutdown が実行されるまでインターフェイスは errdisable ステートのままです。原因の回復をイネーブルにした場合、インターフェイスは errdisable ステートから抜け出し、すべての原因がタイムアウトになったときに動作を再試行できるようになります。
インターフェイスを errdisable ステートから手動で回復するには、 shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力する必要があります。
次に、BPDU ガードが errdisable 原因の回復タイマーをイネーブルにする例を示します。
Router(config)#
errdisable recovery cause bpduguard
Router(config)#
Router(config)#
errdisable recovery interval 300
Router(config)#
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インターフェイスのステータス、または LAN ポートのみで errdisable 状態になっているインターフェイスのリストを表示します。 |
ASIC(特定用途向け IC)バッファを予約するには、 fabric buffer-reserve コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
fabric buffer-reserve [ high | low | medium | value ]
[ default ] fabric buffer-reserve queue
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(注) Cisco TAC の指示を受けた場合にのみ、このコマンドを使用してください。
Supervisor Engine 32 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、このコマンドはサポートされません。
fabric buffer-reserve queue コマンドは、次のモジュールを搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされます。
default fabric buffer-reserve queue コマンドを入力することは、 fabric buffer-reserve queue コマンドを入力することと同じです。
ASIC バッファを予約してシステム スループットを改善するには、 fabric buffer-reserve コマンドを入力します。
次に、上位(0x5050)ASIC バッファ スペースを予約する例を示します。
次に、下位(0x3030)ASIC バッファ スペースを予約する例を示します。
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ファブリック チャネルのクリア ブロック輻輳制御をイネーブルにするには、 fabric clear-block コマンドを使用します。ファブリック チャネルのクリア ブロック輻輳制御をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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(注) TAC から指示されないかぎり、fabric clear-block コマンドは使用しないでください。
このコマンドは、Supervisor Engine 720 ハードウェア リビジョン 4.0 以降が搭載されている場合にのみサポートされます。
Supervisor Engine 32 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、このコマンドはサポートされません。
次に、ファブリック チャネルのクリア ブロック輻輳制御をイネーブルにする例を示します。
次に、ファブリック チャネルのクリア ブロック輻輳制御をディセーブルにする例を示します。
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ファブリック対応モジュールで過剰なファブリック同期エラーが検出されたときのスーパーバイザ エンジンの切り替えをイネーブルにするには、 fabric error-recovery fabric-switchover コマンドを使用します。ファブリック同期エラーが過剰な場合のスーパーバイザ エンジンの切り替えをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fabric error-recovery fabric-switchover
no fabric error-recovery fabric-switchover
過剰なファブリック同期エラーによってスーパーバイザ エンジンの切り替えが始まります。この設定はコンフィギュレーション ファイルに保存されません。
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ファブリック対応スイッチング モジュールにファブリック エラーが検出されると、スーパーバイザ エンジンの切り替えが始まります。
スーパーバイザ エンジンの切り替えを避けるには、 no fabric error-recovery fabric-switchover コマンドを使用します。このコマンドを使用すると、スーパーバイザ エンジンは切り替わらず、ファブリック エラーが過剰に発生しているモジュールの電源が切断されます。このコマンドはコンフィギュレーション ファイルに保存されます。
次に、ファブリック対応モジュールで過剰なファブリック同期エラーが検出されたときのスーパーバイザ エンジンの切り替えをイネーブルにする例を示します。
次に、ファブリック対応モジュールで過剰なファブリック同期エラーが検出されたときのスーパーバイザ エンジンの切り替えをディセーブルにする例を示します。
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スイッチ ファブリック モジュールに表示する Message-of-The-Day(MOTD)バナーを指定するには、 fabric lcd-banner コマンドを使用します。MOTD バナーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
このコマンドは、Supervisor Engine 2 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチのみでサポートされます。
