その他の手順
ここでは、ウィザードで設定できないタスクの手順を示します。
ここでは、次のトピックについて説明します。
•
スタティック ルートを設定する方法
•
LAN インターフェイス上のアクティビティを表示する方法
•
インターフェイスを有効または無効にする方法
•
ルータに送信中の IOS コマンドを表示する方法
•
サポートされていない WAN インターフェイスを設定する方法
•
インターフェイスを有効または無効にする方法
•
WAN インターフェイスのアクティビティを表示する方法
•
NAT または WAN インターフェイスを設定する方法
•
スタティック ルートを設定する方法
•
ダイナミック ルーティング プロトコルを設定する方法
•
ISDN または非同期インターフェイスに対して Dial-on-Demand Routing を設定する方法
スタティック ルートを設定する方法
スタティック ルートを設定するには
ステップ 1
[設定]>[ルータ]>[スタティックおよびダイナミック ルーティング]の順にクリックします。
ステップ 2
[スタティック ルーティング]グループで[追加...]をクリックします。
[IP スタティック ルートの追加]ダイアログ ボックスが表示されます。
ステップ 3
[プリフィックス]フィールドに、スタティック ルートの宛先ネットワークの IP アドレスを入力します。
ステップ 4
[プリフィックス マスク]フィールドに、宛先ネットワークのサブネット マスクを入力します。
ステップ 5
このスタティック ルートをデフォルト ルートにする場合は、[このルートをデフォルト ルートにする]チェック ボックスを選択します。
ステップ 6
[転送先]グループで、データの転送方法として、ルータ インターフェイスと宛先ルータの IP アドレスのどちらを指定するかを選択します。次に、転送先ルータ インターフェイスを選択するか、または宛先ルータの IP アドレスを入力します。
ステップ 7
必要に応じて、[ディスタンス メトリック]フィールドに、ルーティング テーブルに格納するディスタンス メトリックを入力します。
ステップ 8
このスタティック ルートを永続ルートとして設定する場合、つまりインターフェイスがシャットダウンされたりルータが次のルータと通信できなくなってもこのルートが削除されないようにするには、[永続ルート]チェック ボックスを選択します。
ステップ 9
[OK]をクリックします。
LAN インターフェイス上のアクティビティを表示する方法
Cisco CP を監視モードで使用すると、LAN インターフェイス上のアクティビティを表示できます。監視モードでは、LAN インターフェイスの統計情報を表示できます。たとえば、インターフェイスが送受信したパケット数とバイト数、発生した送受信エラーの数などです。LAN インターフェイスの統計情報を表示するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1
[監視]>[ルータ]>[インターフェイス ステータス]の順にクリックします。
ステップ 2
[インターフェイスの選択]フィールドで、統計情報を表示する LAN インターフェイスを選択します。
ステップ 3
表示するデータ項目の横にあるチェック ボックスを選択します。一度に最大 4 項目の統計情報を表示できます。
ステップ 4
[監視の開始]をクリックすると、選択したすべてのデータ項目の統計情報が表示されます。
[インターフェイスの詳細]画面に、選択した項目の統計情報が表示されます。この画面には、デフォルトでリアルタイム データが表示され、ルータは 10 秒ごとにポーリングされます。稼働しているインターフェイス上に転送中のデータがある場合は、インターフェイス上を通過したパケットの数とバイト数の増加を確認できます。
インターフェイスを有効または無効にする方法
インターフェイスは設定から削除しなくても無効にできます。また、無効にしたインターフェイスを再び有効にすることもできます。
ステップ 1
[設定]>[ルータ]>[インターフェイスと接続]の順にクリックします。
ステップ 2
[インターフェイス/接続の編集]をクリックします。
ステップ 3
無効または有効にするインターフェイスを選択します。
ステップ 4
インターフェイスが有効になっている場合は、[インターフェイス リスト]の上に[無効]ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、インターフェイスが無効になります。インターフェイスが無効になっている場合は、[インターフェイス リスト]の上に[有効]ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、インターフェイスが無効になります。
ルータに送信中の IOS コマンドを表示する方法
ダイアログ ボックスで[OK]をクリックするか、ウィザードの要約画面で[完了]をクリックすると、ルータに配信される Cisco IOS コマンドが[設定をルータに配信する]画面に自動的に表示されます。
コマンドをルータに送信するには、[配信]をクリックします。
コマンドの配信を中止するには、[キャンセル]をクリックします。変更が破棄され、ダイアログ ボックスまたはウィザードが閉じます。
Cisco CP からワイヤレス アプリケーションを起動する方法
Cisco CP からワイヤレス アプリケーションを起動する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
