この章では、Cisco 12000 シリーズ ルータでサポートされる Shared Port Adapter(SPA)について説明します。この章の内容は次のとおりです。
• 「2-Port および 4-Port T3/E3 Serial SPA の概要」
• 「2-Port および 4-Port Channelized T3/DS0 SPA の概要」
• 「8-Port Channelized T1/E1 SPA の概要」
• 「8-Port Fast Ethernet SPA の概要」
• 「1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA の概要」
• 「2-Port Gigabit Ethernet SPA の概要」
• 「5-Port Gigabit Ethernet SPA の概要」
• 「10-Port Gigabit Ethernet SPA の概要」
• 「1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA の概要」
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS SPA の概要」
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS RPR XFP SPA の概要」
• 「2-Port OC-48 POS RPR SPA の概要」
• 「2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、4-Port OC-3c/STM-1 POS SPA、および 8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA の概要」
表2-1 に、Cisco 12000 シリーズ ルータでサポートされている SPA の概要を示します。
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ルータに搭載されているハードウェアに対する Cisco IOS ソフトウェアの最低限のソフトウェア要件を確認するには、Cisco.com の Software Advisor ツールを使用します。このツールでは、システム内の SPA Interface Processor(SIP)または SPA の互換性の有無を検査することはできませんが、個々のハードウェア モジュールまたはコンポーネントに対する最低限の Cisco IOS 要件を確認できます。
(注) このツールにアクセスするには、Cisco.com のログイン アカウントが必要です。
Software Advisor にアクセスするには、Cisco.com で Login をクリックして、SEARCH ボックスに [Software Advisor] と入力し、GO をクリックします。Software Advisor ツールのリンクをクリックします。
ハードウェアに必要なソフトウェア リリースの最低要件を検索するための製品シリーズを選択するか、または特定の製品番号を入力します。
ルータに推奨される帯域幅制限がオーバーサブスクライブされると、パフォーマンスの低下または劣化につながる可能性があります。このため、ルータの SPA で使用される帯域幅を決めておき、すべての SPA によって使用される合計帯域幅が、ルータに推奨される帯域幅制限を超えないように注意することが重要となります。
表2-2 は、SPA の各ポートの帯域幅(1 ポートあたりの帯域幅)、および SPA で使用可能な全ポートの累積帯域幅(合計帯域幅)を示します。
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帯域幅 |
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5 Gbps 1 |
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ここでは 2-Port および 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA について、次の内容を説明します。
• 「2-Port および 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA の LED」
• 「2-Port および 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA のインターフェイス仕様」
• 「2-Port および 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA のケーブルとコネクタ」
2-Port および 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA は、3 種類の LED を備えています。SPA の各ポート用の 2 つの LED と、1 つのステータス LED です。図2-1 に、4-Port Clear Channel T3/E3 SPA 上の各 LED の例を示します。
図2-1 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA の前面プレート
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表2-3 に、2-Port および 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA の各 LED の説明を示します。
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ソフトウェアによってポートがイネーブルにされています。有効な E3 または T3 信号が存在し、アラームは発生していません。 |
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フレーマーは、着信および送信 T3 フレーム(C ビット、m13/m23、非フレーム)および E3 フレーム(g751、g832、非フレーム)を処理します。フレーマーの処理速度は、設定されたモードに応じて T3 または E3 ラインレート(44.2/34.0 Mbps)となります。
パケット データは PPP(ポイントツーポイント プロトコル)やHigh-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク制御)など、ユーザが設定可能なカプセル化形式で転送され、T3 および E3 フレームにマッピングされます。カプセル化により、データ フレーム パケットは転送オーバーヘッドが付加されてから転送されます。このオーバーヘッドは、パケットが遠端に転送された時点で削除されます。
T3/E3 SPA インターフェイスは、ANSI および Telco 標準に準拠しています。このインターフェイスは、MIB(管理情報ベース)RFC 2496 および T1.231 のサポートも提供しています。
2-Port および 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA のインターフェイス コネクタは 75 Ω RG-59 の同軸 Siemax 型であり、1 つのコネクタおよびケーブルが送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)です。
2-Port および 4-Port Clear Channel T3/E3 SPA には、次のケーブルを使用できます。ケーブルの一端は BNC コネクタであり、もう一端は Siemax コネクタです。
• CAB-T3E3-RF-BNC-M(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC オス、10 フィート [3 m])
• CAB-T3E3-RF-BNC-F(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC メス、10 フィート [3 m])
• CAB-T3E3-RF-OPEN(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC オープンエンド、10 フィート [3 m])
(注) 各ケーブルのシスコの製品番号は 72-4124-01(オス BNC 端子)および 72-4131-01(メス BNC 端子)となります。
図2-1 に、4-Port Clear Channel T3/E3 SPA のコネクタを示します。また、 表2-4 では各コネクタの信号の意味を説明します。
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送信信号は中心コンタクト上で送信されます。外側シールドは、TX BNC コネクタに接続する 75 Ω RG-59 同軸ケーブルのアースです。 |
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受信信号は中心コンタクト上で受信されます。外側シールドは、RX BNC コネクタに接続する 75 Ω RG-59 同軸ケーブルのアースです。 |
ここでは 2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA について、次の内容を説明します。
• 「2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA の LED」
• 「2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA のインターフェイス仕様」
