EXEC モード コマンド
EXEC モードは、システム動作の設定、表示、テスト用に使用します。通常、ユーザ EXEC コマンドにより、リモート デバイスへの接続、一時的な端末回線設定の変更、基本的なテストの実行、システム情報の表示ができます。
EXEC モードは、ユーザ レベルと特権レベルの 2 つのアクセス レベルに分かれています。
ユーザ EXEC モードはローカルおよび一般的なシステム管理者が使用し、特権 EXEC モードはルート管理者が使用します。2 つのモード間での切り替えには、 enable および disable コマンドを使用します。ユーザレベル EXEC コマンドラインのアクセスには有効なパスワードが必要です。
ユーザレベル EXEC コマンドは、特権レベル EXEC コマンドのサブセットです。ユーザレベル EXEC プロンプトはホスト名のあとに右山形カッコ(>)が続きます。特権レベル EXEC コマンドラインのプロンプトは、ポンド記号(#)です。EXEC コマンドを実行するには、EXEC システム プロンプトでコマンドを入力してから Enter キーを押します。
(注) ホスト名は、hostname グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して変更できます。
次の例では、ユーザ レベルから特権レベル EXEC コマンドラインにアクセスします。
EXEC モードを終了するには、システム プロンプトで exit コマンドを使用します。
cd
WAAS ソフトウェア内で、あるディレクトリから別のディレクトリに変更するには、 cd EXEC コマンドを使用します。
cd directoryname
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
ディレクトリ間のナビゲートやファイル管理に、このコマンドを使用します。ディレクトリ名は、すべての相対パスに対するデフォルトのプレフィクスとなります。相対パスはスラッシュ(/)で始まりません。絶対パスはスラッシュ(/)で始まります。
例
次の例は、相対パスを使用してディレクトリを変更する方法を示します。
次の例は、絶対パスを使用してディレクトリを変更する方法を示します。
cifs
CIFS アダプタ操作および実行コンフィギュレーションを制御するには、 cifs EXEC コマンドを使用します。
cifs {auto-discovery {disable | enable | reset-log} | mss value | restart [core | edge] | reverse-dns {active | disable | enable} | session disconnect [client-ip ipaddress | server-ip ipaddress ]}
シンタックスの説明
auto-discovery |
CIFS 自動検出の設定およびデバッグを制御します。 |
disable |
CIFS サーバの自動検出をディセーブルにします。 |
enable |
CIFS サーバの自動検出をイネーブルにします。 |
reset-log |
ログ メモリをリセットします。 |
mss |
CIFS アダプタに TCP Maximum Segment Size(MSS; 最大セグメント サイズ)を設定します。 |
value |
MSS。この値は 512 ~ 1460 の範囲の整数である必要があります。 |
restart |
CIFS アプリケーションを再起動します。 |
core |
Core WAE 上で CIFS アプリケーションを再起動します。 |
edge |
Edge WAE 上で CIFS アプリケーションを再起動します。 |
reverse-dns |
Core WAE 上でサーバ名を解決するには、リバース DNS を使用します。 |
active |
リバース DNS がアクティブであるか確認します。 |
disable |
Core WAE 上でリバース DNS を無効にします。 |
enable |
Core WAE 上でリバース DNS をアクティブにします。 |
session |
アクティブな CIFS セッションに操作を設定します。 |
disconnect |
CIFS セッションを切断します。 |
client-ip |
クライアントの IP アドレスまたはアドレス セットを設定します。 |
ipaddress |
IP アドレス |
server-ip |
サーバの IP アドレスまたはアドレス セットを設定します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
使用上のガイドライン
WAE をリブートしないで設定を変更するため WAFS サービスを再開するには、 cifs restart コマンドを使用します。
関連コマンド
show cifs
show statistics cifs
clear
ハードウェア インターフェイス、統計情報、およびその他の設定をクリアするには、 clear EXEC コマンドを使用します。
clear arp-cache [ ipaddress | interface {GigabitEthernet 1-2/port | PortChannel 1-2 | Standby 1-4 }]
clear cache dre
clear cdp {counters | table}
clear ip access-list counters [acl-num | acl-name]
clear logging
clear statistics {all | authentication | epm | flow monitor tcpstat-v1 | history | icmp | inline | ip | radius | running | tacacs | tcp | udp | windows-domain}
clear statistics dre [connection | global | nack | peer]
clear statistics tfo {all | auto-discovery | blacklist | filtering | peer | policy-engine | synq}
clear users administrative
clear windows-domain-log
シンタックスの説明
arp-cache |
ARP キャッシュをクリアします。 |
ipaddress |
IP アドレスの ARP エントリをすべてクリアします。 |
interface |
インターフェイス上の ARP エントリをすべてクリアします。 |
GigabitEthernet |
ギガビット イーサネット インターフェイス |
1-2/port |
ギガビット イーサネット スロット/ポート |
PortChannel |
PortChannel インターフェイス |
1-2 |
PortChannel 番号。値は 1 または 2 です。 |
Standby |
スタンバイ インターフェイス |
1-4 |
スタンバイ インターフェイス番号 1、2、3、または 4 |
cache |
キャッシュ オブジェクトをクリアします。 |
dre |
DRE キャッシュをクリアします。 |
cdp |
Cisco Discovery Protocol(CDP)統計データをリセットします。 |
counters |
CDP カウンタをクリアします。 |
table |
CDP テーブルをクリアします。 |
ip access-list |
IP アクセス リスト統計情報をクリアします。 |
counters |
IP アクセス リスト カウンタをクリアします。 |
acl-num |
(任意)数値の ID(標準アクセス リストの場合は 1 ~ 99、拡張アクセス リストの場合は 100 ~ 199)により識別される、指定のアクセス リストのカウンタをクリアします。 |
acl-name |
(任意)文字で始まる最大 30 文字の英数字の ID で識別される、指定されたアクセス リストのカウンタをクリアします。 |
logging |
ディスク ファイルに保存されている Syslog メッセージをクリアします。 |
statistics |
指定されたとおりに統計情報をクリアします。 |
all |
すべての統計情報をクリアします。 |
authentication |
認証統計情報をクリアします。 |
dre |
Data Redundancy Elimination(DRE)統計情報をクリアします。 |
connection |
(任意)すべての DRE 接続の統計情報をクリアします。 |
global |
(任意)グローバル DRE 統計情報をクリアします。 |
nack |
(任意)すべての DRE NACK 統計情報をクリアします。 |
peer |
(任意)すべての DRE ピアの統計情報をクリアします。 |
epm |
DCE-RPC EPM 統計情報をクリアします。 |
flow |
ネットワーク トラフィック フローの統計情報をクリアします。 |
monitor |
モニタ フロー パフォーマンスの統計情報をクリアします。 |
tcpstat-v1 |
tcpstat-v1 コレクタの統計情報をクリアします。 |
history |
統計情報の履歴をクリアします。 |
icmp |
ICMP 統計情報をクリアします。 |
inline |
インライン インターセプト統計情報をクリアします。 |
ip |
IP 統計情報をクリアします。 |
radius |
RADIUS 統計情報をクリアします。 |
running |
実行中の統計情報をクリアします。 |
tacacs |
TACACS+ 統計情報をクリアします。 |
tcp |
TCP 統計情報をクリアします。 |
udp |
UDP 統計情報をクリアします。 |
windows-domain |
Windows ドメイン統計情報をクリアします。 |
tfo |
TCP Flow Optimization(TFO)統計情報をクリアします。 |
all |
TFO 統計情報をすべてクリアします。 |
auto-discovery |
TFO auto-discovery 統計情報をクリアします。 |
blacklist |
TFO blacklist 統計情報をクリアします。 |
filtering |
TFO フィルタ テーブル統計情報をクリアします。 |
peer |
TFO peer 統計情報をクリアします。 |
policy-engine |
TFO アプリケーションおよびパススルー統計情報をクリアします。 |
synq |
TFO SynQ モジュール統計情報をクリアします。 |
users |
認証されたユーザの接続(ログイン)をクリアします。 |
administrative |
リモート ログイン サービスを介して認証された管理ユーザの接続をクリアします。 |
windows-domain-log |
Samba、Kerberos および Winbind ログ ファイルをクリアします。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
clear cache dre コマンドを使用したあと、最初の 1 MB のデータは最適化されません。Cisco WAAS は tcpproxy サービスの再開後、最初の 1 MB のデータを最適化しません。最初の 1 MB のデータのあとに送信されたデータは、設定したポリシーに従って最適化されます。
clear logging コマンドは、 syslog.txt ファイルから現在のエントリをすべて削除しますが、ファイルのアーカイブは作成しません。次の例のように syslog.txt ファイルに「Syslog cleared」というメッセージを入れて、Syslog がクリアされたことを示します。
Feb 14 12:17:18 WAE# exec_clear_logging:Syslog cleared
clear statistics コマンドは、指定されたパラメータに該当するすべての統計カウンタをクリアします。このコマンドを使用して、キャッシュ オブジェクトや設定を失うことなく、一部またはすべての機能に対する最新の統計データを監視します。
clear users administrative コマンドは、TACACS などのリモート ログイン サービスを介して認証された全管理ユーザの接続をクリアします。ローカル データベースを介して認証された管理ユーザは、このコマンドの影響を受けません。
clear windows-domain-log コマンドは、Windows ドメイン ログ ファイルから現在のエントリをすべて削除します。
例
次の例では、WAAS デバイス上の syslog.txt ファイルのすべてのエントリがクリアされます。
次の例では、WAAS デバイス上の認証、RADIUS、および TACACS+ 情報がすべてクリアされます。
WAE# clear statistics radius
WAE# clear statistics tacacs
WAE# clear statistics authentication
次の例では、WAAS デバイス上の Windows ドメイン ログ ファイルのすべてのエントリがクリアされます。
WAE# clear windows-domain-log
関連コマンド
show interface
show wccp
clock
クロック機能を設定するか、カレンダーをアップデートするには、 clock EXEC コマンドを使用します。クロック機能とカレンダーをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。
clock {read-calendar | set time day month year | update-calendar}
シンタックスの説明
read-calendar |
カレンダーを読み込んでシステム クロックをアップデートします。 |
set |
時刻と日付を設定します。 |
time |
時刻を hh:mm:ss 形式(hh:00 ~ 23、mm:00 ~ 59、ss:00 ~ 59)で設定します。 |
day |
日(1 ~ 31) |
month |
月(January、February、March、April、May、June、July、August、September、October、November、December) |
year |
年(1993 ~ 2035) |
update-calendar |
システム クロックとともにカレンダーをアップデートします。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
時刻サービス(NTP サーバなど)を提供する外部ソースがネットワークにある場合は、手動でシステム クロックを設定する必要はありません。クロックを設定する場合は、現地時間を入力します。WAAS デバイスでは、 clock timezone グローバル コンフィギュレーション コマンドによって設定された時間帯に基づいて UTC を算出します。
システムには、ソフトウェア クロックとハードウェア クロックの 2 つのクロックが存在します。ソフトウェアは、ソフトウェア クロックを使用します。ハードウェア クロックが使用されるのは、起動時にソフトウェア クロックを初期化する場合だけです。
ソフトウェア クロックは、 set キーワードで設定します。
例
次の例では、WAAS デバイスでソフトウェア クロックを設定します。
WAE# clock set 13:32:00 01 February 2005
cms
WAAS の Centralized Management System(CMS)組み込みデータベースのパラメータを設定するには、 cms EXEC コマンドを使用します。
cms {config-sync | database {backup | create | delete | downgrade [script filename ] |
lcm {enable | disable } | maintenance {full | regular} | restore filename | validate} | deregister [force] | recover { identity word }}
シンタックスの説明
config-sync |
設定を WAAS Cenral Manager と同期化するためのノードを設定します。 |
database |
CMS 組み込みデータベース管理テーブルまたはファイルの作成、バックアップ、削除、復元または妥当性を検証します。 |
backup |
データベース管理テーブルをバックアップします。 |
create |
組み込みデータベース管理テーブルを作成します。 |
delete |
組み込みデータベース ファイルを削除します。 |
downgrade |
CMS データベースをダウングレードします。 |
script |
(任意)ダウングレード スクリプトを適用して CMS データベースをダウングレードします。 |
filename |
ダウングレードされたスクリプト ファイル名 |
lcm |
WAAS Central Manager に登録されている WAAS デバイスでローカル/中央管理を設定します。 |
enable |
デバイスの WAAS ネットワーク設定のローカル CLI コンフィグレーションとの同期化をイネーブルにします。 |
disable |
デバイスの WAAS ネットワーク設定のローカル CLI 設定との同期化をディセーブルにします。 |
maintenance |
組み込みデータベース テーブルをクリーンし、再度インデックスを付けます。 |
full |
組み込みデータベース テーブルのフル メンテナンス ルーチンを指定します。 |
regular |
組み込みデータベース テーブルの定期メンテナンス ルーチンを指定します。 |
restore |
バックアップ ローカル ファイル名を使用してデータベース管理テーブルを復元します。 |
filename |
データベースのローカル バックアップ ファイル名 |
validate |
データベース ファイルを検証します。 |
deregister |
CMS プロト デバイスの登録を削除します。 |
force |
(任意)ノード登録を強制削除します。 |
recover |
WAAS デバイスの ID を回復します。 |
identity |
回復したデバイスの ID を指定します。 |
word |
回復したデバイスの ID |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS ネットワークは WAAS デバイスと WAAS Central Manager ノードの集まりです。1 つのプライマリ WAAS Central Manager が WAAS ネットワーク設定を保持し、他の WAAS ネットワーク ノードにアップデートを提供します。ノード間の通信は Secure Shell Layer(SSL)プロトコルを使用してセキュア チャネルで行われ、WAAS ネットワーク上の各ノードは Rivest、Shamir、Adelman(RSA)認証鍵ペアを使用して他のノードと通信します。
cms config-sync コマンドを使用して、登録された WAAS デバイスとスタンバイ WAAS Central Manager が 5 分(デフォルト)のポーリング間隔の前にプライマリ WAAS Central Manager とただちに通信して getUpdate(コンフィギュレーション ポールの取得)要求を出せるようにします。たとえば、あるノードがプライマリ WAAS Central Manager に登録され起動されている場合、getUpdate 要求を送信するまで WAAS Central Manager GUI には Pending と示されます。 cms config-sync コマンドにより、登録されたノードはすぐに getUpdate を送信し、ノードのステータスは Onlineに変わります。
CMS データベースの初期化には cms database create コマンドを使用します。ノードは WAAS ネットワーク加入前にまず登録して、そのあと起動する必要があります。 cms enable グローバル コンフィギュレーション コマンドは自動的にノードをデータベース管理テーブルに登録し、CMS をイネーブルにします。ノードは属性情報を SSL プロトコルを介して WAAS Central Manager に送信し、新しいノード情報を保存します。WAAS Central Manager は許可管理なしでこれらのノード登録要求を受け付け、登録確認とアップデート取得に必要な他の関連セキュリティ情報で応答します。ノードは WAAS Central Manager GUI を使用して起動します。
ノードは起動したあと、WAAS Central Manager から自動的にコンフィギュレーション アップデートおよび必要なセキュリティ RSA 認証キーペアを受信します。このセキュリティキーによりノードは WAAS ネットワーク内の他のノードと通信できます。 cms deregister コマンドは登録情報とデータベース テーブルを削除して WAAS ネットワークからノードを削除します。
WAAS Central Manager の現在の管理データベースをバックアップするには、 cms database backup コマンドを使用します。データベースのバックアップでは次の項目を指定します。
•
位置、パスワードおよびユーザ ID
•
PostgreSQL プレーンテキスト構文でのダンプ フォーマット
バックアップ ファイルのネーミング規則にはタイム スタンプが含まれます。
(注) WAAS Cental Manager での CMS データベースのバックアップおよび復元手順の詳細は、『Cisco Wide Area Application Services Configuration Guide』を参照してください。
損失した登録情報のリカバリ時、または故障したノードを同じ登録情報を持つ新しいノードと交換する際に cms recover identity word コマンドを使用する場合は、WAAS Central Manager GUI の System.device.recovery.key ウィンドウの Modifying Config Property で設定したデバイス リカバリ キーを指定する必要があります。
lcm コマンドを使用して WAE のローカル/中央管理(LCM)を設定します。LCM 機能を利用して、デバイス CLI または GUI を使用して設定される設定を WAAS ネットワーク全体の設定データ(イネーブルまたはディセーブル)の一部として保存できます。
cms lcm enable コマンドを入力すると、WAE とスタンバイ WAAS Central Manager で動作している CMS プロセスが CLI を使用してこれらのデバイスで行われた設定変更を検出し、その変更をプライマリ WAAS Central Manager に送信します。
cms lcm disable コマンドを入力すると、WAE とスタンバイ WAAS Central Manager で動作している CMS プロセスは CLI 変更をプライマリ WAAS Central Manager に送信しません。デバイス CLI を使用した設定では、プライマリ WAAS Central Manager へ送信されません。
LCM がディセーブルである場合、WAAS Central Manager GUI からの設定では WAE からの設定を上書きしますが、この規則は、ローカル デバイス設定時に WAAS Central Manager が上書きしたローカル デバイス設定だけに適用されます。特定の設定が WAAS Central Manager により上書きされたあと、ローカル デバイス設定を(ローカル CLI ユーザとして)変更した場合、WAAS Central Manager が WAE からフル デバイス 統計情報アップデートを要求するまで(WAAS Central Manager GUI から Force full database update ボタンをクリックしてフル アップデートを開始する)、ローカル デバイス設定が適用されます。WAAS Central Manager がデバイスからフル アップデートを要求した場合、WAAS Central Manager の設定はローカル デバイス設定を上書きします。
例
次の例は、WAAS Central Manager、waas-cm 上の cms 管理テーブルをバックアップします。
waas-cm# cms database backup
creating backup file with label `backup'
backup file local1/acns-db-9-22-2002-17-36.dump is ready. use `copy' commands to move the backup file to a remote host.
