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Cisco Prime ネットワーク解析モジュール には、ネットワーク トラフィック データのモニタリングおよび分析に役立つ複数のダッシュボードおよびツールが用意されています。 サマリー ビュー([Monitor] メニューで使用可能)でトラフィックを表示でき、より詳細な 分析 ビュー([Analyze] メニューで使用可能)を使用してさらに分析できます。
[Monitor] ダッシュボードを使用すると、ネットワーク トラフィック、アプリケーション パフォーマンス、サイト パフォーマンス、およびアラームを、ひと目でわかるように表示できます。そこから、応答時間に問題のあるアプリケーションなど、1 つのエリアを特定して [Analyze] ダッシュボードにドリルダウンし、さらに調査を行うことができます。
この章では、ネットワーク トラフィックのモニタリングと表示された情報の分析について説明します。また、Prime NAM の使用方法を説明する複数のシナリオを示します。
• 「[Response Time Summary] の使用方法」
[Traffic Summary] ダッシュボードを使用すると、[Top N Applications]、[Top N Application Groups]、[Top N Hosts (In and Out)]、[IP Distribution by Bits (or Bytes)]、[Top N DSCP]、およびネットワーク上でモニタリングされている [Top N Encapsulations] を表示できます。これは、あらゆる潜在的なデータ ソース(たとえば、SPAN、NetFlow、および WAAS)からのトラフィックを自動的にモニタリングします.[Traffic Summary] ダッシュボードには、[Monitor] > [Overview] > [Traffic Summary] からアクセスできます。
左側にある [Interactive Report] を使用して情報をフィルタリングし、特定のサイト、データ ソース、VLAN、またはレポート作成時間の配布に絞り込むことができます。基準を 1 種類だけを指定して他の基準を空白にしたり、すべての基準を指定したりできます。また、[Interactive Report] からのレートまたは累積データを表示することもできます。ビットではなくバイトのシステム プリファレンスを設定するには、[Administration] > [System] > [Preferences] に移動します。
初めて Prime NAM にログインした場合のデフォルト ビューは、[Traffic Summary] ダッシュボードで、一番上のデータ ソースがデフォルトで選択されます。
次に説明する各ダッシュボードでは、任意の色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示できます。そのメニューからは、その項目に関する詳細な情報を得ることができます。
[Top N Applications] チャートは、[Interactive Report] のフィルタ選択(それぞれのデータ レートまたは累積)に応じて、トラフィック レート(1 秒あたりのビット数または 1 秒あたりのバイト数)やトラフィック量(ビットまたはバイト)を表示できます。色付きバーの上にカーソルを置くと、直前の時間間隔に収集された 1 秒あたりのバイト数または合計バイト数が表示されます。このチャートは、アプリケーション レベル(L7 ペイロード)のビットを報告します。
色付きバーを左クリックして、コンテキストメニューから [Capture] を選択すると、このデータのキャプチャを開始できます([Capture] の詳細については、を参照)。
このチャートには、上位 N アプリケーション グループの詳しい分析と、この間隔でのトラフィック レートまたはトラフィック量が示されます。[Interactive Report] では、[ rate ] または [ cumulative ] を選択できます。レートは 1 秒あたりのビット数で累積は合計ビット数です。
このチャートは、トラフィック レート(1 秒あたりのビット数または 1 秒あたりのバイト数)やトラフィック量(バイトまたはビット)を表示します。ホスト アクティビティに関するより具体的な詳細を得るには、色付きバーを左クリックし、選択を行います。または、コンテキスト メニューから [Capture] を選択し、このデータのキャプチャを開始できます([Capture] の詳細については、を参照)。
• IP Distribution by Bits (or Bytes)
このチャートには、IP プロトコル(たとえば、IPv4 TCP)に配信されたバイトのパーセンテージが表示されます。
ヒント ビットからバイトに変更するには、[Administration] > [System] > [Preferences] の順に選択し、[Data displayed in] の選択を変更します。
このチャートには、上位 DSCP 集約グループの統計が表示されます。
このチャートには、時系列のカプセル化トラフィックが表示されます。VLAN を選択し、このチャート内から特定のカプセル化プロトコル(OTV、VxLAN、LISP などを含む)をフィルタリングして分析できます。また、特定の時間範囲でフィルタリングして、データを絞り込むことができます。デフォルトの時間範囲は 15 分です。
チャートを表形式で表示するには、チャートの左下隅にある [Show Chart/Show Table] 切り替えボタンを使用します。
データをグリッドとして表示すると、数値が [Administration] > [System] > [Preferences] で設定した内容に従って書式設定されます。そのページでは、表示する上位 N エントリの数を設定することもできます。
NAM ソフトウェアでは、応答時間の測定機能や、さまざまなユーザ エクスペリエンスに関連するメトリックが提供されます。それらは、サービスを提供するサーバに、ユーザから送られてくるモニタリングとタイムスタンプのパケットを使用して計算されます。これらのアプリケーション応答時間のメトリックは、[Response Time Summary] ダッシュボード([Monitor] > [Overview] > [Response Time Summary])で表示できます。NAM4.x では、これは、インテリジェント アプリケーション パフォーマンス(IAP)分析と呼ばれていました。
NAM が開始されると、これらのメトリックに対して自動的にデータの入力が開始されます。[Response Time Summary] ダッシュボードに最初に移動すると、デフォルトで上位のデータ ソースが選択されます。このダッシュボードは、サイト、データ ソース、VLAN、または特定の期間に関するパフォーマンスの統計を表示します。
ウィンドウの左側にある [Interactive Report] ウィンドウを使用して、表示される情報のパラメータを変更します。チャートを表形式で表示するには、チャートの右下隅にある [Show Chart / Show Table] 切り替えボタンを使用します。
• Top N Applications by Server Response Time
このチャートには、サイト内のアプリケーション、データ ソース、VLAN、またはサイト クライアント、あるいは、[Interactive Report] ウィンドウで選択したサーバに関するサーバの応答時間が表示されます。たとえば、[http] を選択すると、[Interactive Report] ウィンドウで選択したトラフィック カテゴリで示される http サーバの平均応答時間が表示されます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
• Top N Site-to-Site Network Time
このチャートには、選択したカテゴリに含まれるクライアント サイトとサーバ サイト間の上位のネットワーク時間が表示されます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
• Top N Servers By Server Response Time
このチャートには、応答時間が最長(上部に表示される項目)のサーバを示すことにより、サーバのパフォーマンスの善し悪しを表示できます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
• Top N Servers By Bits (or Bytes)
