ゾンビの処理
Telemetry-Traffic Collector(TM-TC)サービスは、ナノサービスと Reactive FASTMAP(RFM)設計パターンを使用して実装されます。
TM-TC には、次の 2 つのナノプランがあります。
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外部ユーザー向けプラン:このプランは、各ノードの構成ステータスを追跡するためのインターフェイスを提供します。
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内部非表示プラン:このプランは、ノードに TM-TC サービス構成を適用します。内部サービスは、スタックされたサービスによってデバイスごとに作成されます。
ゾンビは、削除されたサービスデータを保存するための NSO の内部運用データモデルです。ゾンビは、段階的な削除と RFM を行う場合に便利です(RFM は、結果整合性の NSO バージョンです)。サービスの削除がトリガーされると、NSO は、削除されたサービス(ゾンビ)の参照を運用データに保持します。サービスのすべての構成がデバイスから削除されると、ゾンビが構成データベース(CDB)から削除されます。ゾンビは、サービス削除の進行状況をデータインターフェイスに通知します。また、待機しているステージに通知するため、問題のあるエリアを特定する場合に便利です。詳細については、Cisco DevNet で NSO のドキュメントを参照してください。
Cisco Crosswork Change Automation and Health Insights では、削除をトリガーしてデバイス上の構成(DLM ADMIN_DOWN / UNMANAGED / DELETION)をクリーンアップする場合、デバイスの接続によっては、一度に構成を削除すると、最後の構成が削除されるまでデータベースがロックダウンする可能性があります。構成がデバイスから正常に削除されたら、TM-TC サービスは削除の進行状況をデータインターフェイスに伝えるようにナノプラン状態を更新します。削除プロセスが完了すると、TM-TC サービスは CDB からナノプラン、ゾンビ、およびサービス関連のすべての運用データを削除します。
状況によっては、次に示すように、デバイス構成を削除した後であってもゾンビが削除されないことがあり、場合によってはデバイスから構成リファレンスを削除するために手動による介入が必要になります。このような場合は、デバイス/サービスに対してクリーンアップアクションを実行します。Cisco Crosswork Change Automation and Health Insights はデバイスごとにサービスを作成するため、このコンテキストではデバイスとサービスという用語は互いに入れ替えて使用できます。
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削除中はデバイスに到達できない。
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デバイスには到達可能だが、他の理由でデバイスでの構成の削除が失敗する。
デバイス/サービスがゾンビ状態になったら、ユーザーはデバイスで既存のプランを削除して、新しいテレメトリ収集を有効にする必要があります。ゾンビ/削除が完全に処理される前にデータインターフェイス(Crosswork)または CLI/NETCONF ユーザーがサービスインスタンスを再作成しようとすると、削除プロセスがまだ進行中であることを示す次のエラーが表示されます。
Aborted: Operation failed because: Service still in zombie state: 'YYY'
(注) |
TM-TC 機能パックは、ゾンビの復活と再展開のオプションをサポートしていません。 |
以下の画像は、NSO でサービスがゾンビ状態かどうかを確認する方法を示しています。
以下の画像は、ゾンビ状態のサービスに新しい構成を作成しようとすると表示されるメッセージを示しています(
ウィンドウに表示されます)。次の画像は、ゾンビ状態のプランを削除する NSO クリーンアップコマンドを示しています。