注意事項および制約事項
マーキングを設定する際は、次の注意事項に従ってください。
• set cos コマンドは 802.1Q インターフェイスにだけ適用でき、出力ポリシーだけで使用できます。
• DSCP をマーキングする場合、廃棄クラスはマーキングできません。
• 廃棄クラスをマーキングする場合、DSCP はマーキングできません。
• set qos-group コマンドは入力ポリシーだけで使用できます。
• set discard-class コマンドは入力ポリシーだけで使用できます。
• QoS ポリシーと ACL ポリシーを設計するときは、QoS ポリシー内で参照された ACL が QoS ポリシーの一部として次のように処理されることに注意してください。
– QoS の入力処理は、ACL の処理の後に行われます。
– QoS の出力処理は、ACL の出力処理の前に行われます。
QoS ポリシーの作成
ここでは、次の内容について説明します。
• 「DSCP ポリシーの作成」
• 「IP Precedence ポリシーの作成」
• 「サービス クラス ポリシーの作成」
• 「QoS グループ ポリシーの作成」
• 「廃棄クラス ポリシーの作成」
• 「入力ポリシーと出力ポリシーの作成」
• 「ポート DSCP のマーキング」
DSCP ポリシーの作成
特定クラスのトラフィックを優先順位付けするために IP ヘッダー パケット内の DSCP 値をマーキングするポリシーを作成するには、この手順を使用します。
始める前に
この手順を始める前に、次のことを知っておく、または実行する必要があります。
• DSCP は、 RFC 2475 で規定されています。
• EXEC モードで CLI にログインします。
• DSCP マーキングを使用する場合、廃棄クラス マーキングは使用できません(「廃棄クラス ポリシーの作成」を参照)。
• DSCP フィールドには、0 ~ 63 の数値、または「DSCP 値と優先順位値」に示されている一般によく使用される値のいずれかをマーキングできます。
手順の概要
1. config t
2. policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
3. class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
4. set dscp value
5. show policy-map policy-map-name
6. copy running-config startup-config
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ステップ 1 |
config t
switch# config t switch(config)# |
CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
switch(config)# policy-map policy1 switch(config-pmap-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ QoS コンフィギュレーション モードを開始し、実行コンフィギュレーションでそのマップ名を設定します。 使用可能な文字:40 文字までのアルファベット、ハイフン、またはアンダースコア。これらの文字は、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
switch(config-pmap)# class class1 switch(config-pmap-c-qos)# |
指定したポリシー マップに対するポリシー マップ QoS コンフィギュレーション モード内で、名前付きクラス マップが参照されます。その後、指定したクラス マップに対してポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション モードが開始されます。変更は、実行コンフィギュレーションに保存されます。 • デフォルトでは、新しいクラス マップはポリシー マップの最後に参照されます。 • class-default :ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択します。 |
ステップ 4 |
set dscp value
switch(config-pmap-c-qos)# set dscp af31 switch(config-pmap-c-qos)# |
ポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション モードで、指定したクラスのすべての IP ヘッダー内で使用する DSCP 値を定義し、その値を実行コンフィギュレーションに保存します。 1 ~ 60 の数値か、「DSCP 値と優先順位値」の標準の値のいずれかを使用できます。 この例では、標準値 af31 が使用されます。 |
ステップ 5 |
show policy-map policy_map_name
switch(config-pmap-c-qos)#
show policy-map policy1
switch(config-pmap-c-qos)#
|
指定したマップ名に対するポリシー マップ設定を表示します。 |
ステップ 6 |
copy running-config startup-config
switch(config-pmap-c-qos)# copy running-config startup-config
[######################################] 100%
switch(config-pmap-c-qos)#
|
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。 |
IP Precedence ポリシーの作成
IP Precedence をマーキングして、特定のトラフィック クラスのすべてのパケットにプライオリティを与えることができます。
始める前に
この手順を始める前に、次のことを知っておく、または実行する必要があります。
• EXEC モードで CLI にログインします。
• 表 3-2 に、 RFC 791 の優先順位値を最低の重要度から最高の重要度まで示します。
表 3-2 優先順位値
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000 (0) |
ルーチンまたはベスト エフォート |
001 (1) |
プライオリティ |
010 (2) |
即時 |
011 (3) |
フラッシュ:主に音声シグナリングまたはビデオに使用されます。 |
100 (4) |
フラッシュ オーバーライド |
101 (5) |
クリティカル:主に音声 RTP に使用されます。 |
110 (6) |
インターネット |
111 (7) |
ネットワーク |
手順の概要
1. config t
2. policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
3. class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
4. set precedence value