次の例は、WAAS Central Manager、waas-cm 上の cms データベース管理テーブルを検証します。
waas-cm# cms database validate
Management tables are valid
関連コマンド
(config) cms
show cms
configure
グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure EXEC コマンドを使用します。グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始しておく必要があります。
configure
グローバル コンフィギュレーション モードを終了するには、 end または exit コマンドを使用します。 Ctrl-Z を押して、グローバル コンフィギュレーション モードを終了することもできます。
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
このコマンドを使用してグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
例
次の例は、WAAS デバイスでグローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにする方法を示します。
関連コマンド
(config) end
(config) exit
show running-config
show startup-config
copy cdrom
CD-ROM からソフトウェア リリース ファイルをコピーするには、 copy cdrom EXEC コマンドを使用します。
copy cdrom install filedir filename
シンタックスの説明
cdrom |
CD-ROM からファイルをコピーします。 |
install |
ソフトウェア リリース ファイルをインストールします。 |
filedir |
ソフトウェア リリース ファイルのディレクトリ位置 |
filename |
ソフトウェア リリース ファイルのファイル名 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy compactflash
CompactFlash カード からソフトウェア リリース ファイルをコピーするには、 copy compactflash EXEC コマンドを使用します。
copy compactflash install filename
シンタックスの説明
compactflash |
CompactFlash カードからファイルをコピーします。 |
install |
ソフトウェア リリース ファイルをインストールします。 |
filename |
イメージ ファイル名 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy disk
FTP を使用してディスクからリモート位置またはスタートアップ コンフィギュレーションに、設定またはイメージ データをコピーするには、 copy disk EXEC コマンドを使用します。
copy disk {ftp { hostname | ip-address } remotefiledir remotefilename localfilename | startup-config filename }
シンタックスの説明
disk |
ローカル ディスクのファイルをコピーします。 |
ftp |
FTP サーバにファイルをコピーします。 |
hostname |
FTP サーバのホスト名 |
ip-address |
FTP サーバの IP アドレス |
remotefiledir |
ローカル ファイルのコピー先の FTP サーバ上のディレクトリ |
remotefilename |
すでに FTP サーバにコピーされているローカル ファイルの名前 |
localfilename |
コピーするローカル ファイルの名前 |
startup-config |
ディスクからスタートアップ コンフィギュレーション(NVRAM)に、コンフィギュレーション ファイルをコピーします。 |
filename |
既存のコンフィギュレーション ファイルの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
SYSFS パーティションから FTP サーバにファイルをコピーするには、 copy disk ftp EXEC コマンドを使用します。スタートアップ コンフィギュレーション ファイルを NVRAM にコピーするには、 copy disk startup-config EXEC コマンドを使用します。
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy ftp
FTP サーバからソフトウェア設定またはイメージ データをコピーするには、 copy ftp EXEC コマンドを使用します。
copy ftp {central { hostname | ip-address } remotefiledir remotefilename slotnumber [ username username password | proxy { hostname | ip-address } proxy_portnum [ username username password ] | port port-num | md5 md5sum ] | disk { hostname | ip-address } remotefiledir remotefilename localfilename | install { hostname | ip-address } remotefiledir remotefilename }
シンタックスの説明
ftp |
FTP サーバからファイルをコピーします。 |
central |
ソフトウェア アップグレード イメージ リポジトリにファイルをコピーします。 |
hostname |
FTP サーバのホスト名 |
ip-address |
FTP サーバの IP アドレス |
remotefiledir |
コピーするイメージ ファイルがある FTP サーバ上のディレクトリ |
remotefilename |
イメージ リポジトリにコピーするファイルの名前 |
slotnumber |
アップグレード イメージのコピー先のスロット位置(1 ~ 5) |
username |
(任意)FTP 認証を指定します。 |
username |
(任意)クリア テキストでのユーザ名 |
password |
(任意)FTP 認証用のパスワード |
proxy |
(任意)プロキシ アドレスを指定します。 |
hostname |
(任意)プロキシ サーバのホスト名 |
ip-address |
(任意)プロキシ サーバの IP アドレス |
proxy_portnum |
(任意)プロキシ サーバのポート番号 |
username |
(任意)プロキシ サーバの認証ユーザ名を指定します。 |
username |
(任意)クリア テキストでのユーザ名 |
password |
(任意)プロキシ サーバ認証用のパスワード |
port |
(任意)FTP サーバに接続するポートを指定します。 |
port-num |
(任意)FTP サーバのポート番号 |
md5 |
(任意)コピー元のファイルの MD5 シグニチャを指定します。 |
md5sum |
(任意)MD5 シグニチャ |
disk |
ローカル ディスクにファイルをコピーします。 |
hostname |
FTP サーバのホスト名 |
ip-address |
FTP サーバの IP アドレス |
remotefiledir |
コピーするファイルがある FTP サーバ上のディレクトリ |
remotefilename |
(任意)ローカル ディスクにコピーするファイルの名前 |
localfilename |
(任意)コピーされたファイルがローカル ディスクに表示されるときの名前 |
install |
(任意)FTP サーバからファイルをコピーして、ローカル デバイスにソフトウェア リリース ファイルをインストールします。 |
hostname |
(任意)FTP サーバの名前 |
ip-address |
(任意)FTP サーバの IP アドレス |
remotefiledir |
リモート ファイルのディレクトリ |
remotefilename |
リモート ファイル名 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
FTP サーバから WAAS デバイスの SYSFS パーティションにファイルをコピーするには、 copy ftp disk EXEC コマンドを使用します。
FTP サーバからイメージ ファイルを WAAS デバイスにインストールするには、 copy ftp install EXEC コマンドを使用します。イメージの内、一部はディスクに、一部はフラッシュ メモリにインストールされます。FTP サーバからリポジトリにソフトウェア イメージをダウンロードするには、 copy ftp central EXEC コマンドを使用します。
copy ftp install EXEC コマンドを使用して、転送を別の場所にリダイレクトすることもできます。ユーザ名とパスワードは、WAAS デバイスへのソフトウェア リリース ファイルの転送が許可される前に、Primary Domain Controller(PDC; プライマリ ドメイン コントローラ)で認証を受けておく必要があります。
BIOS のアップグレード
WAE-511、WAE-512、WAE-611、WAE-612、WAE-7326 の BIOS はリモートでアップグレードできます。すべてのコンピュータ ハードウェアは、インターフェイスを介してソフトウェアと連動する必要があります。Basic Input/Output System(BIOS)は、そのようなインターフェイスを提供します。コンピュータに組み込まれたスタータ キットは、ハード ディスク ドライブから他のソフトウェアを実行します。BIOS は、基本命令セットを提供してコンピュータをブートする役割があります。Power-On Self Test(POST; パワーオン セルフ テスト)動作やハード ディスク ドライブからのオペレーティング システムのブーティングなど、起動時に実行する必要のあるタスクをすべて実行します。さらに、割り込みハンドラのライブラリの形式で、ハードウェアとオペレーティング システム間のインターフェイスを提供します。たとえば、キーが押されるたびに CPU は割り込みを実行してそのキーを読み取ります。これは、シリアルおよびパラレル ポート、ビデオ カード、サウンド カード、ハードディスク コントローラなどの他の入出力デバイスでも同様です。一部の旧式の PC では、最新のハードウェアとの相互運用を行えません。BIOS がハードウェアをサポートしておらず、オペレーティング システムが BIOS ルーチンを使用するためにコールできないためです。この問題は、新しいハードウェアをサポートする BIOS に交換するか、そのハードウェアに対応したデバイス ドライバをインストールすれば解決できます。
特定のハードウェア モデルの BIOS アップデートに必要なすべての BIOS ファイルは、1 つの .bin パッケージ ファイルとして Cisco.com で入手できます。このファイルは専用の
<WAAS-installable>.bin ファイルで、通常のソフトウェア アップデート手順でインストールできます。
BIOS のバージョン アップデートをサポートする WAAS デバイスの BIOS バージョンをアップデートするには、次のものが必要です。
•
ソフトウェア ファイルのある FTP サーバ
•
アップデートするデバイスとアップデート ファイルを格納するサーバ間のネットワーク接続
•
当該の .bin BIOS アップデート ファイル
–
511_bios.bin
–
611_bios.bin
–
7326_bios.bin
注意 フラッシュ BIOS をアップグレードする際は、
特に注意してください。BIOS アップグレード パッチが完全に正しいものであることを
しっかりと確認してください。適用したパッチが間違っていた場合、システムはブート不能になり、正しいパッチを適用し直しても回復不能になる可能性があります。
注意 フラッシュ BIOS アップデートの失敗で非常に深刻な結果がもたらされる可能性があるので、フラッシュ BIOS は必ず、最初にシステムを Uninterruptible Power Supply(UPS; 無停電電源装置)に接続してからアップデートしてください。
BIOS アップデート ファイルをリモートでインストールするには、次のように copy ftp install EXEC コマンドを使用します。
WAE# copy ftp install ftp-server remote_file_dir 7326_bios.bin
BIOS アップデート ファイルをシステムにコピーしたら、次のように reload EXEC コマンドを使用してリブートします。
新しい BIOS は、システムをリブートしたあと、有効になります。
例
次の例は、FTP サーバからイメージ ファイルをコピーして、そのファイルをローカル デバイスにインストールする方法を示します。
WAE# copy ftp install 10.1.1.1 //ftp-sj.cisco.com/cisco/waas/4.0 WAAS-4.0.0-k9.bin
Enter username for remote ftp server:biff
Enter password for remote ftp server:*****
Initiating FTP download...
printing one # per 1MB downloaded
10.1.1.1 FTP server (Version) Mon Feb 28 10:30:36 EST
Password required for biff.
Entering Passive Mode (128,107,193,244,55,156)
Sending:CWD //ftp-sj.cisco.com/cisco/waas/4.0
Entering Passive Mode (128,107,193,244,55,156)
Sending:RETR WAAS-4.0.0-k9.bin
Opening BINARY mode data connection for ruby.bin (87376881 bytes).
