VMware ESXi 向け Cisco HyperFlex System リリース 5.5 インストール ガイド

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VMware ESXi 向け Cisco HyperFlex System リリース 5.5 インストール ガイド

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Cisco HyperFlex Systems のカスタマイズされたインストール方法

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2024年5月2日木曜日

章のタイトル： Cisco HyperFlex Systems のカスタマイズされたインストール方法

Cisco HyperFlex Systems のカスタマイズされたインストール方法

カスタマイズされたインストレーションの概要

工場出荷サーバは、VMware ESXi が事前インストールされていない状態で出荷されます。この章では、Cisco HyperFlex インストール用に工場出荷サーバを手動で準備するプロセスについて説明します。HyperFlex インストール手順に移動する前に、このプロセスを完了します。

このカスタマイズされたインストール方法を、次のシナリオで使用することができます。

  • HyperFlex クラスタにコンピューティング専用ノードを追加する。

  • Cisco HyperFlex システムを再展開します。


（注）  

カスタマイズされたインストール ワークフロー タスクは、基本的に事前構成された HyperFlex Systems の展開と同じです。違いは、このワークフローに VMware ESXi をインストールする追加タスクが含まれていることです。

事前設定されていない Cisco HyperFlex システムのインストールおよび設定のワークフロー

始める前に

Cisco HyperFlex System のインストールと設定の要件を確認します。詳細については、「インストールの前提条件」を参照してください。

手順

ステップ 1

vCenter でクラスタを削除することにより、既存の環境をクリーンアップします。Cisco UCS で、vCenter MOB エントリ、UCS Manager サービス プロファイル、および VLAN を削除します。

ステップ 2

「ソフトウェアのダウンロード」から Cisco HyperFlex Data Platform インストーラ OVA ファイルをダウンロードします。

例:

Cisco-HX-Data-Platform-Installer-v5.0.2a-41731-esx.ova

ステップ 3

HX Data Platform のインストーラを起動してサインインします。

  1. [カスタマイズされたワークフロー（Customized Workflow）] を選択します。

  2. [UCS Manager 設定の実行（Run UCS Manager configuration）] を選択して、UCS サービス プロファイルを設定します。『Cisco HyperFlex Systems Installation Guide for VMware ESXi』の「Configuring Cisco UCS Manager and HX Data Platform」のセクションに記載されている手順に従います。

ステップ 4

vMedia を使用して、新規の ESXi インストールを実行します。

（注）  

 

自動 IP アドレス割り当てに Dynamic Host Configuration Protocol（DHCP）を使用することは推奨されません。デフォルトでは、HX Data Platform Installer によって、ESXi サーバーに静的 IP アドレスが割り当てられます。DHCP を使用する場合は、適切な VLAN を使用して ESXi でネットワークを手動で設定します。

ステップ 5

HX Data Platform のインストーラを再び起動します。

  1. [カスタマイズされたワークフロー（Customized Workflow）] を選択します。

  2. [ESX 設定の実行（Run ESX Configuration）]、[HX ソフトウェアの展開（Deploy HX Software）]、および [HX クラスタの作成（Create HX Cluster）] を選択します。

ウィザードで必ず [既存のパーティションの削除（Delete Existing Partitions）] を選択してください。

VMware ESXi のインストール

サーバーには、VMware ESXi のサポートされているバージョンが必要です。最適な HX スナップショットのパフォーマンスと機能を実現するには、ESXi 7.0 U2 以降をインストールすることを推奨します。サポートされる ESXi バージョンのリストについては、最新の『Release notes for Cisco HX Data Platform』を参照してください。


重要

各 HX サーバで ESXi をインストールします。

手順

Cisco HyperFlex Data Platform のソフトウェア ダウンロード ページから VMware ESXi イメージをダウンロードします。Cisco UCS Manager を介してアクセス可能なネットワーク ロケーションを選択します。