5. show policy-map policy-map-name
6. copy running-config startup-config
手順の詳細
|
|
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ステップ 1 |
config t
switch# config t switch(config)# |
CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
switch(config)# policy-map policy1 switch(config-pmap-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ QoS コンフィギュレーション モードを開始し、実行コンフィギュレーションでそのマップ名を設定します。 使用可能な文字:40 文字まで(アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア)。これらの文字は、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
switch(config-pmap-qos)# class class1 switch(config-pmap-c-qos)# |
指定したポリシー マップに対するポリシー マップ QoS コンフィギュレーション モード内で、名前付きクラス マップが参照されます。その後、指定したクラス マップに対してポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション モードが開始されます。変更は、実行コンフィギュレーションに保存されます。 • デフォルトでは、新しいクラス マップはポリシー マップの最後に追加されます。 • class-default :ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択します。 |
ステップ 4 |
set precedence value
switch(config-pmap-c-qos)# set precedence 3 switch(config-pmap-c-qos)# |
ポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション モード内で、指定したトラフィック クラスのすべてのパケット内で使用する優先順位値を追加します。変更は、実行コンフィギュレーションに保存されます。 0 ~ 7 の数値を使用できます( 表 3-2 を参照してください)。 |
ステップ 5 |
show policy-map policy_map_name
switch(config-pmap-c-qos)#
show policy-map policy1
switch(config-pmap-c-qos)#
|
指定したマップ名に対するポリシー マップ設定を表示します。 |
ステップ 6 |
copy running-config startup-config
switch(config-pmap-c-qos)# copy running-config startup-config
[######################################] 100%
switch(config-pmap-c-qos)#
|
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。 |
サービス クラス ポリシーの作成
特定のクラスのすべてのトラフィックの IEEE 802.1Q ヘッダー内で CoS フィールドをマーキングできます。
始める前に
この手順を始める前に、次のことを知っておく、または実行する必要があります。
• EXEC モードで CLI にログインします。
• CoS は、入力ポリシーと出力ポリシーで設定できます。
手順の概要
1. config t
2. policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
3. class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
4. set cos cos-value
5. show policy-map policy-map-name
6. copy running-config startup-config
手順の詳細
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ステップ 1 |
config t
switch# config t switch(config)# |
CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
switch(config)# policy-map policy1 switch(config-pmap-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ QoS コンフィギュレーション モードを開始し、実行コンフィギュレーションでそのマップ名を設定します。 使用可能な文字:40 文字までのアルファベット、ハイフン、またはアンダースコア。これらの文字は、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
switch(config-pmap-qos)# class class1 switch(config-pmap-c-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション モードを開始します。指定したクラス マップへの参照も作成されます。変更は、実行コンフィギュレーションに保存されます。 • デフォルトでは、クラス マップはマップの最後に追加されます。 • class-default :ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択します。 |
ステップ 4 |
set cos cos-value
switch(config-pmap-c-qos)# set cos 3 switch(config-pmap-c-qos)# |
CoS 値を cos-value に設定します。値の範囲は 0 ~ 7 です。このコマンドは出力ポリシーだけで使用できます。 |
ステップ 5 |
show policy-map policy_map_name
switch(config-pmap-c-qos)#
show policy-map policy1
switch(config-pmap-c-qos)#
|
指定したマップ名に対するポリシー マップ設定を表示します。 |
ステップ 6 |
copy running-config startup-config
switch(config-pmap-c-qos)# copy running-config startup-config
[######################################] 100%
switch(config-pmap-c-qos)#
|
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。 |
