この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「概要」
• 「HTML ポートレットおよび JavaScript ポートレット」
• 「ポータル設定」
• 「参照データ」
Portal Manager ソリューションは、ユーザのニーズに合せてカスタマイズできる使い慣れたコンテンツ管理エクスペリエンスを提供します。
Portal Manager では、実装されるサービス カタログの外観を管理者や設計者がきめ細かに制御できるため、ユーザ インターフェイスの多くのカスタマイズ要件に対応できます。同時に、このポータル プラットフォームでは、サービス カタログ画面内で複数の外部データ ソースが共存できるため、データセンターまたは一般的な IT サービスおよびリソースを総合的に表示できます。
ポータル フロントエンドは、サービス、サービス項目、標準、提供サービスなどのアプリケーション内のコア エンティティとのやり取りを、このコンテンツを公開するポートレットをポータルに統合することにより実現します。ポータルの外観のカスタマイズ機能およびポートレットのコンテンツの管理機能は、ロールベース アクセス コントロール(RBAC)を使用して、選択したユーザ、ロール、またはグループに割り当てることができます。これらの機能には、次のものが含まれます。
• ユーザ インターフェイスのドラッグ アンド ドロップ(MyYahoo ポータルおよび iGoogle ポータルの方法を採用)
• ユーザが選択したスキン(スキンとは Web ページ外観およびレイアウトを表す)
PortalDesigner には、アプリケーション データ、Javascript/HTML を使用したさまざまなポートレット、アドホック リスト、または JSR 準拠の他社製ポートレットを構築するためのインターフェイスがあります。Portal Designer では、インターフェイス設計者は次の作業を実行できます。
• モニタリング データや VMware の仮想マシン データなど、外部ソースまたはサードパーティ ソースからのポートレットの作成
• ユーザがすでにオーナーである項目、およびそれらの項目に関連するサービスへのリンクを表示するポートレットの作成
• RBAC の活用による、一時ユーザのための簡易性とパワー ユーザのための拡張性を兼ね備えた柔軟なユーザ インターフェイスの作成
Portal Designer によって提供される機能へのアクセスは、標準のロールベース アクセス コントロール(RBAC)により制御します。設計担当者には、Portal Designer 機能の全部または選択した部分に対するアクセス権を付与できます。ポートレットを追加したり、ポータル ページのルックアンドフィールを変更したりすることにより、ポータルをカスタマイズする機能などの、ポータル フロントエンドの機能へのアクセスもまた、RBAC を使用して制御できます。ポータル関連の機能およびこれらをプロジェクト担当者に割り当てる方法の詳細は、『Cisco Service Portal Configuration Guide』および Organization Designer のロールに関するオンライン ヘルプに記載されています。
同様に、ポータル フロントエンドに対するエンドユーザのアクセス権も、RBAC を通じて制御できます。「Access Service Portal」機能を含むロールを持つユーザのみが、「Service Portal」モジュール メニューを表示し、ポータル ページとポートレットにナビゲートできます。
Portal Designer は、個別にライセンスされる Cisco Service Portal のモジュールです。コンテンツ管理機能を使用するには、Portal Designer を実行するライセンスが必要です。
Portal Manager モジュールは、Internet Explorer 7 および 8 でサポートされています。また、ポータル フロントエンドは Firefox 3.6 でもサポートされます。
Portal Designer は Service Portal のモジュールであり、設計者および管理者は、このモジュールを使用してページやポータル コンテンツを設計し、管理することができます。また、特定のコンテンツにアクセスできるユーザまたはユーザのグループを指定できます。
ポータルまたは「Web ポータル」は、アプリケーション機能にアクセスするための、ユーザ設定可能なユーザ インターフェイスを備えています。
ポータル ページには 1 つ以上の「ポートレット」を組み込むことができます。ポートレットとは、ポータル ページに挿入し、重ならないように配置できるソフトウェア モジュールです。アプリケーションには、ユーザに提供できる次の 2 タイプのポートレットがあります。
• 予約ポートレット:これは、すべてのアプリケーション インスタンスとともにインストールされる事前設定済みポートレットであり、My Workspace モジュールだけで利用できます。予約ポートレットには、検索ポートレット、オーダー ステータス ポートレット、および承認ポートレットがあります。「予約ポートレット」を参照してください。
• ユーザ定義ポートレット:これには、JSR ポートレット、または Portal Designer を使用して開発されたポートレットが含まれます。Portal Designer によって、設計者は、事前定義済みのフィルタおよびルックアップ、HTML および JavaScript でコンテンツとプレゼンテーションを定義できます。JSR ポートレットは、JSR 168 または 286 に準拠した任意の Java 開発環境で開発できます。オプションとして、Service Portal Java Client を使用して、アプリケーション パブリック API を活用できます。他社製の JSR ポートレットも、Portal Manager ソリューションに簡単に統合できます。
(注) My Services モジュールで使用できるシステム定義ポートレットは、Portal Designer で使用できず、ポータル ページに追加できないという点で、真の「ポートレット」ではありません。この例には、「My Authorizations」や「My Requisitions」などがあります。
Portal Designer モジュールを選択すると、Portal Designer のホーム ページが表示されます。
目的のオプションに対応するタブをクリックすると、Portal Designer 画面にアクセスできます。
各オプションでは、次の例のようなページが表示されます。このページは、左側のリスト パネルと、必要なオブジェクト(ポートレット、ポータル ページなど)を表示する右側のコンテンツ パネルにより構成されています。
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• ディバイダを移動して、リスト パネルの幅を調整できます。
• 幅調整カーソルを移動して、[Layout Configuration] の個々のカラム(または、Portal Designer の異なるサブタブに表示されるその他のグリッド)の幅を調整できます。
• カラム タイトルをクリックし、マウス ボタンを押しながら、挿入カーソル(現在の位置を示す矢印)が表示されるまでタイトル行の上をドラッグしてからマウスを放すと、[Layout Configuration] の個々のカラム(または、Portal Designer の異なるサブタブに表示されるその他のグリッド)の順序を変更できます。
コンテンツ ポートレットでは、アプリケーション データへの RBAC 対応アクセスをサポートする Service Portal REST API が活用されます。ポートレットの外観と動作を定義する機能とともに API フレームワークを使用して、ポータル設計者は、ポートレットに事前定義済みコンテンツを簡単に組み込み、ポータル ページに追加するためにそのポートレットを設定できます。ポートレット コンテンツは、定義データ(エージェントおよびサービス定義)、ディレクトリ データ(人および組織)、トランザクション データ(要求など)、Lifecycle Center オブジェクト(サービス項目および標準を含む)などの Service Portal 内で使用可能な多くのタイプのデータにより構成できます。さらに、設計者は Portal Designer による管理が可能な独自のカスタム コンテンツを定義でき、ポートレットに組み込むことができます。
コンテンツ ポートレットの定義は、[Portlets] タブの下に表示される 4 つのサブタブに対応する 4 つのコンポーネントからなります。
• [General]:ポートレットの名前やポートレットの内容などの一般的な情報。
• [View]:ポートレットの表示特性。事前定義済みコンテンツに基づくすべてのポートレットはグリッドとして表示されます。設計者は、標準ビューと最大化ビューの両方におけるグリッド サイズおよびレイアウトの詳細を指定できます。
• [Filter]:コンテンツ ソースからポートレットに表示される行を制限する任意のフィルタ。
• [Permissions]:ポートレットにアクセスできる Service Portal エンティティ(人、組織、ロール、またはグループ)およびアクセスのタイプ(読み取りまたは読み取り/書き込み)。
ポーレットを定義するには、[Actions] > [New Portlet] をクリックします。次に示すように、[Add Portlet] ウィンドウが表示されます。
ポートレットを保存(追加)した後には、コンテンツ ペインの使用可能なタブを使用して、その定義の残りを指定できます。ポートレットは、そのコンテンツ データ ソースに対応するフォルダに割り当てられ、[Portal Designer] ウィンドウの左側にあるリスト ペインから選択可能になります。
• すべてのポートレットは「Active」ステータスで作成されます。ポータル ページに組み込むことができるのは「Active」のポートレットだけです。
• ポータル ページのポートレットの使用を無効にするには、ポートレットのステータスを「Inactive」に設定し、組み込まれているページからポートレットを削除します。ポータル ページに残ったままになっている [Inactive] のポートレットは、ユーザには表示されません。