このチャートには、上位のサーバの合計ビット数またはトラフィック レートが表示されます。[Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
• Top N Clients By Transaction Time
このチャートには、クライアントごとのトランザクション時間が表示されます。応答時間が最も長いクライアントが上位に表示されます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
[Site Summary] ダッシュボード( [Monitor] > [Overview] > [Site Summary] の順に選択するとアクセスできる)には、 ネットワーク内のサイトに関する情報が表示されます。ウィンドウの左側にある [Interactive Report] を使用して、表示される情報を変更できます。サイトの詳細については、を参照してください。
[Alarm Summary] ダッシュボードに表示されるチャートは次のとおりです。
• Top N Sites by Average Transaction Time
このチャートには、サイト別の平均トランザクション時間が表示されます。
このチャートには、サイト間の上位のトラフィックが表示されます。
このチャートには、平均値が最も高い平均オピニオン評点(MOS)を持つサイトが表示されます。
MOS は、通常、1 ~ 5 の範囲であり、伝送の知覚品質を示します。ここで、1 は最低の知覚品質で、5 は最高の知覚品質の測定値を表します。MOS は期間に応じて重み付けされます。
このチャートには、トラフィック量が最も多い(最もアクティブな)サイトが表示されます。これは、特定のサイトに属するホストの送信または受信のトラフィックすべての合計です。つまり、このトラフィックにはサイト内のトラフィックも含まれます。
チャートを表形式で表示するには、チャートの右下隅にある [Show Chart / Show Table] 切り替えボタンを使用します。
[Alarm Summary] ダッシュボード([Monitor] > [Overview] > [Alarm Summary] の順に選択するとアクセスできる)には、ネットワーク内で発生する上位のアラームが表示されます。
特定の期間のネットワーク トラフィック情報を表示するには、ウィンドウの左側にある [Interactive Report] を使用します。[Interactive Report] の [Severity Selector] では、重大度が高いアラームのみ、重大度が低いアラームのみ、または重大度が高いアラームと低いアラームの両方を表示するように選択できます(これらの設定は、[Setup] > [Alarms] > [Thresholds] から行えます)。また、[Time Range] ドロップダウン メニューから目的の時間を選択するか、時間範囲をカスタマイズできます。
[Alarm Summary] ダッシュボードの任意のチャート上で、色付きバーをクリックしてコンテキスト メニューを表示することでさらに多くの情報を入手できます。
アラームまたはしきい値を設定しない場合、[Alarm Summary] ダッシュボードにはデータが表示されません。アラームおよびしきい値を設定する方法については、を参照してください。
(注) 次のような場合、発生原因が同じアラームが 2 回通知される可能性があります。
- 送信元と宛先の両方が、[Top N Site - Host Pair] チャート内の同じサイトにある場合。
- 送信元と宛先の両方が、[Top N Site] チャート内の同じサイトにある場合。
- 送信元と宛先の両方が、[Top N Site - Application Pair] チャート内の同じアプリケーションを使用する同じサイトにある場合。
(注) アプリケーションを含むしきい値が設定されていない場合(例:応答時間しきい値またはアプリケーションしきい値)、[Top N Site - Application] および [Top N Application] にはデータが含まれません。
NetFlow インターフェイス アラームはすべてのサイトに関連していないので、[Alarm Summary] ダッシュボードの 4 色のサイト アラーム チャートに表示されません。その代わり、このウィンドウの下部にある [New Alarms Raised] テーブルと [Last 50 Alarms] テーブルには、発生した NetFlow インターフェイス アラームが含まれます。
[Alarm Summary] ダッシュボードに表示される 5 つのチャートは次のとおりです。
このチャートには、選択した時間範囲内でアラームが最もトリガされた上位の N サイト(最大 10)が一覧表示されます。しきい値が設定されていない場合、このチャートにはデータがありません。チャートの下部にある番号は、アラームの数です。
しきい値は、[Setup] > [Alarms] > [Thresholds] から設定できます。上位 N のエントリは、[Administration] > [System] > [Preferences] から設定できます。
• Top N Hosts by Site and Alarm Count
このチャートには、選択した時間範囲に含まれる、サイト:ホストのペアによって全サイトにわたるホスト向けにトリガされたアラーム メッセージの数が表示されます。
• Top N Applications by Alarm Count
このチャートには、選択した時間範囲に含まれる、すべてのサイトにわたるアプリケーション向けのアラームの数が表示されます。
• Top N Applications by Site and Alarm Count
このチャートには、選択した時間範囲に含まれる、アプリケーションとサイトのペアによるアラームの最大トリガ数が表示されます。
[New Alarms Raised] テーブルには、[Interactive Report] ウィンドウで選択した間隔の間に発生したすべてのアラームが表示されます。一部のアラームは期間外に発生した可能性がありますが、まだ発生中の可能性もあります。
[Filter] ドロップダウン メニューを使用してアラームをフィルタリングできます。
[Last 50 Alarms] テーブルには、[Interactive Report] ウィンドウで選択した間隔の間に発生したアラームが表示されます。一部のアラームは期間外に発生した可能性がありますが、まだ発生中の可能性もあります。
下部にある [All Alarms] ボタンをクリックして別のウィンドウを開くことで、50 個すべてのアラームを画面のスクロールなしで表示できます。
このウィンドウおよび [All Alarms] ウィンドウの両方で [Filter] ボタンを使用して、入力した基準を満たすアラームだけを表示することもできます。
Prime NAM では、パフォーマンス統計情報を集約し、整理できるサイトを定義できます。ネットワーク分析データのビューを特定の都市、建物、または建物の階に制限するには、サイト機能を使用できます。
図 4-1 は、ネットワーク内のさまざまな場所にある複数のデータ ソースを分析する集中型 NAM の導入形態を図示したものです。
このような導入形態の場合には、SanJose-Campus、SanJose-Datacenter、NewYork-NetFlow-Bldg1、NewYork-WAAS-Bldg2 など複数のサイトを作成できます。サイト設定に一致しないデータは、デフォルト サイトに表示されます。これにより、モニタリングおよびトラブルシューティングに関するビューや情報が区分けされるため、目的の特定領域にドリルダウンできます。
また、サイトを定義する際には複数タイプのデータ ソースを指定することも可能です。その場合には、すべてのネットワーク トラフィックを集約して表示できます。
事前定義された Unassigned Site を使用すると、ユーザ定義のサイトを設定することなく NAM を簡単に起動できます。いずれのユーザ定義サイトにも属さないホストは、自動的に Unassigned Site の所属となります。
[Setup] > [Network] > [Sites] を選択して、サイトを作成、表示、編集できます。Unassigned Site は変更できません。
インタラクティブ ダッシュボードは、San Jose または New York サイトにドリル ダウンして上位のアプリケーション、ホスト、カプセル化、DSCP、アプリケーション応答時間を調べるために使用できます。
ダッシュボードの各チャートから、コンテキスト メニューにアクセスすると、さらにドリル ダウンして詳細なアプリケーション、ホスト、カンバセーションのトラフィックなどのデータを分析できます。
