電源の接続
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004。
(注) インストレーションは、設置場所に適用されるすべての電気規則に適合している必要があります。
ルータは、過電流保護機構を備えた 15 A、120 VAC(10 A、240 VAC)の回路に接続します。
(注) AC 電源の場合、入力電圧の許容限度は 85 VAC および 264 VAC です。
警告 この製品は設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。保護装置の定格が 15 A、120 VAC(10 A、240 VAC)を超えていないことを確認してください。ステートメント 1005
WAN ケーブルおよび LAN ケーブルの接続
ここでは、WAN および LAN インターフェイス ケーブルの接続手順について説明します。この章の内容は次のとおりです。
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「ポートおよびケーブル接続」
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「接続手順および注意事項」
(注) ルータには通常、イーサネット ケーブルが 1 本または 2 本付属しています。追加のネットワーク ケーブルおよびトランシーバはシスコに発注できます。発注方法については、シスコ代理店にお問い合わせください。ケーブルのピン割り当てについては、オンラインの『Cisco Modular Access Router Cable Specifications』を参照してください。
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001
ポートおよびケーブル接続
表 1 は、Cisco 1800 シリーズ ルータの一般的な WAN および LAN 接続についてまとめたものです。
表 1 にまとめられた接続内容は、次のマニュアルでも詳しく説明されています。
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『 Cisco Modular Access Router Cable Specifications 』
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『 Cisco Interface Cards Installation Guide 』
表 1 WAN および LAN 接続
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Fast Ethernet(FE; ファスト イーサネット) |
RJ-45、イエロー |
イーサネット ハブ |
ルータとの接続にはクロス ケーブルを使用 スイッチとの接続にはストレート ケーブルを使用 |
T1/E1 WAN |
RJ-48C |
T1 ネットワーク、E1 ネットワークまたは CSU/DSU |
RJ-48 T1/E1 ストレート ケーブル(PBX などのその他の機器との接続にはクロス ケーブルを使用) |
シスコ シリアル(1T) |
60 ピン、D サブ、ブルー |
CSU/DSU およびシリアル ネットワークまたは機器 |
シグナリング プロトコルに一致するシスコ シリアル トランジション ケーブル(EIA/TIA-232、EIA/TIA-449、V.35、X.21、または EIA/TIA-530)およびシリアル ポート動作モード(DTE または DCE) ケーブルの選択方法については、『 Cisco Modular Access Router Cable Specifications 』を参照してください。 |
Cisco Smart シリアル(2T) |
Cisco Smart コンパクト コネクタ、ブルー |
CSU/DSU およびシリアル ネットワークまたは機器 WIC-2T および WIC-2A/S 専用 |
DSL |
RJ-11C/RJ-14C |
サービス プロバイダーの DSL インターフェイス向けネットワーク境界装置 |
RJ-11 ストレート ケーブル(2 線式) RJ-14 ストレート ケーブル(4 線式) |
BRI S/T WAN (外部 NT1) |
RJ-45、オレンジ |
NT1 装置または PINX |
RJ-45 ストレート |
BRI U WAN (内蔵 NT1) |
RJ-49C/CA-A11、オレンジ |
ISDN ネットワーク |
RJ-49 ストレート |
アナログ モデム |
RJ-11 |
PSTN |
RJ-11 ストレート |
56/64-kbps CSU/DSU |
8 ピン(モジュール型) |
RJ-48S インターフェイス |
RJ-48 ストレート |
接続手順および注意事項
WAN または LAN ケーブルをそれぞれシャーシまたはインターフェイス カードの該当するコネクタに接続します。
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コネクタに負担がかからないように、ケーブルを注意深く配置します。
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ケーブルを束ねて整理し、もつれないようにします。
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ケーブルの配線と曲げ半径に問題がないかどうかを点検します。必要に応じて、ケーブルの位置を再調整します。
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設置環境の条件に従ってケーブル タイを取り付けます。
ケーブルのピン割り当てについては、『 Cisco Modular Access Router Cable Specifications 』を参照してください。
コンソール端末またはモデムへの接続
ご使用のルータには、非同期シリアル コンソール ポートと AUX ポートが搭載されています。これらのポートにより、ローカル(コンソール端末または PC を使用)またはリモート(モデムを使用)でルータに管理アクセスを行うことができます。
コンソール端末、PC、またはモデムにルータを接続できるように、シスコでは次のケーブルおよびアダプタを提供しています。
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コンソール ケーブル(RJ-45/DB-9、ブルー)×1
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1 モデム アダプタ(DB-9/DB-25)
ここでは、コンソール端末または PC をコンソール ポートに接続する手順、およびモデムを AUX ポートに接続する手順について説明します。
ケーブルのピン割り当てについては、『 Cisco Modular Access Router Cable Specifications 』を参照してください。
コンソール ポートとの接続
Cisco IOS command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用してルータを設定する場合は、ルータ コンソール ポートを端末または PC に接続してください。接続に必要なケーブルはルータに同梱されています。
PC には、HyperTerminal または同等の端末エミュレーション ソフトウェアがインストールされている必要があります。ソフトウェアのパラメータには 9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビット、およびモード制御なしを設定します。Cisco IOS を使用したルータ設定については『Cisco 1800series router software configuration 』 を参照してください。
端末または PC を接続するには、次の手順に従います。
ステップ 1
コンソール ケーブル(ライト ブルー)の RJ-45 コネクタをルータのコンソール ポート(ライト ブルー)に差し込みます(図 1 を参照)。
図 1 ルータへのコンソール ケーブルの接続
1 |
コンソール ポート(ライト ブルー) |
3 |
PC または端末と接続 |
2 |
コンソール ケーブル(ライト ブルー) |
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ステップ 2
ケーブルの DB-9 コネクタを端末または PC に差し込みます。端末または PC に DB-9 コネクタに対応しないコンソール ポートが備えられている場合は、該当するアダプタをポートに取り付けてください (ルータには DB-9/DB-25 アダプタが付属しています)。
(注) コンソール ポートではモード制御できないため、モデムをコンソール ポートに接続しないことおをお勧めします。モデムは AUX ポートにのみ接続してください。
AUX ポートへの接続
モデムが AUX ポートに接続されている場合、リモート ユーザはルータにダイヤルインしてルータを設定できます。接続にはコンソール ケーブル(ライト ブルー)とルータ アクセサリ キットに付属している DB-9/DB-25 コネクタ アダプタを使用します。
モデムにルータを接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
アダプタ ケーブルの RJ-45 コネクタをルータの AUX ポート(ブラック)に差し込みます(図 2 を参照)。
図 2 モデムのルータとの接続
1 |
Aux ポート(RJ-45) |
3 |
DB-9/DB-25 モデム アダプタ |
2 |
コンソール ケーブル(ライト ブルー) |
4 |
モデム |
ステップ 2
コンソール ケーブルの DB-9 コネクタをモデム アダプタの DB-9 コネクタに差し込みます。
ステップ 3
モデム アダプタの DB-25 コネクタをモデムに差し込みます。
ステップ 4
モデムとルータの AUX ポートが、同じ伝送速度(最大 115200 bps までサポート)で、Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検知)と Data Terminal Ready(DTR; データ端末動作可能)操作が可能なモード制御に設定されていることを確認してください。
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