QoS グループ ポリシーの作成
ローカルに定義される QoS グループ値をマーキングできます。
始める前に
この手順を始める前に、次のことを知っておく、または実行する必要があります。
• QoS グループ値は、入力ポリシーだけでマーキングできます。
• EXEC モードで CLI にログインします。
手順の概要
1. config t
2. policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
3. class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
4. set qos-group qos-group-value
5. show policy-map policy-map-name
6. copy running-config startup-config
手順の詳細
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ステップ 1 |
config t
switch# config t switch(config)# |
CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
switch(config)# policy-map policy1 switch(config-pmap-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ QoS コンフィギュレーション モードを開始し、実行コンフィギュレーションでそのマップ名を設定します。 使用可能な文字:40 文字までのアルファベット、ハイフン、またはアンダースコア。これらの文字は、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
switch(config-pmap-qos)# class class1 switch(config-pmap-c-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション モードを開始します。指定したクラス マップへの参照も作成されます。変更は、実行コンフィギュレーションに保存されます。 • デフォルトでは、クラス マップはマップの最後に追加されます。 • class-default :ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択します。 |
ステップ 4 |
set qos-group qos-group-value
switch(config-pmap-c-qos)# set qos-group 100 switch(config-pmap-c-qos)# |
QoS グループ値を qos-group-value に設定します。値の範囲は 0 ~ 126 です。 |
ステップ 5 |
show policy-map policy_map_name
switch(config-pmap-c-qos)#
show policy-map policy1
switch(config-pmap-c-qos)#
|
指定したマップ名に対するポリシー マップ設定を表示します。 |
ステップ 6 |
copy running-config startup-config
switch(config-pmap-c-qos)# copy running-config startup-config
[######################################] 100%
switch(config-pmap-c-qos)#
|
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。 |
廃棄クラス ポリシーの作成
ローカルな内部ラベル廃棄クラス ポリシーを設定するには、この手順を使用します。
始める前に
• ローカルな内部ラベル廃棄クラス ポリシーを設定した場合、DSCP ポリシーは作成できません。
DSCP ポリシーの詳細については、「DSCP ポリシーの作成」を参照してください。
• 廃棄クラスは入力ポリシーでだけ設定できます。
• ポリシー内またはトラフィック分類内でローカル廃棄クラスを参照するには、 match discard-class コマンドを使用します。
詳細については、「廃棄クラス分類の設定」を参照してください。
手順の概要
1. config t
2. policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
3. class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
4. set discard-class discard-class-value
5. show policy-map policy-map-name
6. copy running-config startup-config
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
config t
switch# config t switch(config)# |
CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
switch(config)# policy-map policy1 switch(config-pmap-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ QoS コンフィギュレーション モードを開始し、実行コンフィギュレーションでそのマップ名を設定します。 使用可能な文字:40 文字までのアルファベット、ハイフン、またはアンダースコア。これらの文字は、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
switch(config-pmap-qos)# class class1 switch(config-pmap-c-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション モードを開始します。指定したクラス マップへの参照も作成されます。変更は、実行コンフィギュレーションに保存されます。 • デフォルトでは、クラス マップはマップの最後に追加されます。 • class-default :ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択します。 |
ステップ 4 |
set discard-class discard-class-value
switch(config-pmap-c-qos)# set discard-class 40 switch(config-pmap-c-qos)# |
廃棄クラス値を discard-class-value に設定します。値の範囲は 0 ~ 63 です。 |
ステップ 5 |
show policy-map policy_map_name
switch(config-pmap-c-qos)#
show policy-map policy1
switch(config-pmap-c-qos)#
|
指定したマップ名に対するポリシー マップ設定を表示します。 |
ステップ 6 |