• 「2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA のケーブルとコネクタ」
2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA は、3 種類の LED を備えています。SPA の各ポート用の 2 つの LED と、1 つのステータス LED です。図2-2 に、4-Port Channelized T3 SPA 上の各 LED の例を示します。
図2-2 4-Port Channelized T3 SPA の前面プレート
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表2-5 に、2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA の各 LED の説明を示します。
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フレーマーは、着信および送信 T3 フレーム(C ビット、m13/m23、非フレーム)を処理します。フレーマーの処理速度は T3 ラインレート(44.2 Mbps)です。
パケット データは、PPP や HDLC など、ユーザが設定可能なカプセル化形式で転送され、T3 フレームにマッピングされます。カプセル化により、データ フレーム パケットは転送オーバーヘッドが付加されてから転送されます。このオーバーヘッドは、パケットが遠端に転送された時点で削除されます。
T3 SPA インターフェイスは、ANSI および Telco 標準に準拠しています。このインターフェイスは、MIB RFC 2495、RFC 2496、および T1.231 のサポートも提供しています。
2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA のインターフェイス コネクタは 75 Ω の同軸 Siemax 型であり、1 つのコネクタおよびケーブルが送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)です。
2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA には、次のケーブルを使用できます。ケーブルの一端は BNC コネクタであり、もう一端は Siemax コネクタです。
• CAB-T3E3-RF-BNC-M(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC オス、10 フィート [3 m])
• CAB-T3E3-RF-BNC-F(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC メス、10 フィート [3 m])
• CAB-T3E3-RF-OPEN(T3 または E3 ケーブル、1.0/2.3 RF 対 BNC オープンエンド、10 フィート [3 m])
(注) 各ケーブルのシスコの製品番号は 72-4124-01(オス BNC 端子)および 72-4131-01(メス BNC 端子)となります。
図2-2 に、2-Port および 4-Port Channelized T3 SPA の Siemax コネクタを示します。また、 表2-6 では各コネクタの信号の意味を説明します。
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送信信号は中心コンタクト上で送信されます。外側シールドは、TX Siemax コネクタに接続する 75 Ω RG-59 同軸ケーブルのアースです。 |
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受信信号は中心コンタクト上で受信されます。外側シールドは、RX Siemax コネクタに接続する 75 Ω RG-59 同軸ケーブルのアースです。 |
(注) 8-Port Channelized T1/E1 SPA でサポートされているのは、屋内配線のみです。
ここでは 8-Port Channelized T1/E1 SPA について、次の内容を説明します。
• 「8-Port Channelized T1/E1 SPA の LED」
• 「8-Port Channelized T1/E1 SPA のインターフェイス仕様」
• 「8-Port Channelized T1/E1 SPA のケーブル、コネクタ、およびピン割り当て」
8-Port Channelized T1/E1 SPA は、3 種類の LED を備えています。図2-3 に示すように、SPA の各ポート用の 2 つの LED と、1 つのステータス LED です。
図2-3 8-Port Channelized T1/E1 SPA の前面プレート
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表2-7 に、8-Port Channelized T1/E1 SPA の各 LED の説明を示します。
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ソフトウェアによってポートがイネーブルにされています。有効な T1 または E1 信号が存在し、アラームは発生していません。 |
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8-Port Channelized T1/E1 SPA の E1 インターフェイスは、RJ-45 コネクタを備えた E1(122 Ω)ケーブル用の RJ-48c レセプタクルを使用します。すべてのポートは同時に使用できます。各 E1 接続では、G.703 標準を満たすインターフェイスがサポートされます。RJ-45 接続には、外部トランシーバは必要ありません。E1 ポートは、120 Ω の Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイストペア)ケーブルを使用する E1 インターフェイスです。
図2-4 に、RJ-45 コネクタを示します。
(注) RJ-45、RJ-48c の各用語は、しばしば同じ意味で使用される場合があります。RJ-48c はジャックまたはレセプタクルであり、RJ-45 はコネクタです。
表2-8 では、RJ-45 ケーブル コネクタの信号およびコネクタのピン割り当てを説明します。
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ここでは 8-Port Fast Ethernet SPA について、次の内容を説明します。
• 「8-Port Fast Ethernet SPA の LED」
8-Port Fast Ethernet SPA は、2 種類の LED を備えています。図2-5 に示すように、各ポート用の A/L LED、および SPA 用の 1 つの STATUS LED です。
図2-5 8-Port Fast Ethernet SPA の前面プレート
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表2-9 に、8-Port Fast Ethernet SPA の各 LED の説明を示します。
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ポート番号 |
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2.この場合、ポート番号は 8-Port Fast Ethernet SPA 上の番号指定の LED(0、1、2、3、4、5、6、または 7)を表します。8-Port Fast Ethernet SPA の各 LED の番号は、SPA のポートを表します。 |
8-Port Fast Ethernet SPA のインターフェイス コネクタは、8 つの個別の RJ-45 レセプタクルです。8 つのすべてのインターフェイス コネクタを同時に使用できます。各接続は、該当する標準に準拠する IEEE 802.3 およびイーサネット 10/100BASE-T インターフェイスをサポートします。カテゴリ 5 の UTP RJ-45ケーブルは付属していません。別途、購入する必要があります。
図2-6 に、RJ-45 コネクタを示します。 表2-10 に、RJ-45 コネクタのピン割り当ておよび信号を示します。
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(注) 表2-10 の RJ-45 のピン割り当てを参照して、未使用のカテゴリ 5 UTP ケーブルのペア 4/5 および 7/8 にコモンモード ライン ターミネータを適切に使用する必要があります。コモンモード ターミネータを使用すると、EMI(電磁波干渉)の発生が抑えられ、コモンモード送信元に対して影響を受けにくくなります。配線ペア 4/5 および 7/8 は、8-Port Fast Ethernet SPA の RJ-45 ポート回線でアクティブに終端されます。
8-Port Fast Ethernet SPA はすべての動作速度で自動 MDI/MDIX クロスオーバーをサポートするため、SPA にストレートおよびクロス イーサネット ケーブルのどちらを使用しても機能します。RJ-45 インターフェイスのケーブル接続要件に応じて、図2-7 および図2-8 のピン割り当てを使用します。
図2-7 ストレート ケーブルのピン割り当て ― ハブまたはリピータとの RJ-45 接続
図2-8 クロス ケーブルのピン割り当て ― ルータ間の RJ-45 接続
ここでは 1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA について、次の内容を説明します。