• ポートレットにキーワードを任意で関連付けることにより、ユーザはポータル ページにコンテンツを追加する際にポートレットを検索できます。これらのキーワードは、[Portal Settings] タブを使用して定義します。
コンテンツ ポートレットは、「グリッド」ビューにより実装されます。このような Service Portal エンティティを参照するポートレットの場合、設計者は [View] タブを使用して、選択したデータ ソースから表示するカラムを指定したり(「Select Columns ...」グリッドを使用)、表示する行を(任意で)指定したりできます([Filter] サブタブを使用)。昇順または降順でのソートは、ビュー内で選択したすべてのカラムに適用できます。指定したデータはユーザ設定可能なグリッドに表示され、このグリッドは、ポータル ページに合わせてサイズを変更できます。
ビュー プロパティでは、ポータル ページに組み込まれたときのポートレットのデフォルトの外観を指定します。これらは個々のユーザごと、または個々のページ上で上書きできます。
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ポートレットの高さをコンテンツに合わせて自動的に変更するかどうかを示すチェックボックス。HTML ポートレットには適用されません。 |
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• [Normal View] では、ポートレット コンテンツのサマリー/概要が表示されます。最大 3 つのカラムを組み込むことができ、いずれかのカラムによりデータをソートできます。
• [Maximized View] では、より詳細なポートレット コンテンツが表示され、ポートレットのデータ ソースから任意の数のカラムを組み込むことができます。
カラムを選択し(複数のカラムを選択するには Ctrl キーを押しながらクリックします)、上部の左右の矢印ボタン( )を使用して、[Available Columns] ペインと [Visible Columns] ペインの間で 1 つ以上のカラムを移動できます。すべてのカラムを移動するには、下部の左右の矢印ボタン(
)を使用します。また、上下の矢印(
)を使用することにより、[Visible Columns] を表示する順序を入れ替えることができます。
Service Portal コア エンティティを構成するカラムおよびソートをサポートするカラムについては、「参照データ」の項を参照してください。コンテンツ ポートレットに対するその他のデータ ソース(カスタム コンテンツ、サービス項目、標準)は、サイトによって異なります。詳細については、サービス カタログの設計者に確認してください。
HTML ポートレットまたは JavaScript ポートレットの場合、[View] サブタブには、ポートレットの外観およびコンテンツを定義するソース コードを設計者が入力するためのエディタが表示されます。この 2 つのポートレット タイプについては、「HTML ポートレットおよび JavaScript ポートレット」でより詳細に説明します。
[Filter] サブタブは、Service Portal エンティティを直接参照して定義されたポートレットにおいてのみ使用できます。これを使用することにより、設計者は指定したポートレット ソースから取得したデータをフィルタリングできます。
クエリー条件は、1 つ以上のフィルタを指定して作成します。各フィルタは、ポートレットの基盤となるエンティティ内のカラムの値を、指定した値と比較する関係ステートメントにより構成されています。また、個々のフィルタの仕様を AND または OR でつなぎ、複数のフィルタを組み合わせることができます(これには、優先順位のルールが適用されます)。
選択可能なフィルタリング条件は、ポートレット内で参照されるエンティティに応じて変わります。カラムおよび演算のドロップダウン リストは状況依存であり、基盤となるエンティティの REST においてサポートされる組み合わせのみが表示されます。
それぞれのエンティティ タイプのフィルタリング特性は、次のとおりです。
• カテゴリ、サービス、提供サービス、および契約:サービスのオーダー/提供の開始を行う権限は、フィルタリング条件よりも優先して適用されます。ポータルのエンドユーザは、My Services モジュールおよび My Services Executive モジュールによりエンドユーザが通常アクセスできるデータのみを表示できます。
• ディレクトリ エンティティおよびエージェント:RBAC の読み取り権限は、フィルタリング条件とともに施行されます。ポータルのエンドユーザは、Organization Designer および Service Link に表示されるデータのみを表示できます。
• サービス項目、標準、およびカスタム コンテンツ:すべての属性をフィルタとして使用できます。さらに、サブスクリプションベースのフィルタを使用して、ユーザのアクセス権限に基づくサービス項目を表示できます。
– [My Service Items]:ポータル ユーザが所有する選択したサービス項目のインスタンスまたはポータル ユーザの事業部(部門)が所有するインスタンス。後者は、「View Service Items for My Business Units」の My Services 機能を持つユーザに対してのみ適用できます。
– [All Service Items]:選択したサービス項目のすべてのインスタンス(ユーザが Service Item Manager の「Manage Service Items」機能を持っている場合)。
• 要求、承認、およびタスク:状況固有のフィルタを使用して、ポータル ユーザがポータル内で表示できる内容を制限できます。フィルタは、My Services および Service Manager で使用可能な事前定義済みのビュー(たとえば、[Ordered for Myself]、[My Assigned and Unassigned Authorizations]、[Available Work])と類似しています。
設計者は [Permissions] サブタブを使用して、ポートレットにアクセスできるユーザおよび付与するアクセス権のタイプを指定できます。指定するすべてのユーザには、「Access Service Portal」のポータル モジュール機能も付与されている必要があります。
権限を追加して、個々のユーザまたはユーザのグループが現在のポートレットをポートレット ページに配置できるようにするには、次の手順に従います。
ステップ 1 [Add Permission] をクリックします。ページの下部に [Add Permission] パネルが表示されます。
ステップ 2 [Object Type] ごとに、[Person]、[Organization]、[Role]、または [Group] を選択します。これにより、ポートレットにアクセスするための権限を割り当てる際、どこまで細かく設定するかが決まります。
ステップ 3 オブジェクトの名前のすべてまたは一部を検索ボックスに入力し、[Search] をクリックします。検索条件を満たすオブジェクトがすべて表示されます。指定したタイプのすべてのオブジェクトを表示するには、検索ボックスを空白のままにします。特定のパターンに名前が一致するオブジェクトを表示するには、検索文字列にワイルドカード文字(*)を使用します。
ステップ 4 権限を付与する行(複数可)を選択します。Shift キーを押しながらクリックするか、Ctrl キーを押しながらクリックして、複数の行を選択できます。
ステップ 5 権限のドロップダウンを使用して、[READ] または [READ/WRITE] の権限をポートレットに付与します。
ステップ 6 [Add] をクリックして、指定した権限を持つ指定したユーザを追加します。
ユーザが「Manage Portlets」機能を持っている場合、ポートレットの権限は、ユーザが Portal Designer においてアクセスできるポートレットも制御します。ポートレットを作成するユーザには、そのポートレットに対するすべてのアクセス権限が自動的に付与されます。
Service Designer モジュールとは異なり、RBAC のフィルタリングは、権限の割り当てにおいて使用可能なオブジェクトに適用されます。つまり、[Add Permission] パネルで組織単位、人、およびロールを検索したり、組織単位、人、およびロールを追加した後に権限サマリー グリッドで表示したりするには、ポータル設計者がこれらに対する読み取り/書き込み権限が必要です。
そのポートレットをすべてのユーザが表示できるようにするには、ポートレット設計者が、すべての事業部(部門)の親である「包括的な」組織単位に READ 権限を割り当てます。または、組織設計者と連携して、ポートレットの権限を Organization Designer モジュールの「Anyone」ロールに付与します。
Service Portal には、検索ポートレット、オーダー ステータス ポートレット、および承認ポートレットの 3 つの予約ポートレットがあります。ポータル ページのビュー モードと編集モードで(「ポータル ページのビュー モード」と「ポータル ページの編集モード」を参照)、[Add Content] ボタン(「Add Content」を参照)を使用する代わりに、[Search] ボタン、[Orders] ボタン、または [Approvals] ボタンをクリックして、それぞれ検索ポートレット、オーダー ステータス ポートレット、および承認ポートレットをページに簡単に追加できます。
検索ポートレットは、My Services の「サービスの検索」機能([Search for services containing:] フィールド)と同様に動作します。詳細については、My Services のオンライン ヘルプを参照してください。
検索を実行するには、テキスト ボックスに検索条件を入力し、検索アイコン をクリックします。
アイコンをクリックすると検索ボックスがクリアされます。ワイルドカード(*)がサポートされています。検索は、大文字と小文字を区別せずに実行されます。検索条件に一致するサービスのリストが下部に表示されます。このリストで、サービス名をクリックして [Service Overview/Summary] ページをポップアップ表示するか、[Order] ボタンをクリックして [Service Order] ページをポップアップ表示することができます。
