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目次
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
スイッチ スタック内のすべてのスイッチがアクティブ スイッチと同じライセンス レベルを実行している必要があります。 ライセンス レベルについては、System Management Configuration Guide (Catalyst 3850 Switches)を参照してください。
スイッチ スタック内のすべてのスイッチが互換性のあるソフトウェア バージョンを実行している必要があります。
スイッチ スタック設定の制約事項を以下に示します。
(注) |
混合スタック設定では、一部の機能に対するサポートが制限されます。 特定の機能の詳細については、関連するCatalyst 3850コンフィギュレーション ガイドを参照してください。 |
スイッチ スタックは、StackWise-480 ポート経由で接続された最大 9 つのスタック対応スイッチで構成できます。 スタック メンバーは 1 つの統合システムとして連携します。 レイヤ 2 プロトコルとレイヤ 3 プロトコルが、スイッチ スタック全体を単一のエンティティとしてネットワークに提示します。
スイッチ スタックには、必ず 1 個のアクティブ スイッチおよび 1 個のスタンバイ スイッチがあります。 アクティブ スイッチが使用不可能になった場合、スタンバイ スイッチがアクティブ スイッチの役割を担い、スタックは継続して動作します。
アクティブ スイッチがスイッチ スタックの動作を制御し、スタック全体の単一管理点になります。 アクティブ スイッチから、以下を設定します。
アクティブ スイッチには、スイッチ スタックの保存済みの実行コンフィギュレーション ファイルが格納されています。 コンフィギュレーション ファイルには、スイッチ スタックのシステム レベルの設定と、スタック メンバーごとのインターフェイス レベルの設定が含まれます。 各スタック メンバーは、バックアップ目的で、これらのファイルの現在のコピーを保持します。
スイッチ スタックは、StackWise-480 ポート経由で接続された最大 9 つのスタック対応スイッチで構成できます。 スタックは、次のいずれかの構成にできます。
同種スタック:スタック メンバーとして Catalyst 3850 スイッチのみで構成された Catalyst 3850スタック。
混合ハードウェア スタック:アクティブ スイッチとして Catalyst 3850 スイッチまたは Catalyst 3650 スイッチのどちらかを使用し、Catalyst 3850 スイッチと Catalyst 3650 スイッチの混合で構成されたスタック。
混合ソフトウェア スタック:スタック メンバーとしてさまざまなライセンス レベルをサポートする Catalyst 3850 スイッチのみで構成されたスタック。
たとえば、IP Base ライセンス レベルを実行している一部のメンバー、IP Services ライセンス レベルを実行しているその他のメンバー、および LAN Base ライセンス レベルを実行している残りのメンバーで構成されたスタック。
混合ハードウェア/ソフトウェア スタック:スタック メンバーとしてさまざまなライセンス レベルをサポートする Catalyst 3850 スイッチと Catalyst 3650 スイッチで構成されたスタック。
たとえば、IP Services ライセンス レベルを実行しているCatalyst 3850メンバーと IP Services ライセンス レベルを実行しているCatalyst 3650メンバーで構成されたスタック。
スイッチ スタックには、必ず 1 個のアクティブ スイッチおよび 1 個のスタンバイ スイッチがあります。 アクティブ スイッチが使用不可能になった場合、スタンバイ スイッチがアクティブ スイッチの役割を担い、スタックは継続して動作します。
アクティブ スイッチがスイッチ スタックの動作を制御し、スタック全体の単一管理点になります。 アクティブ スイッチから、以下を設定します。
アクティブ スイッチには、スイッチ スタックの保存済みの実行コンフィギュレーション ファイルが格納されています。 コンフィギュレーション ファイルには、スイッチ スタックのシステム レベルの設定と、スタック メンバーごとのインターフェイス レベルの設定が含まれます。 各スタック メンバーは、バックアップ目的で、これらのファイルの現在のコピーを保持します。
active switch上でサポートされるシステムレベルの機能は、スイッチ スタック全体でサポートされます。
active switchが暗号化ユニバーサル ソフトウェア イメージ(暗号化対応)を実行している場合は、スイッチ スタック上で暗号化機能を使用できます。
スタック メンバーは、StackWise-480 テクノロジーを使用して、1 つの統合システムとして連携します。 レイヤ 2 プロトコルとレイヤ 3 プロトコルは、スイッチ スタック全体をネットワーク内の単一のエンティティとしてサポートします。
(注) |
LAN Base イメージを実行しているスイッチ スタックは、レイヤ 3 機能をサポートしません。 |
StackWise-480 は、480 Gbps のスタック帯域幅で、ステートフル スイッチオーバー(SSO)を使用してスタック内に復元力を提供します。 スタックは、メンバー スイッチが選出したアクティブ スイッチによって管理される単一のスイッチング ユニットとして動作します。 アクティブ スイッチによって、スタック内のスタンバイ スイッチが自動的に選出されます。 アクティブ スイッチは、すべてのスイッチング、ルーティング、およびワイヤレスに関する情報を作成して更新し、この情報を継続的にスタンバイ スイッチと同期します。 アクティブ スイッチで障害が発生した場合、スタンバイ スイッチがアクティブ スイッチの役割を担い、スタックは継続して動作します。 アクセス ポイントは、アクティブ スイッチに直接接続されていなければ、アクティブからスタンバイへのスイッチオーバー中に切断されることはありません。 この場合、アクセス ポイントは電源がオフになって、リブートします。 動作中のスタックは、サービスを中断せずに、新しいメンバーを追加したり、既存のメンバーを削除することができます。
フル リング スタック内の単一リンクが動作しなくなると、パケットの転送が中断して、スタックがハーフ リングに移行します。 Catalyst 3850 スイッチでは、このトラフィックの中断(またはスタック コンバージェンス時間)が数ミリ秒続きます。
StackPower を使用すれば、スタック内の電源をスタック内のすべてのスイッチに共通のリソースとして共有することができます。 StackPower は、スイッチに実装された個別の電源を統合して 1 つの電源プールを構成し、必要とされる場所に電力を供給します。 StackPower ケーブルを使用して、最大 4 つのスイッチを StackPower スタック内で設定できます。
StackPower の詳細については、 Interface and Hardware Component Configuration Guide(Catalyst 3850 Switches) を参照してください。
スタンドアロン switchは、active switchとしても動作するスタック メンバーを 1 つだけ持つswitch スタックです。 スタンドアロン switchを別のswitchと接続して、2 つのスタック メンバーで構成され、一方がactive switchであるスイッチ スタックを構築できます。 スタンドアロン switchを既存のswitch スタックに接続して、スタック メンバーシップを増やすこともできます。
混合スタックは、Catalyst 3850 スイッチと Catalyst 3650 スイッチのどちらかをactive switchとして使用して最大 9 つのスタック メンバーで構成できます。
デフォルトで、Catalyst 3850 スイッチのスタック帯域幅は 480 Gbps で、Catalyst 3650 スイッチの最大スタック帯域幅は 160 Gbps です。 Catalyst 3850 スイッチと Catalyst 3650 スイッチの混合スタックでは、スタックが Catalyst 3650 スイッチの帯域幅で動作する必要があります。 そうしない場合は、スイッチがスタック構成になりません。
スタック帯域幅を 160 Gbps に設定するには、Catalyst 3650 スイッチをスタックに追加する前に、Catalyst 3850 スタック メンバー上で switch switch-number stack-bandwidth 160g 特権 EXEC コマンドを使用してから、スタックをリロードします。 スタックから Catalyst 3650 スイッチを削除すれば、switch switch-number stack-bandwidth 480g 特権 EXEC コマンドを使用することにより、スタック帯域幅を 480 Gbps に設定できます。
show switch stack-bandwidth 特権 EXEC コマンドを入力することにより、現在のスタック帯域幅をチェックできます。
スタック メンバを同一のモデルと交換した場合、新たなスイッチ(プロビジョニングされるスイッチとも呼びます)は交換されたスイッチと同じメンバ番号を使用すると、交換されたスイッチとまったく同じ設定で機能します。
active switchを削除したり、電源の入ったスタンドアロン スイッチまたはスイッチ スタックを追加したりしないかぎり、メンバーシップの変更中も、スイッチ スタックの動作は間断なく継続されます。
電源の入ったスイッチの追加(マージ)により、すべてのスイッチはリロードし、その中から新しいアクティブ スイッチを選定します。 新しく選定されたアクティブ スイッチは、その役割と設定を保持します。 他のすべてのスイッチは、個別のスタック メンバー番号を保持し、新しく選択されたアクティブ スイッチのスタック設定を使用します。
新しく作成されたスイッチ スタックにアクティブ スイッチまたはスタンバイ スイッチがない場合、スイッチ スタックはリロードし、新しいアクティブ スイッチを選定します。
(注) |
スイッチ スタックに追加または削除するスイッチの電源がオフであることを確認します。 スタック メンバーを追加または削除したら、スイッチ スタックがすべての帯域幅(480 Gbps)で動作していることを確認します。 スタック モード LED が点灯するまで、スタック メンバの Mode ボタンを押します。 スタック内のすべてのスイッチでは、右側の最後の 2 つのポート LED がグリーンに点灯します。 スイッチ モデルに応じて、右側の最後の 2 つのポートは 10 ギガビット イーサネット ポートまたは Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール ポート(10/100/1000 ポート)になります。 スイッチの一方または両方の LED がグリーンでない場合、スタックは全帯域幅で稼働していません。 |
スタックを分割しないで、電源が入ったスタック メンバを取り外す場合、次の手順を実行します。
スイッチ スタックに影響するケーブル配線と電源の考慮事項については、Catalyst 3850 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド を参照してください。
スタック メンバー番号(1 ~ 9)は、Switch スタック内の各メンバーを識別します。 また、メンバー番号によって、スタック メンバーが使用するインターフェイス レベルの設定が決定します。 show switch EXEC コマンドを使用すると、スタック メンバー番号を表示できます。
新しい初期設定状態の Switch(Switch スタックに参加していないスイッチまたはスタック メンバー番号が手動で割り当てられていないスイッチ)は、デフォルト スタック メンバー番号 1 で出荷されます。 そのスイッチがSwitch スタックに参加すると、そのデフォルト スタック メンバー番号がスタック内で使用可能な最小メンバー番号に変更されます。
同じSwitch スタック内のスタック メンバーが同じスタック メンバー番号を持つことはできません。 スタンドアロン Switchを含むすべてのスタック メンバーは、番号が手動で変更されるまで、または、その番号がスタック内の他のメンバーによってすでに使用されていないかぎり、独自のメンバー番号を保持します。
switch current-stack-member-number renumber new-stack-member-number EXEC コマンドを使用して手動でスタック メンバー番号を変更した場合は、その番号がスタック内の他のメンバーに未割り当てなときにだけ、そのスタック メンバーのリセット後(または、reload slot stack-member-number 特権 EXEC コマンドの使用後)に、新たな番号が有効となります。 スタック メンバー番号を変更するもう 1 つの方法は、Switch_NUMBER 環境変数を変更することです。
番号がスタック内の他のメンバーによって使用されている場合は、Switchがスタック内で使用可能な最小番号を選択します。
手動でスタック メンバーの番号を変更し、新たなメンバー番号にインターフェイス レベルの設定が関連付けられていない場合は、スタック メンバーをデフォルト設定にリセットします。
割り当てられたSwitch上では、switch current-stack-member-number renumber new-stack-member-number EXEC コマンドを使用できません。 使用すると、コマンドは拒否されます。
スタック メンバーを別のSwitch スタックに移動した場合、そのスタック メンバーは、自分の番号がスタック内の他のメンバーによって使用されていない場合にだけ、その番号を保持します。 その番号が使用されている場合は、Switchがスタック内で使用可能な最小番号を選択します。
Switch スタックをマージした場合は、新しい active switch のSwitch スタックに参加しているSwitchがスタック内で使用可能な最小番号を選択します。
ハードウェア インストレーション ガイドに記載されているように、Switch ポート LED をスタック モードで使用すれば、各スタック メンバーのスタック メンバー番号を目視で確認できます。
スタック メンバのプライオリティ値が高いほど、active switch として選択され、自分のスタック メンバ番号を保持できる可能性が高くなります。 プライオリティ値は 1 ~ 15 の範囲で指定できます。 デフォルトのプライオリティ値は 1 です。 show switch EXEC コマンドを使用すると、スタック メンバーのプライオリティ値を表示できます。
(注) |
active switchにするswitchには、最大プライオリティ値を割り当てることをお勧めします。 これにより、再選択が実施されたときにそのswitchがactive switchとして再選択されることが保証されます。 |
スタック メンバのプライオリティ値を変更するには、switch stack-member-number priority new priority-value EXEC コマンドを使用します。 詳細については、「スタック メンバー プライオリティ値の設定」のセクションを参照してください。
新しいプライオリティ値はすぐに有効となりますが、現在の active switch には影響しません。 新たなプライオリティ値は、現在の active switch またはスイッチ スタックのリセット時に、どのスタック メンバが新たな active switch として選択されるかを決定する場合に影響を及ぼします。
スイッチ スタックは、そのブリッジ ID によって、または、レイヤ 3 デバイスとして動作している場合はそのルータ MAC アドレスによって、ネットワーク内で識別されます。 ブリッジ ID とルータ MAC アドレスは、active switchの MAC アドレスによって決定されます。
active switchが変わった場合は、新しいactive switchの MAC アドレスによって、新しいブリッジ ID とルータ MAC アドレスが決定されます。
スイッチ スタック全体がリロードした場合は、スイッチ スタックがactive switchの MAC アドレスを使用します。
永続的 MAC アドレス機能を使用すれば、スタック MAC アドレスが変更されるまでの時間遅延を設定できます。 この期間に、前のアクティブ スイッチがスタックに再参加すると、スイッチが現在はスタック メンバーで、アクティブ スイッチではない場合でも、スタックはその MAC アドレスをスタック MAC アドレスとして使用し続けます。 この期間に前のアクティブ スイッチがスタックに再参加しなかった場合は、スイッチ スタックが新しいアクティブ スイッチの MAC アドレスをスタック MAC アドレスとして取得します。 デフォルトでは、新しいアクティブ スイッチが引き継ぐ場合でも、スタック MAC アドレスは最初のアクティブ スイッチの MAC アドレスになります。
永続的 MAC アドレス機能を使用すれば、スタック MAC アドレスが新しいスタック マスターの MAC アドレスに変更されるまでの時間遅延を設定できます。 この機能がイネーブルになっている場合は、スタック MAC アドレスが約 4 分後に変更されます。 この期間に、前のスタック マスターがスタックに再参加すると、スイッチが現在はスタック メンバーで、スタック マスターではない場合でも、スタックはその MAC アドレスをスタック MAC アドレスとして使用し続けます。 前のスタック マスターがこの期間にスタックに復帰しない場合、スイッチ スタックは新しいスタック マスターの MAC アドレスをスタック MAC アドレスとして取得します。
また、スタック MAC アドレスが新しいactive switch MAC アドレスに変更されないように、スタック MAC の永続性を設定することもできます。
すべてのスタック メンバは、アクティブ スイッチまたはスタンバイ スイッチにすることができます。 アクティブ スイッチが使用できなくなった場合、スタンバイ スイッチがアクティブ スイッチになります。
アクティブ スイッチは、次のイベントのいずれかが発生しないかぎり、役割を維持します。