HX カスタム ISO は、Cisco カスタム ESXi リリースに基づいています。

たとえば、 
HX-ESXi-7.0U3-21930508-Cisco-Custom-7.3.0.16-install-only.iso

次のタスク

  • Cisco UCS Manager を通じた vMedia およびブート ポリシーの構成

  • リモート KVM コンソールを開きます。

  • サーバを再起動してインストールを開始します。

  • Cisco UCS Manager を介して vMedia およびブート ポリシーの変更を元に戻します。

Cisco UCS Manager での vMedia およびブート ポリシーの設定

Cisco UCS vMedia ポリシーとブート ポリシーを設定するには、次の手順を実行します。

始める前に

HX Data Platform インストーラにログインします。Cisco UCS Manager の設定に応じて、標準クラスタ用の [クラスタの作成（Create Cluster）] ワークフローを実行します。


（注）  

サーバからサービス プロファイルの関連付けを解除する際に特定しやすくするために、Temporary という名前のクラスタを作成してください。

手順

ステップ 1

Cisco UCS Manager のナビゲーション ペインで [サーバ（Servers）] タブをクリックします。

ステップ 2

[サーバ（Servers）] > [ポリシー（Policies）] > [ルート（root）] > [下位組織（Sub-Organizations）] > [hx-cluster] > [vMedia ポリシー（vMedia Policies）] を展開します。

ステップ 3

[vMedia ポリシー HyperFlex（vMedia Policy HyperFlex）] をクリックします。

ステップ 4

設定ペインで、[vMedia マウントの作成（Create vMedia Mount）] をクリックしします。

ステップ 5

マウントの名前を入力します（例：ESX）。

ステップ 6

[CDD オプション（CDD option）] を選択します。

ステップ 7

プロトコルとして [HTTP] を選択します。

ステップ 8

[IP アドレス（IP Address）] に HyperFlex インストーラ VM の IP アドレスを入力します（例：192.168.10.210）。

ステップ 9

[変数イメージ名（Image Variable Name）] として [なし（None）] を選択します。

ステップ 10

リモート ファイルとして HX-ESXi-7.0U3-21930508-Cisco-Custom-7.3.0.16-install-only.iso と入力します。

ステップ 11

[リモート パス（Remote Path）] に /images/ と入力します。

ステップ 12

[変更の保存（Save Changes）] をクリックし、[OK] をクリックします。

ステップ 13

[構成ペイン（Configuration Pane）] で構成する HX ノードを選択し、[サーバ（Servers）] > [サービス プロファイル テンプレート（Service Profile Templates）] > [ルート（root）] > [サブ組織（Sub-Organizations）] > [hx-cluster] > [サービス テンプレート hx-nodes（Service Template hx-nodes）] を選択します。

ステップ 14

[vMedia Policy] タブをクリックします。

ステップ 15

[vMedia ポリシーの変更（Modify vMedia Policy）] をクリックします。

ステップ 16

ドロップダウン選択項目から [HyperFlex vMedia ポリシー（HyperFlex vMedia Policy）] を選択して、[OK] を 2 回クリックします。

ステップ 17

[サーバ（Servers）] > [ポリシー（Policies）] > [ルート（root）] > [サブ組織（Sub-Organizations）] > [hx-cluster] > [Boot Policy HyperFlex] を選択します。

ステップ 18

ナビゲーション ペインで、[CIMC マウント vMedia（CIMC Mounted vMedia）] というセクションを展開します。

ステップ 19

[CIMC マウント CD/DVD の追加（Add CIMC Mounted CD/DVD）] という名前のエントリをクリックします。

ステップ 20

[ブート順序（Boot Order）] リストで [CIMC マウント CD/DVD（CIMC Mounted CD/DVD）] エントリを選択し、[上へ（Move Up）] ボタンを何度かクリックして [CIMC マウント CD/DVD（CIMC Mounted CD/DVD）] エントリをリストの先頭に移動させます。

ステップ 21

[変更の保存（Save Changes）] をクリックし、[OK] をクリックします。

ステップ 22

リモート KVM コンソールを使用したインストールのモニタに進みます。

次のタスク

サブ組織 Temporary を削除します。

リモート KVM コンソールを使用したインストールのモニタ

1 つ以上のサーバのインストールの進行状況をモニタするには、リモート KVM コンソール セッションを開いてインストール状況をモニタすることを推奨します。

KVM コンソールを開くには、以下の手順を実行します。

手順

ステップ 1

Cisco UCS Manager のナビゲーション ペインで [サーバ（Servers）] をクリックします。

ステップ 2

[サーバ (Servers)] > [サービス プロファイル (Service Profiles)] > [ルート (Root)] > [サブ組織 (Sub-Organizaitons)] > [HX クラスタ (hx-cluster)] > [ラック ユニット番号 (rack-unit-number)] の順に展開します。