オーダーを追跡し、表示するために使用するオーダー ステータス ポートレットは、My Services の [Requisitions] タブに似ています。詳細については、My Services のオンライン ヘルプを参照してください。
オーダー ステータス ポートレットには、要求タイプと要求ステータスによってフィルタリングされた要求のリストが表示されます。
ステップ 1 左側のドロップダウン メニューから、表示する要求のタイプ([Ordered for Myself]、[Ordered for Others]、または [Ordered for my unit])を選択します。
ステップ 2 右側のドロップダウン メニューで、要求ステータス([Preparation]、[Ordered]、[Ongoing]、[Cancelled]、[Closed]、[Rejected]、または [All])を選択します。
ステップ 3 上記のステップでの選択に基づいて要求リストをフィルタリングするには、
ボタンをクリックします。
(注) My Services の [Requisitions] タブでフィルタの選択が変更された場合でも、フィルタの選択は、そのポートレットを追加するすべてのページで、各ユーザのオーダー ステータス ポートレットに対して記憶されます。
(注) 「Ordered」要求ステータスは、[Submit, Approve and Review Asynchronously]設定が [Common section of Administration] > [Settings] > [Customizations] でオンになっている場合にだけ要求リストに表示されます。詳細については、『Cisco Service Portal Configuration Guide』の「Site Administration」の章を参照してください。
オーダー ステータス ポートレットには、次の機能があります。
• 引き渡しプロセスをポップアップ ウィンドウに表示するには、表示ボタン
をクリックします。
• ページ全体にオーダー ステータス ポートレットを拡大して、すべてのカラムを表示するには、最大化ボタン
をクリックします。ポートレットを元のサイズに変更するには
ボタンをクリックします。
• オーダーの [Requisition Summary] ページをポップアップ表示するには、Order # カラムでオーダー番号をクリックします。
• オーダーのサービスおよび引き渡し情報をオーダー行の下に表示するには、
アイコンをクリックします。引き渡し計画をポップアップ ウィンドウに表示するには、表示ボタン
をクリックします。サービスの詳細をポップアップ ウィンドウに表示するには、サービス名をクリックします。表示を閉じるには、
アイコンをクリックします。
• [Status] カラムには、すべてのタスクの期間に基づいて、オーダーの完了比率を示す進行状況バーが表示されます。進行状況バーは、1 つのタスクが完了した場合にだけ更新されます。
承認を追跡し、表示するために使用する承認ポートレットは、My Services の [Authorizations] タブに似ています。詳細については、My Services のオンライン ヘルプを参照してください。
承認ポートレットには、承認タイプと承認ステータスによってフィルタリングされた承認のリストが表示されます。
ステップ 1 左側のドロップダウン メニューから、表示する承認タイプ([My Authorizations]、[My Assigned and Unassigned]、または [Authorizations for Others])を選択します。
ステップ 2 右側のドロップダウン リストで、承認ステータス([Ongoing]、[Approved]、[Rejected]、[Reviewed]、[Cancelled]、または [All])を選択します。
ステップ 3 上記のステップでの選択に基づいて承認リストをフィルタリングするには、
ボタンをクリックします。
(注) My Services の [Authorizations] タブでフィルタの選択が変更された場合でも、フィルタの選択は、そのポートレットを追加するすべてのページで、各ユーザの承認ポートレットに対して記憶されます。
(注) 「Ongoing」ステータスは、承認リストで「Being Approved」または「Under Review」として表示されます。
• ページ全体に承認ポートレットを拡大して、すべてのカラムを表示するには、最大化ボタン
をクリックします。ポートレットを元のサイズに変更するには
ボタンをクリックします。
• 承認のタスク詳細をポップアップ表示するには、Req ID カラムで要求番号をクリックします。
• 要求に対するすべてのタスクを要求行の下に表示するには、
アイコンをクリックします。表示を閉じるには、
アイコンをクリックします。
カスタム コンテンツは、ポータルのコンテンツのソースとして機能する、ユーザ定義のテーブルにより構成されます。これらのテーブルは、Lifecycle Center の標準と同様にポートレットのデータ ソースとして参照されます。これらのテーブルは Portal Designer の [Custom Content] タブで定義およびメンテナンスし、コンテンツ グループに整理します。
コンテンツ グループにより、Custom Content Table(コンテンツのカスタマイズ テーブル)を論理的にグループ化できるため、Portal Designer におけるアクセス権限のナビゲーションおよび制御をより簡単に行えます。読み取り/書き込み権限をグループ レベルで付与できるため、グループ内のすべてのコンテンツ テーブルの管理や、個々のテーブルに対するより細かいレベルでの管理を行えます。
カスタム コンテンツ グループとコンテンツ定義はいずれも、[Custom Content] の [Actions] ドロップダウンの矢印をクリックし、該当するオプションを選択して作成できます。
デフォルトで「システム」コンテンツ グループを使用できます。システム コンテンツ グループには、一般的に使用される Announcements および Links という 2 つのカスタム コンテンツ定義が含まれており、ポータル設計に役立ちます。
Custom Content Table(コンテンツのカスタマイズ テーブル)には 3 つのコンポーネントがあり、これらはユーザ インターフェイスに表示される 3 つのタブに対応しています。
• [Content Definition]:テーブルのカラム
• [Permissions]:ポートレットにアクセスできる Service Portal エンティティ(人、組織、ロール、またはグループ)およびアクセスのタイプ(読み取りまたは読み取り/書き込み)
Custom Content Table(コンテンツのカスタマイズ テーブル)を作成するには、[Actions] > [New Content Definition] をクリックして、新しい Custom Content Table(コンテンツのカスタマイズ テーブル)を定義します。次に示すように、[Add New Content Definition] ウィンドウが表示されます。
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[Content Definition] は、名前、説明、および次の 4 つの属性により特徴付けられるテーブル カラムにより構成されています。
• [Display Name]:ポートレットに表示されるテーブル カラムのラベル
• [Name]:テーブル カラムの内部名(1 つのテーブル内で一意)
• [Data Type]:テーブル カラムに保存されるデータにおいて使用可能なタイプおよび最大値/長
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• [Unique Key]:テーブル カラムを単独で使用するか、または他のカラムとともに使用してテーブル内のデータ行を一意に識別するかを指定。テーブルに入力した行の検証に使用されます。
[Content Data] は、グリッドに似たユーザ インターフェイスによる入力が可能なテーブルの行です。
コンテンツのアクセス権限は、ポートレットと同様に [Permissions] タブで制御できます(「ポートレットの権限」を参照)。
ユーザが Portal Manager のコンテンツを表示するには、コンテンツ定義とデータの両方に対する読み取り権限が必要です。
HTML ポートレットおよび JavaScript ポートレットでは、自由形式のポートレットを定義し、これらのポートレットをポータル ページ内で使用できます。これらのポートレットは、Portal Designer 内ですべての定義およびメンテナンスを行うことができます。ただし、この項で説明するコーディング ルールに従う必要があります。
HTML ポートレットおよび JavaScript ポートレットでは、ポートレットに表示されるすべてのデータは HTML コードまたは JavaScript コードを使って指定します。したがって、[View] サブタブおよび [Filter] サブタブは無効になります。
HTML ポートレットは、HTML スニペットまたは URL により構成されます。
HTML ポートレットを定義すると、次のように [View] サブタブの内容が調整されます。
• [View Type] はデフォルトで [Web Page] に設定されます。
• 設計者はポートレットのサブタイプ(HTML または URL)を指定できます。
• 適切なタイプのテキストのデータ入力を行うための編集ウィンドウが表示されます。
次の例に示すように、HTML を入力するためのテキスト領域があります。
URL は、指定した Web ページへのハイパーリンクです。これは、外部 Web サイトへの絶対参照、または Request Center ページへの相対参照にすることができます。次に例を示します。
/RequestCenter/myservices/navigate.do?query=orderform&sid=14).