すべてのスタック メンバは、スタック マスターになる資格を持っています。 スタック マスターが使用不能になると、残りのメンバの中から新しいスタック マスターが選択されます。
active switch は、次にリストした順番で、いずれかのファクタに基づいて選択または再選択されます。
現在 active switch であるスイッチ。
最高のスタック メンバ プライオリティ値を持つスイッチ
(注) |
active switch にしたいスイッチには、最高のプライオリティ値を割り当てることを推奨します。 これにより、再選択が発生したときにそのスイッチを active switch として選択させられます。 |
起動時間が最短のスイッチ。 機能イメージ ライセンス間のの起動時間の差によってアクティブ スイッチが決まります。 たとえば、IP Services ライセンス レベルが稼働しているスイッチが、IP Base ライセンス レベルが稼働しているスイッチより高いプライオリティを持っている場合でも、起動に 120 秒長くかかった場合は、IP Base ライセンス レベルが稼働しているスイッチの方がアクティブ スイッチになります。 この問題を回避するには、IP Base ライセンス レベルを稼働させるスイッチをアップグレードして、他方のスイッチとライセンス機能セットとソフトウェア イメージを同じにするか、またはアクティブ スイッチを手動で起動し、最低 8 秒間待機してから、IP Base ライセンス レベルを実行する新しいメンバー スイッチを起動します。
コンフィギュレーション ファイルを保持するスイッチ
MAC アドレスが最小のスイッチ
(注) |
新しいスタンバイ スイッチを選択または再選択する場合の要素は、アクティブ スイッチの選択または再選択の場合と同様で、アクティブ スイッチを除くすべての参加スイッチに適用されます。 |
選択後、新しいアクティブ スイッチは数秒後に使用可能になります。 その間、スイッチ スタックはメモリ内の転送テーブルを使用してネットワークの中断を最小限に抑えます。 新たなアクティブ スイッチが選択され、リセットされている間、他の使用可能なスタック メンバーの物理インターフェイスには何も影響はありません。
以前のアクティブ スイッチが使用可能になっても、アクティブ スイッチとしての役割を継続することはありません。
スイッチ スタック全体の電源を入れるかリセットした場合、一部のスタック メンバがアクティブ スイッチ選択に参加しない場合があります。 同じ 2 分の間に電源が投入されたスタック メンバは、アクティブ スイッチの選択に参加し、アクティブ スイッチとして選択される可能性があります。 120 秒間経過後に電源が投入されたスタック メンバは、この初回の選択には参加しないで、スタック メンバになります。 アクティブ スイッチの選択に影響する電源の注意事項については、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。
ハードウェア インストレーション ガイドに記載されているとおり、スイッチの ACTV LED を使用して、そのスイッチがアクティブ スイッチかどうかを確認できます。
スタック マスターは、次のイベントのいずれかが発生しないかぎり、役割を維持します。
スイッチ スタックがリセットされた。*
スタック マスターがスイッチ スタックから削除された。
スタック マスターがリセットされたか、電源が切れた。
スタック マスターに障害が発生した。
電源の入ったスタンドアロン スイッチまたはスイッチ スタックが追加され、スイッチ スタック メンバーシップが増えた。*
アスタリスク(*)が付いているイベントでは、示されている要素に基づいて現在のスタック マスターが再選択される場合があります。
スイッチ スタック全体に電源を入れるかリセットすると、一部のスタック メンバーがスタック マスター選択に参加しない場合があります。 同じ 20 秒の間に電源が投入されたスタック メンバーは、スタック マスターの選択に参加し、スタック マスターとして選択される可能性があります。 20 秒間経過後に電源が投入されたスタック メンバーは、この初回の選択には参加しないで、スタック メンバーになります。 再選択には、すべてのスタック メンバが参加します。 スタック マスターの選択に影響を与える電源投入に関する考慮事項については、ハードウェア インストレーション ガイドの「Switch Installation」の章を参照してください。
数秒後、新たなスタック マスターが使用可能になります。 その間、スイッチ スタックはメモリ内の転送テーブルを使用してネットワークの中断を最小限に抑えます。 新たなスタック マスターが選択され、リセットされている間、他の使用可能なスタック メンバーの物理インターフェイスには何も影響はありません。
新たなスタック マスターが選択され、以前のスタック マスターが使用可能になっても、以前のスタック マスターはスタック マスターとしての役割は再開しません。
アクティブ スイッチは、スイッチ スタックの保存された実行コンフィギュレーション ファイルを保持します。 スタンバイ スイッチは、自動的に、同期された実行コンフィギュレーション ファイルを受け取ります。 スタック メンバーは、実行コンフィギュレーション ファイルがスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存された時点で同期されたコピーを受け取ります。 アクティブ スイッチが使用できなくなると、スタンバイ スイッチが現行の実行コンフィギュレーションを引き継ぎます。
active switchは、スイッチ スタックの保存された実行コンフィギュレーション ファイルを保持します。 すべてのスタック メンバーは、定期的に、active switchからコンフィギュレーション ファイルの同期されたコピーを受け取ります。 active switchが使用できなくなると、active switchの役割を担うスタック メンバーが最新のコンフィギュレーション ファイルを保持します。
コンフィギュレーション ファイルには、次の設定情報が格納されています。
すべてのスタック メンバーに適用される IP 設定、STP 設定、VLAN 設定、SNMP 設定などのシステム レベル(グローバル)のコンフィギュレーション設定
スタック メンバーのインターフェイス固有のコンフィギュレーション設定:各スタック メンバーに固有
(注) |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存せずにactive switchを交換した場合は、active switchのインターフェイス固有の設定が保存されます。 |
スイッチ スタックに参加している新しい初期設定のままの switchは、そのスイッチ スタックのシステム レベルの設定を使用します。 switchが電源をオンにする前に別のスイッチ スタックに移動された場合、そのswitchは保存されたコンフィギュレーション ファイルを失って、新しいスイッチ スタックのシステム レベルの設定を使用します。 switchが新しいスイッチ スタックに参加する前にスタンドアロン switchとして電源をオンにされた場合は、スタックがリロードされます。 スタックがリロードすると、新しいswitchがactive switchになって、そのコンフィグレーションを保持し、他のスタック メンバーのコンフィギュレーション ファイルを上書きする可能性があります。
各スタック メンバーのインターフェイス固有のコンフィギュレーションには、スタック メンバー番号が関連付けられます。 スタック メンバーは、番号が手動で変更された場合、または同じスイッチ スタック内の他のメンバーによってすでに使用されている場合以外は、自分の番号を保持します。 スタック メンバーの番号を変更した場合は、そのスタック メンバーのリセット後に新しい番号が有効になります。
そのメンバー番号に対応するインターフェイス固有のコンフィギュレーションが存在しない場合は、スタック メンバーはデフォルトのインターフェイス固有のコンフィギュレーションを使用します。
そのメンバー番号に対応するインターフェイス固有のコンフィギュレーションが存在する場合は、スタック メンバーはそのメンバー番号に関連付けられたインターフェイス固有のコンフィギュレーションを使用します。
故障したメンバーを同一のモデルに交換すると、交換後のメンバーが、自動的に、故障したswitchと同じインターフェイス固有のコンフィギュレーションを使用します。 インターフェイス設定を再設定する必要はありません。 交換後のswitch(プロビジョニングされたswitchとも呼ばれる)には、故障したswitchと同じスタック メンバー番号を割り当てる必要があります。
スタンドアロン switchのコンフィギュレーションの場合と同様に、スタック コンフィギュレーションをバックアップして復元します。
オフライン設定機能を使用すると、新しいスイッチがスイッチ スタックに参加する前に、スイッチに割り当て(設定を割り当て)できます。 現在スタックに属していないスイッチに関連付けられたスタック メンバー番号、スイッチ タイプ、およびインターフェイスを設定できます。 スイッチ スタックで作成した設定を割り当てられた設定と呼びます。 スイッチ スタックに追加され、この設定を受信するスイッチを割り当てられたスイッチと呼びます。
switch stack-member-number provision type グローバル コンフィギュレーション コマンドを通して、割り当てられた設定を手動で作成します。 stack-member-number はスタックに追加する前に割り当てられたスイッチ上で変更する必要があり、スイッチ スタック上の新しいスイッチ用に作成したスタック メンバー番号と一致する必要があります。 割り当てられた設定内のスイッチ タイプは新しく追加したスイッチのスイッチ タイプと一致する必要があります。 スイッチ スタックにスイッチを追加する場合に、割り当てられた設定が存在しないときは、割り当てられる設定が自動的に作成されます。
割り当てられたスイッチに関連付けられたインターフェイスを設定すると、スイッチ スタックがその設定を受け入れ、実行コンフィギュレーションにその情報が表示されます。 ただし、スイッチがアクティブでないため、インターフェイス上の設定が機能しないうえ、割り当てられたスイッチに関連付けられたインターフェイスが特定の機能の表示には現れません。 たとえば、割り当てられたスイッチに関連付けられた VLAN 設定情報は、スイッチ スタック上の show vlan ユーザ EXEC コマンド出力に表示されません。
スイッチ スタックは、割り当てられたスイッチがスタックに属するかどうかに関係なく、実行コンフィギュレーションに割り当てられた設定を保持します。 copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドを使用すると、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルに割り当てられた設定を保存できます。 スタートアップ コンフィギュレーション ファイルでは、割り当てられたスイッチがスタックに属するかどうかに関係なく、スイッチ スタックは保存した情報をリロードして使用できます。
プロビジョニングされたSwitchをスイッチ スタックに追加すると、スタックはプロビジョニングされた設定かデフォルト設定のどちらかを適用します。 下の表に、スイッチ スタックが、プロビジョニングされた設定とプロビジョニングされたスイッチを比較するときに発生するイベントを示します。
シナリオ |
結果 |
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スタック メンバー番号とSwitch タイプが一致する場合。 |
スイッチ スタックは、プロビジョニングされた設定をプロビジョニングされたスイッチに適用し、スタックに追加します。 |
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スタック メンバー番号は一致するが、Switch タイプが一致しない場合。 |
スイッチ スタックは、デフォルト設定をプロビジョニングされたスイッチに適用し、スタックに追加します。 プロビジョニングされた設定は、新しい情報を反映するために変更されます。 |
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プロビジョニングされた設定でスタック メンバ番号が検出されない |
スイッチ スタックは、デフォルト設定をプロビジョニングされたスイッチに適用し、スタックに追加します。 プロビジョニングされた設定は、新しい情報を反映するために変更されます。 |
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プロビジョニングされたスイッチのスタック メンバ番号が、プロビジョニングされた設定で検出されない |
スイッチ スタックは、デフォルト設定をプロビジョニングされたスイッチに適用し、スタックに追加します。 |
プロビジョニングされた設定で指定されたタイプとは異なるプロビジョニングされたスイッチを、電源が切られたスイッチ スタックに追加して電力を供給すると、スイッチ スタックがスタートアップ コンフィギュレーション ファイル内の(現在は不正な)switch stack-member-number provision type グローバル コンフィギュレーション コマンドを拒否します。 ただし、スタックの初期化中は、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルのデフォルトでないインターフェイス コンフィギュレーション情報が、(間違ったタイプの可能性がある)割り当てられたインターフェイス向けに実行されます。 実際のSwitch タイプと前にプロビジョニングされたスイッチ タイプの違いによって、拒否されるコマンドと、受け入れられるコマンドがあります。
(注) |
スイッチ スタックに新しいSwitchのプロビジョニングされた設定が含まれていない場合は、Switchがデフォルトのインターフェイス設定でスタックに参加します。 その後で、スイッチ スタックが、新しいSwitchと一致する switch stack-member-number provision type グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、その実行コンフィギュレーションに追加します。 設定情報については、「スイッチ スタックへの新しいメンバーの割り当て」のセクションを参照してください。 |
スイッチ スタック内の割り当てられたスイッチに障害が発生し、スタックから削除して別のSwitchと交換すると、スタックが割り当てられた設定またはデフォルト設定をそのスイッチに適用します。 スイッチ スタックが割り当てられた設定と割り当てられたスイッチを比較するときに発生するイベントは、割り当てられたスイッチをスタックに追加するときに発生するものと同じです。
割り当てられたスイッチをスイッチ スタックから削除すると、削除されたスタック メンバーに関連付けられた設定は、割り当てられた情報として実行コンフィギュレーション内に残ります。 設定を完全に削除するには、no switch stack-member-number provision グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
自動アップグレード機能と自動アドバイス機能を使用すれば、スイッチ スタックと互換性のないソフトウェア パッケージがインストールされたスイッチを互換性のあるバージョンのソフトウェアにアップグレードしてスイッチ スタックに参加できるようにすることができます。
自動アップグレード機能の目的は、スイッチを互換性のあるソフトウェア イメージにアップグレードしてスイッチ スタックに参加できるようにすることです。
新しいスイッチがスイッチ スタックに参加しようとすると、各スタック メンバーがそれ自体と新しいスイッチの互換性チェックを実行します。 各スタック メンバーは、active switchに互換性チェックの結果を送信し、その結果に基づいてスイッチがスイッチ スタックに参加できるかどうかが判断されます。 新しいスイッチ上のソフトウェアがスイッチ スタックと互換性がない場合は、新しいスイッチがバージョン不一致(VM)モードに入ります。
新しいスイッチ上の自動アップグレード機能がイネーブルになっている場合は、active switchが、自動的に、互換性のあるスタック メンバー上で実行されているものと同じソフトウェア イメージで新しいスイッチをアップグレードします。 自動アップグレードは、一致しないソフトウェアが検出された数分後に起動します。
自動アップグレードはデフォルトでディセーブルになっています。
自動アップグレードには自動コピー プロセスと自動抽出プロセスが含まれます。
自動コピーは、スタック メンバー上で実行しているソフトウェア イメージを新しいスイッチに自動的にコピーして、そのスイッチをアップグレードします。 また、自動コピーは、自動アップグレードがイネーブルになっている場合、新しいスイッチ上に十分なフラッシュ メモリが存在する場合、およびスイッチ スタック上で実行しているソフトウェア イメージが新しいスイッチに適合する場合に実行されます。
(注) |
VM モードのスイッチでは、すべてのリリース済みのソフトウェアが稼働するとは限りません。 たとえば、新しいスイッチ ハードウェアは以前のバージョンのソフトウェアでは認識されません。 |
自動抽出(auto-extract)は、自動アップグレード プロセスがスタック内で新しいスイッチにコピーする適切なソフトウェアを見つけられなかった場合に実行されます。 この場合、自動抽出プロセスは、スイッチ スタックまたは新しいスイッチをアップグレードするために必要な bin ファイルを、スタック内のすべてのスイッチで検索します。 bin ファイルは、スイッチ スタックまたは新しいスイッチ内の任意のフラッシュ ファイル システムに配置できます。 スタック メンバー上で新しいスイッチに適した bin ファイルが見つかった場合は、このプロセスがファイルを抽出して自動的に新しいスイッチをアップグレードします。
自動アップグレード機能は、バンドル モードで使用することはできません。 スイッチ スタックは、インストール済みモードで実行する必要があります。 スイッチ スタックがバンドル モードになっている場合は、software expand 特権 EXEC コマンドを使用してインストール済みモードに変更します。
