rmon collection stats
イーサネット グループの統計(ブロードキャストおよびマルチキャスト パケットに関する使用率の統計、Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)整合性エラーおよび衝突に関するエラー統計も含む)を収集するには、 rmon collection stats インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
rmon collection stats index [ owner name ]
no rmon collection stats index [ owner name ]
構文の説明
index |
Remote Network Monitoring(RMON)収集制御インデックス。指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。 |
owner name |
(任意)RMON 収集の所有者 |
デフォルト
RMON 統計情報収集はディセーブルです。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション
コマンド履歴
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|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
RMON 統計情報収集コマンドはハードウェア カウンタに基づいています。ポートがユーザ ネットワーク インターフェイス(UNI)または拡張ネットワーク インターフェイス(ENI)の場合、 rmon collection stats コマンドを使用する前に no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してインターフェイスをイネーブルにする必要があります。UNI と ENI は、デフォルトでディセーブルに設定されています。ネットワーク ノード インターフェイス(NNI)はデフォルトでイネーブルです。
例
次の例では、所有者 root の RMON 統計情報を収集する方法を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# rmon collection stats 2 owner root
設定を確認するには、 show rmon statistics 特権 EXEC コマンドを入力します。
関連コマンド
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|
show rmon statistics |
RMON 統計情報を表示します。 構文情報については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference, Release 12.2 』>「 System Management Commands 」>「 RMON Commands 」を選択してください。 |
scada modbus tcp server
スイッチで MODBUS TCP をイネーブルにし、スイッチを MODBUS TCP サーバとして使用するには、 scada modbus tcp server グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。MODBUS をディセーブルにし、デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
scada modbus tcp server [ connection connection-requests | port tcp-port-number ]
no scada modbus tcp server [ connection connection-requests | port tcp-port-number ]
構文の説明
connection connection-requests |
(任意)スイッチに送信される同時接続要求の数を設定します。 connection-requests に指定できる範囲は 1 ~ 5 です。デフォルトは 1 です。 |
port tcp-port-number |
(任意)クライアントがメッセージを送信する TCP ポートを設定します。 tcp-port-number に指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。デフォルトは 502 です。 |
デフォルト
スイッチは MODBUS TCP サーバとして設定されていません。
TCP スイッチ ポート番号は 502 です。
同時接続要求の数は 1 です。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
no scada modbus tcp server コマンドを使用すると、MODBUS サーバが停止し、すべての MODBUS 接続とポートの設定が削除されます。
例
次に、スイッチで MODBUS TCP をイネーブルにし、スイッチに送信可能な同時接続要求数を 4 に設定して、TCP ポートを 801 に設定する例を示します。
Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line.End with CNTL/Z.
Switch(config)# scada modbus tcp server
WARNING: Starting Modbus TCP server is a security risk.
Please understand the security issues involved before
proceeding further.Do you still want to start the
Switch(config)# scada modbus tcp server connection 4
Switch(config)# scada modbus tcp server port 801
次の例は、 show scada modbus tcp server コマンドの出力を示します。
Switch# show scada modbus tcp server
Summary: enabled, running, process id 142
Conn Stats: listening on port 801, 4 max simultaneous connections
0 current client connections
0 total accepted connections, 0 accept connection errors
0 closed connections, 0 close connection errors
Send Stats: 0 tcp msgs sent, 0 tcp bytes sent, 0 tcp errors
0 responses sent, 0 exceptions sent, 0 send errors
Recv Stats: 0 tcp msgs received, 0 tcp bytes received, 0 tcp errors
0 requests received, 0 receive errors
sdm prefer
Switch Database Management(SDM)リソース割り当てで使用するテンプレートを設定するには、 sdm prefer グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。スイッチでメトロ IP アクセス イメージが実行されている場合は、テンプレートを使用してレイヤ 2 とレイヤ 3 の機能間のリソースのバランスを取ることも、ハードウェアでレイヤ 2 機能のみをサポートして最大限システムを利用することもできます。デュアル IPv4/IPv6 テンプレートを選択して、IPv6 転送をサポートすることもできます。デフォルトのテンプレートに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
sdm prefer { default | dual-ipv4-and-ipv6 { default | routing | vlan } | layer-2 }
no sdm prefer
(注) default および dual-ipv4-and-ipv6 キーワードは、スイッチ上にメトロ IP アクセス イメージがインストールされている場合にのみ表示されます。
構文の説明
default |
すべての機能に対してバランスをとります。 |
layer-2 |
ルーティングをサポートしないで、レイヤ 2 機能で最大限システム リソースを利用します。 |
dual-ipv4-and-ipv6 { default | routing | vlan } |
IPv4 と IPv6 両方のルーティングをサポートするテンプレートを選択します。 • default :IPv4 と IPv6 のレイヤ 2 とレイヤ 3 の機能を均等に動作させます。 • routing :IPv4 ポリシーベース ルーティングを含む IPv4 および IPv6 ルーティングのシステム使用率を最大限にします。 • vlan :IPv4 と IPv6 の VLAN のシステム使用率を最大限にします。 |
デフォルト
デフォルトのテンプレートはすべての機能を均等に動作させます。
メトロ アクセス イメージが稼動しているスイッチでは、レイヤ 2 テンプレートだけがサポートされます。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
この設定を有効にするには、スイッチをリロードする必要があります。 reload 特権 EXEC コマンドを入力する前に、 show sdm prefer コマンドを入力すると、 show sdm prefer コマンドにより、現在使用しているテンプレートおよびリロード後にアクティブになるテンプレートが表示されます。
デフォルトのテンプレートは、システム リソースを均等に使用します。スイッチでのルーティングをイネーブルにしない場合は、デフォルト テンプレートを使用しないでください。バランス テンプレートを使用すると、レイヤ 2 機能において、デフォルト テンプレートでユニキャスト ルーティングに割り当てられたメモリを使用できません。
スイッチがパケットをルーティングする場合はレイヤ 2 テンプレートを使用しないでください。レイヤ 2 テンプレートでは、ルーティングはサポートされていません。そのため、ルーティングはすべてソフトウェアを介して実行されます。これにより、CPU は過負荷となり、ルーティング パフォーマンスは大幅に低下します。
デュアル IPv4/IPv6 テンプレートを選択する前に IPv6 機能の設定を試みると、警告メッセージが表示されます。
デュアル スタック テンプレートでは、各リソースで使用可能な TCAM 容量が少なくなります。IPv4 トラフィックだけを転送する場合は、デュアル スタック テンプレートを使用しないでください。
表 2-5 に、メトロ IP アクセス イメージを稼動しているスイッチに対して 2 つの IPv4 テンプレートがそれぞれサポートする各リソースの概数を示します。テンプレートの値は、8 つのルーテッド インターフェイスおよび約 1024 の VLAN に基づき、テンプレートの選択時に設定されるおおよそのハードウェア境界を表します。ハードウェア リソースのある部分がいっぱいの場合は、処理のオーバーフローはすべて CPU に送られ、スイッチのパフォーマンスに重大な影響が出ます。
表 2-5 に、各デュアル テンプレートによって割り当てられる機能リソースの概数を示します。この各テンプレートについての概数は、8 つのルーテッド インターフェイスと約 1000 の VLAN を持つスイッチに基づいて計算されています。
例
表 2-5 デュアル IPv4/IPv6 テンプレートによって許容される機能リソースの概算
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ユニキャスト MAC アドレス |
2 K |
1.5 K |
8 K |
IPv4 IGMP グループおよびマルチキャスト ルート |
1 K |
1 K |
1 K |
IPv4 ユニキャスト ルートの合計: |
3 K |
2.75 K |
0 |
• IPv4 ホストに直接接続 |
2 K |
1.5 K |
0 |
• 間接 IPv4 ルート |
1 K |
1.25 K |
0 |
IPv6 マルチキャスト グループ |
1 K |
1 K |
1 K |
IPv6 ユニキャスト ルートの合計: |
3 K |
2.75 K |
0 |
• 直接接続された IPv6 アドレス |
2 K |
1.5 K |
0 |
• 間接 IPv6 ユニキャスト ルート |
1 K |
1.25 K |
0 |
IPv4 ポリシー ベース ルーティング ACE |
0 |
0.25 K |
0 |
IPv4 または MAC QoS ACE(合計) |
0.75 K |
0.75 K |
0.75 K |
IPv4 または MAC セキュリティの ACE(合計) |
1 K |
0.5 K |
1 K |
IPv6 ポリシー ベース ルーティング ACE |
0 |
0.25 K |
0 |
IPv6 QoS ACE |
0.5 K |
0.5 K |
0.5 K |
IPv6 セキュリティの ACE |
0.5 K |
0.5 K |
0.5 K |
次に、スイッチ上でレイヤ 2 テンプレートを設定する例を示します。
Switch(config)# sdm prefer layer-2
次は、テンプレートをレイヤ 2 テンプレートに変更し、スイッチをリロードしなかった場合の出力表示の一例です。
The current template is "default" template.
The selected template optimizes the resources in
the switch to support this level of features for
8 routed interfaces and 1024 VLANs.
number of unicast mac addresses: 5K
number of IPv4 IGMP groups + multicast routes: 1K
number of IPv4 unicast routes: 9K
number of directly-connected IPv4 hosts: 5K
number of indirect IPv4 routes: 4K
number of IPv4 policy based routing aces: 0.5K
number of IPv4/MAC qos aces: 0.5K
number of IPv4/MAC security aces: 1K
On next reload, template will be "layer-2" template.
設定を確認するには、 show sdm prefer 特権 EXEC コマンドを入力します。
関連コマンド
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|
show sdm prefer |
現在使用されている SDM テンプレート、または機能ごとのリソース割り当ての概算による使用可能なテンプレートを表示します。 |
service instance
インターフェイス上でイーサネット サービス インスタンスを設定し、イーサネット サービス コンフィギュレーション モードを開始するには、 service instance インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。サービス インスタンスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
service instance id ethernet [ evc-id ]
no service instance id
このコマンドは、スイッチでメトロ IP アクセス イメージまたはメトロ アクセス イメージが稼動している場合にのみ使用できます。
構文の説明
id |
VLAN にマップが適用されないインターフェイス単位のサービス ID であるサービス インスタンス ID を定義します。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
ethernet |
イーサネット インスタンスとしてサービス インスタンスを識別します。 |
evc-id |
(任意)Ethernet Virtual Connection(EVC; イーサネット仮想接続)をサービス インスタンスに接続します。 |
デフォルト
イーサネット サービス インスタンスは定義されません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
service instance id ethernet コマンドを入力した後、スイッチはイーサネット サービス コンフィギュレーション モードになり、次のコンフィギュレーション コマンドが利用できるようになります。
• default : サービス インスタンスをデフォルト ステートに設定します。
• ethernet lmi ce-vlan map : イーサネット Local Management Interface(LMI; ローカル管理インターフェイス)パラメータを設定します。 ethernet lmi ce-vlan map コマンドを参照してください。
• exit :EVC コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。
• no :コマンドを無効にするか、コマンドをデフォルト設定に戻します。
例
次の例では、イーサネット サービス インスタンスを定義し、EVC test 用のイーサネット サービス コンフィギュレーション モードを開始します。
Switch(config-if)# service instance 333 ethernet test
service password-recovery
パスワードの回復メカニズムをイネーブル(デフォルト)にするには、 service password-recovery グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。このメカニズムでは、スイッチに物理的にアクセスするエンド ユーザは、スイッチの電源投入時にブレーク キーを押してブート プロセスを中断し、新しいパスワードを割り当てることができます。
パスワード回復機能の一部をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。パスワード回復メカニズムがディセーブルになると、ユーザがシステムをデフォルト設定に戻すことに同意した場合だけ、ブート プロセスを中断できます。
service password-recovery
no service password-recovery
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
The password-recovery mechanism is enabled.
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
システム管理者は no service password-recovery コマンドを使用して、パスワード回復機能の一部をディセーブルにできます。これによりエンド ユーザは、システムをデフォルト設定に戻すことに同意した場合だけ、パスワードをリセットできます。これにより、認証および許可されたユーザに限ってコンフィギュレーション ファイルにアクセスできるようにしたコンフィギュレーション ファイル セキュリティ機能が提供され、ユーザがパスワード回復プロセスを使用してコンフィギュレーション ファイルにアクセスするのを防止できます。
パスワード回復手順では、ブレーク キーを使用する必要があります。スイッチが電源投入時自己診断テスト(POST)の実行後、自動起動プロセスを開始します。ブート ローダは、ブートアップ シーケンス中にユーザにブレーク キーの文字を求めるプロンプトを表示します(次の例を参照)。
***** The system will autoboot in 5 seconds *****
Send a break key to prevent autobooting.
システムが自動ブートを行うというメッセージを受信してから 5 秒以内にコンソール ターミナルにブレーク キーを入力する必要があります。スイッチに物理的にアクセスできるユーザは、フラッシュ メモリが初期化中のメッセージを受信してから 5 秒以内にコンソール ターミナルでブレーク キーを押します。システム LED は、ブレーク キーを受け入れるまでグリーンで点滅します。システム LED は、ブレーク キーを受け入れると、スイッチがブートされるまで消灯します。
パスワード回復メカニズムがディセーブルの場合、次のメッセージが表示されます。
The password-recovery mechanism has been triggered, but
is currently disabled. Access to the boot loader prompt
through the password-recovery mechanism is disallowed at
this point. However, if you agree to let the system be
reset back to the default system configuration, access
to the boot loader prompt can still be allowed.
Would you like to reset the system back to the default configuration (y/n)?
ユーザがシステムをデフォルト設定にリセットしない場合、 ブレーク キー を押さないときと同じように通常のブート プロセスが続行します。システムをデフォルト値に戻すように設定すると、フラッシュ メモリ内のコンフィギュレーション ファイルが削除され、VLAN データベース ファイル flash:vlan.dat が存在する場合は、そのファイルも削除されます。
(注) no service password-recovery コマンドを使用してパスワードへのエンド ユーザのアクセスを制御する場合は、エンド ユーザがパスワード回復手順を実行してシステムをデフォルト値に戻す状況を考慮し、スイッチとは別の場所にコンフィギュレーション ファイルのコピーを保存しておくことを推奨します。スイッチ上でコンフィギュレーション ファイルのバックアップ コピーを保存しないでください。
パスワード回復がイネーブルかディセーブルかを判別するには show version 特権 EXEC コマンドを入力できます。
例
次の例では、スイッチ上でパスワード回復をディセーブルにする方法を示します。ユーザはデフォルト設定に戻すことに同意が得られた場合のみパスワードをリセットできます。
Switch(config)# no service-password recovery
service-policy(インターフェイス コンフィギュレーション)
policy-map コマンドで定義されたポリシーマップを物理ポートの着信または発信トラフィックに適用するには、service-policy インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。ポリシー マップとポートの対応付けを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
service-policy { input | output } policy-map-name
no service-policy { input | output } policy-map-name
構文の説明
input |
物理ポートの入力に、ポリシーマップを適用します。 |
output |
物理ポートの出力にポリシー マップを適用します。 |
policy-map-name |
適用される指定のポリシー マップ。 |
(注) history キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングには表示されますが、サポートされていません。このキーワードが収集した統計情報は無視します。
デフォルト
ポートにポリシー マップは適用されていません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
1 つのインターフェイスに適用できるのは、1 つの入力ポリシー マップと 1 つの出力ポリシー マップだけです。
Cisco IOS Release 12.2(35) SE からは、スイッチ上の各インターフェイスに出力ポリシー マップを適用できます。ただし、スイッチは、すべての出力ポリシー マップにおいて、同時に最大 3 個の固有のキュー制限設定のみがサポートされます。複数のポリシー マップで、同じキュー制限設定を共有できます。4 つめのキュー制限が設定された出力ポリシー マップを適用しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。
QoS: Configuration failed. Maximum number of allowable unique queue-limit configurations exceeded.
ファスト イーサネットまたはギガビット イーサネット ポートに入力または出力ポリシー マップを適用できます。スイッチ仮想インターフェイス(SVI)および EtherChannel インターフェイスには、ポリシー マップを適用できません。
例
次に、出力ポリシー マップとして plcmap1 を適用する例を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# service-policy output plcmap1
次に、ポートから plcmap2 を削除する例を示します。
Switch(config)# interface gigabitethernet0/2
Switch(config-if)# no service-policy output plcmap2
設定を確認するには、 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します。
service-policy(ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション)
入力または出力ポリシー マップ、あるいはポート単位、VLAN 単位のポリシー マップに対して Quality of Service(Q0S)サービス ポリシーを設定するには、service-policy ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用します。ポリシー マップ内の QoS ポリシーとしてサービス ポリシーをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
service-policy policy-map-name
no service-policy policy-map-name
構文の説明
policy-map-name |
QoS 階層型サービス ポリシーに使用されるサービス ポリシー マップ( policy-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して作成されます)の名前。 |
デフォルト
サービス ポリシーは定義されていません。
コマンド モード
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
コマンド履歴
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12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
VLAN ID に基づく分類を使用して定義される親入力ポリシーに QoS 子ポリシーを割り当てるために service-policy input コマンドを使用できます。これにより、ポート単位、VLAN 単位 QoS の階層型ポリシーを作成できます。
親出力ポリシー マップに、ポリシーマップ クラス コンフィギュレーションで作成されたサービス ポリシーを適用します。これは、階層型ポリシー マッピングを作成します。第 2 レベル(子)ポリシー マップを入力するために service-policy policy-map-name ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
入力ポリシー マップでは、 match vlan クラスマップ コンフィギュレーション コマンドを使用して、VLAN ID に基づく分類でクラスを設定すると、そのクラスに子 QoS ポリシーを関連付ける service-policy ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用できます。これは、ポートで着信トラフィックの VLAN ID に基づいて独立した QoS ポリシーを適用する機能を提供します。ポート単位、VLAN 単位の入力 QoS 機能は、2 レベルの階層型入力ポリシーマップを使用する場合に限り、サポートされます。このポリシー マップは、親レベルで VLAN ベースの分類を定義し、子レベルで 1 つまたは複数の該当する VLAN に適用される QoS ポリシーを定義します。入力ポリシー マップでは、ポリシングおよびマーキングなどの、入力ポリシーに使用可能なすべてのアクションを設定できます。
出力ポリシー マップでは、 shape average もクラス class-default に設定されている場合、クラス class-default に 1 つの service-policy ポリシーマップ クラス コマンドを適用して、階層型ポリシー マップを設定できます。このポリシー マップは、ポートでシェーピングされるトラフィックのサービス ポリシーを指定し、親ポリシー マップとなります。 queue-limit ポリシー マップ クラス コマンドを使用したクラスベースのキューイング アクション、およびスケジューリング アクション( bandwidth 、 shape average 、または priority コマンドを使用)で子ポリシーを設定できます。
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻るには、 exit コマンドを使用します。特権 EXEC モードに戻るには、 end コマンドを使用します。
例
次に、サービス ポリシーを定義し、それを親ポリシー マップに適用して、出力キューの最大帯域幅(シェーピング)を 90000000 ビット/秒に設定する例を示します。
Switch(config)# policy-map out-policy-parent
Switch(config-pmap)# class class-default
Switch(config-pmap-c)# shape average 90000000
Switch(config-pmap-c)# service-policy out-policy
Switch(config-pmap-c)# exit
Switch(config-pmap)# exit
次の例では、子レベルのポリシー マップのクラス マップが音声およびビデオ トラフィックの一致基準を指定して、子ポリシー マップが各トラフィック タイプの入力ポリシングに対するアクションを設定します。親レベルのポリシー マップは、指定されたポート上の子ポリシー マップが適用される VLAN を指定します。
Switch(config)# class-map match-any dscp-23 video
Switch(config-cmap)# match ip dscp 23
Switch(config-cmap)# exit
Switch(config)# class-map match-any dscp-63 voice
Switch(config-cmap)# match ip dscp-63
Switch(config-cmap)# exit
Switch(config)# class-map match-any customer-1-vlan
Switch(config-cmap)# match vlan 100
Switch(config-cmap)# match vlan 200
Switch(config-cmap)# match vlan 300
Switch(config-cmap)# exit
(注) また、一致基準を match vlan 100 200 300 と入力した場合でも、同じ結果になります。
Switch(config)# policy-map child policy-1
Switch(config-pmap)# class dscp-63 voice
Switch(config-pmap-c)# police cir 10000000 bc 50000
Switch(config-pmap-c)# conform-action set-cos-transmit 5
Switch(config-pmap-c)# exceed-action drop
Switch(config-pmap-c)# exit
Switch(config-pmap)# class dscp-23 video
Switch(config-pmap-c)# set cos 4
Switch(config-pmap-c)# set ip precedence 4
Switch(config-pmap-c)# exit
Switch(config)# policy-map parent-customer-1
Switch(config-pmap)# class customer-1-vlan
Switch(config-pmap-c)# service-policy ingress-policy-1
Switch(config-pmap-c)# exit
設定を確認するには、 show policy-map 特権 EXEC コマンドを入力します。
関連コマンド
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class |
指定したクラスマップ名のトラフィック分類一致基準を定義します。 |
policy-map |
複数のポートに接続可能なポリシー マップを作成または変更して、サービス ポリシーを指定します。 |
show policy-map |
Quality of Service(QoS)ポリシー マップを表示します。 |
set cos
パケットのレイヤ 2 サービス クラス(CoS)値を設定するには set cos ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用します。トラフィックのマーキングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set cos { cos_value | from-field [ table table-map-name ]}
no set cos { cos_value | from-field [ table table-map-name ]}
構文の説明
cos_value |
トラフィックを分類する IEEE 802.1Q サービス クラス/ユーザのプライオリティ値を入力します。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。 |
from-field |
パケットの CoS 値の設定に使用される特定のパケットマーキング カテゴリです。パケットマーキング値のマッピングと変換用テーブル マップを使用している場合、このテーブル マップが map-from パケットマーキング カテゴリを確立します。 次のオプションがサポートされています。 • cos :CoS 値 • dscp:DiffServ コード ポイント( DSCP)値 • precedence :IP precedence 値 |
table |
(任意) from-field キーワードとともに使用します。指定のテーブル マップに設定された値が CoS 値の設定に使用されることを示します |
table-map-name |
(任意) table キーワードとともに使用します。CoS 値の指定に使用されるテーブル マップ名です。テーブル マップ名には、最大 64 の英数字を使用できます。 |
デフォルト
トラフィックのマーキングは定義されていません。
コマンド モード
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
コマンド履歴
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12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
