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目次
Access Node Control Protocol(ANCP)は、QoS 関連、サービス関連、加入者関連の操作を実行するために、サービス指向の集約デバイスとアクセス ノード(AN)間のコントロール プレーン(DSLAM など)を作成します。 ANCP サーバは ANCP 隣接(ANCP ネイバーとのセッション)、ANCP メッセージの送信と受信を受け入れ、維持します。 ANCP では、ANCP サーバが受信した、特定の加入者の DSL レート更新がその加入者に対応する QoS 設定に適用されるように ANCP ポートと VLAN サブインターフェイスの間でスタティック マッピングできます。 ANCP 経由で受信した DSL トレイン レートは、ルータの加入者側インターフェイスとサブインターフェイスのシェーピング レートを変更するために使用されます。 ANCP はルート プロセッサ(RP)の 1 つのプロセスとして動作します。
このモジュールでは、ANCP の実装に関する概念的および設定情報を提供します。
次の制限は、ネットワークの ANCP の設定時に適用されます。
ANCP サーバはアクセス ノードからの TCP 接続を許可します。 ANCP ネイバーは、ANCP サーバとの隣接関係を確立するアクセス ノードです。 ANCP はグローバルに設定され、IP 対応であれば ANCP メッセージが物理インターフェイスまたは論理インターフェイスのどちらで受信されるかは制限されていません。
TCP は各アクセス ノードの個別の接続ソケットを作成します。 アクセス ノードが ANCP メッセージで明示的に識別されていないため、TCP ソケットが ANCP サーバの ANCP 隣接識別子として機能します。
ANCP ネイバー間の TCP 接続が行われると、ANCP 隣接プロトコルはその接続上で ANCP セッションを確立し、ANCP 機能についてネゴシエーションを行います。 ANCP ネイバー 1 つにつき 1 つの ANCP セッションがあります。 ANCP セッション情報は、対応するネイバーの情報のサブセットになります。
ANCP プロトコルはダイナミック ネイバー検出をサポートしているので、アクセス ノードの設定は必要ではありません。 ANCP ネイバーは ANCP サーバに静的に事前設定することもできます。 このような場合、アクセス ノードは ID で明示的に識別されます。ID は ANCP 隣接プロトコル メッセージの sender-name フィールドと一致する必要があります。
隣接タイマーは、ANCP セッション確立の異なるステージ間の最大遅延および ANCP キープアライブの間隔を定義します。
ANCP 隣接のライフタイムは、隣接プロトコルによって制御されます。 ピア アクセス ノードとの同期が失われると(たとえば隣接のデッド タイマーが切れると)、ANCP サーバによって隣接関係が削除され、ベースとなる TCP 接続が閉じます。
Port Up と Port Down の 2 つの ANCP メッセージ タイプが、ANCP サーバによって処理されます。 Port Up メッセージには、DSL レート情報が含まれます。Port Down メッセージは、対応するアクセス回線が利用できないことを示します。 Port Up メッセージからの DSL レート更新は、QoS サブシステムが使用できます。 Port Down メッセージは ANCP ポートのステートを内部的に追跡するために使用されます。
これらのメッセージは、ANCP 隣接が確立された後でサーバだけで受信できます。 ただし、Port Up メッセージを受信すると、含まれる DSL レート情報は、AN-port-to-interface マッピングがそのポートに設定されている場合、無期限に有効と見なされます。 これは、このポートの別の Port Up メッセージによって上書きされるかまたは手動で削除されるまで AN ポート データベースに保存されます。 隣接の削除または Port Down メッセージの受信は表示およびトラブルシューティングの目的でデータベースに反映されますが、DSL レート情報は無効にはなりません。
AN ポートは、VLAN サブインターフェイスにスタティックにマッピングされます(AN-port-to-interface マッピングと呼ばれます)。 これは加入者線に対して設定された、少なくとも 1 つの VLAN サブインターフェイスがあることを示します。 AN ポートにマッピング可能なインターフェイスの数に制限はありません。
AN ポートにマッピングされている VLAN サブインターフェイスを作成または削除できます。 マッピングが設定されている場合、VLAN サブインターフェイスは ANCP モジュール内で名前で参照されます。 この名前は、インターフェイスの作成および削除の通知に使用され、DSL レートの更新に使用する情報を提供します。
AN ポート データベースは Port Up メッセージから学習したすべてのポートに対して維持されます。 このデータベースには、AN-port-to-interface マッピング データベースも含まれます。 AN ポートの Port Up メッセージが到着して、インターフェイスがそのポートにマッピングされていない場合、レート情報は、AN ポート データベースに保存されますが、パブリッシュされません。 そのポートのマッピングが設定されている場合、マッピングを設定する前にこのポートで受信された ANCP メッセージを識別するために、AN ポート データベースがスキャンされます。 検出された場合は、既知のレートがパブリッシュされます。
ANCP では、システムにレート更新をパブリッシュする前に、Port Up メッセージで報告された DSL 回線レートに補正係数を適用できます。 この補正係数または比率調整は、DSL タイプとアクセス カプセル化タイプ(ATM やイーサネット)ごとのグローバル コンフィギュレーション モードで設定可能です。 DSL タイプおよびカプセル化タイプは Port Up メッセージの必須のタイプ、長さ、値(TLV)のデータで提供されます。
(注) |
デフォルト以外のループ タイプ(イーサネット)の比率調整機能を使用するには、DSLAM はオプションのアクセス ループ カプセル化サブ TLV をサポートする必要があります。 |
