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目次
Prime NAM をインストールする場合は、その前に必ず次の項をお読みください。
次の項では、Cisco SRE NAM の仕様について説明します。
Cisco SRE NAM では、次の外部ソフトウェア インターフェイスをサポートします。
Cisco SRE NAM は、次の表に示す Cisco ルータ プラットフォームの任意のネットワーク モジュール スロットに配置できます。 Cisco ブランチ ルータに取り付けることができる Prime NAM は 1 つだけです。
ルータ プラットフォーム |
IOS バージョン(最小) |
---|---|
Cisco 3945E ISR |
Cisco IOS 15.1(1T) |
Cisco 3925E ISR |
Cisco IOS 15.1(1T) |
Cisco 3945 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
Cisco 3925 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
Cisco 2951 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
Cisco 2921 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
Cisco 2911 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
ルータで現在実行している IOS リリースを確認するには、show version コマンドの出力を参照します。
工場出荷時にハードウェア装着済みのすべての Cisco SM-SRE モデルは、次の表の一覧のとおりです。
モデル |
プロセッサ |
ハード ディスク |
メモリ |
eUSB フラッシュ |
---|---|---|---|---|
SM-SRE-700-K9 |
1.86 GHz シングル コア |
500 GB(SATA) |
4 GB |
2 GB |
SM-SRE-900-K9 |
1.86 GHz デュアル コア |
2 x 500 GB(SATA) |
4 GB |
2 GB |
SM-SRE のネットワーク モジュールを取り付ける必要がある場合、詳細情報については、次のマニュアルを参照してください。
ホスト ルータとネットワーク モジュールは、内部接続および外部接続にさまざまなインターフェイスを使用します。 それぞれのインターフェイスは、ルータから Cisco IOS CLI を使用して、またはモジュールからモジュールの CLI を使用して設定できます。
Cisco SRE NAM は、外部インターフェイスと内部インターフェイスの両方のトラフィックを同時にモニタリングできます。 ただし、管理トラフィックに使用できるのは、どちらか 1 つだけです。
ハードウェア インターフェイス | 適用する設定 | 使用する設定方法 | |
1 | ルータ インターフェイス(例:Gig0/0) | 標準のルータの設定 | ルータの Cisco IOS CLI |
2 | SM-SRE へのルータ側インターフェイス。 これは、ルータの sm インターフェイスです。 | モジュールの IP アドレスとデフォルト ゲートウェイのルータ | |
3 | SM-SRE の内部インターフェイス。 ギガビット イーサネット(GE)インターフェイスです。 | 他のすべてのモジュールおよび SM-SRE アプリケーション設定 | モジュールの SM-SRE CLI、GUI、Telnet、SSH インターフェイス、または SNMP |
4 | SM-SRE の外部インターフェイス。 ギガビット イーサネットインターフェイスです。 | 外部ソースからのデータ要求とデータ転送のサポート |
Prime NAM ソフトウェアのインストールを開始する前に、次を実行します。
![]() (注) |
この情報は、「ルータ上の SRE インターフェイスの設定」および「セッションの終了」で必要です。 |
ここでは、Cisco IOS CLI を使用した SRE サービス モジュールの基本的なネットワーク パラメータの設定方法について説明します。 ここでは、次のタスクについて説明します。
![]() (注) |
以下のいずれかの手順を実行中に電源が切れるか接続が切れると、通常は割り込みが検出され、システムによって復旧が試行されます。 復旧に失敗した場合は、IOS コマンドを使用してシステムを最初から再インストールします。 IOS コマンドを使用した Cisco SRE NAM のインストールを参照してください。 ネットワークモジュールは、CLI または GUI を使用して設定できます。 このドキュメントでは、CLI による設定手順について説明します。 GUI による設定手順については、GUI のオンライン ヘルプを参照してください。 |
最初の設定作業は、ホスト ルータおよび外部リンクへのネットワーク モジュール インターフェイスの設定です。 これを設定することにより、モジュールにアクセスして SRE サービス モジュールをインストールし設定できるようになります。
![]() (注) |
最初のいくつかのステップでは、ホスト ルータの CLI を開いて、ルータのモジュールへのインターフェイスにアクセスします。 次のステップで、インターフェイスを設定します。 |
ホスト ルータの CLI より
1. enable
2. configure terminal
3. interface sm slot/0
4. 次のどちらかを実行します。
5. service-module ip address module-side-ip-address subnet-mask
6. service-module external ip address external-ip-address subnet-mask