Supervisor Engine 32 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、このコマンドはサポートされません。
バナー メッセージでは区切り文字は使用できません。デリミタは、ポンド記号(#)などの選択した文字です。
トークンを対応するコンフィギュレーション引数に置き換えることができます。
このコマンドのあとに、1 つまたは複数のスペースと選択した区切り文字を入力します。次に、1 行または複数行のテキストを入力し、メッセージの最後に 2 つめの区切り文字を入力します。
この MOTD バナーは、すべてのユーザに影響するメッセージ(差し迫ったシステム シャットダウンなど)を表示するのに便利です。
ルータに接続すると、ログイン プロンプトの前に MOTD バナーが表示されます。ルータに正常にログインすると、接続の種類によって、EXEC バナーまたは着信バナーが表示されます。逆 Telnet ログインの場合、着信バナーが表示されます。その他の接続では、すべて EXEC バナーが表示されます。
バナーをカスタマイズするには、メッセージ テキストで $(token) の形式でトークンを使用します。トークンには、ルータのホスト名や IP アドレスなど、現在の Cisco IOS コンフィギュレーション引数が表示されます。
表2-9 に、コマンド トークンを示します。
次に、スイッチ ファブリック モジュールの LCD 画面に表示する MOTD バナーを設定する例を示します。ポンド記号(#)は、区切り文字として使用されています。
次に、MOTD バナーを設定する例を示します。パーセント記号(%)は、区切り文字として使用されています。
MOTD バナーが実行されると、次のメッセージが表示されます($(token) 構文は、対応するコンフィギュレーション引数に置き換えられます)。
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スイッチ ファブリック モジュールなしでは Catalyst 6500 シリーズ スイッチが動作しないように設定するには、 fabric required コマンドを使用します。Catalyst 6500 シリーズ スイッチがスイッチ ファブリック モジュールなしでも動作するように設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
Supervisor Engine 32 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、このコマンドはサポートされません。
fabric required コマンドを入力すると、最終スイッチ ファブリック モジュールの取り外しまたは電源切断を行った場合、スーパーバイザ エンジン以外のすべてのモジュールの電源が切断されます。スイッチ ファブリック モジュールの取り付けまたは電源投入を行ったときに、スイッチ ファブリック モジュールのコンフィギュレーションが他のコンフィギュレーションと競合しなければ、切断されていたモジュールの電源はオンになります。
また、 no fabric required コマンドを入力すると、スイッチ ファブリック モジュールが存在しなくてもコンフィギュレーションが適合していれば、モジュールの電源がオンになります。
次に、スイッチ ファブリック モジュールなしでは Catalyst 6500 シリーズ スイッチが動作しないようにする例を示します。
Router(config)#
fabric required
Router(config)#
次に、スイッチ ファブリック モジュールなしでも Catalyst 6500 シリーズ スイッチが動作するように設定する例を示します。
Router(config)#
no fabric required
Router(config)#
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複数のファブリック対応スイッチング モジュールが存在する場合に truncated モードをイネーブルにするには、fabric switching-mode allow コマンドを使用します。truncated モードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fabric switching-mode allow { bus-mode | dcef-only | { truncated [{ threshold [ mod ]}]}}
no fabric switching-mode allow { bus-mode | { truncated [ threshold ]}}
(任意)切り捨て形式のスイッチングに必要なスイッチ ファブリック モジュール対応モジュール数を指定します。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
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Supervisor Engine 720 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチで、このコマンドは次のように変更されました。 |
Supervisor Engine 32 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、このコマンドはサポートされません。
Supervisor Engine 720 を搭載した Release 12.2(18)SXE 以降のリリースで、取り付けられたスイッチング モジュールすべてに DFC(ダイヤル フィーチャ カード)が装備されている場合、両方のスーパーバイザ エンジンのイーサネット ポートをディセーブルにするには、 fabric switching-mode allow dcef-only コマンドを入力します。このコマンドを入力すると、すべてのモジュールが dCEF モードで動作して、冗長スーパーバイザ エンジンに対するスイッチオーバーが簡略化されます。
Supervisor Engine 2 を搭載した Release 12.2(18)SXD1 以降のリリースで、取り付けられたスイッチング モジュールすべてに DFC が装備されている場合、冗長スーパーバイザ エンジンのイーサネット ポートをディセーブルにするには、 fabric switching-mode allow dcef-only コマンドを入力します。このコマンドを入力すると、すべてのモジュールが dCEF モードで動作します。