Prime NAM では、グラフ、チャート、および詳細ビューを使用してネットワーク トラフィック データを分析する多くの方法が提供されています。
• 「Host」
• 「NetFlow Interface Traffic Analysis」
• 「DSCP」
• 「カプセル化」
選択した期間の特定のサイトに関するトラフィック レベルを表示するには、[Analyze] > [Traffic] > [Site] を使用します。次も表示することができます。
• アプリケーションの配信:NAM がこの期間にこのサイトのアプリケーション トラフィックの量を分類する基準を示します。
[Application Analysis] ウィンドウには、選択した期間内の特定のアプリケーションのトラフィック レベルの概要が表示されます。これは、 [Analyze] > [Traffic] > [Application] のメニュー オプションから利用できます。次の内容が表示されます。
• 選択した期間中、そのアプリケーションでトラフィックを送受信する上位のホスト
• Application Configuration:NAM がパケットをそのアプリケーションとして分類する基準を表示します。通常、この基準はアプリケーションを識別する TCP か UDP、またはその両方のリストです。一部のアプリケーションは、ヒューリスティックまたはその他の状態ベースのアルゴリズムによって識別されることに注意してください。
[Top N Hosts - Traffic In] または [Top N Hosts - Traffic Out] チャートで、色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示し、[Hosts Detail] を選択することで、全ホストに関する詳細情報を含む [All Hosts] ウィンドウが表示されます。 表 4-2 では、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。
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[Host Traffic Analysis] ウィンドウには、時間の経過に伴う特定のホストの入力と出力の概要が表示されます。これは、[Analyze] > [Traffic] > [Host] のメニュー オプションから利用できます。次の内容が表示されます。
[Top N Applications] チャートで、色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示し、[Applications Detail] を選択することで、全アプリケーションに関する詳細情報を含む [All Applications] ウィンドウが表示されます。 表 4-3 では、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。
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Netflow パケットを NAM にエクスポートしているスイッチまたはルータの個々のインターフェイス用に収集したデータを表示するには、[NetFlow Interface Analysis] ページを使用します。表示される情報は、収集が作成された以降か、NAM が再起動された以降に収集された、合計データを表します。
最初に NetFlow インターフェイスの容量を設定し、チャート内の使用状況および NetFlow インターフェイス リスト上のインターフェイス名の両方を表示する必要があります。設定手順については、「NetFlow Interface Traffic Analysis」を参照してください。
SNMP RO(または RW)コミュニティ ストリングを NetFlow データ ソースに与えることもできます。そうすると、NAM が NetFlow インターフェイスの容量をいっぱいに満たします。[Setup] > [Traffic] > [NAM Data Sources] を選択し、コミュニティ ストリングを入力します。詳細については、またはを参照してください。
NetFlow インターフェイス分析を表示するには、[Analyze] > [Traffic NDE Interface] の順に選択します。デフォルトのビューは、[Interface View] です。
チャート内のトラフィックを表示するには、[Interface Selector] からインターフェイスを選択します。NetFlow データ ソース名の左側にある矢印アイコンをクリックし、すべてのインターフェイスを表示して、データを表示するインターフェイスを選択します。
[Group View] タブに移動すると、すべてのインターフェイスおよび NetFlow データ ソースが 2 つの静的グループにグループ分けされているのがわかります。各グループからインターフェイスを組み合わせて選択し、[Submit] ボタンをクリックできます。そうすると、右側のチャートでは、メトリックがまとめられ、グループごとに表示されます。
(注) チャートにデータが表示されず、「Interface needs to be selected」というメッセージが表示される場合は、まだインターフェイスが選択されていません。
いったんインターフェイスを選択すると、次のチャートにデータが入力されます。
• Interface Traffic (Ingress % Utilization and Egress % Utilization)
• Top N Applications - Ingress
インターフェイス速度は [Interface capacity table] によって手動で入力するか、あるいは、データ ソース テーブルに NetFlow デバイスの SNMP 設定が入力されている場合は自動的に設定することができます。
[Top N DSCP Aggr - Ingress] および [Top N DSCP Aggr - Egress] チャートで、色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示し、[DSCP Detail] を選択することで、[All DSCP] ウィンドウが表示されます。このウィンドウは、メニューから [Analyze] > [Traffic] > [DSCP Traffic] を選択し、右側にある [All DSCP] ボタンをクリックしても、表示されます。
表 4-4 は、[All Applications] ウィンドウに表示されるフィールドとその説明をまとめたものです。
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トラフィック レート、1 秒あたりのバイト数。[Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます。 |
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差別化サービスのモニタリング(DiffServ)は、差別化サービス コード ポイント(DSCP)値のネットワーク トラフィック使用状況をモニタするように設計されています。
DSCP グループをモニタリングするには、少なくとも 1 つの集約プロファイルと、各プロファイルに関連付けられた 1 つまたは複数の集約グループを設定する必要があります。集約プロファイルを設定する方法の詳細については、を参照してください。
[Analyze] > [Traffic] > [DSCP Traffic Analysis] に移動すると、DSCP 情報をモニタできます。提供されるデータは次のとおりです。
• 選択した DSCP グループに関する、時間の経過に伴うトラフィック量
Prime NAM が収集したカプセル化トラフィックを分析できます(セットアップに関しては、 を参照)。この項では、次の使用例について説明します。
• 収集されたカプセル化データの表示:「収集された URL の表示」 を参照してください
• さまざまなカプセル化のフィルタリング:「URL 収集リストのフィルタリング」 を参照してください
NAM が収集した URL を分析できます(セットアップに関しては、を参照)。
これは、ネットワークで使用されている URL を決定し、それらの URL に関連付けられているアプリケーションを調べる上で役立ちます。
ステップ 1 [Analyze] > [Traffic] > [URL Hits] を選択します。
収集された URL を含む [URL Hits] ウィンドウが表示されます。 表 4-5 では、カラムについて説明しています。
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(注) 同時にアクティブになれる URL 収集リストは 1 つのみです。データ ソースは、情報目的でのみ使用されます。