7. service-module ip default-gateway gateway-ip-address
8. end
9. copy running-config startup-config
10. show running-config
以下の show running-config コマンドからの出力の一部は、インターフェイスがどのように設定されているかを表しています。
interface sm 1/0 ip address 10.0.0.20 255.255.255.0 service-module ip address 10.0.0.21 255.255.255.0 service-module ip default-gateway 10.0.0.20
ここでは、SRE サービス モジュールのセッションを開始する方法を説明します。
![]() (注) |
アプリケーション ソフトウェアをインストールする前に、ブートローダを始動するセッションを開始します。 ソフトウェアのインストール後、アプリケーションを始動するセッションを開始します。 同時に実行できるセッションは、1 つだけです。 |
1. enable
2. service-module sm slot/0 session clear
3. service-module sm slot/0 session
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 | service-module sm slot/0 session clear 例: Router# service-module sm 1/0 session clear 例: [confirm] [OK] Router# |
このセッションのログインの障害となる既存のセッションが存在しないことを確認します。 |
ステップ 3 | service-module sm slot/0 session 例: Router# service-module sm 1/0 session Trying 172.20.98.151, 2066 ... Open Cisco Network Analysis Module (SM-SRE) NAM.domain.name login: |
指定したモジュールでセッションを開始します。 |
ここでは、SRE サービス モジュール セッションを終了する方法を説明します。
![]() (注) |
アプリケーション ソフトウェアをインストールする前に、ブートローダを始動するセッションを開始します。 ソフトウェアのインストール後、アプリケーションを始動するセッションを開始します。 同時に実行できるセッションは、1 つだけです。 CLI コマンド exit により、セッションが自動的に終了します。 |
1. NAM CLI、NAM ログイン、NAM ヘルパー、または NAM ブートローダ プロンプトから、Control-Shift-6 x を押します。
2. ルータの CLI から、次のいずれかを実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | NAM CLI、NAM ログイン、NAM ヘルパー、または NAM ブートローダ プロンプトから、Control-Shift-6 x を押します。 |
service-module セッションを閉じて、ルータの CLI に戻ります。
|
||||
ステップ 2 | ルータの CLI から、次のいずれかを実行します。
例: Router# service-module sm 1/0 session clear [confirm] [OK] Router# |
指定したモジュールのセッション接続を切断するか、サービスモジュール セッションをクリアします。 このコマンドの実行を確認するプロンプトが表示されたら、Enter キーを押します。 |
目次
Prime NAM をインストールする場合は、その前に必ず次の項をお読みください。
次の項では、Cisco SRE NAM の仕様について説明します。
Cisco SRE NAM は、次の表に示す Cisco ルータ プラットフォームの任意のネットワーク モジュール スロットに配置できます。 Cisco ブランチ ルータに取り付けることができる Prime NAM は 1 つだけです。
ルータ プラットフォーム |
IOS バージョン(最小) |
---|---|
Cisco 3945E ISR |
Cisco IOS 15.1(1T) |
Cisco 3925E ISR |
Cisco IOS 15.1(1T) |
Cisco 3945 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
Cisco 3925 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
Cisco 2951 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
Cisco 2921 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
Cisco 2911 ISR |
Cisco IOS 15.0(1)M |
ルータで現在実行している IOS リリースを確認するには、show version コマンドの出力を参照します。
工場出荷時にハードウェア装着済みのすべての Cisco SM-SRE モデルは、次の表の一覧のとおりです。
モデル |
プロセッサ |
ハード ディスク |
メモリ |
eUSB フラッシュ |
---|---|---|---|---|
SM-SRE-700-K9 |
1.86 GHz シングル コア |
500 GB(SATA) |
4 GB |
2 GB |
SM-SRE-900-K9 |
1.86 GHz デュアル コア |
2 x 500 GB(SATA) |
