この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
スイッチの初期設定、スイッチの IP アドレスの割り当て、および電源情報については、Cisco.com にあるスイッチのクイック スタート ガイドを参照してください。
この章の内容は、次のとおりです。
ここでは、設置の基本的な注意事項と警告事項について説明します。インストレーション手順を開始する前に、ここに記載されている内容をお読みください。警告事項の各国語版は、Cisco.com で提供されている RCSI ガイドに記載されています。
警告 | 電力系統に接続された装置で作業する場合は、事前に、指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外してください。金属は電源やアースに接触すると、過熱して重度のやけどを引き起こしたり、金属類が端子に焼き付いたりすることがあります。ステートメント 43 |
警告 | 他の装置の上にシャーシを積み重ねないでください。シャーシが落下すると、大けがをしたり、装置が損傷したりすることがあります。ステートメント 48 |
警告 | この製品は、Power-over-Ethernet(PoE)方式の IEEE 802.3af 対応の電源または IEC60950 対応の制限電源に接続してください。ステートメント 353 |
警告 | 壁面への設置手順をよく読んでから、設置を開始してください。適切なハードウェアを使用しなかった場合、または、正しい手順に従わなかった場合は、人体に危険が及んだり、システムが破損したりする可能性があります。ステートメント 378 |
警告 | シスコの外部電源システムをスイッチに接続していない場合は、付属のコネクタ カバーをスイッチの背面に取り付けてください。ステートメント 386 |
警告 | 次のシスコの外部電源システムのみをスイッチに接続してください: PWR-RPS2300 ステートメント 387 |
警告 | 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行ったりしないでください。ステートメント 1001 |
警告 | 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004 |
警告 |
警告 | クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008 |
警告 | この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。ステートメント 1017 |
警告 | いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。ステートメント 1019 |
警告 | この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024 |
警告 | この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028 |
警告 | この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030 |
警告 | 本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040 |
警告 | この装置が設置された建物の外部の接続に関しては、集積回路保護が施された、認定されたネットワーク終端装置を通して、10/100/1000 イーサネット ポートに接続する必要があります。ステートメント 1044 |
警告 | 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046 |
警告 | システムの過熱を防ぐため、周囲温度が推奨範囲の最大値である 113 °F(45 °C)度を超える場所ではシステムを使用しないでください。ステートメント 1047 |
警告 | 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。ステートメント 1071 |
警告 | 絶縁されていない金属接点、導体、または端子を Power over Ethernet(PoE)回路の相互接続に使用すると、電圧によって感電事故が発生することがあります。危険性を認識しているユーザまたは保守担当者だけに立ち入りが制限された場所を除いて、このような相互接続方式を使用しないでください。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1072 |
警告 | スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。筐体を開けないでください。ステートメント 1073 |
警告 | 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074 |
警告 | 通気を妨げないように、通気口の周囲に 3 インチ(7.6 cm)以上のスペースを確保してください。ステートメント 1076 |