同じクラスに対して、 set dscp 、 set precedence 、 set qos-group などの他のすべてのマーキング アクションとともに set cos を設定できます。同じクラスにテーブル マップを使用して、拡張パケットのマーキングとともに複数のマーキング アクションを設定する機能のサポートも追加されています。
スイッチに送信されているパケットをマーキングするには、 set cos コマンドを使用します。スイッチは、CoS 値のマーキングを含むレイヤ 2 ヘッダー情報を利用できます。
match cos クラスマップ コンフィギュレーション コマンドおよび set cos ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを一緒に使用すると、スイッチの相互運用、および CoS マーキングに基づく Quality Of Service(QoS)の提供が可能です。スイッチにより、CoS 値がすでに一致および設定できるため、CoS 値の一致によってレベル 2 とレベル 3 のマッピングを設定できます。
このコマンドを使用して拡張パケット マーキングを行う場合は、 from-field パケット マーキング オプションを使用して、CoS 値のマッピングと設定を行うことができます。サポートされている from-field マーキング カテゴリは、 CoS、DSCP、および IP precedence です。
from-field カテゴリを指定したものの table キーワードと table-map-name を指定していない場合、デフォルト アクションは、 from-field カテゴリに関連付けられた値を CoS 値としてコピーすることです。たとえば、 set cos precedence コマンドを入力する場合、precedence 値がコピーされ、CoS 値として使用されます。 set cos dscp コマンドを入力する場合、DSCP 値がコピーされ、CoS 値として使用されます。
例
次に、cos 3 にすべての FTP トラフィックを設定する例を示します。
Switch(config)# policy-map policy_ftp
Switch(config-pmap)# class ftp_class
Switch(config-pmap-c)# set cos 3
Switch(config-pmap-c)# exit
次に、クラスへの CoS テーブル マップに DSCP を割り当てる例を示します。
Switch(config)# policy-map inpolicy
Switch(config-pmap)# class class-default
Switch(config-pmap-c)# set cos dscp table dscp-cos-tablemap
Switch(config-pmap)# exit
設定を確認するには、 show policy-map 特権 EXEC コマンドを入力します。
set dscp
パケットのタイプ オブ サービス(ToS)バイトに DiffServ コード ポイント(DSCP)値を設定して IPv4 トラフィックをマーキングするには、set [ ip ] dscp ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用します。トラフィックのマーキングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set [ ip ] dscp { dscp_value | from-field [ table table-map-name ]}
no set [ ip ] dscp { dscp_value | from-field [ table table-map-name ]}
(注) ip dscp と入力することは、dscp と入力することと同じです。
構文の説明
dscp-value |
トラフィックを分類するため DSCP 値を入力します。指定できる範囲は 0 ~ 63 です。一般的に使用する値に対してはニーモニック名を入力することもできます。 |
from-field |
パケットの DSCP 値の設定に使用される特定のパケットマーキング カテゴリです。パケットマーキング値のマッピングと変換用テーブル マップを使用している場合、このテーブル マップが map-from パケットマーキング カテゴリを確立します。 次のオプションがサポートされています。 • cos :サービス クラス(CoS)値 • dscp :DSCP 値。 • precedence :IP precedence 値 |
table |
(任意) from-field キーワードとともに使用します。指定のテーブル マップに設定された値が DSCP 値の設定に使用されることを示します |
table-map-name |
(任意) table キーワードとともに使用します。DSCP 値の指定に使用されるテーブル マップ名です。テーブル マップ名には、最大 64 の英数字を使用できます。 |
デフォルト
トラフィックのマーキングは定義されていません。
コマンド モード
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
コマンド履歴
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12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
同じクラスに対して、 set cos 、 set qos-group などの他のマーキング アクションとともに set dscp を設定できます。同じクラスにテーブル マップを使用して、拡張パケットのマーキングとともに複数のマーキング アクションを設定する機能のサポートも追加されています。
同じパケットをマーク付けする場合に、 set dscp コマンドを set precedence コマンドと組み合わせて使用することはできません。DSCP 値と IP precedence 値は、相互に排他的です。パケットにはどちらか一方の値を設定でき、両方を設定することはできません。
DSCP ビットを設定すると、他の Quality of Service(QoS)機能がビット設定で動作するようになります。
マーキングされたトラフィックには、ネットワークによってプライオリティ(または緊急処理のタイプ)が設定されます。一般に、ネットワークのエッジ(または管理ドメイン)で DSCP 値を設定します。これにより、データが優先順位に従ってキューに格納されます。クラスベース均等化キューイング(CBWFQ)は、輻輳ポイントで優先順位の高いトラフィックの処理を高速化できます。Weighted Tail Drop(WTD)により、輻輳時の優先順位の高いトラフィックの損失率を他のトラフィックより確実に小さくできます。
数値の代わりに、予約済みキーワード EF 、 AF11 、および AF12 を使用して、 dscp 値 を指定することもできます。
このコマンドを使用して拡張パケット マーキングを行う場合は、 from-field パケット マーキング オプションを使用して、DSCP 値のマッピングと設定を行うことができます。サポートされている from-field マーキング カテゴリは、 CoS、DSCP、および IP precedence です。
from-field カテゴリを指定したものの table キーワードと table-map-name を指定していない場合、デフォルト アクションは、 from-field カテゴリに関連付けられた値を DSCP 値としてコピーすることです。たとえば、 set dscp cos コマンドを入力する場合、CoS 値がコピーされ、DSCP 値として使用されます。
例
次に、DSCP 10 にすべての FTP トラフィックを設定する例を示します。
Switch(config)# policy-map policy_ftp
Switch(config-pmap)# class ftp_class
Switch(config-pmap-c)# set dscp 10
Switch(config-pmap-c)# exit
次に、クラスへの DSCP テーブル マップに CoS を割り当てる例を示します。
Switch(config)# policy-map inpolicy
Switch(config-pmap)# class class-default
Switch(config-pmap-c)# set dscp cos table cos-dscp-tablemap
Switch(config-pmap)# exit
設定を確認するには、 show policy-map 特権 EXEC コマンドを入力します。
set precedence
パケットの IP precedence 値を設定して IPv4 トラフィックをマーキングするには、set [ ip ] precedence ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用します。トラフィックのマーキングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set [ ip ] precedence { precedence_value | from-field [ table table-map-name ]}
no set [ ip ] precedence { precedence_value | from-field [ table table-map-name ]}
(注) ip precedence と入力することは、precedence と入力することと同じです。
構文の説明
precedence_value |
トラフィックを分類するため IPv4 precedence 値を入力します。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。一般的に使用する値に対してはニーモニック名を入力することもできます。 |
from-field |
パケットの precedence 値の設定に使用される特定のパケットマーキング カテゴリです。パケットマーキング値のマッピングと変換用テーブル マップを使用している場合、このテーブル マップが map-from パケットマーキング カテゴリを確立します。 次のオプションがサポートされています。 • cos :サービス クラス(CoS)値 • dscp:DiffServ コード ポイント( DSCP)値 • precedence :IP precedence 値 |
table |
(任意) from-field キーワードとともに使用します。指定のテーブル マップに設定された値が precedence 値の設定に使用されることを示します |
table-map-name |
(任意) table キーワードとともに使用します。precedence 値の指定に使用されるテーブル マップ名です。テーブル マップ名には、最大 64 の英数字を使用できます。 |
デフォルト
トラフィックのマーキングは定義されていません。
コマンド モード
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
同じクラスに対して、 set cos 、 set qos-group などの他のマーキング アクションとともに set precedence を設定できます。同じクラスにテーブル マップを使用して、拡張パケットのマーキングとともに複数のマーキング アクションを設定する機能のサポートも追加されています。
同じパケットをマーク付けする場合に、 set precedence コマンドを set dscp コマンドと組み合わせて使用することはできません。DSCP 値と IP precedence 値は、相互に排他的です。パケットにはどちらか一方の値を設定でき、両方を設定することはできません。
precedence ビットを設定すると、他の Quality of Service(QoS)機能がビット設定で動作するようになります。
マーキングされたトラフィックには、ネットワークによってプライオリティ(または緊急処理のタイプ)が設定されます。一般に、ネットワークのエッジ(または管理ドメイン)で precedence 値を設定します。これにより、データが優先順位に従ってキューに格納されます。クラスベース均等化キューイング(CBWFQ)は、輻輳ポイントで優先順位の高いトラフィックの処理を高速化できます。Weighted Tail Drop(WTD)により、輻輳時の優先順位の高いトラフィックの損失率を他のトラフィックより確実に小さくできます。
数値の代わりに、予約済みキーワード EF 、 AF11 、および AF12 を使用して、 dscp 値 を指定することもできます。
このコマンドを使用して拡張パケット マーキングを行う場合は、 from-field パケット マーキング オプションを使用して、precedence 値のマッピングと設定を行うことができます。サポートされている from-field マーキング カテゴリは、 CoS、DSCP、および IP precedence です。
from-field カテゴリを指定したものの table キーワードと table-map-name を指定していない場合、デフォルト アクションは、 from-field カテゴリに関連付けられた値を precedence 値としてコピーすることです。たとえば、 set precedence cos コマンドを入力する場合、CoS 値がコピーされ、precedence 値として使用されます。
例
次に、すべての FTP トラフィックに IP precedence 値 5 を指定する例を示します。
Switch(config)# policy-map policy_ftp
Switch(config-pmap)# class ftp_class
Switch(config-pmap-c)# set precedence 5
Switch(config-pmap-c)# exit
次に、クラスへの precedence テーブル マップに CoS を割り当てる例を示します。
Switch(config)# policy-map inpolicy
Switch(config-pmap)# class class-default
Switch(config-pmap-c)# set precedence cos table cos-prec-tablemap
Switch(config-pmap)# exit
設定を確認するには、 show policy-map 特権 EXEC コマンドを入力します。
set qos-group
後でパケットの分類に使用できる Quality Of Service(QoS)グループ識別子を設定するには、set qos-group ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用します。グループ識別子を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set qos-group value
no set qos-group value
構文の説明
value |
トラフィックの分類に使用する QoS グループ値を設定します。指定できる範囲は 0 ~ 99 です。 |
デフォルト
トラフィックのマーキングは定義されていません。
コマンド モード
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
同じクラスに対して、 set cos、set dscp 、 set precedence などの他のすべてのマーキング アクションとともに set qos-group を設定できます。同じクラスにテーブル マップを使用して、拡張パケットのマーキングとともに複数のマーキング アクションを設定する機能のサポートも追加されています。
このコマンドを使用して、スイッチに入るトラフィック フローに QoS グループ値を関連付けます。その後、この値を使用して、出力ポリシー マップでフローを識別できます。
スイッチ上では、最大 100 の QoS グループ(0 ~ 99)がサポートされています。
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻るには、 exit コマンドを使用します。特権 EXEC モードに戻るには、 end コマンドを使用します。
例
次に、QoS グループ 5 にすべての FTP トラフィックを設定する例を示します。
Switch(config)# policy-map policy_ftp
Switch(config-pmap)# class ftp_class
Switch(config-pmap-c)# set qos-group 5
Switch(config-pmap-c)# exit
設定を確認するには、 show policy-map 特権 EXEC コマンドを入力します。
setup
スイッチを初期設定に設定するには、setup 特権 EXEC コマンドを使用します。
setup
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
setup コマンドを使用する場合、次の情報が必要になります。
• IP アドレスおよびネットワーク マスク
• 使用環境に対するパスワードの方針
setup コマンドを入力すると、System Configuration Dialog という対話形式のダイアログが表示されます。コンフィギュレーション プロセスが開始され、情報を求めるプロンプトが表示されます。各プロンプトの隣に表示されるカッコで囲まれた値は、 setup コマンド機能または configure 特権 EXEC コマンドのいずれかを使用して設定された最後のデフォルト値です。
各プロンプトでヘルプ テキストが提供されます。ヘルプ テキストにアクセスするには、プロンプトで疑問符( ? )のキーを入力します。
変更を中断し、System Configuration Dialog を最後まで実行せずに特権 EXEC プロンプトに戻るには、Ctrl+C を押します。
変更が完了すると、セットアップ プログラムにより、セットアップ セッション中に作成されたコンフィギュレーション コマンド スクリプトが表示されます。設定を NVRAM に保存するか、あるいは設定を保存せずにセットアップ プログラムまたはコマンドライン プロンプトに戻ることができます。
例
次の例では、 setup コマンドの出力を示します。
--- System Configuration Dialog ---
Continue with configuration dialog? [yes/no]: yes
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system.
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: yes
Configuring global parameters:
Enter host name [Switch]:host-name
The enable secret is a password used to protect access to
privileged EXEC and configuration modes. This password, after
entered, becomes encrypted in the configuration.
Enter enable secret: enable-secret-password
The enable password is used when you do not specify an
enable secret password, with some older software versions, and
Enter enable password: enable-password
The virtual terminal password is used to protect
access to the router over a network interface.
Enter virtual terminal password: terminal-password
Configure SNMP Network Management? [no]: yes
Community string [public]:
Current interface summary
Any interface listed with OK? value “NO” does not have a valid configuration
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
Vlan1 172.20.135.202 YES NVRAM up up
GigabitEthernet0/1 unassigned YES unset up up
GigabitEthernet0/2 unassigned YES unset up down
Port-channel1 unassigned YES unset up down
Enter interface name used to connect to the
management network from the above interface summary: vlan1
Configuring interface vlan1:
Configure IP on this interface? [yes]: yes
IP address for this interface: ip_address
Subnet mask for this interface [255.0.0.0]: subnet_mask
The following configuration command script was created:
enable secret 5 $1$LiBw$0Xc1wyT.PXPkuhFwqyhVi0
enable password enable-password
password terminal-password
snmp-server community public
interface GigabitEthernet0/1
interface GigabitEthernet0/2
Use this configuration? [yes/no]: yes
[0] Go to the IOS command prompt without saving this config.
[1] Return back to the setup without saving this config.
[2] Save this configuration to nvram and exit.
Enter your selection [2]:
shape average
shape average ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用し、平均トラフィック シェーピング レートを指定することによって、クラスベースまたはポートのシェーピングを設定します。ポート シェーピングを設定するには、クラス class-default とともにコマンドを使用します。トラフィック シェーピングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
shape average target bps
no shape average target bps
構文の説明
target bps |
ビット/秒(bps)単位でのターゲット平均ビット レート。指定できる範囲は、クラスベース シェーピングでは 64000 ~ 1000000000、ポート シェーピングでは 4000000 ~ 1000000000 です。 |
デフォルト
トラフィック シェーピングは定義されていません。
コマンド モード
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
出力トラフィックを制御するには、 shape average ポリシーマップ クラス コマンドを使用します。シェーピングは、入力ポリシー マップでサポートされません。
トラフィック シェーピングは、データの転送レートを制限します。クラスベース シェーピングでユーザ定義クラスまたは class-default のトラフィック シェーピングを設定すると、そのクラスの最大情報レート(PIR)が設定されます。インターフェイスに適用されているポリシー マップ内の唯一のクラスであるクラス class-default に対してトラフィック シェーピングを設定すると、そのインターフェイスの PIR が設定されます(ポート シェーピング)。
プライオリティ キューイングを含むクラスでは、 shape average を設定できません( priority ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドで設定されます)。
shape average コマンドはクラスのデフォルトのキュー制限を使用します。 queue-limit ポリシーマップ クラス コマンドを使用してキュー制限を変更することによって、 shape average コマンドで設定されたデフォルトを上書きできます。
bandwidth ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用してクラスベース均等化キューイング(CBWFQ)を設定し、その同じクラスに対して shape average コマンドを使用してトラフィック シェーピングを設定することはできません。
クラス class-default に shape average も設定されている場合にのみ、クラス class-default に service-policy ポリシーマップ クラス コマンドを適用して階層型ポリシー マップを設定できます。
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻るには、 exit コマンドを使用します。特権 EXEC モードに戻るには、 end コマンドを使用します。
例
次に、ファスト イーサネット ポート上で発信トラフィックのトラフィック シェーピングを設定し、 outclass1 、 outclass2 、および outclass3 がバッファ サイズのうち最大 50 Mb/s、20 Mb/s、10 Mb/s を取得する例を示します。クラスの class-default は、残りのポート帯域幅を取得します。
Switch(config)# policy-map out-policy
Switch(config-pmap)# class classout1
Switch(config-pmap-c)# shape average 50000000
Switch(config-pmap-c)# exit
Switch(config-pmap)# class classout2
Switch(config-pmap-c)# shape average 20000000
Switch(config-pmap-c)# exit
Switch(config-pmap)# class classout3
Switch(config-pmap-c)# shape average 10000000
Switch(config-pmap-c)# exit
Switch(config-pmap)# exit
Switch(config)# interface fastethernet 0/1
Switch(config-if)# service-policy out out-policy
次に、前述の例で設定された out-policy ポリシー マップに基づいて割り当てられ、ポートを 90 Mb/s にシェーピングする階層型ポリシー マップを設定して、ポート シェーピングを設定する例を示します。
Switch(config)# policy-map out-policy-parent
Switch(config-pmap)# class class-default
Switch(config-pmap-c)# shape average 90000000
Switch(config-pmap-c)# service-policy out-policy
Switch(config-pmap-c)# exit
Switch(config-pmap)# exit
設定を確認するには、 show policy-map 特権 EXEC コマンドを入力します。
関連コマンド
|
|
class |
指定したクラスマップ名のトラフィック分類一致基準を定義します。 |
policy-map |
複数のポートに接続可能なポリシー マップを作成または変更して、サービス ポリシーを指定します。 |
show policy-map |
QoS ポリシー マップを表示します。 |
show policy-map interface [ interface-id ] |
(任意)指定したインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに設定されているポリシー マップを表示します。 |
show access-lists
スイッチで設定されたアクセス コントロール リスト(ACL)を表示するには、 show access-lists 特権 EXEC コマンドを使用します。
show access-lists [name | number | hardware counters | ipc ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
name |
(任意)ACL の名前です。 |
number |
(任意)ACL の番号です。指定できる範囲は 1 ~ 2699 です。 |
hardware counters |
(任意)切り替えられ、ルーティングされたパケットのグローバル ハードウェア ACL 統計情報を表示します。 |
ipc |
(任意)Interprocess Communication(IPC; プロセス間通信)プロトコル アクセス リスト コンフィギュレーションのダウンロード情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
(注) rate-limit キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングには表示されていますが、サポートされていません。
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチは IP 標準および拡張アクセス リストだけをサポートします。したがって、許可される数値は、1 ~ 199 と 1300 ~ 2699 だけです。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude outpu t と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show access-lists コマンドの出力を示します。
Switch# show access-lists
Standard IP access list 1
40 permit 0.255.255.255, wildcard bits 12.0.0.0
Standard IP access list videowizard_1-1-1-1
Standard IP access list videowizard_10-10-10-10
Extended IP access list 121
10 permit ahp host 10.10.10.10 host 20.20.10.10 precedence routine
次の例では、 show access-lists hardware counters コマンドの出力を示します。
Switch# show access-lists hardware counters
Drop: All frame count: 855
Drop: All bytes count: 94143
Drop And Log: All frame count: 0
Drop And Log: All bytes count: 0
Bridge Only: All frame count: 0
Bridge Only: All bytes count: 0
Bridge Only And Log: All frame count: 0
Bridge Only And Log: All bytes count: 0
Forwarding To CPU: All frame count: 0
Forwarding To CPU: All bytes count: 0
Forwarded: All frame count: 2121
Forwarded: All bytes count: 180762
Forwarded And Log: All frame count: 0
Forwarded And Log: All bytes count: 0
Drop And Log: All frame count: 0
Drop And Log: All bytes count: 0
Bridge Only: All frame count: 0
Bridge Only: All bytes count: 0
Bridge Only And Log: All frame count: 0
Bridge Only And Log: All bytes count: 0
Forwarding To CPU: All frame count: 0
Forwarding To CPU: All bytes count: 0
Forwarded: All frame count: 13586
Forwarded: All bytes count: 1236182
Forwarded And Log: All frame count: 0
Forwarded And Log: All bytes count: 0
Drop And Log: All frame count: 0
Drop And Log: All bytes count: 0
Bridge Only: All frame count: 0
Bridge Only: All bytes count: 0
Bridge Only And Log: All frame count: 0
Bridge Only And Log: All bytes count: 0
Forwarding To CPU: All frame count: 0
Forwarding To CPU: All bytes count: 0
Forwarded: All frame count: 232983
Forwarded: All bytes count: 16825661
Forwarded And Log: All frame count: 0
Forwarded And Log: All bytes count: 0
Drop And Log: All frame count: 0
Drop And Log: All bytes count: 0
Bridge Only: All frame count: 0
Bridge Only: All bytes count: 0
Bridge Only And Log: All frame count: 0
Bridge Only And Log: All bytes count: 0
Forwarding To CPU: All frame count: 0
Forwarding To CPU: All bytes count: 0
Forwarded: All frame count: 514434
Forwarded: All bytes count: 39048748
Forwarded And Log: All frame count: 0
Forwarded And Log: All bytes count: 0
関連コマンド
|
|
access-list |
スイッチに標準または拡張番号アクセス リストを設定します。構文情報については、『 Cisco IOS IP Command Reference, Volume 1 of 3:Addressing and Services, Release 12.2 』 > 「 IP Services Commands 」を選択してください。 |
ip access-list |
スイッチに指定された IP アクセス リストを設定します。構文情報については、『 Cisco IOS IP Command Reference, Volume 1 of 3:Addressing and Services, Release 12.2 』 > 「 IP Services Commands 」を選択してください。 |
mac access-list extended |
スイッチに、指定されたまたは番号の付いた MAC アクセス リストを設定します。 |
show alarm description port
テキストの説明とアラーム番号を表示するには、 show alarm description port ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show alarm description port [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show alarm description port コマンドの出力を示します。出力では、アラーム ID とそれぞれに対応するアラームの説明を示します。