ANCP レート アダプティブ モード情報は、特定の加入者線に使用できる最大帯域幅(シェーピング レート)を決定するために ANCP モジュールによって処理されます。 固定補正係数が、異なる DSL テクノロジーのオーバーヘッドを考慮して、DSL タイプに基づいて ANCP の帯域幅に適用されます。 たとえば、特定の加入者の ANCP 帯域幅が 15 Mbps の場合、DSL テクノロジーのオーバーヘッドが原因で、その加入者の有効な帯域幅は 15 Mbps の 80 % である 12 Mbps に制限されます。 この修正された有効帯域幅は、加入者のトラフィックの最大レートを制限するために QoS モジュールに伝えられます。
(注) |
ANCP 比率は ANCP 比率が現在設定されている QoS シェーピング レートより大きい場合に限り QoS シェーピング レートとして使用されます。 (QoS で使用される ANCP 比率は、最も近い 128 kbps の単位に切り捨てられます)。 |
輻輳時には、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータは、ネットワーク アクセス サーバ(NAS)とアクセス ノード(AN)間の集約ネットワークで他のトラフィックより ANCP メッセージにプライオリティを設定できるように、ANCP メッセージに高プライオリティとしてマークします。
プロセスの再起動時に、ANCP ネイバーとの TCP 接続は一般的にドロップします。 ANCP サーバがオンラインに戻ると、TCP 接続および ANCP セッションは、ネイバーによって再確立されます。 サーバへの再接続時に、DSLAM はすべてのアクティブなポートの Port Up メッセージを送信します。 再起動前に受信されたパブリッシュされているレート情報は ANCP 設定に復元されます。 再起動がクラッシュが原因で発生した場合は、パブリッシュされたデータと設定データの間に競合が検出され、パブリッシュされたデータは修正されます。
ANCP 値が適切に適用されると、設定された QoS のシェーパー値を上書きします。 誤って適用された ANCP 値の例、および ANCP 値が正しく適用された場合の QoS との相互作用の例については、105 ページの「ANCP および QoS の相互作用:例」の項を参照してください。
マルチ シャーシのリンク集約(MC-LAG)は、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの接続に Digital Subscriber Line Access Multiplexer(DSLAM)の単純な冗長メカニズムを提供します。 冗長性は、2 台のルータへのデュアルホーム接続を可能にすることによって実現されます。 DSLAM はデュアル ホーム接続を単一の LAG として見なしているため、DSLAM でソフトウェアが複雑になることはありません。 MC-LAG 用語では、DSLAM はデュアルホーム接続デバイス(DHD)と呼ばれ、各ルータは接続ポイント(PoA)と呼ばれます。 MC-LAG の詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router L2VPN and Ethernet Services Configuration Guide』を参照してください。
Access Node Control Protocol(ANCP)は DSLAM への MC-LAG 接続を含むネットワーク トポロジをサポートするために必要です。 CPE 回線は DSLAM に接続し、レート アダプティブ DS との信号品質に基づいて回線速度を調整します。 アップリンクは、DSLAM にルータを接続します。 回線速度がアップリンクより低いデータ レートに調整されると、加入者データが DSLAM で失われる可能性があります。 データの損失を防ぐために、DSLAM は ANCP により新しい DSL レートをルータに通知し、アップリンクのデータ レートが CPE 回線のデータ レートを超えないようにダウンストリーム シェーピングをルータに動的に適用します。
ANCP は、加入者回線にマッピングされた MC-LAG VLAN サブインターフェイスに、学習した DSLAM 加入者回線の DSL レート データを適用します。 レートは、QoS のシェーパーに適用されます。 ANCP が MC-LAG VLAN サブインターフェイスに適用した DSL レートは、ICCP(シャーシ間通信プロトコル)を使用して、MC-LAG のスタンバイ PoA で実行している ANCP アプリケーションに MC-LAG のアクティブ PoA 上で実行する ANCP アプリケーションによって配布されます。 MC-LAG のスタンバイ PoA の ANCP は、対応する MC-LAG VLAN サブインターフェイスに DSL レート データを適用します。 MC-LAG のアクティブ ロールをスタンバイ PoA の 1 つが担う原因になるイベントが発生した場合、新しいアクティブ PoA の ANCP アプリケーションはすでに MC-LAG VLAN サブインターフェイスのシェーパーに DSL レートを適用しているので、この LAG がアクティブになり、輻輳とそれに続くデータの損失が DSLAM に発生しなかった場合に正しい DSL レートが適用されます。
DSLAM は TCP 接続を介してルータとの ANCP 隣接関係を確立します。 DSLAM 加入者回線の DSL レートはこの TCP 接続を介して伝達されます。 DSL レートは加入者回線にマッピングされているレイヤ 2 VLAN サブインターフェイスに適用されます。 MC-LAG のレイヤ 2 VLAN サブインターフェイスの DSL レートの送信に使用する ANCP TCP 接続は、L2VLAN サブインターフェイスと同じ MC-LAG にあるレイヤ 3 VLAN サブインターフェイス上にある必要があります。 この制約は、MC-LAG あたりの DSLAM とルータ間で 1 つの ANCP TCP 接続があることを示していることに注意してください。
MC-LAG のアクティブ PoA がスタンバイになると、DSLAM ANCP TCP 接続は終了します。 DSLAM は MC-LAG のアクティブ ロールを担う PoA との ANCP TCP 接続を再確立します。