バス モード ― Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、非ファブリック対応モジュール間のトラフィックおよび非ファブリック対応モジュールとファブリック対応モジュール間のトラフィックに対してこのモードを使用します。このモードでは、トラフィックはすべてローカル バスおよびスーパーバイザ エンジン バス間を通過します。
dcef-only モード ― スーパーバイザ エンジンはアクティブおよび冗長ともに、非ファブリック対応モジュールとして動作し、ギガビット イーサネット ポートは、すべての転送決定をアクティブ スーパーバイザ エンジン上の PFC(ポリシー フィーチャ カード)に依存します。dcef-only モードでは、スーパーバイザ エンジン上のギガビット イーサネット ポートは非ファブリック対応モジュールとして動作しないように、ディセーブルになります。その他のモジュールがすべて dCEF モードで動作している場合、モジュールの OIR は中断を伴いません。
truncated モード ― ファブリック対応モジュールと非ファブリック対応モジュールの両方が取り付けられている場合に、Catalyst 6500 シリーズ スイッチはファブリック対応モジュール間のトラフィックに対してこのモードを使用します。このモードでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチは切り捨てバージョンのトラフィック(最初の 64 バイトのフレーム)をスイッチ ファブリック チャネルを通じて送信します。
コンパクト モード ― ファブリック対応モジュールのみが取り付けられている場合に、Catalyst 6500 シリーズ スイッチはすべてのトラフィックに対してこのモードを使用します。このモードでは、スイッチ ファブリック チャネルを通じて DBus ヘッダーのコンパクト版が転送され、最良のパフォーマンスが得られます。
非ファブリック対応モジュールの使用、またはファブリック対応モジュールのバス モードの使用を禁止するには、 no fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力します。
fabric switching-mode allow コマンドは、最低 2 つのファブリック対応モジュールが設定された Catalyst 6500 シリーズ スイッチに作用します。
無条件に truncated モードを許可するには、 fabric switching-mode allow truncated コマンドを入力します。
スレッシュホールドが一致した場合に truncated モードを許可するには、 no fabric switching-mode allow truncated コマンドを入力します。
モジュールがバス モードで実行されるのを禁止するには、 no fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力します。
デフォルトの truncated モード スレッシュホールドに戻すには、 no fabric switching-mode allow truncated threshold コマンドを入力します。
Router(config)#
fabric switching-mode allow truncated
Router(config)#
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ファブリック対応モジュールを強制的にバス スイッチング モードにするには、
fabric switching-mode force bus-mode コマンドを使用します。モジュールの電源を入れ直して truncated モードにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
fabric switching-mode force bus-mode
no fabric switching-mode force bus-mode
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Supervisor Engine 32 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、このコマンドはサポートされません。
• WS-SVC-FWM-1-K9 ― ファイアウォール サービス モジュール
• WS-SVC-IDS2-BUN-K9 ― 侵入検知サービス モジュール 2
• WS-SVC-MWAM-1 ― マルチプロセッサ WAN アプリケーション モジュール
• WS-SVC-NAM-1 ― ネットワーク解析モジュール 1
• WS-SVC-NAM-2 ― ネットワーク解析モジュール 2
• WS-SVC-PSD-1 ― 持続型ストレージ装置モジュール
• WS-SVC-WLAN-1-K9 ― ワイヤレス LAN サービス モジュール
fabric switching-mode force busmode または no fabric switching-mode force busmode コマンドを入力すると、ファブリック対応サービス モジュールがただちにオフ/オンされます。オフ/オンのあとでモジュールが起動すると、モードが変更されます。
次に、ファブリック対応モジュールを強制的に flow-through スイッチング モードにする例を示します。
Router(config)#
fabric switching-mode force bus-mode
Router(config)#
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圧縮された Cisco IOS イメージのチェックサムを確認するには、 file verify auto コマンドを使用します。コピー操作後の自動確認をオフに切り替えるには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
個別のコピー操作のデフォルト設定を上書きするには、 copy /noverify コマンドを使用します。
次に、圧縮された Cisco IOS イメージのチェックサムを確認する例を示します。
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フラッシュ メモリ ファイル システムのファイルのチェックサムを確認するか、ファイルの MD5 シグニチャを計算します。 |
ポートがポーズ フレームを送信または受信するよう設定するには、 flowcontrol コマンドを使用します。
flowcontrol { send | receive } { desired | off | on }
ローカル ポートがリモート ポートからのポーズ フレームを受信して処理したり、リモート ポートへポーズ フレームを送信したりするのを禁止します。 |