• 「1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA の LED」
• 「1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA の XFP 光トランシーバ モジュール、コネクタ、およびケーブル」
• 「XFP 接続」
1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA は、2 種類の LED を備えています。図2-9 に示すように、ポート用の ACTIVE/LINK LED、および STATUS LED です。
図2-9 1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA の前面プレート
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表2-11 に、1-Port 10-Gigabit Ethernet SPAの各 LED の説明を示します。
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1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA は、次のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートします。
• シングルモード Short Reach(SR; 短距離)XFP モジュール ― XFP-10GLR
• シングルモード Intermediate Reach(IR; 中距離)XFP モジュール ― XFP-10GER
シスコシステムズは、SPA で使用可能な光モジュールを認定しています。Cisco IOS Release 12.0(31)S で使用可能として認定されている光トランシーバ モジュールは、上記の XFP のみです。
ルータとネットワークの接続には、モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロン(公称径は約 10/125 ミクロン)のシングルモード光ファイバを使用してください。
図2-10 に、1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA の XFP 光トランシーバ モジュールで使用するケーブル タイプを示します。
1-Port 10-Gigabit Ethernet SPA の 40 ピン コネクタは Resilient Packet Ring(RPR)接続に使用されます。この機能は、Cisco IOS Release 12.0(31)S ではサポートされません。
XFP-10GLR および XFP-10GER XFP には、Clock and Data Recovery(CDR)集積回路に統合された光トランスミッタおよびレシーバーのペアが組み込まれています。XFP を使用すると、シングル モード光ファイバ上で、10.3125 Gbps(10 ギガビット イーサネット)の速度の高速シリアル リンクが実現します。転送側は 10 Gbps シリアル データを回復し、時間再調整を行い、レーザー ドライバに渡します。レーザー ドライバは 1310 nm または 1550 nm レーザーにバイアスをかけて変調し、LC コネクタを介して SMF 上でデータを転送できるようにします。受信側はフォト検出器のトランス インピーダンス増幅器から受信した 10 Gbps の光データ ストリームを回復し、時間再調整を行い、出力ドライバに渡します。
テクノロジーのタイプおよびモデルについては、XFP のラベルを参照してください。図2-11 に XFP、 表2-24 に XFP の仕様を示します。
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表2-13 に、XFP のポート ケーブル配線仕様を示します。
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ここでは 2-Port Gigabit Ethernet SPA について、次の内容を説明します。
• 「2-Port Gigabit Ethernet SPA の LED」
• 「2-Port Gigabit Ethernet SPA のケーブルおよびコネクタ」
2-Port Gigabit Ethernet SPA は、2 種類の LED を備えています。図2-12 に示すように、各ポート用の A/L LED、および 1 つの STATUS LED です。
図2-12 2-Port Gigabit Ethernet SPA の前面プレート
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表2-14 に、2-Port Gigabit Ethernet SPA の各 LED の説明を示します。
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2-Port Gigabit Ethernet SPA のインターフェイス コネクタは、Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールをサポートする 2 つの光ファイバ レシーバーです。各ポートは、光ファイバ接続を使用してトラフィックを送受信できます。
SFP モジュールは、2-Port Gigabit Ethernet SPA のギガビット イーサネット光スロットに挿入する入出力デバイスであり、1000BASE-X 光ファイバ ネットワークとポートを接続します。
(注) 2-Port Gigabit Ethernet SPA に使用できるのは、このマニュアルにサポート対象として記載されている SFP モジュールだけです。2-Port Gigabit Ethernet SPA に SFP モジュールが差し込まれるたびに SFP チェックが実行され、このチェックに合格した SFP モジュールだけが 2-Port Gigabit Ethernet SPA で使用可能になります。
SFP モジュールは本来ギガビット イーサネット以外のテクノロジー用、および 2-Port Gigabit Ethernet SPA 以外の製品用に使用します。ただし、このマニュアル内の説明は、2-Port Gigabit Ethernet SPA のポートに挿入する SFP モジュールのみを対象としています。
SFP モジュールは、レシーバー ポート(RX)とトランスミッタ ポート(TX)からなる 1 つの光インターフェイスを備えています。表2-15 と 表2-16 に、SFP モジュールについての説明と仕様を示します。
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1000BASE-SX(短波)モジュールは、50/125um MMF では最大 500 m、62.5/125um MMF では最大 300 m の標準的なマルチモード光ファイバ リンク距離で動作します。
1000BASE-LX/LH(長波/長距離)モジュール インターフェイスは、IEEE 802.3z 1000BASE-LX 標準に完全に準拠します。ただし、オプティカル品質が優れているため、SMF で 6.2 マイル(10 km)の距離まで到達可能です(規格で定められている到達距離は 3.1 マイル [5 km])。
1000BASE-ZX(超長波)モジュールは、通常のシングルモード光ファイバ リンク距離(最大 49.7 マイル [80 km])で動作します。プレミアム シングルモード光ファイバまたは分散シフト型シングルモード光ファイバを使用すれば、最大 62.1 マイル(100 km)のリンク距離まで到達可能になります。プレミアム シングルモード光ファイバは、通常のシングルモード光ファイバより単位長あたりの減衰量が低く、分散シフト型シングルモード光ファイバは通常より減衰量が低く、分散が少ないという特性を持ちます。
1000BASE-ZX モジュールは、シングルモード光ファイバ ケーブルに接続する必要があります。これは長距離通信アプリケーションで一般に使用されるケーブル タイプです。1000BASE-ZX モジュールは、マルチモード光ファイバに接続すると正常に動作しません。これは、マルチモード光ファイバがよく使用される環境(建物内バックボーンまたは水平ケーブル接続など)には適していません。
1000BASE-ZX モジュールは、さまざまなスイッチおよびルータ製品で見られるように、ギガビット イーサネット インターフェイス用の Physical Medium Dependent(PMD; 物理メディア依存)コンポーネントとして使用することを目的としています。これは 1250 M ボーの信号速度で動作し、8B/10B の符号化データを送受信します。
短距離のシングルモード光ファイバを使用する際、レシーバーに負荷がかかり過ぎないようにするため、リンクに光減衰器を直列に挿入しなければならない場合があります。
• 光ファイバ ケーブルの距離が 15.5 マイル(25 km)未満の場合には、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に、10 dB の光減衰器を直列に挿入してください。
• 光ファイバ ケーブルの距離が 15.5 マイル(25 km)以上 31 マイル(50 km)未満の場合には、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に、5 dB の光減衰器を直列に挿入してください。
表2-17 に、2-Port Gigabit Ethernet SPA に取り付け可能な各 SFP モジュールのケーブル接続仕様を示します。すべての SFP ポートは LC タイプ コネクタを備えていることに注意してください。