自動アップグレードをイネーブルにするには、新しいスイッチ上で software auto-upgrade enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 自動アップグレードのステータスをチェックするには、show running-config 特権 EXEC コマンドを使用して表示された Auto upgrade 行を確認します。
新しいスイッチを特定のソフトウェア バンドルでアップグレードするように自動アップグレードを設定するには、software auto-upgrade source url グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 ソフトウェア バンドルが無効になっている場合は、新しいスイッチは、互換性のあるスタック メンバー上で実行しているものと同じソフトウェア イメージでアップグレードされます。
自動アップグレード プロセスが完了すると、新しいスイッチがリロードして、完全に機能するメンバーとしてスタックに参加します。 リロード時に両方のスタック ケーブルが接続されていれば、スイッチ スタックが 2 つのリング上で動作するため、ネットワークのダウンタイムが発生しません。
互換性のないソフトウェアを実行しているスイッチのアップグレードの詳細については、『Cisco IOS File System, Configuration Files, and Bundle Files Appendix, Cisco IOS XE Release 3SE (Catalyst 3850 Switches)』を参照してください。
自動アドバイス機能は次の場合に起動されます。
自動アップグレード機能がディセーブルになっている。
新しいスイッチがバンドル モードで、スタックがインストール済みモードになっている。 自動アドバイスは、新しいスイッチをインストール済みモードに変更するための software auto-upgrade 特権 EXEC コマンドの使用に関する syslog メッセージを表示します。
スタックがバンドル モードになっている。 自動アドバイスは、新しいスイッチがスタックに参加できるようにするためのバンドル モードでの起動に関する syslog メッセージを表示します。
新しいスイッチが互換性のないソフトウェアを実行しているために、自動アップグレードの試みが失敗した。 スイッチ スタックが新しいスイッチとの互換性チェックを実行した後に、自動アドバイスが、新しいスイッチが自動アップグレードできるかどうかに関する syslog メッセージを表示します。
自動アドバイスはディセーブルにできません。 また、スイッチ スタック ソフトウェアと、バージョン不一致(VM)モードのスイッチのソフトウェアに同じライセンス レベルが含まれていない場合は提案を表示しません。
自動アドバイス(auto-advise)は、自動アップグレード プロセスが新しいスイッチにコピーする適切なスタック メンバー ソフトウェアを見つけられない場合に実行されます。 このプロセスにより、スイッチ スタックまたは新しいスイッチを手動でアップグレードするために必要なコマンド(archive copy-sw または archive download-sw 特権 EXEC コマンド)とイメージ名(tar ファイル名)が表示されます。 推奨されているイメージは、実行中のスイッチ スタック イメージまたはスイッチ スタック(新しいスイッチを含む)内のフラッシュ ファイル システム上の tar ファイルです。 スタックのフラッシュ ファイル システムで適切なイメージが見つからない場合、自動アドバイス プロセスによって、スイッチ スタックに新規ソフトウェアをインストールするように伝えられます。 自動アドバイスはディセーブルにできません。また、そのステータスを確認するコマンドはありません。
この自動アドバイスのサンプル出力は、自動アップグレード機能がディセーブルになっており、互換性のないスイッチ 1 がスイッチ スタックに参加しようとした場合に表示されるシステム メッセージを示しています。
*Oct 18 08:36:19.379: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW_INITIATED: 2 installer: Auto advise initiated for switch 1 *Oct 18 08:36:19.380: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: Searching stack for software to upgrade switch 1 *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: Switch 1 with incompatible software has been *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: added to the stack. The software running on *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: all stack members was scanned and it has been *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: determined that the 'software auto-upgrade' *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: command can be used to install compatible *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: software on switch 1.
この自動アドバイスのサンプル出力は、自動アップグレードがディセーブルになっており、バンドル モードで動作しているスイッチがインストール済みモードで動作しているスタックに参加しようとした場合に表示されるシステム メッセージを示しています。
*Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW_INITIATED: 2 installer: Auto advise initiated for switch 1 *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: Switch 1 running bundled software has been added *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: to the stack that is running installed software. *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: The 'software auto-upgrade' command can be used to *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: convert switch 1 to the installed running mode by *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: installing its running software.
すべてのスタック メンバーが、active switch上で設定された Switch Database Management(SDM)テンプレートを使用します。 新しいスイッチをスタックに追加すると、active switch上に保存された SDM コンフィギュレーションが個別のスイッチ上で設定されたテンプレートをオーバーライドします。
show switch 特権 EXEC コマンドを使用すると、スタック メンバーが SDM 不一致モードになっているかどうかを確認できます。
バージョン不一致(VM)モードは、SDM 不一致モードより優先されます。 VM モード条件と SDM 不一致モードが存在する場合、スイッチ スタックは先に VM モード条件を解決しようとします。
スイッチ スタックおよびスタック メンバ インターフェイスは、active switchを経由して管理します。 CLI、SNMP、およびサポートされているネットワーク管理アプリケーション(CiscoWorks など)を使用できます。 個別の Switch ごとにスタック メンバーを管理することはできません。
(注) |
SNMP を使用して、サポートされる MIB によって定義されるスタック全体のネットワーク機能を管理します。 スイッチは、スタックのメンバーシップや選択などのスタック構成固有の機能を管理するための MIB をサポートしません。 |
特定のスタック メンバ ポートを設定する場合は、CLI コマンド インターフェイス表記にスタック メンバ番号を含めてください。
特定のスタック メンバーをデバッグする場合は、session stack-member-number 特権 EXEC コマンドを使用してスタック マスターからアクセスできます。 スタック メンバ番号は、システム プロンプトに追加されます。 たとえば、Switch-2# はスタック メンバ 2 の特権 EXEC モードのプロンプトであり、スタック マスターのシステム プロンプトは Switch です。 特定のスタック メンバへの CLI セッションで使用できるのは、show コマンドと debug コマンドに限ります。
スタンバイ スイッチをデバッグするには、session standby ios 特権 EXEC コマンドを使用してアクティブ スイッチからアクセスできます。 特定のスタック メンバをデバッグするには、アクティブなスイッチから session switch stack-member-number 特権 EXEC コマンドを使用して、スタック メンバの診断シェルにアクセスします。 特定のスタック メンバへの CLI セッションで使用できるのは、show コマンドと debug コマンドに限ります。
スイッチ スタックは、単一 IP アドレスを介して管理されます。 IP アドレスは、システムレベル設定であり、active switchやその他のスタック メンバー固有ではありません。 スタックからactive switchまたはその他のスタック メンバーを削除しても IP 接続があれば、そのまま同じ IP アドレスを使用してスタックを管理できます。
(注) |
スイッチ スタックからスタック メンバーを削除した場合、各スタック メンバーは自身の IP アドレスを保持します。 したがって、ネットワーク内で同じ IP アドレスを持つ 2 つのデバイスが競合するのを避けるため、スイッチ スタックから削除したSwitchの IP アドレスを変更しておきます。 |
スイッチ スタック設定の関連情報については、「スイッチ スタックのコンフィギュレーション ファイル」のセクションを参照してください。
active switchに接続するには、次のいずれかの方法を使用します。
1 つまたは複数のスタック メンバーのコンソール ポートを経由して、端末または PC をactive switchに接続できます。
1 つまたは複数の スタック メンバーのイーサネット管理ポートを経由して、PC をactive switchに接続できます。 イーサネット管理ポート経由でスイッチ スタックに接続する方法については、「イーサネット管理ポートの使用」のセクションを参照してください。
active switchに複数の CLI セッションを使用する場合は注意が必要です。 1 つのセッションで入力したコマンドは、別のセッションには表示されません。 そのため、コマンドを入力したセッションを識別できなくなることがあります。
スイッチ スタックを管理する場合は、1 つの CLI セッションだけを使用することを推奨します。
次の表に、デフォルトのスイッチ スタック設定を示します。
機能 |
デフォルト設定 |
---|---|
スタック MAC アドレス タイマー |
ディセーブル |
スタック メンバー番号 |
1 |
スタック メンバーのプライオリティ値 |
1 |
オフライン設定 |
スイッチ スタックはプロビジョニングされていません。 |
永続的 MAC アドレス |
ディセーブル |
(注) |
この機能を設定するためにコマンドを入力すると、設定の結果を記述した警告メッセージが表示されます。 この機能は慎重に使用してください。 古い active switch の MAC アドレスを同じドメイン内で使用すると、トラフィックが失われることがあります。 |
永続 MAC アドレスをイネーブルにするには、次の手順を実行します。
1. enable
3. stack-mac persistent timer [0 | time-value]
5. copy running-config startup-config
永続的 MAC アドレス機能をディセーブルにするには、no stack-mac persistent timer グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
この任意の作業は、active switch からのみ使用できます。
メンバー番号をスタック メンバーに割り当てるには、次の手順を実行します。
1. enable
3. switch current-stack-member-number renumber new-stack-member-number
5. reload slot stack-member-number
6. show switch
7. copy running-config startup-config
この任意の作業は、active switch からのみ使用できます。
プライオリティ値をスタック メンバーに割り当てるには、次の手順を実行します。
1. enable
3. switch stack-member-number priority new-priority-number
5. show switch stack-member-number
6. copy running-config startup-config
この任意の作業は、active switch からのみ使用できます。
1. show switch
2. configure terminal
3. switch stack-member-number provision type
4. end
5. copy running-config startup-config
開始する前に、スタックから割り当てられたスイッチを削除する必要があります。 この任意の作業は、active switch からのみ使用できます。
1. configure terminal
2. no switch stack-member-number provision
3. end
4. copy running-config startup-config
次のように設定されたスタック内の割り当てられたスイッチを削除する場合:
さらに、割り当てられた情報を削除し、エラー メッセージを受信しないようにするには、スタック メンバー 3 の電源を切り、スタック メンバー 3 とそれが接続されているスイッチとの間の StackWise-480 スタック ケーブルを抜き、そのケーブルを別のメンバー間に再接続して、no switch stack-member-number provision グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。
1. show switch
1. software auto-upgrade
2. copy running-config startup-config
このオプション タスクは、アクティブ スイッチのみから使用できます。
1. session switch stack-member-number
2. exit
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | session switch stack-member-number 例: Switch# session switch 2
|
アクティブ スイッチからスタック メンバーの診断シェルにアクセスします。 |
ステップ 2 | exit 例: Switch(diag)> exit
|
active switch上の CLI セッションに戻ります。 |
スタック ポートでフラッピングが発生し、スタック リングが不安定になっている場合に、そのポートをディセーブルにするには、switch stack-member-number stack port port-number disable 特権 EXEC コマンドを入力します。 ポートを再びイネーブルにするには、switch stack-member-number stack port port-number enable コマンドを入力します。
(注) |
switch stack-member-number stack port port-number disable コマンドの使用には注意が必要です。 スタック ポートをディセーブルにすると、スタックは半分の帯域幅で稼働します。 |
スタック ポートを通じてすべてのメンバーが接続されており、準備完了状態であれば、スタックはフルリング状態です。
次の現象が発生すると、スタックが部分リング状態になります。
1. switch stack-member-number stack port port-number disable
2. switch stack-member-number stack port port-number enable
スタックがフルリング状態のときにスタック ポートをディセーブルにしようとする場合は、1 つのスタック ポートしかディセーブルにすることができません。 次のメッセージが表示されます。
Enabling/disabling a stack port may cause undesired stack changes. Continue?[confirm]
スタックが部分リング状態のときにスタック ポートをディセーブルにしようとしても、そのポートをディセーブルにすることができません。 次のメッセージが表示されます。
Disabling stack port not allowed with current stack configuration.