ポータルはページ本体の一部としてレンダリング(表示処理)されるため、スニペットに <head> タグまたは <body> タグを含めることはできません。また、ポートレットの一部にスタイルを適用できるように <div> タグを使用できますが、これは必須ではありません。スニペットには、<script> 定義や、ローカル スクリプト(HTML スニペット内に定義)に定義されている JavaScript 関数の呼び出しを使用できます。
認証設定を URL ベースのポートレットに任意で関連付けることにより、外部サイトに自動ログインできます。外部サイト認証の共通の設定は、Portal Designer の [Portal Settings] タブで定義します。各ユーザのクレデンシャルのメンテナンスは、ポータル フロントエンドの [Edit Password] タブを使用して行います。外部サイト認証を設定するための他のオプションの詳細については、「Authentication Settings」を参照してください。
Javascript ポートレットを定義すると、[View] サブタブが [JavaScript] に設定され、コードを入力するためのテキスト領域が設けられます。
JavaScript ポートレットでは、動的なコンテンツを表示し、JavaScript のすべての機能を使用できます。ExtJS はポータル フロントエンドにおいて使用する UI フレームワークであるため、JavaScript ポートレットのユーザ インターフェイスは、ExtJS の関数を使用して記述する必要があります。詳細については、Sencha の Web サイトを参照してください。
コンテンツ ポートレットと同様に、JavaScript ポートレットは Service Portal 内で使用可能なデータにより構成できます。このデータには、REST API を使用してアクセスできます。使用できる API の詳細については、『 Cisco Service Portal Integration Guide 』を参照してください。
REST API と EXTJS を使用してグリッド ポートレットを作成する場合の主要な概念については、コード スニペットの例と共に次の各項で説明します。
次の手順に従って、REST API を使用してポートレットに表示するデータを取得します。
ステップ 1 必要なコンテンツ タイプおよびフィルタリング方法に基づいて、使用する適切な REST API を特定します。たとえば、ポートレットを使用して特定のカテゴリのオーダー可能なサービスをすべて表示する場合、使用する REST API は次のようになります。
/RequestCenter/nsapi/definition/servicedefs?categoryName=<categoryName>
ステップ 2 REST API の定義に従って、コンテンツ タイプのすべての属性を含む配列を定義します。
ステップ 3 REST Http GET コールのプロキシを作成します。
ステップ 4 結果セットの XML データ ストアを作成します(パラメータを定義する XML リーダーを含む)。
データ ストアの準備ができたら、次の手順に従って、ポートレットにデータを表示するための簡単なグリッドを作成できます。
ステップ 1 コンテンツの表示に使用するグリッドのカラムおよび外観の配列を定義します。
ステップ 2 前述の手順で定義したカラムの配列およびデータ ストアを使用して、EXTJS グリッドを作成します。
REST API 以外に、AJAX コールを呼び出して、ポートレットのコンテンツを提供する他のソースからデータを取得できます。
Java Portlet Specification(JSR168、JSR286)規格を満たす API を使用して開発されたポートレットは、Portal Manager ソリューションに統合できます。Service Portal では「Third Party Portlets」と表示されます。ベンダー固有の実装には、許可された API への拡張が含まれる場合がありますが、これはサポートされません。
JSR ポータルは、Service Portal エンティティを処理し、表示するために、Service Portal REST API を使用して開発することもできます。これらの REST API と Portal Manager ソリューション内で使用する JSR ポートレットの開発ガイドラインについては、『Cisco Service Portal Integration Guide』を参照してください。
ポータル フロントエンドでは、ポータル フレームワークに Apache Pluto 1.1 ライブラリを使用します。JSR ポートレットを Service Portal に展開するには、展開のための Pluto 固有の情報を使用してポートレットを構築する必要があります。具体的には、servlet および servlet マッピングを展開記述子(web.xml)に追加します。この servlet(org.apache.pluto.container.driver.PortletServlet)を使用して、ポートレットの要求をポートレット アプリケーションにディスパッチします。詳細については、Apache の Web サイトの開発に関する説明を参照してください。
次に、「CategoryPortlet」という名前のポートレットの web.xml ファイルの例を示します。
JBoss アプリケーション サーバ上では、Service Portal の展開において統合クラス ローダが使用されます。ポートレット アプリケーションは、Request Center アプリケーションと同じサーバに展開されます。ポートレット アプリケーションで Request Center と同じ他社製のライブラリが使用される場合、そのライブラリは正確に同じバージョンである必要があります。
ポートレットにおいて nsAPI Java クライアントが使用されている場合、関連する Service Portal および他社製のライブラリをアプリケーション パッケージに含める必要があります。これらの開発ライブラリとそれぞれの場所の詳細なリストについては、『Cisco Service Portal Integration Guide』を参照してください。
ステップ 1 「RequestCenter¥deploy」フォルダに、ポートレット名を使用したサブディレクトリを作成します。次に例を示します。
<APP_Install_Dir>¥jboss-4.2.3.GA¥server¥RequestCenter¥deploy¥<portlet_name>
<portlet_name> の末尾には、「.war」サフィックスが付きます。
ステップ 2 作成した <portlet_name> ディレクトリにポートレットの WAR ファイルを展開します。展開したポートレットのディレクトリ構造は、次のようになっているはずです。
ステップ 3 Apache Pluto ポータル サーバに対して開発記述子を設定していない場合は、これに応じて web.xml を修正します(「展開記述子」を参照)。
ステップ 1 「<your_domain>¥applications」フォルダに、ポートレット名のサブディレクトリを作成します。次に例を示します。
<BEA_HOME>¥ user_projects¥domain¥<your_domain>¥applications¥<portlet_name>
ステップ 2 作成した <portlet_name> ディレクトリにポートレットの WAR ファイルを展開します。
ステップ 3 Apache Pluto ポータル サーバに対して開発記述子を設定していない場合は、これに応じて web.xml を修正します(「展開記述子」を参照)。
ステップ 4 (クラスタ化された WebLogic 環境のみ)ポートレットで Request Center アプリケーションの URL を参照する場合は、jsrportlet.properties ファイルで URL を「http://localhost:<port>/RequestCente」として指定します(<port> はクラスタの各 WebLogic サーバによって使用されるポート番号)。つまり、URL は「http://<host_name>/RequestCenter」として指定しないでください(<host_name> は Web サーバのコンピュータの名前またはクラスタの特定のサーバの名前)。
ステップ 5 WebLogic Administration Console を使用して、Request Center アプリケーションと同じ WebLogic サーバ(またはクラスタ)にポートレット アプリケーションを展開します。
ステップ 6 WebLogic サーバ(またはクラスタ)を再起動します。
ステップ 1 WebSphere Administration Console を使用して、Request Center アプリケーションと同じ WebSphere サーバ(またはクラスタ)にポートレット アプリケーションを展開します。必ず同じ仮想ホストを選択し、Web アプリケーションに対して適切なコンテキスト ルートを指定してください。
ステップ 2 Apache Pluto ポータル サーバに対して開発記述子を設定していない場合は、これに応じて web.xml を修正します(「展開記述子」を参照)。
ステップ 3 (クラスタ化された WebSphere 環境のみ)ポートレットで Request Center アプリケーションの URL を参照する場合は、jsrportlet.properties ファイルで URL を「http://localhost:<port>/RequestCente」として指定します(<port> はクラスタの各 WebSphere サーバによって使用されるポート番号)。つまり、URL は「http://<host_name>/RequestCenter」として指定しないでください(<host_name> は Web サーバのコンピュータの名前またはクラスタの特定のサーバの名前)。
ステップ 4 WebSphere サーバ(またはクラスタ)を再起動します。
正常に展開されたすべての JSR ポートレットは、Portal Designer モジュールの [Portlets] タブに自動的に表示されます。ポートレットは「Third-Party Portlets」フォルダに配置され、ステータスは最初に [Inactive] に設定されます。
コンテンツ ポートレットと同様に、アクセス権限が JSR ポートレットに適用されます。ポータル上で使用するポートレットを有効にするには、次の手順に従います。
ステップ 1 ポートレットのステータスを [Active] に設定します。
ステップ 2 必要に応じて、分かりやすいように作成者および説明を変更します。
ステップ 3 ポートレット検索を容易にするため、ポートレットに適切なキーワードを追加します。
ステップ 5 [Permissions] サブタブで、該当するエンティティに読み取り権限を付与します。
ステップ 6 コンテンツ ポートレットの場合と同様に、必要なポータル ページを編集し、そのページに JSR ポートレットを追加します。