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ローカル ポートがリモート ポートからのポーズ フレームを受信して処理したり、リモート ポートへポーズ フレームを送信したりする機能をイネーブルにします。 |
フロー制御のデフォルト値は、ポートの速度によって異なります。デフォルト設定は次のとおりです。
• ギガビット イーサネット ポートのデフォルトは、受信については off で、送信については desired です。
• ファスト イーサネット ポートのデフォルトは、受信については off で、送信については on です。
• 24 ポート 100BASE-FX モジュールおよび 48 ポート 10/100 BASE-TX RJ-45 モジュールのデフォルトは、受信についても送信についても off です。
• 10 ギガビット イーサネット ポートは、常にポーズ フレームに応答するように設定されています。送信についてのデフォルトは、 off です。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
send および desired のキーワードをサポートするのはギガビット イーサネット ポートだけです。
ポーズ フレームは、バッファが満杯であるために特定の期間フレームの送信を停止する信号を送信元に送る特殊なパケットです。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチのギガビット イーサネット ポートはフロー制御を使用して、一定時間、ポートへのパケットの伝送を禁止します。その他のイーサネット ポートは、フロー制御を使用してフロー制御要求に応答します。
ギガビット イーサネット ポートの受信バッファが満杯になると、指定された時間中、パケットの送信を遅らせるようにリモート ポートに要求する「ポーズ」パケットが送信されます。すべてのイーサネット ポート(1000 Mbps、100 Mbps、および 10 Mbps)は、他の装置から「ポーズ」パケットを受信し、これに応答できます。
ギガビット イーサネット以外のポートを設定して、受信済みポーズ フレームを無視したり( disable )、対応したり( enable )できます。
receive を使用すると、 on および desired のキーワードの結果は同一になります。
すべての Catalyst 6500 シリーズ スイッチ ギガビット イーサネット ポートは、リモート装置からポーズ フレームを受信し、処理できます。
• send on は、リモート ポートが receive on または receive desired に設定されている場合にだけ使用します。
• send off は、リモート ポートが receive off または receive desired に設定されている場合にだけ使用します。
• receive on は、リモート ポートが send on または send desired に設定されている場合にだけ使用します。
• send off は、リモート ポートが receive off または receive desired に設定されている場合にだけ使用します。
次に、ローカル ポートがリモート ポートによるいかなるレベルのフロー制御もサポートしないよう設定する例を示します。
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クラス A またはクラス C のフラッシュ ファイル システムをフォーマットするには、 format コマンドを使用します。
format bootflash: [ spare spare-number ] filesystem1 : [[ filesystem2 : ][ monlib-filename ]]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
bootflash: 、 slot0: 、 sup-slot0: 、および sup-bootflash: キーワードは、Supervisor Engine 2 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされます。
このコマンドを使用して、クラス A またはクラス C フラッシュ ファイル システムをフォーマットします。
disk0: および disk1: は、クラス C ファイル システムです。
bootflash: 、 slot0: 、 sup-slot0: 、および sup-bootflash: は、クラス A ファイル システムです。
新しいフラッシュ PC カードを挿入してイメージをロードしたり、コンフィギュレーション ファイルを新しいフラッシュ PC カードにバックアップしたりする必要が生じた場合には、新しいフラッシュ PC カードを使用する前に、フラッシュ PC カードを必ずフォーマットしてください。
フラッシュ PC カードのセクタには障害が発生する可能性があります。 format コマンドの任意の spare 引数を使用して 0 ~ 16 の予備セクタを指定し、一部のフラッシュ PC カードセクタを「予備」として確保します。緊急用に少数の予備セクタしか確保していなくても、フラッシュ PC カードの大部分を使用できます。予備セクタを 0 に指定していて、セクタの一部に障害が発生した場合は、フラッシュ PC カードを再フォーマットする必要があるため、すべての既存データは消去されます。
monlib ファイルは、ROM モニタ ライブラリです。ROM モニタは、このファイルを使用して、フラッシュ ファイル システムのファイルにアクセスします。Cisco IOS システム ソフトウェアには、monlib ファイルが組み込まれています。
HSA(ハイ システム アベイラビリティ)を使用している場合、 monlib-filename 引数 を指定しないと、システムは ROM モニタ ライブラリ ファイルをスレーブ イメージ バンドルから取得します。 monlib-filename 引数 を指定した場合、システムはファイルがスレーブ装置にあるとみなします。
