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Cisco Security Agent は、ホストベースの侵入防御を提供します。Security Manager に関して、Cisco Security Agent には、外部と同梱の 2 つのバージョンがあります。
• 外部 Cisco Security Agent:Cisco Security Manager インストールの一部としてインストールされない Cisco Security Agent
• 同梱 Cisco Security Agent:Cisco Security Manager インストールの一部としてインストールされる Cisco Security Agent。同梱 Cisco Security Agent は、「カスタマイズされたスタンドアロン エージェント」と呼ばれることがあります。これは、このエージェントが Security Manager 用にカスタマイズされており、Management Center for Cisco Security Agents がインストールされない、つまり、スタンドアロンであるためです。
この付録では、Security Manager サーバ上に頻繁にインストールされる同梱バージョンの Cisco Security Agent について説明します。
• Cisco Security Agent の一般的なユーザ マニュアルは、Cisco.com の http://www.cisco.com/en/US/products/sw/secursw/ps5057/tsd_products_support_series_home.html にあります。ただし、サーバ上の同梱エージェントは、Security Manager 用にカスタマイズされています。同梱エージェントは設定 できない ことと、Management Center for Cisco Security Agents がインストールされて いない ことから、Management Center for Cisco Security Agents のマニュアルには該当しない情報が記載されています。
• スタンドアロン エージェントで発生する可能性のある問題を理解して対処するには、 「同梱 Cisco Security Agent のトラブルシューティング」(P.A-16) を参照してください。
• 「基本」
Security Manager のインストールを開始したときに、ターゲット サーバが外部 Cisco Security Agent で保護されていなかった場合は、特定の条件下で Security Manager が変更不可能な事前定義のポリシーを使用して、同梱 Cisco Security Agent をインストールします。 「Cisco Security Agent」(P.1-3) を参照してください。
インストール後に、同梱 Cisco Security Agent は、特定のシステム処理を許可または拒否するポリシーを使用してシステムの動作を制御します。このエージェントは、システム リソースがアクセスされ、動作しなくなる前に、処理が許可されたのか、拒否されたのかをチェックします。また、このエージェントは、禁止されたまたは予期せぬシステム動作が検出されるまで、日常業務を妨げることはありません。しかし、そのルールは、ルートキットなどの悪質なソフトウェアからサーバを保護するように作られているため、非常に厳密です。
同梱 Cisco Security Agent は、Security Manager 固有のポリシーと Windows のベースライン ポリシーを組み合わせて使用します。Windows のベースライン ポリシーについては、Cisco.com アカウントにログインしてから、 http://www.cisco.com/cgi-bin/Software/
Tablebuild/doftp.pl?ftpfile=cisco/crypto/3DES/cw2000/csa/fcs-csamc-4.5.1.616-CSA-Policy-Descriptions.zip&app=Tablebuild&status=showC2A にアクセスしてください。
(注) Cisco Security Agent が有効な操作をブロックしていると思われる場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。「マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート」(P.xii)を参照してください。
スタンドアロン エージェント用の次のログ ファイルが、C:¥Program Files¥Cisco Systems¥CSAgent¥log subdirectory に保存されています。
セキュリティ レベル設定は、サーバ システム トレイ内のエージェント アイコンを右クリックすることによって、いつでも変更できます。セキュリティ レベル設定によって、エージェントが [high]、[medium]、または [low] のセキュリティ制限をサーバに課すかどうか、または、何の制限も課さないかが決定されます。デフォルトは [medium] です。選択したレベルに応じて、セキュリティと利便性のバランスが異なります。
エージェント セキュリティ レベルを [high] に設定した場合は、Security Manager と Common Services が使用している特定のポートを除く、すべての UDP ポートまたは TCP ポート上のインバウンド接続がサーバから拒否されます。加えて、レベルが [high] で、エージェントが信頼できないルートキットを検出した場合は、すべての接続(インバウンドとアウトバウンド)がブロックされます。
エージェントが課したすべての制限を解除するプロセスで同梱 Cisco Security Agent をアンインストールできますが、サーバは非常に脆弱になり、エージェントがインストールされていたときと比べて攻撃されやすくなります。Cisco Security Agent のアンインストールは推奨できません。
一時的な代替手段として、サーバのシステム トレイ内のエージェント アイコンを右クリックしてから、より低いセキュリティ レベル設定を選択するか、スタンドアロン エージェントを一時的にディセーブルにするオプションを選択できます。