ステップ 1 [URLs] ウィンドウ([Analyze] > [Traffic] > [URL Hits])のドロップダウン リストから、URL のどの部分をフィルタするのかを選択します。
• Host :このフィルタは、収集された URL のホスト部分にのみ適用されます。
• Path :このフィルタは、収集された URL のパスの部分のみに適用されます。
• Arguments :このフィルタは、収集された URL の引数部分にのみ適用されます。
ステップ 3 [Filter] をクリックしてフィルタを適用します。
(注) 表示フィルタを削除し、収集されたすべての URL を表示するには、[Clear] をクリックします。
各サイト(すべての未割り当てサイトを含む)のデータを表示し、1 秒あたりのパケット数および 1 秒あたりのビット数の詳細を確認します。特定の属性を正確に示すためにインタラクティブ レポート フィルタを使用します。このデータに対するフィルタの時間制限はありません。
すべてのサイトまたは選択したサイトのサイト トラフィックを表示します。2 つのデバイス間のサイト トラフィック データを正確に示すには、インタラクティブ レポート フィルタを選択します。
[All Applications] ウィンドウおよびすべてのアプリケーションに関する詳細情報を表示し、特定のアプリケーションまたはその他のフィルタ属性でフィルタリングするには、インタラクティブ レポート フィルタを使用します。
[All Application Groups] ウィンドウおよびすべてのアプリケーション グループに関する詳細情報を表示するには、[Top N Application Groups] チャートの色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示し、[Application Groups Details] を選択します。 表 4-6 は、[All Applications] ウィンドウに表示されるフィールドとその説明をまとめたものです。
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発生した特定のアプリケーションのトラフィックをアプリケーションを使用している個々のホストごとに表示します。表示する期間や、アプリケーション、サイト(オプション)、データソース(オプション)、および VLAN(オプション)を指定できます。
NAM がサポートするのは、[Host Conversations]、[Network Conversation]、[RTP Streams]、[Voice Calls Statistics]、[Calls Table]、および [RTP Conversations] の 1 時間のフィルタの最大 [Time Range] のみです。
選択した期間、および指定したサイトかデータ ソース(またはその両方)に関するトラフィック レートによる上位のアプリケーションを表示します。
上位アプリケーション トラフィックの詳細ビュー には、時間間隔内に実行されているすべてのアプリケーションが表示されます。色分けされた凡例は、どのようなアプリケーションが実行されているを示します。
[Display Other] チェックボックス("Top Application Traffic" という見出しの下にある)は、N リストにないアプリケーションのデータに対応しています。このチェックボックスをオンにした場合、チャートは N 個のアプリケーションのデータに加えて「他の」データを表示します。
時間の経過に伴う特定のホストの入力および出力を表示します。表示される情報のパラメータを変更するには、[Interactive Report](ウィンドウの左側)の [Filter] ボタンを使用します。
特定のホストのすべてのカンバセーションの詳細リストを表示します。
• アプリケーション、カプセル化、およびトラフィック レート情報を含む、選択したホストとの間でパケットを送受信しているホストのテーブル。
表示される情報のパラメータを変更するには、[Interactive Report](ウィンドウの左側)の [Filter] ボタンを使用します。
NAM がサポートするのは、[Host Conversations]、[Network Conversation]、[RTP Streams]、[Voice Calls Statistics]、[Calls Table]、および [RTP Conversations] の 1 時間のフィルタの最大時間範囲のみです。
すべてのネットワーク カンバセーション(パケットとバイトの情報を含む)の詳細な分析を表示します。
表示される情報およびターゲット データを変更するには、[Interactive Report] の [Filter] ボタンを使用します。
NAM がサポートするのは、[Host Conversations]、[Network Conversation]、[RTP Streams]、[Voice Calls Statistics]、[Calls Table]、および [RTP Conversations] の 1 時間のフィルタの最大 [Time Range] のみです。
DiffServ コード ポイント(DSCP)値のすべてのネットワーク トラフィック使用状況詳細な分析を表示します。[Analyze] > [Traffic] > [Detailed Views] > [DSCPs] を選択します。
表示される情報およびターゲット データを変更するには、[Interactive Report] の [Filter] ボタンを使用します。
[Analyze] メニューの下で使用できるチャートは、時間の経過に伴って発生する統計情報を表示します。次に示すように、ズーム/パン機能を使用して、開始または終了をドラッグして時間間隔または分散を変更できます。
ズーム/パン チャート上で時間間隔が変更されると、ウィンドウの下部のチャートに表示されているデータに影響がおよびます。ズーム/パンの時間間隔は、ドリルダウンのナビゲーションにも影響をおよぼします。ズーム/パンの時間間隔が変更されると、そのダッシュボードからのコンテキスト メニューのドリルダウンにズーム/パンの時間間隔が使用されます。
(注) ズーム/パンできるバー チャートでは、各ブロックは前の間隔の間に収集されたデータを表します(各ブロックの下に表示されるタイムスタンプは時間範囲の終了です)。したがって、目的のデータをウィンドウの下のチャートに入力するには、予想よりもさらに 1 ブロック、ズーム/パンをドラッグする必要がある場合があります。
Prime NAM により、展開前と展開後のシナリオ向けに WAN トラフィックを圧縮および最適化する WAN の最適化機能を理解できます。これは、最適化されたトラフィックおよびパススルー トラフィックに適用されます。
• 「最適化のための Top Talkers Detail を使用したトラフィックの分析」
• 「WAAS 最適化後のアプリケーション パフォーマンスの分析」
• 「複数のセグメント間での WAAS トラフィックのモニタリング」
• 「WAAS 単一セグメント トラフィックのモニタリング」
(注) WAAS のデータをモニタするには、WAAS の正しいデータソースを選択する必要があります。
アプリケーションが最適に実行されるようにするには、次の手順の概要を使用して最良の処置を決定します。
• アプリケーション パフォーマンスの課題のあるサイトを識別します
• 最適化された WAN トラフィックをトラブルシューティングします
WAN が最適化されていることを確認するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 アプリケーション パフォーマンスの課題のあるサイトを識別するには、[Monitor] > [Site Summary] を選択します。
サイトが識別されない場合は、不明サイトのカテゴリを使用するか、または、サイトを作成する方法について確認するために、 を参照できます。
ステップ 2 最高平均トランザクション時間および最高トラフィック レートのサイトを検索します。
ステップ 3 アプリケーション パフォーマンスを定量化するには、次の手順を実行します。
a. [Monitor] > [Response Time Summary] を選択します。
b. 特定の場所および異なる時間範囲(1 日と 1 週間)などの重要な領域を対象とするフィルタを設定します。これにより、分析するデータに正確に焦点を当てることができます。
c. サーバ応答時間が最高のアプリケーションを右クリックして、[Analyze Application Response Time] を選択します。