ANCP をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ancp コマンドを使用します。
このコマンドを使用するには、ANCP の適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。
1. configure RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#
2. ancp RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp
5. show ancp summary [ statistics ][ detail ] RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp summary
1. configure RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#
2. ancp server sender-name {H.H.H | A.B.C.D} RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp server sender-name 0013.1aff.c2bd
ネイバーからの TCP 接続はどのインターフェイスでも許可されます。 各 TCP 接続にネイバー設定を一致させるため、ANCP ネイバーは隣接プロトコル メッセージの対応するフィールドと一致する必要のある送信元名によって識別されます。 必要に応じて、システム上の ANCP ネイバーと設定された隣接タイマー間隔を識別するために説明ストリングを使用できます。
2. ancp neighbor sender-name {H.H.H | A.B.C.D}[ description string]
3. ancp neighbor sender-name { H.H.H | A.B.C.D} [ adjacency-timer interval]
5. show ancp neighbor { description description-string| sender-name { H.H.H | A.B.C.D}} [ statistics][ detail] RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp neighbor sender-name 0006.2aaa.281b
6. show ancp neighbor summary [ statistics][ detail] RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp neighbor summary
7. clear ancp neighbor { all | description description-string | sender-name {H.H.H | A.B.C.D}}[ state | statistics] RP/0/RSP0/CPU0:router# clear ancp neighbor all
8. clear ancp summary [statistics | detail] RP/0/RSP0/CPU0:router# clear ancp summary statistics
9. show ancp neighbor [all] [statistics] RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp neighbor statistics
10. show ancp neighbor state [none | synsent | synrcvd | estab} [statistics] RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp neighbor none
ポート マッピングは、VLAN サブインターフェイスと DSLAM アクセス ポートまたは DSLAM の顧客宅内機器(CPE)クライアントを関連付けます。 VLAN は IEEE 802.1Q または QinQ 階層 VLAN にすることができます。 AN ポートを VLAN サブインターフェイスにマッピングするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ancp an-port コマンドを使用します。
2. ancp an-port circuit-id Access-Loop-Circuit-ID [ interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id] RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp an-port circuit-id circuit1 interface gigabitethernet 2/0/1/1.1
4. show ancp an-port {circuit-id Access-Loop-Circuit-ID | interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id | mapping} [statistics | detail]
5. show ancp an-port [configured | dynamic-only][statistics]
6. show ancp an-port summary [ statistics][ detail]
7. clear ancp an-port { all | circuit-id Access-Loop-Circuit-Id | interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id | neighbor { description string | sender-name {H.H.H | A.B.C.D}}[ statistics]
8. show ancp an-port { description description-string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D}}
9.