Cisco CP の[ツール]メニューから[ワイヤレス アプリケーションの起動]を選択します。ワイヤレス アプリケーションが別のブラウザ ウィンドウで起動します。
ステップ 2
左側のパネルで、作業する設定画面のタイトルをクリックします。任意の画面のヘルプを表示するには、右上隅のヘルプ アイコンをクリックします。ヘルプ アイコンは、疑問符が付いた開いた本の形をしています。
サポートされていない WAN インターフェイスを設定する方法
Cisco CP は、ルータでサポートされているすべての WAN インターフェイスの設定をサポートしているわけではありません。Cisco CP によって、サポートされていないインターフェイス、またはサポートされているインターフェイスであっても、サポートされていない設定が行われているものがルータ上で検出された場合は、[その他(Cisco CP のサポート外)]ラジオ ボタンが表示されます。サポートされていないインターフェイスは、[インターフェイスと接続]ウィンドウには表示されますが、Cisco CP を使用して設定することはできません。
サポートされていないインターフェイスを設定するには、ルータのコマンド ライン インターフェイス( CLI)を使用する必要があります。
インターフェイスを有効または無効にする方法
インターフェイスは設定から削除しなくても無効にできます。また、無効にしたインターフェイスを再び有効にすることもできます。
ステップ 1
[設定]>[ルータ]>[インターフェイスと接続]の順にクリックします。
ステップ 2
無効または有効にするインターフェイスを選択します。
ステップ 3
インターフェイスが有効になっている場合は、[インターフェイス リスト]の上に[無効]ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、インターフェイスが無効になります。インターフェイスが無効になっている場合は、[インターフェイス リスト]の上に[有効]ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、インターフェイスが無効になります。
WAN インターフェイスのアクティビティを表示する方法
Cisco CP の監視機能を使用すると、 WAN インターフェイス上のアクティビティを表示できます。監視画面には、WAN インターフェイスの統計情報を表示できます。たとえば、インターフェイスが送受信したパケット数とバイト数、発生した送受信エラーの数などです。WAN インターフェイスの統計情報を表示するには、次の手順に従って操作します。
ステップ 1
[監視]>[ルータ]>[インターフェイス ステータス]の順にクリックします。
ステップ 2
[インターフェイスの選択]フィールドで、統計情報を表示する WAN インターフェイスを選択します。
ステップ 3
表示するデータ項目の横にあるチェック ボックスを選択します。一度に最大 4 項目の統計情報を表示できます。
ステップ 4
選択したデータ項目すべての統計情報を表示するには、[詳細の表示]をクリックします。
[インターフェイスの詳細]画面に、選択した項目の統計情報が表示されます。この画面には、デフォルトでリアルタイム データが表示され、ルータは 10 秒ごとにポーリングされます。稼働しているインターフェイス上に転送中のデータがある場合は、インターフェイス上を通過したパケットの数とバイト数の増加を確認できます。
NAT または WAN インターフェイスを設定する方法
ステップ 1
[設定]>[ルータ]>[NAT]の順にクリックします。
ステップ 2
[NAT]ウィンドウで[NAT インターフェイスの指定]をクリックします。
ステップ 3
NAT を設定するインターフェイスを検索します。
ステップ 4
インターフェイスの横の[内部]チェック ボックスを選択して、インターフェイスを内部インターフェイスとして指定します。通常、内部のリソースを保護する必要がある LAN に接続されるインターフェイスを内部インターフェイスとして指定します。[外部]チェック ボックスを選択すると、インターフェイスが外部インターフェイスとして指定されます。外部インターフェイスは通常、外部ネットワークに接続します。[OK]をクリックします。
インターフェイスが、NAT によって使用されるインターフェイス プールに追加されます。
ステップ 5
[NAT]ウィンドウでネットワーク アドレス変換ルールを確認します。ルールを追加、削除、変更する必要がある場合は、[NAT]ウィンドウの該当するボタンをクリックして、必要な設定を実行します。
詳細については、次の各リンクを参照してください。
•
スタティック アドレス変換ルールの追加/編集:内部から外部へ
•
スタティック アドレス変換ルールの追加/編集:外部から内部へ
•
ダイナミック アドレス変換ルールの追加/編集:内部から外部へ
•
ダイナミック アドレス変換ルールの追加/編集:外部から内部へ
サポートされていないインターフェイスで NAT を設定する方法
Cisco CP では、サポートされていないタイプのインターフェイスにネットワーク アドレス変換( NAT)を設定できます。ファイアウォールを設定する前に、まずルータ CLI を使用して、インターフェイスを設定する必要があります。インターフェイスには、少なくとも IP アドレスを設定する必要があり、また、機能していなければなりません。接続が機能していることを確認するには、インターフェイスのステータスが[稼働]になっていることを確認します。