d. インタラクティブ フィルタを使用して、フィルタの時間範囲を指定します。考えられるピーク時間を考慮に入れて、1 日の範囲以上でデータを表示することを推奨します。
e. 低パフォーマンスのアプリケーションを識別し、ネットワーク タイム、サーバ応答時間、およびデータ転送時間によって応答時間を定量化します。
ステップ 4 WAN 最適化の影響を検証するには、次の手順を実行します。
a. [Analyze] > [WAN Optimization] > [Application Performance Analysis] の順に選択します。
b. WAN Opt Impact 分析フィルタ(左側のペイン)最小化します。
c. アプリケーションの 1 つを最適化した結果を表示します(たとえば、HTTP ブラウザを使用して、トランザクション時間が短縮されてエンド クライアント エクスペリエンスが改善されているかどうか、圧縮率が軽減されて WAN の使用状況が改善されているかどうか、平均同時接続数が減少し、接続の再利用によってサーバの使用状況が改善されているかどうかを判断します)。
ステップ 5 WAN 最適化の継続的なモニタリングを実行し、最適化された WAN トラフィックをトラブルシューティングするには、次の手順を実行します。
a. [Analyze] > [Conversation Multi Segment] を選択します。
b. サーバ、WAN、およびクライアント ネットワーク セグメントの遅延および帯域幅の測定の詳細を表示します。
WAAS デバイスを展開するプロセスの中で、WAAS の計画と設定に役立つデータを取得できます。
このウィンドウを使用すると、WAAS 最適化前の WAN データ ソースからの上位のアプリケーション、ネットワーク リンク、クライアント、およびサーバの応答時間および同時接続数を表示することができます。
最適化のために Top Talkers Detail を使用してトラフィックを分析するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Analyze] > [WAN Optimization] > [Top Talkers Detail] を選択し、最適化のために分析するトラフィックを選択するために [Interactive Report] ウィンドウを使用してデータをフィルタリングします。
データ ソースが SPAN、PA、または WAAS の場合、パケット ヘッダーを含みません。データ ソースが NetFlow の場合、パケット ヘッダーを含みます。
(注) [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
次に、その結果に基づいて、WAAS 製品を設定してネットワークを最適化できます。
WAN 最適化を使用すると、WAAS 最適化後の WAN データ ソースからの応答時間、同時接続数、トラフィック量および圧縮率を表示できます。WAAS トラフィックを分析するには、[Analyze] > [WAN Optimization] > [Application Performance Analysis] の順に選択します。
• 「トランザクション時間の比(クライアント エクスペリエンス)」
• 「平均同時接続数(最適化後とパススルー)を使用した容量の計画」
• 「Multi-Segment Network Time (Client LAN - WAN - Server LAN) を使用した使用率の最適化」
このチャートを使用してクライアント トランザクション時間を比較できます。それには、クライアントの平均トランザクション時間が表示されます。1 つの線がパススルー トラフィック(最適化がオフになっている)を表し、2 つめの線が最適化されたトラフィックを表します。一定期間に最適化を設定したら、2 つの線を比較し、チャート内で垂直に落ち込んでいる場所を確認できます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
指定時間中の同時接続数を使用して、ピークおよびオフ期間の識別に役立てることができます。この情報は、容量を計画するときに使用できます。
遅いパフォーマンスの問題を識別するために、複数セグメント間でのネットワーク時間を使用できます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
複数のセグメント間で WAAS トラフィックをモニタするには、[Conversation Multiple Segments] ウィンドウを使用します。このウィンドウでは、異なるデータ ソースの相関データが示され、ユーザは、複数の WAAS セグメント(データ ソース)の応答時間メトリックを参照し、比較できます。このウィンドウには、[Analyze] > [WAN Optimization] > [Conversation Multi-segments] からアクセスできます。
このウィンドウには、該当するセグメントからの、選択されたサーバまたはクライアントとサーバのペアのネットワーク時間、サーバの応答時間、およびその他のメトリックが表示されます。すべてのセグメントの関連するメトリックは、クライアントとサーバのカンバセーションごとに 1 行に結合されます。
単一のセグメントで WAAS トラフィックをモニタするには、[Conversation Single-Segments] ウィンドウを使用して異なるデータ ソースからのデータを表示するか、または異なる WAAS セグメント(データ ソース)からの応答時間メトリックを表示および比較します。このウィンドウには、[Analyze] > [WAN Optimization] > [Conversation Single-Segment] からアクセスできます。
このウィンドウには、選択されたサーバまたはクライアントとサーバのペアのネットワーク時間、サーバの応答時間、およびその他のメトリックが表示されます(セグメントごとに 1 行)。
NAM では、クライアントとサーバとの間の TCP パケット フローがモニタリングされ、応答時間データが測定されて、アプリケーション応答時間(ART)およびネットワークの遅延が、よりわかりやすく提示されます。Prime NAM の応答時間モニタリングによって、エンドツーエンドの応答時間が提示され、ユーザは、潜在的なネットワーク遅延およびアプリケーション遅延を見つけやすくなります。
(注) Prime NAM では、IPv6 の応答時間モニタリングをサポートします。
ユーザは、アプリケーション パフォーマンスを改善するため、ネットワーク時間、クライアントの応答時間、サーバの応答時間、および合計のトランザクション時間を測定するように NAM を設定できます。図 4-2 に、ユーザがモニタできるデータおよびトリップ時間が NAM によって収集される、ネットワーク パケット フローのさまざまなポイントを示します。これは、測定値のサブセットのみを表す一例です。
図 4-3 に、アプリケーション応答時間に対する合計トランザクション時間を示します。
表 4-7 に、Prime NAM によって測定される ART メトリックのリストを示し、説明します。
アプリケーション応答時間のメトリックは、[Response Time Summary] ダッシュボード([Monitor] > [Response Time Summary])から利用できます。ここでは、データの概要ビューを表示できます。
時間の経過に伴って応答時間データを分析するには、[Analyze] > [Response Time] にあるから選択します。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] に移動すると、次のいずれかを選択できます。それぞれに応答イベントの詳細リストが含まれています。
• 「Server Application Transactions」
• 「Client-Server Application Responses」
• 「Client-Server Application Transactions」
• 「Client-Server Network Responses」
[Application Analysis] ウィンドウでは、時間の経過に伴う特定のアプリケーションのパフォーマンスを表示できます。このウィンドウには、[Analyze] > [Response Time] > [Application] からアクセスできます。
[Transaction Time] チャートには、選択したアプリケーションのトランザクションの平均時間が表示されます。これは、ネットワーク時間、サーバ応答時間、およびデータ時間という 3 つのコンポーネントに分割されます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、時間の経過に伴う情報を表示できます。