SFP-GE-S の最短ケーブル長は 6.5 フィート(2 m)であり、リンクの両端に 8 dB の減衰器が取り付けられた場合の SFP-GE-Z の最短リンク距離は 6.2 マイル(10 km)です。減衰器を使用しない場合は、SFP-GE-Z の最短リンク距離は 24.9 マイル(40 km)です。
モジュール |
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タイプ |
(ミクロン) |
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MMF 3 |
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MMF 4 および SMF |
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SMF 5 |
(注) 1000BASE-ZX SFP モジュールの光パワー バジェットは、21.5 dB です。使用するケーブル プラントを光損失テストによって測定してください。このテストは、ケーブル プラント(コネクタとスプライスを含む)の光損失が 21.5 dB 以下であることを検査するように設定する必要があります。光損失の測定は、1550 nm の光源を使用して実行する必要があります。
ここでは 5-Port Gigabit Ethernet SPA について、次の内容を説明します。
• 「5-Port Gigabit Ethernet SPA の LED」
• 「5-Port Gigabit Ethernet SPA のケーブルおよびコネクタ」
5-Port Gigabit Ethernet SPA は、2 種類の LED を備えています。図2-13 に示すように、各ポート用の A/L LED、および SPA 用の 1 つの STATUS LED です。
図2-13 5-Port Gigabit Ethernet SPA の前面プレート
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表2-18 に、5-Port Gigabit Ethernet SPAの各 LED の説明を示します。
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5-Port Gigabit Ethernet SPA には、SFP をサポートする電気コネクタが 10 個装備されています。各ポートは、装着された SFP に適したケーブル配線を使用してトラフィックを送受信できます。
SFP モジュールは、5-Port Gigabit Ethernet SPA のギガビット イーサネット光スロットに挿入する入出力デバイスであり、1000BASE-X 光ファイバ ネットワークとポートを接続します。
(注) 5-Port Gigabit Ethernet SPA に使用できるのは、このマニュアルにサポート対象として記載されている SFP モジュールだけです。5-Port Gigabit Ethernet SPA に SFP が差し込まれるたびに SFP チェックが実行され、このチェックに合格した SFP モジュールだけが 5-Port Gigabit Ethernet SPA で使用可能になります。
SFP モジュールは本来ギガビット イーサネット以外のテクノロジー用、および 5-Port Gigabit Ethernet SPA 以外の製品用に使用します。ただし、このマニュアル内の説明は、5-Port Gigabit Ethernet SPA のポートに挿入する SFP モジュールのみを対象としています。
SFP モジュールは、レシーバー ポート(RX)とトランスミッタ ポート(TX)からなる 1 つの光インターフェイスを備えています。 表2-19 と 表2-20 に、SFP についての説明と仕様を示します。
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1000BASE-SX(短波)モジュールは、50/125um MMF では最大 500 m、62.5/125um MMF では最大 300 m の標準的なマルチモード光ファイバ リンク距離で動作します。
1000BASE-LX/LH(長波/長距離)モジュール インターフェイスは、IEEE 802.3z 1000BASE-LX 標準に完全に準拠します。ただし、オプティカル品質が優れているため、SMF で 6.2 マイル(10 km)の距離まで到達可能です(規格で定められている到達距離は 3.1 マイル [5 km])。
1000BASE-ZX(超長波)モジュールは、通常のシングルモード光ファイバ リンク距離(最大 49.7 マイル [80 km])で動作します。プレミアム シングルモード光ファイバまたは分散シフト型シングルモード光ファイバを使用すれば、最大 62.1 マイル(100 km)のリンク距離まで到達可能になります。プレミアム シングルモード光ファイバは、通常のシングルモード光ファイバより単位長あたりの減衰量が低く、分散シフト型シングルモード光ファイバは通常より減衰量が低く、分散が少ないという特性を持ちます。
1000BASE-ZX モジュールは、シングルモード光ファイバ ケーブルに接続する必要があります。これは長距離通信アプリケーションで一般に使用されるケーブル タイプです。1000BASE-ZX モジュールは、マルチモード光ファイバに接続すると正常に動作しません。これは、マルチモード光ファイバがよく使用される環境(建物内バックボーンまたは水平ケーブル接続など)には適していません。
1000BASE-ZX モジュールは、さまざまなスイッチおよびルータ製品で見られるように、ギガビット イーサネット インターフェイス用の PMD コンポーネントとして使用することを目的としています。これは 1250 M ボーの信号速度で動作し、8B/10B の符号化データを送受信します。
短距離のシングルモード光ファイバを使用する際、レシーバーに負荷がかかり過ぎないようにするため、リンクに光減衰器を直列に挿入しなければならない場合があります。次の注意事項に従ってください。
• 光ファイバ ケーブルの距離が 15.5 マイル(25 km)未満の場合には、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に、10 dB の光減衰器を直列に挿入してください。
• 光ファイバ ケーブルの距離が 15.5 マイル(25 km)以上 31 マイル(50 km)未満の場合には、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に、5 dB の光減衰器を直列に挿入してください。
表2-21 に、5-Port Gigabit Ethernet SPA に取り付け可能な各 SFP モジュールのケーブル接続仕様を示します。すべての SFP ポートは LC タイプ コネクタを備えていることに注意してください。
SFP-GE-S の最短ケーブル長は 6.5 フィート(2 m)であり、リンクの両端に 8 dB の減衰器が取り付けられた場合の SFP-GE-Z の最短リンク距離は 6.2 マイル(10 km)です。減衰器を使用しない場合は、SFP-GE-Z の最短リンク距離は 24.9 マイル(40 km)です。
モジュール |
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タイプ |
(ミクロン) |
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MMF 6 |
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MMF 7 および SMF |
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SMF 8 |
(注) 1000BASE-ZX SFP モジュールの光パワー バジェットは、21.5 dB です。使用するケーブル プラントを光損失テストによって測定してください。このテストは、ケーブル プラント(コネクタとスプライスを含む)の光損失が 21.5 dB 以下であることを検査するように設定する必要があります。光損失の測定は、1550 nm の光源を使用して実行する必要があります。
ここでは 10-Port Gigabit Ethernet SPA について、次の内容を説明します。
• 「10-Port Gigabit Ethernet SPA の LED」
• 「10-Port Gigabit Ethernet SPA のケーブルおよびコネクタ」
10-Port Gigabit Ethernet SPA は、2 種類の LED を備えています。図2-14 に示すように、ポート用の A/L LED、および STATUS LED です。
図2-14 10-Port Gigabit Ethernet SPA の前面プレート
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表2-22 に、10-Port Gigabit Ethernet SPAの各 LED の説明を示します。
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10-Port Gigabit Ethernet SPA には、SFP をサポートする電気コネクタが 10 個装備されています。各ポートは、装着された SFP に適したケーブル配線を使用してトラフィックを送受信できます。
SFP モジュールは、10-Port Gigabit Ethernet SPA のギガビット イーサネット光スロットに挿入する入出力デバイスであり、1000BASE-X 光ファイバ ネットワークとポートを接続します。