copy running-config startup-config
switch(config-pmap-c-qos)# copy running-config startup-config
[######################################] 100%
switch(config-pmap-c-qos)#
|
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。 |
入力ポリシーと出力ポリシーの作成
マーキング命令が入力または出力パケットに適用されるように、ポリシー マップをインターフェイスまたはポート プロファイルに付加するには、この手順を使用します。
始める前に
• 使用するポリシー マップ、およびインターフェイスまたはポート プロファイルをすでに知っています。
• 使用するポリシー マップはすでに定義されています。
(注) 1 つのインターフェイスまたはポート プロファイルには、1 つの入力ポリシーと 1 つの出力ポリシーだけを付加できます。
手順の概要
1. config t
2. {[interface type number ] port-profile name ]}
3. service-policy [ type qos ] { input | output } policy-map-name [ no-stats ]
4. show policy-map policy_map_name
5. copy running-config startup-config
手順の詳細
|
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ステップ 1 |
config t
switch# config t switch(config)# |
CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
{[interface type number | port-profile name ]} |
指定したイーサネット/Vethernet インターフェイスまたはポート プロファイルに対してコンフィギュレーション モードを開始します。 |
switch(config)# interface ethernet 1/1 switch(config-if)# |
この例は、イーサネット インターフェイス コンフィギュレーションです。 |
switch(config)# port-profile accessprofile switch(config-port-prof)# |
この例は、ポート プロファイル コンフィギュレーションです。 |
ステップ 3 |
service-policy [type qos] {input | output} policy-map-name [no-stats] |
(任意)インターフェイスまたはポート プロファイルの入力または出力パケットに追加されるポリシー マップ名を付加します。 (注) 1 つのインターフェイスまたはポート プロファイルには、1 つの入力ポリシーと 1 つの出力ポリシーだけを付加できます。 |
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switch(config-if)# service-policy input policy1 switch(config-if)# |
この例は、イーサネット インターフェイス コンフィギュレーションです。 |
|
switch(config-port-prof)# service-policy input policy1 switch(config-port-prof)# |
この例は、ポート プロファイル コンフィギュレーションです。 |
ステップ 4 |
show policy-map policy_map_name
switch(config-pmap-c-qos)#
show policy-map policy1
switch(config-pmap-c-qos)#
|
指定したマップ名に対するポリシー マップ設定を表示します。 |
ステップ 5 |
copy running-config startup-config
switch(config-pmap-c-qos)# copy running-config startup-config
[######################################] 100%
switch(config-pmap-c-qos)#
|
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。 |
ポート DSCP のマーキング
指定した入力または出力ポリシー マップで定義されるトラフィックのクラスごとに DSCP ポートをマーキングするには、この手順を使用します。
始める前に
• デフォルトの動作では、DSCP 値は保存(つまり、DSCP は信頼)されます。ポートを非信頼にするには、DSCP 値を変更します。
• QoS ポリシーを設定して、指定したインターフェイスにそのポリシーを付加しない限り、DSCP 値は保存されます。
(注) 1 つのインターフェイスまたはポート プロファイルには、1 つの入力ポリシーと 1 つの出力ポリシーだけを付加できます。
手順の概要
1. config t
2. policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
3. class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
4. set dscp -value
5. exit
6. class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
7. set dscp -value
8. exit
9. class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
10. set dscp -value
11. exit
12. exit
13. {[interface type number ] port-profile name ]}
14. service-policy [ type qos ] { input | output } policy-map-name [ no-stats ]
15. show policy-map policy_map_name
16. copy running-config startup-config
手順の詳細
|
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ステップ 1 |
config t
switch# config t switch(config)# |
CLI グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
policy-map [ type qos ] [ match-first ] policy-map-name