show ancp an-port state [
up |
down |
none] [
statistics]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# |
|
ステップ 2 | ancp an-port circuit-id Access-Loop-Circuit-ID [ interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id] RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp an-port circuit-id circuit1 interface gigabitethernet 2/0/1/1.1 | 一意のアクセス ノード ID を定義します。 この ID 情報は、ANCP Port Up および Port Down メッセージに含まれます。 アクセス ノード ポートの設定をコミットする前に、回線 ID を指定する必要があります。 共有ポリシー インスタンスを ANCP とのサブインターフェイスで使用する場合は、同じ共有ポリシー インスタンスを持つすべてのサブインターフェイスに AN ポート回線 ID をマッピングする必要があります。 |
ステップ 3 |
end または
commit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# end RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# commit |
|
ステップ 4 |
show ancp an-port {circuit-id
Access-Loop-Circuit-ID |
interface type interface-path-id |
interface Bundle-Ether
bundle-id |
mapping} [statistics | detail] 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port gigabitethernet 2/0/1/1.1 |
(任意)DSLAM のアクセス ポート(または DSLAM の CPE クライアント)と VLAN サブインターフェイスのアソシエーションに関する情報を表示します。 |
ステップ 5 |
show ancp an-port [configured | dynamic-only][statistics] 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port configured |
(任意)インターフェイスにマッピングされている、またはされていない AN ポートのサマリー データまたは統計情報を表示します。 |
ステップ 6 |
show ancp an-port summary [
statistics][
detail] 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port summary |
|
ステップ 7 |
clear ancp an-port {
all |
circuit-id Access-Loop-Circuit-Id |
interface type interface-path-id |
interface Bundle-Ether
bundle-id |
neighbor {
description string |
sender-name {H.H.H | A.B.C.D}}[
statistics] 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# clear ancp an-port all |
(任意)個別に、またはグループで、動的データまたは統計情報の AN ポートをクリアします。 パブリッシュされた情報がクリアされ、DSLAM から学習した情報がクリアされます。 |
ステップ 8 |
show ancp an-port {
description description-string |
sender-name {
H.H.H |
A.B.C.D}} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port description vendor3b |
|
ステップ 9 |
show ancp an-port state [
up |
down |
none] [
statistics] 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port state up |
シェーパー レートとして適用する前に ANCP 比率の更新に数学的な補正を適用するには、 ancp rate-adjustment コマンドを使用します。
1. configure RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#
2. ancp rate-adjustment dsl-type access-loop-type percent-factor factor
4. show ancp summary detail RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp summary detail
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# | |
ステップ 2 |
ancp rate-adjustment dsl-type
access-loop-type
percent-factor factor 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp rate-adjustment adsl2 ethernet percent-factor 90 |
ANCP のシェーパー パーセント係数のパラメータを設定します。 dsl-type および access-loop-type は、ANCP Port Up メッセージのオプションの Type-Length Value(TLV)の適切な値と比較され、一致する場合、ANCP の比率は設定されている係数によって調整されます。 |
ステップ 3 |
end または
commit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
|
ステップ 4 | show ancp summary detail RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp summary detail |
次に、ANCP ネイバーのパラメータを設定する例を示します。
configure ancp neighbor sender-name 0001.2222.3333 description VendorA-1 ancp neighbor sender-name 0001.2222.3333 adjacency-timer 20 commit
次に、 sender-name MAC アドレスを使用する特定のネイバーからの出力例を示します。
show ancp neighbor sender-name 0006.2aaa.281b ANCP Neighbor Data ------------------------------------------- Sender Name 0006.2aaa.281b Description first State ESTAB Capability Topology Discovery Ports: State Up 25 State Down 5 Total 30
次に、同じコマンドに detail キーワードを追加して、ネイバーからレポートされた AN ポートのサマリーを表示する例を示します。
show ancp neighbor sender-name 0006.2aaa.281b detail ANCP Neighbor Data ------------------------------------------- Sender Name 0006.2aaa.281b Description first State ESTAB Capability Topology Discovery Ports: State Up 4 State Down 0 Total 4 Remote IP Addr/TCP Port 209.165.200.225/11126 Local IP Addr/TCP Port 209.165.200.250/6068 Server Sender Name 0013.1aff.c2bd Remote Timeout 25500 msec Local Timeout 10000 msec Adjacency Uptime 01:25:20 Time Since Last Port Msg 00:00:04 Remote Port 0 Remote Instance 1 Local Instance 1 Remote Partition ID 0 List of AN port data for neighbor sender name 0006.2aaa.281b ------------------------------ ----- ---------- -------- ---- ------------ Line Num Adjusted DS Circuit-id State Uptime State Intf Rate (kbps) ------------------------------ ----- ---------- -------- ---- ------------ circuit1 UP 00:27:49 SHOWTIME 3 2250 circuit2 UP 00:00:49 SHOWTIME 2 2250 circuit3 UP 00:00:49 SHOWTIME 2 2250 circuit4 UP 00:00:49 SHOWTIME 0 2250
次に、同じコマンドに statistics キーワードを追加して、選択されたネイバーのメッセージ統計情報のサマリーを表示する例を示します。
