この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
ポリシングでは、特定のクラスのトラフィックについて、そのデータ レートをモニタできます。 データ レートがユーザ設定値を超えると、スイッチはパケットをただちにドロップします。 ポリシングではトラフィックがバッファリングされないため、伝搬遅延への影響はありません。 トラフィックが特定のクラスのデータ レートを超えると、スイッチはパケットをドロップします。
1 レート 2 カラーの入力ポリシングを定義できます。
1 レートの入力ポリシングは、トラフィックの認定情報レート(CIR)をモニタします。
(注) |
認定情報レート(CIR)は、1~80000000000 のビット レートまたはリンク レートの割合として指定される値です。 |
さらに、入力ポリシングは、関連付けられたパケットのバースト サイズをモニタできます。 2 カラー(条件)は、指定されたデータ レート パラメータに応じて、各パケットの入力ポリシングによって決定されます。
各条件について設定できるアクションは 1 つだけです。 たとえば、最大 200 ミリ秒のバーストで、256,000 bps のデータ レートに適合するように、クラス内のトラフィックをポリシングするとします。
カラー対応入力ポリシングは、トラフィックが以前にカラーによってすでにマーキングされているものとみなします。
Nexus 5500 シリーズ | Nexus 2232 | Nexus 2248TP-E | Nexus 6000 シリーズ | |
---|---|---|---|---|
Burst Size |
64 MB |
32 MB |
32 MB |
64 MB |
最高レート |
96 Gbps |
12 Gbps |
8 Gbps |
8 Gbps |
粒度 |
732 kbps |
732 kbps |
488 kbps |
122 kbps |
次に、認定情報レートを使用する入力ポリシングを含むポリシー マップを作成する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# policy-map type qos pm1 switch(config-pmap-qos)# class type qos cm1 switch(config-pmap-c-qos)# police cir 10 mbps bc 20 kbytes switch(config-pmap-c-qos)# set qos-group 4 switch(config-pmap-c-qos)# end switch# show policy-map type qos pm1 Type qos policy-maps ==================== policy-map type qos pm1 class type qos cm1 set qos-group 4 police cir 20 mbytes conform transmit violate drop set qos-group 4 class type qos class-default set qos-group 1 switch#
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# policy-map [type qos] [qos-policy-map-name] | トラフィック クラスのセットに適用されるポリシーのセットを表す名前付きオブジェクトを作成します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 | switch(config-pmap-qos)# class [type qos] {class-map-name | class-default} | クラス マップをポリシー マップに関連付け、指定したシステム クラスのコンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択するには、class-default キーワードを使用します。 class-map-name 引数には、最大 40 文字の英数字を指定できます。 名前は大文字と小文字が区別され、英数字、ハイフン、下線だけを含めることができます。 |
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-qos)# police [cir] {committed-rate [data-rate] | percent cir-link-percent} [ [bc] {committed-burst-rate}][conform{transmit} [violate {drop}]]] | cir を、ビット、kbps、mbps、または gbps 単位でポリシングします。 データ レートが cir 以下の場合は、conform アクションが適用されます。それ以外の場合は、violate アクションが適用されます。 cir キーワードは、認定情報レート(つまり、望ましい帯域幅)を、ビット レートまたはリンク レートの割合として使用するように指定します。 cir-link-percent 値は、1~100 パーセントの範囲で指定できます。 committed-burst-rate の値は次のとおりです。 次は、入力ポリシング アクションです。 |
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-qos)# set {{dscp {dscp-val | dscp-enum}} | {precedence {prec-val | prec-enum}} | {qos-group qos-grp-val}} | (任意) dscp、precedence、または qos-group アクションを設定します。 dscp-val:このトラフィック クラスに割り当てる DSCP 値またはパラメータを指定します。 有効値の範囲は 0 ~ 63 です。 prec-val:このトラフィック クラスに割り当てる IP の優先順位の値。 有効な値は 0 ~ 7 です。 qos-grp-val:このトラフィック クラスに割り当てる QoS グループの値。 範囲は 1 ~ 5 です。 |
ステップ 6 | switch(config-pmap-c-qos)# exit | ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを終了し、ポリシー マップ モードを開始します。 |
ステップ 7 | switch(config-pmap-qos)# exit | ポリシー マップ モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 8 | switch(config)# show policy-map [type qos] [policy-map-name | qos-dynamic] | (任意) 設定済みのすべてのポリシー マップ、または選択した type qos ポリシー マップについて情報を表示します。 |
次に、インターフェイス レートの割合を使用する入力ポリシングを含むポリシー マップを作成する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# policy-map type qos pm-test1 switch(config-pmap-qos)# class type qos cm-cos4 switch(config-pmap-c-qos)# police cir percent 10 bc 40 kbytes conform transmit violate drop switch(config-pmap-c-qos)# end switch# show policy-map type qos pm-test1 Type qos policy-maps ==================== policy-map type qos pm-test1 class type qos cm-cos4 set qos-group 4 police cir percent 10 bc 40 kbytes conform transmit violate drop class type qos class-default set qos-group 1 switch#
入力ポリシングの設定情報を確認するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンド |
目的 |
---|---|
switch# show policy-map interface [interface number] | 1 つまたはすべてのインターフェイスのポリシー マップ設定を表示します。 |
switch# show policy-map [type qos] [policy-map-name] | 設定済みのすべてのポリシー マップ、または選択した type qos ポリシー マップについて情報を表示します。 |
次に、入力ポリシング レートが port/port-channel 速度に基づいて計算される場所で、割合として指定される認定情報レートの例を示します。
switch(config)# policy-map type qos pm-cos switch(config-pmap-qos)# class cm-cos switch(config-pmap-c-qos)# police cir percent 10 bc 20 mbytes conform transmit violate drop switch(config-pmap-c-qos)#
次に、入力ポリシングが設定された show monitor session コマンドの出力の例を示します。
switch(config-pmap-c-qos)# show policy-map pm-cos Type qos policy-maps ==================== policy-map type qos pm-cos class type qos cm-cos set qos-group 4 police cir percent 10 bc 20 mbytes conform transmit violate drop class type qos class-default set qos-group 1 switch(config-pmap-c-qos)#
次に、service-policy コマンドを使用して インターフェイスに適用されるポリシーの例を示します。
switch(config)# interface ethernet 1/1 switch(config-if)# service-policy type qos input pm-cos
次に、show policy-map コマンドによって表示されるポリシー統計情報の例を示します。
switch(config-if)# show policy-map interface ethernet 1/1 Global statistics status : disabled Ethernet1/1 Service-policy (qos) input: qos-police policy statistics status: disabled Class-map (qos): qos-police (match-all) 0 packets Match: dscp 10 police cir percent 100 bc 200 ms conformed 0 bytes, 0 bps action: transmit violated 0 bytes, 0 bps action: drop