同梱 Cisco Security Agent をリセットして、ルートキット検出ステータスをクリアするという代替手段もあります。エージェントをリセットするには、[Start] > [Programs] > [Cisco Systems] > [Cisco Security Agent] > [Reset Cisco Security Agent] を選択します。
同梱 Cisco Security Agent をアンインストールするには、[Start] > [Programs] > [Cisco Security Agent] > [Uninstall Cisco Security Agent] を選択します。この方法によるアンインストールの場合はシステムを再起動する必要があります。
Security Manager のアップグレード中に、アンインストールしたつもりの Cisco Security Agent が稼動しているのを発見する場合があります。
Cisco Security Agent をアンインストールできない場合は、Cisco Security Agent サービスを停止してみてください。
• Cisco Security Agent サービスを停止できる場合は、「標準的なクリーンアップ手順」に従います。
• Cisco Security Agent サービスを停止できない場合は、「特殊なクリーンアップ手順」に従います。
Cisco Security Agent はアンインストールできないが、Cisco Security Agent サービスは停止できる場合は、次の手順に従うと、標準的なクリーンアップを使用した Cisco Security Agent のアンインストールを実行できます。
ステップ 1 [Add/Remove Programs] から Cisco Security Agent を削除します。
[Add/Remove Programs] から CSagent を削除しようとして、CSAgent は削除できないというエラーが表示された場合は、[Add/Remove Programs] から Cisco Security Agent を削除する前に、regedit で CSAgent エントリを削除する必要があります。「特殊なクリーンアップ手順」を参照してください。
ステップ 2 [Start] > [All Programs] から Cisco Security Agent を削除します。
ステップ 3 C:¥Program Files¥Cisco Systems から CSAgent フォルダを手動で削除します。
ステップ 4 レジストリを探して、「CSAgent」と「Cisco Security Agent」という文字列のすべてのエントリを削除します。レジストリにアクセスするには、[Start] > [Run] を選択します。[Open] フィールドに regedit と入力してから、[Open] をクリックします。
Cisco Security Agent をアンインストールできないうえ、Cisco Security Agent サービスも停止できない場合は、次の手順に従うと、特殊なクリーンアップを使用した Cisco Security Agent のアンインストールを実行できます。
ステップ 1 レジストリを探して、「CSAgent」と「Cisco Security Agent」という文字列のすべてのエントリを削除します。レジストリにアクセスするには、[Start] > [Run] を選択します。[Open] フィールドに regedit と入力してから、[Open] をクリックします。
ステップ 2 [Start] > [All Programs] から Cisco Security Agent を削除します。
ステップ 3 [Add/Remove Programs] から Cisco Security Agent を削除します。
ステップ 4 C:¥Program Files¥Cisco Systems から CSAgent フォルダを手動で削除します。
[Add/Remove Programs] を使用して CSAgent をアンインストールできない場合、または、エージェントのアンインストールが失敗する場合は、次の手順に従ってエージェントを手動で削除します。
(注) IIS または Apache がインストールされていないシステムからエージェントを削除する場合は、ステップ 4に進みます。
ステップ 2 ..¥csagent¥bin 内の CMD シェルから次のコマンドを実行します。
csa_datafilter -u apache13 <.conf file with full path name> <modules dir.path>
csa_datafilter -u apache20 <.conf file with full path name> <modules dir.path>
ステップ 3 上のスクリプトが機能しない場合は、次のようにフィルタを手動で削除します。
a. Apache がインストールされた場所に移動します(通常は Program Files¥apache)。
b. メモ帳を使用して apache¥conf¥httpd.conf を開きます。
e. apache¥modules に移動して、次のファイルを削除します。
次を参照しないことを除いて、Apache 1_3 のステップを実行します。「addmodule mod_csafilter...」
a. [My Computer] を右クリックして、[Manage] を選択します。
b. [Services and Applications] に移動します。
c. [Internet Information Services] を右クリックして、[Properties] を選択します。
d. [Master Properties] の下で、[www service] を選択します。
e. [ISAPI Filters] タブをクリックして編集します。
f. csafilter を強調表示して、[Remove] を選択します。
ステップ 4 CSA エージェント サービスが開始されていた場合は、CSAgent を net stop します。
ステップ 5 CSA エージェント アイコン(赤色のペナント)がシステム トレイに表示されていないことを確認します。
(注) エージェント アイコンが表示されている場合は、終了して、赤色のペナントを右クリックし、[Exit Agent Panel] をクリックします。