4 GB |
2 GB |
SM-SRE のネットワーク モジュールを取り付ける必要がある場合、詳細情報については、次のマニュアルを参照してください。
ホスト ルータとネットワーク モジュールは、内部接続および外部接続にさまざまなインターフェイスを使用します。 それぞれのインターフェイスは、ルータから Cisco IOS CLI を使用して、またはモジュールからモジュールの CLI を使用して設定できます。
Cisco SRE NAM は、外部インターフェイスと内部インターフェイスの両方のトラフィックを同時にモニタリングできます。 ただし、管理トラフィックに使用できるのは、どちらか 1 つだけです。
ハードウェア インターフェイス | 適用する設定 | 使用する設定方法 | |
1 | ルータ インターフェイス(例:Gig0/0) | 標準のルータの設定 | ルータの Cisco IOS CLI |
2 | SM-SRE へのルータ側インターフェイス。 これは、ルータの sm インターフェイスです。 | モジュールの IP アドレスとデフォルト ゲートウェイのルータ | |
3 | SM-SRE の内部インターフェイス。 ギガビット イーサネット(GE)インターフェイスです。 | 他のすべてのモジュールおよび SM-SRE アプリケーション設定 | モジュールの SM-SRE CLI、GUI、Telnet、SSH インターフェイス、または SNMP |
4 | SM-SRE の外部インターフェイス。 ギガビット イーサネットインターフェイスです。 | 外部ソースからのデータ要求とデータ転送のサポート |
Prime NAM ソフトウェアのインストールを開始する前に、次を実行します。
![]() (注) |
この情報は、「ルータ上の SRE インターフェイスの設定」および「セッションの終了」で必要です。 |
ここでは、Cisco IOS CLI を使用した SRE サービス モジュールの基本的なネットワーク パラメータの設定方法について説明します。 ここでは、次のタスクについて説明します。
![]() (注) |
以下のいずれかの手順を実行中に電源が切れるか接続が切れると、通常は割り込みが検出され、システムによって復旧が試行されます。 復旧に失敗した場合は、IOS コマンドを使用してシステムを最初から再インストールします。 IOS コマンドを使用した Cisco SRE NAM のインストールを参照してください。 ネットワークモジュールは、CLI または GUI を使用して設定できます。 このドキュメントでは、CLI による設定手順について説明します。 GUI による設定手順については、GUI のオンライン ヘルプを参照してください。 |
最初の設定作業は、ホスト ルータおよび外部リンクへのネットワーク モジュール インターフェイスの設定です。 これを設定することにより、モジュールにアクセスして SRE サービス モジュールをインストールし設定できるようになります。
![]() (注) |
最初のいくつかのステップでは、ホスト ルータの CLI を開いて、ルータのモジュールへのインターフェイスにアクセスします。 次のステップで、インターフェイスを設定します。 |
ホスト ルータの CLI より
1. enable
2. configure terminal
3. interface sm slot/0
4. 次のどちらかを実行します。
5. service-module ip address module-side-ip-address subnet-mask
6. service-module external ip address external-ip-address subnet-mask
7. service-module ip default-gateway gateway-ip-address
8. end
9. copy running-config startup-config
10. show running-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
||
ステップ 2 | configure terminal 例: Router# configure terminal |
ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | interface sm slot/0 例: Router(config)# interface sm 1/0 |
ネットワーク モジュールが常駐するスロットとポートのインターフェイス コンフィギュレーション モードを入力します。 |
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ステップ 4 | 次のどちらかを実行します。
例: Router(config-if)# ip address 10.0.0.20 255.255.255.0 例: Router(config-if)# ip unnumbered ethernet 0/0 |
モジュールへのルータ インターフェイスを指定します。 引数は次のとおりです。
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ステップ 5 | service-module ip address module-side-ip-address subnet-mask 例: Router(config-if)# service-module ip address 172.0.0.20 255.255.255.0 |
ルータへのモジュール インターフェイスの IP アドレスを指定します。 引数は次のとおりです。
このコマンドは、管理トラフィックの内部インターフェイスを選択して設定します。 このコマンドを使用すると、SRE サービス モジュール CLI で ip interface internal コマンドと ip address <address> <mask> コマンドを使用するのと同じ結果が得られます。