コマンドの構文では、 filesystem1: がフォーマットする装置を指定し、 filesystem2: が、 filesystem1: のフォーマットに使用する、monlib ファイルを含む任意の装置を指定します。任意の filesystem2: および monlib-filename 引数を省略した場合、システムはシステム ソフトウェアにすでに組み込まれた monlib ファイルを使用して、 filesystem1: をフォーマットします。任意の filesystem2: 引数だけを省略した場合、システムは cd コマンドで指定した装置から monlib ファイルを使用して、 filesystem1: をフォーマットします。任意の monlib-filename 引数だけを省略した場合、システムは filesystem2: の monlib ファイルを使用して、 filesystem1: をフォーマットします。 filesystem2: および monlib-filename の両方の引数を指定した場合、システムは指定した装置から monlib ファイルを使用して、 filesystem1: をフォーマットします。 filesystem1: 独自の monlib ファイルをこの引数で指定できます。monlib ファイルが見つからない場合、フォーマットが打ち切られます。
disk0: キーワードは、Supervisor Engine 2 を搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチでのみサポートされます。
次に、スロット 0 に挿入されたコンパクトフラッシュ PC カードをフォーマットする例を示します。
コンソールが EXEC プロンプトに戻ると、新しいコンパクトフラッシュ PC カードのフォーマットが成功し、使用が可能になります。
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フラッシュ ファイル システムに損傷がないかをチェックし、問題を修復するには、 fsck コマンドを使用します。
fsck [ /automatic | disk0: | slavedisk0: ]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
disk0:または slavedisk0: ファイル システムだけが、fsck を実行できる Catalyst 6500 シリーズ スイッチのファイル システムです。 slavedisk0: オプションは、冗長スーパーバイザ エンジン システムでのみ表示されます。
このコマンドが有効なのは、クラス C フラッシュ システムと、PCMCIA ATA のフラッシュ ディスクおよびコンパクトフラッシュ ディスクだけです。
fsck slavedisk0: コマンドの出力は fsck disk0: コマンドの出力に類似しています。
引数を入力しない場合、現在のファイル システムが使用されます。現在のファイル システムを表示するには、 pwd コマンドを使用します。
disk0: または slavedisk0: オプションを入力した場合、fsck ユーティリティは、選択されたファイル システムに問題がないかどうかチェックします。問題が検出された場合、問題を修復するかを尋ねるプロンプトが表示されます。
/automatic キーワードを入力した場合、自動モードにするかどうか確認するプロンプトが表示されます。自動モードでは、問題が自動的に修復され、確認のプロンプトが表示されません。
表2-10 に、fsck ユーティリティが実行するチェック内容とアクション内容を示します。
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os_id をチェックして、FAT-12 または FAT-16 のファイル システム(有効値は、0、1、4、および6)かどうか検出します。 |
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クラスタがファイル チェーンに含まれている場合、クラスタが End of File(EOF)に変更されます。クラスタがファイル チェーンに含まれていない場合、クラスタは空リストおよび未使用のクラスタ チェーンに追加されます。 表2-11 に、有効なクラスタ番号を示します。 表2-11 に表示されていない番号は、無効の番号となります。 |
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ファイルが不良または空クラスタを持つ場合、ファイルは最後の正常なクラスタで切り捨てられます(たとえば、この不良/空クラスタをポイントするクラスタ)。 |
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ファイルのクラスタ チェーンがサイズ フィールドで指定されたものより長い場合、ファイル サイズが再計算され、ディレクトリ エントリが更新されます。 |
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複数のファイルがクロスリンクされている場合、修復を許可するようにプロンプトが表示され、ファイルの 1 つが切り捨てられます。 |
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ファイルのクラスタ チェーンがサイズ フィールドで指定されたものより短い場合、ファイル サイズが再計算され、ディレクトリ エントリが更新されます。 |
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未使用のクラスタ チェーンが検出された場合、新しいファイルが作成され、fsck- start cluster という名前でそのファイルにリンクされます。 |
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次に、現在のファイル システムに対してチェックを実行する例を示します。
インターフェイス上の IP 出力キューのサイズを制限するには、 hold-queue コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hold-queue length { in | out }
• 入力の hold-queue 制限は 75 パケットです。
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
このコマンドは、OSM(オプティカル サービス モジュール)ではサポートされません。
デフォルトの制限を使用すると、故障したインターフェイスが過剰にメモリを消費するのを防止できます。キューのサイズの上限は決まっていません。
デフォルトの 10 パケットを設定すると、Cisco IOS ソフトウェアは多くのバックツーバックのルーティング アップデートをキューイングできます。デフォルト値は、非同期インターフェイスの場合です。他のメディア タイプのデフォルト値は異なります。
ホールド キューおよび優先キューイングの注意事項は、次のとおりです。