JSR ポートレットが使用されなくなり、アプリケーション サーバから永続的に削除する前に、そのポートレットに対するすべての依存関係および関連付けを削除する必要があります。それらを削除するには、そのポートレットを含むすべてのポータル ページからそのポートレットを削除し、そのポートレットを [JSR Portlets] タブから削除します。これにより、ポートレットの権限およびサブスクリプションの削除が可能になります。最後に、アプリケーション サーバからポートレットの展開を解除できます。
現時点では、JSR ポートレット設定のインポート/エクスポートはサポートされていません。Service Portal 環境にポートレットを初めて展開する際には、JSR ポートレットの一般情報および権限を入力する手順を手動で繰り返す必要があります。
ポートレットの定義、アクティブ設定および適切な権限付与によりユーザが使用できるようになると、そのポートレットをポータル ページに組み込むことができます。ポータル ページの設定には、次の 2 つの方法を使用できます。
• ポータル設計者は、そのレイアウト特性を指定し、適切なポートレットを組み込むことにより、ページを事前に設定できます。
• ポータルのエンド ユーザは、権限を持つポートレットを各自のページに動的に組み込み、ポータル ページを任意で保存できます。
ポータル ページを作成または編集するには、Portal Designer の [Portal Page] タブをクリックします。
すべてのポータル ページは、1 つのポータル ページ グループに含まれている必要があります。ポータル ページとページ グループはいずれも、[Actions] ドロップダウンの矢印をクリックし、適切なオプションを選択して作成できます。
ページ グループはポータル ページのコンテナとして機能し、これにより、Portal Designer でのアクセス権限のナビゲーションおよび制御をより簡単に実行できます。また、ページ グループを Service Portal のサブメニューのモジュールとして公開することにより、ユーザがグループ分けに基づいてページを特定することもできます。これらのページ グループは、ページ グループに対する読み取り権限を持っているユーザのみが [Service Portal] サブメニューで表示できます。
Service Portal には、2 つの事前設定済みページ グループが含まれており、これらの両方のページ グループはモジュール メニューにモジュールとして表示されます。
• [System]:このポータル ページ グループは、サイト全体の情報用に予約されています。サイト ホームページは、このページ グループにあります。
• [My Workspace]:このポータル ページ グループはすべてのユーザがアクセス可能で、ユーザは自分のポータル ページに配置できます。
ポータル ページ グループをモジュールとしてマークするには、ポータル ページの一般情報で「Display As Module」チェックボックスをオンにします。ユーザがログアウトした後に、再びログインすると、新しいモジュールは、My Workspace と System の下で、モジュール メニューの Service Portal セクションに表示されます。Cloud Admin Console モジュールは、次のように表示されます。
ポータル ページは、名前とページ グループを指定して作成する必要があります。作成後、[General] タブを使用して、ページ設定の表示や変更を行えます。グループにすでに関連付けられた権限があるため、いったん指定したポータル ページのページ グループを変更することはできません。
[General] の情報により、ページのルックアンドフィール(ページのカラー スキーム(テーマ)やレイアウトなど)が決まります。
すべてのポータル ページは「Active」ステータスで作成されます。ページのステータスを「Inactive」に設定すると、ポータル ページが Service Portal から非表示になります。その時点で、そのページをサブスクライブ(表示利用)しているユーザは、ページが削除されるまでサブスクリプション レコードに残ったままになります。非アクティブなページが人または組織単位のランディング(リンク先)ページとしてマークされたままになっている場合、設定は無視され、ユーザが最初に Service Portal に移動した際にランディング(リンク先)ページとして代わりに表示されるのは、それぞれの組織単位のホームページ(定義されている場合)またはサイト ホームページになります。
Portal Manager ソリューションは、一連の「テーマ」、カラー スキーム、およびスタイルと共に配信されます。ポータル ページは、デフォルトでは「Gray」テーマを使用するように設定されます。ポータル ページは、ポータル設計者および「Manage Portal Page Theme」機能を持つポータル ユーザの両方による、他の事前設定済みテーマを使用するように設定できます。ポータルによって使用されるテーマおよびスタイルの詳細については、『 Cisco Service Portal Configuration Guide 』を参照してください。
次の表に、ポータル ページに関する一般情報を指定するために使用するフィールドの概要を示します。
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作成者の名前および作成者に関するその他の必要に応じたコメントを含むテキスト フィールド。デフォルト値はポータル ページを作成したユーザの名前です。 |
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ポータル ページをパブリックにすると、他のユーザに対してページが表示可能になります。適切な権限を持つユーザは、そのページをサブスクライブできます。 |
ポータル ページは、縦方向または縦方向と横方向の組み合わせによる、セクションおよびカラムに分割できます。次に、使用可能なページ レイアウト形式の概要を示します。
[Layout Configuration] の追加のプロパティはポートレットの定義から継承され、ページ単位で上書きできます。
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[Layout] のカラムごとに、カラムが占めるブラウザの幅の割合を指定できます。この割合は 100 パーセントを超えないようにします。 |
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ポータル ページ上にポートレットを組み込むには、[Portlets] サブタブを使用します。また、[Portlets] サブタブでは、ポートレットの外観の設定、ページ上のポートレット設定の変更、またはページからのポートレットの削除を行います。
1 つ以上のポートレットをページに追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ページの下部にある [Add Portlets to Page] ボタンをクリックします。[Add Portlets to Page] ポップアップ ウィンドウが、次のように表示されます。
ステップ 2 必要に応じて、キーワードを入力し、[Search] をクリックすれば、表示されるポートレットをフィルタリングできます。
ステップ 3 目的のポートレットが見つかるまで、表示するポートレット グループを展開します。右側のペインにサマリー/説明を表示するポートレットの名前を強調表示します。ポートレット名の左側にあるチェックボックスをオンにして、ページにポートレットを組み込みます。
ステップ 4 [Add] をクリックして、選択したポートレットをページに追加します。
次に示すように、選択したポートレットが [Portlets] グリッドに追加されます。
ページにポートレットを追加すると、デフォルトではポートレットは最初のセクションに配置され、ページ上で最後に表示されるように設定されます。グリッドの [Section]、[Row]、および [Column] の情報は、ページ上でのポートレットの位置を示します。これらのフィールドの値は直接は変更できませんが、設計者は、「Move Up」ボタンまたは「Move Down」ボタンをクリックしてポートレットの位置を変更できます。
ポートレットの位置を大幅に入れ替える必要があるときは、設計者はポータル フロントエンドで、ページをポータルに追加し、マウス コントロールを使用してページ上の目的の場所にポートレットをドラッグすることもできます。
複数のセクションに分かれているレイアウトのページ(たとえば、1-2 カラム、1-2-1 カラム、または 2-2 カラム)で、2 番めのセクションまたは 3 番めのセクションにポートレットを配置するには、ポータル フロントエンドでページを編集し、マウスを使用してポートレットをページの下部にドラッグし、2 番めのセクションの枠が表示されたらポートレットをドロップします。ページ レイアウトにおいて 3 番めのセクションが使用可能な場合は、1 つ以上のポートレットが 2 番めのセクションに配置されている場合にのみ 3 番めのセクションが表示されます。
表示されるプロパティの多くは、ポートレット定義から継承されます。これらの一部([Name]、[Label]、[Type]、[Group])は、ポートレットの設定の変更によってのみ変更できます。これらのプロパティを変更するには、[Name] をクリックして [Portlets] タブに移動します。継承された残りのプロパティは、ページ単位で上書きできます。
ポータル ページ グループまたはポータル ページを作成するユーザには、オブジェクトに対するすべてのアクセス権限が自動的に付与されます。ポータル ページ グループについては、読み取り/書き込み権限以外に次の権限もユーザに付与されます。
• グループ内のすべてのページの読み取り:ユーザは Portal Designer のページ グループ内のすべてのページを表示できます。また、ポータル フロントエンドでページ グループ内のすべてのパブリック ページをサブスクライブできます。
• グループ内のすべてのページの書き込み:ユーザは Portal Designer のページ グループ内のすべてのページの設定および定義を編集できます。また、ポータル フロントエンドでページの編集モードを開始できます。
これらの権限を持たないユーザは、各自が読み取り/書き込み権限を持つ個々のページにのみアクセスできます。ポートレットの場合と同様に、設計者はポータル ページ グループおよびポータル ページの [Permissions] サブタブを使用して、ポータル オブジェクトにアクセスできるユーザおよび付与するアクセスのタイプを指定できます。詳細については、「ポートレットの権限」を参照してください。
[Subscribed Users] サブタブには、現在のページをポータルに追加しているユーザが読み取り専用で表示されます。設計者はユーザ サブスクリプションを削除できませんが、ページのステータスを「Inactive」に設定するか、または読み取りアクセス権限を削除することにより、ユーザによるページへのアクセスを禁止できます。