###################################################################################
.................................................................
The new software will run after you reload.
次の例は、BIOS をアップグレードする方法を示します。すべての出力は、追跡できるように別のファイル(/local1/.bios_upgrade.txt)に書き込まれます。BIOS アップグレードのため Cisco.com からダウンロードされたハードウェア依存ファイルは、BIOS アップグレード手順の完了後、自動的に WAAS デバイスから削除されます。
WAE-7326# copy ftp install upgradeserver /bios/update53/derived/ 7326_bios.bin
Enter username for remote ftp server:myusername
Enter password for remote ftp server:*****
Initiating FTP download...
printing one # per 1MB downloaded
upgradeserver.cisco.com FTP server (Version wu-2.6.1-18) ready.
Password required for myusername.
Please read the file README_dotfiles
it was last modified on Wed Feb 19 16:10:26 2005- 94 days ago
Please read the file README_first
it was last modified on Wed Feb 19 16:05:29 2005- 94 days ago
User myusername logged in.
Entering Passive Mode (128,107,193,240,57,37)
Sending:CWD /bios/update53/derived/
Entering Passive Mode (128,107,193,240,146,117)
Sending:RETR 7326_bios.bin
Opening BINARY mode data connection for 7326_bios.bin (834689 bytes).
Fri Jan 7 15:29:07 UTC 2005
Do not turnoff the system till BIOS installation is complete.
Flash chipset:Macronix 29LV320B
0055000.FLS:280000 [80000]
Erasing block 2f:280000 - 28ffff
Erasing block 30:290000 - 29ffff
Erasing block 31:2a0000 - 2affff
Erasing block 32:2b0000 - 2bffff
Erasing block 33:2c0000 - 2cffff
Erasing block 34:2d0000 - 2dffff
Erasing block 35:2e0000 - 2effff
Erasing block 36:2f0000 - 2fffff
Programming block 2f:280000 - 28ffff
Programming block 30:290000 - 29ffff
Programming block 31:2a0000 - 2affff
Programming block 32:2b0000 - 2bffff
Programming block 33:2c0000 - 2cffff
Programming block 34:2d0000 - 2dffff
Programming block 35:2e0000 - 2effff
Programming block 36:2f0000 - 2fffff
SCSIROM.BIN:260000 [20000]
Erasing block 2d:260000 - 26ffff
Erasing block 2e:270000 - 27ffff
Programming block 2d:260000 - 26ffff
Programming block 2e:270000 - 27ffff
PXEROM.BIN:250000 [10000]
Erasing block 2c:250000 - 25ffff
Programming block 2c:250000 - 25ffff
Primary BIOS flashed successfully
Cleanup BIOS related files that were downloaded....
The new software will run after you reload.
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy http
HTTP サーバから WAAS デバイスに設定またはイメージ ファイルをコピーするには、 copy http EXEC コマンドを使用します。
copy http install { hostname | ip-address } remotefiledir remotefilename [port portnum ] [proxy proxy_portnum ] [username username password ]
シンタックスの説明
http |
HTTP サーバからファイルをコピーします。 |
install |
HTTP サーバからファイルをコピーして、ローカル デバイスにソフトウェア リリース ファイルをインストールします。 |
hostname |
HTTP サーバの名前 |
ip-address |
HTTP サーバの IP アドレス |
remotefiledir |
リモート ファイルのディレクトリ |
remotefilename |
リモート ファイル名 |
port |
(任意)HTTP サーバに接続するポート(デフォルトは 80) |
portnum |
HTTP サーバのポート番号(1 ~ 65535) |
proxy |
(任意)HTTP プロキシ サーバに要求をリダイレクトできるようにします。 |
proxy_portnum |
HTTP プロキシ サーバのポート番号(1 ~ 65535) |
username |
(任意)HTTP プロキシ サーバにアクセスするためのユーザ名 |
username |
ユーザのログイン名 |
password |
パスワード認証を確立します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
HTTP サーバからイメージ ファイルをインストールして、それを WAAS デバイスにインストールするには、 copy http install EXEC コマンドを使用します。転送プロトコルとして HTTP を使用して HTTP サーバから WASS デバイスにイメージを転送し、デバイスにソフトウェアをインストールします。イメージの内、一部はディスクに、一部はフラッシュ メモリにインストールされます。HTTP サーバからリポジトリにソフトウェア イメージをダウンロードするには、 copy http central EXEC コマンドを使用します。
proxy hostname | ip-address オプションを指定することで、 copy http install EXEC コマンドを使用して、転送を別の場所または HTTP プロキシ サーバにリダイレクトすることもできます。ユーザ名とパスワードは、WAAS デバイスへのソフトウェア リリース ファイルの転送が許可される前に、Primary Domain Controller(PDC; プライマリ ドメイン コントローラ)で認証を受けておく必要があります。
BIOS のアップグレード
WAE-511、WAE-512、WAE-611、WAE-612、WAE-7326 の BIOS はリモートでアップグレードできます。すべてのコンピュータ ハードウェアは、インターフェイスを介してソフトウェアと連動する必要があります。Basic Input/Output System(BIOS)は、そのようなインターフェイスを提供します。コンピュータに組み込まれたスタータ キットは、ハード ディスク ドライブから他のソフトウェアを実行します。BIOS は、基本命令セットを提供してコンピュータをブートする役割があります。Power-On Self Test(POST; パワーオン セルフ テスト)動作やハード ディスク ドライブからのオペレーティング システムのブーティングなど、起動時に実行する必要のあるタスクをすべて実行します。さらに、割り込みハンドラのライブラリの形式で、ハードウェアとオペレーティング システム間のインターフェイスを提供します。たとえば、キーが押されるたびに CPU は割り込みを実行してそのキーを読み取ります。これは、シリアルおよびパラレル ポート、ビデオ カード、サウンド カード、ハードディスク コントローラなどの他の入出力デバイスでも同様です。一部の旧式の PC では、最新のハードウェアとの相互運用を行えません。BIOS がハードウェアをサポートしておらず、オペレーティング システムが BIOS ルーチンを使用するためにコールできないためです。この問題は、新しいハードウェアをサポートする BIOS に交換するか、そのハードウェアに対応したデバイス ドライバをインストールすれば解決できます。
特定のハードウェア モデルの BIOS アップデートに必要なすべての BIOS ファイルは、1 つの .bin パッケージ ファイルとして Cisco.com で入手できます。このファイルは専用の <WAAS-installable>.bin ファイルで、通常のソフトウェア アップデート手順でインストールできます。
BIOS のバージョン アップデートをサポートする WAAS デバイスの BIOS バージョンをアップデートするには、次のものが必要です。
•
ソフトウェア ファイルのある HTTP サーバ
•
アップデートするデバイスとアップデート ファイルを格納するサーバ間のネットワーク接続
•
当該の .bin BIOS アップデート ファイル
–
511_bios.bin
–
611_bios.bin
–
7326_bios.bin
注意 フラッシュ BIOS をアップグレードする際は、
特に注意してください。BIOS アップグレード パッチが完全に正しいものであることを
しっかりと確認してください。適用したパッチが間違っていた場合、システムはブート不能になり、正しいパッチを適用し直しても回復不能になる可能性があります。
注意 フラッシュ BIOS アップデートの失敗で非常に深刻な結果がもたらされる可能性があるので、フラッシュ BIOS は必ず、最初にシステムを Uninterruptible Power Supply(UPS; 無停電電源装置)に接続してからアップデートしてください。
BIOS アップデート ファイルを WAAS デバイスにインストールするには、次のように copy http install EXEC コマンドを使用します。
WAE# copy http install http-server remote_file_dir 7326_bios.bin
[portnumber]
BIOS アップデート ファイルをシステムにコピーしたら、次のように reload EXEC コマンドを使用して WAAS デバイスをリブートします。
新しい BIOS は、システムをリブートしたあと、有効になります。
例
次の例は、HTTP サーバからイメージ ファイルをコピーして、そのファイルを WAAS デバイスにインストールする方法を示します。
WAE# copy http install 10.1.1.1 //ftp-sj.cisco.com/cisco/waas/4.0 WAAS-4.0.0-k9.bin
Enter username for remote ftp server:biff
Enter password for remote ftp server:*****
Initiating FTP download...
printing one # per 1MB downloaded
10.1.1.1 FTP server (Version) Mon Feb 28 10:30:36 EST
Password required for biff.
Entering Passive Mode (128,107,193,244,55,156)
Sending:CWD //ftp-sj.cisco.com/cisco/waas/4.0
Entering Passive Mode (128,107,193,244,55,156)
Sending:RETR WAAS-4.0.0-k9.bin
Opening BINARY mode data connection for ruby.bin (87376881 bytes).
###################################################################################
.................................................................
The new software will run after you reload.
次の例は、BIOS をアップグレードする方法を示します。すべての出力は、追跡できるように別のファイル(/local1/.bios_upgrade.txt)に書き込まれます。BIOS アップグレードのため Cisco.com からダウンロードされたハードウェア依存ファイルは、BIOS アップグレード手順の完了後、自動的に WAAS デバイスから削除されます。
WAE-7326# copy ftp install upgradeserver /bios/update53/derived/ 7326_bios.bin
Enter username for remote ftp server:myusername
Enter password for remote ftp server:*****
Initiating FTP download...
printing one # per 1MB downloaded
upgradeserver.cisco.com FTP server (Version wu-2.6.1-18) ready.
Password required for myusername.
Please read the file README_dotfiles
it was last modified on Wed Feb 19 16:10:26 2005- 94 days ago
Please read the file README_first
it was last modified on Wed Feb 19 16:05:29 2005- 94 days ago
User myusername logged in.
Entering Passive Mode (128,107,193,240,57,37)
Sending:CWD /bios/update53/derived/
Entering Passive Mode (128,107,193,240,146,117)
Sending:RETR 7326_bios.bin
Opening BINARY mode data connection for 7326_bios.bin (834689 bytes).
Fri Jan 7 15:29:07 UTC 2005
Do not turnoff the system till BIOS installation is complete.
Flash chipset:Macronix 29LV320B
0055000.FLS:280000 [80000]
Erasing block 2f:280000 - 28ffff
Erasing block 30:290000 - 29ffff
Erasing block 31:2a0000 - 2affff
Erasing block 32:2b0000 - 2bffff
Erasing block 33:2c0000 - 2cffff
Erasing block 34:2d0000 - 2dffff
Erasing block 35:2e0000 - 2effff
Erasing block 36:2f0000 - 2fffff
Programming block 2f:280000 - 28ffff
Programming block 30:290000 - 29ffff
Programming block 31:2a0000 - 2affff
Programming block 32:2b0000 - 2bffff
Programming block 33:2c0000 - 2cffff
Programming block 34:2d0000 - 2dffff
Programming block 35:2e0000 - 2effff
Programming block 36:2f0000 - 2fffff
SCSIROM.BIN:260000 [20000]
Erasing block 2d:260000 - 26ffff
Erasing block 2e:270000 - 27ffff
Programming block 2d:260000 - 26ffff
Programming block 2e:270000 - 27ffff
PXEROM.BIN:250000 [10000]
Erasing block 2c:250000 - 25ffff
Programming block 2c:250000 - 25ffff
Primary BIOS flashed successfully
Cleanup BIOS related files that were downloaded....
The new software will run after you reload.