switch(config)# policy-map policy1 switch(config-pmap-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ QoS コンフィギュレーション モードを開始し、実行コンフィギュレーションでそのマップ名を設定します。 使用可能な文字:40 文字までのアルファベット、ハイフン、またはアンダースコア。これらの文字は、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 |
class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
switch(config-pmap)# class class1 switch(config-pmap-c-qos)# |
指定したポリシー マップに対してポリシー マップ クラス QoS コンフィギュレーション モードを開始します。指定したクラス マップ(実行コンフィギュレーションで保存されます)への参照も作成されます。 • デフォルトでは、クラス マップはマップの最後に追加されます。 • class-default :ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択します。 |
ステップ 4 |
set dscp -value
switch(config-pmap-c-qos)# set dscp af31 switch(config-pmap-c-qos)# |
DSCP 値を設定します。有効な値については、「DSCP 値と優先順位値」を参照してください。 |
ステップ 5 |
exit
switch(config-pmap-c-qos)# exit switch(config-pmap-qos)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 6 |
class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
switch(config-pmap-qos)# class class2 switch(config-pmap-c-qos)# |
• ポリシー マップ内に、指定したクラス マップ名への参照を作成します 。 その後、ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードが開始されます。 • クラスをポリシー マップの最後に追加します。 • ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択するには、 class-default を指定します。 |
ステップ 7 |
set dscp -value
switch(config-pmap-c-qos)# set dscp af13 switch(config-pmap-c-qos)# |
DSCP 値を dscp-value に設定します。 有効な値については、「DSCP 値と優先順位値」を参照してください。 |
ステップ 8 |
exit
switch(config-pmap-c-qos)# exit switch(config-pmap-qos)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 9 |
class [ type qos ] { class_map_name | class-default }
switch(config-pmap-qos)# class class-default switch(config-pmap-c-qos)# |
• 指定したクラス マップへの参照を作成します 。 • ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 • クラスをポリシー マップの最後に追加します。 • ポリシー マップ内のクラスと現在一致していないトラフィックをすべて選択するには、 class-default を指定します。 |
ステップ 10 |
set dscp -value
switch(config-pmap-c-qos)# set dscp af22 switch(config-pmap-c-qos)# |
DSCP 値を dscp-value に設定します。有効な値については、「DSCP 値と優先順位値」を参照してください。 |
ステップ 11 |
exit
switch(config-pmap-c-qos)# exit switch(config-pmap-qos)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 12 |
exit
switch(config-pmap)# exit switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 13 |
{[interface type number | port-profile name ]} |
指定したイーサネット/Vethernet インターフェイスまたはポート プロファイルに対してコンフィギュレーション モードを開始します。 |
switch(config)# interface ethernet 1/1 switch(config-if)# |
この例は、イーサネット インターフェイス コンフィギュレーションです。 |
switch(config)# port-profile accessprofile switch(config-port-prof)# |
この例は、ポート プロファイル コンフィギュレーションです。 |
ステップ 14 |
service-policy [type qos] {input | output} policy-map-name [no-stats] |
(任意)インターフェイスまたはポート プロファイルの入力または出力パケットに追加されるポリシー マップ名を付加します。 (注) 1 つのインターフェイスまたはポート プロファイルには、1 つの入力ポリシーと 1 つの出力ポリシーだけを付加できます。 |
|
switch(config-if)# service-policy input policy1 switch(config-if)# |
この例は、イーサネット インターフェイス コンフィギュレーションです。 |
|
switch(config-port-prof)# service-policy input policy1 switch(config-port-prof)# |
この例は、ポート プロファイル コンフィギュレーションです。 |
ステップ 15 |
show policy-map policy_map_name
switch(config-pmap-c-qos)#
show policy-map policy1
switch(config-pmap-c-qos)#
|
指定したマップ名に対するポリシー マップ設定を表示します。 |
ステップ 16 |
copy running-config startup-config
switch(config-pmap-c-qos)# copy running-config startup-config
[######################################] 100%
switch(config-pmap-c-qos)#
|
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーし、リブートと再起動を行って、永久的に保存します。 |