Switch> show alarm description port
4 FCS Error Rate exceeds threshold
show alarm profile
システムに設定されたアラーム プロファイルすべて、または指定されたプロファイルとプロファイルが関連付けられたインターフェイスを表示するには、show alarm profile ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show alarm profile [ name ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
name |
(任意)指定された名前のプロファイルのみを表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
プロファイル名を入力しない場合、既存のアラーム プロファイルすべてのプロファイル情報が表示されます。このコマンドでは、デフォルト設定は表示されません。
デフォルトでは、 defaultPort プロファイルはすべてのインターフェイスに適用されています。このプロファイルによって、ポートが動作していない(3)アラームのみがイネーブルになります。このプロファイルを変更して他のアラームをイネーブルにするには、 alarm profile defaultPort グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show alarm profile コマンドの出力を示します。
この出力では設定されたプロファイルに関連付けられたポートすべてが表示されます。
Switch> show alarm profile GigE-UplinkPorts
この出力では設定されたプロファイルすべてが表示されます。
Switch> show alarm profile
Alarm Profile my_gig_port:
Alarm Profile my_fast_port:
show alarm settings
スイッチの環境アラーム設定すべてを表示するには、show alarm settings ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show alarm settings [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show alarm settings コマンドの出力を示します。出力では、スイッチ上のスイッチ アラーム設定すべてが表示されます。
Switch> show alarm settings
Thresholds MAX: 95C MIN: -20C
show archive status
HTTP または TFTP プロトコルでスイッチにダウンロードされた新しいイメージのステータスを表示するには、 show archive status 特権 EXEC コマンドを使用します。
show archive status [ |{ begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
archive download-sw 特権 EXEC コマンドを使用してイメージを TFTP サーバにダウンロードする場合、 show archive status コマンドの出力では、ダウンロードのステータスが表示されます。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、| exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show archive status コマンドの出力を示します。
Switch# show archive status
IDLE: No upgrade in progress
Switch# show archive status
LOADING: Upgrade in progress
Switch# show archive status
EXTRACT: Extracting the image
Switch# show archive status
VERIFY: Verifying software
Switch# show archive status
RELOAD: Upgrade completed. Reload pending
show arp access-list
Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)アクセス コントロール(リスト)に関する詳細情報を表示するには、 show arp access-list ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show arp access-list [ acl-name ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
acl-name |
(任意)ACL の名前です。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、| exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show arp access-list コマンドの出力を示します。
Switch> show arp access-list
permit ip 10.101.1.1 0.0.0.255 mac any
permit ip 20.3.1.0 0.0.0.255 mac any
show authentication
スイッチで認証マネージャ イベントに関する情報を表示するには、show authentication コマンドをユーザ EXEC または特権 EXEC モードのいずれかで使用します。
show authentication {interface interface-id | registrations | sessions [session-id session-id] [handle handle] [interface interface-id] [mac mac] [method method]}
構文の説明
interface interface-id |
(任意)指定したインターフェイスに関する認証マネージャの詳細をすべて表示します。 |
method method |
(任意)指定した認証方式(dot1x、mab、または webauth)によって許可されたクライアントをすべて表示します。 |
registrations |
(任意)認証マネージャ レジストレーションを表示します。 |
sessions |
(任意)現在の認証マネージャのセッション(たとえば、クライアント装置)の詳細を表示します。オプションの指定子を入力しないと、現在アクティブなセッションがすべて表示されます。特定のセッション(またはセッションのグループ)を表示するには、指定子を単独で、または組み合わせて入力できます。 |
session-id session-id |
(任意)認証マネージャのセッションを指定します。 |
handle handle |
(任意)1 ~ 4294967295 の範囲を指定します。 |
mac mac |
(任意)指定した MAC アドレスの認証マネージャ情報を表示します。 |
コマンド デフォルト
このコマンドには、デフォルト設定はありません。
コマンド モード
特権 EXEC およびユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
表 2-6 で、show authentication コマンドの出力に表示される重要なフィールドについて説明します。
(注) セッションのステータスに使用できる値を次に示します。終了ステートのセッションでは、結果を出した方式がない場合は、Authz Success または Authz Failed が No methods とともに表示されます。
表 2-6 show authentication コマンドの出力
|
|
Idle |
セッションが初期化されました。方式はまだ実行されていません。 |
Running |
このセッションの方式が実行中です。 |
No methods |
このセッションの結果を出した方式はありません。 |
Authc Success |
方式によって、このセッションの認証が成功しました。 |
Authc Failed |
方式によって、このセッションの認証は失敗しました。 |
Authz Success |
このセッションでは、すべての機能が正常に適用されました。 |
Authz Failed |
このセッションで、機能の適用に失敗しました。 |
表 2-7 に、方式のステートに使用できる値をリストします。終了ステートのセッションでは、Authc Success、Authc Failed、または Failed over が表示されます。Failed over は、認証方式が実行され、次の方式にフェールオーバーし、結果は提供されなかったことを意味します。Not run は、スタンバイで同期化したセッションの場合に表示されます。
表 2-7 ステート方式の値
|
|
|
Not run |
終了 |
このセッションの方式は実行されていません。 |
Running |
中間 |
このセッションの方式が実行中です。 |
Failed over |
終了 |
この方式は失敗しました。次の方式が結果を出すことが予期されています。 |
Authc Success |
終了 |
この方式は、セッションの成功した認証結果を提供しました。 |
Authc Failed |
終了 |
この方式は、セッションの失敗した認証結果を提供しました。 |
例
次の例では、show authentication registrations コマンドを示します。
Switch# show authentication registrations
Auth Methods registered with the Auth Manager:
次の例では、show authentication interface interface-id コマンドを示します。
Switch# show authentication interface gigabitethernet1/23
MAC Address Domain Status Handle Interface
000e.84af.59bd DATA Authz Success 0xE0000000 GigabitEthernet1/0/23
次の例では、show authentication sessions コマンドを示します。
Switch# show authentication sessions
Interface MAC Address Method Domain Status Session ID
Gi3/45 (unknown) N/A DATA Authz Failed 0908140400000007003651EC
Gi3/46 (unknown) N/A DATA Authz Success 09081404000000080057C274
次の例では、指定されたインターフェイスの show authentication sessions コマンドを示します。
Switch# show authentication sessions int gi 3/46
Interface: GigabitEthernet3/46
Oper host mode: multi-host
Authorized By: Guest Vlan
Common Session ID: 09081404000000080057C274
Acct Session ID: 0x0000000A
次の例では、指定された MAC アドレスの show authentication sessions コマンドを示します。
Switch# show authentication sessions mac 000e.84af.59bd
Interface: GigabitEthernet1/23
MAC Address: 000e.84af.59bd
Oper host mode: single-host
Authorized By: Authentication Server
次の例では、指定された方式の show authentication session method コマンドを示します。
Switch# show authentication sessions method mab
No Auth Manager contexts match supplied criteria
Switch# show authentication sessions method dot1x
MAC Address Domain Status Handle Interface
000e.84af.59bd DATA Authz Success 0xE0000000 GigabitEthernet1/23
show boot
BOOT 環境変数の設定を表示するには、 show boot 特権 EXEC コマンドを使用します。
show boot [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show boot コマンドの出力を示します。
5d05h: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
Config file : flash:/config.text
Private Config file : flash:/private-config.text
表 2-8 に、表示される各フィールドの説明を示します。
表 2-8 show boot のフィールドの説明
|
|
BOOT path-list |
自動ブート時にロードおよび実行しようとする実行可能ファイルのセミコロン区切りリストを表示します。 BOOT 環境変数が設定されていない場合、システムは、フラッシュ ファイル システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初に検出された実行可能イメージをロードして実行を試みます。ディレクトリの縦型検索では、検出した各サブディレクトリを完全に検索してから元のディレクトリでの検索を続けます。 BOOT 変数が設定されていても、指定されたイメージをロードできなかった場合、システムはフラッシュ ファイル システムで最初に検出した起動可能なファイルを起動しようとします。 |
Config file |
Cisco IOS がシステム コンフィギュレーションの不揮発性コピーの読み書きに使用するファイル名を表示します。 |
Private Config file |
Cisco IOS がシステム コンフィギュレーションの不揮発性コピーの読み書きに使用するファイル名を表示します。 |
Enable Break |
ブート中のブレークがイネーブルか、またはディセーブルかを表示します。yes、on、または 1 に設定されている場合は、フラッシュ ファイル システムの初期化後にコンソール上でブレーク キーを押すと、自動ブート プロセスを中断できます。 |
Manual Boot |
スイッチが自動でブートするか、または手動でブートするかを表示します。no または 0 に設定されている場合、ブート ローダはシステムを自動的に起動しようとします。他の値に設定されている場合は、ブート ローダ モードから手動でスイッチを起動する必要があります。 |
Helper path-list |
ブート ローダーの初期化中に動的にロードされるロード可能ファイルのセミコロン区切りリストを表示します。ヘルパー ファイルは、ブート ローダーの機能を拡張したり、パッチを当てたりします。 |
show cable-diagnostics tdr
Time Domain Reflector(TDR; タイム ドメイン反射率計)結果を表示するには、 show cable-diagnostics tdr 特権 EXEC コマンドを使用します。
show cable-diagnostics tdr interface interface-id [ | { begin | exclude | include } expression ]
(注) TDR は、Cisco CGS 2520 スイッチ上の銅線イーサネット 10/100 ポートでのみサポートされています。
構文の説明
interface-id |
TDR が実行されているインターフェイスを指定します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
TDR は、Cisco CGS 2520 スイッチ上の銅線イーサネット 10/100 ポートでのみサポートされています。小型フォーム ファクタ(SFP)モジュール ポートではサポートされません。TDR の詳細については、このリリースに対応する ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド を参照してください。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、Cisco CGS 2520 スイッチでの show cable-diagnostics tdr interface interface-id コマンドの出力を示します。
Switch# show cable-diagnostics tdr interface fastethernet0/1
TDR test last run on: March 01 18:14:44
Interface Speed Local pair Pair length Remote pair Pair status
--------- ----- ---------- ------------------ ----------- --------------------
Fa0/1 100M Pair A 4 +/- 5 meters Pair A Normal
Pair B 4 +/- 5 meters Pair B Normal
表 2-9 に、 show cable-diagnostics tdr コマンドで出力されるフィールドの説明を示します。
表 2-9 show cable-diagnostics tdr コマンドで出力されるフィールドの説明
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|
Interface |
TDR が実行されたインターフェイス |
Speed |
接続速度 |
Local pair |
ローカル インターフェイスで TDR がテストを実行するワイヤ ペア名 |
Pair length |
使用するスイッチについて、問題が発生したケーブルの場所。次のいずれかの場合に限り、TDR は場所を特定できます。 • ケーブルが正しく接続され、リンクがアップ状態で、インターフェイス速度が 100 Mb/s である場合 • ケーブルが断線している場合 • ケーブルがショートしている場合 |
Remote pair |
ローカル ペアが接続されたワイヤ ペア名。ケーブルが正しく接続されリンクがアップ状態である場合だけ、TDR はリモート ペアについて確認します。 |
Pair status |
TDR が実行されているワイヤ ペアのステータス • Normal:ワイヤ ペアが正しく接続されています。 • Not completed:テストは実行中で、完了していません。 • Not supported:インターフェイスは TDR をサポートしません。 • Open:ワイヤ ペアが断線しています。 • Shorted:ワイヤ ペアがショートしています。 • ImpedanceMis:インピーダンスが一致しません。 • Short/Impedance Mismatched:インピーダンスが一致しないかケーブルがショートしています。 • InProgress:診断テストが進行中です。 |
次の例では、TDR が動作しているときの show interfaces interface-id コマンドの出力を示します。
Switch# show interface fastethernet0/1
fastethernet0/1 is up, line protocol is up (connected: TDR in Progress)
次の例では、TDR が実行されていないときの show cable-diagnostics tdr interface interface-id コマンドの出力を示します。
Switch# show cable-diagnostics tdr interface fastethernet0/1
% TDR test was never issued on fa0/1
インターフェイスで TDR がサポートされない場合、次のメッセージが表示されます。
% TDR test is not supported on switch 1
show class-map
トラフィックを分類するための一致基準を定義する Quality of Service(QoS)クラス マップを表示するには、 show class-map ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show class-map [ class-map-name ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
class-map-name |
(任意)指定されたクラス マップの内容を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
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12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show class-map コマンドの出力を示します。
Class Map match-all videowizard_10-10-10-10 (id 2)
Match access-group name videowizard_10-10-10-10
Class Map match-any class-default (id 0)
Class Map match-all dscp5 (id 3)
show controllers cpu-interface
CPU ネットワーク インターフェイス ASIC のステートを表示し、CPU に達するパケットに関する統計情報を送受信するには、 show controllers cpu-interface 特権 EXEC コマンドを使用します。
show controllers cpu-interface [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
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12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用することで、シスコのテクニカル サポート担当がスイッチのトラブルシューティングを行うのに役立つ情報が表示されます。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show controllers cpu-interface コマンドの出力を示します。
Switch# show controllers cpu-interface
cpu-queue-frames retrieved dropped invalid hol-block
----------------- ---------- ---------- ---------- ----------
routing protocol 96145 0 0 0
igmp snooping 68411 0 0 0
cpu heartbeat 1710501 0 0 0
Supervisor ASIC receive-queue parameters
----------------------------------------
queue 0 maxrecevsize 5EE pakhead 1419A20 paktail 13EAED4
queue 1 maxrecevsize 5EE pakhead 15828E0 paktail 157FBFC
queue 2 maxrecevsize 5EE pakhead 1470D40 paktail 1470FE4
queue 3 maxrecevsize 5EE pakhead 19CDDD0 paktail 19D02C8
Supervisor ASIC Mic Registers
------------------------------
MicDirectPollInfo 80000800
MicIndicationsReceived 00000000
MicInterruptsReceived 00000000
MicPlbMasterConfiguration 00000000
MicRxFifosAvailable 00000000
MicTimeOutPeriod: FrameTOPeriod: 00000EA6 DirectTOPeriod: 00004000
Fifo0: StartPtrs: 038C2800 ReadPtr: 038C2C38
WritePtrs: 038C2C38 Fifo_Flag: 8A800800
Fifo1: StartPtr: 03A9BC00 ReadPtr: 03A9BC60
WritePtrs: 03A9BC60 Fifo_Flag: 89800400
Fifo2: StartPtr: 038C8800 ReadPtr: 038C88E0
WritePtrs: 038C88E0 Fifo_Flag: 88800200
Fifo3: StartPtr: 03C30400 ReadPtr: 03C30638
WritePtrs: 03C30638 Fifo_Flag: 89800400
Fifo4: StartPtr: 03AD5000 ReadPtr: 03AD50A0
WritePtrs: 03AD50A0 Fifo_Flag: 89800400
Fifo5: StartPtr: 03A7A600 ReadPtr: 03A7A600
WritePtrs: 03A7A600 Fifo_Flag: 88800200
Fifo6: StartPtr: 03BF8400 ReadPtr: 03BF87F0
WritePtrs: 03BF87F0 Fifo_Flag: 89800400
show controllers ethernet-controller
ハードウェアから読み込んだ送受信に関するインターフェイス単位の統計情報をキーワードなしで表示するには、 show controllers ethernet-controller 特権 EXEC コマンドを使用します。 phy キーワードを指定して使用すると、インターフェイス内部レジスタが表示され、 port-asic キーワードを指定すると、ポート ASIC に関する情報が表示されます。
show controllers ethernet-controller [ interface-id ] [ phy [ detail ]] [ port-asic { configuration | statistics }] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface-id |
物理インターフェイス(タイプ、モジュール、ポート番号など) |
phy |
(任意)デバイス、またはインターフェイスのスイッチの物理層(PHY)デバイスの内部レジスタ ステータスを表示します。インターフェイスの Automatic Medium-Dependent Interface crossover(Auto-MDIX)機能の動作ステートを表示に含めます。 |
detail |
(任意)PHY 内部レジスタの詳細情報を表示します。 |
port-asic |
(任意)ポートの ASIC 内部レジスタの情報を表示します。 |
configuration |
ポートの ASIC 内部レジスタの設定を表示します。 |
statistics |
ポートの ASIC 統計情報(Rx/Sup キューおよびその他の統計情報を含む)を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC(ユーザ EXEC モードの interface-id キーワードを指定した場合だけサポート)
コマンド履歴
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12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスの基本的な RMON 統計情報を含むトラフィック統計情報をキーワードなしで表示します。
phy または port-asic キーワードを入力した場合は、主にシスコのテクニカル サポート担当によるスイッチのトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、あるインターフェイスに対する show controllers ethernet-controller phy コマンドの出力を示します。 表 2-10 に Transmit フィールドの説明を示し、 表 2-11 に Receive フィールドの説明を示します。
Switch# show controllers ethernet-controller gigabitethernet0/1
Transmit GigabitEthernet0/1 Receive
0 Unicast frames 0 Unicast frames
0 Multicast frames 0 Multicast frames
0 Broadcast frames 0 Broadcast frames
0 Too old frames 0 Unicast bytes
0 Deferred frames 0 Multicast bytes
0 MTU exceeded frames 0 Broadcast bytes
0 1 collision frames 0 Alignment errors
0 2 collision frames 0 FCS errors
0 3 collision frames 0 Oversize frames
0 4 collision frames 0 Undersize frames
0 5 collision frames 0 Collision fragments
0 7 collision frames 0 Minimum size frames
0 8 collision frames 0 65 to 127 byte frames
0 9 collision frames 0 128 to 255 byte frames
0 10 collision frames 0 256 to 511 byte frames
0 11 collision frames 0 512 to 1023 byte frames
0 12 collision frames 0 1024 to 1518 byte frames
0 13 collision frames 0 Overrun frames
0 14 collision frames 0 Pause frames
0 15 collision frames 0 Symbol error frames
0 Late collisions 0 Invalid frames, too large
0 VLAN discard frames 0 Valid frames, too large
0 Excess defer frames 0 Invalid frames, too small
0 64 byte frames 0 Valid frames, too small
0 255 byte frames 0 Too old frames
0 511 byte frames 0 Valid oversize frames
0 1023 byte frames 0 System FCS error frames
0 1518 byte frames 0 RxPortFifoFull drop frame
表 2-10 Transmit のフィールドの説明
|
|
Bytes |
インターフェイス上で送信されたバイトの総数。 |
Unicast Frames |
ユニキャスト アドレスに送信されたフレームの総数。 |
Multicast frames |
マルチキャスト アドレスに送信されたフレームの総数。 |
Broadcast frames |
ブロードキャスト アドレスに送信されたフレームの総数。 |
Too old frames |
パケットが有効期限切れのため出力ポートでドロップされたフレームの数。 |
Deferred frames |
時間が 2* 最大パケット時間を超えた後で送信されなかったフレームの数。 |
MTU exceeded frames |
最大許可フレーム サイズを超えたフレームの数。 |
1 collision frames |
1 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
2 collision frames |
2 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
3 collision frames |
3 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
4 collision frames |
4 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
5 collision frames |
5 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
6 collision frames |
6 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
7 collision frames |
7 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
8 collision frames |
8 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
9 collision frames |
9 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
10 collision frames |
10 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
11 collision frames |
11 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
12 collision frames |
12 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
13 collision frames |
13 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
14 collision frames |
14 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
15 collision frames |
15 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。 |
Excessive collisions |
16 回の衝突後、インターフェイス上で送信できなかったフレームの数。 |
Late collisions |
フレームが送信された後で、フレームの送信時に検出されたレイト コリジョンのためにドロップされたフレームの数。 |
VLAN discard frames |
CFI ビットが設定されたことによりインターフェイス上でドロップされたフレームの数。 |
Excess defer frames |
時間が最大パケット時間を超えた後で送信されなかったフレームの数。 |
64 byte frames |
インターフェイス上で送信された 64 バイトのフレームの総数。 |
127 byte frames |
インターフェイス上で送信された 65 ~ 127 バイトのフレームの総数。 |
255 byte frames |
インターフェイス上で送信された 128 ~ 255 バイトのフレームの総数。 |
511 byte frames |
インターフェイス上で送信された 256 ~ 511 バイトのフレームの総数。 |
1023 byte frames |
インターフェイス上で送信された 512 ~ 1023 バイトのフレームの総数。 |
1518 byte frames |
インターフェイス上で送信された 1024 ~ 1518 バイトのフレームの総数。 |
Too large frames |
インターフェイス上で送信された最大許可フレーム サイズを超えたフレームの数。 |
Good (1 coll) frames |
1 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されたフレームの数。この値には 1 回の衝突後、インターフェイス上で正常に送信されなかったフレームの数は含まれません。 |