次は、[Top Clients] および [Top Servers] のチャートです。これらのチャートには、選択したアプリケーションのほとんどのトラフィックがとともに、クライアントおよびサーバが表示されます。
(注) [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
クライアント サイトとサーバ サイトを選択すると、チャートに、クライアント サイトとサーバ サイト間のネットワーク リンクのトランザクション時間が表示されます。これには、[Analyze] > [Response Time] > [Network] からアクセスできます。
(注) アプリケーションを指定しないと、チャートには、トランザクション時間ではなくネットワーク時間が表示されます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、サイト間のネットワーク リンクに関する情報を表示できます。
[Top Clients] および [Top Servers] チャートには、ネットワーク リンク経由で通信する上位のクライアントとサーバが表示されます(ビットまたはバイト単位)。
左側の [Interactive Report] から [Client Site] および [Server Site] を選択し、分析するサーバの IP アドレスを入力します。[Server Transaction Time Composition] チャートには、ネットワーク時間、サーバ応答時間、データ時間、およびトランザクション時間が表示されます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、サーバのパフォーマンスに関する情報を表示できます。
[Top Client] には、選択したサーバと通信する上位のクライアントが表示され、[Server Top Clients Sites] には上位のクライアント サイト(トラフィック ビット)が表示されます。
(注) [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
[Interactive Report Filter] にクライアントの IP アドレスとアプリケーションを入力したら、[Client Transaction Time Composition] チャートで、そのクライアントのトランザクション時間を分析できます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、時間の経過に伴うクライアントのパフォーマンスを表示できます。
[Clients Top Applications] チャートには、選択したクライアントによって最も使用されているアプリケーションが表示され、[Top Servers] チャートには、クライアントによって最も使用されているサーバが表示されます。
[Interactive Report] にクライアントの IP アドレスとサーバの IP アドレスを入力したら、[Client-Server Transaction Composition Over Time] チャートで、選択したクライアントとサーバ間のトランザクション時間を分析できます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、クライアント/サーバのトランザクション情報を表示できます。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Server Application Responses] の順に選択すると、[Server Application Responses] テーブルが表示されます。
データの列をクリックすると、[Response Time Details] を選択して詳細を表示できます。
表 4-8 に、[Server Application Responses] ウィンドウの各フィールドの定義を示します。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Server Application Transactions] の順にクリックすると、[Server Application Transaction] ウィンドウが表示されます。
[Server Application Transactions] ウィンドウでは、サーバ アプリケーション トランザクション応答時間(ART)ごとの要約が示され、サーバ IP アドレス、使用されるアプリケーション、および、次の時間についての、最小応答時間、平均応答時間、最大応答時間が表示されます。
(注) NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
表 4-9 に、[Server Application Transactions] ウィンドウの各フィールドの定義を示します。
[Server Network Responses] ウィンドウには、サーバとスイッチとの間の、ネットワークの接続と応答について表示されます。[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Server Network Responses] からアクセスできます。
(注) NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
表 4-10 に、[Server Network Response Times] ウィンドウの各フィールドの定義を示します。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Client-Server Application Responses] の順にクリックすると、[Client-Server Application Responses] ウィンドウが表示されます。
[Client-Server Application Responses] ウィンドウが表示されます。 表 4-11 に、[Client-Server Application Responses] ウィンドウの各フィールドの定義を示します。
(注) NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
[Client-Server Application Transactions] ウィンドウでは、サーバ アプリケーション トランザクション応答時間(ART)ごとの要約が示され、サーバ IP アドレス、使用されるアプリケーション、および、次の時間についての、最小応答時間、平均応答時間、最大応答時間が表示されます。
(注) NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Client-Server Application Transactions] の順にクリックすると、[Client-Server Application Transaction] ウィンドウが表示されます。ユーザは、[TopN Chart] を参照し、最もアクティブなネットワークを参照することもできます。
表 4-12 に、[Client-Server Application Transactions] ウィンドウの各フィールドの定義を示します。
[Client-Server Network Responses] ウィンドウには、サーバとクライアントとの間の、ネットワークの接続性(ネットワーク フライト時間とも呼ばれる)に関する情報が示されます。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Client-Server Network Responses] の順に選択すると、[Client-Server Network Responses] ウィンドウが表示されます。
NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
表 4-13 に、[Server-Client Network Response Time] ウィンドウのフィールドについて説明します。
インターフェイスの情報、システム状態の情報、および Network Based Application Recognition(NBAR)データを表示できます。[Analyze] > [Managed Device] ウィンドウを使用します。管理対象デバイスの分析のメニュー選択は次のとおりです。
• 「状態」
• 「NBAR」
• 「Interface Statistics Over Time」