• ホールド キューはネットワークから受信して、クライアントに送信されるのを待機しているパケットを保管します。非同期インターフェイスでは、キュー サイズが 10 パケットを超えないように設定してください。他のほとんどのインターフェイスの場合、キュー サイズを 100 パケット以下に設定する必要があります。
• 入力ホールド キューを設定すると、単一のインターフェイスが過剰な入力パケットでネットワーク サーバをフラッディングしないようにします。そのインターフェイスにシステム内で未処理の入力パケットが大量にある場合、以降の入力パケットは廃棄されます。
• 優先出力キューイングを使用する場合、 priority-list グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して 4 つの出力キューのサイズを設定できます。この状況で、 hold-queue コマンドを使用して出力ホールド キューのサイズを設定することはできません。
• 低速リンクの場合、出力ホールド キューの制限を小さくして、リンクの伝送能力を超える速度でパケットが保存されないようにします。
• 高速リンクの場合、出力ホールド キューの制限を大きくします。高速リンクは短時間でビジーになる(ホールド キューが必要)こともありますが、容量が回復すると出力ホールド キューを速やかに空にします。
• 現在のホールド キュー設定およびホールド キューのオーバーフローにより廃棄されるパケット数を表示するには、EXEC モードで show interfaces コマンドを使用します。
次に、低速シリアル回線で小さな入力キューを設定する例を示します。
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電源管理バス制御レジスタでモジュールのブート オプションを指定するには、 hw-module boot コマンドを使用します。
hw-module { module num } { boot [ value ] { config-register | eobc | { flash image } | rom-monitor }}
(任意)モジュールのブート オプションのリテラル値。有効値は 0 ~ 15 です。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
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モジュールの内部フラッシュ メモリにある、モジュールのブート オプションのイメージ番号を指定します。有効値は 1 および 2 です。 |
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2 ― フラッシュ メモリの 2 番めのイメージを指定します。
次に、モジュールの設定レジスタ値を使用してスロット 6 のモジュールをリロードする例を示します。
次に、EOBC でダウンロードしたイメージを使用してスロット 3 のモジュールをリロードする例を示します。
ファンタイプ(高出力または低出力)を設定するには、 hw-module fan-tray version コマンドを使用します。
hw-module fan-tray version [ 1 | 2 ]
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
高機能ファン トレイを設置する前に hw-module fan-tray version 2 コマンドを入力し、電源装置の互換性や電源容量などの設定の問題を確認してください。問題がない場合は、バージョン 1 からバージョン 2 にファン トレイを変更するようメッセージが表示されます。この時点で古いファン トレイを取り外し、すぐに新しい高機能ファン トレイを装着します。
hw-module fan-tray version 2 コマンドは、Supervisor Engine 2 が搭載された Catalyst 6500 シリーズ スイッチに適用されます。Supervisor Engine 720 または Supervisor Engine 32 が搭載されたシステムではこのコマンドを使用する必要はありません。
高出力のファントレイを取り付ける前に、バージョンを 2 に設定してください。
低出力のファントレイを取り付ける前に、バージョンを 1 に設定してください。
コマンドを入力しても、ファンの電力消費または冷却能力は変わりません。コマンドによって、バックプレーンの IDPROM が更新されます。更新された値は、次にファンを取り付けたときに有効になります。
このコマンドを実行すると、ソフトウェアはコンフィギュレーションをチェックし、確認が求められます。誤ったコンフィギュレーション(電源との不適合など)があると、警告が表示され、コマンドは有効になりません。
次に、ファンタイプを低出力ファントレイに設定する例を示します。
Router #
hw-module fan-tray version 1
Router #
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電源装置の電源を入れ直すには、 hw-module power-supply power-cycle コマンドを使用します。
hw-module power-supply { 1 | 2 } power-cycle
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冗長電源装置があり、片方の電源装置の電源を入れ直すと、その電源装置の電源のみがオフ/オンされます。両方の電源装置の電源を入れ直すと、システムはダウンして 10 秒後に立ち上がります。
電源をいったんオフにしてから再びオンにすることによりモジュールをリセットするには、 hw-module reset コマンドを使用します。
hw-module { module num } reset
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Supervisor Engine 2 におけるこのコマンドのサポートが、12.2 SX リリースにまで拡張されました。 |
num 引数は、モジュール番号を指定します。有効値は、使用するシャーシによって異なります。たとえば、13 スロット シャーシを使用している場合、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13 です。
Router #
hw-module module 3 reset
Router #
モジュールをシャットダウンするには、 hw-module shutdown コマンドを使用します。
hw-module { module num } shutdown
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