表 2-11 Receive のフィールドの説明
|
|
Bytes |
インターフェイス上で受信されたフレームによって使用されたメモリ(バイト)の総量。FCS 値および正常形式でないフレームも含まれます。この値には、フレーム ヘッダー ビットが含まれません。 |
Unicast frames |
インターフェイス上で正常に受信されたユニキャスト アドレスに向けられたフレームの総数。 |
Multicast frames |
インターフェイス上で正常に受信されたマルチキャスト アドレスに向けられたフレームの総数。 |
Broadcast frames |
インターフェイス上で正常に受信されたブロードキャスト アドレスに向けられたフレームの総数。 |
Unicast bytes |
インターフェイス上で受信されたユニキャスト フレームによって使用されたメモリ(バイト)の総量。FCS 値および正常形式でないフレームも含まれます。この値には、フレーム ヘッダー ビットが含まれません。 |
Multicast bytes |
インターフェイス上で受信されたマルチキャスト フレームによって使用されたメモリ(バイト)の総量。FCS 値および正常形式でないフレームも含まれます。この値には、フレーム ヘッダー ビットが含まれません。 |
Broadcast bytes |
インターフェイス上で受信されたブロードキャスト フレームによって使用されたメモリ(バイト)の総量。FCS 値および正常形式でないフレームも含まれます。この値には、フレーム ヘッダー ビットが含まれません。 |
Alignment errors |
インターフェイス上で受信されたアライメント エラーを持つフレームの総数。 |
FCS errors |
インターフェイス上で受信された有効な長さ(バイト)を持ち、正常な FCS 値を持たないフレームの総数。 |
Oversize frames |
インターフェイス上で受信された最大許可フレーム サイズを超えたフレームの数。 |
Undersize frames |
インターフェイス上で受信された 64 バイト未満のフレームの数。 |
Collision fragments |
インターフェイス上で受信されたコリジョン フラグメントの数。 |
Minimum size frames |
最小フレーム サイズのフレームの総数。 |
65 to 127 byte frames |
65 ~ 127 バイトのフレームの総数。 |
128 to 255 byte frames |
128 ~ 255 バイトのフレームの総数。 |
256 to 511 byte frames |
256 ~ 511 バイトのフレームの総数。 |
512 to 1023 byte frames |
512 ~ 1023 バイトのフレームの総数。 |
1024 to 1518 byte frames |
1024 ~ 1518 バイトのフレームの総数。 |
Overrun frames |
インターフェイス上で受信されたオーバーラン フレームの総数。 |
Pause frames |
インターフェイス上で受信されたポーズ フレームの数。 |
Symbol error frames |
インターフェイス上で受信されたシンボル エラーを持つフレームの数。 |
Invalid frames, too large |
最大許可 MTU サイズ(FCS ビットを含み、フレーム ヘッダーを含まない)を超え、FCS エラーまたはアライメント エラーのいずれかを持つ、受信済みフレームの数。 |
Valid frames, too large |
インターフェイス上で受信された最大許可フレーム サイズを超えたフレームの数。 |
Invalid frames, too small |
64 バイト(FCS ビットを含み、フレーム ヘッダーを含まない)未満で、FCS エラーまたはアライメント エラーのいずれかを持つ、受信済みフレームの数。 |
Valid frames, too small |
64 バイト(または VLAN タグ付きフレームでは 68 バイト)未満で、有効な FCS 値を持つインターフェイスで受信されたフレームの数。フレーム サイズには、FCS ビットが含まれ、フレーム ヘッダー ビットは含まれません。 |
Too old frames |
パケットが有効期限切れのため入力ポートでドロップされたフレームの数。 |
Valid oversize frames |
インターフェイス上で受信された最大許可フレーム サイズを超え、有効な FCS 値を持つフレームの数。フレーム サイズには、FCS 値が含まれ、VLAN タグは含まれません。 |
System FCS error frames |
インターフェイス上で受信された有効な長さ(バイト)を持ち、正常な FCS 値を持たないフレームの総数。 |
RxPortFifoFull drop frames |
入力キューが満杯であるためドロップされた、インターフェイス上で受信されたフレームの総数。 |
次の例では、特定のインターフェイスに対する show controllers ethernet-controller phy コマンドの出力を示します。出力の最後の行がインターフェイスの Auto-MDIX 設定であることに注意してください。
Switch# show controllers ethernet-controller gigabitethernet0/2 phy
Control Register : 0001 0001 0100 0000
Control STATUS : 0111 1001 0100 1001
Phy ID 1 : 0000 0001 0100 0001
Phy ID 2 : 0000 1100 0010 0100
Auto-Negotiation Advertisement : 0000 0011 1110 0001
Auto-Negotiation Link Partner : 0000 0000 0000 0000
Auto-Negotiation Expansion Reg : 0000 0000 0000 0100
Next Page Transmit Register : 0010 0000 0000 0001
Link Partner Next page Registe : 0000 0000 0000 0000
1000BASE-T Control Register : 0000 1111 0000 0000
1000BASE-T Status Register : 0100 0000 0000 0000
Extended Status Register : 0011 0000 0000 0000
PHY Specific Control Register : 0000 0000 0111 1000
PHY Specific Status Register : 1000 0001 0100 0000
Interrupt Enable : 0000 0000 0000 0000
Interrupt Status : 0000 0000 0100 0000
Extended PHY Specific Control : 0000 1100 0110 1000
Receive Error Counter : 0000 0000 0000 0000
Reserved Register 1 : 0000 0000 0000 0000
Global Status : 0000 0000 0000 0000
LED Control : 0100 0001 0000 0000
Manual LED Override : 0000 1000 0010 1010
Extended PHY Specific Control : 0000 0000 0001 1010
Disable Receiver 1 : 0000 0000 0000 1011
Disable Receiver 2 : 1000 0000 0000 0100
Extended PHY Specific Status : 1000 0100 1000 0000
Auto-MDIX : On [AdminState=1 Flags=0x00052248]
次の例では、 show controllers ethernet-controller port-asic configuration コマンドの出力を示します。
Switch# show controllers ethernet-controller port-asic configuration
========================================================================
------------------------------------------------------------------------
SupervisorReceiveFifoSramInfo : 000007D0 000007D0 40000000
SupervisorTransmitFifoSramInfo : 000001D0 000001D0 40000000
IndicationStatus : 00000000
IndicationStatusMask : FFFFFFFF
InterruptStatus : 00000000
InterruptStatusMask : 01FFE800
SupervisorDiag : 00000000
SupervisorFrameSizeLimit : 000007C8
SupervisorBroadcast : 000A0F01
GeneralIO : 000003F9 00000000 00000004
StackPcsInfo : FFFF1000 860329BD 5555FFFF FFFFFFFF
FF0FFF00 86020000 5555FFFF 00000000
StackRacInfo : 73001630 00000003 7F001644 00000003
24140003 FD632B00 18E418E0 FFFFFFFF
StackControlStatus : 18E418E0
stackControlStatusMask : FFFFFFFF
TransmitBufferFreeListInfo : 00000854 00000800 00000FF8 00000000
0000088A 0000085D 00000FF8 00000000
TransmitRingFifoInfo : 00000016 00000016 40000000 00000000
0000000C 0000000C 40000000 00000000
TransmitBufferInfo : 00012000 00000FFF 00000000 00000030
TransmitBufferCommonCount : 00000F7A
TransmitBufferCommonCountPeak : 0000001E
TransmitBufferCommonCommonEmpty : 000000FF
NetworkActivity : 00000000 00000000 00000000 02400000
DroppedStatistics : 00000000
FrameLengthDeltaSelect : 00000001
SneakPortFifoInfo : 00000000
MacInfo : 0EC0801C 00000001 0EC0801B 00000001
00C0001D 00000001 00C0001E 00000001
次の例では、 show controllers ethernet-controller port-asic statistics コマンドの出力を示します。
Switch# show controllers ethernet-controller port-asic statistics
===========================================================================
---------------------------------------------------------------------------
0 RxQ-0, wt-0 enqueue frames 0 RxQ-0, wt-0 drop frames
4118966 RxQ-0, wt-1 enqueue frames 0 RxQ-0, wt-1 drop frames
0 RxQ-0, wt-2 enqueue frames 0 RxQ-0, wt-2 drop frames
0 RxQ-1, wt-0 enqueue frames 0 RxQ-1, wt-0 drop frames
296 RxQ-1, wt-1 enqueue frames 0 RxQ-1, wt-1 drop frames
2836036 RxQ-1, wt-2 enqueue frames 0 RxQ-1, wt-2 drop frames
0 RxQ-2, wt-0 enqueue frames 0 RxQ-2, wt-0 drop frames
0 RxQ-2, wt-1 enqueue frames 0 RxQ-2, wt-1 drop frames
158377 RxQ-2, wt-2 enqueue frames 0 RxQ-2, wt-2 drop frames
0 RxQ-3, wt-0 enqueue frames 0 RxQ-3, wt-0 drop frames
0 RxQ-3, wt-1 enqueue frames 0 RxQ-3, wt-1 drop frames
0 RxQ-3, wt-2 enqueue frames 0 RxQ-3, wt-2 drop frames
15 TxBufferFull Drop Count 0 Rx Fcs Error Frames
0 TxBufferFrameDesc BadCrc16 0 Rx Invalid Oversize Frames
0 TxBuffer Bandwidth Drop Cou 0 Rx Invalid Too Large Frames
0 TxQueue Bandwidth Drop Coun 0 Rx Invalid Too Large Frames
0 TxQueue Missed Drop Statist 0 Rx Invalid Too Small Frames
74 RxBuffer Drop DestIndex Cou 0 Rx Too Old Frames
0 SneakQueue Drop Count 0 Tx Too Old Frames
0 Learning Queue Overflow Fra 0 System Fcs Error Frames
0 Learning Cam Skip Count
15 Sup Queue 0 Drop Frames 0 Sup Queue 8 Drop Frames
0 Sup Queue 1 Drop Frames 0 Sup Queue 9 Drop Frames
0 Sup Queue 2 Drop Frames 0 Sup Queue 10 Drop Frames
0 Sup Queue 3 Drop Frames 0 Sup Queue 11 Drop Frames
0 Sup Queue 4 Drop Frames 0 Sup Queue 12 Drop Frames
0 Sup Queue 5 Drop Frames 0 Sup Queue 13 Drop Frames
0 Sup Queue 6 Drop Frames 0 Sup Queue 14 Drop Frames
0 Sup Queue 7 Drop Frames 0 Sup Queue 15 Drop Frames
===========================================================================
---------------------------------------------------------------------------
0 RxQ-0, wt-0 enqueue frames 0 RxQ-0, wt-0 drop frames
52 RxQ-0, wt-1 enqueue frames 0 RxQ-0, wt-1 drop frames
0 RxQ-0, wt-2 enqueue frames 0 RxQ-0, wt-2 drop frames
show controllers power inline
指定した Power over Ethernet(PoE)コントローラのレジスタの値を表示するには、 show controllers power inline ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show controllers power inline [ instance ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
instance |
(任意)電源コントローラのインスタンス。各インスタンスは 4 つのポートに対応します。詳細については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。インスタンスを指定しない場合は、すべてのインスタンスが表示されます。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、すべてのスイッチで表示されますが、PoE スイッチだけで有効です。PoE をサポートしないスイッチの情報は提供されません。
このコマンドを使用すると、シスコのテクニカル サポート担当がスイッチのトラブルシューティングを行うのに役立つ情報が表示されます。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、スイッチに対する show controllers power inline コマンドの出力を示します。
Switch> show controllers power inline
Alchemy instance 0, address 0
Pending event flag : N N N N N N N N N N N N
Current State : 55 55 51 51 00 00
Current Event : 11 11 10 10 00 00
Timers : 00 00 00 00 00 0E 00 11 00 00 00 00
Error State : 00 00 00 00 00 00
Error Code : 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
Power Status : Y Y Y Y Y N Y N N N N N
Auto Config : Y Y Y Y Y Y Y Y N N N N
Disconnect : N N N N N N N N N N N N
Detection Status : 03 33 30 30 00 00
Current Class : 03 33 30 30 00 00
Tweetie debug : 00 00 00 00
POE Commands pending at sub:
Command 0 on each port : 00 00 00 00 00 00
Command 1 on each port : 00 00 00 00 00 00
Command 2 on each port : 00 00 00 00 00 00
Command 3 on each port : 00 00 00 00 00 00
show controllers tcam
システムのすべての Ternary Content Addressable Memory(TCAM)、および CAM コントローラであるすべての TCAM インターフェイス ASIC のレジスタのステートを表示するには、 show controllers tcam 特権 EXEC コマンドを使用します。
show controllers tcam [ asic [ number ]] [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
asic |
(任意)ポートの ASIC TCAM 情報を表示します。 |
number |
(任意)指定されたポート ASIC 番号の情報を表示します。指定できる範囲は 0 ~ 15 です。 |
detail |
(任意)TCAM レジスタの詳細情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用することで、シスコのテクニカル サポート担当がスイッチのトラブルシューティングを行うのに役立つ情報が表示されます。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show controllers tcam コマンドの出力を示します。
Switch# show controllers tcam
------------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------------------
GMR31: FF_FFFFFFFF_FFFFFFFF
GMR32: FF_FFFFFFFF_FFFFFFFF
GMR33: FF_FFFFFFFF_FFFFFFFF
=============================================================================
TCAM related PortASIC 1 registers
=============================================================================
LookupType: 89A1C67D_24E35F00
ForwardingRamBaseAddress:
00022A00 0002FE00 00040600 0002FE00 0000D400
00000000 003FBA00 00009000 00009000 00040600
00000000 00012800 00012900
show controllers utilization
スイッチまたは特定のポートの帯域利用率を表示するには、 show controllers utilization ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show controllers [ interface-id ] utilization [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface-id |
(任意)スイッチ インターフェイスの ID です。 |
| begin |
(任意)指定された expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意)指定された expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例は、 show controllers utilization コマンドの出力を示しています。
Switch> show controllers utilization
Port Receive Utilization Transmit Utilization
Switch Receive Bandwidth Percentage Utilization : 0
Switch Transmit Bandwidth Percentage Utilization : 0
Switch Fabric Percentage Utilization : 0
次の例では、特定のポートでの show controllers utilization コマンドの出力を示します。
Switch> show controllers gigabitethernet0/1 utilization
Receive Bandwidth Percentage Utilization : 0
Transmit Bandwidth Percentage Utilization : 0
表 2-12 show controllers utilization のフィールドの説明
|
|
Receive Bandwidth Percentage Utilization |
スイッチの受信帯域利用率を表示します。これは、すべてのポートの受信トラフィックの合計をスイッチの受信容量で割ったものです。 |
Transmit Bandwidth Percentage Utilization |
スイッチの送信帯域利用率を表示します。これは、すべてのポートの送信トラフィックの合計をスイッチの送信容量で割ったものです。 |
Fabric Percentage Utilization |
スイッチの送信と受信の両方の帯域利用率の平均を表示します。 |
show cpu traffic qos
CPU 生成トラフィックの QoS マーキング値を表示するには、ユーザ EXEC モードで show cpu traffic qos コマンドを使用します。
show cpu traffic qos [ | begin | exclude | include expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
デフォルト
すべての CPU 生成トラフィックの QoS マーキング値を表示します。
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次に、 show cpu traffic qos コマンドの出力例を示します。
Switch> show cpu traffic qos
QOS - CPU Generated Traffic
---------------------------
Set parameter-type To parameter-value/From
parameter-type based on table-map
---------------------------------------------------------
precedence table-map map1
関連コマンド
|
|
class-map |
指定した基準とパケットのマッチングに使用されるクラス マップを設定し、クラスマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
cpu traffic qos cos |
コントロール プレーン トラフィックのサービス クラス(CoS)マーキングを設定します。 |
cpu traffic qos dscp |
コントロール プレーン トラフィックの DSCP に基づく Quality of Service(QoS)マーキングを設定します。 |
cpu traffic qos precedence |
コントロール プレーン トラフィックの優先順位に基づく Quality of Service(QoS)マーキングを設定します。 |
cpu traffic qos qos-group |
サービス クラス(CoS)、IP DiffServ コード ポイント(DSCP)、または IP-precedence パケット マーキングを変更せずに、 すべての CPU 生成トラフィックを出力ポリシーマップの 1 つのクラスにマッピングします。 |
policy-map |
複数の物理ポートに適用できるポリシー マップを設定し、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show policy-map |
指定されたポリシー マップ名、インターフェイス、入力/出力ポリシー マップ、またはポリシーマップ クラスの QoS ポリシー マップ情報を表示します。 |
show running-config |
設定済みのクラス マップ、ポリシー マップ、テーブル マップ、および集約ポリサーを表示します。 |
show table-map |
すべての設定済みテーブル マップまたは指定されたテーブル マップの情報を表示します。 |
table-map |
Quality of Service(QoS)マッピングを設定し、テーブルマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show diagnostic
オンライン診断テストの結果およびサポートされるテスト スイートを表示するには、 show diagnostic ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show diagnostic content [ | { begin | exclude | include } expression ]
show diagnostic post [ | { begin | exclude | include } expression ]
show diagnostic result [ test { name | test-id | test-id-range | all }] [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
show diagnostic schedule [ | { begin | exclude | include } expression ]
show diagnostic status [ | { begin | exclude | include } expression ]
show diagnostic switch [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
content |
特定のテストおよびスイッチに関して、テスト ID、テスト属性、およびサポートされるカバレッジ テスト レベルを含むテスト情報を表示します。 |
post |
Power-on Self-Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)の結果を表示します。 |
result |
診断テストの結果を表示します。 |
test |
(任意)表示するテスト結果を指定します。 • name :診断テストの名前を入力して、そのテストの結果だけを表示します。 • test-id :テスト ID 番号を入力して、そのテストの結果だけを表示します。テスト ID は 1 ~ 6 です。 • test-id-range :テスト ID 番号の範囲を入力して、該当するテストの結果だけを表示します。 • all :このキーワードを入力して、すべてのテストの結果を表示します。 |
detail |
(任意)詳細なテスト結果を表示します。 |
schedule |
スケジューリングされている診断テストを表示します。 |
status |
実行中の診断テストを表示します。 |
switch |
スイッチの診断結果を表示します。 |
| begin |
(任意)expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意)expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show diagnostic post コマンドの出力は、 show post コマンドの出力と同じです。
show diagnostic result [ detail ] コマンドの出力は show diagnostic switch [ detail ] コマンドの出力と同じです。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、診断テストの ID および属性を表示する方法を示します。
Switch> show diagnostic content
Diagnostics test suite attributes:
B/* - Basic ondemand test / NA
P/V/* - Per port test / Per device test / NA
D/N/* - Disruptive test / Non-disruptive test / NA
S/* - Only applicable to standby unit / NA
X/* - Not a health monitoring test / NA
F/* - Fixed monitoring interval test / NA
E/* - Always enabled monitoring test / NA
A/I - Monitoring is active / Monitoring is inactive
R/* - Switch will reload after test list completion / NA
P/* - will partition stack / NA
ID Test Name Attributes day hh:mm:ss.ms hold
==== ================================== ============ =============== =====
1) TestPortAsicStackPortLoopback ---> B*N****I** not configured n/a
2) TestPortAsicLoopback ------------> B*D*X**IR* not configured n/a
3) TestPortAsicCam -----------------> B*D*X**IR* not configured n/a
4) TestPortAsicRingLoopback --------> B*D*X**IR* not configured n/a
5) TestMicRingLoopback -------------> B*D*X**IR* not configured n/a
6) TestPortAsicMem -----------------> B*D*X**IR* not configured n/a
次の例では、スイッチの診断テスト結果を表示する方法を示します。これらの結果を表示するには、 show diagnostic switch コマンドも使用できます。
Switch> show diagnostic result
SerialNo : CGS2520ABCD1234
Overall diagnostic result: PASS
Test results: (.= Pass, F = Fail, U = Untested)
1) TestPortAsicStackPortLoopback ---> .
2) TestPortAsicLoopback ------------> U
3) TestPortAsicCam -----------------> U
4) TestPortAsicRingLoopback --------> U
5) TestMicRingLoopback -------------> U
6) TestPortAsicMem -----------------> U
次の例では、スタックで実行中のテストを表示する方法を示します。
Switch> show diagnostic status
<BU> - Bootup Diagnostics, <HM> - Health Monitoring Diagnostics,
<OD> - OnDemand Diagnostics, <SCH> - Scheduled Diagnostics
====== ================================= =============================== ======
Card Description Current Running Test Run by
------ --------------------------------- --------------------- ------
2 TestPortAsicStackPortLoopback <OD>
TestPortAsicLoopback <OD>
TestPortAsicRingLoopback <OD>
====== ================================= =============================== ======
次の例では、スイッチのオンライン診断のテスト スケジュールを表示する方法を示します。
Switch> show diagnostic schedule
Current Time = 14:39:49 PST Tue Jul 5 2005
Test ID(s) to be executed: 1.
次に、スイッチの詳細な結果を表示する方法を示します。これらの結果を表示するには、 show diagnostic result all detail コマンドも使用できます。
Switch> show diagnostic switch detail
Switch: SerialNo : CGS2520ABCD1234
Overall diagnostic result: PASS
Test results: (.= Pass, F = Fail, U = Untested)
___________________________________________________________________________
1) TestPortAsicStackPortLoopback ---> .
