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ネットワーク内の 2 つのノード間のパス トレースを実行できます。2 つのノードは、2 つのホストまたはレイヤ 3 インターフェイス、あるいはその両方の場合があります。
(注) | パス トレース アプリケーションは精度についての注記を表示することがあります。精度についての注記とは、ノードまたはパス セグメント上に表示される赤いボックスのことで、算出されたパスの精度をパーセンテージで表します。注記にカーソルを合わせると、パス トレースの精度を向上させるために行う修正措置の提案が表示されます。たとえば、ポート値を入力してパス トレースを再度実行するように求められる場合があります。 |
インベントリにデバイスがあることを確認します。デバイスがない場合は、ディスカバリ機能を使用して検出します。
コントローラがデバイスに SSH または Telnet アクセスできることを確認します。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[パス トレース(Path Trace)] をクリックします。 | ||
ステップ 2 | パス トレース ツールバーから、[新しいパス トレースの開始(Start new Path Trace)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [送信元(Source)] フィールドに、トレースを開始するホストまたはレイヤ 3 転送インターフェイスの IP アドレスを入力します。
デバイスの IP アドレスを手動で入力する場合は、リストからデバイスを選択してから、そのデバイスのインターフェイスを選択する必要があります。 | ||
ステップ 4 | [宛先(Destination)] フィールドに、トレースを終了するホストまたはレイヤ 3 転送インターフェイスの IP アドレスを入力します。また、管理対象外のデバイス(未知の宛先と呼ばれる)の IP アドレスを入力することもできます。
デバイスの IP アドレスを手動で入力する場合は、リストからデバイスを選択してから、そのデバイスのインターフェイスを選択する必要があります。 | ||
ステップ 5 | (任意)送信元および宛先のポートまたはプロトコルを設定するには、[その他のオプション(More Options)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | (任意)[送信元ポート(Source Port)] フィールドに、トレースを開始するホストのポート番号を入力します。 | ||
ステップ 7 | (任意)[宛先ポート(Destination Port)] フィールドに、トレースを終了するホストのポート番号を入力します。 | ||
ステップ 8 | (任意)[プロトコル(Protocol)] フィールドで、レイヤ 4 パス トレース プロトコルのドロップダウン メニューから [tcp] または [udp] を選択します。 | ||
ステップ 9 | (任意)パス トレースを 30 秒ごとに更新するよう設定するには、[定期的な更新(30秒)(Periodic Refresh (30 sec))] チェックボックスをオンにします。 | ||
ステップ 10 | (任意)追加の統計情報を収集するようパス トレースを設定するには、[統計情報(Stats)] チェックボックス、およびそれ以降のチェックボックスを必要に応じてオンにします。
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ステップ 11 | (任意)[ACL トレース(ACL Trace)] チェックボックスをオンにして、ACL ベースのパス トレースを実行します。 | ||
ステップ 12 | [Start Trace] をクリックします。
パス トレースの出力を確認します。詳細については、パス トレースの結果の理解を参照してください。 | ||
ステップ 13 | 未知の宛先へのパス トレースを行わない限り、[トポロジ(Topology)] ウィンドウにパス トレースを表示できます。そのためには、[トポロジに表示(View in Topology)] をクリックします。 ネットワークのパス トレースが強調表示された状態で [トポロジ(Topology)] ウィンドウが新しいウィンドウで開きます。[Topology] ウィンドウの詳細については、Cisco Application Policy Infrastructure Controller エンタープライズ モジュール管理者ガイドを参照してください。
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ネットワーク内の 2 つのノード間のパス トレースを実行できます。2 つのノードは、2 つのホストまたはレイヤ 3 インターフェイス、あるいはその両方の場合があります。