サイト ホームページは [System] ポータル ページ グループ内に自動的に作成されます。Site Administrator ロールを持つユーザには、このポータル ページに対する Portal Designer での読み取り/書き込み権限が付与されます。これらのユーザはページを編集したり、他のユーザにページへのアクセス権を付与でき、これにより、ポータル ユーザにとって関心のあるサイト全体の情報が含まれるようにページを設定できます。
ページに対する読み取り権限は、「Request Self-Service Roles」および「Request Governance Roles」のシステム ロールに付与されます。このページは、上記の 2 つのコンテナ ロールのいずれかの子ロールが付与されたユーザに対して、Service Portal に常に表示されます。ユーザのホーム組織単位においてデフォルトのランディング(リンク先)ページが定義されておらず、ユーザが自分のランディング(リンク先)ページのプリファレンスを設定していない場合、ポータル ページはポータル ユーザのランディング(リンク先)ページとしても機能します。
設計者は [Portal Settings] タブを使用して、すべてのポートレットおよびポータル ページで使用するグローバル データおよび設定を指定できます。次に、使用可能なオプションの概要を示します。
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ポートレットに関連付けることができるキーワードで、ポートレット ページを設計する際のユーザによるポートレットの検索に役立ちます |
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外部サイトに対して使用する認証の詳細。エンタープライズ ログイン アカウントからの個々のポートレットへのシングル サインオン(SSO)を可能にしたり、グループ アカウントの資格情報を使用して、これらのサイトに自動的にログインできます。 |
[Common Settings] では、ポータル運用のパラメータを指定します。デフォルト設定が推奨設定です。より大きい値に変更すると、アプリケーションのパフォーマンスに影響する場合があります。
• [Maximum Number of Tabs in Portal]:[My Workspace] または他のポータル モジュールにおいて表示可能なポータル ページの最大数。デフォルト設定は 6 で、すべてのポータル ユーザに適用されます。この設定で使用可能な最大値は 10 です。
• [Maximum Number of Portlets on a Tab]:1 つのポータル ページに組み込むことができるポートレットの最大数。デフォルト設定は 6 で、すべてのポータル ユーザに適用されます。この設定で使用可能な最大値は 10 です。
• [Maximum Number of Grid Portlets on a Tab]:1 つのポータル ページに組み込むことができるグリッド ポートレットの最大数。デフォルト設定は 4 で、すべてのポータル ユーザに適用されます。この設定で使用可能な最大値は 6 です。
• [Maximum Number of Private Pages in Portal]:ポータルでユーザが保持できるプライベート ページの最大数。デフォルト設定は 2 です。この制限は「Override Private Portal Page Limit」機能を持つユーザには適用されません。この設定で使用可能な最大値は 10 です。
• [nsAPI Page Size]:ポートレットおよび Service Portal API クライアントによって返されるレコードのデフォルトの数(API コールにおいてページ制限が指定されていない場合)。デフォルト設定は 10 です。この設定で使用可能な最大値は 20 です。
[Organizational Unit Settings] ページを使用すると、個々の組織単位(OU)のホーム ページを設定できます。このように設計されたポータル ページは、組織単位をホーム OU として設定しているユーザのポータルに必ず表示されます。
自分のホーム OU に対してホームページが定義されたユーザには、My Workspace に 2 つのページが表示されます(最初のタブの組織単位ホームページと 2 番めのタブのサイト ホームページ)。これらのユーザは、他のページを追加/作成し、目的のページを各自のランディング(リンク先)ページとして設定して、異なるポータル ページをランディング(リンク先)ページとして表示することもできます。Service Portal のエンドユーザ ビューの詳細については、「ポータルのエンド ユーザのビュー」を参照してください。
[Keywords] を使用すると、設計者またはポータル ユーザがポータル ページのコンテンツを探している際に、柔軟性の高いポートレット検索を行えます。[Common Settings] で定義した後には、[Keyword] ページ自体またはポートレットの [General Information] サブタブで、キーワードをポートレットに関連付けることができます。
ポートレットに使用されるキーワードは、サービス(サービス定義)に使用される/関連付けられるキーワードとは区別および分離されます。
[Authentication Settings] ページを使用すると、ログオン手順の一環としてユーザ名とパスワードまたはその他の情報の指定が必要なサイトに接続するための、シングル サインオンの情報を指定できます。ログインが必要なサイトに接続するには、次の手順を実行します。
• サイト名およびログイン URL を指定し、ユーザによるユーザ名とパスワードの入力が必要なログイン ページ上のフィールドを特定し、認証タイプを指定して、外部サイト プロファイルを作成します。
• ポータルを介してサイトにアクセスするすべてのユーザに同じ接続基準を使用できる場合は、グローバル認証基準を指定します。
• 自動ログインが設定され、外部サイトを使用するポートレットを設計します。
• ポートレットはポータル ページに組み込むことができます。グローバル認証の引数が指定されている場合は、認証用の外部サイトに自動的に渡します。グローバル認証が使用されていない場合、ユーザはポータルの編集モードでアクセスできるポータルの [Edit Password] タブでサイト接続のクレデンシャルを入力できます。
[Authentication Settings] ページの例を次に示します。
次の表に、外部サイトの認証設定の定義に使用するフィールドを示します。
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サイトに渡す必要がある追加引数。これらの追加引数は、認証タイプに応じた形式で渡されます。一般的な形式は arg1=value1&arg2=value2 です。 |
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サイト名を選択して [Automatic Login] チェックボックスをオンにし、自動承認を使用するポートレットを外部サイトに関連付けることができます。
外部サイトの自動承認が有効なポートレットは、任意のポータル ページに組み込むことができます。
組み込まれたサイトがグローバル認証で定義されている場合、アプリケーションは認証用にあらかじめ設定されたクレデンシャルを外部サイトに渡し、現在のポータル ページにサイトのポートレットを表示します。
組み込まれたサイトでグローバル認証が有効でない場合、アプリケーションはポータル フロントエンドの [Edit Password] の設定でユーザが以前に定義したサイト認証クレデンシャルを使用してポートレットへの接続を試みます。
[Edit Passwords] ページには、自動承認が有効であるがグローバル認証を使用しない、ユーザのポータル ページに表示されるポートレットに関連付けられたすべてのサイトが表示されます。すべての外部サイトの接続情報を入力して設定を保存すれば、他のポータル ページで使用できます。保存された設定は、ポータル ページが表示されている現在のセッションに対して、または関連付けられたサイトがタイムアウトになるまで保持されます。ユーザが別のページまたはモジュールに移動してポータル ページに戻ると、自動承認が再び行われます。
次の場合、外部サイトによりユーザはログインまたは認証例外の確認が求められます。
• ユーザがポートレット内のデータの更新を試みたときに、外部サイトへの接続がすでにタイムアウトしている、または
Portal Manager ソリューションによって、Service Portal エンティティ(オブジェクト)のビューをポートレットに統合できます。参照データは、次のタイプのオブジェクトを対象とします。
• カテゴリ、サービス、ディレクトリ データ(人および組織)、およびタスクと要求での実際のトランザクション データなど、Request Center および Demand Center エンティティの定義を表すコア エンティティ。
• 対応するタイプの Portal Designer で定義されたポートレットを参照する HTML/JavaScript 参照データ。
• Lifecycle Center の Service Item Manager モジュールで定義され、サービス要求によってオーダーまたは更新された企業資産の追跡に使用されるサービス項目。
• Lifecycle Center の Service Item Manager モジュールで定義され、データ入力ルールの適応、サービス項目の標準の参照値、他のオーダー可能な資産に使用される標準の参照値。
参照データは、Service Portal エンティティの定義をすばやく参照する役割を果たします。次の例に示すように、参照データ リスト パネルでオブジェクトを選択すると、参照データを構成する各オブジェクト内の属性のリストが [Content Definition] タブに表示されます。
[Definition] セクションに示されるすべての属性は、ポートレット ビューで使用できます。これらのカラムは、次の項で詳しく説明します。
[Reference Data] タブの [Content Definition] サブタブには、ポートレットに含めることができる各エンティティの詳細が表示されます。このサブタブは読み取り専用で、このサブタブによりポータル設計者はエンティティ定義をポートレットに含める前に確認できます。
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コンテンツ タイプの分類で、コア エンティティの場合はエンティティ タイプ(定義、ディレクトリ、またはトランザクション)、サービス項目の場合はサービス項目グループ、標準の場合は標準グループ。 |
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エンティティを構成する属性に加えて、コンテンツ定義には属性として 1 つ以上の「URL」が含まれます。
ポートレット内で、URL 属性は、Request Center、Portfolio Center、Demand Center または Lifecycle Center モジュールでエンティティ詳細またはポップアップ ページ上のエンティティのアクション可能なビューを表示する、クリック可能なリンクを生成します。ユーザ インターフェイスは、これらのモジュールでの検索ビューのナビゲーションで表示されるものと同じです。唯一の違いは、エンティティのレビュー/アクションが完了してポップアップ ページが閉じた後、ユーザはポータルにとどまり、コンテキストが失われないことです。