show ancp neighbor sender-name 0006.2aaa.281b statistics ANCP Neighbor Message Statistics for Sender-name -, Description 0006.2aaa.281b ----------------------------------------------- Sent Received SYN 1 2 SNYACK 1 0 ACK 589 238 RSTACK 0 0 Port Up - 10 Port Down - 0 Drops 0 0 Total 600 250
次に、ANCP 設定に関する基本情報に加えてステート別のネイバー数とポート数を表示する例を示します。
show ancp summary ANCP Summary Information ---------------------------------------------- Capability: Topology Discovery Server sender-name: 0013:1aff.c2bd Neighbor count by state: - 0 SYNSENT 0 SUNRCVD 0 ESTAB 1 ---------------------------------- Total 1 Port count by state: State Up 1 State Down 0 State Unknown 0 ---------------------------------- Total 1 No. configured ports 1 No. mapped sub-interfaces 4
次に、前の例で表示した基本情報に加えて比率調整設定情報を表示する例を示します。
show ancp summary detail ANCP Summary Information ---------------------------------------------- Capability: Topology Discovery Server sender-name: 0013:1aff.c2bd Neighbor count by state: - 0 SYNSENT 0 SUNRCVD 0 ESTAB 1 ---------------------------------- Total 1 Port count by state: State Up 1 State Down 0 State Unknown 0 ---------------------------------- Total 1 No. configured ports 1 No. mapped sub-interfaces 4 Rate adjustment configuration: ------------------------------------------- DSL Type Loop Type Percent-Factor ------------------------------------------- ADSL1 ETHERNET 90 ADSL2 ETHERNET 100 ADSL2PLUS ETHERNET 100 VDSL1 ETHERNET 100 VDSL2 ETHERNET 100 SDSL ETHERNET 100 ADSL1 ATM 100 ADSL2 ATM 100 ADSL2PLUS ATM 100 VDSL1 ATM 100 VDSL2 ATM 100 SDSL ATM 100
次に、ANCP メッセージ統計情報のサマリーを表示する例を示します。
show ancp summary statistics ANCP Summary Message Statistics -------------------------------------- Sent Received SYN 3 6 SYNACK 4 0 ACK 7105 2819 RSTACK 2 0 Port Up - 6 Port Down - 0 Drops 0 0 Total 7114 2831
次に、すべてのネイバー データと統計情報をクリアする方法の例を示します。
clear ancp neighbor all
clear ancp neighbor description vendor1a
次に、集約メッセージ統計情報をクリアする方法の例を示します。
clear ancp summary statistics
次に、一意のアクセス ノード ID を定義する例を示します。
configure ancp an-port circuit-id circuit1 interface gigabitethernet 2/0/1/1.1
次に、サブインターフェイスで識別されるポートの情報を表示する例を示します。
show ancp an-port interface gigabitethernet 0/0/0/37.1 AN port circuit-id ccc1: State UP UPtime 02:23:45 Time Since Last Message 00:00:00 Encap Type ETHERNET DSL type ADSL1 DSL Line State SHOWTIME Number of Mapped Interfaces 3 Neighbor sender-name 0006.2aaa.281b Neighbor description 7200-client Configured Rate Adjustment 90% Actual Downstream Data Rate (kbps) 2500 Effective Downstream Data Rate (kbps) 2250
次に、 detail キーワードを使用して、ポート情報とポートにマッピングされたインターフェイスのリストを表示する例を示します。
show ancp an-port circuit-id ccc1 detail AN port circuit-id ccc1: State UP UPtime 02:31:36 Time Since Last Message 00:00:00 Encap Type ETHERNET DSL type ADSL1 DSL Line State SHOWTIME Number of Mapped Interfaces 3 Neighbor sender-name 0006.2aaa.281b Neighbor description 7200-client Configured Rate Adjustment 90% Actual Downstream Data Rate (kbps) 2500 Effective Downstream Data Rate (kbps) 2250 Actual Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 2500/2500 Minimum Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0 Attainable Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0 Maximum Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0 Minimum Low Power Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0 Maximum Interleaving delay Upstream/Downstream (ms) 0/0 Actual Interleaving Delay Upstream/Downstream (ms) 0/0 Sub-interface Summary: total 3 ----------------------------------------------- Sub-interface Name ifhandle --------------------------------- ---------- GigabitEthernet0/0/0/37.1 0x0 GigabitEthernet0/0/0/37.11 0x0 GigabitEthernet0/0/0/38.10 0xb80
次に、特定の AN ポートのポート メッセージの統計情報を表示するために、 statistics キーワードを使用する例を示します。
show ancp an-port circuit-id ccc1 statistics Port message statistics for circuit-id ccc1: Port Up 5 Port Down 0
show ancp an-port summary AN Port Count Summary ------------------------------ State UP 4 State DOWN 0 Config only ports 0 Total 4 # Configured ports 1 # Mapped sub-interfaces 4
次に、すべての AN ポートのメッセージの統計情報をクリアする例を示します。
clear ancp an-port all statistics
次に、すべての AN ポートの動的データをクリアする例を示します。
clear ancp an-port all
次に、特定のインターフェイスの動的データをクリアする方法を示します。
clear ancp an-port interface gigabitethernet 0/1/0/10.5
次に、ANCP 値を適用した場合と適用しない場合の階層型 QoS ポリシーの設定例を示します。
policy-map child-3play class 3play-voip priority level 1 police rate 65 kbps ! ! class 3play-video priority level 2 police rate 128 kbps ! random-detect cos 3 10 ms 100 ms random-detect cos 4 20 ms 200 ms ! class 3play-premium bandwidth percent 100 ! class class-default ! end-policy-map ! policy-map parent-3play-subscriber-line class class-default service-policy child-3play shape average 1 mbps ! end policy-map !
