この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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目次
この章は、次の内容で構成されています。
ここでは、端末設定およびセッションの概要について説明します。
Cisco NX-OS ソフトウェア機能を使用すると、端末の次の特性を管理できます。
コンソール ポートは非同期シリアル ポートであり、RJ-45 コネクタを持つ標準の RS-232 ポートを使用してデバイスに接続し、初期設定を行うことができます。 このポートに接続されるすべてのデバイスには、非同期伝送能力が必要です。 コンソール ポートに対しては、次のパラメータを設定できます。
ターミナル エミュレータには、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしを設定します。
COM1 ポートは、モデムなどの外部のシリアル通信デバイスに接続できる DB-9 インターフェイスを備えた RS-232 ポートです。 COM1 ポートに関して、次のパラメータを設定できます。
ターミナル エミュレータには、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしを設定します。
仮想端末回線を使用して Cisco NX-OS デバイスに接続できます。 セキュア シェル(SSH)と Telnet によって、仮想端末セッションが作成されます。 仮想端末の非アクティブ セッションのタイムアウトおよびセッションの最大数制限を設定できます。
スーパーバイザ モジュールの COM1 ポートまたはコンソール ポートにモデムを接続できます。 Cisco NX-OS ソフトウェアを実行するデバイスでは、次のモデムがテスト済みです。
![]() (注) |
デバイスの起動中は、モデムを接続しないでください。 デバイスの電源が入っている場合のみ、モデムを接続できます。 |
Cisco NX-OS ソフトウェアには、接続されたモデムを検出するためのデフォルトの初期化文字列(ATE0Q1&D2&C1S0=1\015)が用意されています。 デフォルトの文字列は次のように定義されています。
次の表に、この機能のライセンス要件を示します。
製品 |
ライセンス要件 |
---|---|
Cisco NX-OS |
端末の設定にライセンスは不要です。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。 Cisco NX-OS のライセンス方式の詳細については、を参照してください。 |
コンソール ポートの次の特性を設定できます。
コンソール ポートにログインします。
COM1 ポートの次の特性を設定できます。
コンソール ポートまたは COM1 ポートにログインします。
ここでは、Cisco NX-OS デバイスに仮想端末を設定する方法について説明します。
Cisco NX-OS デバイス上の非アクティブな仮想端末セッションのタイムアウトを設定できます。
Cisco NX-OS デバイス上の仮想端末セッションの数を制限できます。
COM1 ポートまたはコンソール ポートにモデムを接続できます。
モデムの接続には、COM1 ポートを使用することを推奨します。
モデムを使用するには、その前にポート上のモデム接続をイネーブルにする必要があります。
コンソール ポートにログインします。
Cisco NX-OS ソフトウェアでは、モデムでの接続用にダウンロードできるデフォルトの初期化文字列が用意されています。 デフォルトの初期化文字列は ATE0Q1&D2&C1S0=1\015 です。
コンソール ポートにログインします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||||
ステップ 2 | 次のいずれかのコマンドを入力します。
例: switch# line com1 switch(config-com1)# |
|||||||
ステップ 3 | modem init-string default 例: switch(config-com1)# modem init-string default |
モデムにデフォルトの初期化文字列を書き込みます。 |
||||||
ステップ 4 | exit 例: switch(config-com1)# exit switch(config)# |
COM1 またはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||||||
ステップ 5 | show line 例: switch(config)# show line |
(任意) COM1 とコンソールの設定を表示します。 |
||||||
ステップ 6 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
デフォルトの初期化文字列がモデムと互換性がない場合は、独自の初期化を設定してダウンロードできます。
コンソール ポートにログインします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||||
ステップ 2 | 次のいずれかのコマンドを入力します。
例: switch# line com1 switch(config-com1)# |
|||||||
ステップ 3 | modem set-string user-input string 例: switch(config-com1)# modem set-string user-input ATE0Q1&D2&C1S0=3\015 |
COM1 またはコンソール ポートのユーザ指定の初期化文字列を設定します。 初期化文字列は、最大 100 文字の長さの英数字で、大文字と小文字が区別され、特殊文字を含むことができます。
|
||||||
ステップ 4 | modem init-string user-input 例: switch(config-com1)# modem init-string user-input |
COM1 またはコンソール ポートに接続されたモデムにユーザ指定の初期化文字列を書き込みます。 |
||||||
ステップ 5 | exit 例: switch(config-com1)# exit switch(config)# |
COM1 またはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||||||
ステップ 6 | show line 例: switch(config)# show line |
(任意) COM1 とコンソールの設定を表示します。 |
||||||
ステップ 7 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
電源が入っている物理デバイスにモデムを接続する場合は、使用する前にモデムを初期化する必要があります。
Cisco NX-OS デバイスがブート シーケンスの実行を完了し、システム イメージが実行されるまで待った後、デバイスの COM1 ポートまたはコンソール ポートにモデムを接続します。
ポートでモデム接続をイネーブルにします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | modem connect line {com1 | console} 例: switch# modem connect line com1 |
デバイスに接続されたモデムを初期化します。 |
Cisco NX-OS デバイス上の端末セッションをクリアできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | show users 例: switch# show users |
(任意) デバイス上のユーザ セッションを表示します。 |
ステップ 2 | clear line name 例: switch# clear line pts/0 |
特定の回線上の端末セッションをクリアします。 回線名は、大文字と小文字が区別されます。 |
端末およびセッションに関する情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンド |
目的 |
---|---|
show terminal | 端末の設定を表示します。 |
show line | COM1 ポートおよびコンソール ポートの設定を表示します。 |
show users | 仮想端末セッションを表示します。 |
show running-config [all] | 実行コンフィギュレーションのユーザ アカウント設定を表示します。 all キーワードを指定すると、ユーザ アカウントのデフォルト値が表示されます。 |
これらのコマンドの出力にあるフィールドの詳細については、を参照してください。
パラメータ |
デフォルト |
---|---|
デフォルトのファイル システム |
bootflash: |
関連項目 |
参照先 |
---|---|
Cisco NX-OS ライセンス設定 |
『Cisco NX-OS Licensing Guide』 |
コマンド リファレンス |
『Cisco Nexus 3548 Switch NX-OS Fundamentals Command Reference』 |