(注) | パス トレース アプリケーションは精度についての注記を表示することがあります。精度についての注記とは、ノードまたはパス セグメント上に表示される赤いボックスのことで、算出されたパスの精度をパーセンテージで表します。注記にカーソルを合わせると、パス トレースの精度を向上させるために行う修正措置の提案が表示されます。たとえば、ポート値を入力してパス トレースを再度実行するように求められる場合があります。 |
インベントリにデバイスがあることを確認します。デバイスがない場合は、ディスカバリ機能を使用して検出します。
コントローラがデバイスに SSH または Telnet アクセスできることを確認します。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[パス トレース(Path Trace)] をクリックします。 | ||
ステップ 2 | パス トレース ツールバーから、[新しいパス トレースの開始(Start new Path Trace)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [送信元(Source)] フィールドに、トレースを開始するホストまたはレイヤ 3 転送インターフェイスの IP アドレスを入力します。
デバイスの IP アドレスを手動で入力する場合は、リストからデバイスを選択してから、そのデバイスのインターフェイスを選択する必要があります。 | ||
ステップ 4 | [宛先(Destination)] フィールドに、トレースを終了するホストまたはレイヤ 3 転送インターフェイスの IP アドレスを入力します。また、管理対象外のデバイス(未知の宛先と呼ばれる)の IP アドレスを入力することもできます。
デバイスの IP アドレスを手動で入力する場合は、リストからデバイスを選択してから、そのデバイスのインターフェイスを選択する必要があります。 | ||
ステップ 5 | (任意)送信元および宛先のポートまたはプロトコルを設定するには、[その他のオプション(More Options)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | (任意)[送信元ポート(Source Port)] フィールドに、トレースを開始するホストのポート番号を入力します。 | ||
ステップ 7 | (任意)[宛先ポート(Destination Port)] フィールドに、トレースを終了するホストのポート番号を入力します。 | ||
ステップ 8 | (任意)[プロトコル(Protocol)] フィールドで、レイヤ 4 パス トレース プロトコルのドロップダウン メニューから [tcp] または [udp] を選択します。 | ||
ステップ 9 | (任意)パス トレースを 30 秒ごとに更新するよう設定するには、[定期的な更新(30秒)(Periodic Refresh (30 sec))] チェックボックスをオンにします。 | ||
ステップ 10 | (任意)追加の統計情報を収集するようパス トレースを設定するには、[統計情報(Stats)] チェックボックス、およびそれ以降のチェックボックスを必要に応じてオンにします。
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ステップ 11 | [ACL トレース(ACL Trace)] チェックボックスをオンにして、ACL ベースのパス トレースを実行します。 | ||
ステップ 12 | [Start Trace] をクリックします。
パス トレースの出力を確認します。詳細については、ACL パス トレースの結果の理解を参照してください。 | ||
ステップ 13 | 未知の宛先へのパス トレースを行わない限り、[トポロジ(Topology)] ウィンドウにパス トレースを表示できます。そのためには、[トポロジに表示(View in Topology)] をクリックします。 ネットワークのパス トレースが強調表示された状態で [トポロジ(Topology)] ウィンドウが開きます。[Topology] ウィンドウの詳細については、Cisco Application Policy Infrastructure Controller エンタープライズ モジュール管理者ガイドを参照してください。
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ネットワーク内の 2 つのノード間でパス トレースを実行し、パスに関する次の種類の統計情報を収集できます。
Quality of Service(QoS)
インターフェイス
デバイス
Performance Monitor([Perf Mon] 統計情報を収集するためにパス トレースを実行する場合、Cisco APIC-EM は、要求されたパスにある全てのデバイスに必要なフロー モニタ設定を行います。この設定の詳細については、パフォーマンス モニタの設定を参照してください。)
(注) | パス トレース アプリケーションは精度についての注記を表示することがあります。精度についての注記とは、ノードまたはパス セグメント上に表示される赤いボックスのことで、算出されたパスの精度をパーセンテージで表します。注記にカーソルを合わせると、パス トレースの精度を向上させるために行う修正措置の提案が表示されます。たとえば、ポート値を入力してパス トレースを再度実行するように求められる場合があります。 |