ポリシーは、ANCP なしでインターフェイスで適用されます。
interface GigabitEthernet 0/1/0/0.1 l2transport encapsulation dot1q 2 service-policy output parent-3play-subscriber-line !
show qos コマンドは、ANCP が適用されていないことを確認します(ANCP は 0 Kbps として示されます)。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show qos interface GigabitEthernet 0/1/0/0.1 out Interface: GigabitEthernet0_1_0_0.1 output Bandwidth: 1000000 kbps ANCP: 0 kbps Policy: parent-3-play-subscriber-line Total number of classes: 5 --------------------------------------------------------------------------- Level: 0 Policy: parent-3-play-subscriber-line Class: class-default QueueID: N/A Shape Profile: 1 CIR: 960 kbps CBS: 1024 bytes PIR: 960 kbps PBS: 13312 bytes WFQ Profile: 1 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1 Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 1 --------------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 8 (Priority 1) Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0 Policer Profile: 0 (Single) Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP --------------------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 9 (Priority 2) Queue Limit: 8 kbytes (11 Unknown) Profile: 4 Scale Profile: 0 Policer Profile: 24 (Single) Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP WRED Type: COS based Table: 0 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3 Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8kbytes Match: 3 WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes Match: 4 --------------------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3-play-premium Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 10 (Priority Normal) Queue Limit: 16 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 1 WFQ Profile: 4 Committed Weight: 100 Excess Weight: 100 Bandwidth: 1000 kbps, BW sum for Level 1: 1000 kbps, Excess Ratio: 1 --------------------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 11 (Priority Normal) Queue Limit: 8 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 0 WFQ Profile: 5 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1 Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 1000 kbps, Excess Ratio: 1 -------------------------------------------------------------------------------- RP/0/RSP0/CPU0:router#
ANCP AN-Port-to-Interface マッピングが適用されます。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp an-port circuit-id dslam1_port1 interface GigabitEthernet 0/1/0/0.1
show ancp an-port interface コマンドはインターフェイスの ANCP 比率を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port interface GigabitEthernet 0/1/0/0.1 detail AN port circuit-id dlsam1_port1: State UP Uptime 00:00:32 Time Since Last Message 00:00:32 Encap Type ATM DSL Type ADSL1 DSL Line State SHOWTIME Number of Mapped Sub-interfaces 1 Neighbor sender-name 0000.0000.1bec Neighbor description - Configured Rate Adjustment 100% Actual Downstream Data Rate (kbps) 2000 Effective Downstream Data Rate (kbps) 2000 Actual Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 2000/2000 Minimum Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0 Attainable Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0 Maximum Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0 Minimum Low Power Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0 Maximum Interleaving Delay Upstream/Downstream (ms) 0/0 Actual Interleaving Delay Upstream/Downstream (ms) 0/0 Sub-interface Summary: total 1 ------------------------------------------------------ Sub-interface name ifhandle ---------------------------------- ---------- GigabitEthernet0/1/0.1 0x215e042
show qos コマンドは、ANCP が適用されていることを確認します(ここでは ANCP は 1920 kbps として示しされます)。
RP/0/RSP0/CPU0/router# show qos interface GigabitEthernet 0/1/0.1 out Interface GigabitEthernet0_1_0_0.1 output Bandwidth: 1000000 kbps ANCP: 1920 kbps Policy: parent-3play-subscriber-line Total number of classes: 5 -------------------------------------------------------------------- Level: 0 Policy: parent-3-play-subscriber-line Class: class-default QueueID: N/A Shape Profile: 1 CIR: 1920 kbps CBS: 1024 bytes PIR: 1920 kbps PBS: 13312 bytes WFQ Profile: 1 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1 Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 1 --------------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 8 (Priority 1) Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0 Policer Profile: 0 (Single) Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP --------------------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 9 (Priority 2) Queue Limit: 8 kbytes (11 Unknown) Profile: 4 Scale Profile: 0 Policer Profile: 24 (Single) Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP WRED Type: COS based Table: 0 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3 Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8kbytes Match: 3 WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes Match: 4 --------------------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3-play-premium Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 10 (Priority Normal) Queue Limit: 24 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 8 WFQ Profile: 4 Committed Weight: 100 Excess Weight: 100 Bandwidth: 1920 kbps, BW sum for Level 1: 1920 kbps, Excess Ratio: 1 --------------------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 11 (Priority Normal) Queue Limit: 8 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 0 WFQ Profile: 5 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1 Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 1920 kbps, Excess Ratio: 1 ---------------------------------------------------------------------------------
絶対値またはパーセント値が設定された有効な QoS ポリシーは次の要件を満たす必要があります。
インターフェイス速度 > ANCP 比率 > QoS 親シェーパー レート
正常にインターフェイスに適用されている QoS ポリシーは 2 種類の外部要因により無効になることがあります。 これらの 2 つの要因は、ANCP 比率変更またはポート速度の変更です。
これらの変更のいずれかが発生すると、インターフェイス上の QoS ポリシーは不一致ステートに置かれます。 不一致ステートから回復するには、次のいずれかの作業を行います。
次に、ANCP 比率変更およびポート速度の変更のギガビット イーサネット インターフェイス上の次の QoS ポリシーの設定への影響の例を示します。
policy-map child-3play class 3play-voip priority level 1 police rate 65 kbps ! ! class 3play-video priority level 2 police rate 128 kbps ! random-detect cos 3 10 ms 100 ms random-detect cos 4 20 ms 200 ms ! class 3play-premium bandwidth percent 100 ! Class class-default ! end-policy-map ! policy-map parent-3play-subscriber-line class class-default service-policy child-3play bandwidth 200 mbps bandwidth remaining percent 100 shape average 800 mbps ! end-policy-map !