Error code ------------------> 0 (DIAG_SUCCESS)
Total run count -------------> 19
Last test execution time ----> Mar 01 1993 00:21:46
First test failure time -----> n/a
Last test failure time ------> n/a
Last test pass time ---------> Mar 01 1993 00:21:46
Total failure count ---------> 0
Consecutive failure count ---> 0
___________________________________________________________________________
2) TestPortAsicLoopback ------------> U
Error code ------------------> 0 (DIAG_SUCCESS)
Total run count -------------> 0
Last test execution time ----> n/a
First test failure time -----> n/a
Last test failure time ------> n/a
Last test pass time ---------> n/a
Total failure count ---------> 0
Consecutive failure count ---> 0
___________________________________________________________________________
3) TestPortAsicCam -----------------> U
Error code ------------------> 0 (DIAG_SUCCESS)
Total run count -------------> 0
Last test execution time ----> n/a
First test failure time -----> n/a
Last test failure time ------> n/a
Last test pass time ---------> n/a
Total failure count ---------> 0
Consecutive failure count ---> 0
___________________________________________________________________________
4) TestPortAsicRingLoopback --------> U
Error code ------------------> 0 (DIAG_SUCCESS)
Total run count -------------> 0
Last test execution time ----> n/a
First test failure time -----> n/a
Last test failure time ------> n/a
Last test pass time ---------> n/a
Total failure count ---------> 0
Consecutive failure count ---> 0
___________________________________________________________________________
5) TestMicRingLoopback -------------> U
Error code ------------------> 0 (DIAG_SUCCESS)
Total run count -------------> 0
Last test execution time ----> n/a
First test failure time -----> n/a
Last test failure time ------> n/a
Last test pass time ---------> n/a
Total failure count ---------> 0
Consecutive failure count ---> 0
___________________________________________________________________________
6) TestPortAsicMem -----------------> U
Error code ------------------> 0 (DIAG_SUCCESS)
Total run count -------------> 0
Last test execution time ----> n/a
First test failure time -----> n/a
Last test failure time ------> n/a
Last test pass time ---------> n/a
Total failure count ---------> 0
Consecutive failure count ---> 0
__________________________________________________________________________
show dot1q-tunnel
IEEE 802.1Q トンネル ポートに関する情報を表示するには、 show dot1q-tunnel ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show dot1q-tunnel [ interface interface-id ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
このコマンドは、スイッチでメトロ IP アクセス イメージまたはメトロ アクセス イメージが稼動している場合にのみ表示されます。
構文の説明
interface interface-id |
(任意)IEEE 802.1Q トンネリング情報を表示するインターフェイスを指定します。有効なインターフェイスには、物理ポートとポート チャネルが含まれます 。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show dot1q-tunnel コマンドの出力を示します。
Switch> show dot1q-tunnel
dot1q-tunnel mode LAN Port(s)
-----------------------------
Switch> show dot1q-tunnel interface gigabitethernet0/1
dot1q-tunnel mode LAN Port(s)
-----------------------------
関連コマンド
|
|
show vlan dot1q tag native |
802.1Q ネイティブ VLAN タギング ステータスを表示します。 |
switchport mode dot1q-tunnel |
インターフェイスを IEEE 802.1Q トンネル ポートとして設定します。 |
show dot1x
スイッチまたは指定されたポートの IEEE 802.1x 統計情報、管理ステータス、および動作ステータスを表示するには、 show dot1x 特権 EXEC コマンドを使用します。
show dot1x [ all | interface interface-id | statistics interface interface-id ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
all |
(任意)すべてのポートの IEEE 802.1x ステータスを表示します。 |
interface interface-id |
(任意)指定のポート(タイプ、モジュール、ポート番号を含む)の IEEE 802.1x のステータスを表示します。 |
statistics interface interface-id |
(任意)指定のポート(タイプ、モジュール、ポート番号を含む)の IEEE 802.1x の統計情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ポートを指定しない場合は、グローバル パラメータおよびサマリーが表示されます。 ポートを指定する場合、ポートの詳細が表示されます。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude outpu t と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show dot1x および show dot1x all 特権 EXEC コマンドの出力を示します。
Dot1x Protocol Version = 1
Dot1x Oper Controlled Directions = Both
Dot1x Admin Controlled Directions = Both
Dot1x Info for interface GigabitEthernet0/1
----------------------------------------------------
Supplicant MAC 00d0.b71b.35de
AuthSM State = CONNECTING
PortStatus = UNAUTHORIZED
Re-authentication = Disabled
ReAuthPeriod = 3600 Seconds
ServerTimeout = 30 Seconds
Dot1x Info for interface GigabitEthernet0/2
----------------------------------------------------
PortStatus = UNAUTHORIZED
Re-authentication = Disabled
ReAuthPeriod = 3600 Seconds
ServerTimeout = 30 Seconds
次の例では、 show dot1x interface interface-id 特権 EXEC コマンドの出力を示します。
Switch# show dot1x interface gigabitethernet0/1
Supplicant MAC 00d0.b71b.35de
AuthSM State = AUTHENTICATED
Re-authentication = Disabled
ReAuthPeriod = 3600 Seconds
ServerTimeout = 30 Seconds
次の例では、 show dot1x statistics interface interface-id コマンドの出力を示します。 表 2-13 に、この出力で表示されるフィールドの説明を示します。
Switch# show dot1x statistics interface gigabitethernet0/1
PortStatistics Parameters for Dot1x
--------------------------------------------
TxReqId = 15 TxReq = 0 TxTotal = 15
RxStart = 4 RxLogoff = 0 RxRespId = 1 RxResp = 1
RxInvalid = 0 RxLenErr = 0 RxTotal= 6
RxVersion = 1 LastRxSrcMac 00d0.b71b.35de
表 2-13 show dot1x statistics のフィールドの説明
|
|
TxReqId |
送信された Extensible Authentication Protocol(EAP)-Request/Identity フレームの数 |
TxReq |
送信された EAP-Request フレーム(Request/Identity フレーム以外)の数 |
TxTotal |
送信されたすべてのタイプの Extensible Authentication Protocol over LAN(EAPOL)フレームの数 |
RxStart |
受信された有効な Extensible Authentication Protocol over LAN(EAPOL)-Start フレームの数 |
RxLogoff |
受信された EAPOL-Logoff フレームの数 |
RxRespId |
受信された EAP-Response/Identity フレームの数 |
RxResp |
受信された有効な Extensible Authentication Protocol(EAP)-Response フレーム(Response/Identity フレーム以外)の数 |
RxInvalid |
受信された EAPOL フレームのうち、フレーム タイプを認識できないフレームの数 |
RxLenError |
受信された EAPOL フレームのうち、パケット本体の長さを示すフィールドが無効なフレームの数 |
RxTotal |
受信されたすべてのタイプの有効な EAPOL フレームの数 |
RxVersion |
IEEE 802.1x バージョン 1 形式で受信されたパケットの数 |
LastRxSrcMac |
最後に受信した EAPOL フレームで伝送された送信元 MAC アドレス |
show env
スイッチのアラーム接点、温度、および電源情報を表示するには、特権 EXEC モードまたはユーザ EXEC モードで show env コマンドを使用します。
show env { alarm-contact | all | power | temperature } [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
alarm-contact |
アラーム接点のステータスを表示します。 |
all |
温度、電源およびアラーム ステータスを表示します。 |
power |
スイッチの電源のステータスを表示します。 |
temperature |
スイッチの温度のステータスを OK または FAULTY として表示します。また、温度のしきい値を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC およびユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show env alarm-contact コマンドの出力を示します。
Switch# show env alarm-contact
Description: main_lab_door
Description: main_lab_cabinet-1_door
Description: main_lab_supply-room_door
Description: main_lab_water-level_FLOOD
次の例では、 show env all コマンドの出力を示します。
Temperature Value: 39 Degree Celsius
POWER SUPPLY 1A TEMPERATURE is Failure-Thermal POWER SUPPLY 1B TEMPERATURE is OK POWER SUPPLY 1A Temperature Value: 97 Degree Celsius POWER SUPPLY 1A Critical Temperature Thresh: 110 Degree Celsius POWER SUPPLY 1A Over Temperature Thresh: 95 Degree Celsius POWER SUPPLY 1B Temperature Value: 45 Degree Celsius POWER SUPPLY 1B Critical Temperature Thresh: 110 Degree Celsius POWER SUPPLY 1B Over Temperature Thresh: 95 Degree Celsius
SW PID Serial# Status Sys Pwr PoE Pwr Watts
-- ------------------ ---------- --------------- ------- ------- -----
1A PWR-150-HV DTM1348000B Failure-Thermal Good Good 75/65
1B PWR-150-HV DTM1348000C OK Good Good 75/65
ALARM CONTACT 1 is not asserted
ALARM CONTACT 2 is not asserted
ALARM CONTACT 3 is not asserted
ALARM CONTACT 4 is not asserted
これは、電源 1A に接続された AC 入力がない場合の show env power コマンドの出力例を示します。
POWER SUPPLY 1A TEMPERATURE is Disabled
POWER SUPPLY 1B TEMPERATURE is OK
これは、2 台の AC 電源が存在する場合の show env power コマンドの出力例を示します。
SW PID Serial# Status Sys Pwr PoE Pwr Watts
-- ------------------ ---------- --------------- ------- ------- -----
1A PWR-150-HV DTM1348000B Failure-Thermal Good Good 75/65
1B PWR-150-HV DTM1348000C OK Good Good 75/65
次の例では、 show env temperature コマンドの出力を示します。
Switch# show env temperature
POWER SUPPLY 1A TEMPERATURE is Failure-Thermal
POWER SUPPLY 1B TEMPERATURE is OK
show errdisable detect
errdisable の検出状態を表示するには、 show errdisable detect ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show errdisable detect [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Mode
列は、errdisable 理由で設定されたシャットダウン モードを示します。
• port:違反が発生した場合、物理ポートが errdisable になります。
• vlan:違反が発生した場合、仮想ポートがディセーブルになります。
• port/vlan:一部のポートは物理ポートのディセーブルに設定され、他のポートは仮想ポートのディセーブルに設定されています。各ポートの設定を表示するには、 show running config 特権 EXEC コマンドを入力します。
表示された Reason
列の gbic-invalid
エラーの理由は、無効な小型フォーム ファクタ(SFP)インターフェイスを意味します。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show errdisable detect コマンドの出力を示します。
Switch> show errdisable detect
ErrDisable Reason Detection Mode
----------------- --------- ----
arp-inspection Enabled port
channel-misconfig Enabled port
community-limit Enabled port
dhcp-rate-limit Enabled port
gbic-invalid Enabled port
invalid-policy Enabled port
link-monitor-fail Enabled port
oam-remote-failure Enabled port
psecure-violation Enabled port/vlan
security-violatio Enabled port
sfp-config-mismatch Enabled port
storm-control Enabled port
(注) dtp-flap、ilpower、storm-control、および unicast-flood の各フィールドは、出力には表示されますが、無効です。
show errdisable flap-values
ある原因をエラーとして認識させる条件を表示するには、 show errdisable flap-values ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show errdisable flap-values [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Flaps 列には、指定された時間間隔内にステートへの変更を何回行うと、エラーが検出されてポートがディセーブルになるのかが表示されます。たとえば、3 つの Dynamic Trunking Protocol(DTP; ダイナミック トランキング プロトコル)ステート(ポート モード アクセス/トランク)、または Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)フラップが 30 秒間隔で変更された場合、または 5 つのリンク ステート(リンク アップ/ダウン)が 10 秒間隔で変更された場合は、エラーと見なされてポートがシャットダウンすることが示されます。
ErrDisable Reason Flaps Time (sec)
----------------- ------ ----------
(注) 出力表示に表示されますが、スイッチは DTP をサポートしません。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show errdisable flap-values コマンドの出力を示します。
Switch> show errdisable flap-values
ErrDisable Reason Flaps Time (sec)
----------------- ------ ----------
show errdisable recovery
errdisable 回復タイマー情報を表示するには、 show errdisable recovery ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show errdisable recovery [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、| exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
gbic-invalid error-disable の理由は、無効な小型フォーム ファクタ(SFP)モジュール インターフェイスを意味します。
例
次の例では、 show errdisable recovery コマンドの出力を示します。
Switch> show errdisable recovery
ErrDisable Reason Timer Status
----------------- --------------
security-violatio Disabled
channel-misconfig Disabled
psecure-violation Disabled
Timer interval:300 seconds
Interfaces that will be enabled at the next timeout:
Interface Errdisable reason Time left(sec)
--------- ----------------- --------------
(注) unicast-flood フィールドおよび DTP フィールドは、出力に表示はされますが無効です。
show etherchannel
チャネルの EtherChannel 情報を表示するには、 show etherchannel ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show etherchannel [ channel-group-number { detail | port | port-channel | protocol | summary }] { detail | load-balance | port | port-channel | protocol | summary } [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
channel-group -number |
(任意)チャネル グループの番号です。指定できる範囲は 1 ~ 48 です。 |
detail |
EtherChannel の詳細を表示します。 |
load-balance |
ポート チャネル内のポート間の負荷分散方式、またはフレーム配布方式を表示します。 |
port |
EtherChannel ポート情報を表示します。 |
port-channel |
ポートチャネル情報を表示します。 |
protocol |
EtherChannel で使用されるプロトコルを表示します。 |
summary |
各チャネル グループのサマリーを 1 行で表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
channel-group を指定しない場合は、すべてのチャネル グループが表示されます。
出力では、ポート リストの Passive フィールドはレイヤ 3 のポート チャネルだけで表示されます。このフィールドは、まだ起動していない物理ポートがチャネル グループ内で設定されていること(および間接的にチャネル グループ内で唯一のポート チャネルであること)を意味します。
(注) スイッチでは、レイヤ 3 ポートをサポートするため、メトロ IP アクセス イメージが稼動している必要があります。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show etherchannel 1 detail コマンドの出力を示します。
Switch> show etherchannel 1 detail
Port-channels: 1 Max Port-channels = 16
Port state = Up Mstr In-Bndl
Channel group = 1 Mode = Active Gcchange = -
Port-channel = Po1 GC = - Pseudo port-channel = Po1
Port index = 0 Load = 0x00 Protocol = LACP
Flags: S - Device is sending Slow LACPDUs F - Device is sending fast LACPDU
A - Device is in active mode. P - Device is in passive mode.
LACP port Admin Oper Port Port
Port Flags State Priority Key Key Number State
Gi0/1 SA bndl 32768 0x0 0x1 0x0 0x3D
Age of the port in the current state: 01d:20h:06m:04s
Port-channels in the group:
Port-channel: Po1 (Primary Aggregator)
Age of the Port-channel = 01d:20h:20m:26s
Logical slot/port = 10/1 Number of ports = 2
Port state = Port-channel Ag-Inuse
Ports in the Port-channel:
Index Load Port EC state No of bits
------+------+------+------------------+-----------
Time since last port bundled: 01d:20h:20m:20s Gi0/2
次の例では、 show etherchannel 1 summary コマンドの出力を示します。
Switch> show etherchannel 1 summary
Flags: D - down P - in port-channel
I - stand-alone s - suspended
H - Hot-standby (LACP only)
u - unsuitable for bundling
U - in use f - failed to allocate aggregator
Number of channel-groups in use: 1
Group Port-channel Protocol Ports
------+-------------+-----------+----------------------------------------
1 Po1(SU) LACP Gi0/1(P) Gi0/2(P)
次の例では、 show etherchannel 1 port-channel コマンドの出力を示します。
Switch> show etherchannel 1 port-channel
Port-channels in the group:
Port-channel: Po1 (Primary Aggregator)
Age of the Port-channel = 01d:20h:24m:50s
Logical slot/port = 10/1 Number of ports = 2
Port state = Port-channel Ag-Inuse
Ports in the Port-channel:
Index Load Port EC state No of bits
------+------+------+------------------+-----------
Time since last port bundled: 01d:20h:24m:44s Gi0/2
次の例では、 show etherchannel protocol コマンドの出力を示します。
Switch# show etherchannel protocol
show ethernet loopback
スイッチまたはインターフェイスで設定されているポート単位のイーサネット ループバックの情報を表示するには、 show ethernet loopback 特権 EXEC コマンドを使用します。
show ethernet loopback [ interface-id ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface-id |
(任意)指定したインターフェイスのループバック情報を表示します。イーサネット ループバックは物理インターフェイスだけでサポートされます。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
interface-id を指定しない場合は、すべての設定済みループバックが表示されます。スイッチは最大 2 つのイーサネット ループバック設定をサポートします。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ethernet loopback コマンドの出力を示します。
Switch# show ethernet loopback
=====================================
Loopback Session 0 : Interface Gi0/3
次の例では、ポートおよび VLAN の両方のループバック セッションが設定および開始されている場合の出力を示します。
Switch# show ethernet loopback
=====================================
Loopback Session 0 : Interface Fa0/1
=====================================
Loopback Session 1 : Interface Fa0/2
show ethernet service evc
Ethernet Virtual Connection(EVC; イーサネット仮想接続)カスタマーサービス インスタンスについての情報を表示するには、 show ethernet service evc 特権 EXEC コマンド を使用します。
show ethernet service evc [ id evc-id | interface interface-id ] [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
id evc-id |
(任意)指定したサービスの EVC 情報を表示します。EVC ID に設定できる文字列は 1 ~ 100 文字です。 |
interface interface-id |
(任意)指定したインターフェイスの EVC 情報を表示します。 |
detail |
(任意)EVC サービスか、指定された EVC ID またはインターフェイスについての詳細情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、| exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ethernet service evc コマンドの出力を示します。
Switch# show ethernet service evc
Identifier Type Act-UNI-cnt Status
PINK MP-MP 2 PartiallyActive
YELLOW MP-MP 2 PartiallyActive
show ethernet service instance
イーサネット カスタマーサービス インスタンスについての情報を表示するには、 show ethernet service instance 特権 EXEC コマンドを使用します。
show ethernet service instance [ id id ] [ interface interface-id ] [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
id id |
(任意)VLAN にマップが適用されないインターフェイス単位のサービス ID である、指定されたサービス インスタンス ID を定義します。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
interface interface-id |
(任意)指定したインターフェイスのサービスインスタンス情報を表示します。 |
detail |
(任意)サービス インスタンスか、指定されたサービス インスタンス ID またはインターフェイスについての詳細情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、| exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ethernet service instance コマンドの出力を示します。
Switch# show ethernet service instance
Identifier Interface CE-Vlans
222 FastEthernet0/1 untagged,1-4094
333 FastEthernet0/2 default
10 FastEthernet0/6 untagged,1-4094
10 FastEthernet0/7 untagged,1-4094
10 FastEthernet0/8 untagged,1-4094
10 FastEthernet0/9 untagged
222 FastEthernet0/11 300-350,900-999
333 FastEthernet0/11 100-200,1000,1999-4094
200 FastEthernet0/14 200,222
関連コマンド
|
|
service instance id ethernet |
イーサネット サービス インスタンスを定義し、イーサネット サービス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show ethernet service interface
すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスについてのイーサネット カスタマーサービス インスタンスに関するインターフェイスベースの情報を表示するには、 show ethernet service interface 特権 EXEC コマンド を使用します。
show ethernet service interface [ interface-id ] [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface-id |
(任意)指定したインターフェイスのサービスインスタンス情報を表示します。 |
detail |
(任意)すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスのサービス インスタンスについての詳細情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、| exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ethernet service interface コマンドの出力を示します。
Switch# show ethernet service interface gigabitethernet0/1
GigabitEthernet0/1 PE2-G101
Switch# show ethernet service interface detail
Interface: FastEthernet0/1
EVC Map Type: Bundling-Multiplexing
Interface: FastEthernet0/2
EVC Map Type: Bundling-Multiplexing
Interface: FastEthernet0/3
EVC Map Type: Bundling-Multiplexing
Interface: GigabitEthernet0/1
EVC Map Type: Bundling-Multiplexing
Associated Service Instances:
Service-Instance-ID CE-VLAN
関連コマンド
|
|
service instance id ethernet |
イーサネット サービス インスタンスを定義し、インターフェイス コンフィギュレーション モードからイーサネット サービス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show facility-alarm relay major
指定されたリレー回路に関連付けられたファシリティ アラームを表示するには、 show facility-alarm relay major ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show facility-alarm relay major [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show facility-alarm relay minor コマンドの出力を示します。マイナー リレーのアラーム情報が表示されます。
Switch> show facility-alarm relay minor
Source Description Relay Time
Switch 1 Temp above secondary thresh MIN Mar 01 1993 00:0 1:17
show facility-alarm status
スイッチで生成されたアラームをすべて表示するには、 show facility-alarm status ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show facility-alarm status [ critical | info | major ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
critical |
(任意)クリティカルなファシリティ アラームのみを表示します。 |
info |
(任意)ファシリティ アラームをすべて表示します。 |
major |
(任意)主要なファシリティ アラーム以上をすべて表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show facility-alarm status コマンドの出力を示します。スイッチのアラーム情報を表示します。
Switch> show facility-alarm status
Source Severity Description Relay Time
FastEthernet1/3 MAJOR 2 Port Not Forwarding NONE Mar 01
show fcs-threshold
スイッチ インターフェイスのフレーム チェック シーケンス(FCS)ビットエラー レート設定を表示するには、show fcs-threshold ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show fcs-threshold [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
イーサネット標準の上限ビット エラー レートは 10-8 です。Cisco CGS 2520 スイッチで設定可能なビット エラー レートの範囲は 10-6 ~ 10-11 です。ビット エラー レートをスイッチに入力するには、正の指数を使用します。出力では正の指数が表示されます。9 と出力された場合、ビット エラー レートは 10-9 です。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show fcs-threshold コマンドの出力を示します。ここでは、ポートがすべてデフォルトの FCS しきい値に設定された出力を示します。
Switch# show fcs-threshold
show flowcontrol
フロー制御ステータスおよび統計情報を表示するには、 show flowcontrol ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show flowcontrol [ interface interface-id | module number ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface interface-id |
(任意)特定のインターフェイスのフロー制御ステータスおよび統計情報を表示します。 |
module number |
(任意)すべてのスイッチ上のインターフェイスのフロー制御ステータスと統計情報を表示します。有効なモジュール番号は 1 のみです。このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチまたは特定のインターフェイスのフロー制御ステータスおよび統計情報を表示するには、このコマンドを使用します。
スイッチ インターフェイス情報をすべて表示するには、 show flowcontrol コマンドを使用します。 show flowcontrol コマンドの出力結果は、 show flowcontrol module number コマンドの出力結果と同じになります。
特定のインターフェイスの情報を表示するには、 show flowcontrol interface interface-id コマンドを使用します。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show flowcontrol コマンドの出力を示します。
Port Send FlowControl Receive FlowControl RxPause TxPause
--------- -------- -------- -------- -------- ------- -------
Gi0/1 Unsupp. Unsupp. off off 0 0
Gi0/2 desired off off off 0 0
Gi0/3 desired off off off 0 0
次の例では、 show flowcontrol interface interface-id コマンドの出力を示します。
Switch> show flowcontrol interface gigabitethernet0/2
Port Send FlowControl Receive FlowControl RxPause TxPause
--------- -------- -------- -------- -------- ------- -------
Gi0/2 desired off off off 0 0
show idprom
ギガビット イーサネット インターフェイスの IDPROM 情報を表示するには、 show idprom ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show idprom { interface interface-id } [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface interface-id |
指定されたギガビット イーサネット インターフェイスの IDPROM 情報を表示します。 |
detail |
(任意)詳細な IDPROM 情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、ギガビット イーサネット インターフェイスにのみ適用され、SFP モジュール スロットに挿入されている SFP についての情報を表示します。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、ギガビット イーサネット インターフェイスの show idprom interface コマンドの出力を示します。
Switch# show idprom interface gigabitethernet0/1
-----------------------------------------------
Transceiver : 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00
Vendor Part Number : OD-BP1511-23SL2
Vendor Revision : 0x30 0x30 0x30 0x31
Vendor Serial Number : NEC08440067
-----------------------------------------------
-------------------------------------------------------
Embedded PHY : not present
SFP failed oper flag : 0x0
Sfp selection asic reg map
--------------------------------
-------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------------------
0000: 1140 Control Register : 0001 0001 0100 0000