スイッチ 1 のポート 1 がスイッチ 4 のポート 2 に接続されています。 ポート 1 でフラッピングが発生した場合は、switch 1 stack port 1 disable 特権 EXEC コマンドを使用してポート 1 をディセーブルにすることができます。 スイッチ 1 のポート 1 がディセーブルになっており、スイッチ 1 の電源がまだオンになっている状態でスタック ポートを再びイネーブルにするには、次の手順を実行します。
注意 |
スイッチ 1 のポート 1 をイネーブルにする前にスイッチ 4 の電源を入れると、スイッチのいずれかがリロードされる場合があります。 最初にスイッチ 4 の電源を入れると、リンクを起動するために switch 1 stack port 1 enable および switch 4 stack port 2 enable 特権 EXEC コマンドを入力する必要がある場合があります。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
show switch |
割り当てられたスイッチやバージョン不一致モードのスイッチのステータスなど、スタックに関するサマリー情報を表示します。 |
show switch stack-member-number |
特定のメンバーに関する情報を表示します。 |
show switch detail |
スタックに関する詳細情報を表示します。 |
show switch neighbors |
スタック ネイバーを表示します。 |
show switch stack-ports [summary] |
スタックのポート情報を表示します。 スタックのケーブル長、スタックのリンク ステータス、およびループバック ステータスを表示するには、summary キーワードを使用します。 |
show redundancy |
冗長システムと現在のプロセッサ情報を表示します。 冗長システムの情報にはシステム稼働時間、スタンバイ失敗、スイッチオーバー理由、ハードウェア、設定冗長モードおよび動作冗長モードが含まれます。 表示される現在のプロセッサ情報にはアクティブ位置、ソフトウェアの状態、現在の状態での稼働時間などが含まれます。 |
show redundancy state |
アクティブおよびスタンバイ switchesの冗長状態をすべて表示します。 |
シナリオ |
結果 |
|
---|---|---|
既存のアクティブ スイッチによって明確に決定されるアクティブ スイッチ選択 |
StackWise-480 スタック ポート経由で 2 つの電源の入ったスイッチ スタックを接続します。 |
2 つのアクティブ スイッチのうち 1 つだけが新しいactive switchになります。 |
スタック メンバーのプライオリティ値によって明確に決定されるアクティブ スイッチ選択 |
より高いプライオリティ値を持つスタック メンバーがactive switchに選択されます。 |
|
コンフィギュレーション ファイルによって明確に決定されるアクティブ スイッチ選択 |
両方のスタック メンバーが同じプライオリティ値を持つものと仮定します。 |
保存済みのコンフィギュレーション ファイルを持つスタック メンバーがactive switchに選択されます。 |
MAC アドレスによって明確に決定されるアクティブ スイッチ選択 |
両方のスタック メンバーが同じプライオリティ値、コンフィギュレーション ファイル、ライセンス レベルを持っていると仮定して、両方のスタック メンバーを同時に再起動します。 |
MAC アドレスが小さい方のスタック メンバーがactive switchに選択されます。 |
スタック メンバー番号の競合 |
一方のスタック メンバーが他方のスタック メンバーより高いプライオリティ値を持つものと仮定します。 |
より高いプライオリティ値を持つスタック メンバーが、自分のスタック メンバー番号を保持します。 もう一方のスタック メンバーは、新たなスタック メンバー番号を持ちます。 |
スタック メンバーの追加 |
active switchが保持されます。 新たなスイッチがスイッチ スタックに追加されます。 |
|
アクティブ スイッチの障害 |
active switchを取り外します(または電源をオフにします)。 |
スタンバイ スイッチが新しいアクティブ スイッチになります。 スタック内の他のすべてのスタック メンバーは、スタック メンバーのままで、再起動はされません。 |
9 台を超えるスタック メンバーの追加 |
2 台のswitchがアクティブ スイッチになります。 1 台のactive switchが 9 台のスタック メンバーで構成されます。 その他のactive switchはスタンドアロン switchとして残ります。 アクティブ スイッチのswitchとそれぞれのactive switchに属しているswitchを識別するには、switch上の Mode ボタンとポート LED を使用します。 |
次に、永続的 MAC アドレス機能に 7 分の遅延時間を設定し、設定を確認する例を示します。
Switch(config)# stack-mac persistent timer 7 WARNING: The stack continues to use the base MAC of the old Master WARNING: as the stack MAC after a master switchover until the MAC WARNING: persistency timer expires. During this time the Network WARNING: Administrators must make sure that the old stack-mac does WARNING: not appear elsewhere in this network domain. If it does, WARNING: user traffic may be blackholed. Switch(config)# end Switch# show switch Switch/Stack Mac Address : 0016.4727.a900 Mac persistency wait time: 7 mins H/W Current Switch# Role Mac Address Priority Version State ---------------------------------------------------------- *1 Active 0016.4727.a900 1 P2B Ready
次に、スタック メンバー番号 2 が設定されたスイッチをスイッチ スタックに割り当てる例を示します。 show running-config コマンドの出力は、プロビジョニングされたスイッチに関連付けられたインターフェイスを示します。
Switch(config)# switch 2 provision switch_PID Switch(config)# end Switch# show running-config | include switch 2 ! interface GigabitEthernet2/0/1 ! interface GigabitEthernet2/0/2 ! interface GigabitEthernet2/0/3 <output truncated>
スタック メンバ 2 のポート 1 だけがディセーブルです。
Switch# show switch stack-ports summary Switch#/ Stack Neighbor Cable Link Link Sync # In Port# Port Length OK Active OK Changes Loopback Status To LinkOK -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 1/2 Down None 3 m Yes No Yes 1 No 2/1 Down None 3 m Yes No Yes 1 No 2/2 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 1 No
フィールド |
説明 |
---|---|
Switch#/Port# |
メンバー番号と、そのスタック ポート番号 |
Stack Port Status |
スタック ポートのステータス。 |
Neighbor |
スタック ケーブルの接続先の、アクティブなメンバーのスイッチの数。 |
Cable Length |
有効な長さは 50 cm、1 m、または 3 m です。 スイッチがケーブルの長さを検出できない場合は、値は no cable になります。 ケーブルが接続されていないか、リンクが信頼できない可能性があります。 |
Link OK |
スタック ケーブルが接続され機能しているかどうか。 相手側には、接続されたネイバーが存在する場合も、そうでない場合もあります。 リンク パートナーは、ネイバー スイッチ上のスタック ポートのことです。 |
Link Active |
スタック ケーブル相手側にネイバーが接続されているかどうか。 |
Sync OK |
リンク パートナーが、スタック ポートに有効なプロトコル メッセージを送信するかどうか。 |
# Changes to LinkOK |
リンクの相対的安定性。 短期間で多数の変更が行われた場合は、リンクのフラップが発生することがあります。 |
In Loopback |
スタック ケーブルがメンバのスタック ポートに接続されているかどうか。 |
メンバーが 3 つのスタックでは、スタック ケーブルですべてのメンバーが接続されます。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 1/2 OK 2 3 m Yes Yes Yes 1 No 2/1 OK 1 3 m Yes Yes Yes 1 No 2/2 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 1 No
スイッチ 1 のポート 1 からスタック ケーブルを切断すると、次のメッセージが表示されます。
01:09:55: %STACKMGR-4-STACK_LINK_CHANGE: Stack Port 2 Switch 3 has changed to state DOWN 01:09:56: %STACKMGR-4-STACK_LINK_CHANGE: Stack Port 1 Switch 1 has changed to state DOWN Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 Absent None No cable No No No 1 No 1/2 OK 2 3 m Yes Yes Yes 1 No 2/1 OK 1 3 m Yes Yes Yes 1 No 2/2 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/2 Down None 50 cm No No No 1 No
スイッチ 1 のポート 2 からスタック ケーブルを切断すると、スタックが分割されます。
スイッチ 2 とスイッチ 3 がスタック ケーブルで接続された 2 メンバー スタックのメンバーになります。
Switch# show sw stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 2/1 Down None 3 m No No No 1 No 2/2 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/2 Down None 50 cm No No No 1 No
スイッチ 1 はスタンドアロン スイッチです。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 Absent None No cable No No No 1 Yes 1/2 Absent None No cable No No No 1 Yes
スイッチ 1 のポート 1 のポート ステータスが Down で、ケーブルが接続されています。
スイッチ 1 のポート 2 のポート ステータスが Absent で、ケーブルが接続されていません。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 Down None 50 Cm No No No 1 No 1/2 Absent None No cable No No No 1 No
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 2/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 2/2 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No
ポート ステータスを見ると、次のことがわかります。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 Absent None No cable No No No 1 Yes 1/2 Absent None No cable No No No 1 Yes
すべてのスタック メンバーは、スタック ケーブルで接続されます。 スイッチ 1 のポート 2 と、スイッチ 2 のポート 1 が接続されます。
次に、メンバーのポート ステータスを示します。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 0 No 1/2 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 0 No 2/1 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 0 No 2/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 0 No
スイッチ 1 のポート 2 からケーブルを切断すると、次のメッセージが表示されます。
%STACKMGR-4-STACK_LINK_CHANGE: Stack Port 1 Switch 2 has changed to state DOWN %STACKMGR-4-STACK_LINK_CHANGE: Stack Port 2 Switch 1 has changed to state DOWN
ポート ステータスは次のようになります。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 1/2 Absent None No cable No No No 2 No 2/1 Down None 50 cm No No No 2 No 2/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 1 No
ケーブルの片方だけが、スタック ポート(スイッチ 2 のポート 1)に接続されます。
スイッチ 1 のポート 2 の Stack Port Status 値は Absent で、スイッチ 2 のポート 1 の値は Down です。
Cable Length 値は No cable です。
問題の診断
すべてのメンバーは、スタック ケーブルで接続されます。 スイッチ 1 のポート 2 と、スイッチ 2 のポート 1 が接続されます。
ポート ステータスは次のとおりです。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 1/2 Down None 50 cm No No No 2 No 2/1 Down None 50 cm No No No 2 No 2/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 1 No
問題の診断
Stack Port Status の値が Down になっています。
Link OK、Link Active、および Sync OK の値が No になっています。
Cable Length の値が 50 cm になっています。 スイッチがケーブルを検出し、正しく識別しています。
スイッチ 1 のポート 2 と、スイッチ 2 のポート 1 との接続は、少なくとも 1 つのコネクタ ピンで不安定になっています。
関連項目 | マニュアル タイトル |
---|---|
スイッチ スタックのケーブル配線と電源供給。 |
Catalyst 3850 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド |
説明 | Link |
---|---|
このリリースのシステム エラー メッセージを調査し解決するために、エラー メッセージ デコーダ ツールを使用します。 |
https://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Errordecoder/index.cgi |
標準/RFC | Title |
---|---|