ANCP レート値が 999936 kbps で、ANCP 比率係数が 100 % の場合、999936 という ANCP レート値がインターフェイスに適用されます。 これは要件を満たします。
インターフェイスの速度(1000000 kbps)> ANCP レート(999936 kbps)> QoS 親シェーパー レート(800000 kbps)
次の show qos interface コマンドの出力で示されているように、これはポリシーが正しく適用されています。
show qos interface gig0/0/0/11.1 output Wed Mar 18 18:25:20.140 UTC Interface: GigabitEthernet0_0_0_11.1 output Bandwidth: 1000000 kbps ANCP: 999936 kbps Policy: parent-3play-subscriber-line Total number of classes: 5 ---------------------------------------------------------------------- Level: 0 Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: N/A Shape Profile: 1 CIR: 200000 kbps (200 mbps) CBS: 100352 bytes PIR: 999936 kbps PBS: 12517376 bytes WFQ Profile: 1 Committed Weight: 51 Excess Weight: 100 Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 100 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 136 (Priority 1) Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0 Policer Profile: 0 (Single) Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 137 (Priority 2) Queue Limit: 8 kbytes (11 Unknown) Profile: 4 Scale Profile: 0 Policer Profile: 24 (Single) Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP WRED Type: COS based Table: 0 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3 Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes Match: 3 WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes Match: 4 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-premium Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 138 (Priority Normal) Queue Limit: 2097 kbytes Profile: 2 Scale Profile: 0 WFQ Profile: 6 Committed Weight: 1020 Excess Weight: 1020 Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 139 (Priority Normal) Queue Limit: 65 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 3 WFQ Profile: 0 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1020 Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1 ----------------------------------------------------------------------
ANCP 比率が QoS 親シェーパー レートより低下し(たとえば、300000 Kbps)、ANCP 比率調整係数が 100 % のままの場合、ANCP 比率は 800000 kbps の QoS 親シェーパー レートを超えません。 次の show qos interface コマンドの出力で示されているように、これによってインターフェイス上の QoS ポリシーが不一致ステートに置かれます。
show qos interface gig0/0/0/11.1 output Wed Mar 18 18:21:11.180 UTC Interface: GigabitEthernet0_0_0_11.1 output Bandwidth: 1000000 kbps ANCP: 299904 kbps *Inconsistency* : ANCP - Downstream Rate less than Shaper Rate Policy: parent-3play-subscriber-line Total number of classes: 5 ---------------------------------------------------------------------- Level: 0 Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: N/A Shape Profile: 2 CIR: 200000 kbps (200 mbps) CBS: 100352 bytes PIR: 800000 kbps PBS: 10027008 bytes WFQ Profile: 1 Committed Weight: 51 Excess Weight: 100 Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 100 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 136 (Priority 1) Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0 Policer Profile: 0 (Single) Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 137 (Priority 2) Queue Limit: 8 kbytes (11 Unknown) Profile: 4 Scale Profile: 0 Policer Profile: 24 (Single) Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP WRED Type: COS based Table: 0 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3 Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes Match: 3 WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes Match: 4 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-premium Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 138 (Priority Normal) Queue Limit: 2097 kbytes Profile: 2 Scale Profile: 0 WFQ Profile: 6 Committed Weight: 1020 Excess Weight: 1020 Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 139 (Priority Normal) Queue Limit: 65 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 3 WFQ Profile: 0 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1020 Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1 ----------------------------------------------------------------------
ANCP 比率が設定値に戻ると、不一致は自動的にクリアされます。これは show qos interface コマンドを実行して確認できます。
(注) |
ANCP 比率がシェーピング レート未満の値に設定されている場合、不一致は自動的に消去されず、ポリシーを変更し、再度適用する必要があります。 これを防止するには、特定のサービス レベルのすべての ANCP 比率の最小値にポリシー マップ シェーピング レートを設定してください。 |
ポート速度が QoS 親シェーパー レート未満に設定されている場合(たとえば、100 Mbps(100000 kbps))、要件は、ポート速度が 800000 kbps の QoS 親シェーパー レートより大きくないため、満たされません。
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1#conf RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config)#int gigabitEthernet 0/0/0/1 RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#speed 100 RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#commit LC/0/0/CPU0:Nov 4 05:36:55.041 : qos_ma_ea[197]: %QOS-QOS_EA_MODIFY_FAIL-3-ERROR : inconsistency detected due to ANCP or Bandwidth modification. Execute show qos inconsistency, to obtain information. Policy resolution failure RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#end
次の show qos interface コマンドの出力で示されているように、これによってインターフェイス上の QoS ポリシーが不一致ステートに置かれます。