0001: 6149 Control STATUS : 0110 0001 0100 1001
0002: 0141 Phy ID 1 : 0000 0001 0100 0001
0003: 0C92 Phy ID 2 : 0000 1100 1001 0010
0004: 01E1 Auto-Negotiation Advertisement : 0000 0001 1110 0001
0005: 0000 Auto-Negotiation Link Partner : 0000 0000 0000 0000
0006: 0004 Auto-Negotiation Expansion Reg : 0000 0000 0000 0100
0007: 2001 Next Page Transmit Register : 0010 0000 0000 0001
0008: 0000 Link Partner Next page Registe : 0000 0000 0000 0000
0009: 0F00 1000BASE-T Control Register : 0000 1111 0000 0000
000A: 0000 1000BASE-T Status Register : 0000 0000 0000 0000
000F: 0000 Extended Status Register : 0000 0000 0000 0000
0010: 6028 PHY Specific Control Register : 0110 0000 0010 1000
0011: 6CC8 PHY Specific Status Register : 0110 1100 1100 1000
0012: 0000 Interrupt Enable Register : 0000 0000 0000 0000
0013: 0700 PHY Specific Status Register2 : 0000 0111 0000 0000
0015: 01C0 Receive Error Counter : 0000 0001 1100 0000
0016: 0000 Page Address Register : 0000 0000 0000 0000
001A: 8040 PHY Specific Control Register2 : 1000 0000 0100 0000
show interfaces
すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスの管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、 show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用します。
show interfaces [ interface-id | vlan vlan-id ] [ accounting | capabilities [ module number ] | counters | description | etherchannel | flowcontrol | private-vlan mapping | rep | stats | status [ err-disabled ] | switchport [ backup | module number ] | transceivers | trunk ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface-id |
(任意)有効なインターフェイスは、物理ポート(タイプ、モジュール、およびポート番号を含む)やポート チャネルなどです。ポート チャネル範囲は 1 ~ 48 です。 |
vlan vlan-id |
(任意)VLAN ID です。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
accounting |
(任意)インターフェイスのアカウント情報(アクティブ プロトコル、入出力のパケット、オクテットを含む)を表示します。 |
capabilities |
(任意)すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスの性能(機能、インターフェイス上で設定可能なオプションを含む)を表示します。このオプションはコマンドラインのヘルプに表示されますが、VLAN ID に使用できません。 |
module number |
(任意)スイッチ上のすべてのインターフェイスの 機能 、 スイッチポート コンフィギュレーション、または トランシーバ 特性(上記のキーワードに対応)を表示します。有効なモジュール番号は 1 のみです。このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。 |
counters |
(任意) show interfaces counters コマンドを参照してください。 |
description |
(任意)特定のインターフェイスに設定された管理ステータスおよび説明を表示します。 |
etherchannel |
(任意)インターフェイス EtherChannel 情報を表示します。 |
flowcontrol |
(任意)インターフェイスのフロー制御情報を表示します。 |
private-vlan mapping |
(任意)VLAN スイッチ仮想インターフェイス(SVI)およびプライベート VLAN 混合ポートのプライベート VLAN マッピング情報を表示します。混合ポートは、ネットワーク ノード インターフェイス(NNI)である必要があります。キーワードは、スイッチでメトロ アクセス イメージまたはメトロ IP アクセス イメージが稼動している場合にのみ表示されます。 |
rep |
(任意) show interfaces rep コマンドを参照してください。 |
stats |
(任意)インターフェイスのスイッチング パスによる入出力パケットを表示します。 |
status |
(任意)インターフェイスのステータスを表示します。Type フィールドの unsupported のステータスは、他社製の小型フォーム ファクタ(SFP)モジュールがモジュール スロットに装着されていることを示しています。 |
err-disabled |
(任意)errdisable ステートのインターフェイスを表示します。 |
switchport |
(任意)ポート ブロッキング、ポート保護設定など、スイッチング(非ルーティング)ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示します。 |
backup |
(任意)スイッチ上の指定したインターフェイスまたはすべてのインターフェイスの、Flex Link バックアップ インターフェイス コンフィギュレーションおよびステータスを表示します。キーワードは、スイッチでメトロ アクセス イメージまたはメトロ IP アクセス イメージが稼動している場合にのみ表示されます。 |
transceivers |
(任意) show interfaces transceivers コマンドを参照してください。 |
trunk |
インターフェイス トランク情報を表示します。インターフェイスを指定しない場合は、アクティブなトランキング ポートの情報だけが表示されます。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
(注) crb、fair-queue、irb、mac-accounting、precedence、pruning random-detect、rate-limit、および shape キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングに表示されますが、サポートされていません。
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show interfaces capabilities コマンドに異なるキーワードを指定することで、次のような結果になります。
• スイッチ上のすべてのインターフェイスの性能を表示するには、 show interfaces capabilities module 1 を使用します。これ以外の番号の入力は無効です。
• 指定されたインターフェイスの機能を表示するには、 show interfaces interface-id capabilities を使用します。
• スイッチ上のすべてのインターフェイスの機能を表示するには、 show interfaces capabilities を使用します(モジュール番号またはインターフェイス ID の指定なし)。
• スイッチ上のすべてのインターフェイスのスイッチ ポート特性を表示するには、 show interface switchport module 1 を使用します。これ以外の番号の入力は無効です。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、インターフェイスに対する show interfaces コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/2
GigabitEthernet0/2 is down, line protocol is down
Hardware is Gigabit Ethernet, address is 0009.43a7.d085 (bia 0009.43a7.d085)
MTU 1500 bytes, BW 10000 Kbit, DLY 1000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
input flow-control is off, output flow-control is off
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00 Last input never, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Output queue :0/40 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
2 packets input, 1040 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
0 watchdog, 0 multicast, 0 pause input
0 input packets with dribble condition detected
4 packets output, 1040 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 3 interface resets
0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier, 0 PAUSE output
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
次の例では、 show interfaces accounting コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces accounting
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
IP 1094395 131900022 559555 84077157
Spanning Tree 283896 17033760 42 2520
ARP 63738 3825680 231 13860
Interface Vlan2 is disabled
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
Protocol Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
次の例では、インターフェイスの show interfaces capabilities コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/2 capabilities
Type: 10/100/1000BaseTX SFP
Trunk encap. type: 802.1Q
Trunk mode: on,off,desirable,nonegotiate
Broadcast suppression: percentage(0-100)
Flowcontrol: rx-(off,on,desired),tx-(none)
QoS scheduling: rx-(not configurable on per port basis),tx-(4q2t)
次の例では、 description インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスを Connects to Marketing として指定した場合の show interfaces interface-id description コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/2 description
Interface Status Protocol Description
Gi0/2 up down Connects to Marketing
次の例では、スイッチにポート チャネルが設定されている場合の show interfaces etherchannel コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces etherchannel
Age of the Port-channel = 03d:20h:17m:29s
Logical slot/port = 10/1 Number of ports = 0
GC = 0x00000000 HotStandBy port = null
Port state = Port-channel Ag-Not-Inuse
Age of the Port-channel = 03d:20h:17m:29s
Logical slot/port = 10/2 Number of ports = 0
GC = 0x00000000 HotStandBy port = null
Port state = Port-channel Ag-Not-Inuse
Age of the Port-channel = 03d:20h:17m:29s
Logical slot/port = 10/3 Number of ports = 0
GC = 0x00000000 HotStandBy port = null
Port state = Port-channel Ag-Not-Inuse
次の例では、プライベート VLAN のプライマリ VLAN が VLAN 10 で、セカンダリ VLAN が VLAN 501 と 502 の場合の show interfaces private-vlan mapping コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces private-vlan mapping
Interface Secondary VLAN Type
--------- -------------- -----------------
次の例では、指定した VLAN インターフェイスの show interfaces stats コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces vlan 1 stats
Switching path Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
Processor 1165354 136205310 570800 91731594
Total 1165354 136205310 570800 91731594
次の例では、 show interfaces status コマンドの出力の一部を示します。すべてのインターフェイスのステータスが表示されます。
Switch# show interfaces status
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Fa0/1 connected 1 a-full a-100 10/100BaseTX
Fa0/2 connected 1 a-full a-100 10/100BaseTX
Fa0/3 notconnect 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/4 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/5 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/6 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/7 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/8 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/9 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/10 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/11 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/12 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/13 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/14 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/15 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/16 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/17 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/18 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/19 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/20 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/21 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/22 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/23 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/24 disabled 1 auto auto 10/100BaseTX
Gi0/1 notconnect 1 auto auto 10/100/1000Ba
Gi0/2 connected vl-err-dis a-full a-1000 10/100/1000BaseTX
次の例では、プライベート VLAN が設定されている場合の特定のインターフェイスの show interfaces status コマンドの出力を示します。ポート 22 をプライベート VLAN ホスト ポートとして設定しています。ポート 22 は、プライマリ VLAN 20 とセカンダリ VLAN 25 に関連付けられます。
Switch# show interfaces fastethernet0/22 status
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Fa0/22 connected 20,25 a-full a-100 10/100BaseTX
次の例では、ポート 2 がプライベート VLAN 混合ポートとして設定されています。この出力は、プライマリ VLAN 20 だけを表示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/2 status
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Gi0/2 connected 20 a-full a-100 10/100/1000BaseTX
次の例では、インターフェイスに対する show interfaces status err-disabled コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/2 status err-disabled
Port Name Status Reason Err-disabled Vlans
Gi0/2 connected elmi evc down 1,200
次の例では、単一のポートの show interfaces switchport コマンドの出力を示します。 表 2-14 に、この出力で表示されるフィールドの説明を示します。
(注) プライベート VLAN トランクはこのリリースではサポートされないため、フィールドは適用されません。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/1 switchport
Administrative Mode: static access
Operational Mode: static access
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Operational Trunking Encapsulation: native
Negotiation of Trunking: Off
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
Administrative Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan host-association: none
Administrative private-vlan mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk private VLANs: none
Operational private-vlan: none
Trunking VLANs Enabled: ALL
Capture VLANs Allowed: ALL
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
Administrative Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan host-association: none
Administrative private-vlan mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk private VLANs: none
Operational private-vlan: none
Trunking VLANs Enabled: ALL
Capture VLANs Allowed: ALL
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
表 2-14 show interfaces switchport のフィールドの説明
|
|
Name |
ポートの名前を表示します。 |
Switchport |
ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示します。この出力の場合、ポートはスイッチポート モードです。 |
Administrative Mode Operational Mode |
管理モードおよび動作モードを表示します。 |
Administrative Trunking Encapsulation Negotiation of Trunking |
管理上および運用上のカプセル化方式、およびトランキング ネゴシエーションがイネーブルかどうかを表示します。 |
Access Mode VLAN |
ポートを設定する VLAN ID を表示します。 |
Trunking Native Mode VLAN |
ネイティブ モードのトランクの VLAN ID を一覧表示します。 |
Administrative Native VLAN tagging |
VLAN タギングがイネーブルになっているかどうかを表示します。 |
Administrative private-vlan host-association |
プライベート VLAN ホスト ポートの管理 VLAN のアソシエーションを表示します。 |
Administrative private-vlan mapping |
プライベート VLAN 混合ポートの管理 VLAN のマッピングを表示します。 |
Operational private-vlan |
プライベート VLAN の動作ステータスを表示します。 |
Trunking VLANs enabled |
トランク上のアクティブ VLAN を一覧表示します。 |
Capture VLANs allowed |
トランク上の許可 VLAN を一覧表示します。 |
Unknown unicast blocked Unknown multicast blocked |
不明なマルチキャストおよび不明なユニキャスト トラフィックがインターフェイス上でブロックされているかどうかを表示します。 |
次の例では、プライベート VLAN 混合ポートとして設定されたポートの show interfaces switchport コマンドの出力を示します。プライマリ VLAN 20 は、セカンダリ VLAN 25、30、35 にマッピングされます。
Switch# show interface gigabitethernet0/2 switchport
Administrative Mode: private-vlan promiscuous
Operational Mode: private-vlan promiscuous
Administrative Trunking Encapsulation: negotiate
Operational Trunking Encapsulation: native
Negotiation of Trunking: Off
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
Administrative Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan host-association: none
Administrative private-vlan mapping: 20 (VLAN0020) 25 (VLAN0025) 30 (VLAN0030) 35 (VLAN0035)
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk private VLANs: none
Operational private-vlan:
20 (VLAN0020) 25 (VLAN0025)
次の例では、Flex Link インターフェイスがダウンして(LINK_DOWN)、このインターフェイスで優先される VLAN は Flex Link ペアのピア インターフェイスに移動する場合の show interfaces switchport backup コマンドの出力を示します。この例では、インターフェイス Gi0/6 がダウンすると、Gi0/8 が Flex Link ペアのすべての VLAN を伝送します。
Switch#show interfaces switchport backup
Switch Backup Interface Pairs:
Active Interface Backup Interface State
------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet2/0/6 GigabitEthernet0/8 Active Down/Backup Up
Vlans Preferred on Active Interface: 1-50
Vlans Preferred on Backup Interface: 60, 100-120
次の例では、 show interfaces switchport backup コマンドの出力を示します。この例では、スイッチで VLAN 1 ~ 50、60、100 ~ 120 が設定されています。
Switch(config)# interface gigabitEthernet 0/6
Switch(config-if)# switchport backup interface gigabitEthernet 0/8 prefer vlan 60,100-120
両方のインターフェイスが動作中の場合は、G/0/8 が VLAN 60 および VLAN 100 ~ 120 のトラフィックを転送し、Gi0/6 が VLAN 1 ~ 50 のトラフィックを転送します。
Switch#show interfaces switchport backup
Switch Backup Interface Pairs:
Active Interface Backup Interface State
------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet0/6 GigabitEthernet2/0/8 Active Up/Backup Up
Vlans on Interface Gi 0/6: 1-50
Vlans on Interface Gi 0/8: 60, 100-120
Flex Link インターフェイスがダウンすると(LINK_DOWN)、このインターフェイスで優先される VLAN は、Flex Link ペアのピア インターフェイスに移動します。この例では、インターフェイス Gi0/6 がダウンすると、Gi0/8 が Flex Link ペアのすべての VLAN を伝送します。
Switch#show interfaces switchport backup
Switch Backup Interface Pairs:
Active Interface Backup Interface State
------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet0/6 GigabitEthernet0/8 Active Down/Backup Up
Vlans on Interface Gi 0/6:
Vlans on Interface Gi 0/8: 1-50, 60, 100-120
Flex Link インターフェイスがアップになると、このインターフェイスで優先される VLAN はピア インターフェイスでブロックされ、アップしたインターフェイスでフォワーディング ステートになります。この例では、インターフェイス Gi0/6 が再び稼動し始めると、このインターフェイスで優先される VLAN がピア インターフェイス Gi0/8 でブロックされ、Gi0/6 に転送されます。
Switch#show interfaces switchport backup
Switch Backup Interface Pairs:
Active Interface Backup Interface State
------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet20/6 GigabitEthernet0/8 Active Up/Backup Up
Vlans on Interface Gi 0/6: 1-50
Vlans on Interface Gi 0/8: 60, 100-120
次の例では、 show interfaces interface-id trunk コマンドの出力を示します。ポートのトランキング情報が表示されます。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/1 trunk
Port Mode Encapsulation Status Native vlan
Gi0/1 auto negotiate trunking 1
Port Vlans allowed on trunk
Port Vlans allowed and active in management domain
Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
show interfaces counters
スイッチまたは指定されたインターフェイスの各カウンタを表示するには、 show interfaces counters 特権 EXEC コマンドを使用します。
show interfaces [ interface-id | vlan vlan-id ] counters [ errors | trunk ] [ module switch- number ] | etherchannel | protocol status ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface-id |
(任意)物理インターフェイスの ID(タイプ、モジュール、ポート番号を含む)。 |
errors |
(任意)エラー カウンタを表示します。 |
trunk |
(任意)トランク カウンタを表示します。 |
module switch- number |
(任意)指定されたスイッチ番号のカウンタを表示します。使用可能な値は 1 のみです。 |
etherchannel |
(任意)送受信されたオクテット、ブロードキャスト パケット、マルチキャスト パケット、およびユニキャスト パケットなど、EtherChannel カウンタを表示します。 |
protocol status |
(任意)インターフェイスでイネーブルになっているプロトコルのステータスを表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
(注) vlan vlan-id キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングには表示されますが、サポートされていません。
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
キーワードを入力しない場合は、すべてのインターフェイスのすべてのカウンタが表示されます。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show interfaces counters コマンドの出力の一部を示します。スイッチのすべてのカウンタが表示されます。
Switch# show interfaces counters
Port InOctets InUcastPkts InMcastPkts InBcastPkts
次の例では、すべてのインターフェイスに対する show interfaces counters protocol status コマンドの出力の一部を示します。
Switch# show interfaces counters protocol status
FastEthernet0/1: Other, IP, ARP, CDP
FastEthernet0/2: Other, IP
FastEthernet0/3: Other, IP
FastEthernet0/4: Other, IP
FastEthernet0/5: Other, IP
FastEthernet0/6: Other, IP
FastEthernet0/7: Other, IP
FastEthernet0/8: Other, IP
FastEthernet0/9: Other, IP
FastEthernet0/10: Other, IP, CDP
次の例では、 show interfaces counters trunk コマンドの出力を示します。すべてのインターフェイスのトランク カウンタが表示されます。
Switch# show interfaces counters trunk
Port TrunkFramesTx TrunkFramesRx WrongEncap
show interfaces rep
指定されたインターフェイスまたはすべてのインターフェイスについての Resilient Ethernet Protocol(REP; レジリエント イーサネット プロトコル)設定およびステータスを表示するには、 show interfaces rep ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show interfaces [ interface-id ] rep [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface-id |
(任意)指定された物理インターフェイスまたはポート チャネル ID についての REP 設定およびステータスを表示します。 |
detail |
(任意)詳細な REP 設定およびステータス情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show interface rep [ detail ] コマンドの出力で、 Open 、 Fail 、または AP(代替ポート)ステートに加えて、Port Role に Fail Logical Open ( FailLogOpen )または Fail No Ext Neighbor ( FailNoNbr )と表示される場合があります。これらのステートは、ポートは物理的にアップしているが、ネイバー ポートで REP が設定されていないことを示しています。この場合、設定中の接続性を維持するために、1 つのポートがデータ パスについてフォワーディング ステートに移行します。このポートの Port Role は Fail Logical Open と表示され、ポートはすべての VLAN 上のすべてのデータ トラフィックを転送します。障害が発生した別の Port Role には Fail No Ext Neighbor と表示され、このポートはすべての VLAN のトラフィックをブロックします。
障害が発生したポートのための外部ネイバーが設定されると、障害が発生したポートは代替ポート状態遷移を経て、代替ポート選択メカニズムに基づいて、最終的に Open ステートに移るか代替ポートのままになります。
show interfaces rep コマンドの出力では、エッジ、ネイバーなしに設定されているポートは Primary Edge または Secondary Edge の前にアスタリスク(*)で示されます。 show interfaces rep detail コマンドの出力では、 No-Neighbor と表示されます。
このコマンドの出力は show tech-support 特権 EXEC コマンドの出力にも含まれています。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show interface rep コマンドの出力を示します。
Switch # show interface rep
Interface Seg-id Type LinkOp Role
---------------------- ------ ------------ ----------- ----
GigabitEthernet 0/1 1 Primary Edge TWO_WAY Open
GigabitEthernet 0/2 1 Edge TWO_WAY Open
FastEthernet 0/4 2 INIT_DOWN Fail
次の例では、エッジ ポートに REP ネイバーがない構成の場合の show interface rep コマンドの出力を示します。 Primary Edge の横にアスタリスク(*)が記されている点に注目してください。
Switch# show interface rep
Interface Seg-id Type LinkOp Role
---------------------- ------ -------------- ----------- ----
GigabitEthernet0/1 2 TWO_WAY Open
GigabitEthernet0/2 2 Primary Edge* TWO_WAY Open
次の例では、外部ネイバーが設定されていないときの show interface rep コマンドの出力を示します。
Switch # show interface rep
Interface Seg-id Type LinkOp Role
---------------------- ------ ------------ ----------- ----
GigabitEthernet0/1 1 NO_NEIGHBOR FailNoNbr
GigabitEthernet0/2 2 NO_NEIGHBOR FailLogOpen
次の例では、指定されたインターフェイスについての show interface rep detail コマンドの出力を示します。
Switch # show interface gigabitethernet0/2 rep detail
GigabitEthernet0/2 REP enabled
Operational Link Status: INIT_DOWN
Current Key: 00000000000000000000
Preempt Delay Timer: disabled
LSL Ageout Timer: 5000 ms
Configured Load-balancing Block Port: 1234567890123456
Configured Load-balancing Block VLAN: 1-4094
BPA (STCN, LSL) TLV rx: 0, tx: 0
BPA (STCN, HFL) TLV rx: 0, tx: 0
EPA-ELECTION TLV rx: 0, tx: 0
EPA-COMMAND TLV rx: 0, tx: 0
EPA-INFO TLV rx: 0, tx: 0
関連コマンド
|
|
rep segment |
インターフェイス上で REP をイネーブルにし、セグメント ID を割り当てます。このコマンドは、ポートをエッジ ポート、プライマリ エッジ ポート、または優先ポートとして設定するためにも使用されます。 |
show rep topology [ detail ] |
プライマリ エッジ ポートとして設定および選択されたポートを含む、セグメント内のすべてのポートに関する情報を表示します。 |
show interfaces transceivers
小型フォーム ファクタ(SFP)モジュール インターフェイスの物理プロパティを表示するには、 show interfaces transceivers 特権 EXEC コマンドを使用します。
show interfaces [ interface-id ] transceiver [ detail | module number | properties | supported-list | threshold-table ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface-id |
(任意)物理インターフェイスの設定とステータスを表示します。 |
detail |
(任意)(スイッチにインストールされている場合)Digital Optical Monitoring(DoM)対応トランシーバの高低値やアラーム情報などの、調整プロパティを表示します。 |
supported-list |
(任意)サポートされる DoM トランシーバをすべて表示します。 |
threshold-table |
(任意)アラームおよび警告しきい値テーブルを表示します。 コマンドを入力します。 |
module number |
(任意)スイッチのモジュールのインターフェイスへの表示を制限します。指定できる範囲は 1 ~ 9 です。このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。 |
properties |
( 任意)インターフェイスの速度、デュプレックス、およびインライン パワー設定を表示します。 |
threshold-table |
(任意)アラームおよび警告しきい値テーブルを表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show interfaces transceiver threshold-table と show interfaces transceiver detail の出力に表示されるしきい値は、同じではありません。 show interfaces transceiver threshold-table コマンドの出力に表示されるしきい値は Cisco IOS にハードコーディングされている値であり、サポートされていません。
show interfaces transceiver detail コマンドの出力に表示されるしきい値は SFP EEPROM から読み込まれ、サポートされます。トランシーバのしきい値を表示する場合は、常に show interfaces transceiver detail コマンドを使用する必要があります。
DOM しきい値は EEPROM からのパラメータがしきい値を超えた場合にトラップを送信するためのメカニズムを提供します。ファームウェアは、温度、電圧、送信電力および受信電力を含むリアルタイム値を SFP EEPROM から読み込み、これらの値を製品のアラームおよび警告しきい値と比較します。トランシーバ トラップがイネーブルの場合にしきい値を超えると、トラップが 10 分ごとに送信されます。
CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB での entSensorThresholdTable の読み取りおよびしきい値違反時の SNMP 通知は、Cisco IOS Release 12.2(52)SE 以降でのみサポートされています。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show interfaces interface-id transceiver properties コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/1 transceiver properties
Administrative Speed: auto
Administrative Duplex: auto
Administrative Power Inline: enable
Administrative Auto-MDIX: off
Operational Auto-MDIX: off
次の例では、 show interfaces interface-id transceiver detail コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces gigabitethernet0/3 transceiver detail
ITU Channel not available (Wavelength not available),
Transceiver is externally calibrated.
mA:milliamperes, dBm:decibels (milliwatts), N/A:not applicable.
++:high alarm, +:high warning, -:low warning, -- :low alarm.
A2D readouts (if they differ), are reported in parentheses.
The threshold values are uncalibrated.