CLI を使用してサポートされていないインターフェイスを設定したら、Cisco CP を使用して NAT を設定できます。サポートされていないインターフェイスは、ルータ インターフェイスのリストに[その他]として表示されます。
ダイナミック ルーティング プロトコルを設定する方法
ダイナミック ルーティング プロトコルを設定するには、次の手順に従って操作します。
ステップ 1
[設定]>[ルータ]>[スタティックおよびダイナミック ルーティング]の順にクリックします。
ステップ 2
[ダイナミック ルーティング]グループで、設定するダイナミック ルーティング プロトコルをクリックします。
ステップ 3
[編集]をクリックします。
[ダイナミック ルーティング]ダイアログ ボックスに、選択したダイナミック ルーティング プロトコルのタブが表示されます。
ステップ 4
[ダイナミック ルーティング]ダイアログ ボックスの各フィールドに入力して、ダイナミック ルーティング プロトコルを設定します。ダイアログ ボックスのフィールドの説明が必要な場合は、[ヘルプ]をクリックします。
ステップ 5
ダイナミック ルーティング プロトコルの設定が完了したら、[OK]をクリックします。
ISDN または非同期インターフェイスに対して Dial-on-Demand Routing を設定する方法
ISDN BRI および非同期接続はダイヤルアップ接続です。つまり、接続を確立するために、ルータは事前に設定された電話番号をダイヤルする必要があります。これらのタイプの接続のコストは通常、接続が確立されていた時間、または電話回線が占有される時間(非同期接続の場合)によって決まります。したがって、これらの接続タイプには DDR(Dial-on-Demand Routing)を設定することを推奨します。
Cisco CP は、次の機能を提供することで、簡単に DDR を設定できるように支援します。
•
ルール(または ACL)を接続に関連付けることができます。これにより、ルータは、ルールでダイヤルアップ操作に関連付けられているネットワーク トラフィックを認識したときだけ接続を確立するようになります。
•
アイドル タイムアウトを設定します。タイムアウトを設定すると、ルータは回線がアイドル状態になってから、指定した時間経過した後、接続を終了します。
•
マルチリンク PPP を有効にします。これにより、ISDN BRI は、最初の B チャネル上での帯域幅の使用率が指定したパーセンテージを超えない限り、2 つの B チャネルのうちの 1 つだけを使用するようになります。この方法を使用すると、ネットワーク トラフィック量が少なく 2 つめの B チャネルを使用する必要がない場合にコストを節約できます。同時に、トラフィック量が増えて帯域幅が必要になったときには、すべての ISDN BRI 帯域幅を利用できます。
既存の ISDN BRI または非同期接続上で DDR を設定するには、次の手順に従って操作します。
ステップ 1
[設定]>[ルータ]>[インターフェイスと接続]の順にクリックします。
ステップ 2
DDR を設定する ISDN または非同期インターフェイスを選択します。
ステップ 3
[編集]をクリックします。
[接続]タブが表示されます。
ステップ 4
[オプション]をクリックします。
[ダイヤラ オプションの編集]ダイアログ ボックスが表示されます。
ステップ 5
ルータが特定の IP トラフィックを認識したときにだけ接続を確立する場合は、[選択した ACL に基づいてトラフィックをフィルタリングする]ラジオ ボタンをクリックします。そして、ルータにダイヤル アウトを実行させる IP トラフィックを識別するルール(ACL)の番号を入力するか、[...]ボタンをクリックして、ルールのリストから IP トラフィックを識別するためのルールを選択します。
ステップ 6
接続がアイドル状態になってから(つまりトラフィックが流れなくなってから)[アイドル タイムアウト]フィールドに指定した時間が経過したら、ルータが接続を終了するように設定するには、アイドル状態になってから接続を終了するまでの時間(秒)を入力します。
ステップ 7
ISDN 接続を編集して、最初の B チャネルのトラフィック量が一定のしきい値を超えたときにだけ 2 番目の B チャネルを使用するようにできます。それには、[マルチリンク PPP を有効にする]チェック ボックスを選択して、[負荷のしきい値]フィールドに 1 ~ 255(255 が 100% の帯域幅に相当)の値を入力します。この値によって、最初の B チャネルのしきい値が決まります。最初の B チャネルのトラフィック量がこのしきい値を超えると、ルータは、2 番目の B チャネルを接続します。また、[データの方向]フィールドで、このしきい値をアウトバウンド トラフィックとインバウンド トラフィックのどちらに適用するかを選択できます。
ステップ 8
[OK]をクリックします。
無線インターフェイスの設定を編集する方法
既存の無線インターフェイス設定を編集するには、ワイヤレス アプリケーションを使用する必要があります。
ステップ 1
[設定]>[ルータ]>[インターフェイスと接続]の順にクリックします。
ステップ 2
[インターフェイス/接続の編集]をクリックします。
ステップ 3
無線インターフェイスを選択して[編集]をクリックします。[接続]タブで IP アドレスやブリッジ情報を変更できます。他のワイヤレス パラメータを変更する場合は、[ワイヤレス アプリケーションの起動]をクリックします。