ステップ 6 Program Files¥Cisco (Systems)¥CSAgent フォルダを削除します。
Program Files¥InstallShield Installation Information¥{DE49974667B9-11D4-97CE-0050DA10E5AE}
ステップ 8 次のドライバ ファイルを削除します。使用しているオペレーティング システムによっては、Windows(または WINNT)¥system32¥drivers¥ に配置されている場合があります。
ステップ 9 Start Menu¥Programs ディレクトリで csagent へのすべての参照を削除します。
ステップ 10 WINDOWS¥system32¥csauser.dll を削除します。使用しているオペレーティング システムによっては、WINNT¥system32¥ に配置されている場合があります。
(注) キー全体を削除するのではなく、CSAUSER.DLL だけを削除します。AppInit_DLLs レジストリ キー内で参照されている他の DLL は他のプログラムに必要であり、削除するとシステムが不安定になる可能性があります。
このファイルを削除できない場合は、この DLL をロードするレジストリ キーを変更してから、リブートすれば、削除できます。これを実行するには、次の手順を実行します。
a. [Start] > [Run] > [regedit] を選択して、レジストリ エディタを開きます。
b. [HKLM ] > [SOFTWARE ] > [Microsoft ] > [Windows NT ] > [CurrentVersion ] > [Windows ] に移動します。
c. AppInit_DLLs レジストリ キーを変更して、参照を csauser.dll から xyz に変更します。
(注) 参照を xyz に変更し、サーバをリブートしても、csauser.dll ファイルが残っている可能性があります。その場合は、次のサブステップを省略して、次のステップに進みます。
(注) AppInit_DLLs レジストリ キーから csauser.dll を削除したら、リブートしなければ、Windows 上で csauser.dll ファイルを削除できません。
ステップ 11 WINNT または WINDOWS¥system32¥csafilter.dll、csa_uninstall.bat、csarule.dll(存在する場合)を削除します。
ステップ 12 [Start] > [Programs] > [Startup] で Cisco Security Agent への参照を削除します。
• [HKLM] > [system] > [controlset001] > [control] > [session manager] > [knowndlls] > [csauser.dll]
• [HKLM] > [system] > [controlset002] > [control] > [session manager] > [knowndlls] > [csauser.dll]
• [HKLM] > [system] > [controlset003] > [control] > [session manager] > [knowndlls] > [csauser.dll(WinNT)]
• [HKLM] > [System] > [Currentcontrolset] > [Services] > [csacenter、csafile、csanet、csareg、csaTDI、csagent、csafilter、csahook]
• [HKEY_Local_Machine] > [Software] > [Cisco] > [CSAgent]
• [HKEY_Local_Machine] > [Software] > [Cisco] > [CSAgentinstalled]
• [HKEY_Local_Machine] > [Software] > [Microsoft] > [windows] > [currentversion] > [uninstall] > [{DE499746-67B9-11D4-97CE-0050DA10E5AE}]
a. Windows のデバイス マネージャで Cisco Security Agent* リソースへの参照を削除します([Start] > [Control Panel] > [System] > [Hardware] > [Device Manager] に移動します)。[show hidden devices]([View] > [Show hidden devices])が選択されていることを確認し、非プラグアンドプレイ セクションを展開します。
b. 各 Cisco Security Agent* リソースを右クリックして、アンインストールします。
(注) すべての 「Cisco Security Agent*」 リソースがアンインストールされるまでリブートしないでください。
c. 再起動します。変更を有効にするには再起動する必要があります。
a. Windows のデバイス マネージャで「Cisco Security Agent*」リソースへの参照を削除します
b. 各「Cisco Security Agent*」リソースを右クリックして、アンインストールします。
(注) すべての「Cisco Security Agent*」リソースがアンインストールされるまでリブートしないでください。
c. 再起動します。変更を有効にするには再起動する必要があります。
ステップ 16 サーバをリブートして、Windows のデバイス マネージャですべての CSA リソースが削除されていることを確認します(ステップ 14を参照)。
ステップ 17 リブート後に WINNT または WINDOWS¥system32¥csauser.dll を削除します。
ステップ 18 レジストリを探して、「CSAgent」と「Cisco Security Agent」という文字列のすべてのエントリを削除します。レジストリにアクセスするには、[Start] > [Run] を選択します。[Open] フィールドに regedit と入力してから、[Open] をクリックします。
ステップ 19 CSAgent が [Control Panel] > [Add/Remove Programs] に表示されていないことを確認します。