なし |
— |
MIB | MIB のリンク |
---|---|
本リリースでサポートするすべての MIB |
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびライセンスされたフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
説明 | Link |
---|---|
シスコのサポート Web サイトでは、シスコの製品やテクノロジーに関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルやツールをはじめとする豊富なオンライン リソースを提供しています。 お使いの製品のセキュリティ情報や技術情報を入手するために、Cisco Notification Service(Field Notice からアクセス)、Cisco Technical Services Newsletter、Really Simple Syndication(RSS)フィードなどの各種サービスに加入できます。 シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。 |
目次
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
スイッチ スタックは、StackWise-480 ポート経由で接続された最大 9 つのスタック対応スイッチで構成できます。 スタック メンバーは 1 つの統合システムとして連携します。 レイヤ 2 プロトコルとレイヤ 3 プロトコルが、スイッチ スタック全体を単一のエンティティとしてネットワークに提示します。
スイッチ スタックには、必ず 1 個のアクティブ スイッチおよび 1 個のスタンバイ スイッチがあります。 アクティブ スイッチが使用不可能になった場合、スタンバイ スイッチがアクティブ スイッチの役割を担い、スタックは継続して動作します。
アクティブ スイッチがスイッチ スタックの動作を制御し、スタック全体の単一管理点になります。 アクティブ スイッチから、以下を設定します。
アクティブ スイッチには、スイッチ スタックの保存済みの実行コンフィギュレーション ファイルが格納されています。 コンフィギュレーション ファイルには、スイッチ スタックのシステム レベルの設定と、スタック メンバーごとのインターフェイス レベルの設定が含まれます。 各スタック メンバーは、バックアップ目的で、これらのファイルの現在のコピーを保持します。
スイッチ スタックは、StackWise-480 ポート経由で接続された最大 9 つのスタック対応スイッチで構成できます。 スタックは、次のいずれかの構成にできます。
同種スタック:スタック メンバーとして Catalyst 3850 スイッチのみで構成された Catalyst 3850スタック。
混合ハードウェア スタック:アクティブ スイッチとして Catalyst 3850 スイッチまたは Catalyst 3650 スイッチのどちらかを使用し、Catalyst 3850 スイッチと Catalyst 3650 スイッチの混合で構成されたスタック。
混合ソフトウェア スタック:スタック メンバーとしてさまざまなライセンス レベルをサポートする Catalyst 3850 スイッチのみで構成されたスタック。
たとえば、IP Base ライセンス レベルを実行している一部のメンバー、IP Services ライセンス レベルを実行しているその他のメンバー、および LAN Base ライセンス レベルを実行している残りのメンバーで構成されたスタック。
混合ハードウェア/ソフトウェア スタック:スタック メンバーとしてさまざまなライセンス レベルをサポートする Catalyst 3850 スイッチと Catalyst 3650 スイッチで構成されたスタック。
たとえば、IP Services ライセンス レベルを実行しているCatalyst 3850メンバーと IP Services ライセンス レベルを実行しているCatalyst 3650メンバーで構成されたスタック。
スイッチ スタックには、必ず 1 個のアクティブ スイッチおよび 1 個のスタンバイ スイッチがあります。 アクティブ スイッチが使用不可能になった場合、スタンバイ スイッチがアクティブ スイッチの役割を担い、スタックは継続して動作します。
アクティブ スイッチがスイッチ スタックの動作を制御し、スタック全体の単一管理点になります。 アクティブ スイッチから、以下を設定します。
アクティブ スイッチには、スイッチ スタックの保存済みの実行コンフィギュレーション ファイルが格納されています。 コンフィギュレーション ファイルには、スイッチ スタックのシステム レベルの設定と、スタック メンバーごとのインターフェイス レベルの設定が含まれます。 各スタック メンバーは、バックアップ目的で、これらのファイルの現在のコピーを保持します。
active switch上でサポートされるシステムレベルの機能は、スイッチ スタック全体でサポートされます。
スタック メンバーは、StackWise-480 テクノロジーを使用して、1 つの統合システムとして連携します。 レイヤ 2 プロトコルとレイヤ 3 プロトコルは、スイッチ スタック全体をネットワーク内の単一のエンティティとしてサポートします。
(注) |
LAN Base イメージを実行しているスイッチ スタックは、レイヤ 3 機能をサポートしません。 |
StackWise-480 は、480 Gbps のスタック帯域幅で、ステートフル スイッチオーバー(SSO)を使用してスタック内に復元力を提供します。 スタックは、メンバー スイッチが選出したアクティブ スイッチによって管理される単一のスイッチング ユニットとして動作します。 アクティブ スイッチによって、スタック内のスタンバイ スイッチが自動的に選出されます。 アクティブ スイッチは、すべてのスイッチング、ルーティング、およびワイヤレスに関する情報を作成して更新し、この情報を継続的にスタンバイ スイッチと同期します。 アクティブ スイッチで障害が発生した場合、スタンバイ スイッチがアクティブ スイッチの役割を担い、スタックは継続して動作します。 アクセス ポイントは、アクティブ スイッチに直接接続されていなければ、アクティブからスタンバイへのスイッチオーバー中に切断されることはありません。 この場合、アクセス ポイントは電源がオフになって、リブートします。 動作中のスタックは、サービスを中断せずに、新しいメンバーを追加したり、既存のメンバーを削除することができます。
StackPower を使用すれば、スタック内の電源をスタック内のすべてのスイッチに共通のリソースとして共有することができます。 StackPower は、スイッチに実装された個別の電源を統合して 1 つの電源プールを構成し、必要とされる場所に電力を供給します。 StackPower ケーブルを使用して、最大 4 つのスイッチを StackPower スタック内で設定できます。
StackPower の詳細については、 Interface and Hardware Component Configuration Guide(Catalyst 3850 Switches) を参照してください。
スタンドアロン switchは、active switchとしても動作するスタック メンバーを 1 つだけ持つswitch スタックです。 スタンドアロン switchを別のswitchと接続して、2 つのスタック メンバーで構成され、一方がactive switchであるスイッチ スタックを構築できます。 スタンドアロン switchを既存のswitch スタックに接続して、スタック メンバーシップを増やすこともできます。
混合スタックは、Catalyst 3850 スイッチと Catalyst 3650 スイッチのどちらかをactive switchとして使用して最大 9 つのスタック メンバーで構成できます。
デフォルトで、Catalyst 3850 スイッチのスタック帯域幅は 480 Gbps で、Catalyst 3650 スイッチの最大スタック帯域幅は 160 Gbps です。 Catalyst 3850 スイッチと Catalyst 3650 スイッチの混合スタックでは、スタックが Catalyst 3650 スイッチの帯域幅で動作する必要があります。 そうしない場合は、スイッチがスタック構成になりません。
スタック帯域幅を 160 Gbps に設定するには、Catalyst 3650 スイッチをスタックに追加する前に、Catalyst 3850 スタック メンバー上で switch switch-number stack-bandwidth 160g 特権 EXEC コマンドを使用してから、スタックをリロードします。 スタックから Catalyst 3650 スイッチを削除すれば、switch switch-number stack-bandwidth 480g 特権 EXEC コマンドを使用することにより、スタック帯域幅を 480 Gbps に設定できます。
show switch stack-bandwidth 特権 EXEC コマンドを入力することにより、現在のスタック帯域幅をチェックできます。
スタック メンバを同一のモデルと交換した場合、新たなスイッチ(プロビジョニングされるスイッチとも呼びます)は交換されたスイッチと同じメンバ番号を使用すると、交換されたスイッチとまったく同じ設定で機能します。
active switchを削除したり、電源の入ったスタンドアロン スイッチまたはスイッチ スタックを追加したりしないかぎり、メンバーシップの変更中も、スイッチ スタックの動作は間断なく継続されます。
電源の入ったスイッチの追加(マージ)により、すべてのスイッチはリロードし、その中から新しいアクティブ スイッチを選定します。 新しく選定されたアクティブ スイッチは、その役割と設定を保持します。 他のすべてのスイッチは、個別のスタック メンバー番号を保持し、新しく選択されたアクティブ スイッチのスタック設定を使用します。
新しく作成されたスイッチ スタックにアクティブ スイッチまたはスタンバイ スイッチがない場合、スイッチ スタックはリロードし、新しいアクティブ スイッチを選定します。
(注) |
スイッチ スタックに追加または削除するスイッチの電源がオフであることを確認します。 スタック メンバーを追加または削除したら、スイッチ スタックがすべての帯域幅(480 Gbps)で動作していることを確認します。 スタック モード LED が点灯するまで、スタック メンバの Mode ボタンを押します。 スタック内のすべてのスイッチでは、右側の最後の 2 つのポート LED がグリーンに点灯します。 スイッチ モデルに応じて、右側の最後の 2 つのポートは 10 ギガビット イーサネット ポートまたは Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール ポート(10/100/1000 ポート)になります。 スイッチの一方または両方の LED がグリーンでない場合、スタックは全帯域幅で稼働していません。 |
スタックを分割しないで、電源が入ったスタック メンバを取り外す場合、次の手順を実行します。
スイッチ スタックに影響するケーブル配線と電源の考慮事項については、Catalyst 3850 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド を参照してください。
スタック メンバー番号(1 ~ 9)は、Switch スタック内の各メンバーを識別します。 また、メンバー番号によって、スタック メンバーが使用するインターフェイス レベルの設定が決定します。 show switch EXEC コマンドを使用すると、スタック メンバー番号を表示できます。
新しい初期設定状態の Switch(Switch スタックに参加していないスイッチまたはスタック メンバー番号が手動で割り当てられていないスイッチ)は、デフォルト スタック メンバー番号 1 で出荷されます。 そのスイッチがSwitch スタックに参加すると、そのデフォルト スタック メンバー番号がスタック内で使用可能な最小メンバー番号に変更されます。
同じSwitch スタック内のスタック メンバーが同じスタック メンバー番号を持つことはできません。 スタンドアロン Switchを含むすべてのスタック メンバーは、番号が手動で変更されるまで、または、その番号がスタック内の他のメンバーによってすでに使用されていないかぎり、独自のメンバー番号を保持します。
switch current-stack-member-number renumber new-stack-member-number EXEC コマンドを使用して手動でスタック メンバー番号を変更した場合は、その番号がスタック内の他のメンバーに未割り当てなときにだけ、そのスタック メンバーのリセット後(または、reload slot stack-member-number 特権 EXEC コマンドの使用後)に、新たな番号が有効となります。 スタック メンバー番号を変更するもう 1 つの方法は、Switch_NUMBER 環境変数を変更することです。
番号がスタック内の他のメンバーによって使用されている場合は、Switchがスタック内で使用可能な最小番号を選択します。
手動でスタック メンバーの番号を変更し、新たなメンバー番号にインターフェイス レベルの設定が関連付けられていない場合は、スタック メンバーをデフォルト設定にリセットします。
割り当てられたSwitch上では、switch current-stack-member-number renumber new-stack-member-number EXEC コマンドを使用できません。 使用すると、コマンドは拒否されます。
スタック メンバーを別のSwitch スタックに移動した場合、そのスタック メンバーは、自分の番号がスタック内の他のメンバーによって使用されていない場合にだけ、その番号を保持します。 その番号が使用されている場合は、Switchがスタック内で使用可能な最小番号を選択します。
Switch スタックをマージした場合は、新しい active switch のSwitch スタックに参加しているSwitchがスタック内で使用可能な最小番号を選択します。
ハードウェア インストレーション ガイドに記載されているように、Switch ポート LED をスタック モードで使用すれば、各スタック メンバーのスタック メンバー番号を目視で確認できます。
スタック メンバのプライオリティ値が高いほど、active switch として選択され、自分のスタック メンバ番号を保持できる可能性が高くなります。 プライオリティ値は 1 ~ 15 の範囲で指定できます。 デフォルトのプライオリティ値は 1 です。 show switch EXEC コマンドを使用すると、スタック メンバーのプライオリティ値を表示できます。
(注) |
active switchにするswitchには、最大プライオリティ値を割り当てることをお勧めします。 これにより、再選択が実施されたときにそのswitchがactive switchとして再選択されることが保証されます。 |
スタック メンバのプライオリティ値を変更するには、switch stack-member-number priority new priority-value EXEC コマンドを使用します。 詳細については、「スタック メンバー プライオリティ値の設定」のセクションを参照してください。
新しいプライオリティ値はすぐに有効となりますが、現在の active switch には影響しません。 新たなプライオリティ値は、現在の active switch またはスイッチ スタックのリセット時に、どのスタック メンバが新たな active switch として選択されるかを決定する場合に影響を及ぼします。
永続的 MAC アドレス機能を使用すれば、スタック MAC アドレスが変更されるまでの時間遅延を設定できます。 この期間に、前のアクティブ スイッチがスタックに再参加すると、スイッチが現在はスタック メンバーで、アクティブ スイッチではない場合でも、スタックはその MAC アドレスをスタック MAC アドレスとして使用し続けます。 この期間に前のアクティブ スイッチがスタックに再参加しなかった場合は、スイッチ スタックが新しいアクティブ スイッチの MAC アドレスをスタック MAC アドレスとして取得します。 デフォルトでは、新しいアクティブ スイッチが引き継ぐ場合でも、スタック MAC アドレスは最初のアクティブ スイッチの MAC アドレスになります。
永続的 MAC アドレス機能を使用すれば、スタック MAC アドレスが新しいスタック マスターの MAC アドレスに変更されるまでの時間遅延を設定できます。 この機能がイネーブルになっている場合は、スタック MAC アドレスが約 4 分後に変更されます。 この期間に、前のスタック マスターがスタックに再参加すると、スイッチが現在はスタック メンバーで、スタック マスターではない場合でも、スタックはその MAC アドレスをスタック MAC アドレスとして使用し続けます。 前のスタック マスターがこの期間にスタックに復帰しない場合、スイッチ スタックは新しいスタック マスターの MAC アドレスをスタック MAC アドレスとして取得します。
