サーバ名を指定してサーバ ホストを設定したら、deadtime コマンドを使用して、サーバ グループごとに各サーバを設定できます。サーバ グループ内でデッドタイムを設定することで、AAA トラフィックを、異なる動作特性を持つ別のサーバ グループに送信できます。
デッドタイムの設定は、グローバル コンフィギュレーションに限定されません。すべてのサーバ グループの各サーバ ホストには、個別のタイマーがあります。そのため、サーバが応答せず、再送信とタイムアウトが何度も発生する場合、そのサーバは動作していない(デッド状態)と見なされます。すべてのサーバ
グループの各サーバ ホストに付属するタイマーが開始されます。基本的に、タイマーがチェックされ、サーバに対する以降の要求は(デッド状態と見なされた場合)、(設定されていれば)代替タイマーに送信されます。ネットワーク アクセス サーバがサーバからの応答を受信すると、すべてのサーバ
グループのそのサーバに関するすべての設定済みタイマー(実行中の場合)が停止されます。
タイマーが期限切れになると、タイマーが付属しているサーバは応答可能(アライブ状態)と見なされます。このサーバは、タイマーが属するサーバ グループを使用して後で AAA 要求のために試行できる唯一のサーバになります。
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1 つのサーバが複数のタイマーを持ち、異なるデッドタイム値がサーバ グループに設定されることがあるため、同時刻の同じサーバでも複数の状態(デッドとアライブ)になる可能性があります。
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(注) |
サーバの状態を変更するには、すべてのサーバ グループですべての設定済みタイマーを起動および終了する必要があります。
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新しいタイマーと deadtime 属性が追加されるため、サーバ グループのサイズはやや増えます。構造の全体的な影響は、サーバ グループの数と規模、およびその設定でサーバ グループ内でサーバを共有する方法によって変わります。