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1#sh qos int gigabitEthernet 0/0/0/1.1 output Interface: GigabitEthernet0_0_0_1.1 output Bandwidth: 1000000 kbps ANCP: 0 kbps *Inconsistency* : Port speed modify fails on Policy Policy: parent-3play-subscriber-line Total number of classes: 5 ---------------------------------------------------------------------- Level: 0 Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: N/A Shape Profile: 1 CIR: 200000 kbps (200 mbps) CBS: 100352 bytes PIR: 800000 kbps PBS: 10027008 bytes WFQ Profile: 1 Committed Weight: 51 Excess Weight: 100 Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 100 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 640 (Priority 1) Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0 Policer Profile: 0 (Single) Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 641 (Priority 2) Queue Limit: 8 kbytes Profile: 4 Scale Profile: 0 Policer Profile: 24 (Single) Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default) Child Policer Conform: TX Child Policer Exceed: DROP Child Policer Violate: DROP WRED Type: COS based Table: 2 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3 Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes Match: 3 WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes Match: 4 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-premium Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 642 (Priority Normal) Queue Limit: 4194 kbytes Profile: 2 Scale Profile: 1 WFQ Profile: 3 Committed Weight: 1020 Excess Weight: 1020 Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1 ---------------------------------------------------------------------- Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default QueueID: 643 (Priority Normal) Queue Limit: 4194 kbytes Profile: 2 Scale Profile: 1 WFQ Profile: 4 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1 Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1 ----------------------------------------------------------------------
この問題を解決するには、 no speed コマンドを使用してポート速度を 1000 Mbps(1000000 kbps)に戻す必要があります。
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1#conf RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config)#int gigabitEthernet 0/0/0/1 RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#no speed RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#commit LC/0/0/CPU0:Nov 4 05:37:39.171 : ifmgr[144]: %PKT_INFRA-LINEPROTO-5-UPDOWN : Line protocol on Interface GigabitEthernet0/0/0/1, changed state to Up
show qos interface コマンドに関連するコマンドは、QoS ポリシー不一致に関する追加情報を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:RO2# show qos inconsistency detail 0 location 0/7/CPU0 Interface Lists with QoS Inconsistency Warning: ========================================================= Node 0/7/CPU0 --------------------------------------------------------- Interfaces with QoS Inconsistency: ANCP - No Shaper at top policymap ========================================================================== Interface Direction Policy Name SPI Name -------------------------------------------------------------------------- GigabitEthernet0/7/0/1.5 output parent-none Interfaces with QoS Inconsistency: ANCP - Downstream Rate less than Shaper Rate ========================================================================== Interface Direction Policy Name SPI Name -------------------------------------------------------------------------- GigabitEthernet0/7/0/1 output parent SPI1 GigabitEthernet0/7/0/1.2 output parent GigabitEthernet0/7/0/1 output normal-policy-name normal-spi-name RP/0/RSP0/CPU0:RO2# RP/0/RSP0/CPU0:RO2#show qos inconsistency summary location 0/7/CPU0 Summary Counts of QoS Inconsistency Warnings: ========================================================= Node 0/7/CPU0 Inconsistency Warning Type Count -------------------------------------------------------- ANCP - No Shaper at top policymap: 1 ANCP - Downstream Rate less than Shaper Rate: 4 RP/0/RSP0/CPU0:RO2#
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide』 |
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『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Master Command Listing』 |
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『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Modular Quality of Service Command Reference』 |
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『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Security Configuration Guide』の「Configuring AAA Services on Cisco ASR 9000 Series Router」モジュール |
Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB を検索およびダウンロードするには、http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml にある Cisco MIB Locator を使用し、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。 |
この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。 |
シスコのテクニカル サポート Web サイトでは、製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクなどの、数千ページに及ぶ技術情報が検索可能です。 Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。 |
Access Node Control Protocol(ANCP)は、QoS 関連、サービス関連、加入者関連の操作を実行するために、サービス指向の集約デバイスとアクセス ノード(AN)間のコントロール プレーン(DSLAM など)を作成します。 ANCP サーバは ANCP 隣接(ANCP ネイバーとのセッション)、ANCP メッセージの送信と受信を受け入れ、維持します。 ANCP では、ANCP サーバが受信した、特定の加入者の DSL レート更新がその加入者に対応する QoS 設定に適用されるように ANCP ポートと VLAN サブインターフェイスの間でスタティック マッピングできます。 ANCP 経由で受信した DSL トレイン レートは、ルータの加入者側インターフェイスとサブインターフェイスのシェーピング レートを変更するために使用されます。 ANCP はルート プロセッサ(RP)の 1 つのプロセスとして動作します。
このモジュールでは、ANCP の実装に関する概念的および設定情報を提供します。