インベントリにデバイスがあることを確認します。デバイスがない場合は、ディスカバリ機能を使用して検出します。
1. [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[パス トレース(Path Trace)] をクリックします。
2. パス トレース ツールバーから、[新しいパス トレースの開始(Start new Path Trace)] をクリックします。
3. [送信元(Source)] フィールドに、トレースを開始するホストまたはレイヤ 3 転送インターフェイスの IP アドレスを入力します。
4. [宛先(Destination)] フィールドに、トレースを終了するホストまたはレイヤ 3 転送インターフェイスの IP アドレスを入力します。
5. (任意) 送信元および宛先のポートまたはプロトコルを設定するには、[その他のオプション(More Options)] をクリックします。
6. (任意) [送信元ポート(Source Port)] フィールドに、トレースを開始するホストのポート番号を入力します。
7. (任意) [宛先ポート(Destination Port)] フィールドに、トレースを終了するホストのポート番号を入力します。
8. (任意) [プロトコル(Protocol)] フィールドで、レイヤ 4 パス トレース プロトコルのドロップダウン メニューから [tcp] または [udp] を選択します。
9. (任意) パス トレースを 30 秒ごとに更新するよう設定するには、[定期的な更新(30秒)(Periodic Refresh (30 sec))] チェックボックスをオンにします。
10. [統計情報(Stats)] チェックボックスをオンにします。
11. 収集する統計情報の種類に応じて、次のチェック ボックスをオンにします。
12. [Start Trace] をクリックします。
13. (任意) パス トレースを [トポロジ(Topology)] ウィンドウで表示するには、次の手順を実行します。[トポロジに表示(View in Topology)] をクリックします。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[パス トレース(Path Trace)] をクリックします。 | ||
ステップ 2 | パス トレース ツールバーから、[新しいパス トレースの開始(Start new Path Trace)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [送信元(Source)] フィールドに、トレースを開始するホストまたはレイヤ 3 転送インターフェイスの IP アドレスを入力します。 | ||
ステップ 4 | [宛先(Destination)] フィールドに、トレースを終了するホストまたはレイヤ 3 転送インターフェイスの IP アドレスを入力します。 | ||
ステップ 5 | (任意)送信元および宛先のポートまたはプロトコルを設定するには、[その他のオプション(More Options)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | (任意)[送信元ポート(Source Port)] フィールドに、トレースを開始するホストのポート番号を入力します。 | ||
ステップ 7 | (任意)[宛先ポート(Destination Port)] フィールドに、トレースを終了するホストのポート番号を入力します。 | ||
ステップ 8 | (任意)[プロトコル(Protocol)] フィールドで、レイヤ 4 パス トレース プロトコルのドロップダウン メニューから [tcp] または [udp] を選択します。 | ||
ステップ 9 | (任意)パス トレースを 30 秒ごとに更新するよう設定するには、[定期的な更新(30秒)(Periodic Refresh (30 sec))] チェックボックスをオンにします。 | ||
ステップ 10 | [統計情報(Stats)] チェックボックスをオンにします。 | ||
ステップ 11 | 収集する統計情報の種類に応じて、次のチェック ボックスをオンにします。
| ||
ステップ 12 | [Start Trace] をクリックします。
[トレース結果のデバイス詳細(Trace Results Device Details)] ペインに結果が表示されます。詳細については、次のトピックを参照してください。 | ||
ステップ 13 | (任意)パス トレースを [トポロジ(Topology)] ウィンドウで表示するには、次の手順を実行します。[トポロジに表示(View in Topology)] をクリックします。
ネットワークのパス トレースが強調表示された状態で [トポロジ(Topology)] ウィンドウが開きます。
[Topology] ウィンドウの詳細については、Cisco Application Policy Infrastructure Controller エンタープライズ モジュール管理者ガイドを参照してください。 |