インターフェイスのパケット配布状況の詳細を参照するには、[Analyze] > [Managed Device] > [Interface] の順に選択します。[Interfaces Stats] テーブルが表示され、全インターフェイスにおける合計パケット配布状況が表示されます。選択したインターフェイスに応じて、テーブルの下のチャートはその情報によってリフレッシュされます。左側にある [Interactive Report] および [Filter] ボタンを使用して、表示される時間範囲を変更します。[Discards] および [Errors] は 1 秒あたりのパケット数で測定されます。
[Interfaces Stats] テーブルに含まれるフィールドについては、 表 4-14 で説明します。
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Interface Statistics Over Time
[Interface Statistics] テーブル内でインターフェイスを選択すると、そのインターフェイスの統計が [Interface Statistics] テーブルの下のグラフで更新されます。
グラフに表示したい情報に関するチェックボックスをオンにすることができます。
• Packets:In Packets (inUcastPkts + inNUcastPkts )、Out Packets (outUcastPkts + outNUcastPkts)
• Discards:In Discards、Out Discards
(注) [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
NAM を使用すると、システムの状態データを参照できます。スイッチまたはルータについて収集されたシステム状態データを参照するには、メニューから [Analyze] > [Managed Device] > [Health] を選択します。
(注) この項は、NAM-NX1 を除くすべての NAM プラットフォームに適用されます。
[Chassis Health] ウィンドウには、CPU 使用率とバックプレーン使用率という 2 つのリアルタイム グラフが表示されます。
• ピーク時間(たとえば、2007 年 10 月 1 日、月曜日、15:26:55)
[Health] ウィンドウにも、次の情報のマトリクスが表示されます。
• ファンのステータス([other]、[ok]、[minorFault]、[majorFault]、[unknown])
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[Chassis Information] ウィンドウが表示されます。
このオプションでは、クロスバー スイッチング ファブリックが示されます。 表 4-17 を参照してください。
Ternary Content Addressable Memory(TCAM)の使用状況の情報を示します。 表 4-18 に、TCAM 情報のリストと説明を示します。
ご使用のデバイスがルータの場合、[Router Health] ウィンドウに、次のオプションを含むドロップダウン ボックスが表示されます。
[Router Health] ウィンドウには、ルータの状態に関するリアルタイムのグラフと情報が表示されます。 表 4-19 に、[Router Health] ウィンドウの内容を示します。
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• inputVoltage:電源モジュールのいずれかで入力電力が失われました |
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[Router Information] ウィンドウには、ルータの情報が表示されます。 表 4-20 では、[Router Information] ウィンドウのフィールドについて説明します。
NAM を使用すると、Network Based Application Recognition(NBAR)プロトコル検出データを参照できます。スイッチまたはルータで収集される NBAR データを参照するには、[Analyze] > [Managed Device] > [NBAR Protocol Discovery] を選択します。
NBAR がスイッチまたはルータで有効になっていない場合、NBAR をサポートする IOS バージョンを使用しないと NBAR 情報を表示できないというメッセージが表示されます。正しい IOS バージョンを取得したら、[Setup] > [Managed Devices] > [NBAR Protocol Discovery] から機能を有効にできます。
(注) この項は、NAM-NX1 を除くすべての NAM プラットフォームに適用されます。
[Analyzing Media] に関するメニュー選択は次のとおりです。
RTP ストリーム情報、ストリームのサマリー統計、および間隔ごとの統計情報を表示するには、RTP ストリームを使用します。
• Source IP Address and Port:RTP ストリームの発信者の IP アドレスおよび UDP ポート。
• Destination IP Address and Port:RTP ストリームの受信者の IP アドレスおよび UDP ポート。
• SSRC:RTP ストリームの RTP ヘッダーに表示される同期ソースの数。
これは、RTP ストリームの全期間の RTP ストリームの概要を示します。
• Duration:RTP ストリームの期間。これは、ストリームの全期間ではない可能性があります。全期間かどうかは、RTP ストリームの詳細ウィンドウを起動したウィンドウの表示時間間隔に依存します。
• Worst / Duration Weighted / Max MOS:ストリームの間隔ごとのレポート間で最も低いスコア、期間を考慮に入れたの間隔ごとの全レポートのスコア、および間隔ごとのレポート間で最も高いスコア。
(注) 期間による重み付けは、次の式で計算されます。
SUM (per-minute-mos * duration) / SUM (duration)
• Worst / Duration Weighted / Min Jitter:ストリームの間隔ごとのレポート間で最大のジッター、間隔ごとのすべてのレポートのジッターで期間を考慮に入れたもの、および間隔ごとのレポート間で最小のジッターの値。
(注) 期間による重み付けは、次の式で使用されます。
SUM(per-interval-jitter * duration) / SUM(duration)
• Worst / Overall / Min Actual Packet Loss:NAM が確認しない RTP パケットの損失率、および受信エンドポイントのバッファ能力を超えて到着した RTP パケット。これには、間隔ごとのレポート間で最高のパーセント値、間隔ごとの全レポートの総パケットに対するパケット損失の合計、および間隔ごとのレポート間で最低のパーセント値が含まれます。
• Worst / Overall / Min Actual Packet Loss:上記と同様ですが、損失のパーセントには、NAM が確認しなかった RTP パケットのみが含まれます。
• Worst / Total / Min Concealment Seconds:ストリームの期間中に NAM がパケット損失を検出した秒数。これには、間隔ごとのレポートの中で最も短い隠蔽秒数、ストリームの全期間の総隠蔽秒数、分ごとのストリーム レポートの中で最も長い隠蔽秒数が含まれます。
• Severe Concealment Seconds:上記と同様で、秒に 5% を超える損失が発生している場合に厳しい条件を満たします。
このテーブルには、各間隔で NAM によって計算された間隔ごとの統計情報が表示されます。このテーブルには、次のカラムがあります。
• Report Time:統計が計算された時間。これは間隔の終了時刻です。
• Report Duration:レポート間隔の間のストリーム期間。
• Worst MOS:3 秒 MOS スコア内でのストリームの最小スコア。NAM は、3 秒ごとにストリームの MOS 値を内部的に評価します。これは、その中で最低のスコアです。
• Average MOS:間隔に含まれるストリームの期間中の 3 秒スコア値の平均スコア。この値は、NAM の中で Duration Weighted MOS 値を取得するのに使用されます。
• Jitter:予想時間と比較した場合のパケットの到着時間の変動
• Actual Packet Loss percentile;NAM が確認しなかったパケットのパーセント値。