警告 | 表面は熱くなっています。ステートメント 1079 |
Catalyst 2960X-24PSQ-L スイッチに適用されます。
スイッチの設置場所を決める場合は、次の注意事項が守られていることを確認してください。
ケーブルがラジオ、電線、蛍光灯などの電気ノイズ源から離れていること。また、ケーブルを損傷する可能性のある他の装置から離して安全に配線してください。
オプションの 1025 W 電源モジュールを使用する場合は、スイッチをラックに搭載してから電源モジュールを取り付けます。
スイッチを移動する前に、電源モジュールがシャーシに確実に取り付けられていることを確認してください。
1025 W 電源モジュールを搭載したスイッチの上または下のスイッチで、スイッチの電源コードを抜き差しする場合は、スイッチから電源モジュールを取り外さないと電源コードに手が届かない場合あります。
装置周辺の温度が 45 °C(113 °F)を超えないこと。閉じたラックまたはマルチラックにスイッチを設置する場合は、周辺温度が室温より高くなることがあります。
10/100/1000 固定ポートの場合、スイッチから接続先装置までの最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。
ファンやブロワーなどの冷却機構は、埃やその他の粒子が吸い込まれ、シャーシ内に汚れが蓄積し、システムの故障の原因となることがあります。この装置は、できるだけ埃や導電性の異物(建設作業などによる金属薄片など)のない環境に設置する必要があります。
ラック、壁面、卓上、または棚にスイッチを設置する前に、スイッチに電源を投入し、POST が正常に実行されることを確認します。
スイッチに電源を供給するには、AC 電源コードの一端をスイッチの AC 電源コネクタに接続し、もう一端を AC 電源コンセントに接続します。
スイッチの電源を入れると、POST が開始され、スイッチの正常動作を確認するためのテストが実行されます。テスト中に LED が点滅することがあります。POST は約 1 分で終了します。スイッチが POST を開始すると、SYST、RPS、STAT、および SPEED LED がグリーンに点灯します。 SYST LED はグリーンに点滅し、その他の LED はグリーンに点灯したままです。
スイッチで POST が正常に終了すると、SYST LED がグリーンに点灯したままになります。RPS LED はしばらくの間グリーンに点灯した後、やがてスイッチの動作状態を反映します。その他の LED は、いったん消灯してからスイッチの動作状態を表します。スイッチが POST に失敗すると、SYST LED はオレンジに点灯します。
POST エラーは通常、修復不能です。スイッチが POST に失敗する場合は、シスコ テクニカル サポートに連絡してください。
POST に成功したら、スイッチから電源コードを取り外し、ラック、壁面、卓上、または棚に設置します。
RPS が設定されている場合は、スイッチと RPS を別々の AC 電源に接続してください。詳細については、Cisco RPS のマニュアルを参照してください。
(注) | スイッチに RPS を接続する場合は、RPS をスタンバイ モードにします。正常動作時に RPS をアクティブ モードに設定します。 |
警告 | 次のシスコの外部電源システムのみをスイッチに接続してください。 Cisco XPS 2200 ステートメント 387 |
(注) | このセクションは、Catalyst 2960-X および 2960-XR スタック構成可能スイッチにのみ適用されます。 |
Catalyst 2960-X または 2960-S スイッチのみを混在スイッチ スタックに接続します。
(注) | 混在スタックに設置できるのは Catalyst 2960-X または 2960-S スイッチのみです(最大 4 台)。それ以外のスイッチと混在スタックを作成することはできません。Catalyst 2960-XR スイッチは、混在スタックには追加できません。他の Catalyst 2960-XR スイッチとのみスタック可能です。 |
次のいずれかの操作を行います。
FlexStack-Extended ファイバ モジュールと光ファイバ ケーブルを取り付けます。
FlexStack-Extended ハイブリッド モジュールと必要な光ファイバ/FlexStack ケーブルを取り付けます。
(注) | すべての FlexStack モジュールはホットスワップ可能であるため、スイッチの電源が入っている間に挿入できます。 |
適切なケーブルを、シスコの営業担当者に発注してください。FlexStack ケーブルの長さは、コンフィギュレーションによって異なります。以下に、使用可能な各サイズを示します。
(注) | FlexStack モジュールが使用されない場合、スイッチには常にブランクのモジュールが取り付けられている必要があります。 |
Catalyst 2960X-48P-L スイッチを例として示します。示されるように、他のスイッチにモジュールをインストールできます。
ここでは、FlexStack-Extended モジュールを使用した場合にサポートされているスタック構成トポロジについて説明します。