また、スタック MAC アドレスが新しいactive switch MAC アドレスに変更されないように、スタック MAC の永続性を設定することもできます。
すべてのスタック メンバは、アクティブ スイッチまたはスタンバイ スイッチにすることができます。 アクティブ スイッチが使用できなくなった場合、スタンバイ スイッチがアクティブ スイッチになります。
アクティブ スイッチは、次のイベントのいずれかが発生しないかぎり、役割を維持します。
すべてのスタック メンバは、スタック マスターになる資格を持っています。 スタック マスターが使用不能になると、残りのメンバの中から新しいスタック マスターが選択されます。
active switch は、次にリストした順番で、いずれかのファクタに基づいて選択または再選択されます。
現在 active switch であるスイッチ。
最高のスタック メンバ プライオリティ値を持つスイッチ
(注) |
active switch にしたいスイッチには、最高のプライオリティ値を割り当てることを推奨します。 これにより、再選択が発生したときにそのスイッチを active switch として選択させられます。 |
起動時間が最短のスイッチ。 機能イメージ ライセンス間のの起動時間の差によってアクティブ スイッチが決まります。 たとえば、IP Services ライセンス レベルが稼働しているスイッチが、IP Base ライセンス レベルが稼働しているスイッチより高いプライオリティを持っている場合でも、起動に 120 秒長くかかった場合は、IP Base ライセンス レベルが稼働しているスイッチの方がアクティブ スイッチになります。 この問題を回避するには、IP Base ライセンス レベルを稼働させるスイッチをアップグレードして、他方のスイッチとライセンス機能セットとソフトウェア イメージを同じにするか、またはアクティブ スイッチを手動で起動し、最低 8 秒間待機してから、IP Base ライセンス レベルを実行する新しいメンバー スイッチを起動します。
コンフィギュレーション ファイルを保持するスイッチ
MAC アドレスが最小のスイッチ
(注) |
新しいスタンバイ スイッチを選択または再選択する場合の要素は、アクティブ スイッチの選択または再選択の場合と同様で、アクティブ スイッチを除くすべての参加スイッチに適用されます。 |
選択後、新しいアクティブ スイッチは数秒後に使用可能になります。 その間、スイッチ スタックはメモリ内の転送テーブルを使用してネットワークの中断を最小限に抑えます。 新たなアクティブ スイッチが選択され、リセットされている間、他の使用可能なスタック メンバーの物理インターフェイスには何も影響はありません。
以前のアクティブ スイッチが使用可能になっても、アクティブ スイッチとしての役割を継続することはありません。
スイッチ スタック全体の電源を入れるかリセットした場合、一部のスタック メンバがアクティブ スイッチ選択に参加しない場合があります。 同じ 2 分の間に電源が投入されたスタック メンバは、アクティブ スイッチの選択に参加し、アクティブ スイッチとして選択される可能性があります。 120 秒間経過後に電源が投入されたスタック メンバは、この初回の選択には参加しないで、スタック メンバになります。 アクティブ スイッチの選択に影響する電源の注意事項については、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。
ハードウェア インストレーション ガイドに記載されているとおり、スイッチの ACTV LED を使用して、そのスイッチがアクティブ スイッチかどうかを確認できます。
スタック マスターは、次のイベントのいずれかが発生しないかぎり、役割を維持します。
スイッチ スタックがリセットされた。*
スタック マスターがスイッチ スタックから削除された。
スタック マスターがリセットされたか、電源が切れた。
スタック マスターに障害が発生した。
電源の入ったスタンドアロン スイッチまたはスイッチ スタックが追加され、スイッチ スタック メンバーシップが増えた。*
アスタリスク(*)が付いているイベントでは、示されている要素に基づいて現在のスタック マスターが再選択される場合があります。
スイッチ スタック全体に電源を入れるかリセットすると、一部のスタック メンバーがスタック マスター選択に参加しない場合があります。 同じ 20 秒の間に電源が投入されたスタック メンバーは、スタック マスターの選択に参加し、スタック マスターとして選択される可能性があります。 20 秒間経過後に電源が投入されたスタック メンバーは、この初回の選択には参加しないで、スタック メンバーになります。 再選択には、すべてのスタック メンバが参加します。 スタック マスターの選択に影響を与える電源投入に関する考慮事項については、ハードウェア インストレーション ガイドの「Switch Installation」の章を参照してください。
数秒後、新たなスタック マスターが使用可能になります。 その間、スイッチ スタックはメモリ内の転送テーブルを使用してネットワークの中断を最小限に抑えます。 新たなスタック マスターが選択され、リセットされている間、他の使用可能なスタック メンバーの物理インターフェイスには何も影響はありません。
新たなスタック マスターが選択され、以前のスタック マスターが使用可能になっても、以前のスタック マスターはスタック マスターとしての役割は再開しません。
アクティブ スイッチは、スイッチ スタックの保存された実行コンフィギュレーション ファイルを保持します。 スタンバイ スイッチは、自動的に、同期された実行コンフィギュレーション ファイルを受け取ります。 スタック メンバーは、実行コンフィギュレーション ファイルがスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存された時点で同期されたコピーを受け取ります。 アクティブ スイッチが使用できなくなると、スタンバイ スイッチが現行の実行コンフィギュレーションを引き継ぎます。
active switchは、スイッチ スタックの保存された実行コンフィギュレーション ファイルを保持します。 すべてのスタック メンバーは、定期的に、active switchからコンフィギュレーション ファイルの同期されたコピーを受け取ります。 active switchが使用できなくなると、active switchの役割を担うスタック メンバーが最新のコンフィギュレーション ファイルを保持します。
コンフィギュレーション ファイルには、次の設定情報が格納されています。
すべてのスタック メンバーに適用される IP 設定、STP 設定、VLAN 設定、SNMP 設定などのシステム レベル(グローバル)のコンフィギュレーション設定
スタック メンバーのインターフェイス固有のコンフィギュレーション設定:各スタック メンバーに固有
(注) |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存せずにactive switchを交換した場合は、active switchのインターフェイス固有の設定が保存されます。 |
スイッチ スタックに参加している新しい初期設定のままの switchは、そのスイッチ スタックのシステム レベルの設定を使用します。 switchが電源をオンにする前に別のスイッチ スタックに移動された場合、そのswitchは保存されたコンフィギュレーション ファイルを失って、新しいスイッチ スタックのシステム レベルの設定を使用します。 switchが新しいスイッチ スタックに参加する前にスタンドアロン switchとして電源をオンにされた場合は、スタックがリロードされます。 スタックがリロードすると、新しいswitchがactive switchになって、そのコンフィグレーションを保持し、他のスタック メンバーのコンフィギュレーション ファイルを上書きする可能性があります。
各スタック メンバーのインターフェイス固有のコンフィギュレーションには、スタック メンバー番号が関連付けられます。 スタック メンバーは、番号が手動で変更された場合、または同じスイッチ スタック内の他のメンバーによってすでに使用されている場合以外は、自分の番号を保持します。 スタック メンバーの番号を変更した場合は、そのスタック メンバーのリセット後に新しい番号が有効になります。
そのメンバー番号に対応するインターフェイス固有のコンフィギュレーションが存在しない場合は、スタック メンバーはデフォルトのインターフェイス固有のコンフィギュレーションを使用します。
そのメンバー番号に対応するインターフェイス固有のコンフィギュレーションが存在する場合は、スタック メンバーはそのメンバー番号に関連付けられたインターフェイス固有のコンフィギュレーションを使用します。
故障したメンバーを同一のモデルに交換すると、交換後のメンバーが、自動的に、故障したswitchと同じインターフェイス固有のコンフィギュレーションを使用します。 インターフェイス設定を再設定する必要はありません。 交換後のswitch(プロビジョニングされたswitchとも呼ばれる)には、故障したswitchと同じスタック メンバー番号を割り当てる必要があります。
スタンドアロン switchのコンフィギュレーションの場合と同様に、スタック コンフィギュレーションをバックアップして復元します。
オフライン設定機能を使用すると、新しいスイッチがスイッチ スタックに参加する前に、スイッチに割り当て(設定を割り当て)できます。 現在スタックに属していないスイッチに関連付けられたスタック メンバー番号、スイッチ タイプ、およびインターフェイスを設定できます。 スイッチ スタックで作成した設定を割り当てられた設定と呼びます。 スイッチ スタックに追加され、この設定を受信するスイッチを割り当てられたスイッチと呼びます。
switch stack-member-number provision type グローバル コンフィギュレーション コマンドを通して、割り当てられた設定を手動で作成します。 stack-member-number はスタックに追加する前に割り当てられたスイッチ上で変更する必要があり、スイッチ スタック上の新しいスイッチ用に作成したスタック メンバー番号と一致する必要があります。 割り当てられた設定内のスイッチ タイプは新しく追加したスイッチのスイッチ タイプと一致する必要があります。 スイッチ スタックにスイッチを追加する場合に、割り当てられた設定が存在しないときは、割り当てられる設定が自動的に作成されます。
割り当てられたスイッチに関連付けられたインターフェイスを設定すると、スイッチ スタックがその設定を受け入れ、実行コンフィギュレーションにその情報が表示されます。 ただし、スイッチがアクティブでないため、インターフェイス上の設定が機能しないうえ、割り当てられたスイッチに関連付けられたインターフェイスが特定の機能の表示には現れません。 たとえば、割り当てられたスイッチに関連付けられた VLAN 設定情報は、スイッチ スタック上の show vlan ユーザ EXEC コマンド出力に表示されません。
スイッチ スタックは、割り当てられたスイッチがスタックに属するかどうかに関係なく、実行コンフィギュレーションに割り当てられた設定を保持します。 copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドを使用すると、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルに割り当てられた設定を保存できます。 スタートアップ コンフィギュレーション ファイルでは、割り当てられたスイッチがスタックに属するかどうかに関係なく、スイッチ スタックは保存した情報をリロードして使用できます。
プロビジョニングされたSwitchをスイッチ スタックに追加すると、スタックはプロビジョニングされた設定かデフォルト設定のどちらかを適用します。 下の表に、スイッチ スタックが、プロビジョニングされた設定とプロビジョニングされたスイッチを比較するときに発生するイベントを示します。
シナリオ |
結果 |
|
---|---|---|
スタック メンバー番号とSwitch タイプが一致する場合。 |
スイッチ スタックは、プロビジョニングされた設定をプロビジョニングされたスイッチに適用し、スタックに追加します。 |
|
スタック メンバー番号は一致するが、Switch タイプが一致しない場合。 |
スイッチ スタックは、デフォルト設定をプロビジョニングされたスイッチに適用し、スタックに追加します。 プロビジョニングされた設定は、新しい情報を反映するために変更されます。 |
|
プロビジョニングされた設定でスタック メンバ番号が検出されない |
スイッチ スタックは、デフォルト設定をプロビジョニングされたスイッチに適用し、スタックに追加します。 プロビジョニングされた設定は、新しい情報を反映するために変更されます。 |
|
プロビジョニングされたスイッチのスタック メンバ番号が、プロビジョニングされた設定で検出されない |
スイッチ スタックは、デフォルト設定をプロビジョニングされたスイッチに適用し、スタックに追加します。 |
プロビジョニングされた設定で指定されたタイプとは異なるプロビジョニングされたスイッチを、電源が切られたスイッチ スタックに追加して電力を供給すると、スイッチ スタックがスタートアップ コンフィギュレーション ファイル内の(現在は不正な)switch stack-member-number provision type グローバル コンフィギュレーション コマンドを拒否します。 ただし、スタックの初期化中は、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルのデフォルトでないインターフェイス コンフィギュレーション情報が、(間違ったタイプの可能性がある)割り当てられたインターフェイス向けに実行されます。 実際のSwitch タイプと前にプロビジョニングされたスイッチ タイプの違いによって、拒否されるコマンドと、受け入れられるコマンドがあります。
(注) |
スイッチ スタックに新しいSwitchのプロビジョニングされた設定が含まれていない場合は、Switchがデフォルトのインターフェイス設定でスタックに参加します。 その後で、スイッチ スタックが、新しいSwitchと一致する switch stack-member-number provision type グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、その実行コンフィギュレーションに追加します。 設定情報については、「スイッチ スタックへの新しいメンバーの割り当て」のセクションを参照してください。 |
自動アップグレード機能と自動アドバイス機能を使用すれば、スイッチ スタックと互換性のないソフトウェア パッケージがインストールされたスイッチを互換性のあるバージョンのソフトウェアにアップグレードしてスイッチ スタックに参加できるようにすることができます。
自動アップグレード機能の目的は、スイッチを互換性のあるソフトウェア イメージにアップグレードしてスイッチ スタックに参加できるようにすることです。
新しいスイッチがスイッチ スタックに参加しようとすると、各スタック メンバーがそれ自体と新しいスイッチの互換性チェックを実行します。 各スタック メンバーは、active switchに互換性チェックの結果を送信し、その結果に基づいてスイッチがスイッチ スタックに参加できるかどうかが判断されます。 新しいスイッチ上のソフトウェアがスイッチ スタックと互換性がない場合は、新しいスイッチがバージョン不一致(VM)モードに入ります。
新しいスイッチ上の自動アップグレード機能がイネーブルになっている場合は、active switchが、自動的に、互換性のあるスタック メンバー上で実行されているものと同じソフトウェア イメージで新しいスイッチをアップグレードします。 自動アップグレードは、一致しないソフトウェアが検出された数分後に起動します。
自動アップグレードはデフォルトでディセーブルになっています。
自動アップグレードには自動コピー プロセスと自動抽出プロセスが含まれます。
自動コピーは、スタック メンバー上で実行しているソフトウェア イメージを新しいスイッチに自動的にコピーして、そのスイッチをアップグレードします。 また、自動コピーは、自動アップグレードがイネーブルになっている場合、新しいスイッチ上に十分なフラッシュ メモリが存在する場合、およびスイッチ スタック上で実行しているソフトウェア イメージが新しいスイッチに適合する場合に実行されます。
(注) |
VM モードのスイッチでは、すべてのリリース済みのソフトウェアが稼働するとは限りません。 たとえば、新しいスイッチ ハードウェアは以前のバージョンのソフトウェアでは認識されません。 |