(注) 10-Port Gigabit Ethernet SPA に使用できるのは、このマニュアルにサポート対象として記載されている SFP モジュールだけです。10-Port Gigabit Ethernet SPA に SFP が差し込まれるたびに SFP チェックが実行され、このチェックに合格した SFP モジュールだけが 10-Port Gigabit Ethernet SPA で使用可能になります。
SFP モジュールは本来ギガビット イーサネット以外のテクノロジー用、および 10-Port Gigabit Ethernet SPA 以外の製品用に使用します。ただし、このマニュアル内の説明は、10-Port Gigabit Ethernet SPA のポートに挿入する SFP モジュールのみを対象としています。
SFP モジュールは、レシーバー ポート(RX)とトランスミッタ ポート(TX)からなる 1 つの光インターフェイスを備えています。 表2-23 と 表2-24 に、SFP についての説明と仕様を示します。
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1000BASE-SX(短波)モジュールは、50/125um MMF では最大 500 m、62.5/125um MMF では最大 300 m の標準的なマルチモード光ファイバ リンク距離で動作します。
1000BASE-LX/LH(長波/長距離)モジュール インターフェイスは、IEEE 802.3z 1000BASE-LX 標準に完全に準拠します。ただし、オプティカル品質が優れているため、SMF で 6.2 マイル(10 km)の距離まで到達可能です(規格で定められている到達距離は 3.1 マイル [5 km])。
1000BASE-ZX(超長波)モジュールは、通常のシングルモード光ファイバ リンク距離(最大 49.7 マイル [80 km])で動作します。プレミアム シングルモード光ファイバまたは分散シフト型シングルモード光ファイバを使用すれば、最大 62.1 マイル(100 km)のリンク距離まで到達可能になります。プレミアム シングルモード光ファイバは、通常のシングルモード光ファイバより単位長あたりの減衰量が低く、分散シフト型シングルモード光ファイバは通常より減衰量が低く、分散が少ないという特性を持ちます。
1000BASE-ZX モジュールは、シングルモード光ファイバ ケーブルに接続する必要があります。これは長距離通信アプリケーションで一般に使用されるケーブル タイプです。1000BASE-ZX モジュールは、マルチモード光ファイバに接続すると正常に動作しません。これは、マルチモード光ファイバがよく使用される環境(建物内バックボーンまたは水平ケーブル接続など)には適していません。
1000BASE-ZX モジュールは、さまざまなスイッチおよびルータ製品で見られるように、ギガビット イーサネット インターフェイス用の PMD コンポーネントとして使用することを目的としています。これは 1250 M ボーの信号速度で動作し、8B/10B の符号化データを送受信します。
短距離のシングルモード光ファイバを使用する際、レシーバーに負荷がかかり過ぎないようにするため、リンクに光減衰器を直列に挿入しなければならない場合があります。次の注意事項に従ってください。
• 光ファイバ ケーブルの距離が 15.5 マイル(25 km)未満の場合には、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に、10 dB の光減衰器を直列に挿入してください。
• 光ファイバ ケーブルの距離が 15.5 マイル(25 km)以上 31 マイル(50 km)未満の場合には、リンクの両側で光ファイバ ケーブル プラントと 1000BASE-ZX モジュールの受信ポートとの間に、5 dB の光減衰器を直列に挿入してください。
表2-25 に、10-Port Gigabit Ethernet SPA に取り付け可能な各 SFP モジュールのケーブル接続仕様を示します。すべての SFP ポートは LC タイプ コネクタを備えていることに注意してください。
SFP-GE-S の最短ケーブル長は 6.5 フィート(2 m)であり、リンクの両端に 8 dB の減衰器が取り付けられた場合の SFP-GE-Z の最短リンク距離は 6.2 マイル(10 km)です。減衰器を使用しない場合は、SFP-GE-Z の最短リンク距離は 24.9 マイル(40 km)です。
モジュール |
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タイプ |
(ミクロン) |
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MMF 9 |
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SMF 10 |
(注) 1000BASE-ZX SFP モジュールの光パワー バジェットは、21.5 dB です。使用するケーブル プラントを光損失テストによって測定してください。このテストは、ケーブル プラント(コネクタとスプライスを含む)の光損失が 21.5 dB 以下であることを検査するように設定する必要があります。光損失の測定は、1550 nm の光源を使用して実行する必要があります。
ここでは 1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA について、次の内容を説明します。
• 「1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA の LED」
• 「1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA のインターフェイス仕様」
• 「1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA のケーブルおよびコネクタ」
1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA は、3 種類の LED を備えています。SPA のポート用の 2 つの LED、および 1 つのSTATUS LED です。
図2-15 1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA の前面プレート
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次の表に、1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA の各 LED の説明を示します。
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フレーマーは、送受信 SONET または SDH フレームを処理します。フレーマーの処理速度は OC-3c/STM-1 ラインレート(155.52 Mbps)です。
パケット データは PPP など、ユーザが設定可能なカプセル化形式で転送され、STS-3c/STM-1 フレームにマッピングされます。
1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA インターフェイスは、RFC 1619「PPP over SONET/SDH」および RFC 1662「PPP in HDLC-like Framing」に準拠します。また、1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA は SNMP エージェント v1(RFC 1155 ~ 1157)、および MIB II(RFC 1213)のサポートを提供します。
1-Port Channelized STM-1/OC-3 SPA の各ポートには SFP 光トランシーバ モジュールが取り付けられており、これによって SONET および SDH シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続を実現します。
SPA で使用される SFP 光トランシーバ モジュールは、以下の光ファイバ オプションを提供します。
• マルチモード ― 155 Mbps、OC-3c/STM-1 光ファイバ(SONET STS-3c または SDH STM-1)
コアとクラッドの直径がそれぞれ 62.5、125 ミクロンのマルチモード光ファイバを使用してください。
• シングルモード ― 155 Mbps、OC-3c/STM-1 光ファイバ(SONET STS-3c または SDH STM-1)
モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロンのシングルモード光ファイバを使用してください(公称径は約 10/125 ミクロン)。
シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続には、デュプレックス LC タイプ ケーブルを 1 本使用するか、または 2 本のシンプレックス LC タイプ ケーブルを使用して、1 つは送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)に使用します。
シングルモード(中距離または長距離構成用)またはマルチモード光ファイバ ケーブルは、ルータとネットワークの接続、または OC-3/STM-1 を備えた 2 台のルータどうしのバックツーバック接続に使用します。
長距離 SFP 光トランシーバ モジュール(長距離構成用)の場合は、2 つのモジュール間に減衰器を使用しないと、バックツーバックで接続できません。