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy running-config
現在の設定から設定データまたはイメージ データをコピーするには、 copy running-config EXEC コマンドを使用します。
copy running-config {disk filename | startup-config | tftp { hostname | ip-address } remotefilename }
シンタックスの説明
running-config |
現在のシステム設定をコピーします。 |
disk |
ディスク ファイルに現在のシステム設定をコピーします。 |
filename |
ディスク上に作成するファイルの名前 |
startup-config |
スタートアップ コンフィギュレーション(NVRAM)に、実行コンフィギュレーションをコピーします。 |
tftp |
TFTP サーバ上のファイルに実行コンフィギュレーションをコピーします。 |
hostname |
TFTP サーバのホスト名 |
ip-address |
TFTP サーバの IP アドレス |
remotefilename |
TFTP サーバ上に作成されるコンフィギュレーション ファイルのリモート ファイル名。完全パス名を使用します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS デバイスの実行システム コンフィギュレーションを SYSFS パーティション、フラッシュ メモリ、または TFTP サーバにコピーするには、 copy running-config EXEC コマンドを使用します。 copy running-config startup-config EXEC コマンドは、 write memory コマンドと同等です。
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy startup-config
スタートアップ コンフィギュレーションから設定データまたはイメージ データをコピーするには、 copy startup-config EXEC コマンドを使用します。
copy startup-config {disk filename | running-config | tftp { hostname | ip-address } remotefilename }
シンタックスの説明
startup-config |
スタートアップ コンフィギュレーションをコピーします。 |
disk |
ディスク ファイルにスタートアップ コンフィギュレーションをコピーします。 |
filename |
ローカル ディスクにコピーするスタートアップ コンフィギュレーション ファイルの名前 |
running-config |
スタートアップ コンフィギュレーションを実行コンフィギュレーションにコピーします。 |
tftp |
TFTP サーバ上のファイルにスタートアップ コンフィギュレーションをコピーします。 |
hostname |
TFTP サーバのホスト名 |
ip-address |
TFTP サーバの IP アドレス |
remotefilename |
TFTP サーバ上に作成されるスタートアップ コンフィギュレーション ファイルのリモート ファイル名。完全パス名を使用します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
TFTP サーバまたは SYSFS パーティションにスタートアップ コンフィギュレーション ファイルをコピーするには、 copy startup-config EXEC コマンドを使用します。
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy sysreport
デバイスからシステム トラブルシューティング情報をコピーするには、 copy sysreport EXEC コマンドを使用します。
copy sysreport {disk filename | ftp { hostname | ip-address } remotedirectory remotefilename | tftp { hostname | ip-address } remotefilename } [start-date { day month | month day } year [end-date { day month | month day } year ]]
シンタックスの説明
sysreport |
WAAS システム情報が含まれるレポートを作成し、ファイルに保存します。 |
disk |
ディスク ファイルにシステム情報をコピーします。 |
filename |
ディスク上に作成するファイルの名前なお、.tar.gz が指定したファイル名に付け加えられます。 |
ftp |
FTP サーバにシステム情報をコピーします。 |
hostname |
FTP サーバのホスト名 |
ip-address |
FTP サーバの IP アドレス |
remotedirectory |
システム情報ファイルが作成される FTP サーバ上のリモート ディレクトリ |
remotefilename |
FTP サーバ上に作成されるシステム情報ファイルのリモート ファイル名 |
tftp |
TFTP サーバにシステム情報をコピーします。 |
hostname |
TFTP サーバのホスト名 |
ip-address |
TFTP サーバの IP アドレス |
remotefilename |
TFTP サーバ上に作成されるシステム情報ファイルのリモート ファイル名完全パス名を使用します。 |
start-date |
(任意)作成されたシステム レポート内の情報の開始日 |
day month |
開始の日付(1 ~ 31)および月(January、February、March、April、May、June、July、August、September、October、November、December)。先に月、そのあとに日を指定することもできます。 |
year |
開始日の年(1993 ~ 2035) |
end-date |
(任意)作成されたシステム レポート内の情報の終了日。省略した場合、この日付はデフォルトにより本日の日付になります。レポートにはこの日の終わりまでのファイルが含まれます。 |
day month |
終了日(1 ~ 31)および月(January、February、March、April、May、June、July、August、September、October、November、December)。先に月、そのあとに日を指定することもできます。 |
year |
終了日の年(1993 ~ 2035) |
デフォルト
終了日 を指定しないと、本日の日付が使用されます。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
copy sysreport コマンドはかなりの多くの CPU とディスク リソースを消費するので、実行中、システム パフォーマンスが低下する可能性があります。
例
次の例では、ローカル WAAS デバイスのファイル mysysinfo にシステム情報をコピーする方法を示します。
WAE# copy sysreport disk mysysinfo start-date 1 April 2006 end-date April 30 2006
次の例は、FTP サーバ myserver のルート ディレクトリにあるファイル foo に FTP によりシステム情報をコピーする方法を示します。
WAE# copy sysreport ftp myserver / foo start-date 1 April 2006 end-date April 30 2006
関連コマンド
show running-config
show startup-config
wafs
copy system-status
デバック目的でシステムからステータス情報をコピーするには、 copy system-status EXEC コマンドを使用します。
copy system-status disk filename
シンタックスの説明
system-status disk |
ディスク ファイルにシステム ステータスをコピーします。 |
filename |
ディスク上に作成するファイルの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
ハードウェアおよびソフトウェア ステータス情報を格納する SYSFS パーティションにファイルを作成するには、 copy system-status EXEC コマンドを使用します。
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy tech-support
Cisco TAC への問い合わせに利用するためシステムから設定またはイメージ データをコピーするには、 copy tech-support EXEC コマンドを使用します。
copy tech-support {disk filename | tftp { hostname | ip-address } remotefilename }
シンタックスの説明
tech-support |
テクニカル サポート用にシステム情報をコピーします。 |
disk |
テクニカル サポート用にシステム情報をディスク ファイルにコピーします。 |
filename |
ディスク上に作成するファイルの名前 |
tftp |
テクニカル サポート用にシステム情報を TFTP サーバにコピーします。 |
hostname |
TFTP サーバのホスト名 |
ip-address |
TFTP サーバの IP アドレス |
remotefilename |
TFTP サーバ上に作成されるシステム情報ファイルのリモート ファイル名。完全パス名を使用します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
TFTP サーバまたは SYSFS パーティションにテクニカル サポート情報をコピーするには、 copy tech-support tftp EXEC コマンドを使用します。
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
copy tftp
TFTP サーバから設定またはイメージ データをコピーするには、 copy tftp EXEC コマンドを使用します。
copy tftp {disk { hostname | ip-address } remotefilename localfilename | running-config
{ hostname | ip-address } remotefilename | startup-config { hostname | ip-address } remotefilename }
シンタックスの説明
tftp |
TFTP サーバからのイメージをコピーします。 |
disk |
ディスク ファイルに TFTP サーバからのイメージをコピーします。 |
hostname |
TFTP サーバのホスト名 |
ip-address |
TFTP サーバの IP アドレス |
remotefilename |
TFTP サーバからコピーするリモート イメージ ファイルの名前。完全パス名を使用します。 |
localfilename |
ローカル ディスク上に作成するイメージ ファイルの名前 |
running-config |
実行コンフィギュレーションに TFTP サーバからイメージをコピーします。 |
hostname |
TFTP サーバのホスト名 |
ip-address |
TFTP サーバの IP アドレス |
remotefilename |
TFTP サーバからコピーするリモート イメージ ファイルの名前。完全パス名を使用します。 |
startup-config |
スタートアップ コンフィギュレーションに TFTP サーバからイメージをコピーします。 |
hostname |
TFTP サーバのホスト名 |
ip-address |
TFTP サーバの IP アドレス |
remotefilename |
TFTP サーバからコピーするリモート イメージ ファイルの名前。完全パス名を使用します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
TFTP サーバからディスクにファイルをコピーするには、 copy tftp disk EXEC コマンドを使用します。
関連コマンド
install
reload
show running-config
show startup-config
wafs
write
cpfile
ファイルのコピーを作成するには、 cpfile EXEC コマンドを使用します。
cpfile oldfilename newfilename
シンタックスの説明
oldfilename |
コピーするファイルの名前 |
newfilename |
作成されるファイルの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用してファイルのコピーを作成します。SYSFS ファイルだけがコピーできます。
例
次の例は、ファイルのコピーを作成する方法を示します。
WAE# cpfile fe511-194616.bin fd511-194618.bin
関連コマンド
deltree
dir
lls
ls
mkdir
pwd
rename
debug
WAAS アプリケーション アクセラレーションおよびセントラル マネージャ機能をモニタおよび記録するには、 debug EXEC コマンドを使用します。 デバッギング をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します( undebug コマンドも参照)。
application-accelerator デバイス モードでは、 debug コマンドは次のとおりです。
debug authentication {content-request | user | windows-domain}
debug buf {all | dmbuf | dmsg}
debug cdp {adjacency | events | ip | packets}
debug cli {all | bin | parser}
debug cms
debug dataserver {all | clientlib | server}
debug dhcp
debug dre {aggregation | all | cache | connection {aggregation [ acl ] | cache [ acl ] | core [ acl ] | message [ acl ] | misc [ acl ] | acl } | core | lz | message | misc}
debug epm
debug flow monitor tcpstat-v1
debug logging all
debug ntp
debug print-spooler {all | brief | errors | warnings}
debug rbcp
debug snmp {all | cli | main | mib | traps}
debug stats {all | collections | computation | history}
debug tfo {buffer-mgr | connection [auto-discovery [ acl ] | comp-mgr [ acl ] | conn-mgr [ acl ] | egress-method [ acl ] | filtering [ acl ] | netio-engine [ acl ] | policy-engine [ acl ] | synq [ acl ] | acl ] | stat-mgr | translog}
debug translog export
debug wafs {{all | core-fe | edge-fe | manager | utilities} {debug | error | info | warn}}
debug wccp {all | detail | error | events | keepalive | packets | slowstart}
(注) dre、epm、flow monitor、print-spooler、rbcp、tfo、translog、wafs、および wccp コマンド オプションは application-accelerator デバイス モードのみでサポートされます。
central manager デバイス モードでは、 debug コマンドは次のとおりです。
debug aaa accounting
debug all
debug authentication {content-request | user | windows-domain}
debug buf {all | dmbuf | dmsg}
debug cdp {adjacency | events | ip | packets}
debug cli {all | bin | parser}
debug cms
debug dataserver {all | clientlib | server}
debug dhcp
debug emdb [level [ levelnum ]]
debug key-manager
debug logging all
debug ntp
debug rpc {detail | trace}
debug snmp {all | cli | main | mib | traps}
debug stats {all | collections | computation | history}
(注) emdb および rpc コマンド オプションは、central manager デバイス モードでのみサポートされます。
シンタックスの説明
aaa accounting |
(任意)AAA アカウンティング アクションをイネーブルにします。 |
all |
(任意)すべてのデバッグ オプションをイネーブルにします。 |
authentication |
(任意)認証デバッグをイネーブルにします。 |
content-request |
コンテンツ要求認証のデバッグをイネーブルにします。 |
user |
システム認証に対するユーザ ログインのデバッグをイネーブルにします。 |
windows-domain |
Windows ドメイン認証のデバッグをイネーブルにします。 |
buf |
(任意)バッファ マネージャのデバッグをイネーブルにします。 |
all |
すべてのバッファ マネージャのデバッグをイネーブルにします。 |
dmbuf |
dmbuf デバッグのみをイネーブルにします。 |
dmsg |
dmsg デバッグだけをイネーブルにします。 |
cdp |
(任意)CDP デバッグをイネーブルにします。 |
adjacency |
CDP ネイバー情報のデバッグをイネーブルにします。 |
events |
CDP イベントのデバッグをイネーブルにします。 |
ip |
CDP IP のデバッグをイネーブルにします。 |
packets |
パケット関連 CDP のデバッグをイネーブルにします。 |
cli |
(任意)CLI デバッグをイネーブルにします。 |
all |
すべての CLI のデバッグをイネーブルにします。 |
bin |
CLI コマンド バイナリ プログラムのデバッグをイネーブルにします。 |
parser |
CLI コマンド パーサーのデバッグをイネーブルにします。 |
cms |
(任意)CMS デバッグをイネーブルにします。 |
dataserver |
(任意)データ サーバのデバッグをイネーブルにします。 |
all |
すべてのデータ サーバのデバッグをイネーブルにします。 |
clientlib |
データ サーバ クライアント ライブラリ モジュールのデバッグをイネーブルにします。 |
server |
データ サーバ モジュールのデバッグをイネーブルにします。 |
dhcp |
(任意)DHCP デバッグをイネーブルにします。 |
dre |
(任意)DREデバッグをイネーブルにします。 |
aggregation |
DRE チャンク集約のデバッグをイネーブルにします。 |
all |
すべての DRE コマンドのデバッグをイネーブルにします。 |
cache |
DRE キャッシュのデバッグをイネーブルにします。 |
connection |
DRE 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
aggregation [ acl ] |
指定された接続の DRE チャンク集約のデバッグをイネーブルにします。 |
cache [ acl ] |
指定された接続の DRE キャッシュのデバッグをイネーブルにします。 |
core [ acl ] |
指定された接続の DRE コアのデバッグをイネーブルにします。 |
message [ acl ] |
指定された接続の DRE メッセージのデバッグをイネーブルにします。 |
misc [ acl ] |
指定された接続のその他の DRE デバッグをイネーブルにします。 |
acl |
トレースされた接続を制限する ACL |
core |
DRE コアのデバッグをイネーブルにします。 |
message |
DRE メッセージのデバッグをイネーブルにします。 |
misc |
その他の DRE デバッグをイネーブルにします。 |
epm |
(任意)DCE-RPC EPM デバッグをイネーブルにします。 |
flow |
(任意)ネットワーク トラフィック フローのデバッグをイネーブルにします。 |
monitor |
モニタ フロー パフォーマンスのデバッグ コマンドをイネーブルにします。 |
tcpstat-v1 |
tcpstat-v1 のデバッグをイネーブルにします。 |
logging |
(任意)ロギングのデバッグをイネーブルにします。 |
all |
すべてのロギングのデバッグをイネーブルにします。 |
ntp |
(任意)NTP デバッグをイネーブルにします。 |
print-spooler |
(任意)プリント スプーラのデバッグをイネーブルにします。 |
all |
すべてのデバッグ機能を使用して、プリント スプーラのデバッグをイネーブルにします。 |
brief |
簡潔なデバッグ メッセージのみを使用して、プリント スプーラのデバッグをイネーブルにします。 |
errors |
エラー条件のみを使用して、プリント スプーラのデバッグをイネーブルにします。 |
warnings |
警告条件のみを使用して、プリント スプーラのデバッグをイネーブルにします。 |
rbcp |
(任意)RBCP デバッグをイネーブルにします。 |
snmp |
(任意)SNMP デバッグ コマンドをイネーブルにします。 |
all |
すべての SNMP デバッグ コマンドをイネーブルにします。 |
cli |
すべての SNMP CLI のデバッグをイネーブルにします。 |
main |
SNMP のメイン デバッグをイネーブルにします。 |
mib |
SNMP MIB のデバッグをイネーブルにします。 |
traps |
SNMP トラップのデバッグをイネーブルにします。 |
stats |
(任意)統計情報のデバッグをイネーブルにします。 |
all |
すべての statistics デバッグ コマンドをイネーブルにします。 |
collection |
統計情報収集のデバッグをイネーブルにします。 |
computation |
統計情報計算のデバッグをイネーブルにします。 |
history |
統計情報履歴のデバッグをイネーブルにします。 |
tfo |
(任意)TFO デバッグをイネーブルにします。 |
buffer-mgr |
TFO バッファ マネージャのデバッグをイネーブルにします。 |
connection |
TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
auto-discovery [ acl ] |
自動探索モジュールの TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
comp-mgr [ acl ] |
圧縮モジュールの TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
conn-mgr [ acl ] |
Connection Manager の TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
egress-method [ acl ] |
接続出力方式の TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
filtering [ acl ] |
フィルタリング モジュールの TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
netio-engine [ acl ] |
ネットワーク入出力モジュールの TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
policy-engine [ acl ] |
アプリケーション ポリシーの TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
synq [ acl ] |
SynQ モジュールの TFO 接続のデバッグをイネーブルにします。 |
acl |
TFO 接続を制限する ACL |
stat-mgr |
TFO Statistics Manager のデバッグをイネーブルにします。 |
translog |
TFO トランザクション ログのデバッグをイネーブルにします。 |
translog |
(任意)transaction logging デバッグ コマンドをイネーブルにします。 |
export |
トランザクション ログ FTP エクスポートのデバッグをイネーブルにします。 |
wafs |
(任意)WASS ソフトウェア コンポーネントとユーティリティからのメッセージがロギングされる通知レベル(debug、info、warn、error)をアンセットします。 |
all |
すべてのソフトウェア コンポーネントとユーティリティのロギング レベルを同時にアンセットします。 |
core-fe |
Core File Engine として機能する WAE のロギング レベルをアンセットします。 |
edge-fe |
Edge File Engine として機能する WAE のロギング レベルをアンセットします。 |
manager |
Device Manager のロギング レベルをアンセットします。 |
utilities |
WAAS ユーティリティのロギング レベルをアンセットします。 |
wccp |
(任意)WCCP 情報のデバッグをイネーブルにします。 |
all |
すべての WCCP デバッグ機能をイネーブルにします。 |
detail |
WCCP の詳細なデバッグをイネーブルにします。 |
error |
WCCP エラーのデバッグをイネーブルにします。 |
events |
WCCP イベントのデバッグをイネーブルにします。 |
keepalive |
アプリケーションに送信される WCCP キープアライブのデバッグをイネーブルにします。 |
packets |
WCCP パケット関連情報のデバッグをイネーブルにします。 |
slowstart |
WCCP スロースタートのデバッグをイネーブルにします。 |
次の構文表では、central manager デバイス モードで使用するオプションについて説明します。
emdb |
(任意)組み込みデータベースのデバッグをイネーブルにします。 |
level |
(任意)EMDB サービスの指定されたデバッグ レベルをイネーブルにします。 |
levelnum |
(任意)ディセーブルにするデバッグ レベル(レベル 0 はデバッグをディセーブルにします) |
key-manager |
(任意)Central Manager のキー マネージャのデバッグをイネーブルにします。 |
rpc |
(任意)リモート プロシージャ コール(RPC)ログをイネーブルにします。 |
detail |
プライオリティ レベルが「detail」以上の RPC ログをイネーブルにします。 |
trace |
プライオリティ レベルが「trace」以上の RPC ログをイネーブルにします。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
debug コマンドを使用すると WAAS デバイスのパフォーマンスが低下するので、このコマンドはTAC から指示があった場合にだけ使用することを推奨します。詳細については、「マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびセキュリティ ガイドライン」を参照してください。
Watchdog ユーティリティが動作していないと、「WAAS is not running」メッセージが出力されます。
イネーブル化された debug オプションを表示するには、 show debugging コマンドを使用します。
例
次の例は、ユーザ認証のデバッグ モニタリングをイネーブルにし、イネーブルになっているか確認し、続いてデバッグ モニタリングをディセーブルにする方法を示します。
WAE# debug authentication user
Debug authentication (user) is ON
WAE# no debug authentication user
次の例は、システム内の Core WAE のデバッグするためのロギング レベルを設定し、その後ロギング レベルをデフォルト(info)に戻す方法を示します。
all log level for all components
core-fe log level for Core FE
edge-fe log level for Edge FE
manager log level for Manager
utilities log level for Utilities
WAE# debug wafs core-fe ?