URL リンクを介して他のモジュールにナビゲートするには、ユーザに必須となる RBAC 機能があります。この機能がない場合、権限が不足しているというエラーが表示されます。
コア エンティティを使用すると、ポータル設計者はアプリケーションのトランザクション、定義、およびディレクトリのデータ上の情報をポータル ユーザに公開できます。一般的に、使用可能な属性は、Request Center、Portfolio Center、Demand Center、および Lifecycle Center の該当するユーザ インターフェイスに表示されるフィールドに対応しており、ユーザはこれらのモジュールを理解している必要があります。
カテゴリは、サービス カタログ内のサービスを参照またはオーダーする可能性のあるエンド ユーザへの説明用に、これらのサービスをグループ化するために使用します。
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[Relationship Manager Home] タブ(View Service Offerings)内で提供サービスにアクセスするための参照先 URL リンク |
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[Service Level Manager Home] タブ(View Service Offerings)内で提供サービスにアクセスするための参照先 URL リンク |
エージェントは、Service Portal サービス要求と他社製システム(ヘルプデスク、在庫制御システム、購買システムなどの外部アプリケーション)の間のインターフェイスを提供するために、Service Link(Service Portal の統合ハブ)によって使用されます。
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外部タスクのコンテキストの内部 ID で、有効値は 1(Service Task)、2(Service Item Task) |
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[Service Link Manager Integration] タブでエージェントにアクセスするための参照先 URL リンク |
要求は、Request Center ユーザによって送信されたサービス要求です。
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要求のステータスで、有効値は Ongoing、Closed、Rejected、Cancelled、Delivery Cancelled |
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承認は、サービス要求の実施の完了と共に必要な許可または確認です。カラムは My Services の [Authorization] タブに表示されるカラムをカバーしています。
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{FirstName LastName} : {OU Name} の形式で表される、関連付けられた要求の顧客の名前とホーム組織単位 |
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承認タスクのステータスで、有効な値は Under review、Being approved、Reviewed、Approved、Rejected |
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タスクは要求に関連付けられたアクティビティで、確認、承認、および実施のタスクを含みます。カラムは Service Manager の [Home] タブに表示されるカラムをカバーしています。
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タスクのステータスで、有効値は New、Ongoing、Under review、Being approved、Completed、Reviewed、Approved、Rejected、Skipped、Cancelled、Scheduled、Review Submitted、Approval Submitted |
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組織は、ユーザが所属する事業部(部門)およびサービス チームです。
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個人は、Organization Designer で定義された個別のユーザです。
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グループは、組織単位または人のユーザ定義グループで、作業、ロール、および権限の割り当てに使用できます。
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アカウントは、Demand Center で契約を確立するために使用する、組織単位のユーザ定義グループです。
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HTML/JavaScript オブジェクトは、Portal Designer で設計された HTML/Javascript ポートレットです。
システム定義およびユーザ定義の両方のサービス項目をポートレットの表示に使用できます。ユーザ定義サービス項目の場合、属性名およびデータ タイプはサイトで定義したものに対応します。詳細については、サービス カタログ設計チームに確認してください。仮想ハードウェアのシステム定義サービス項目に対する属性については、「Lifecycle Center」で詳述します。
システム定義およびユーザ定義の両方の標準をポートレットの表示に使用できます。ユーザ定義標準の場合、属性名およびデータ タイプはサイトで定義したものに対応します。詳細については、サービス カタログ設計チームに確認してください。(仮想ハードウェアに関連する)システム定義標準に対する属性については、「Lifecycle Center」で詳述します。
これまで、Service Portal エンドユーザのデフォルトのホーム ページは Request Center My Services モジュールでした。すべての Request Center ユーザは、サービス カタログを参照してオーダー権限のあるサービスを表示し、自分でサービスを要求できます。また、以前オーダーした要求を表示することもできます。さらに、My Services ホーム ページは、指定されたユーザまたはユーザのグループが他のユーザに代わりオーダー、他のユーザの承認を表示または承認を実行、およびサービス項目または組織単位の他のユーザのサービス項目を表示できるように設定可能です。
しかし、My Services ページはユーザがカスタマイズすることができません。カスタマイズできる範囲としては、管理者が、前述の機能の一部を有効または無効になるようにページを設定すること、およびページに表示する色、フォント、グラフィックを変更するために組織特有のスタイル シートを設定することに限定されます。
Portal Manager ソリューションは、管理者によって設定され、メンテナンスされる制約内で、カスタマイズ可能なエンドユーザ ページで My Services ページを置き換えるための代替手段を提供します。この章で前述した Portal Designer 機能を使用すれば、管理者は任意の数のポートレットを定義したり、これらのポートレットに表示されるデータを読み取りまたは編集する権限をユーザに付与したりできます。
モジュール メニューの [Service Portal] オプション セクションは、ポータルで使用可能なサブモジュールの集合を表します。My Workspace および System モジュールは常に上部に、ユーザ定義モジュールの前に表示されます。モジュールがユーザに表示されるのは、対応するポータル ページ グループの定義で [Display As Module] チェックボックスがオンになっており、そのポータル ページ グループへの読み取り権限がユーザにある場合だけです。ユーザがログアウトした後に、再びログインすると、新しいモジュールは、My Workspace と System の下で、モジュール メニューの Service Portal セクションに表示されます。Cloud Admin Console モジュールは、次のように表示されます。
システム定義のポータル ページ グループである My Workspace は、ユーザが独自のポータル ページを作成し、管理するグループです。また、ユーザが [Service Portal] メニュー オプションを選択した場合のデフォルトのランディング(リンク先)モジュールでもあります。これらの理由から、すべてのサービス ポータル ユーザには、My Workspace ポータル ページ グループの読み取り/書き込み権限を与える必要があります。Request Self-Service または Request Governance システム ロールを持つユーザには、自動的にこのポータル ページ グループへの読み取り/書き込み権限が付与されます。
System モジュールは、もう一つのシステム定義のポータル ページ グループで、Request Self-Service または Request Governance システム ロールを持つすべてのユーザがアクセスできます。サイト ホームページはこのモジュールにあります。サイト全体の情報を表示するために、このグループ内で管理者はより多くのポータル ページを作成することができます。
モジュール内でユーザが事前に設定したポータル ページは、ウィンドウ上部のタブとしてアクセス可能です。ホーム ページは、モジュールの優先ランディング(リンク先)ページです。ユーザは、モジュール内の任意のポータル ページをホーム ページとして設定できます。このアクションにより、ページが最初のタブに自動的に移動します。
サイト ホームページは他のホームページが設定されていない場合の My Workspace のデフォルトのランディング(リンク先)ページです。すべてのポータル ユーザにこのポータル ページへの読み取りアクセス権を与えることを推奨します。Request Self-Service および Request Governance システム ロールを持つユーザには、自動的にこのページへの読み取り権限が付与されます。
分散ポータル管理モデルでは、ポータル設計者はそれぞれの組織単位に異なったランディング(リンク先)ページをセットアップし、エンドユーザが組織特有のコンテンツにアクセスできるようにしたい場合があります。Portal Designer 設定のホームページでホーム組織単位が設定されているユーザの場合、そのページが My Workspace の最初のタブになり、次がサイト ホームページになります。
