この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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目次
この章の内容は、次のとおりです。
トラフィック シェーピングでは、インターフェイスから出力されるトラフィックを制御して、リモート ターゲット インターフェイスの速度にフローを合わせ、指定されているポリシーにトラフィックを準拠させることができます。 このように、ダウンストリーム要件を満たすように、特定のプロファイルに適合するトラフィックをシェーピングできるため、データレートが一致しないトポロジで発生するボトルネックが排除されます。
トラフィック シェーピングは、各ポートの出力キューに最大トラフィック レートを強制することで、パケット フローを規制および均一化します。 しきい値を超えたパケットはキューに配置され、後で送信されます。 これは、トラフィック ポリシングと同様です。ただし、パケットはドロップされません。 パケットをバッファするため、トラフィック シェーピングでは、(キュー長に基づく)パケット損失が最小限に抑えられ、TCP トラフィックに対してより優れたトラフィック動作を提供します。
トラフィック シェーピングを使用して、使用可能な帯域幅へのアクセスの制御、トラフィックに対して設定されたポリシーへのトラフィックの確実な準拠、およびトラフィックのフロー規制を実施することにより、送信トラフィックがそのリモート インターフェイスやターゲット インターフェイスのアクセス速度を超過したときに発生する可能性のある、輻輳を回避することができます。 たとえば、ポリシーによって、アクセス レートがインターフェイス速度を上回っていても、そのインターフェイスのレートが(平均で)特定のレートを上回るべきではないとされている場合に、帯域幅へのアクセスを制御できます。
トラフィック シェーピング レートはキロビット/秒(kbps)またはパケット/秒(PPS)で設定でき、ユニキャストのキューに適用されます。 キュー長のしきい値は、WRED 設定を使用して設定されます。
トラフィック シェーピングは、システム レベルまたはインターフェイス レベルで設定できます。 システム レベルのキューイング ポリシーは、インターフェイスのキューイング ポリシーによって上書きできます。
最大トラフィック レートを設定して、トラフィック フローを規制できます。
パケットの random-detect の下限および上限しきい値を設定します。
network-qos class-map で congestion-control random detect コマンドを使用して、ネットワーク QoS クラス マップに輻輳制御ランダム検出を設定します。
キューングが機能するためには、QoS ポリシーおよびネットワーク QoS ポリシーの両方が適用されている必要があります。 この前提条件は、あらゆるキューイング ポリシーを設定する場合に当てはまります。
次に、200000 パケット/秒(pps)でパケット シェーピングを設定する例を示します。
switch# configuration terminal class-map type qos match-all cq match access-group name test class-map type queuing cqu match qos-group 2 policy-map type qos pq class cq set qos-group 2 policy-map type queuing pqu class type queuing cqu random-detect minimum-threshold 100 packets maximum-threshold 350 packets switch(config)# policy-map type queuing pqu switch(config-pmap-que)# class type queuing cqu switch(config-pmap-que)# shape pps 200000 switch(config-pmap-que)# exit switch(config)# copy running-config startup-config
トラフィック シェーピングの設定情報を表示するには、次のいずれかの show コマンドを入力します。
コマンド | 目的 |
---|---|
show queuing interface slot/port |
指定されたインターフェイスに設定されたキューイング情報を表示します。 |
show hardware internal buffer info pkt-stats |
実行中のシステムでの、出力ポート単位、出力キュー単位の占有率を示します。 |
show interface slot/port |
指定したインターフェイスのすべての出力キューの、集約出力トラフィック レートを表示します。 |
次に、200000 パケット/秒(pps)でのトラフィック シェーピングの設定例を示します。
class-map type qos match-all cq match access-group name test class-map type queuing cqu match qos-group 2 policy-map type qos pq class cq set qos-group 2 policy-map type queuing pqu class type queuing cqu random-detect minimum-threshold 100 packets maximum-threshold 350 packets shape pps 200000 bandwidth percent 50 class type queuing class-default bandwidth percent 50 class-map type network-qos cn match qos-group 2 policy-map type network-qos pn class type network-qos cn congestion-control random-detect class type network-qos class-default system qos service-policy type network-qos pn service-policy type queuing output pqu service-policy type qos input pq