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA はダブルハイト SPA であり、SIP サブスロットに取り付けます。OC-192c POS/RPR SPA は、帯域幅 9.95 Gbps の SONET および SDH ネットワーク接続を提供します。
SPA の帯域幅の詳細については、この章の「帯域幅のオーバーサブスクライブ」を参照してください。SPA の詳細と、SIP および光モジュールに対する SPA の互換性の詳細については、このマニュアルの「SIP および SPA の製品概要」の章を参照してください。
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA は単一の 10 Gbps 固定光レセプタクルを使用し、シングルモード光ファイバ接続を実現します。この SPA に使用する光ファイバ ケーブルの詳細については、「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の固定光トランシーバ、40 ピン コネクタ、およびケーブル」 を参照してください。
ここでは 1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA について、次の内容を説明します。
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の LED」
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA のインターフェイス仕様」
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の固定光トランシーバ、40 ピン コネクタ、およびケーブル」
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA は 6 つの LED を備えています。図2-18 に、1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の各 LED の例を示します。
図2-18 1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の前面プレート
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(注) WRAP、PASSTHRU、および MATESYNC LED は、RPR/SRP モードの SPA のみに適用されます。Cisco IOS Release 12.0(31)S では、RPR/SRP モードはサポートされません。
表2-27 に、1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の各 LED の説明を示します。
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ソフトウェアによってポートがイネーブルにされています。1 つ以上のアラーム(LOS、LOF、RDI など)が発生しています。 |
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1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA は、送受信 SONET または SDH フレームを処理する SONET/SDH フレーマーを備えています。フレーマーの処理速度は OC-192/STM-64 ラインレート(9.95 Gbps)です。パケット データは PPP など、ユーザが設定可能なカプセル化形式で転送され、STS-192c/STM-64 フレームにマッピングされます。
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA のインターフェイスは、以下の RFC に準拠しています。
• RFC 1619「PPP over SONET/SDH」
• RFC 1662「PPP in HDLC-like Framing」
• RFC 2615「PPP over SONET/SDH」
また、1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA は SNMP v1 エージェント(RFC 1155 ~ 1157)および RFC 1213 のサポートも提供しています。
• RFC 1155「Structure and Identification of Management Information for TCP/IP-based Internets」
• RFC 1156「Management Information Base for Network Management of TCP/IP-Based Internets」
• RFC 1157「Simple Network Management Protocol (SNMP)」
• RFC 1213「Management Information Base (MIB) for Network Management of TCP/IP-Based Internets:MIB II」
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA は固定光トランシーバを使用します。1 つは受信用(RX)、もう 1 つは送信用(TX)であり、ネットワークとの SONET および SDH 接続を実現します。Cisco IOS Release 12.0(31)S では、Long Reach(LR; 長距離)光モジュールのみがサポートされます。
シスコシステムズは、SPA で使用可能な光モジュールを認定しています。Cisco IOS Release 12.0(31)S Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 3.2 で使用可能として認定されている光トランシーバ モジュールは、XFP-10GLR-OC192SR および XFP-10GER-OC192IR のみです。
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA では、シングルモードの SC タイプ コネクタを使用します。
• シングルモード ― 9.95 Gbps、OC-192 光ファイバ(SONET STS-192c または SDH STM-64c)
モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロンのシングルモード光ファイバを使用してください(公称径は約 10/125 ミクロン)。
ルータとネットワークの接続には、シングルモード光ファイバ ケーブルを使用してください。
(注) 1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の 40 ピン コネクタは、RPR 接続に使用されます。この機能は、Cisco IOS Release 12.0(31)S ではサポートされません。
図2-19 に、1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の固定光トランシーバ モジュールで使用するケーブル タイプを示します。
図2-19 固定光トランシーバに使用する SC タイプ コネクタ
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA は 2 つのメイト インターフェイス設定をサポートします。
• 同じ SIP に取り付けられた 2 つの OC-192c SPA 間のメイト
• 隣接する SIP に取り付けられた 2 つの OC-192c SPA 間のメイト
2 つの 1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA は、40 ピン コネクタ銅メイト ケーブルを使用して接続します。ケーブル長に応じて、使用できる接続は、次のスロットとの横型接続と同じスロット内の縦型接続の 2 つに限定されます。ここでは、シャーシが縦方向に取り付けられていると想定します。図2-20 に、SPA の接続に使用するメイト ケーブルを示します。
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1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA はシングルハイト SPA であり、SIP サブスロットに取り付けます。1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA は、帯域幅 9.95 Gbps の SONET および SDH ネットワーク接続を提供します。
SPA の帯域幅の詳細については、この章の「帯域幅のオーバーサブスクライブ」を参照してください。SPA の詳細と、SIP および光モジュールに対する SPA の互換性の詳細については、このマニュアルの「SIP および SPA の製品概要」の章を参照してください。
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA の各ポートでは 10 Gbps SFP 光レセプタクルを使用し、シングルモード光ファイバ接続を実現します。この SPA に使用する光ファイバ ケーブルの詳細については、「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の固定光トランシーバ、40 ピン コネクタ、およびケーブル」 を参照してください。
ここでは 1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA について、次の内容を説明します。