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ステップ 6 | service-module external ip address external-ip-address subnet-mask 例: Router(config-if)# service-module external ip address 172.0.0.30 255.255.255.0 |
モジュール上の外部 LAN インターフェイスの IP アドレスを指定します。 引数は次のとおりです。
このコマンドは、管理トラフィックの外部インターフェイスを選択して設定します。 このコマンドを使用すると、SRE サービス モジュール CLI で ip interface external コマンドと ip address <address> <mask> コマンドを使用するのと同じ結果が得られます。
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ステップ 7 | service-module ip default-gateway gateway-ip-address 例: Router(config-if)# service-module ip default-gateway 10.0.0.40 |
モジュールのデフォルト ゲートウェイ ルータの IP アドレスを指定します。 引数は以下のようになります。
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ステップ 8 | end 例: Router(config-if)# exit |
ホスト ルータのグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
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ステップ 9 | copy running-config startup-config 例: Router# copy running-config startup-config |
ルータの新規実行コンフィギュレーションを保存します。 |
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ステップ 10 | show running-config 例: Router# show running-config |
アドレス設定を検証できるようにルータの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
ここでは、SRE サービス モジュールのセッションを開始する方法を説明します。
![]() (注) |
アプリケーション ソフトウェアをインストールする前に、ブートローダを始動するセッションを開始します。 ソフトウェアのインストール後、アプリケーションを始動するセッションを開始します。 同時に実行できるセッションは、1 つだけです。 |
1. enable
2. service-module sm slot/0 session clear
3. service-module sm slot/0 session
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | enable 例: Router> enable |
ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 | service-module sm slot/0 session clear 例: Router# service-module sm 1/0 session clear 例: [confirm] [OK] Router# |
このセッションのログインの障害となる既存のセッションが存在しないことを確認します。 |
ステップ 3 | service-module sm slot/0 session 例: Router# service-module sm 1/0 session Trying 172.20.98.151, 2066 ... Open Cisco Network Analysis Module (SM-SRE) NAM.domain.name login: |
指定したモジュールでセッションを開始します。 |
ここでは、SRE サービス モジュール セッションを終了する方法を説明します。
![]() (注) |
アプリケーション ソフトウェアをインストールする前に、ブートローダを始動するセッションを開始します。 ソフトウェアのインストール後、アプリケーションを始動するセッションを開始します。 同時に実行できるセッションは、1 つだけです。 CLI コマンド exit により、セッションが自動的に終了します。 |
1. NAM CLI、NAM ログイン、NAM ヘルパー、または NAM ブートローダ プロンプトから、Control-Shift-6 x を押します。
2. ルータの CLI から、次のいずれかを実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | NAM CLI、NAM ログイン、NAM ヘルパー、または NAM ブートローダ プロンプトから、Control-Shift-6 x を押します。 |
service-module セッションを閉じて、ルータの CLI に戻ります。
|
||||
ステップ 2 | ルータの CLI から、次のいずれかを実行します。
例: Router# service-module sm 1/0 session clear [confirm] [OK] Router# |
指定したモジュールのセッション接続を切断するか、サービスモジュール セッションをクリアします。 このコマンドの実行を確認するプロンプトが表示されたら、Enter キーを押します。 |