ユーザがデフォルトのランディング(リンク先)ページをサイトまたは組織単位のホームページ以外のポータル ページに設定している場合、選択したページが My Workspace の最初のタブになり、次が組織単位ホームページ(定義されている場合)、その次がサイト ホームページになります。
開始時には、ポータルはページ上の一部のアクションの実行をユーザに許可するビュー モードで表示されます。
ポータル ページへの書き込み権限を与えられたユーザは、[Edit Page] ボタンをクリックしてページのコンテンツと外観を編集できます。唯一の例外は、ページに非アクティブなポートレットが含まれる、またはユーザがポートレットへのアクセス権限を持たない場合です。
編集モードに入ると、さまざまな一連のアクションが使用可能です(「ポータル ページの編集モード」を参照)。
個別の認証設定が必要な外部サイトは、ポートレットがアクセスされるたびに自動承認を許可するように維持できます。ここで維持されるクレデンシャルは、Portal Designer ユーザを含む他のユーザはアクセスできません。
このアクションは、現在のアクティブ タブをホーム ページとしてマーク付けし、最初のタブの位置に移動します。現在のモジュールにポータル ページが 1 つだけしか存在しない場合、このボタンは無効です。
[Refresh Portlets] ボタンをクリックすると、ページ上のすべてのポートレットのコンテンツがリロードされます。
[Add Content] ボタン(「Add Content」を参照)を使用する代わりに、[Search] ボタン、[Orders] ボタン、または [Approvals] ボタンをクリックして、それぞれ検索ポートレット、オーダー ステータス ポートレット、および承認ポートレットをページに簡単に追加できます。これらの予約ポートレットについては、「予約ポートレット」を参照してください。
ビュー モードでポートレットをページに追加した後に、ポートレットはページに自動的に保存され、編集モード(「ポータル ページの編集モード」を参照)に入らない限り、削除することはできません。
(注) ポートレットが現在のページにすでに追加されている場合、これらのボタンは無効になります。ユーザにページ書き込みアクセス権または適切な RBAC 権限がない場合、ボタンは非表示になります。
編集モードに入ると、ツールバーに次のアクションが表示されます。
[Finished Editing Page] ボタンをクリックすると、ビュー モード(「ポータル ページのビュー モード」を参照)に戻ります。変更を加えた場合は、[Finished Editing Page] ボタンをクリックする前に、必ず [Save Page] ボタンを選択して編集内容を保存します。
適切なチェックボックスを選択して、[Add Content] ボタンをクリックすると、1 つ以上のポートレットを現在のページに追加できます。表示されるポートレットは、ユーザが読み取り権限を持つポートレットに限定されます。
(注) 予約ポートレットは、ツールバーからそれぞれのボタンをクリックするだけで、より簡単に追加できます。
ページに追加できるポートレットの数は、[Common Settings] サブタブ([Portal Settings] > [General] > [Common Settings])の [Maximum Number of Portlets on a Tab] と [Maximum Number of Grid Portlets on a Tab] で設定します(「Common Settings」を参照)。これらの 1 つ以上の制限にすでに達しているページにポートレットを追加しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
[Page Settings] タブを使用すると、ポータル ユーザは現在のポータル ページの外観を変更できるようになります。表示される初期設定は、Portal Designer で設計されたページから継承されます。各設定を調整し、[Apply] をクリックすると調整の効果を確認できます。完了したら [Close] をクリックします。
編集内容をページに保存するには 、[Save Page] をクリックします。変更は、そのページをサブスクライブしているすべてのユーザに表示されます。
[Add Content] ボタン(「Add Content」を参照)を使用する代わりに、[Search] ボタン、[Orders] ボタン、または [Approvals] ボタンをクリックして、それぞれ検索ポートレット、オーダー ステータス ポートレット、および承認ポートレットをページに簡単に追加できます。ページ上のポートレットを保存するには、[Save Page] ボタンをクリックする必要があります。
これらの予約ポートレットについては、「予約ポートレット」を参照してください。
最後のタブの右にある ボタンをクリックすると、ポップアップが表示され、既存のポータル ページを追加、または新しいページを作成できます。デフォルトでは、新しいページはモジュールの最後のタブに追加されます。現在選択されているモジュールのホームページの後にある限り、マウスのドラッグアンドドロップ アクションによって別のタブ位置に移動できます。
各モジュールに許可するタブの最大数は、ポータル共通設定によって決まります。ユーザがページ制限を超えようとしている場合、エラー メッセージが表示されます。
[Open Page] サブタブにはユーザが読み取り権限を持つポータル ページのリストが表示されます。既存のページを追加するには、ページを強調表示し、ポップアップ下部の [Open] ボタンをクリックします。
[Create Portal Pages] サブタブは、Service Portal の「Manage Portal Pages」機能、および現在選択されているモジュールのポータル ページ グループに対応する書き込み権限を持つユーザに対して有効です。
新しいポータル ページは、デフォルトではパブリックとしてマーク付けされません。ユーザ単位で許可されるポータルのプライベート ページ数もポータル共通設定によって制御されます(Service Portal の「Override Private Portal Page Limit」を持つユーザを除く)。
ポータル コンテンツおよびポートレット定義は、Service Portal インスタンスで開発され、これらのオブジェクトの基となるメタデータは Content Management リポジトリに格納されます。オブジェクト定義をソース コード制御システムまたはファイル ベースのストレージにバックアップしたい場合があります。あるいは、開発システムでコンテンツを開発し、テストまたは検証を行うためにコンテンツをテスト/QA システムに転送することや、エンド ユーザが日常使用する本番システムに転送したい場合があります。
これを行うには、Portal Designer のインポート/エクスポート機能を使用します。
Portal Designer には、次のインポート/エクスポート オプションがあります。
• 指定したコンテンツをローカル ファイル システムにエクスポートする。
• Portal Designer コンテンツを含む、以前にエクスポートしたファイルを新しい Service Portal インスタンスにインポートする。
ポータル定義をローカル ファイル システムにエクスポートするには、Export アクションを使用します。このアクションは、ポータル ページだけでなく JSR 以外のポートレットに対しても使用できます。
[Export Portlets] ポップアップ ページに表示されるポートレットの前のチェックボックスをオンにすることにより、ポートレットを一括してエクスポートできます。
エクスポート ファイルは、業界標準の CIM(共通情報モデル)互換フォーマット、バージョン 2.3.1 の XML ファイルです。CIM はオブジェクト指向モデルに基づいており、統一モデリング言語(UML)で作成された用語を使用します。
ポータル ページのエクスポートは [Export Portlets] と同様に機能し、エクスポート XML ファイルの一部として、関連する定義がすべて含まれます。
ポータル オブジェクトを、エクスポートした同じ環境、またはこれらのオブジェクトを含まない他の環境にインポートするには、Import アクションを使用します。
インポートできるのは、Export Portlets および Export Portal Pages 機能を使用して作成された XML ファイルだけです。
• Overwrite:インポートにより、環境内で同じ名前を持つオブジェクトの既存の定義が、XML ファイルに含まれる定義に置換されます。
• New Only:ポータル オブジェクトがすでに存在する場合、インポートは失敗します。
インポートが完了すると、要約のページが表示されます。また、作成/更新されたポータル オブジェクトの名前を示す詳細なログも使用可能です。
インポート ユーティリティを使用してポータル オブジェクトを作成する機能は、このようなアクションに対応する機能および権限によって引き続いて制御されています。インポートを正常に実行するには、ファイル インポートを実行するユーザに適切なロールが与えられている必要があります。
権限の不足が原因で、インポートが失敗する可能性があります。次に例を示します。
• 新しいポートレットを含むポータル ページのインポート時に、ユーザが「Manage Portlets」機能を持っていない。この場合、ポートレットは作成されず、新しいポートレットを含むポータル ページのインポートも失敗します。
• 新しいカスタム コンテンツに基づいたポートレットをインポートしているときに、ユーザが「Manage Custom Content」機能を持っていない。この場合、Custom Content Table(コンテンツのカスタマイズテーブル)は作成されず、カスタム コンテンツを利用するポートレットのインポートも失敗します。
• 新しいポータル ページに指定されたポータル ページ グループに対する書き込み権限をユーザが持っていない。この場合、ポータル ページは作成されません。
サイト管理者は、Organization Designer モジュールを使用して、Portal Manager モジュールへのアクセス権をユーザに付与します。
サイト管理者は、Organization Designer モジュールで管理されるロールと機能を使用することで、Portal Designer の機能へのアクセスを制御できます。
Portal Designer に関連する標準ロールおよびそれぞれの機能を次の表に示します。
Distributed Portal Designer ロールを効果的に使用するには、ロールに対する子ロールを作成し、各子ロールの読み取り/書き込み権限を、適切なポータルおよび組織オブジェクトに付与します。
ポータル フロントエンドにアクセスするエンドユーザをサポートする標準ロール:
これらのロールのユーザが特定のポータルのページを自分のポータルに保存し、ポートレットを表示できるようにするには、そのページとポートレットへの読み取り権限が必要です。
ポートレット上のハイパーリンクを介して他のモジュールにアクセスし、ポートレット内のコンテンツを確認する必要がある場合、その他の機能と権限がユーザに必要な場合があります。