ステップ 3

[Work] ペインの [General] タブをクリックします。

ステップ 4

[アクション（Actions）] 領域で、[KVM コンソール（KVM Console）] をクリックします。

ステップ 5

セキュリティ アラートが表示される場合は [続行（Continue）] をクリックします。しばらくしてリモート KVM コンソール ウィンドウが開き、サーバのローカル コンソール出力が表示されます。

ステップ 6

インストール中に KVM コンソールをモニタする対象のサーバごとに、ステップ 2 ～ 4 をさらに繰り返します。

ステップ 7

VMedia とブート ポリシーの変更を元に戻す に進みます。

サーバの再起動

vMedia ポリシー、ブート ポリシー、およびサービス プロファイル テンプレートを変更した後、インストールを開始するにはサーバを再起動します。

サーバを再起動するには、次の手順を実行します。

始める前に

サーバの再起動の進行状況をモニタリングするには、リモート KVM コンソール セッションを開きます。

手順

ステップ 1

Cisco UCS Manager のナビゲーション ペインで [サーバ（Servers）] をクリックします。

ステップ 2

[機器（Equipment）] > [ラック マウント（Rack Mounts）] > [サーバ（Servers）]を展開します。

ステップ 3

[ワーク（Work）] ペインで、最初に再起動するサーバをクリックし、最後に再起動するサーバを Shift キーを押しながらクリックして、すべてのサーバを選択します。

ステップ 4

マウスを右クリックして、[リセット（Reset）] をクリックします。

ステップ 5

[OK] をクリックします。

ステップ 6

[電源の再投入（Power Cycle）] を選択し、[OK] をクリックします。

これにより、KVM コンソール ウィンドウでモニタしているサーバが即時に再起動し、リモート vMedia マウントから起動して Cisco カスタマイズ ESXi ISO をインストールします。エラー メッセージがある場合は、無視しても差し支えありません。

警告を受け取った事項：DHCP ルックアップに失敗しました。ネットワーク構成をカスタマイズするまで、このシステムにアクセスできない場合があります。

VMedia とブート ポリシーの変更を元に戻す

サーバがブート ループに陥ってインストール用 ISO ファイルから起動し続けることを防ぐには、ブート ポリシーの変更を元に戻します。

始める前に

すべてのサーバがリモート vMedia ファイルからすでに起動し、インストール プロセスが開始済みであることを確認します。

手順

ステップ 1

Cisco UCS Manager のナビゲーション ペインで [サーバ（Servers）] をクリックします。

ステップ 2

[サーバ（Servers）] > [ポリシー（Policies）] > [ルート（Root）] > [サブ組織（Sub-Organizaitons）] > [hx-cluster_name] > [ブート ポリシー（Boot Policies）] > [ブート ポリシー HyperFlex（Boot Policy HyperFlex）] を展開します。

ステップ 3

[Work] ペインの [General] タブをクリックします。

ステップ 4

[アクション（Actions）] 領域で、CIMC マウント CD/DVDをクリックします。

ステップ 5

[ブート順序（Boot Order）] リストから [CIMC マウント CD/DVD（CIMC Mounted CD/DVD）] エントリを選択し、[削除（Delete）] をクリックします。

ステップ 6

[変更の保存（Save Changes）] をクリックし、[OK] をクリックします。

次のタスク

新しいノード

過去にクラスタ内で使用したことがない新しいノードを追加する場合は、HX クラスタを拡張します。詳細については、「クラスタ拡張のガイドライン セクション」を参照してください。

既存のノードの再インストール

このノードが過去にクラスタに含まれ、何かを修正するためにイメージを再作成した場合には、Cisco TAC に連絡して指示を受けてください。

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