自動抽出(auto-extract)は、自動アップグレード プロセスがスタック内で新しいスイッチにコピーする適切なソフトウェアを見つけられなかった場合に実行されます。 この場合、自動抽出プロセスは、スイッチ スタックまたは新しいスイッチをアップグレードするために必要な bin ファイルを、スタック内のすべてのスイッチで検索します。 bin ファイルは、スイッチ スタックまたは新しいスイッチ内の任意のフラッシュ ファイル システムに配置できます。 スタック メンバー上で新しいスイッチに適した bin ファイルが見つかった場合は、このプロセスがファイルを抽出して自動的に新しいスイッチをアップグレードします。
自動アップグレード機能は、バンドル モードで使用することはできません。 スイッチ スタックは、インストール済みモードで実行する必要があります。 スイッチ スタックがバンドル モードになっている場合は、software expand 特権 EXEC コマンドを使用してインストール済みモードに変更します。
自動アップグレードをイネーブルにするには、新しいスイッチ上で software auto-upgrade enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 自動アップグレードのステータスをチェックするには、show running-config 特権 EXEC コマンドを使用して表示された Auto upgrade 行を確認します。
新しいスイッチを特定のソフトウェア バンドルでアップグレードするように自動アップグレードを設定するには、software auto-upgrade source url グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 ソフトウェア バンドルが無効になっている場合は、新しいスイッチは、互換性のあるスタック メンバー上で実行しているものと同じソフトウェア イメージでアップグレードされます。
自動アップグレード プロセスが完了すると、新しいスイッチがリロードして、完全に機能するメンバーとしてスタックに参加します。 リロード時に両方のスタック ケーブルが接続されていれば、スイッチ スタックが 2 つのリング上で動作するため、ネットワークのダウンタイムが発生しません。
互換性のないソフトウェアを実行しているスイッチのアップグレードの詳細については、『Cisco IOS File System, Configuration Files, and Bundle Files Appendix, Cisco IOS XE Release 3SE (Catalyst 3850 Switches)』を参照してください。
自動アドバイス機能は次の場合に起動されます。
自動アップグレード機能がディセーブルになっている。
新しいスイッチがバンドル モードで、スタックがインストール済みモードになっている。 自動アドバイスは、新しいスイッチをインストール済みモードに変更するための software auto-upgrade 特権 EXEC コマンドの使用に関する syslog メッセージを表示します。
スタックがバンドル モードになっている。 自動アドバイスは、新しいスイッチがスタックに参加できるようにするためのバンドル モードでの起動に関する syslog メッセージを表示します。
新しいスイッチが互換性のないソフトウェアを実行しているために、自動アップグレードの試みが失敗した。 スイッチ スタックが新しいスイッチとの互換性チェックを実行した後に、自動アドバイスが、新しいスイッチが自動アップグレードできるかどうかに関する syslog メッセージを表示します。
自動アドバイスはディセーブルにできません。 また、スイッチ スタック ソフトウェアと、バージョン不一致(VM)モードのスイッチのソフトウェアに同じライセンス レベルが含まれていない場合は提案を表示しません。
自動アドバイス(auto-advise)は、自動アップグレード プロセスが新しいスイッチにコピーする適切なスタック メンバー ソフトウェアを見つけられない場合に実行されます。 このプロセスにより、スイッチ スタックまたは新しいスイッチを手動でアップグレードするために必要なコマンド(archive copy-sw または archive download-sw 特権 EXEC コマンド)とイメージ名(tar ファイル名)が表示されます。 推奨されているイメージは、実行中のスイッチ スタック イメージまたはスイッチ スタック(新しいスイッチを含む)内のフラッシュ ファイル システム上の tar ファイルです。 スタックのフラッシュ ファイル システムで適切なイメージが見つからない場合、自動アドバイス プロセスによって、スイッチ スタックに新規ソフトウェアをインストールするように伝えられます。 自動アドバイスはディセーブルにできません。また、そのステータスを確認するコマンドはありません。
この自動アドバイスのサンプル出力は、自動アップグレード機能がディセーブルになっており、互換性のないスイッチ 1 がスイッチ スタックに参加しようとした場合に表示されるシステム メッセージを示しています。
*Oct 18 08:36:19.379: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW_INITIATED: 2 installer: Auto advise initiated for switch 1 *Oct 18 08:36:19.380: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: Searching stack for software to upgrade switch 1 *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: Switch 1 with incompatible software has been *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: added to the stack. The software running on *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: all stack members was scanned and it has been *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: determined that the 'software auto-upgrade' *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: command can be used to install compatible *Oct 18 08:36:19.382: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: software on switch 1.
この自動アドバイスのサンプル出力は、自動アップグレードがディセーブルになっており、バンドル モードで動作しているスイッチがインストール済みモードで動作しているスタックに参加しようとした場合に表示されるシステム メッセージを示しています。
*Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW_INITIATED: 2 installer: Auto advise initiated for switch 1 *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: Switch 1 running bundled software has been added *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: to the stack that is running installed software. *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: The 'software auto-upgrade' command can be used to *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: convert switch 1 to the installed running mode by *Oct 18 11:09:47.005: %INSTALLER-6-AUTO_ADVISE_SW: 2 installer: installing its running software.
すべてのスタック メンバーが、active switch上で設定された Switch Database Management(SDM)テンプレートを使用します。 新しいスイッチをスタックに追加すると、active switch上に保存された SDM コンフィギュレーションが個別のスイッチ上で設定されたテンプレートをオーバーライドします。
show switch 特権 EXEC コマンドを使用すると、スタック メンバーが SDM 不一致モードになっているかどうかを確認できます。
バージョン不一致(VM)モードは、SDM 不一致モードより優先されます。 VM モード条件と SDM 不一致モードが存在する場合、スイッチ スタックは先に VM モード条件を解決しようとします。
スイッチ スタックおよびスタック メンバ インターフェイスは、active switchを経由して管理します。 CLI、SNMP、およびサポートされているネットワーク管理アプリケーション(CiscoWorks など)を使用できます。 個別の Switch ごとにスタック メンバーを管理することはできません。
(注) |
SNMP を使用して、サポートされる MIB によって定義されるスタック全体のネットワーク機能を管理します。 スイッチは、スタックのメンバーシップや選択などのスタック構成固有の機能を管理するための MIB をサポートしません。 |
特定のスタック メンバ ポートを設定する場合は、CLI コマンド インターフェイス表記にスタック メンバ番号を含めてください。
特定のスタック メンバーをデバッグする場合は、session stack-member-number 特権 EXEC コマンドを使用してスタック マスターからアクセスできます。 スタック メンバ番号は、システム プロンプトに追加されます。 たとえば、Switch-2# はスタック メンバ 2 の特権 EXEC モードのプロンプトであり、スタック マスターのシステム プロンプトは Switch です。 特定のスタック メンバへの CLI セッションで使用できるのは、show コマンドと debug コマンドに限ります。
スタンバイ スイッチをデバッグするには、session standby ios 特権 EXEC コマンドを使用してアクティブ スイッチからアクセスできます。 特定のスタック メンバをデバッグするには、アクティブなスイッチから session switch stack-member-number 特権 EXEC コマンドを使用して、スタック メンバの診断シェルにアクセスします。 特定のスタック メンバへの CLI セッションで使用できるのは、show コマンドと debug コマンドに限ります。
スイッチ スタックは、単一 IP アドレスを介して管理されます。 IP アドレスは、システムレベル設定であり、active switchやその他のスタック メンバー固有ではありません。 スタックからactive switchまたはその他のスタック メンバーを削除しても IP 接続があれば、そのまま同じ IP アドレスを使用してスタックを管理できます。
(注) |
スイッチ スタックからスタック メンバーを削除した場合、各スタック メンバーは自身の IP アドレスを保持します。 したがって、ネットワーク内で同じ IP アドレスを持つ 2 つのデバイスが競合するのを避けるため、スイッチ スタックから削除したSwitchの IP アドレスを変更しておきます。 |
スイッチ スタック設定の関連情報については、「スイッチ スタックのコンフィギュレーション ファイル」のセクションを参照してください。
active switchに接続するには、次のいずれかの方法を使用します。
1 つまたは複数のスタック メンバーのコンソール ポートを経由して、端末または PC をactive switchに接続できます。
1 つまたは複数の スタック メンバーのイーサネット管理ポートを経由して、PC をactive switchに接続できます。 イーサネット管理ポート経由でスイッチ スタックに接続する方法については、「イーサネット管理ポートの使用」のセクションを参照してください。
active switchに複数の CLI セッションを使用する場合は注意が必要です。 1 つのセッションで入力したコマンドは、別のセッションには表示されません。 そのため、コマンドを入力したセッションを識別できなくなることがあります。
スイッチ スタックを管理する場合は、1 つの CLI セッションだけを使用することを推奨します。
(注) |
この機能を設定するためにコマンドを入力すると、設定の結果を記述した警告メッセージが表示されます。 この機能は慎重に使用してください。 古い active switch の MAC アドレスを同じドメイン内で使用すると、トラフィックが失われることがあります。 |
永続 MAC アドレスをイネーブルにするには、次の手順を実行します。
1. enable
3. stack-mac persistent timer [0 | time-value]
5. copy running-config startup-config
永続的 MAC アドレス機能をディセーブルにするには、no stack-mac persistent timer グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
1. enable
3. switch current-stack-member-number renumber new-stack-member-number
5. reload slot stack-member-number
6. show switch
7. copy running-config startup-config
1. enable
3. switch stack-member-number priority new-priority-number
5. show switch stack-member-number
6. copy running-config startup-config
1. show switch
2. configure terminal
3. switch stack-member-number provision type
4. end
5. copy running-config startup-config
1. configure terminal
2. no switch stack-member-number provision
3. end
4. copy running-config startup-config
1. show switch
1. software auto-upgrade
2. copy running-config startup-config
スタック ポートでフラッピングが発生し、スタック リングが不安定になっている場合に、そのポートをディセーブルにするには、switch stack-member-number stack port port-number disable 特権 EXEC コマンドを入力します。 ポートを再びイネーブルにするには、switch stack-member-number stack port port-number enable コマンドを入力します。
(注) |
switch stack-member-number stack port port-number disable コマンドの使用には注意が必要です。 スタック ポートをディセーブルにすると、スタックは半分の帯域幅で稼働します。 |
スタック ポートを通じてすべてのメンバーが接続されており、準備完了状態であれば、スタックはフルリング状態です。
次の現象が発生すると、スタックが部分リング状態になります。
1. switch stack-member-number stack port port-number disable
2. switch stack-member-number stack port port-number enable
スタックがフルリング状態のときにスタック ポートをディセーブルにしようとする場合は、1 つのスタック ポートしかディセーブルにすることができません。 次のメッセージが表示されます。
Enabling/disabling a stack port may cause undesired stack changes. Continue?[confirm]
スタックが部分リング状態のときにスタック ポートをディセーブルにしようとしても、そのポートをディセーブルにすることができません。 次のメッセージが表示されます。
Disabling stack port not allowed with current stack configuration.