パス トレースを実行すると、[パス トレース(Path Trace)] ウィンドウに結果が表示されます。
パス トレース ツールバーは、次のオプションと情報を提供します。
[フィルタ(Filters)]:送信元または宛先 IP アドレス、送信元または宛先ポート、プロトコル、作成日、収集した統計情報(QoS、デバイス、インターフェイス、パフォーマンス モニタ、ACL トレース)によってパス トレースを検索できます。
[新しいパス トレースの開始(Start new Path Trace)]:パス トレースのパラメータを定義できるダイアログボックスを表示します。
コピー アイコン:選択した(ソース)パス トレースで定義されるパラメータを使用して新しいパス トレースを作成できます。ソース パス トレースのすべての値を維持し、新しいパス トレースのパラメータを変更、追加、選択解除することができます。
[パストレース(Path Traces)] ペインには、次の 3 つのカテゴリのうちのいずれかのパス トレースが表示されます。
[トレース結果のグラフィカル表示(Trace Results Graphical Display)] ペインの上部にあるツールバーには、パス トレースの表示を調整するボタンがあります。
名前 1 |
説明 |
||
---|---|---|---|
縮小表示(View Small) |
詳細な部分まで表示するためにトレース結果を最小化します。 |
||
反転 |
ホストの宛先 IP からホストの送信元 IP へのトレース結果を表示します。逆方向パス トレースのグラフィックは、元のパス トレースのすぐ下に表示されます。逆方向パス トレースの詳細は、元のパス トレースの詳細の右に表示されます。
|
||
[スクロール ロック(Scroll Lock)] |
パス トレースおよび逆方向パス トレース詳細ウィンドウのスクロールをロックします。([逆方向の表示(Show Reverse)] が有効になっている場合に使用できます。) |
||
[重複デバイスの表示(Show Duplicate Devices)] |
パス トレース内の重複するデバイスを表示/非表示します。 |
||
[ACL トレース(ACL Trace)] チェックボックス 2 |
各デバイスまたはインターフェイスで、ACL がパス上でトラフィックをブロックしているかどうかを示すアイコンが表示されます。 |
||
統計 |
トレースの統計情報が収集された場合は、インターフェイス、QoS、デバイス、およびパフォーマンス モニタのチェックボックスを 1 つ以上選択して、対応する情報をグラフィック表示で表示することができます。 |
||
トポロジに表示(View in Topology) |
[トポロジ(Topology)] ウィンドウを開き、ネットワーク トポロジのパス トレースの結果を強調表示します。不明な宛先へのパス トレースを実行した場合、このオプションは使用できません。[Topology] ウィンドウの使用方法の詳細については、Cisco Application Policy Infrastructure Controller エンタープライズ モジュール管理者ガイドを参照してください。 |
コントローラは、送信元(ホスト A)と宛先(ホスト B)間のパス上のパス方向、ホストとデバイス(IP アドレスを含む)をグラフィカル表示します。パス トレースの個々のデバイスをクリックすると、[トレース結果のデバイス詳細(Trace Results Device Details)] エリアでそのデバイスが強調表示されます。表示では、スイッチド(Switched)、STP、ECMP、ルーテッド(Routed)、トレース ルート(Trace Route)、その他のソース タイプなど、パス上のデバイス間のパス ソースのプロトコルも表示します。
ACL トレースを実行した場合、デバイスは、条件に一致するトラフィックがインターフェイスで設定された ACL に基づいて許可されるか、拒否されるかを示します。詳細については、ACL ベースのパス トレースの実行を参照してください。
パス トレース内の各デバイスについて表示される詳細情報を確認できます。
名前 |
説明 |
---|---|
IP |
デバイスの IP アドレス。 |
タイプ |
有線デバイスまたはワイヤレス デバイス(アクセス ポイント、スイッチ、またはルータ)。 |
リンクの送信元(Link Source) |
2 つのデバイス間のリンクに関する情報(送信元と宛先)。リンク情報は送信元デバイスの設定に基づいています。
|
トンネル |
パス トレースは、次のタイプのトンネルをグラフィカル表示で示します。
|
入力インターフェイス |
パス トレースのデバイスの入力インターフェイス(物理または仮想)。 たとえば、物理入力インターフェイスは GigabitEthernet1/0/1、仮想入力インターフェイスは GigabitEthernet1/3 [Vlan1] となります。 このパス トレースに対して統計情報が収集された場合、[統計情報の表示(View Stats)] ボタンをクリックしてインターフェイスまたは QoS の統計情報を表示します。詳細については、Interface StatisticsまたはQoS 統計情報を参照してください。 |