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Temperature Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (Celsius) (Celsius) (Celsius) (Celsius) (Celsius)
------- ------------------ ---------- --------- --------- ---------
Gi0/3 41.5 110.0 103.0 -8.0 -12.0
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Voltage Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (Volts) (Volts) (Volts) (Volts) (Volts)
------- --------------- ---------- --------- --------- ---------
Gi0/3 3.20 4.00 3.70 3.00 2.95
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Current Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (milliamperes) (mA) (mA) (mA) (mA)
------- ----------------- ---------- --------- --------- ---------
Gi0/3 31.0 84.0 70.0 4.0 2.0
次の例では、 show interfaces transceiver dom-supported-list コマンドの出力を示します。
Switch# show interfaces transceiver dom-supported-list
Transceiver Type Cisco p/n min version
------------------ -------------------------
次の例では、 show interfaces transceiver threshold-table コマンドの出力を示します。これらは IOS ソフトウェアにプログラムされたしきい値であり、アラームの決定に使用されないことに注意してください。
Optical Tx Optical Rx Temp Laser Bias Voltage
------------- ------------- ------ ------------ ---------
Min1 -0.50 -28.50 0 N/A 4.50
Min2 -0.30 -28.29 5 N/A 4.75
Max2 3.29 -6.69 60 N/A 5.25
Max1 3.50 6.00 70 N/A 5.50
Min1 -0.50 -28.50 0 N/A 3.00
Min2 -0.30 -28.29 5 N/A 3.09
Max2 4.30 -9.50 60 N/A 3.59
Max1 4.50 9.30 70 N/A 3.70
Min1 N/A -28.50 0 N/A 4.50
Min2 N/A -28.29 5 N/A 4.75
Max2 N/A -6.69 60 N/A 5.25
Max1 N/A 6.00 70 N/A 5.50
Min1 -1.50 -24.50 0 N/A N/A
Min2 -1.29 -24.29 5 N/A N/A
Max2 3.29 -6.69 60 N/A N/A
Max1 3.50 4.00 70 N/A N/A
Min1 -1.50 -24.50 0 N/A N/A
Min2 -1.29 -24.29 5 N/A N/A
Max2 3.29 -6.69 60 N/A N/A
Max1 3.50 4.00 70 N/A N/A
Min1 -1.50 -24.50 0 N/A N/A
Min2 -1.29 -24.29 5 N/A N/A
Max2 3.29 -6.69 60 N/A N/A
Max1 3.50 4.00 70 N/A N/A
show inventory
ハードウェアの製品識別(PID)情報を表示するには、 show inventory ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show inventory [ entity-name | raw ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
entity-name |
(任意)指定されたエンティティを表示します。たとえば、小型フォーム ファクタ(SFP)モジュールが取り付けられているインターフェイス(gigabitethernet 0/x など)を入力してその ID を表示します。 |
raw |
(任意)デバイスのすべてのエンティティを表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
コマンドでは大文字と小文字が区別されます。引数がない場合、 show inventory コマンドは製品 ID を持つすべての識別可能なエンティティのコンパクト表示を生成します。エンティティの場所(スロット ID)、エンティティの説明、および PID、バージョン ID(VID)、シリアル番号(SN)を含むそのエンティティの Unique Device Indicator(UDI)が表示されます。
多くのレガシー SFP には PID と VID がプログラミングされていません。
(注) PID がない場合は、show inventory コマンドを入力しても出力は表示されません。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show inventory コマンドの出力を示します。
NAME: "1", DESCR: "model-id"
PID: model-id , VID:Vo1 , SN: FSJC0407839
NAME: "GigabitEthernet0/1", DESCR: "100BaseBX-10U SFP"
PID: , VID: , SN: NEC08440067
NAME: "GigabitEthernet0/2", DESCR: "10/100/1000BaseTX SFP"
PID: , VID: , SN: 00000MTC0839048G
show ip arp inspection
ダイナミック Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)検査の設定および動作ステート、あるいはすべての VLAN または指定されたインターフェイスや VLAN に対するこの機能のステータスを表示するには、 show ip arp inspection 特権 EXEC コマンドを使用します。
show ip arp inspection [ interfaces [ interface-id ] | log | statistics [ vlan vlan-range ] | vlan vlan-rang e] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interfaces [ interface-id ] |
(任意)指定されたインターフェイスまたはすべてのインターフェイスの ARP パケットの信頼状態およびレート制限を表示します。有効なインターフェイスには、物理ポートとポート チャネルが含まれます。 |
log |
(任意)ダイナミック ARP 検査ログ バッファの設定と内容を表示します。 |
statistics [ vlan vlan-range ] |
(任意)指定された VLAN の転送済みパケット、ドロップ済みパケット、MAC 検証に失敗したパケット、IP 検証に失敗したパケット、Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)によって許可および拒否されたパケット、DHCP によって許可および拒否されたパケットの統計情報を表示します。VLAN が指定されていない場合、または範囲が指定されている場合は、ダイナミック ARP 検査がイネーブルにされた(アクティブ)VLAN だけの情報を表示します。 VLAN ID 番号で識別された 1 つの VLAN、それぞれをハイフンで区切った VLAN 範囲、またはカンマで区切った一連の VLAN を指定できます。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
vlan vlan-range |
(任意)指定された VLAN のダイナミック ARP 検査の設定および動作ステートを表示します。VLAN が指定されていない場合、または範囲が指定されている場合は、ダイナミック ARP 検査がイネーブルにされた(アクティブ)VLAN だけの情報を表示します。 VLAN ID 番号で識別された 1 つの VLAN、それぞれをハイフンで区切った VLAN 範囲、またはカンマで区切った一連の VLAN を指定できます。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、| exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ip arp inspection コマンドの出力を示します。
Switch# show ip arp inspection
Source Mac Validation : Disabled
Destination Mac Validation : Disabled
IP Address Validation : Enabled
Vlan Configuration Operation ACL Match Static ACL
---- ------------- --------- --------- ----------
1 Enabled Active deny-all No
Vlan ACL Logging DHCP Logging Probe Logging
---- ----------- ------------ -------------
Vlan Forwarded Dropped DHCP Drops ACL Drops
---- --------- ------- ---------- ---------
Vlan DHCP Permits ACL Permits Probe Permits Source MAC Failures
---- ------------ ----------- ------------- -------------------
Vlan Dest MAC Failures IP Validation Failures Invalid Protocol Data
---- ----------------- ---------------------- ---------------------
次の例では、 show ip arp inspection interfaces コマンドの出力を示します。
Switch# show ip arp inspection interfaces
Interface Trust State Rate (pps) Burst Interval
--------------- ----------- ---------- --------------
次の例では、 show ip arp inspection interfaces interface-id コマンドの出力を示します。
Switch# show ip arp inspection interfaces gigabitethernet0/1
Interface Trust State Rate (pps) Burst Interval
--------------- ----------- ---------- --------------
次の例では、 show ip arp inspection log コマンドの出力を示します。バッファがクリアされる前のログ バッファの内容を表示します。
Switch# show ip arp inspection log
Total Log Buffer Size : 32
Syslog rate : 10 entries per 300 seconds.
Interface Vlan Sender MAC Sender IP Num Pkts Reason Time
---------- ---- -------------- --------------- --------- ----------- ----
Gi0/1 5 0003.0000.d673 192.2.10.4 5 DHCP Deny 19:39:01 UTC Mon Mar 1 1993
Gi0/1 5 0001.0000.d774 128.1.9.25 6 DHCP Deny 19:39:02 UTC Mon Mar 1 1993
Gi0/1 5 0001.c940.1111 10.10.10.1 7 DHCP Deny 19:39:03 UTC Mon Mar 1 1993
Gi0/1 5 0001.c940.1112 10.10.10.2 8 DHCP Deny 19:39:04 UTC Mon Mar 1 1993
Gi0/1 5 0001.c940.1114 173.1.1.1 10 DHCP Deny 19:39:06 UTC Mon Mar 1 1993
Gi0/1 5 0001.c940.1115 173.1.1.2 11 DHCP Deny 19:39:07 UTC Mon Mar 1 1993
Gi0/1 5 0001.c940.1116 173.1.1.3 12 DHCP Deny 19:39:08 UTC Mon Mar 1 1993
ログ バッファがオーバーフローする場合は、ログ イベントがログ バッファに収まらないことを意味しており、 show ip arp inspection log 特権 EXEC コマンドの出力が影響を受けます。パケット数および時間以外のすべてのデータの代わりに -- が表示されます。このエントリには、これ以外の統計情報が提供されません。出力にこのエントリが表示される場合は、ログ バッファのエントリ数を増やすか、 ip arp inspection log-buffer グローバル コンフィギュレーション コマンドでロギング レートを増やします。
次の例では、 show ip arp inspection statistics コマンドの出力を示します。ダイナミック ARP 検査によって処理されたすべてのアクティブ VLAN のパケットの統計情報を表示します。
Switch# show ip arp inspection statistics
Vlan Forwarded Dropped DHCP Drops ACL Drops
---- --------- ------- ---------- ---------
Vlan DHCP Permits ACL Permits Source MAC Failures
---- ------------ ----------- -------------------
Vlan Dest MAC Failures IP Validation Failures
---- ----------------- ----------------------
show ip arp inspection statistics コマンドでは、スイッチは信頼されたダイナミック ARP 検査ポート上の各 ARP 要求および応答パケットの転送済みパケット数を増加させます。スイッチは、送信元 MAC、宛先 MAC、または IP 検証チェックによって拒否された各パケットの ACL または DHCP 許可済みパケット数を増加させ、適切な失敗数を増加させます。
次の例では、 show ip arp inspection statistics vlan 5 コマンドの出力を示します。ダイナミック ARP 検査によって処理された VLAN 5 のパケットの統計情報を表示します。
Switch# show ip arp inspection statistics vlan 5
Vlan Forwarded Dropped DHCP Drops ACL Drops
---- --------- ------- ---------- ---------
Vlan DHCP Permits ACL Permits Source MAC Failures
---- ------------ ----------- -------------------
Vlan Dest MAC Failures IP Validation Failures Invalid Protocol Data
---- ----------------- ---------------------- ---------------------
次の例では、 show ip arp inspection vlan 5 コマンドの出力を示します。VLAN 5 のダイナミック ARP 検査の設定および動作ステートを表示します。
Switch# show ip arp inspection vlan 5
Source Mac Validation :Enabled
Destination Mac Validation :Enabled
IP Address Validation :Enabled
Vlan Configuration Operation ACL Match Static ACL
---- ------------- --------- --------- ----------
5 Enabled Active second No
Vlan ACL Logging DHCP Logging
---- ----------- ------------
show ip dhcp snooping
DHCP スヌーピング設定を表示するには、 show ip dhcp snooping ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ip dhcp snooping [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ip dhcp snooping コマンドの出力を示します。
Switch> show ip dhcp snooping
Switch DHCP snooping is enabled
DHCP snooping is configured on following VLANs:
Insertion of option 82 is enabled
Option 82 on untrusted port is allowed
Verification of hwaddr field is enabled
Interface Trusted Rate limit (pps)
------------------------ ------- ----------------
GigabitEthernet0/1 yes unlimited
GigabitEthernet0/2 yes unlimited
show ip dhcp snooping binding
スイッチ上にあるすべてのインターフェイスの DHCP スヌーピング バインディング データベースと設定情報を表示するには、 show ip dhcp snooping binding ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ip dhcp snooping binding [ ip-address ] [ mac-address ] [ interface interface-id ] [ vlan vlan-id ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
ip-address |
(任意)バインディング エントリ IP アドレスを指定します。 |
mac-address |
(任意)バインディング エントリ MAC アドレスを指定します。 |
interface interface-id |
(任意)バインディング入力インターフェイスを指定します。 |
vlan vlan-id |
(任意)バインディング エントリ VLAN を指定します。 |
| begin |
expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
指定した expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show ip dhcp snooping binding コマンドの出力は、ダイナミックに設定されたバインディングだけを表示します。DHCP スヌーピング バインディング データベース内のダイナミックおよびスタティックに設定されたバインディングを表示するには、 show ip source binding 特権 EXEC コマンドを使用します。
DHCP スヌーピングがイネーブルでインターフェイスがダウン ステートに変更された場合、静的に設定されたバインディングは削除されません。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、スイッチの DHCP スヌーピング バインディング エントリを表示する方法を示します。
Switch> show ip dhcp snooping binding
MacAddress IpAddress Lease(sec) Type VLAN Interface
------------------ --------------- ---------- ------------- ---- --------------------
01:02:03:04:05:06 10.1.2.150 9837 dhcp-snooping 20 GigabitEthernet0/1
00:D0:B7:1B:35:DE 10.1.2.151 237 dhcp-snooping 20 GigabitEthernet0/2
Total number of bindings: 2
次の例では、特定の IP アドレスの DHCP スヌーピング バインディング エントリを表示する方法を示します。
Switch> show ip dhcp snooping binding 10.1.2.150
MacAddress IpAddress Lease(sec) Type VLAN Interface
------------------ --------------- ---------- ------------- ---- --------------------
01:02:03:04:05:06 10.1.2.150 9810 dhcp-snooping 20 GigabitEthernet0/1
Total number of bindings: 1
次の例では、特定の MAC アドレスの DHCP スヌーピング バインディング エントリを表示する方法を示します。
Switch> show ip dhcp snooping binding 0102.0304.0506
MacAddress IpAddress Lease(sec) Type VLAN Interface
------------------ --------------- ---------- ------------- ---- --------------------
01:02:03:04:05:06 10.1.2.150 9788 dhcp-snooping 20 GigabitEthernet0/2
Total number of bindings: 1
次の例では、ポートの DHCP スヌーピング バインディング エントリを表示する方法を示します。
Switch> show ip dhcp snooping binding interface gigabitethernet0/2
MacAddress IpAddress Lease(sec) Type VLAN Interface
------------------ --------------- ---------- ------------- ---- --------------------
00:30:94:C2:EF:35 10.1.2.151 290 dhcp-snooping 20 GigabitEthernet0/2
Total number of bindings: 1
次の例では、VLAN 20 の DHCP スヌーピング バインディング エントリを表示する方法を示します。
Switch> show ip dhcp snooping binding vlan 20
MacAddress IpAddress Lease(sec) Type VLAN Interface
------------------ --------------- ---------- ------------- ---- --------------------
01:02:03:04:05:06 10.1.2.150 9747 dhcp-snooping 20 GigabitEthernet0/1
00:00:00:00:00:02 10.1.2.151 65 dhcp-snooping 20 GigabitEthernet0/2
Total number of bindings: 2
表 2-15 に、 show ip dhcp snooping binding コマンド出力のフィールドの説明を示します。
表 2-15 show ip dhcp snooping binding コマンド出力
|
|
MacAddress |
クライアント ハードウェアの MAC アドレス |
IpAddress |
DHCP サーバに割り当てられたクライアント IP アドレス |
Lease(sec) |
IP アドレスに対する残りのリース時間 |
Type |
バインディング タイプ |
VLAN |
クライアント インターフェイスの VLAN 番号 |
Interface |
DHCP クライアント ホストに接続するインターフェイス |
Total number of bindings |
スイッチに設定される合計バインディング数 (注) コマンド出力では、合計バインディング数が表示されないこともあります。たとえば、200 バインディングがスイッチに設定されてすべてのバインディングが表示される前に表示を停止させた場合、合計数は変更されません。 |
show ip dhcp snooping database
DHCP スヌーピング バインディング データベース エージェントのステータスを表示するには、 show ip dhcp snooping database ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ip dhcp snooping database [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
detail |
(任意)詳細なステータスと統計情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、 show ip dhcp snooping database コマンドの出力を示します。
Switch> show ip dhcp snooping database
Write delay Timer : 300 seconds
Abort Timer : 300 seconds
Delay Timer Expiry : Not Running
Abort Timer Expiry : Not Running
Last Succeded Time : None
Last Failed Reason : No failure recorded.
Total Attempts : 0 Startup Failures : 0
Successful Transfers : 0 Failed Transfers : 0
Successful Reads : 0 Failed Reads : 0
Successful Writes : 0 Failed Writes : 0
次の例では、 show ip dhcp snooping database detail コマンドの出力を示します。
Switch# show ip dhcp snooping database detail
Agent URL : tftp://10.1.1.1/directory/file
Write delay Timer : 300 seconds
Abort Timer : 300 seconds
Delay Timer Expiry : 7 (00:00:07)
Abort Timer Expiry : Not Running
Last Succeded Time : None
Last Failed Time : 17:14:25 UTC Sat Jul 7 2001
Last Failed Reason : Unable to access URL.
Total Attempts : 21 Startup Failures : 0
Successful Transfers : 0 Failed Transfers : 21
Successful Reads : 0 Failed Reads : 0
Successful Writes : 0 Failed Writes : 21
First successful access: Read
Last ignored bindings counters :
Binding Collisions : 0 Expired leases : 0
Invalid interfaces : 0 Unsupported vlans : 0
Total ignored bindings counters:
Binding Collisions : 0 Expired leases : 0
Invalid interfaces : 0 Unsupported vlans : 0
show ip dhcp snooping statistics
DHCP スヌーピング統計情報をサマリー形式または詳細形式で表示するには、 show ip dhcp snooping statistics ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ip dhcp snooping statistics [ detail ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
detail |
(任意)詳細な統計情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ip dhcp snooping statistics コマンドの出力を示します。
Switch> show ip dhcp snooping statistics
Packets Dropped From untrusted ports = 0
次の例では、 show ip dhcp snooping statistics detail コマンドの出力を示します。
Switch> show ip dhcp snooping statistics detail
Packets Processed by DHCP Snooping = 0
Interface is in errdisabled = 0
Received on untrusted ports = 0
Source mac not equal to chaddr = 0
Insertion of opt82 fail = 0
Unknown output interface = 0
Reply output port equal to input port = 0
Packet denied by platform = 0
表 2-16 に、DHCP スヌーピング統計情報およびその説明を示します。
表 2-16 DHCP スヌーピング統計情報
|
|
Packets Processed by DHCP Snooping |
転送されたパケットおよびドロップされたパケットも含めて、DHCP スヌーピングによって処理されたパケットの合計数。 |
Packets Dropped Because IDB not known |
パケットの入力インターフェイスを判断できないエラーの数。 |
Queue full |
パケットの処理に使用される内部キューが満杯であるエラーの数。非常に高いレートで DHCP パケットを受信し、入力ポートでレート制限がイネーブルになっていない場合、このエラーが発生することがあります。 |
Interface is in errdisabled |
errdisable としてマークされたポートでパケットを受信した回数。これが発生する可能性があるのは、ポートが errdisable ステートである場合にパケットが処理キューに入り、そのパケットが後で処理される場合です。 |
Rate limit exceeded |
ポートで設定されているレート制限を超えて、インターフェイスが errdisable ステートになった回数。 |
Received on untrusted ports |
信頼できないポートで DHCP サーバ パケット(OFFER、ACK、NAK、LEASEQUERY のいずれか)を受信してドロップした回数。 |
Nonzero giaddr |
信頼できないポートで受信した DHCP パケットのリレー エージェント アドレス フィールド(giaddr)がゼロ以外だった回数。または no ip dhcp snooping information option allow-untrusted グローバル コンフィギュレーション コマンドを設定しておらず、信頼できないポートで受信したパケットにオプション 82 データが含まれていた回数。 |
Source mac not equal to chaddr |
DHCP パケットのクライアント MAC アドレス フィールド(chaddr)がパケットの送信元 MAC アドレスと一致せず、 ip dhcp snooping verify mac-address グローバル コンフィギュレーション コマンドが設定されている回数。 |
Binding mismatch |
MAC アドレスと VLAN のペアのバインディングになっているポートとは異なるポートで、RELEASE パケットまたは DECLINE パケットを受信した回数。これは、誰かが本来のクライアントをスプーフィングしようとしている可能性があることを示しますが、クライアントがスイッチの別のポートに移動して RELEASE または DECLINE を実行したことを表すこともあります。MAC アドレスは、イーサネット ヘッダーの送信元 MAC アドレスではなく、DHCP パケットの chaddr フィールドから採用されます。 |
Insertion of opt82 fail |
パケットへのオプション 82 挿入がエラーになった回数。オプション 82 データを含むパケットがインターネットの単一物理パケットのサイズを超えた場合、挿入はエラーになることがあります。 |
Interface Down |
パケットが DHCP リレー エージェントへの応答であるが、リレー エージェントの SVI インターフェイスがダウンしている回数。DHCP サーバへのクライアント要求の送信と応答の受信の間で SVI がダウンした場合に発生するエラーですが、めったに発生しません。 |
Unknown output interface |
オプション 82 データまたは MAC アドレス テーブルのルックアップのいずれかで、DHCP 応答パケットの出力インターフェイスを判断できなかった回数。パケットはドロップされます。オプション 82 が使用されておらず、クライアント MAC アドレスが期限切れになった場合に発生することがあります。ポートセキュリティ オプションで IPSG がイネーブルであり、オプション 82 がイネーブルでない場合、クライアントの MAC アドレスは学習されず、応答パケットはドロップされます。 |
Reply output port equal to input port |
DHCP 応答パケットの出力ポートが入力ポートと同じであり、ループの可能性の原因となった回数。ネットワークの設定の誤り、またはポートの信頼設定の誤用の可能性を示します。 |
Packet denied by platform |
プラットフォーム固有のレジストリによってパケットが拒否された回数。 |
関連コマンド
|
|
clear ip dhcp snooping |
DHCP スヌーピング バインディング データベース カウンタ、DHCP スヌーピング バインディング データベース エージェント統計情報カウンタ、DHCP スヌーピング統計情報カウンタをクリアします。 |
show ip igmp profile
設定されたすべてのインターネット グループ管理プロトコル ( IGMP)プロファイル、または指定された IGMP プロファイルを表示するには、show ip igmp profile 特権 EXEC コマンドを使用します。
show ip igmp profile [ profile number ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
profile number |
(任意)表示する IGMP プロファイル番号。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。プロファイル番号が入力されていない場合、すべての IGMP プロファイルが表示されます。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、| exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、プロファイル番号を指定した場合と指定しない場合の show ip igmp profile 特権 EXEC コマンドの出力を示します。プロファイル番号が入力されていない場合、表示にはスイッチ上で設定されたすべてのプロファイルが含まれます。
Switch# show ip igmp profile 40
range 233.1.1.1 233.255.255.255
Switch# show ip igmp profile
range 230.9.9.0 230.9.9.0
range 229.9.9.0 229.255.255.255
show ip igmp snooping
スイッチまたは VLAN のインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)スヌーピング設定を表示するには、 show ip igmp snooping ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ip igmp snooping [ groups | mrouter | querier [ vlan vlan-id ] [detail] ] [ vlan vlan-id ] [detail] [ | { begin | exclude | include } expression ]
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチまたは特定の VLAN のスヌーピングの設定を表示するのにこのコマンドを使用します。
VLAN ID 1002 ~ 1005 は、トークンリングおよび FDDI VLAN に予約されていて、IGMP スヌーピングでは使用できません。
出力に表示される Source-Only ラーニングの行は無効です。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ip igmp snooping vlan 1 コマンドの出力を示します。ここでは、特定の VLAN のスヌーピング特性を表示します。
Switch# show ip igmp snooping vlan 1
Global IGMP Snooping configuration:
-----------------------------------
IGMPv3 snooping (minimal) :Enabled
Report suppression :Enabled
TCN solicit query :Disabled
Last member query interval : 100
Immediate leave :Disabled
Multicast router learning mode :pim-dvmrp
Source only learning age timer :10
CGMP interoperability mode :IGMP_ONLY
Last member query interval : 100
(注) Source-Only ラーニングはサポートされていないため、この機能について表示される情報は無効です。
次の例では、 show ip igmp snooping コマンドの出力を示します。ここでは、スイッチ上の VLAN すべてのスヌーピング特性を表示します。
Switch> show ip igmp snooping
Global IGMP Snooping configuration:
-----------------------------------
IGMPv3 snooping (minimal) : Enabled
Report suppression : Enabled
TCN solicit query : Disabled
TCN flood query count : 2