debug set log level to DEBUG
error set log level to ERROR
info set log level to INFO (default)
warn set log level to WARN
WAE# debug wafs core-fe debug
corefe log level set to DEBUG
関連コマンド
show debugging
undebug
delfile
現在のディレクトリからファイルを削除するには、 delfile EXEC コマンドを使用します。
delfile filename
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用して、WAAS デバイスのディスク ドライブの SYSFS パーティションからファイルを削除します。
例
次の例は、絶対パスを使用して /local1 ディレクトリから一時ファイルを削除する方法を示します。
WAE# delfile /local1/tempfile
関連コマンド
cpfile
dir
lls
ls
mkdir
pwd
rename
deltree
ディレクトリを、そのすべてのサブディレクトリおよびファイルとともに削除するには、 deltree EXEC コマンドを使用します。
deltree directory
シンタックスの説明
directory |
削除するディレクトリ ツリーの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用してディレクトリとそのディレクトリ内のすべてのファイルを、WAAS SYSFS ファイル システムから削除します。サブディレクトリおよびファイルを削除しているという警告は表示されません。
(注) WAAS が正常に機能するのに必要なファイルやディレクトリは、決して削除しないでください。
例
次の例は、/local1 ディレクトリから testdir ディレクトリを削除する方法を示します。
WAE# deltree /local1/testdir
関連コマンド
cpfile
dir
lls
ls
mkdir
pwd
rename
dir
ディレクトリの 1 つのファイルまたはすべてのファイルの詳細を表示するには、dir EXEC コマンドを使用します。
dir [ directory ]
シンタックスの説明
directory |
(任意)リストするディレクトリの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用して、名前、サイズ、作成時間など、作業ディレクトリ内部に含まれているファイルの詳細リストを表示します。lls EXEC コマンドも同じ出力を生成します。
例
次の例は、現在のディレクトリのすべてのファイルの詳細リストを示します。
size time of last change name
------------- ------------------------- -----------
4096 Fri Feb 24 14:40:00 2006 <DIR> actona
4096 Tue Mar 28 14:42:44 2006 <DIR> core_dir
4096 Wed Apr 12 20:23:10 2006 <DIR> crash
4506 Tue Apr 11 13:52:45 2006 dbupgrade.log
4096 Tue Apr 4 22:50:11 2006 <DIR> downgrade
4096 Sun Apr 16 09:01:56 2006 <DIR> errorlog
4096 Wed Apr 12 20:23:41 2006 <DIR> logs
16384 Thu Feb 16 12:25:29 2006 <DIR> lost+found
4096 Wed Apr 12 03:26:02 2006 <DIR> sa
24576 Sun Apr 16 23:38:21 2006 <DIR> service_logs
4096 Thu Feb 16 12:26:09 2006 <DIR> spool
9945390 Sun Apr 16 23:38:20 2006 syslog.txt
10026298 Thu Apr 6 12:25:00 2006 syslog.txt.1
10013564 Thu Apr 6 12:25:00 2006 syslog.txt.2
10055850 Thu Apr 6 12:25:00 2006 syslog.txt.3
10049181 Thu Apr 6 12:25:00 2006 syslog.txt.4
4096 Thu Feb 16 12:29:30 2006 <DIR> var
508 Sat Feb 25 13:18:35 2006 wdd.sh.signed
次の例では、 logs ディレクトリの詳細情報のみを示します。
size time of last change name
------------- ------------------------- -----------
4096 Thu Apr 6 12:13:50 2006 <DIR> actona
4096 Mon Mar 6 14:14:41 2006 <DIR> apache
4096 Sun Apr 16 23:36:40 2006 <DIR> emdb
4096 Thu Feb 16 11:51:51 2006 <DIR> export
92 Wed Apr 12 20:23:20 2006 ftp_export.status
4096 Wed Apr 12 20:23:43 2006 <DIR> rpc_httpd
0 Wed Apr 12 20:23:41 2006 snmpd.log
4096 Sun Mar 19 18:47:29 2006 <DIR> tfo
disable
特権 EXEC コマンドを無効にするには、disable EXEC コマンドを使用します。
disable
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS ソフトウェアの CLI EXEC モードは、システム動作の設定、表示、テスト用に使用します。このコマンド モードは、ユーザと特権の 2 つのアクセス レベルに分けられます。特権レベル EXEC モードにアクセスするには、ユーザ アクセス レベルのプロンプトで enable EXEC コマンドを入力し、パスワードの入力のプロンプトが表示されたら特権 EXEC パスワード(スーパーユーザまたは管理者相当のパスワード)を指定します。
パスワード:
disable コマンドにより、ユーザレベルの EXEC シェルに入ります(プロンプトが変わります)。
例
次の例では、特権 EXEC モードからユーザレベル EXEC モードに入ります。
disk
WAAS デバイスでディスクを設定するには、 disk EXEC コマンドを使用します。
disk delete-partitions diskname
disk disk-name disk xx replace
disk insert diskname
disk recreate-raid
disk reformat diskname
disk scan-errors diskname
delete-partitions |
指定された論理ディスク ドライブのデータを削除します。このコマンドの実行後は、指定されたディスク ドライブは WAAS ソフトウェアによってブランクとして取り扱われます。そのドライブの以前のデータは、すべてアクセス不能です。 |
diskname |
パーティションを削除するディスクの名前(disk00、disk01)。 RAID-5 システムの場合、1 つの論理ドライブのみがアクティブなので、このオプションは利用できません。 |
disk-name disk xx replace |
RAID-5 アレイで交換できるように、disk xx という名前の物理ディスク(disk00、disk01 など)をシャットダウンします。
(注) このオプションは RAID-5 システムでのみ利用できます。
|
insert |
新しく挿入されたディスクを検出およびマウントするために、SCSI ホストにバスを再スキャンさせます。
(注) このオプションは、WAE-612 および WAE-7326 モデルでのみ利用できます。
|
diskname |
挿入するディスクの名前(disk00、disk01) |
recreate-raid |
RAID-5 アレイを再構築します。
(注) このオプションは RAID-5 システムでのみ利用できます。
|
reformat |
SCSI ディスク ドライブのローレベル再フォーマットを行い、不良セクタをリマップします。
注意 このコマンドはデータを損失しないよう十分に注意して使用してください。
(注) このオプションは RAID-5 システムでは利用できません。
|
diskname |
再フォーマットするディスクの名前(disk00、disk01) |
scan-errors |
エラーがないか SCSI または IDE ディスクをスキャンし、未使用の場合は不良セクターをリマップします。 RAID-5 システムの場合、このコマンドは論理 RAID デバイスにエラーがないかスキャンします。これらのシステムでは、 diskname オプションはありません。 |
diskname |
再フォーマットするディスクの名前(disk00、disk01) |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
RAID-5 を処理する論理ディスク
Redundant Array of Independent Disks-5(RAID-5; 冗長ディスク アレイ 5)を処理する論理ディスクは、ハードウェア機能として WAAS に実装されています。RAID-5 デバイスは、論理ディスクの容量を増やすため最大 6 つの物理ハード ディスク ドライブを備えた単一の論理ディスク ドライブを作成できます(WAE-7341 は 4 つのディスクをサポートし、WAE-7371 は 6 つのディスクをサポートします)。
物理ドライブの 1 つに障害が発生しても(RAID-5 によりドライブが Defunct ステートに移行)、RAID-5 を備えたシステムは操作を続けることができます。障害が発生したドライブを適切にシャットダウンしたあと、RAID-5 はディスク ハードウェアのホットスワップも可能にします(RAID-5 システムのディスクの取り外しおよび交換手順については、『 Cisco Wide Area Application Services Configuration Guide 』の第 14 章を参照してください)。
RAID-1 を処理する論理ディスク
RAID-1 は、ソフトウェア機能として WAAS に実装されています。RAID-1 WAAS デバイスは信頼性を向上するため、2 つのディスク ドライブを使用できます。RAID-1 はディスク ミラーリングを提供します(データは 2 つ以上のドライブに重複して書き込まれます)。冗長性による信頼性の向上が目的です。RAID-1 の場合、1 つのディスク書き込みを 2 つのディスク ドライブに対して行う必要があるため、ファイル システムの書き込みパフォーマンスに影響を与えます。RAID-1(ミラーリング)は RAID-1 デバイス上のすべてのファイル システムに使用されます。このセットアップにより、すべての場合でソフトウェアの確実な実行が保証されます。
(注) WAAS ソフトウェアは、Wide Area File Services(WAFS; ワイド エリア ファイル サービス)ファイル システムおよび、データ冗長性除去(DRE)キャッシュの両方に CONTENT ファイル システムを使用します。
WAE-612、WAE-7326、WAE-7341、および WAE-7371 ディスク ドライブのホット スワップ
このリリースの WAAS は、障害が発生したディスクの交換とスケジューリングされたディスク メンテナンス両方のホットスワップ機能をサポートします。WAE-612 および WAE-7326 では、 disk disk-name diskxx shutdown グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、スケジューリングされたディスク メンテナンスを行うディスクをシャットダウンします。WAE-7341 および WAE-7371 では、 disk disk-name diskxx replace EXEC コマンドを使用して、ディスクをシャットダウンします(スケジューリングされたディスク メンテナンス手順については、『 Cisco Wide Area Application Services Configuration Guide 』の第 14 章を参照してください)。
WAE からディスクを取り外す前に、ディスクを完全にシャットダウンするまで待つ必要があります。RAID の取り外しプロセスが完了すると、WAAS はディスク障害アラームとトラップを生成します。さらに、Syslog ERROR メッセージがロギングされます。
RAID の再構築プロセス中にソフトウェアが障害の発生したディスクを取り外す場合、RAID rebuild failure アラームが生成されます。RAID の再構築プロセス中に管理上、ディスクをシャットダウンする場合、代わりに RAID rebuild abort アラームが生成されます。
RAID の再構築プロセス中に取り外しイベントが発生した場合、RAID 取り外しプロセスは完了するまで最大で 1 分かかります。このプロセスの正確な時間は、ディスクのサイズによって異なります。
障害の発生したディスクの自動処理
システムがクリティカル ディスク アラームを検出すると、ディスクのホットスワップ機能が障害の発生したディスクを自動的にディセーブルにします。 disk error-handling が設定されているかどうかに関係なく、障害の発生したディスクは自動的に削除されます。
障害の発生したディスクの交換
WAE-7341 および WAE-7371 モデルでは、ソフトウェアによって自動的にディセーブルされた障害のあるディスクを交換すると、ディスクは自動的にサービス状態に戻ります。WAE-612 および WAE-7326 モデルでは、ソフトウェアによって自動的にディセーブルされた障害のあるディスクを交換する場合、EXEC モードの disk insert コマンドを使用するとディスクをサービス状態に戻します。その他のモデルについては、「 (config) disk disk-name 」コマンドを参照してください。
RAID-5 ディスク アレイの再構築
RAID-5 システムの論理ディスク アレイを再構築するには、一連の設定で示すように、EXEC モードの disk recreate-raid コマンドを使用します。
WAE-7341(config)# disk logical shutdown
WAE-7341# copy running-config startup-config
システムが起動するのを待ちます。
WAE-7341# disk recreate-raid
WAE-7341(config)# no disk logical shutdown
WAE-7341# copy running-config startup-config
システムが起動したら、すべてのファイルシステムを再構築するまで約 30 分間待ちます。
注意 RAID-5 ディスク アレイを再構築すると、ドライブ上のすべてのデータが失われます。
EXEC モードで copy ftp install を入力してソフトウェアを再インストールします。
300 GB SAS ドライブの場合、RAID アレイを再構築し同期化するのに最大で 5 時間かかります。RAID-5 の同期化がバックグラウンドで実行されている間、システムは完全に機能していますが、パフォーマンスはバックグラウンド操作によって影響を受けます。
ディスク情報
障害のあるディスクまたは不良ディスクを特定するには、 show disks failed-disk-id EXEC コマンドを使用します。このリストにあるシリアル番号を持ったディスクは再挿入しないでください。
(注) このコマンドは、WAE-7341 および WAE-7371 モデルでは利用できません。
SCSI ディスク ドライブの再フォーマット
WAAS デバイスの SCSI ディスク ドライブを再フォーマットするには、 disk reformat EXEC コマンドを使用します。このコマンドを実行するとき、SCSI ドライブは使用できません。
注意 データの損失を防止するため、このコマンドは十分に注意して使用してください。
(注) このコマンドは、SCSI ドライブを装備したシステム(WAE-612)でのみ有効です。このコマンドは、WAAS 4.0.13 の WAE-611 および WAE-7326 システムでは削除されています。
SCSI ドライブを再フォーマットする方法を、次のシナリオで説明します。
1.