次のトポロジは、建物の異なるフロア間に導入されている FlexStack-Extended ファイバ モジュールを使用してスイッチをスタックすることで作成されています。SFP+ モジュール ポートは、光ファイバ ケーブルを使用して接続されます。
次のトポロジは、キャンパス内の複数の建物間や建物の異なるフロア間に導入されている FlexStack-Extended ファイバ モジュールを使用してスイッチをスタックすることで作成されています。
FlexStack-Extended ハイブリッド モジュールを使用すると、複数のワイヤリング クローゼットに存在する既存のスイッチのスタックと新しいスイッチを 1 つの単一スタックとして組み合わせることができます。これを行うには、FlexStack-Extended ハイブリッド モジュールの銅線ポートを、既存のネットワーク内のスイッチにある FlexStack-Plus ポートに接続する必要があります。Cisco FlexStack-Extended ファイバ モジュールのファイバ ポートを使用すると、長距離間でスイッチ同士を接続できます。最大 8 台のスイッチをスタックできます。
次の図に、FlexStack-Plus、FlexStack-Extended ファイバ、ハイブリッド モジュールを使用した、混在型のスタック ネットワークを示します。これは FlexStack モジュールを使用してサポートされているトポロジの 1 つです。通常、ファイバ モジュールは、建物間または建物内のフロア間の長距離通信用ネットワークを拡張するために使用します。
スタック内のスイッチに電源を投入する前に、次の注意事項を確認してください。
特定のスイッチをスタック マスターにしたい場合は、最初にそのスイッチに電源を投入します。これにより、そのスイッチがスタック マスターとして設定され、次回選択が行われるまでそのままスタック マスターとして機能します。その後 2 分経過してから、その他のスタック スイッチに電源を投入します。
スタック マスターにしたいスイッチが特にない場合は、1 分以内にスタック内のすべてのスイッチに電源を投入します。これらのスイッチは、スタック マスターの候補となります。1 分経過してから電源が投入されたスイッチは、スタック マスターの選択対象から外されます。
スタック マスターを選択し直すか、または手動でスタック マスターを選択できるようにする条件については、Cisco.com にある『Catalyst 2960-X スイッチ スタック構成コンフィギュレーション ガイド』または『Catalyst 2960-XR Switch Stacking Configuration Guide』を参照してください。
19 インチ ラック以外にスイッチを設置する場合は、スイッチの付属品ではないブラケット キットが必要です。
警告 |
4 |
24 インチ ブラケット |
警告 | 壁面への設置手順をよく読んでから、設置を開始してください。適切なハードウェアを使用しなかった場合、または、正しい手順に従わなかった場合は、人体に危険が及んだり、システムが破損したりする可能性があります。ステートメント 378 |
このセクションは、RPS ポートを持つスイッチだけに適用されます。
警告 | RPS がスイッチに接続されていない場合は、スイッチの裏側に RPS コネクタ カバーを取り付けてください。ステートメント 265 |
(注) | Catalyst 2960X-24PSQ-L スイッチには RPS コネクタがないため、カバーは必要ではありません。 |
スイッチおよびケーブルを確実に支えるために、スイッチを壁面の間柱、または固定した合板の背板にしっかりと取り付けてください。前面パネルが下向きになるようにしてスイッチを取り付けます。
警告 | 壁面への設置手順をよく読んでから、設置を開始してください。適切なハードウェアを使用しなかった場合、または、正しい手順に従わなかった場合は、人体に危険が及んだり、システムが破損したりする可能性があります。ステートメント 378 |
注意 | 安全基準に従って、スイッチの前面パネルを下側に向けて壁面に設置してください。 |
スイッチの設置が完了したら、スイッチの設定の詳細についてAfter Switch Installationを参照してください。
ステップ 1 | スイッチを卓上または棚に設置する場合は、マウントキットの中からゴム製の脚が付いた粘着ストリップを取り出します。 |
ステップ 2 | シャーシ底面の 4 個の丸い刻み込みにゴム製の脚を 4 つ取り付けます。 |
ステップ 3 | AC 電源近くの卓上または棚にスイッチを置きます。 |
ステップ 4 | スイッチの設置が完了したら、スイッチの設定の詳細について、After Switch Installationを参照してください。 |
FlexStack モジュールの接続
スイッチの相互接続には、必ずシスコ認定の FlexStack ケーブルを使用してください。
(注) |
注意 | 必ず承認されているケーブルを使用して、別の Catalyst 2960-S または 2960-S スイッチにのみ接続してください。承認されていないシスコ製ケーブルまたは機器に接続すると、機器が損傷するおそれがあります。 |