出力インターフェイス |
パス トレースのデバイスの出力インターフェイス(物理または仮想)。 たとえば、物理インターフェイスは GigabitEthernet1/0/2、仮想入力インターフェイスは GigabitEthernet1/4 [Vlan2] となります。 このパス トレースに対して統計情報が収集された場合、[統計情報の表示(View Stats)] ボタンをクリックしてインターフェイスまたは QoS の統計情報を表示します。詳細については、Interface StatisticsまたはQoS 統計情報を参照してください。 |
精度の注記(Accuracy note) |
デバイス間のセグメントのパス トレースについて不確実な点がある場合、パス トレースは注記を表示し、算出されたパスの精度をパーセンテージとして示します。たとえば、10 % は 90 % よりも精度が低いことを示します。 注記にカーソルを合わせると、パス トレースの精度を向上させるために行う修正措置の提案が表示されます。たとえば、ポート値を入力してパス トレースを再度実行するように求められる場合があります。 |
VRF |
パス トレースは、ルータで VRF を検出すると、グラフィック表示で VRF を表示し、インターフェイス名と VRF 名を示します。詳細については、VRF パス トレースの結果の理解を参照してください。 |
デバイスの統計情報をパス トレースに含めるように指定した場合は、デバイスに関する統計情報が収集され、表示されます。[統計(Stats)] ドロップダウン リストから 1 つ以上のオプションを選択または選択解除して、さまざまな情報を区分できます。
統計情報の詳細については、次の項を参照してください。
ACL パス トレースは、条件に一致するトラフィックがパスで設定された ACL に基づいて許可されるか、拒否されるかを示します。
次のルールは ACL パス トレースの結果に影響します。
一致する ACE のみが報告されます。
パス トレースの定義時にプロトコル、送信元ポート、または宛先ポートを省略した場合は、これらのフィールドの可能性のあるすべての値に一致する ACE が結果に含まれます。
一致する ACE が ACL に存在しない場合は、暗黙的に拒否されるフローが報告されます。
スポーク間接続でパス トレースを実行すると、パス トレースは、2 つのスポーク間で発生するトラフィックによる動的な NHRP エントリが存在するかどうかを(リアルタイムで)判断します。存在する場合、パス トレースは、LinkInformationSource を NHRP として示します。
2 つのスポーク間にトラフィックがない場合、パス トレースはデバイス検出時に収集されるインベントリ データを使用して、2 つのスポークのハブであるネクスト ホップ サーバ(NHS)を決定します。パス トレースは、EIGRP や OSPF などのハブによってアドバタイズされるルーティング プロトコルを特定し、強調表示します。また、パス トレースは、サービス プロバイダーなどの中間ホップを表示します(クラウドのアイコンとして表示)。
パス トレースは、すべてのトンネル送信元インターフェイス タイプを特定し、出力または入力インターフェイスとして強調表示し、前面扉 VRF(FVRF)や内部 VRF(IVRF)などのトンネル トランスポート タイプを表示します。
パス トレースは、mGRE トンネル インターフェイスを仮想インターフェイスとして表示し、アンダーレイ インターフェイスを DMVPN エンドポイントの物理インターフェイスとして表示します。
パス トレースは、VRF Lite および VRF のルート漏洩をサポートします。パス トレースは、ルータで VRF を検出すると、グラフィック表示で VRF を表示し、インターフェイス名と VRF 名を示します。VRF が色分けされた円で表示され、パス上の VRF の場所を簡単に確認できます。同じ名前の VRF は同じ色になります。
パス トレース実行中に取得した統計情報を理解する
デバイスの統計情報をパス トレースに含めるように指定した場合は、パス トレースがデバイスに関する統計情報を収集して表示します。すべてのデバイス タイプがすべてのパラメータ(5 分、5 秒、および 1 分)をサポートしているわけではありません。デバイスが特定のパラメータをサポートしていない場合、パス トレースは N/A(未サポート)を表示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
CPU Usage |
|
5 分間の使用率(%)(5 Mins Usage(%)) |
最後の 5 分間のデバイスの CPU 使用率(パーセンテージ)。 |
5 秒間の使用率(%)(5 Secs Usage(%)) |
最後の 5 秒間のデバイスの CPU 使用率(パーセンテージ)。 |
1 分間の使用率(%)(1 Min Usage(%)) |
最後の 1 分間のデバイスの CPU 使用率(パーセンテージ)。 |