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA の LED」
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA のインターフェイス仕様」
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA の光トランシーバ モジュール、コネクタ、およびケーブル」
図2-21 に示すとおり、1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA は 6 種類の LED を備えています。
図2-21 1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA の前面プレート
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(注) WRAP、PASSTHRU、および MATESYNC LED は、RPR/SRP モードの SPA のみに適用されます。Cisco IOS Release 12.0(31)S では、RPR/SRP モードはサポートされません。
表2-28 に、1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPAの各 LED の説明を示します。
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ソフトウェアによってポートがイネーブルにされています。1 つ以上のアラーム(LOS、LOF、RDI など)が発生しています。 |
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フレーマーは、送受信 SONET または SDH フレームを処理します。フレーマーの処理速度は OC-192c/STM-64 ラインレート(9.95 Gbps)です。
パケット データは PPP など、ユーザが設定可能なカプセル化形式によって転送され、STS-192c/STM-64 フレームにマッピングされます。
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA のインターフェイスは、以下の RFC に準拠しています。
• RFC 1662「PPP in HDLC-like Framing」
• RFC 2615「PPP over SONET/SDH」
また、1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA は SNMP v1 エージェント(RFC 1155 ~ 1157)および RFC 1213 のサポートも提供しています。
• RFC 1155「Structure and Identification of Management Information for TCP/IP-based Internets」
• RFC 1156「Management Information Base for Network Management of TCP/IP-Based Internets」
• RFC 1157「Simple Network Management Protocol (SNMP)」
• RFC 1213「Management Information Base (MIB) for Network Management of TCP/IP-Based Internets:MIB II」
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA は、シングルモード 9.95 Gbps の OC-192 光ファイバ(SONET STS-192c または SDH STM-64)用光トランシーバ モジュールを使用します。この光トランシーバ モジュールにより、ネットワークとの SONET および SDH 接続を実現します。
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA は、以下のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートします。
• シングルモード SR XFP モジュール ― XFP-10GLR-OC192SR
• シングルモード IR XFP モジュール ― XFP-10GER-OC192IR
シスコシステムズは、SPA で使用可能な光モジュールを認定しています。Cisco IOS Release 12.0(31)S で使用可能として認定されている光トランシーバ モジュールは、上記の XFP のみです。
ルータとネットワークの接続には、モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロン(公称径は約 10/125 ミクロン)のシングルモード光ファイバを使用してください。
図2-22 に、1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA の XFP 光トランシーバ モジュールで使用するケーブル タイプを示します。
(注) 1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA の 40 ピン コネクタは RPR 接続に使用されます。この機能は、Cisco IOS Release 12.0(31)S ではサポートされません。
1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA は 2 つのメイト インターフェイス設定をサポートします。
• 同じ SIP に取り付けられた 2 つの OC-192c SPA 間のメイト
• 隣接する SIP に取り付けられた 2 つの OC-192c SPA 間のメイト
2 つの 1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA は、40 ピン コネクタ銅メイト ケーブルを使用して接続します。ケーブル長に応じて、有効な接続は、次のスロットとの横型接続と同じスロット内の縦型接続の 2 つに限定されます。ここでは、シャーシが縦方向に取り付けられていると想定します。図2-23 に、SPA の接続に使用するメイト ケーブルを示します。
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ここでは 2-Port OC48-POS/RPR SPA について、次の内容を説明します。
• 「2-Port OC48-POS/RPR SPA の LED」
• 「2-Port OC48-POS/RPR SPA のインターフェイス仕様」
• 「2-Port OC48-POS/RPR SPA のケーブル、光トランシーバ モジュール、およびコネクタ」
図2-24 に示すとおり、2-Port OC48-POS/RPR SPA は 5 種類の LED を備えています。
図2-24 2-Port OC48-POS/RPR SPA の前面プレート
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表2-29 に、2-Port OC48-POS/RPR SPA の各 LED の説明を示します。
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2-Port OC48-POS/RPR SPA の物理層インターフェイスは Optical Carrier-48(OC-48)です。また、2-Port OC48-POS/RPR SPA は POS 仕様に準拠するように設計されています。2-Port OC48-POS/RPR SPA には、サポート対象のすべてのプラットフォームに対応した 2.488 Gbps ネットワーク インターフェイスが 2 つ装備されています。
2-Port OC48-POS/RPR SPA の各ポートには、それぞれシングルモード光ファイバ接続に対応したデュプレックス LC タイプのレセプタクルが 1 つ装備されています。
シングルモード(中距離構成用)光ファイバ ケーブルは、ルータとネットワークの接続、または OC-48 を備えた 2 台のルータどうしのバックツーバック接続に使用します。
2-Port OC48-POS/RPR SPA は、次のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートします。
• シングルモード SR SFP モジュール ― SFP-OC48-SR OC48/STM16c
• シングルモード IR SFP モジュール ― SFP-OC48-IR1 OC48/STM16c
• シングルモード LR SFP モジュール ― SFP-OC48-LR2 OC48/STM16c
2-Port OC48-POS/RPR SPA の各ポートには、デュプレックス LC タイプ レセプタクルが 1 つ装備されています。シングルモード光ファイバ接続には、デュプレックス LC タイプ ケーブルを 1 本使用するか(図2-25 を参照)、または 2 本のシンプレックス LC タイプ ケーブルを使用して、1 つは転送用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)に使用します。
図2-25 LC タイプ コネクタ付きデュプレックス パッチ ケーブル
2-Port OC48-POS/RPR SPA は 2 つのメイト インターフェイス設定をサポートします。
• 同じ SIP に取り付けられた 2 つの OC-192c SPA 間のメイト
• 隣接する SIP に取り付けられた 2 つの OC-192c SPA 間のメイト