ファイルシステムをアンマウントし、グローバル コンフィギュレーション モードで
disk disk-name diskxx shutdown コマンドを使用して RAID-1 アレイからディスクを削除します。
WAE611(config)# disk disk-name disk01 shutdown
2.
ディスクを再フォーマットします。このコマンドが完了すると、ドライブはブランクになります。
WAE611# disk reformat disk01
3.
グローバル コンフィギュレーション モードで no disk disk-name diskxx shutdown コマンドを使用してディスクをサービス状態に戻します。
WAE611(config)# no disk disk-name disk01 shutdown
disk scan errors コマンドを使用するには、 disk reformat コマンドと同じ手順に従います。
1 つのディスク ドライブのすべてのディスク パーティションの削除およびRAID-5 システムの論理ドライブのディスク パーティションの削除
WAAS デバイス上の 1 つのディスク ドライブのすべてのディスク パーティションを削除する、または RAID-5 システムの論理ドライブのディスク パーティションを削除するには、
disk delete-partitions EXEC コマンドを使用します。
注意
disk delete-partitions EXEC コマンドの実行後は、指定されたディスク ドライブは WAAS ソフトウェアによってブランクとして取り扱われます。そのドライブの以前のデータは、すべてアクセス不能です。
このコマンドは、新しいディスク ドライブを追加する場合に、そのドライブが以前に別のオペレーティング システム(たとえば、Microsoft Windows や Linux オペレーティング システム)で使用されていたときに使用します。ディスク上のすべてを消去するか尋ねられたら、次のように「yes」を指定して続けます。
WAE# disk delete-partitions disk01
This will erase everything on disk. Are you sure? [no] yes
(注) WAE-7341 または WAE-7371 モデルで disk delete-partitions EXEC コマンドを使用する場合、コマンドは論理容量全体を削除します。個々のディスク名オプションは、これらのプラットフォームでは利用できません。
dnslookup
ホスト名またはドメイン名をIP アドレスに解決するには、 dnslookup EXEC コマンドを使用します。
dnslookup { hostname | domainname }
シンタックスの説明
hostname |
ネットワーク上の DNS サーバの名前 |
domainname |
ドメインの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
次の 3 つの例では、 dnslookup コマンドを使用して、ホスト名 myhost を IP アドレス 172.31.69.11 に解決し、 abd.com を IP アドレス 192.168.219.25 に解決し、ホスト名として使用されている IP アドレスを 10.0.11.0 に解決する方法を示します。
official hostname: myhost.abc.com
official hostname: abc.com
official hostname: 10.0.11.0
enable
特権 EXEC コマンドにアクセスするには、 enable EXEC コマンドを使用します。
enable
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS ソフトウェアの CLI EXEC モードは、システム動作の設定、表示、テスト用に使用します。このコマンド モードは、ユーザ レベルと特権レベルの 2 つのアクセス レベルに分かれています。特権レベル EXEC モードにアクセスするには、ユーザ アクセス レベルのプロンプトで enable EXEC コマンドを入力し、パスワードの入力のプロンプトが表示されたら特権 EXEC パスワード(スーパーユーザまたは管理者相当のパスワード)を指定します。
TACACS+ にはイネーブル パスワード機能があり、これにより管理者は、管理レベル ユーザごとに異なるイネーブル パスワードを定義できます。管理レベル ユーザが、管理者または管理者相当のユーザ アカウント(特権レベル 15)ではなく、標準レベルのユーザ アカウント(特権レベル 0)で WAAS デバイスにログインした場合、特権レベル EXEC モードにアクセスするには、管理者パスワードを入力する必要があります。
パスワード:
(注) この警告は、WAAS ユーザがログイン認証に TACACS+ を使用している場合でも当てはまります。
disable コマンドで、特権 EXEC モードからユーザ EXEC モードに移行します。
例
次の例は、特権 EXEC モードにアクセスする方法を示します。
exit
特権レベル EXEC モードを終了させてユーザ レベル EXEC モードに戻るには、 exit コマンドを使用します。
exit
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
すべてのモード
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
このコマンドは、 Ctrl-Z または end コマンドと同じです。ユーザレベル EXEC シェルで発行された exit コマンドは、コンソールまたは Telnet セッションを終了します。
例
次の例では、特権レベル EXEC モードを終了してユーザレベル EXEC モードに戻る方法を示します。
find-pattern
ファイル内の特定のパターンを検索するには、EXEC モードで find-pattern コマンドを使用します。
find-pattern {binary reg-express filename | case {binary reg-express filename | count reg-express filename | lineno reg-express filename | match reg-express filename | nomatch reg-express filename | recursive reg-express filename } | count reg-express filename | lineno reg-express filename | match reg-express filename | nomatch reg-express filename | recursive reg-express filename }
シンタックスの説明
binary |
バイナリ出力を抑制しません。 |
reg-express |
照合する正規表現 |
filename |
ファイル名 |
case |
大文字小文字を区別するパターンを照合します。 |
count |
一致する行数を表示します。 |
lineno |
出力とともに行番号を表示します。 |
match |
一致する行を表示します。 |
nomatch |
一致しない行を表示します。 |
recursive |
ディレクトリを反復して検索します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用して、ファイル内の特定の正規表現パターンを検索します。
例
次の例は、大文字と小文字を区別するパターンについてファイルを反復して検索する方法を示します。
WAE# find-pattern case recursive admin removed_core
-rw------- 1 admin root 95600640 Oct 12 10:27 /local/local1/core_dir/
-rw------- 1 admin root 97054720 Jan 11 11:31 /local/local1/core_dir/
core.cache.3.0.0.b131.cnbuild.14086
-rw------- 1 admin root 96845824 Jan 11 11:32 /local/local1/core_dir/
core.cache.3.0.0.b131.cnbuild.14823
-rw------- 1 admin root 101580800 Jan 11 12:01 /local/local1/core_dir/
core.cache.3.0.0.b131.cnbuild.15134
-rw------- 1 admin root 96759808 Jan 11 12:59 /local/local1/core_dir/
core.cache.3.0.0.b131.cnbuild.20016
-rw------- 1 admin root 97124352 Jan 11 13:26 /local/local1/core_dir/
core.cache.3.0.0.b131.cnbuild.8095
次の例では、あるパターンについてファイルを検索し、一致する行を印刷する方法を示します。
WAE# find-pattern match 10 removed_core
Tue Oct 12 10:30:03 UTC 2004
-rw------- 1 admin root 95600640 Oct 12 10:27 /local/local1/core_dir/
-rw------- 1 admin root 101580800 Jan 11 12:01 /local/local1/core_dir/
core.cache.3.0.0.b131.cnbuild.15134
次の例では、あるパターンについてファイルを検索し、一致する行数を印刷する方法を示します。
WAE# find-pattern count 10 removed_core
help
コマンドライン インターフェイスのオンライン ヘルプを取得するには、 help EXEC コマンドを使用します。
help
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC およびグローバル コンフィギュレーション
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
コマンド内のどの位置でも疑問符( ? )を入力すればヘルプが得られます。一致するものがない場合、ヘルプ リストは空なので、利用できるオプションが表示されるまで、 ? の位置を前にずらして入力する必要があります。
次の 2 つのヘルプ スタイルが用意されています。
•
コマンド引数を入力する準備ができている場合、完全ヘルプを使って(たとえば show ? )、可能な引数を表示できます。
•
コマンドを簡略化して入力し、どんな引数がその入力に一致するか知るには(たとえば、 show stat? )、部分ヘルプを使用します。
例
次の例は、 help EXEC コマンドの出力を示します。
Help may be requested at any point in a command by entering a question mark '?'. If nothing matches, the help list will be empty and you must backup until entering a '?' shows the available options.
Two styles of help are provided:
1. Full help is available when you are ready to enter a command argument.
2. Partial help is provided when an abbreviated argument is entered.
install
新しいソフトウェア イメージ(WAAS ソフトウェアなど)を WAAS デバイス上のフラッシュにインストールするには、 install EXEC コマンドを使用します。
install imagefilename
シンタックスの説明
imagefilename |
インストールする .bin ファイルの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
install コマンドは、システム イメージをフラッシュ メモリにロードし、オプションのソフトウェアのコンポーネントをソフトウェア ファイルシステム(swfs)パーティションにコピーします。
(注) 任意のソフトウェアを格納するシステム イメージをインストールする場合は、SWFS パーティションが disk00 にマウントされていることを確認してください。
システム イメージをインストールするには、イメージ ファイルを SYSFS ディレクトリ local1 または local2 にコピーします。 install コマンドを実行する前に、現在の作業ディレクトリをシステム イメージのあるディレクトリに変更します。 install コマンドを実行すると、イメージ ファイルは拡張されます。拡張されたファイルは、WAAS デバイス上の既存のファイルを上書きします。システム イメージをリロードすると、新たにインストールされたバージョンが適用されます。
(注) installコマンドは .pax ファイルを受け付けません。ファイルのタイプは .bin(たとえば、cache-sw.bin)である必要があります。また、インストールするリリースが新しいシステム イメージを必要としない場合は、フラッシュ メモリに書き込む必要がないこともあります。新しいバージョンに変更が加えられており、そのために、新しいシステム イメージをインストールする必要がある場合は、install コマンドによって、フラッシュ メモリへの書き込みが実行される場合があります。
例
次の例は、 wae511-cache-300.bin ファイルに格納されたシステム イメージをロードします。
WAE# install wae511-cache-300.bin
less
LESS アプリケーションを使用するファイルを表示するには、 less EXEC コマンドを使用します。
less file_name
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
LESS は、テキスト ファイルを一度に 1 ページずつ表示するアプリケーションです。LESS を使用してファイルの内容を表示できます。ただし、編集はできません。LESS は、type などの従来のテキスト ファイル ビューア アプリケーションと比較した場合、追加機能を備えています。追加機能は次のとおりです。
•
後方移動 ― 表示されたテキストの後方に移動できます。後方移動には、 k 、 Ctrl-k 、 y 、 Ctrl-y を使用します。詳細は LESS コマンドの要約を参照してください。要約を表示するには、LESS でファイルを表示中に h または H を押します。
•
検索および強調表示 ― 表示しているファイル内のテキストを検索できます。前方と後方に検索ができます。LESS では検索に一致するテキストを強調表示して、一致している位置を見つけやすくします。
•
複数ファイルのサポート ― LESS では、異なるファイル間で切り替えができ、各ファイルでの位置を記憶しています。処理している全ファイルにまたがって検索を行うこともできます。
例
LESS アプリケーションを使用する syslog.txt ファイルのテキストを表示するには、次のコマンドを入力します。
lls
ディレクトリ名の長いリストを表示するには、 lls EXEC コマンドを使用します。
lls [ directory ]
シンタックスの説明
directory |
(任意)長いファイル リストを表示するディレクトリの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
このコマンドは、現在の作業ディレクトリに格納されているファイルとサブディレクトリに関する詳細な情報(サイズ、作成の日付時刻、SYSFS名、ファイルのロング ネームなど)を提供します。この情報は、dirコマンドでも表示できます。
例
次の例は、現在のディレクトリ内のすべてのファイルの詳細リストを提供します。
size time of last change name
-------------- ------------------------- -----------
4096 Fri Feb 24 14:40:00 2006 <DIR> actona
4096 Tue Mar 28 14:42:44 2006 <DIR> core_dir
4096 Wed Apr 12 20:23:10 2006 <DIR> crash
4506 Tue Apr 11 13:52:45 2006 dbupgrade.log
4096 Tue Apr 4 22:50:11 2006 <DIR> downgrade
4096 Sun Apr 16 09:01:56 2006 <DIR> errorlog
4096 Wed Apr 12 20:23:41 2006 <DIR> logs
16384 Thu Feb 16 12:25:29 2006 <DIR> lost+found
4096 Wed Apr 12 03:26:02 2006 <DIR> sa
24576 Sun Apr 16 23:54:30 2006 <DIR> service_logs
4096 Thu Feb 16 12:26:09 2006 <DIR> spool
9951236 Sun Apr 16 23:54:20 2006 syslog.txt
10026298 Thu Apr 6 12:25:00 2006 syslog.txt.1
10013564 Thu Apr 6 12:25:00 2006 syslog.txt.2
10055850 Thu Apr 6 12:25:00 2006 syslog.txt.3
10049181 Thu Apr 6 12:25:00 2006 syslog.txt.4
4096 Thu Feb 16 12:29:30 2006 <DIR> var
508 Sat Feb 25 13:18:35 2006 wdd.sh.signed
ls
ディレクトリ内のファイル名やサブディレクトリ名のリストを表示するには、 ls EXEC コマンドを使用します。
ls [ directory ]
シンタックスの説明
directory |