更新(Refreshed At) |
情報が収集された日付と時刻。 |
Memory Usage |
|
更新(Refreshed At) |
情報が収集された日付と時刻。 |
メモリ使用量(バイト)(Memory Usage(bytes)) |
デバイスが使用している物理メモリ使用量および I/O メモリ使用量の合計(バイト)。 |
合計メモリ(バイト) |
デバイスの合計メモリ(バイト)。 |
パス トレースの実行時には、インターフェイスがどのように実行されているかを表すインターフェイスの統計情報を収集できます。このように、ネットワークにおける QoS ポリシーの効果をモニタし、必要に応じて変更することができます。次の表に、取得されるインターフェイスの統計情報を示します。
パス トレースの実行時には、QoS ポリシーがどのように実行されているかを表す QoS の統計情報を収集できます。QoS の統計情報に含まれている唯一のインターフェイス統計情報は、ボーダー ルータの出力インターフェイスの統計です。QoS の統計情報を収集すると、ネットワーク デバイス上で QoS ポリシーの効果をモニタし、必要に応じて変更するうえで役立ちます。
次の表に、取得される QoS の統計情報を示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
ポリシー名 |
ポリシー名のドロップダウン リスト。このポリシー名について QoS 統計情報が収集されます。 |
クラス マップ名 |
クラス マップ名です。 |
バイト数(Num of Bytes) |
キューを介して転送された平均バイト数。 |
Offered Rate |
特定のトラフィックに対して提供されるトラフィック レート。 |
キュー帯域幅(bps)(Queue Bandwidth (bps)) |
キューがパケットを処理できるレート(bps)。 |
キューの合計ドロップ数(Queue Total Drops) |
キューが最大しきい値に達したために、キューからドロップしたパケット数。 |
Drop Rate |
1 秒あたりにキューからパケットがドロップされるビット数。 |
パケット数(Num of Packets) |
キューが保持できるパケット数。 |
Queue Depth |
パケットのドロップを開始するまでに、キューが保持できるパケットの最大数。 |
キューでバッファドロップなし(Queue No Buffer Drops) |
十分なバッファが割り当てられていないために、パケットがドロップされた回数。 |
更新(Refreshed At) |
現在の統計情報が収集された日時。 |
パス トレースを実行してパフォーマンス モニタの統計情報を収集すると、Cisco APIC-EM は自動的に必要なフロー モニタ設定で必要なパスのすべてのデバイスを設定し、設定が不要になった場合には削除します(パスに対して保留中パフォーマンス モニタ パス トレースがなくなったか、または 24 時間経過の場合)。この設定の詳細については、パフォーマンス モニタの設定を参照してください。
次の表に、取得されるパフォーマンス モニタの統計情報を示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
Packet Count |
送信された IP パケットの合計数。 |
バイト レート(Byte Rate) |
モニタリング インターバル中にモニタリング システムによって 1 秒間に処理された平均のパケット数またはバイト数(設定によって異なる)。 |
Packet Loss |
モニタ対象フローの中継システムで失われた IP パケットの合計数。 |
パケット損失(%) |
モニタ対象フローの中継システムで失われた IP パケットのパーセンテージ。 |
平均 RTP ジッター(RTP Jitter Mean) |
パケットのペアについて送信側と比較した受信側のパケット間隔の差に関する平均偏差(マイクロ秒)。 |
最小 RTP ジッター(RTP Jitter Min) |
Real-time Transport Protocol(RTP)ジッターの最小値(マイクロ秒)。 |
最大 RTP ジッター(RTP Jitter Max) |
Real-time Transport Protocol(RTP)ジッターの最大値(マイクロ秒)。 |
IPv4 DSCP(16 進数) |
IPv4 の Differentiated Services Code Point(DSCP)タイプ オブ サービス(ToS)の 16 進数の値。 |
IPv4 TTL |
IPv4 存続可能時間(TTL)の値。 |
入力インターフェイス |
一致基準として使用した入力インターフェイスの名前。 |
出力インターフェイス |
一致基準として使用した出力インターフェイスの名前。 |
更新(Refreshed At) |
パフォーマンス モニタの統計情報が収集された日時。 |
Source IP |
フロー エクスポータから送信されたすべてのパケットの送信元インターフェイスの IP アドレス。 |
宛先 IP |
フロー エクスポータから送信されたすべてのパケットの宛先インターフェイスの IP アドレス。 |