スイッチの相互接続には、必ずシスコ認定の FlexStack ケーブルを使用してください。
(注) |
ステップ 1 | FlexStack ケーブルからダスト カバーを取り外し、後で使用できるように保管しておきます。 | ||
ステップ 2 | 次のいずれかを実行します。
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ステップ 3 | FlexStack ケーブルをコネクタから取り外したら、ダスト カバーを再び取り付けます。
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(注) | ここで説明する情報は、Catalyst 2960-X スイッチにのみ適用されます。 |
電源コード保持具はオプションです(部品番号 [PWR-CLP=])。スイッチの注文時に同時にご注文いただくか、スイッチ購入後にシスコ代理店にご注文ください。
ステップ 1 | 電源コードの太さに基づいて電源コード保持具のスリーブ サイズを選択します。サイズが小さいほうのスリーブははめ込み式で、細いコードに使用します。 | ||||||||
ステップ 2 | 保持具に AC 電源コードを通し、スイッチ上のループに保持具の先端を通します。
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ステップ 3 | 保持具の先端を最初のラッチに通します。
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ステップ 4 | 保持具の先端をもう 1 つのラッチに通して固定します。
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ステップ 5 | (任意)細い電源コードには小型スリーブを使用します。細いコードに小型スリーブを使用すると、高い安定性が得られます。スリーブを取り出し、電源コードにはめ込みます。
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ステップ 6 | 保持具を押し込んで AC 電源コードを固定します。
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ステップ 1 | 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていない金属面に取り付けます。 |
ステップ 2 | モジュール上部で送信(TX)および受信(RX)マークを探します。 SFP または SFP+ モジュールによっては、送信側と受信側(TX と RX)の印が、接続の方向を示す矢印に置き換えられている場合もあります。 |
ステップ 3 | ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ロック解除の位置までラッチを開きます。 |
ステップ 4 | モジュールをスロットの開口部に合わせて、コネクタをスロットの奥にはめ込みます。 |
ステップ 5 | ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ラッチを閉じます。 |
ステップ 6 | 光ファイバ SFP または SFP+ モジュールの場合は、埃よけプラグを取り外して保管しておきます。 |
ステップ 7 | SFP ケーブルを接続します。 |
警告 | クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008 |
注意 | SFP モジュールまたは SFP+ モジュールのポートのゴム製プラグ、または光ファイバ ケーブルのゴム製キャップは、ケーブルを接続する準備が整うまでは取り外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、SFP モジュール ポートおよびケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。SFP モジュールに接続する前に、ポートおよびケーブル接続に関する規定を確認してください。 |
ステップ 1 | モジュール ポートと光ファイバ ケーブルからゴム製プラグを取り外し、再使用できるように保管しておきます。 |
ステップ 2 | 光ファイバ ケーブルの一端を、SFP または SFP+ モジュールのポートに取り付けます。 |
ステップ 3 | ケーブルのもう一端を、接続先装置の光ファイバ レセプタクルに取り付けます。 |
ステップ 4 | ポート ステータス LED を確認します。
スイッチと接続先装置がリンクを確立すると、LED はグリーンに点灯します。 STP がネットワーク トポロジを検出し、ループの有無を確認している間、LED はオレンジに点灯します。このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後、ポート LED はグリーンに点灯します。 ポート LED が点灯しない場合、接続先装置が起動していない、ケーブルに問題がある、接続先装置のアダプタに問題があるといった理由が考えられます。 |