(任意)ファイル リストを表示するディレクトリの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
特定のディレクトリ内のファイル名やサブディレクトリをリストするには、ls directory コマンドを使用します。
現在の作業ディレクトリのファイル名やサブディレクトリをリストするには、ls コマンドを使用します。
現在の作業ディレクトリを表示するには、pwd コマンドを使用します。
例
次の例は、ルート ディレクトリ内でリストされたファイルとサブディレクトリを示します。
mkdir
ディレクトリを作成するには、 mkdir EXEC コマンドを使用します。
mkdir directory
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用して、WAAS ファイル システムに新しいディレクトリまたはサブディレクトリを作成します。
例
次の例では、新しいディレクトリ oldpaxfiles を作成する方法を示します。
関連コマンド
cpfile
dir
lls
ls
pwd
rename
rmdir
mkfile
新しいファイルを作成するには、 mkfile EXEC コマンドを使用します。
mkfile filename
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用して、WAAS デバイスの任意のディレクトリに新しいファイルを作成します。
例
次の例では、ルート ディレクトリに新しいファイル traceinfo を作成する方法を示します。
関連コマンド
cpfile
dir
lls
ls
mkdir
pwd
rename
ntpdate
NTP サーバを使用して WAAS デバイスのソフトウェア クロック(日付時刻)を設定するには、 ntpdate EXEC コマンドを使用します。
ntpdate { hostname | ip-address }
シンタックスの説明
hostname |
NTP ホスト名 |
ip-address |
NTP サーバ IP アドレス |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
NTP を使用して現在の時刻を検出し、WAAS デバイスの現在時刻を一致するように設定します。時刻は、リロード後復元する予定の場合は、 clock save コマンドを使用してハードウェア クロックに保存する必要があります。
例
次の例では、NTP サーバを使用して WAAS デバイスのソフトウェア クロックを設定する方法を示します。
関連コマンド
clock
(config) clock
show clock
show ntp
ping
ネットワーク上の基本ネットワーク接続を診断する目的でエコー パケットを送信するには、 ping EXEC コマンドを使用します。
ping { hostname | ip-address }
シンタックスの説明
hostname |
ping を実行するシステムのホスト名 |
ip-address |
ping を実行するシステムの IP アドレス |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
引数 hostname を指定してこのコマンドを使用するには、WAAS デバイスに DNS 機能が設定されていることを確認してください。応答のないホストを強制的にタイムアウトする場合、またはループ サイクルを解除する場合は、 Ctrl-C を押します。
例
次の例は、アドレスが 172.19.131.189 のマシンにエコー パケットを送信して、ネットワーク上でのそのアベイラビリティを確認する方法を示します。
PING 172.19.131.189 (172.19.131.189) from 10.1.1.21 : 56(84) bytes of
64 bytes from 172.19.131.189: icmp_seq=0 ttl=249 time=613 usec
64 bytes from 172.19.131.189: icmp_seq=1 ttl=249 time=485 usec
64 bytes from 172.19.131.189: icmp_seq=2 ttl=249 time=494 usec
64 bytes from 172.19.131.189: icmp_seq=3 ttl=249 time=510 usec
64 bytes from 172.19.131.189: icmp_seq=4 ttl=249 time=493 usec
--- 172.19.131.189 ping statistics ---
5 packets transmitted, 5 packets received, 0% packet loss
round-trip min/avg/max/mdev = 0.485/0.519/0.613/0.047 ms
pwd
WAAS デバイスの現在の作業ディレクトリを表示するには、 pwd EXEC コマンドを使用します。
pwd
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、WAAS デバイスの現在の作業ディレクトリを表示させます。
例
次の例は、現在の作業ディレクトリを表示する方法を示します。
reload
WAAS デバイスを停止してコールド リスタートを実行するには、 reload EXEC コマンドを使用します。
reload [force]
シンタックスの説明
force |
(任意)追加要求なしでリブートを強制実行させます。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS デバイスをリブートするには、 reload コマンドを使用します。フラッシュ メモリに設定が保存されていない場合は、再起動時にコンフィギュレーション パラメータの入力を要求されます。開いている接続がある場合は、このコマンドを発行するとドロップされ、ファイル システムは再起動時に再フォーマットされます。
例
次の例は、WAAS デバイスの動作を停止させ、フラッシュ メモリに保存されている設定でリブートする方法を示します。プロセス中に確認のプロンプトは出ません。
rename
WAAS デバイスのファイルの名前を変更するには、 rename EXEC コマンドを使用します。
rename oldfilename newfilename
シンタックスの説明
oldfilename |
元のファイル名 |
newfilename |
新しいファイル名 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、ファイルのコピーを作成しないで SYSFS ファイルの名前を変更します。
例
次の例では、ファイル名を errlog.txt から old_errlog.txt に変更する方法を示します。
WAE# rename errlog.txt old_errlog.txt
restore
デバイスを工場出荷時のデフォルト状態に戻し、ディスクとフラッシュ メモリからユーザ データを削除するには、 restore EXEC コマンドを使用します。
restore {factory-default [preserve basic-config] | rollback}
シンタックスの説明
factory-default |
デバイス コンフィギュレーションおよびデータを工場出荷時のデフォルト状態にリセットします。 |
preserve |
(任意)デバイスの設定とデータの一部を保存します。 |
basic-config |
(任意)基本ネットワーク コンフィギュレーションを選択します。 |
rollback |
直前に機能していたソフトウェアおよびデバイス コンフィギュレーションに設定をロールバックします。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用して、特定のタイムスタンプ評価データを保存しながら、ディスク上およびフラッシュ メモリ内のデータを工場出荷時のデフォルトに復元したり、直前に機能していたデータおよびデバイス コンフィギュレーションに設定をロールバックします。
このコマンドは、デバイス上にある既存のコンテンツをすべて消去します。ただし、ネットワーク コンフィギュレーションは保存されており、リブート後、Telnet および Secure Shell(SSH; セキュア シェル)セッションを介してアクセス可能です。
Central Manager データベースのバックアップ
プライマリ WAAS Central Manager で restore factory-default コマンドを使用する、またはプライマリからスタンバイ WAAS Central Manager に切り替える前に必ず、WAAS Central Manager データベースをバックアップし、バックアップ ファイルを WAAS Central Manager から離れた安全な場所にコピーしてください。WAAS Central Manager の動作を停止してから、バックアップおよび復元コマンドを始める必要があります。
注意 このコマンドは、フラッシュ イメージに保存されているユーザ指定の設定を消去し、ディスクやユーザ定義のディスク パーティション上のデータ、およびCentral Manager データベース全体を削除します。削除されるユーザ定義のディスク パーティションには、SYSFS、WAAS、および PRINTSPOOLFS パーティションが含まれます。削除される設定には、デバイスの起動設定が含まれます。
WAAS Central Manager データベースを削除することによって、WAAS ネットワーク全体のすべての設定記録が削除されます。有効なバックアップ ファイルまたはスタンバイ WAAS Central Manager がない場合、以前に設定したデータはすべて失われるので、すべての WAE を WAAS Central Manager に登録する必要があります。
プライマリ Central Manager を再設定しながらスタンバイ WAAS Central Manager を使用してデータベースを保存した場合は、以前のプライマリを新しいスタンバイ WAAS Central Manager として登録するだけで済みます。
プライマリ WAAS Central Manager を設定しながらバックアップ ファイルを作成している場合は、バックアップ ファイルをこの新たに再設定された WAAS Central Manager にコピーできます。
設定のロールバック
restore rollback コマンドを使用して、WAAS デバイスのソフトウェアと設定を以前のバージョンにロールバックできます。ソフトウェアのロールバックは、通常、新たにインストールしたバージョンの WAAS ソフトウェアが正常に機能しない場合だけです。
restore rollback コマンドは最後に保存された WAAS.bin イメージをシステム ディスクにインストールします。ソフトウェア インストール中に WAAS.bin イメージが作成され、システム ディスクに保存されます。WAAS デバイスに保存されたバージョンがない場合は、ソフトウェアはロールバックされません。
(注) WAFS から WAAS への移行はサポートされていますが、WAAS から WAFS へのロールバックはサポートされていません。
例
次の 2 つの例は、 restore factory-default および restore factory-default preserve basic-config コマンドを使用する方法を示します。コンフィギュレーション パラメータとデータが失われるため、復元操作の前にプロンプトが示され、処理を進めて良いか確認を取ります。
WAE# restore factory-default
This command will wipe out all of data on the disks
and wipe out WAAS CLI configurations you have ever made.
If the box is in evaluation period of certain product,
the evaluation process will not be affected though.
It is highly recommended that you stop all active services
before this command is run.
Are you sure you want to go ahead?[yes/no]
WAE# restore factory-default preserve basic-config
This command will wipe out all of data on the disks
and all of WAAS CLI configurations except basic network
configurations for keeping the device online.
The to-be-preserved configurations are network interfaces,
default gateway, domain name, name server and hostname.
If the box is in evaluation period of certain product,
the evaluation process will not be affected.
It is highly recommended that you stop all active services
before this command is run.
Are you sure you want to go ahead?[yes/no]
(注) この時点、またはあとでコマンドライン インターフェイスの入力を通じて、基本のコンフィギュレーション パラメータ(IP アドレス、ホスト名、ネーム サーバなど)を入力できます。
次の例では、 restore コマンドの使用後 show disks details コマンドを入力し、 restore コマンドによって、データがパーティション化されたファイルシステム、SYSFS、WAAS、および PRINTSPOOLFS から削除されたことを確認します。
Physical disk information:
disk00: Normal (h00 c00 i00 l00 - DAS) 140011MB(136.7GB)
disk01: Normal (h00 c00 i01 l00 - DAS) 140011MB(136.7GB)
MOUNT POINT TYPE DEVICE SIZE INUSE FREE USE%
/ root /dev/root 35MB 30MB 5MB 85%
/swstore internal /dev/md1 991MB 333MB 658MB 33%
/state internal /dev/md2 3967MB 83MB 3884MB 2%
/disk00-04 CONTENT /dev/md4 122764MB 33MB 122731MB 0%
/local/local1 SYSFS /dev/md5 3967MB 271MB 3696MB 6%
.../local1/spool PRINTSPOOL /dev/md6 991MB 16MB 975MB 1%
/sw internal /dev/md0 991MB 424MB 567MB 42%
DEVICE NAME TYPE STATUS PHYSICAL DEVICES AND STATUS
/dev/md0 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/00[GOOD] disk01/00[GOOD]
/dev/md1 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/01[GOOD] disk01/01[GOOD]
/dev/md2 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/02[GOOD] disk01/02[GOOD]
/dev/md3 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/03[GOOD] disk01/03[GOOD]
/dev/md4 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/04[GOOD] disk01/04[GOOD]
/dev/md5 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/05[GOOD] disk01/05[GOOD]
/dev/md6 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/06[GOOD] disk01/06[GOOD]
Currently content-filesystems RAID level is not configured to change.
次の例では、WAAS ソフトウェアをアップグレードまたは古いバージョンに戻す方法を示します。最初の例では、バージョン Y のソフトウェアがインストールされています( copy コマンドを使用)が、管理者がまだ切り替えていないので、現在のバージョンはまだ X のままです。このあと、システムはリロードされ( reload コマンドを使用)、バージョン Y が現在稼働するバージョンであることを確認します。
最後の例では、ソフトウェアがバージョン X にロールバックされ( restore rollback コマンドを使用)、ソフトウェアが再度リロードされます。
WAE# copy ftp install server path waas.versionY.bin
Cisco Wide Area Application Services Software (WAAS)
Copyright (c) 1999-2006 by Cisco Systems, Inc.
Cisco Wide Area Application Services Software Release 4.0.0 (build b340 Mar 25 2
Compiled 17:26:17 Mar 25 2006 by cnbuild
System was restarted on Mon Mar 27 15:25:02 2006.
The system has been up for 3 days, 21 hours, 9 minutes, 17 seconds.