• Adjusted Packet Loss percentile:到着が遅すぎたためにエンドポイントでペイバックする前にバッファに入ることができなかったパケットを損失した、実際のパケットを含むパケットのパーセント値。
• Concealment Seconds:NAM がパケット損失を確認した秒数。
RTP ストリームをモニタするには、[Analyze] > [Media] > [RTP Streams] の順に選択します。このページには次の方法でもアクセスできます。
• [RTP Conversation] テーブルから特定のストリームをクリックする
• [Call Detail] ウィンドウから、コールに関係があるストリームをクリックする
このウィンドウでは、サイト、データ ソース、または VLAN のいずれかが必要です。
このウィンドウで使用できる 5 つのチャートは次のとおりです。
• RTP Streams :選択した間隔の中で、優良、良、十分、不良の品質範囲に含まれるストリームの数。
• Top N Source End Points :選択した間隔の中で、最も低い期間による重み付け MOS を生成したエンドポイント。
• Top N Destination Endpoints :選択した間隔の中で、最も低い期間による重み付け MOS を経験したエンドポイント。
• Top N RTP streams :選択した間隔の中で、最も低い期間による重み付け MOS を含むエンドポイント。
• Top N RTP streams by Adjusted Packet Loss :選択した間隔の中で、全体的な調整後パケット損失率が最も高かった RTP ストリーム。
音声の品質をモニタするには、[Analyze] > [Media] > [Voice Call Statistics] を選択します。チャートには、音声の品質の概要が表示されます。
• Voice Call Statistics :選択した間隔の中で、それぞれの間隔におけるシグナリング プロトコル(SCCP、SIP、MGCP、および H.323)ごとのコール数。
• Top N End Points by Jitter (ms) :選択した間隔の中で、ジッターを報告したエンドポイントで平均値が最大のエンドポイント。
• Top N End Points by Packet Loss (%) :選択した間隔の中で、パケット損失を報告したエンドポイントで平均値が最大のエンドポイント。
• Top N Calls by Jitter (ms) :選択した間隔の中で、エンドポイントが報告したジッターが最も長かったコール。
• Top N Calls by Packet Loss (%) :選択した間隔の中で、エンドポイントが報告したパケット損失率が最も多かったコール。
[Calls Table] には、音声シグナリング プロトコルのペイロードを検査することで NAM が検出したコールが表示されます。このテーブルがデータを持つには、NAM が次の内容を確認できる必要があります。
• SCCP プロトコル:コールの Call Information メッセージ。
• SIP プロトコル:コールの SIP INVITE メッセージ。SIP プロトコルは、コール レッグにより検出されることに注意してください。
• H.323 プロトコル:コールの Call SETUP。
• MGCP プロトコル:コールの Create connection メッセージ。MGCP は、コール レッグにより検出されることに注意してください。
(注) SIP および MGCP は、コール レッグにより検出されることに注意してください。各コールは、2 つ以上のパーティで構成されます。各パーティは、Cisco Unified Communications Manager または MGCP ゲートウェイなどのエンティティを制御するために、コール パーティからの独自のコール レッグを持っています。NAM が検出しなかった情報は、すべて「-」または空白で表示されます。
アクティブ コールを表示するには、[Analyze] > [Media] > [Detailed Views] > [Call Table] の順に選択します。[Selected Call Table] の [Calls Table] および [RTP Streams] が表示されます。これらのテーブルには、現在アクティブなすべてのコールのリストが表示されます。
(注) [Calls] テーブルの一部の値は、コールの終了時まで使用できず、Cisco Unified Communications Manager が IP 電話にコールのステータスと品質情報を送信するように設定する必要があります。
(注) 表 4-21、「Calls Table」に含まれるすべての計算済みメトリックは、1 分間隔に基づいています。
表 4-21 には、 「Calls Table」 のフィールドの説明が記載されています。
テーブルの中でコールの行をクリックすると、[RTP Streams for the Selected Call] がページの下部に表示され、その中にクリックしたコールに関連するすべてのストリームが表示されます。これには、次の RTP ストリームが表示されます。
• コールの発信ホスト アドレスと発信ポート、または着信ホスト アドレスと着信ポートに一致する送信元アドレスとポートを持っている。
• コールの発信ホスト アドレスと発信ポート、または着信ホスト アドレスと着信ポートに一致する宛先アドレスとポートを持っている。
(注) RTP ストリームの統計情報には、2 分の遅延があります。その結果、コールの RTP ストリーム情報がない場合があります。
[RTP Streams of the Selected Call] テーブルには、NAM が計算した全体的な RTP ストリームの統計情報が表示されます。この情報を使用して、コールの品質に関するコール エンドポイントと NAM のビューを比較できます。[RTP Stream] のカラムを 表 4-22 で説明します。
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RTP ストリームをクリックして [RTP Stream Details] ボタンをクリックすると、RTP ストリームごとの詳細情報を参照できます。表示されたストリームの詳細情報が、ポップアップ ウィンドウに表示されます。
RTP カンバセーションの詳細情報を得るには、[Analyze] > [Media] > [Detailed Views] > [RTP Conversations] の順に選択します。このテーブルには、選択した間隔の中で、NAM によって分析された RTP ストリームの概要が表示されます。ストリームごとにドリルダウンしてストリームの統計情報を取得できます。これは、間隔ごとに NAM によって分析されたものです。詳細情報を得るには、次の操作を行います。
• 詳細情報を表示する RTP ストリームをクリックします。
• [RTP Stream Details] コンテキスト メニューをクリックします。ポップアップ ウィンドウにストリームの詳細情報が表示されます。
[RTP Conversation] テーブルのカラムについては、 表 4-23 、 「[RTP Conversations] テーブル」 で説明します。
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ネットワークの音声トラフィックで受信している知覚品質レベルを定量化するには、平均オピニオン評点(MOS)を使用できます。これを使用すると、音声トラフィックを圧縮して帯域利用率を節約できるが、品質が低下する可能性があるコーデックの効果またはアルゴリズムを評価できます。
最初に音声データをモニタするようソフトウェアを設定すると、[Analyze] > [Media] > [Detailed Views] > [Site MOS] を使用して、収集された音声データを表示することができます。
サイト MOS スコアの詳細については、 表 3-40 を参照してください。
ノースバウンド インターフェイスまたは NBI は、API(Application Programming インターフェイス)とも呼ばれ、パートナーおよびカスタマーが Prime NAM をプロビジョニングしたりパフォーマンス データを抽出できるようにします。
Prime NAM ノースバウンド API を使用して独自のスクリプトを作成することができますが、GUI の設定が必要です。
ネットワーク サービスをプロビジョニングし、データを活用するために Prime NAM API を使用するアプリケーション開発者は、『 Cisco Network Analysis Module API Programmer's Guide 』についてシスコの担当者にお問い合わせください。