この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、OC48 POS Line Cardの取り付けに必要な機器、安全上の注意事項、および設置場所の準備について説明します。この章で説明する内容は次のとおりです。
ライン カードの取り付けには、次の工具および部品が必要です。追加で必要な機器がある場合は、製品を購入された代理店に発注方法をお問い合わせください。
• OC48 POS Line Card(特定のOC48 POS Line Cardモデルについては、 ライン カードの概要を参照してください。)
• インターフェイスをネットワークと接続するSCタイプのシングルモード光ファイバ ケーブル(OC48 POS Line Card用シングルモード光ファイバ ケーブルが別途必要です。光ファイバ ケーブルの詳細については、 OC48 POS Line Card光ファイバ仕様および ケーブルおよびコネクタを参照してください。)
• すべてのアップグレード キット、Field-Replaceable Unit(FRU)、およびスペアに付属の使い捨てESD(静電気放電)防止用リスト ストラップまたは任意の静電気防止用の器具
次の表は、Cisco 7304ルータでOC48 POS Line Cardを使用する場合に必要なCisco IOSソフトウェア リリースの最小要件を示します。
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1.OC48 POS Line Cardの動作には、Network Service Engine100(NSE-100)が必要です。 |
OC48 POS Line Cardを搭載したすべてのシステムでは、 show version コマンドを使用することで、現在ロードされ実行中のシステム ソフトウェアのバージョンを表示できます。 show diag slot コマンドを使用すると、システムに搭載されているハードウェアについての特定の情報を表示できます。
電源または電話配線に接続する機器を取り扱う際には、安全のために次のガイドラインに従ってください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• シャーシを動かす前に、すべての電源コードおよび外付けケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電話回線または他のネットワーク配線に接続する機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。 静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。ライン カードおよびプロセッサ モジュールには、金属製のフレームに固定されたプリント基板があります。EMI(電磁波干渉)シールドおよびコネクタは、フレームの統合部品です。基板は金属フレームによって静電破壊から保護されていますが、基板を取り扱うときは、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。
ESDによる損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。
• 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• シャーシ フレームの塗装されていない面にストラップのクリップを取り付けてください。
• コンポーネントを取り付けるときは、ライン カードのレバーおよび取り付けネジを使用して、バックプレーンにバス コネクタをしっかりと固定してください。レバーや取り付けネジは、基板の脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネクタを確実に固定させるために必要です。
• コンポーネントを取り外すときは、ライン カードのレバーおよび取り付けネジを使用して、
バックプレーンからバス コネクタを取り外します。
• フレームを取り扱うときは、ハンドルまたは端だけを持ち、プリント基板またはコネクタには触れないでください。
• 取り外したコンポーネントは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外した基板をただちに静電気防止用容器に入れてください。
• プリント基板と衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。
• 金属フレームから、プリント基板を取り外さないでください。
シングルモードの開口ポートには、図 2-1に示すように、クラス1レーザー警告ラベルが貼付されています。
図 2-1 OC48 POS Line Cardのクラス1レーザ警告ラベル
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
この装置はテスト済みであり、FCCルールPart 15に規定された仕様のクラスAデジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。 その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
(注) OC48 POS Line Cardは、これらの要件を満たすように設計されています。この製品に対してシスコシステムズが認めていない改造を行った場合には、各種認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。