Last member query interval : 100
Immediate leave :Disabled
Multicast router learning mode :pim-dvmrp
Source only learning age timer :10
CGMP interoperability mode :IGMP_ONLY
Last member query interval : 100
Immediate leave :Disabled
Multicast router learning mode :pim-dvmrp
Source only learning age timer :10
CGMP interoperability mode :IGMP_ONLY
Last member query interval : 333
show ip igmp snooping groups
スイッチのインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)スヌーピング マルチキャスト テーブルを表示するか、またはマルチキャスト情報を表示するには、 show ip igmp snooping groups 特権 EXEC コマンドを使用します。指定されたマルチキャスト VLAN のマルチキャスト テーブル、または特定のマルチキャスト情報を表示するには、 vlan キーワードを指定して使用します。
show ip igmp snooping groups [count | dynamic [count] | user [count]] [ | { begin | exclude | include } expression ]
show ip igmp snooping groups vlan vlan-id [ip_address | count | dynamic [ count ] | user [ count ]] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
count |
(任意)実エントリの代わりに、指定されたコマンド オプションのエントリ総数を表示します。 |
dynamic |
(任意)IGMP スヌーピングにより学習したエントリを表示します。 |
user |
(任意)ユーザ設定のマルチキャスト エントリだけを表示します。 |
ip_address |
(任意)指定グループ IP アドレスのマルチキャスト グループの特性を表示します。 |
vlan-id |
(任意)VLAN を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 1001 および 1006 ~ 4094 です。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
マルチキャスト情報またはマルチキャスト テーブルを表示するには、このコマンドを使用します。
VLAN ID 1002 ~ 1005 は、トークンリングおよび FDDI VLAN に予約されていて、IGMP スヌーピングでは使用できません。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、キーワードの指定をしない show ip igmp snooping groups コマンドの出力を示します。スイッチのマルチキャスト テーブルが表示されます。
Switch# show ip igmp snooping groups
Vlan Group Type Version Port List
-------------------------------------------------------------
104 224.1.4.2 igmp v2 Gi0/1, Gi0/2
104 224.1.4.3 igmp v2 Gi0/1, Gi0/2
次の例では、 show ip igmp snooping groups count コマンドの出力を示します。スイッチ上のマルチキャスト グループの総数が表示されます。
Switch# show ip igmp snooping groups count
Total number of multicast groups: 2
次の例では、 show ip igmp snooping groups dynamic コマンドの出力を示します。IGMP スヌーピングにより学習したエントリだけを表示します。
Switch# show ip igmp snooping groups vlan 1 dynamic
Vlan Group Type Version Port List
-------------------------------------------------------------
104 224.1.4.2 igmp v2 Gi0/1, Fa0/15
104 224.1.4.3 igmp v2 Gi0/1, Fa0/15
次の例では、 show ip igmp snooping groups vlan vlan-id ip-address コマンドの出力を示します。指定された IP アドレスのグループのエントリを表示します。
Switch# show ip igmp snooping groups vlan 104 224.1.4.2
Vlan Group Type Version Port List
-------------------------------------------------------------
104 224.1.4.2 igmp v2 Gi0/1, Fa0/15
show ip igmp snooping mrouter
スイッチまたは指定されたマルチキャスト VLAN に対して動的に学習されたインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)スヌーピングと手動で設定されたマルチキャスト ルータ ポートを表示するには、 show ip igmp snooping mrouter 特権 EXEC コマンドを使用します。
show ip igmp snooping mrouter [ vlan vlan-id ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
vlan vlan-id |
(任意)VLAN を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 1001 および 1006 ~ 4094 です。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチまたは特定の VLAN 上のマルチキャスト ルータ ポートを表示するには、このコマンドを使用します。
VLAN ID 1002 ~ 1005 は、トークンリングおよび FDDI VLAN に予約されていて、IGMP スヌーピングでは使用できません。
Multicast VLAN Registration(MVR; マルチキャスト VLAN レジストレーション)がイネーブルの場合、 show ip igmp snooping mrouter コマンドは MVR マルチキャスト ルータの情報および IGMP スヌーピング情報を表示します。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ip igmp snooping mrouter コマンドの出力を示します。スイッチ上でマルチキャスト ルータ ポートを表示します。
Switch# show ip igmp snooping mrouter
show ip igmp snooping querier
最後にスイッチが受信したインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)クエリーの IP アドレスおよび着信ポートを表示するには、 show ip igmp snooping querier ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ip igmp snooping querier [ vlan vlan-id ] [detail] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
vlan vlan-id |
(任意)VLAN を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 1001 および 1006 ~ 4094 です。 |
detail |
(任意)クエリアに関してクエリア情報、設定および動作情報を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
クエリア とも呼ばれ、IGMP クエリー メッセージを送信する検出装置の IGMP バージョンおよび IP アドレスを表示するには、 show ip igmp snooping querier コマンドを使用します。サブネットは複数のマルチキャスト ルータを保有できますが、IGMP クエリアは 1 つしか保有できません。IGMPv2 を実行しているサブネットでは、マルチキャスト ルータの 1 つがクエリアとして設定されます。クエリアには、レイヤ 3 スイッチを指定できます。
show ip igmp snooping querier コマンド出力でも、検出されたクエリアの VLAN およびインターフェイスを表示します。クエリアがスイッチの場合、出力では Port フィールドに Router が表示されます。クエリアがルータの場合、出力では、 Port フィールドにクエリアを学習したポート番号が表示されます。
show ip igmp snooping querier detail ユーザ EXEC コマンドは、 show ip igmp snooping querier コマンドに類似しています。ただし、 show ip igmp snooping querier detail コマンド は、スイッチ クエリアによって最後に検出されたデバイスの IP アドレスのほか、次の追加情報を表示します。
• VLAN で選択されている IGMP クエリア
• VLAN で設定されたスイッチ クエリア(ある場合)に関連する設定および動作情報
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ip igmp snooping querier コマンドの出力を示します。
Switch> show ip igmp snooping querier
Vlan IP Address IGMP Version Port
---------------------------------------------------
次の例では、 show ip igmp snooping querier detail コマンドの出力を示します。
Switch> show ip igmp snooping querier detail
Vlan IP Address IGMP Version Port
-------------------------------------------------------------
Global IGMP switch querier status
--------------------------------------------------------
source IP address : 0.0.0.0
query-interval (sec) : 60
max-response-time (sec) : 10
querier-timeout (sec) : 120
tcn query interval (sec) : 10
Vlan 1: IGMP switch querier status
--------------------------------------------------------
elected querier is 1.1.1.1 on port Fa0/1
--------------------------------------------------------
source IP address : 10.1.1.65
query-interval (sec) : 60
max-response-time (sec) : 10
querier-timeout (sec) : 120
tcn query interval (sec) : 10
operational state : Non-Querier
tcn query pending count : 0
show ip sla standards
スイッチに実装されている Cisco IOS IP サービス レベル契約(SLA)および双方向アクティブ測定プロトコル(TWAMP)標準を表示するには、 show ip sla standards コマンドをユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで使用します。
show ip sla standards
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
スイッチ上に実装されている IP SLA および TWAMP 標準を表示します。
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチ上に実装されている IP SLA TWAMP 標準を表示するには、 show ip sla standards コマンドを使用します。
例
次の例では、 show ip sla standards コマンドの出力を示します。
Switch> show ip sla standards
Feature Organization Standard
TWAMP Server IETF draft-ietf-ippm-twamp-06
TWAMP Reflector IETF draft-ietf-ippm-twamp-06
show ip sla twamp connection
現在の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Two-Way Active Measurement Protocol(TWAMP; 双方向アクティブ測定プロトコル)接続を表示するには、 show ip sla twamp connection コマンドをユーザ EXEC モードで使用します。
show ip sla twamp connection { detail [ source-ip ip-address ] | requests } [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
detail |
現在の接続の詳細を表示します。 |
source-ip ip-address |
(任意)特定の TWAMP 接続による接続詳細を表示します。 |
requests |
現在の接続要求を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
デフォルト
実行中のすべての IP SLA TWAMP セッションの出力を表示します。
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
単一の IP SLA TWAMP 接続の詳細情報を表示するには、 detail キーワードを使用します。
現在の IP SLA TWAMP 接続要求を表示するには、 requests キーワードを使用します。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ip sla twamp connection detail コマンドの出力を示します。
Switch> show ip sla twamp connection detail
Client IP Address: 172.27.111.225
Connection State: Connected
Number of Test Requests - 0:1
次の例では、 show ip sla twamp connection requests コマンドの出力を示します。
Switch> show ip sla twamp connection requests
Connection-Id Client Address Client Port
Total number of current connections: 1
show ip sla twamp session
Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Two-Way Active Measurement Protocol(TWAMP; 双方向アクティブ測定プロトコル)テスト セッションを表示するには、 show ip sla twamp session コマンドをユーザ EXEC モードで使用します。
show ip sla twamp session [ source-ip ip address | source-port port-number ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
source-ip ip-address |
(任意)指定された IP アドレスでの TWAMP テスト セッションの結果を表示します。 |
source-port port-number |
(任意)指定されたポートでの TWAMP テスト セッションの結果を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
デフォルト
IP SLA TWAMP テスト セッションおよび結果を表示します。
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
IP SLA TWAMP テスト セッションに関する情報を表示するには、 show ip sla twamp session コマンドを使用します。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、 show ip sla twamp session コマンドの出力を示します。
Switch> show ip sla twamp session
IP SLAs Responder TWAMP is: Enabled
Recvr Addr: 172.27.117.116
Sender Addr: 172.27.111.225
Session Id: 172.27.117.116:533112:9C41EC42
show ip source binding
スイッチ上の IP ソース バインディングを表示するには、 show ip source binding ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ip source binding [ ip-address ] [ mac-address ] [ dhcp-snooping | static ] [ vlan vlan-id ] [ interface interface-id ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
ip-address |
(任意)特定の IP アドレスの IP 送信元バインディングを表示します。 |
mac-address |
(任意)特定の MAC アドレスの IP 送信元バインディングを表示します。 |
dhcp-snooping |
(任意)DHCP スヌーピングによって学習された IP 送信元バインディングを表示します。 |
static |
(任意)スタティック IP 送信元バインディングを表示します。 |
vlan vlan-id |
(任意)特定の VLAN 上の IP 送信元バインディングを表示します。 |
interface interface-id |
(任意)特定のインターフェイス上の IP 送信元バインディングを表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show ip source binding コマンドの出力は、DHCP スヌーピング バインディング データベース内のダイナミックおよびスタティックに設定されたバインディングを表示します。ダイナミックに設定されたバインディングだけを表示するには、 show ip dhcp snooping binding 特権 EXEC コマンドを使用します。
例
次の例では、 show ip source binding コマンドの出力を示します。
Switch> show ip source binding
MacAddress IpAddress Lease(sec) Type VLAN Interface
-------------- --------------- ---------- ------------- ---- --------------------
00:00:00:0A:00:0B 11.0.0.1 infinite static 10 GigabitEthernet0/1
00:00:00:0A:00:0A 11.0.0.2 10000 dhcp-snooping 10 GigabitEthernet0/1
show ip verify source
スイッチまたは特定のインターフェイス上の IP ソース ガード設定を表示するには、 show ip verify source ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ip verify source [ interface interface-id ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
interface interface-id |
(任意)特定のインターフェイス上の IP 送信元ガードの設定を表示します。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、 show ip verify source コマンドの出力を示します。
Switch> show ip verify source
Interface Filter-type Filter-mode IP-address Mac-address Vlan
--------- ----------- ----------- --------------- -------------- ---------
fa0/1 ip active 10.0.0.1 10
fa0/1 ip active deny-all 11-20
fa0/2 ip inactive-trust-port
fa0/3 ip inactive-no-snooping-vlan
fa0/4 ip-mac active 10.0.0.2 aaaa.bbbb.cccc 10
fa0/4 ip-mac active 11.0.0.1 aaaa.bbbb.cccd 11
fa0/4 ip-mac active deny-all deny-all 12-20
fa0/5 ip-mac active 10.0.0.3 permit-all 10
fa0/5 ip-mac active deny-all permit-all 11-20
上記の例では、IP 送信元ガードの設定は次のようになります。
• ファスト イーサネット 0/1 インターフェイスでは、動的ホスト制御プロトコル(DHCP)スヌーピングは VLAN 10 ~ 20 上でイネーブルになります。VLAN 10 では、IP アドレス フィルタリングによる IP ソース ガードがインターフェイスで設定され、バインディングがインターフェイスに存在します。VLAN 11 ~ 20 では、2 番目のエントリに、IP ソース ガードが設定されていない VLAN のインターフェイスに対してデフォルト ポート Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)が適用されていることが示されています。
• ファスト イーサネット 0/2 インターフェイスは、信頼性のある DHCP スヌーピングとして設定されています。
• ファスト イーサネット 0/3 インターフェイスでは、DHCP スヌーピングはインターフェイスが所属する VLAN 上でイネーブルではありません。
• ファスト イーサネット 0/4 インターフェイスでは、送信元 IP および MAC アドレスのフィルタリングによる IP ソース ガードがイネーブルで、スタティックな IP 送信元バインディングは、VLAN 10 および 11 で設定されます。VLAN 12 ~ 20 では、IP ソース ガードが設定されていない VLAN のインターフェイスで、デフォルト ポートの ACL が適用されています。
• ファスト イーサネット 0/5 インターフェイスでは、送信元 IP および MAC アドレスのフィルタリングによる IP ソース ガードがイネーブルで、スタティックな IP バインディングで設定されていますが、ポート セキュリティはディセーブルです。スイッチは、送信元 MAC アドレスをフィルタリングできません。
次の例では、IP 送信元ガードがディセーブルにされたインターフェイスの出力を示します。
Switch> show ip verify source gigabitethernet0/6
IP source guard is not configured on the interface gi0/6.
show ipc
プロセス間通信(IPC)プロトコルの設定、ステータス、および、統計情報を表示するには、 show ipc ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ipc { mcast { appclass | groups | status } | nodes | ports [ open ] | queue | rpc | session { all | rx | tx } [ verbose ] | status [ cumlulative ] | zones } [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
mcast { appclass | groups | status } |
IPC マルチキャスト ルーティング情報を表示します。キーワードの意味は次のとおりです。 • appclass :IPC マルチキャスト アプリケーション クラスを表示します。 • groups :IPC マルチキャスト グループを表示します。 • status :IPC マルチキャスト ルーティング ステータスを表示します。 |
nodes |
参加ノードを表示します。 |
ports [ open ] |
ローカル IPC ポートを表示します。キーワードの意味は次のとおりです。 • open :(任意)オープン ポートだけを表示します。 |
queue |
IPC 送信キューの内容を表示します。 |
rpc |
IPC リモート プロシージャの統計情報を表示します。 |
session { all | rx | tx } |
IPC セッションの統計情報を表示します(特権 EXEC モードの場合だけ使用可能)。キーワードの意味は次のとおりです。 • all :セッションの統計情報をすべて表示します。 • rx :スイッチが受信したトラフィックのセッション統計情報を表示します。 • tx :スイッチが転送したトラフィックのセッション統計情報を表示します。 |
verbose |
(任意)詳細な統計情報を表示します(特権 EXEC モードの場合だけ使用可能)。 |
status [ cumlulative ] |
ローカル IPC サーバのステータスを表示します。キーワードの意味は次のとおりです。 • cumlulative : ( 任意)スイッチが起動または再起動した後のローカル IPC サーバのステータスを表示します。 |
zones |
参加している IPC ゾーンを表示します。スイッチは、1 個の IPC ゾーンをサポートします。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
文字列では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、 | exclude outpu t と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
例
次の例では、IPC ルーティング ステータスを表示する方法を示します。
Switch> show ipc mcast status
Total control Frames dropped 0 0
Total Reliable messages 0 0
Total Reliable messages acknowledged 0 0
Total Out of Band Messages 0 0
Total Out of Band messages acknowledged 0 0
Total No Mcast groups 0 0
Total Retries 0 Total Timeouts 0
Total OOB Retries 0 Total OOB Timeouts 0
Total flushes 0 Total No ports 0
次の例では、参加ノードを表示する方法を示します。
There is 1 node in this IPC realm.
10000 Local IPC Master 0 0
次の例では、ローカル IPC ポートを表示する方法を示します。
There are 8 ports defined.
Port ID Type Name (current/peak/total)
There are 8 ports defined.
10000.1 unicast IPC Master:Zone
10000.2 unicast IPC Master:Echo
10000.3 unicast IPC Master:Control
10000.4 unicast IPC Master:Init
10000.5 unicast FIB Master:DFS.process_level.msgs
10000.6 unicast FIB Master:DFS.interrupt.msgs
10000.7 unicast MDFS RP:Statistics
port_index = 0 seat_id = 0x10000 last sent = 0 last heard = 0
10000.8 unicast Slot 1 :MDFS.control.RIL
port_index = 0 seat_id = 0x10000 last sent = 0 last heard = 0
RPC packets:current/peak/total
次の例では、IPC 再送信キューの内容を表示する方法を示します。
There are 0 IPC messages waiting for acknowledgement in the transmit queue.
There are 0 IPC messages waiting for a response.
There are 0 IPC messages waiting for additional fragments.
There are 0 IPC messages currently on the IPC inboundQ.
Messages currently in use : 3
Message cache size : 1000
Maximum message cache usage : 1000
0 times message cache crossed 5000 [max]
Emergency messages currently in use : 0
There are 2 messages currently reserved for reply msg.
Inbound message queue depth 0
Zone inbound message queue depth 0
次の例では、すべての IPC セッションの統計情報を表示する方法を示します。
Switch# show ipc session all
10000.7 Unicast MDFS RP:Statistics
port_index = 0 type = Unreliable last sent = 0 last heard = 0
Msgs requested = 180 Msgs returned = 180
10000.8 Unicast Slot 1 :MDFS.control.RIL
port_index = 0 type = Reliable last sent = 0 last heard = 0
Msgs requested = 0 Msgs returned = 0
10000.7 Unicast MDFS RP:Statistics
port_index = 0 seat_id = 0x10000 last sent = 0 last heard = 0
No of msgs requested = 180 Msgs returned = 180
10000.8 Unicast Slot 1 :MDFS.control.RIL
port_index = 0 seat_id = 0x10000 last sent = 0 last heard = 0
No of msgs requested = 0 Msgs returned = 0
次の例では、ローカル IPC サーバのステータスを表示する方法を示します。
Switch> show ipc status cumulative
Time last IPC stat cleared :never
This processor is the IPC master server.
Do not drop output of IPC frames for test purposes.
1000 IPC Message Headers Cached.
Total from Local Ports 13080 574
Total Protocol Control Frames 116 17
Total via Unreliable Connection-Less Service 12783 171
Total via Unreliable Sequenced Connection-Less Svc 0 0
Total via Reliable Connection-Oriented Service 17 116
show ipv6 access-list
現在の IPv6 アクセス リストのすべての内容を表示するには、 show ipv6 access-list ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ipv6 access-list [ access-list-name ]
(注) このコマンドは、スイッチでデュアル IPv4/IPv6 Switch Database Management(SDM)テンプレートが設定されている場合に限り使用可能です。
構文の説明
access-list-name |
(任意)アクセス リストの名前 |
コマンド モード
ユーザ EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
IPv6 専用である点を除いて、 show ipv6 access-list コマンドの出力は show ip access-list コマンドと類似しています。
デュアル IPv4/IPv6 テンプレートを設定するには、 sdm prefer dual-ipv4-and-ipv6 { default | routing | vlan } グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力し、スイッチをリロードします。
例
次の例では、 show ipv6 access-list コマンドで出力された inbound という名前の IPv6 アクセス リストを示します。
Switch# show ipv6 access-list
permit tcp any any eq bgp (8 matches) sequence 10
permit tcp any any eq telnet (15 matches) sequence 20
permit udp any any sequence 30
表 2-17 show ipv6 access-list のフィールドの説明
|
|
IPv6 access list inbound |
IPv6 アクセス リスト名(例:inbound)。 |
permit |
指定されたプロトコル タイプと一致するパケットを許可します。 |
tcp |
Transmission Control Protocol(TCP)。パケットが一致しなければならない高いレベル(レイヤ 4)のプロトコル タイプ。 |
any |
::/0 と同じです。 |
eq |
TCP または UDP パケットの送信元または宛先ポートを比較する equal オペランド。 |
bgp (matches) |
Border Gateway Protocol(BGP)。パケットのプロトコル タイプおよび一致数。 |
sequence 10 |
着信パケットが比較されるアクセス リストの行のシーケンス。アクセス リストの行は、最初のプライオリティ(最低の数、たとえば 10)から最後のプライオリティ(最高の数、たとえば 80)の順に並んでいます。 |
show ipv6 dhcp conflict
アドレスをクライアントに示すときに、Dynamic Host Configuration Protocol for IPv6(DHCPv6)サーバで見つかったアドレス競合を表示するには、 show ipv6 dhcp conflict 特権 EXEC コマンドを使用します。
show ipv6 dhcp conflict
(注) このコマンドは、スイッチでメトロ IP アクセス イメージが稼動しており、スイッチにデュアル IPv4/IPv6 Switch Database Management(SDM)テンプレートを設定している場合にだけ使用できます。
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
デュアル IPv4/IPv6 テンプレートを設定するには、 sdm prefer dual-ipv4-and-ipv6 { default | routing | vlan } グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力し、スイッチをリロードします。
競合を検出するように DHCPv6 サーバを設定する場合、DHCPv6 サーバは ping を使用します。クライアントはネイバー探索を使用してクライアントを検出し、DECLINE メッセージを介してサーバに報告します。アドレス競合が検出されると、そのアドレスはプールから削除され、競合リストから削除されるまでこのアドレスを割り当てることができません。
例
次の例では、 show ipv6 dhcp conflict コマンドの出力を示します。
Switch# show ipv6 dhcp conflict
Pool 350, prefix 2001:1005::/48
show ipv6 route updated
IPv6 ルーティング テーブルの現在の内容を表示するには、 show ipv6 route updated ユーザ EXEC コマンドを使用します。
show ipv6 route [ protocol ] updated [ boot-up ] { hh:mm | day { month [ hh:mm] } [{ hh:mm | day { month [ hh:mm ]}] [ | { begin | exclude | include } expression ]
構文の説明
protocol |
(任意)指定したルーティング プロトコルのルートを表示します。次のいずれかのキーワードを入力できます。 • eigrp • ospf • rip または指定したルート タイプのルートを表示します 次のいずれかのキーワードを入力できます。 • connected • local • static • interface interface id |
boot-up |
IPv6 ルーティング テーブルの現在の内容を表示します。 |
hh:mm |
24 時間表記の 2 桁の数値で時刻を入力します。必ずコロン(:)を使用してください。たとえば、 13:32 のように入力します。 |
day |
日にちを入力します。指定できる範囲は 1 ~ 31 です。 |
month |
月を大文字または小文字で入力します。 January または august など、月の名前をすべて入力することも、 jan または Aug のように月の名前の最初の 3 文字を入力することもできます。 |
| begin |
(任意) expression と一致する行から表示を開始します。 |
| exclude |
(任意) expression と一致する行を表示から除外します。 |
| include |
(任意)指定された expression と一致する行を表示に含めます。 |
expression |
参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(53)EX |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
IPv6 ルーティング テーブルの現在の内容を表示するには、show ipv6 route 特権 EXEC コマンドを使用します。