1000BASE-T 装置に接続する場合は、必ずカテゴリ 5 以上の 4 ツイストペア ケーブルを使用してください。
(注) | Automatic Medium-Dependent Interface crossover(Auto-MDIX)機能はデフォルトでイネーブルになっています。この機能の設定については、Cisco.com にあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。 |
注意 | ESD による損傷を防ぐために、基板およびコンポーネントの取り扱い手順に従ってください。 |
各ポートは、IEEE 802.3af および 802.3at(PoE+)に準拠した装置をサポートする PoE 機能を備えており、Cisco IP Phone や Cisco Aironet アクセス ポイントをサポートするシスコ独自規格の PoE 機能も備えています。
IP Phone またはアクセス ポイントを接続するとき、各ポートが自動的に電力を供給するかどうかを個別に制御することができます。
最新の PoE プランニング ツールにアクセスするには、Cisco.com の次の URL から入手できる Cisco Power Calculator を利用してください。 http://tools.cisco.com/cpc/launch.jsp
このアプリケーションを利用することで、特定の PoE 構成の電源要件を計算することができます。計算結果には、出力電流、出力電力、およびシステムの熱放散が表示されます。
警告 | 絶縁されていない金属接点、導体、または端子を Power over Ethernet(PoE)回路の相互接続に使用すると、電圧によって感電事故が発生することがあります。危険性を認識しているユーザまたは保守担当者だけに立ち入りが制限された場所を除いて、このような相互接続方式を使用しないでください。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1072 |
注意 | カテゴリ 5e およびカテゴリ 6 のケーブルには、高レベルの静電気が蓄積されることがあります。必ずケーブルを適切かつ安全な方法でアースしてから、スイッチや他の装置に接続してください。 |
注意 | 不適合なケーブル配線または装置が原因で、PoE ポートに障害が発生している可能性があります。必ず規格に適合したケーブル配線で、シスコ独自規格の IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイントである IEEE 802.3af または 802.3at(PoE+)に準拠した装置に接続してください。PoE 障害の原因となっているケーブルや装置は取り外す必要があります。 |
ステップ 1 | ケーブルの一端をスイッチの PoE ポートに接続します。 | ||
ステップ 2 | 接続先装置の RJ-45 コネクタに、ケーブルのもう一方の端を接続します。両方の装置間でリンクが確立されると、ポート LED が点灯します。
STP がトポロジを検出し、ループの有無を確認している間、ポート LED はオレンジに点灯します。このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後、ポート LED はグリーンに点灯します。LED が消灯している場合は、他の装置がオンになっていないか、ケーブルに問題があるか、または他の装置のアダプタに問題がある可能性があります。 | ||
ステップ 3 | 必要に応じて、接続先装置を再設定してから再起動します。 | ||
ステップ 4 | ステップ 1 ~ 3 を繰り返して、各装置を接続します。
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スイッチの 10/100/1000 ポートの設定は、接続先装置の速度で動作するように変更されます。接続先のポートが自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、速度およびデュプレックスのパラメータを手動で設定できます。自動ネゴシエーション機能のない装置または手動で速度とデュプレックスのパラメータが設定されている装置に接続すると、パフォーマンスの低下やリンク障害が発生することがあります。
スイッチの自動ネゴシエーション機能と Auto-MDIX 機能は、デフォルトでイネーブルになっています。
自動ネゴシエーション機能を利用すると、接続先装置の速度で動作するようにスイッチ ポートの設定が変化します。接続先の装置が自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、スイッチ インターフェイスの速度とデュプレックスのパラメータを手動で設定できます。
Auto-MDIX 機能を利用するとスイッチで銅線イーサネット接続に必要なケーブル タイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。
デフォルト設定で十分な場合は、これ以上のスイッチの設定作業は必要ありません。デフォルト設定は、次のいずれかの管理オプションを使用して変更できます。