スイッチ 1 のポート 1 がスイッチ 4 のポート 2 に接続されています。 ポート 1 でフラッピングが発生した場合は、switch 1 stack port 1 disable 特権 EXEC コマンドを使用してポート 1 をディセーブルにすることができます。 スイッチ 1 のポート 1 がディセーブルになっており、スイッチ 1 の電源がまだオンになっている状態でスタック ポートを再びイネーブルにするには、次の手順を実行します。
注意 |
スイッチ 1 のポート 1 をイネーブルにする前にスイッチ 4 の電源を入れると、スイッチのいずれかがリロードされる場合があります。 最初にスイッチ 4 の電源を入れると、リンクを起動するために switch 1 stack port 1 enable および switch 4 stack port 2 enable 特権 EXEC コマンドを入力する必要がある場合があります。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
show switch |
割り当てられたスイッチやバージョン不一致モードのスイッチのステータスなど、スタックに関するサマリー情報を表示します。 |
show switch stack-member-number |
特定のメンバーに関する情報を表示します。 |
show switch detail |
スタックに関する詳細情報を表示します。 |
show switch neighbors |
スタック ネイバーを表示します。 |
show switch stack-ports [summary] |
スタックのポート情報を表示します。 スタックのケーブル長、スタックのリンク ステータス、およびループバック ステータスを表示するには、summary キーワードを使用します。 |
show redundancy |
冗長システムと現在のプロセッサ情報を表示します。 冗長システムの情報にはシステム稼働時間、スタンバイ失敗、スイッチオーバー理由、ハードウェア、設定冗長モードおよび動作冗長モードが含まれます。 表示される現在のプロセッサ情報にはアクティブ位置、ソフトウェアの状態、現在の状態での稼働時間などが含まれます。 |
show redundancy state |
アクティブおよびスタンバイ switchesの冗長状態をすべて表示します。 |
シナリオ |
結果 |
|
---|---|---|
既存のアクティブ スイッチによって明確に決定されるアクティブ スイッチ選択 |
StackWise-480 スタック ポート経由で 2 つの電源の入ったスイッチ スタックを接続します。 |
2 つのアクティブ スイッチのうち 1 つだけが新しいactive switchになります。 |
スタック メンバーのプライオリティ値によって明確に決定されるアクティブ スイッチ選択 |
より高いプライオリティ値を持つスタック メンバーがactive switchに選択されます。 |
|
コンフィギュレーション ファイルによって明確に決定されるアクティブ スイッチ選択 |
両方のスタック メンバーが同じプライオリティ値を持つものと仮定します。 |
保存済みのコンフィギュレーション ファイルを持つスタック メンバーがactive switchに選択されます。 |
MAC アドレスによって明確に決定されるアクティブ スイッチ選択 |
両方のスタック メンバーが同じプライオリティ値、コンフィギュレーション ファイル、ライセンス レベルを持っていると仮定して、両方のスタック メンバーを同時に再起動します。 |
MAC アドレスが小さい方のスタック メンバーがactive switchに選択されます。 |
スタック メンバー番号の競合 |
一方のスタック メンバーが他方のスタック メンバーより高いプライオリティ値を持つものと仮定します。 |
より高いプライオリティ値を持つスタック メンバーが、自分のスタック メンバー番号を保持します。 もう一方のスタック メンバーは、新たなスタック メンバー番号を持ちます。 |
スタック メンバーの追加 |
active switchが保持されます。 新たなスイッチがスイッチ スタックに追加されます。 |
|
アクティブ スイッチの障害 |
active switchを取り外します(または電源をオフにします)。 |
スタンバイ スイッチが新しいアクティブ スイッチになります。 スタック内の他のすべてのスタック メンバーは、スタック メンバーのままで、再起動はされません。 |
9 台を超えるスタック メンバーの追加 |
2 台のswitchがアクティブ スイッチになります。 1 台のactive switchが 9 台のスタック メンバーで構成されます。 その他のactive switchはスタンドアロン switchとして残ります。 アクティブ スイッチのswitchとそれぞれのactive switchに属しているswitchを識別するには、switch上の Mode ボタンとポート LED を使用します。 |
次に、永続的 MAC アドレス機能に 7 分の遅延時間を設定し、設定を確認する例を示します。
Switch(config)# stack-mac persistent timer 7 WARNING: The stack continues to use the base MAC of the old Master WARNING: as the stack MAC after a master switchover until the MAC WARNING: persistency timer expires. During this time the Network WARNING: Administrators must make sure that the old stack-mac does WARNING: not appear elsewhere in this network domain. If it does, WARNING: user traffic may be blackholed. Switch(config)# end Switch# show switch Switch/Stack Mac Address : 0016.4727.a900 Mac persistency wait time: 7 mins H/W Current Switch# Role Mac Address Priority Version State ---------------------------------------------------------- *1 Active 0016.4727.a900 1 P2B Ready
次に、スタック メンバー番号 2 が設定されたスイッチをスイッチ スタックに割り当てる例を示します。 show running-config コマンドの出力は、プロビジョニングされたスイッチに関連付けられたインターフェイスを示します。
Switch(config)# switch 2 provision switch_PID Switch(config)# end Switch# show running-config | include switch 2 ! interface GigabitEthernet2/0/1 ! interface GigabitEthernet2/0/2 ! interface GigabitEthernet2/0/3 <output truncated>
スタック メンバ 2 のポート 1 だけがディセーブルです。
Switch# show switch stack-ports summary Switch#/ Stack Neighbor Cable Link Link Sync # In Port# Port Length OK Active OK Changes Loopback Status To LinkOK -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 1/2 Down None 3 m Yes No Yes 1 No 2/1 Down None 3 m Yes No Yes 1 No 2/2 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 1 No
フィールド |
説明 |
---|---|
Switch#/Port# |
メンバー番号と、そのスタック ポート番号 |
Stack Port Status |
スタック ポートのステータス。 |
Neighbor |
スタック ケーブルの接続先の、アクティブなメンバーのスイッチの数。 |
Cable Length |
有効な長さは 50 cm、1 m、または 3 m です。 スイッチがケーブルの長さを検出できない場合は、値は no cable になります。 ケーブルが接続されていないか、リンクが信頼できない可能性があります。 |
Link OK |
スタック ケーブルが接続され機能しているかどうか。 相手側には、接続されたネイバーが存在する場合も、そうでない場合もあります。 リンク パートナーは、ネイバー スイッチ上のスタック ポートのことです。 |
Link Active |
スタック ケーブル相手側にネイバーが接続されているかどうか。 |
Sync OK |
リンク パートナーが、スタック ポートに有効なプロトコル メッセージを送信するかどうか。 |
# Changes to LinkOK |
リンクの相対的安定性。 短期間で多数の変更が行われた場合は、リンクのフラップが発生することがあります。 |
In Loopback |
スタック ケーブルがメンバのスタック ポートに接続されているかどうか。 |
メンバーが 3 つのスタックでは、スタック ケーブルですべてのメンバーが接続されます。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 1/2 OK 2 3 m Yes Yes Yes 1 No 2/1 OK 1 3 m Yes Yes Yes 1 No 2/2 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 1 No
スイッチ 1 のポート 1 からスタック ケーブルを切断すると、次のメッセージが表示されます。
01:09:55: %STACKMGR-4-STACK_LINK_CHANGE: Stack Port 2 Switch 3 has changed to state DOWN 01:09:56: %STACKMGR-4-STACK_LINK_CHANGE: Stack Port 1 Switch 1 has changed to state DOWN Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 Absent None No cable No No No 1 No 1/2 OK 2 3 m Yes Yes Yes 1 No 2/1 OK 1 3 m Yes Yes Yes 1 No 2/2 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/2 Down None 50 cm No No No 1 No
スイッチ 1 のポート 2 からスタック ケーブルを切断すると、スタックが分割されます。
スイッチ 2 とスイッチ 3 がスタック ケーブルで接続された 2 メンバー スタックのメンバーになります。
Switch# show sw stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 2/1 Down None 3 m No No No 1 No 2/2 OK 3 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 3/2 Down None 50 cm No No No 1 No
スイッチ 1 はスタンドアロン スイッチです。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 Absent None No cable No No No 1 Yes 1/2 Absent None No cable No No No 1 Yes
スイッチ 1 のポート 1 のポート ステータスが Down で、ケーブルが接続されています。
スイッチ 1 のポート 2 のポート ステータスが Absent で、ケーブルが接続されていません。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 Down None 50 Cm No No No 1 No 1/2 Absent None No cable No No No 1 No
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 2/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 2/2 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No
ポート ステータスを見ると、次のことがわかります。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 Absent None No cable No No No 1 Yes 1/2 Absent None No cable No No No 1 Yes
すべてのスタック メンバーは、スタック ケーブルで接続されます。 スイッチ 1 のポート 2 と、スイッチ 2 のポート 1 が接続されます。
次に、メンバーのポート ステータスを示します。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 0 No 1/2 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 0 No 2/1 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 0 No 2/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 0 No
スイッチ 1 のポート 2 からケーブルを切断すると、次のメッセージが表示されます。
%STACKMGR-4-STACK_LINK_CHANGE: Stack Port 1 Switch 2 has changed to state DOWN %STACKMGR-4-STACK_LINK_CHANGE: Stack Port 2 Switch 1 has changed to state DOWN
ポート ステータスは次のようになります。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 1/2 Absent None No cable No No No 2 No 2/1 Down None 50 cm No No No 2 No 2/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 1 No
ケーブルの片方だけが、スタック ポート(スイッチ 2 のポート 1)に接続されます。
スイッチ 1 のポート 2 の Stack Port Status 値は Absent で、スイッチ 2 のポート 1 の値は Down です。
Cable Length 値は No cable です。
問題の診断
すべてのメンバーは、スタック ケーブルで接続されます。 スイッチ 1 のポート 2 と、スイッチ 2 のポート 1 が接続されます。
ポート ステータスは次のとおりです。
Switch# show switch stack-ports summary Switch# Sw#/Port# Port Neighbor Cable Link Link Sync #Changes In Status Length OK Active OK To LinkOK Loopback -------- ------ -------- -------- ---- ------ ---- --------- -------- 1/1 OK 2 50 cm Yes Yes Yes 1 No 1/2 Down None 50 cm No No No 2 No 2/1 Down None 50 cm No No No 2 No 2/2 OK 1 50 cm Yes Yes Yes 1 No
問題の診断
Stack Port Status の値が Down になっています。
Link OK、Link Active、および Sync OK の値が No になっています。
Cable Length の値が 50 cm になっています。 スイッチがケーブルを検出し、正しく識別しています。
スイッチ 1 のポート 2 と、スイッチ 2 のポート 1 との接続は、少なくとも 1 つのコネクタ ピンで不安定になっています。
説明 | Link |
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このリリースのシステム エラー メッセージを調査し解決するために、エラー メッセージ デコーダ ツールを使用します。 |
https://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Errordecoder/index.cgi |
説明 | Link |
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