2 つの 2-Port OC48-POS/RPR SPA は、40 ピン コネクタ銅メイト ケーブルを使用して接続します。ケーブル長に応じて、有効な接続は、次のスロットとの横型接続と同じスロット内の縦型接続の 2 つに限定されます。ここでは、シャーシが縦方向に取り付けられていると想定します。図2-26 に、SPA の接続に使用するメイト ケーブルを示します。
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• 2-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA
• 4-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA
• 8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA
2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA はシングルハイト SPA であり、1 つの SIP サブスロットに取り付けます。SFP 光トランシーバ モジュールが搭載された SPA は、SONET ネットワーク接続では Optical Carrier Level(OC-N)、SDH ネットワーク接続では Synchronous Transport Module(STM-N)を提供します。OC-3 SPA の各ポートの帯域幅は、155.52 Mbps です。OC-12 SPA では、指定された任意のチャネルを OC-3 または OC-12 として設定できるため、カスタマー設定に応じて、各ポートの帯域幅はそれぞれ 155.52 Mbps または 622.08 Mbps に設定できます。
(注) SFP モジュールを交換した場合、SPA インターフェイスでは定義済みの設定が保持されます。保持されるのは、IP アドレス、クロック ソース、ループバック、Cyclick Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)、POS フラグの設定などです。
8-port OC-12c/STM-4 POS SPA はフルレート SPA であるため、SIP の サブスロット 1 または 2 にのみ取り付けることができます。4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA、および 2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA はすべてハーフレート SPA です。
SPA の帯域幅の詳細については、この章の「帯域幅のオーバーサブスクライブ」を参照してください。SPA の詳細と、SIP および光モジュールとの互換性については、このマニュアルの「SIP および SPA の製品概要」の章を参照してください。
ここでは 2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA について、次の内容を説明します。
• 「2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA の LED」
• 「2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA のインターフェイス仕様」
• 「1-Port OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA の固定光トランシーバ、40 ピン コネクタ、およびケーブル」
2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA には 3 種類の LED が装備されています。SPA の各ポート用の 2 つの LED と、1 つの STATUS LED です。図2-27 に、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA の前面プレートを示します。
(注) 2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA にそれぞれ対応した、3 つの異なる前面プレートがあります。これらには同じ LED が配置されていますが、ポート数はそれぞれ 2、4、8 です。
図2-27 8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA の前面プレート
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表2-30 に、2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA の各 LED の説明を示します。
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フレーマーは、送受信 SONET または SDH フレームを処理します。フレーマーは OC-3 ラインレート(155.52 Mbps)および OC-12 ラインレート(622.08 Mbps)で動作します。パケット データは PPP など、ユーザが設定可能なカプセル化形式で転送され、レイヤ 2 フレームにマッピングされます。
2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA のインターフェイスは、以下の IETF RFC に準拠しています。
• RFC 1662「PPP in HDLC-like Framing」
2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA の各ポートには SFP 光トランシーバ モジュールが取り付けられており、これによって SONET および SDH シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続を実現します(図2-28 を参照)。
シスコシステムズは、SPA で使用可能な光モジュールを認定しています。OC-3 として設定された 2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA は、次のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートしています。
• MM(マルチモード)SFP モジュール ― SFP-OC3-MM
• IR SFP モジュール(15 km) ― SFP-OC3-IR1
• LR SFP モジュール(40 km) ― SFP-OC3-LR1
• LR SFP モジュール(80 km) ― SFP-OC3-LR2
OC-12 として設定された 2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA は、次のタイプの光トランシーバ モジュールをサポートします。
• MM(マルチモード)SFP モジュール ― SFP-OC12-MM
• IR SFP モジュール(15 km) ― SFP-OC12-IR1
• LR SFP モジュール(40 km) ― SFP-OC12-LR1
• LR SFP モジュール(80 km) ― SFP-OC12-LR2
OC-3 用に設定された 2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA、および 4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 POS SPA で使用される SFP 光トランシーバ モジュールは、次の光ファイバ オプションを提供します。
• マルチモード ― 155.52 Mbps、OC-3 光ファイバ(SONET STS-3c または SDH STM-1)
コアとクラッドの直径がそれぞれ 62.5、125 ミクロンのマルチモード光ファイバを使用してください。
• シングルモード ― 155.52 Mbps、OC-3 光ファイバ(SONET STS-3c または SDH STM-1)
モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロンのシングルモード光ファイバを使用してください(公称径は約 10/125 ミクロン)。
OC-12 用に設定された 2-Port、4-Port、8-Port OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA で使用される SFP 光トランシーバ モジュールは、次の光ファイバ オプションを提供します。
• マルチモード ― 622.08 Mbps、OC-12 光ファイバ(SONET STS-12c または SDH STM-4)
コアとクラッドの直径がそれぞれ 62.5、125 ミクロンのマルチモード光ファイバを使用してください。
• シングルモード ― 622.08 Mbps、OC-12 光ファイバ(SONET STS-12c または SDH STM-4)
モードフィールド径が 8.7±0.5 ミクロンのシングルモード光ファイバを使用してください(公称径は約 10/125 ミクロン)。
シングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続には、デュプレックス LC タイプ ケーブルを 1 本使用するか(図2-29 を参照)、または 2 本のシンプレックス LC タイプ ケーブルを使用して、1 つは送信用(TX)、もう 1 つは受信用(RX)に使用します。
シングルモード(短距離、中距離、または長距離構成用)またはマルチモード光ファイバ ケーブルは、ルータとネットワークの接続、または OC-3 や OC-12 を備えた 2 台のルータどうしのバックツーバック接続に使用します。長距離 SFP 光トランシーバ モジュール(長距離構成用)の場合は、2 つのモジュール間に減衰器を使用しないと、バックツーバックで接続できません。