WAE# show version pending
Cisco Wide Area Application Services Software (WAAS)
フラッシュ メモリの設定は restore コマンドの実行後失われているため、 show startup-config コマンドでは、フラッシュ メモリのデータは何も返されません。 show running-config コマンドは、デフォルトの実行コンフィギュレーションを返します。
関連コマンド
reload
show disks
show running-config
show startup-config
show version
rmdir
WAAS デバイスのディリクトリを削除するには、 rmdir EXEC コマンドを使用します。
rmdir directory
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用して WAAS ファイルシステムからディレクトリを削除します。 rmdir コマンドは空のディレクトリしか削除できません。
例
次の例は、 local1 ディレクトリから oldfiles ディレクトリを削除する方法を示します。
WAE# rmdir /local1/oldfiles
関連コマンド
cpfile
dir
lls
ls
mkdir
pwd
rename
scp
ネットワーク ホスト間でファイルをコピーするには、 scp コマンドを使用します。
scp [ 1 ][ 2 ][ 4 ][ 6 ][ B ][ C ][ p ][ q ][ r ][ v ] [c cipher ] [F config-file ] [i id-file ] [l limit ]
[o ssh_option ] [P port ] [S program ] [[ user @ ] host : file ] [...] [[ user-n @] host-n : file-n ]
シンタックスの説明
1 |
(任意)このコマンドでプロトコル 1 を強制的に使用します。 |
2 |
(任意)このコマンドでプロトコル 2 を強制的に使用します。 |
4 |
(任意)このコマンドで IPv4 アドレスのみを強制的に使用します。 |
6 |
(任意)このコマンドで IPv6 アドレスのみを強制的に使用します。 |
B |
(任意)バッチ モードを指定します。このモードでは、 scp コマンドはパスワードまたはパスフレーズの入力を要求しません。 |
C |
(任意)圧縮をイネーブルにします。 scp コマンドはこのオプションを ssh コマンドに渡し、圧縮をイネーブルにします。 |
p |
(任意)ソース ファイルから、修正時刻、アクセス時刻、およびモードを保存します。 |
q |
(任意)進捗情報の表示をディセーブルにします。 |
r |
(任意)ディレクトリとそのコンテンツを繰り返しコピーします。 |
v |
(任意)詳細なモードを指定します。 scp コマンドと ssh コマンドにその進行についてのデバッグ メッセージをプリントさせます。このオプションは、接続、認証、設定問題のトラブルシューティングに役立ちます。 |
c |
(任意)コピー元のデータの暗号化に使用する暗号を指定します。 scp コマンドはこのオプションを ssh コマンドにそのまま渡します。 |
cipher |
コピー元のデータの暗号化に使用する暗号 |
F |
(任意)Secure Shell(SSH)の別のユーザごとの設定ファイルを指定します。 scp コマンドはこのオプションを ssh コマンドにそのまま渡します。 |
config-file |
コンフィギュレーション ファイルの名前 |
i |
(任意)RSA 認証の秘密鍵が格納されているファイルを指定します。 scp コマンドはこの情報を ssh コマンドにそのまま渡します。 |
id-file |
RSA 認証の秘密鍵が格納されているファイルの名前 |
l |
(任意)帯域幅の使用を制限します。 |
limit |
ファイルのコピーに使用する帯域幅(kbps) |
o |
(任意)オプションを ssh_config5 で使用されるフォーマットで ssh コマンドに渡します。 |
ssh_option |
利用できるオプションの詳細は、 ssh コマンドを参照してください。 |
P |
(任意)リモート ホスト上の接続先ポートを指定します。 |
port |
リモート ホスト上の接続先ポート |
S |
(任意)暗号化接続に使用するプログラムを指定します。 |
program |
暗号化接続に使用するプログラムの名前 |
user |
(任意)ユーザ名 |
host |
(任意)ホスト名 |
file |
(任意)コピーするファイルの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
scp コマンドはホスト間のデータ転送に SSH を使用します。
このコマンドは、認証に必要な場合、パスワードまたはパス フレーズの入力を要求します。
script
シスコが提供するスクリプトを実行するか、エラーがないかスクリプトを確認するには、 script EXEC コマンドを使用します。
script {check | execute} file_name
シンタックスの説明
check |
スクリプトの有効性を確認します。 |
execute |
スクリプトを実行します。スクリプト ファイルは、現在のディレクトリの SYSFS ファイルである必要があります。 |
file_name |
スクリプト ファイルの名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
script EXEC コマンドはスクリプト ユーティリティを開き、これにより、シスコが提供するスクリプトを実行するか、このスクリプト内のエラーを確認できます。スクリプト ユーティリティは、実行するスクリプトがユーザからの入力を必要とする場合は、ユーザからの標準端末入力を読み込めます。
(注) スクリプト ユーティリティは、シスコが提供するスクリプトだけを実行するように設計されています。シスコのシグニチャがないスクリプト ファイルや、破損または変更されたスクリプト ファイルは実行できません。
例
次の例は、スクリプト ファイル test_script.pl にエラーがないか確認する方法を示します。
WAE# script check test_script.pl
setup
WAAS デバイスの基本構成設定(一般設定、デバイス ネットワーク コンフィギュレーション、およびディスク コンフィギュレーション)を設定する、または WAAS ソフトウェアへのアップグレード後に基本設定を完了するには、 setup EXEC コマンドを使用します。
setup
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
setup コマンドの使用方法は、『 Cisco Wide Area Application Services Quick Configuration Guide 』を参照してください。
例
次の例は、WAAS ソフトウェアを実行している WAAS デバイスで、 setup EXEC コマンドを実行したときの、ウィザードの最初の画面を示します。
Please choose an interface to configure from the following list:
Press the ESC key at any time to quit this session
show aaa accounting
WAAS デバイスの Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)アカウンティング設定情報を表示するには、 show aaa accounting EXEC コマンドを使用します。
show aaa accounting
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用し、次の AAA アカウンティング タイプの設定設定を表示します。
•
Exec シェル
•
コマンド(標準ユーザおよびスーパーユーザ)
•
システム
例
表3-1 では、 show aaa accounting 出力のフィールドについて説明します。
表3-1 show aaa accounting コマンドのフィールドの説明
|
|
Accounting Type |
次のユーザ アカウント タイプの AAA アカウンティング設定を表示します。 Exec コマンド レベル 0 コマンド レベル 15 システム |
Record Event(s) |
アカウンティング サーバに送信される AAA アカウンティング通知の設定を表示します。 |
stop-only |
WAAS デバイスは、指定されたアクティビティまたはイベントの終了時に、停止レコード アカウンティング通知を TACACS+ アカウンティング サーバへ送信します。 |
start-stop |
WAAS デバイスは、イベントの開始時に開始レコード アカウンティング通知を、イベントの終了時に停止レコード アカウンティング通知をTACACS+ アカウンティング サーバへ送信します。 アカウンティング開始記録はバックグラウンドで送信されます。TACACS+ アカウンティング サーバがアカウンティング開始レコードを確認応答したかどうかに関係なく、要求されたユーザ サービスが開始されます。 |
wait-start |
WAAS デバイスは、開始および停止のアカウンティング レコード両方を TACACS+ アカウンティング サーバに送信します。ただし、要求されたユーザ サービスは、アカウンティング開始レコードが確認応答されるまで開始されません。アカウンティング停止レコードも送信されます。 |
disabled |
指定されたイベントでは、アカウンティングはディセーブルです。 |
Protocol |
設定されたアカウンティング プロトコルを表示します。 |
show adapter
EndPoint Mapper(EPM)アダプタのステータスと設定を表示するには、 show adapter EXEC コマンドを使用します。
show adapter epm
シンタックスの説明
epm |
Microsoft PortMapper アダプタを指定します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
使用上のガイドライン
このコマンドは、WAE application-accelerator アプライアンスで有効です。Central Manager(CM)アプライアンスでは有効ではありません。
例
表3-2 では、show adapter epm 出力のフィールドについて説明します。
表3-2 show adapter epm コマンドのフィールドの説明
|
|
EPM (MS-PortMapper) adapter is enabled. |
EPM アダプタの設定ステータス |
EPM (MS-PortMapper) adapter is disabled. |
関連コマンド
(config) adapter
show statistics epm
show alarms
WAAS デバイスで各種のアラーム、そのステータス、および履歴を表示するには、 show alarms EXEC コマンドを使用します。
show alarms [critical [detail [support]] | detail [support] | history [ start_num [ end_num [detail [support]]] | critical [ start_num [ end_num [detail [support]]]] | detail [support] | major [ start_num [ end_num [detail [support]]]] | minor [ start_num [ end_num [detail [support]]]]] | detail [support] | major [detail [support]] | minor [detail [support]] | status]
シンタックスの説明
critical |
(任意)クリティカル アラーム情報を表示します。 |
detail |
(任意)各アラームの詳細情報を表示します。 |
support |
(任意)各アラームの追加情報を表示します。 |
history |
(任意)さまざまなアラームの履歴に関する情報を表示します。 |
start_num |
(任意)アラーム履歴の最初に出現するアラーム番号 |
end_num |
(任意)アラーム履歴の最後に出現するアラーム番号 |
major |
(任意)メジャー アラームに関する情報を表示します。 |
minor |
(任意)マイナー アラームに関する情報を表示します。 |
status |
(任意)さまざまなアラームのステータスとアラーム オーバーロード設定を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS ソフトウェアの Node Health Manager により、WAAS アプリケーションはアラームを発生させ、エラーまたは注意を要する状態であることを教えます。Node Health Manager は、このようなアラームのデータ リポジトリであり、WAAS デバイスでモニタされるアプリケーション、サービスおよびリソース(ディスク ドライブなど)のヘルスおよびアラーム情報を集約します。たとえば、この機能により、WAE が大量のアラームを受信しているかどうかを判別するメカニズムが提供されます。このようなアラームは「WAAS ソフトウェア アラーム」と呼ばれます。
WAAS ソフトウェアは、SNMP トラップを生成することにより、SNMP を使ってエラー状態を通知します。次の WAAS アプリケーションは、WAAS ソフトウェア アラームを生成できます。
•
Node Health Manager(アラーム過負荷状態)
•
System Monitor(sysmon)(ディスク障害用)
WAAS ソフトウェアには次の 3 つのアラーム レベルがあります。
•
クリティカル ― WAE を介して既存のトラフィックに影響を与えるアラームで、致命的とみなされる(WAE は回復して、トラフィックを処理し続けることができません)。
•
メジャー ― 主要なサービス(たとえば、キャッシュ サービス)が損傷したか失われたことを示すアラーム。このサービスを復元するには緊急の対策が必要です。ただし、他のノード コンポーネントは完全に機能するため、既存のサービスに対する影響は最小限です。
•
マイナー ― サービスに影響を与えない状況が発生しているが、重大な障害が発生しないように処置が必要なことを示すアラーム。
snmp-server enable traps alarms グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、アラームを設定できます。
show alarms critical EXEC コマンドを使用すると、WAAS ソフトウェア アプリケーションによって生成されている現在のクリティカル アラームを表示できます。 show alarms critical detail EXEC コマンドを使用すると、生成されている各クリティカル アラームの追加の詳細情報を表示できます。アラームが発生した状況に関する説明と問題の原因を検出する方法は、 show alarms critical detail support EXEC コマンドを使用すると、表示されます。同様に、メジャーおよびマイナー アラームの詳細情報も、 show alarms major および show alarms minor EXEC コマンドを使用して表示できます。
ソフトウェアが最後にリロードされてから WAAS デバイス上で WAAS ソフトウェアによって生成され、クリアされたアラームの履歴を表示するには、 show alarms history EXECコマンドを使用します。WAAS ソフトウェアは、直近の 100 個のアラーム生成およびクリア イベントだけを保持できます。
現在のアラームのステータス、WAAS デバイスのアラーム過負荷状態およびアラーム過負荷設定を表示するには、 show alarms status EXEC コマンドを使用します。
例
表3-3 では、 show alarms history 出力のフィールドについて説明します。
表3-3 show alarms history コマンドのフィールドの説明
|
|
Op |
アラームの動作ステータス。値は、R-Raised または C-Cleared です。 |
Sev |
アラームの重大度。値は、Cr-Critical、Ma-Major、または Mi-Minor です。 |
Alarm ID |
アラームの原因となるイベント タイプ。たとえば、wafs_edge_down、wafs_core_down です。 |
Module/Submodule |
影響を受けたソフトウェア モジュール。たとえば、wafs です。 |
Instance |
このアラームが関連付けられたオブジェクト。たとえば、Alarm ID disk_failed のあるアラーム イベントの場合、インスタンスは障害の発生したディスクの名前になります。Instance フィールドでは値を事前に定義しません。これはアプリケーション固有です。 |
表3-4 では、 show alarms status 出力のフィールドについて説明します。
表3-4 show alarms status コマンドのフィールドの説明
|
|
Critical Alarms |
クリティカル アラーム数 |
Major Alarms |
メジャー アラーム数 |
Minor Alarms |
マイナー アラーム数 |
Overall Alarm Status |
アラーム ステータスを集約します。 |
Device is NOT in alarm overload state. |
デバイス アラーム過負荷状態のステータス |
Device enters alarm overload state @ 999 alarms/sec. |
デバイスがアラーム過負荷状態になる場合の秒単位のアラーム数のしきい値 |
Device exits alarm overload state @ 99 alarms/sec. |
デバイスがアラーム過負荷状態を終了する場合の秒単位のアラーム数のしきい値 |
Overload detection is ENABLED. |
デバイス上で過負荷状態の検出がイネーブルであるかどうかのステータス |
関連コマンド
(config) alarm overload-detect
(config) snmp-server enable traps
show arp
WAAS デバイスの ARP テーブルを表示するには、 show arp EXEC コマンドを使用します。
show arp
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)のインターネットからイーサネットへのアドレス変換テーブルを表示するには、 show arp コマンドを使用します。フラグがない場合は、ホスト名の現在の ARP エントリが表示されます。
例
表3-5 では、 show arp 出力のフィールドについて説明します。
表3-5 show arp コマンドのフィールドの説明
|
|
Protocol |
プロトコルのタイプ |
Address |
ホスト名の IP アドレス |
Flags |
現在の ARP フラグ ステータス |
Hardware Addr |
コロンで区切られた 6 個の 16 進バイトで示されるハードウェア IP アドレス |
Type |
ワイドエリア ネットワークのタイプ |
Interface |
インターフェイスの名前およびスロット/ポート情報 |
show authentication
WAAS デバイスの認証設定を表示するには、 show authentication EXEC コマンドを使用します。
show authentication {user | content-request }
シンタックスの説明s
user |
システムにログインするユーザの認証設定を表示します。 |
content-request |
切断モードでのコンテンツ要求認証の設定情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS デバイスが、NTLM、LDAP、TACACS+、RADIUS、または Windows ドメイン サーバを介してユーザを認証すると、認証の記録がローカルに保存されます。そのエントリが保存されている限り、同一ユーザによる制限されたインターネット コンテンツへのその後のアクセスで、再度サーバをルックアップする必要はありません。ユーザ ログインに対するローカルおよびリモートの認証設定を表示するには、 show authentication user EXEC コマンドを使用します。
切断モードでコンテンツ要求認証の設定情報を表示するには、 show authentication content-request EXEC コマンドを使用します。
例
表3-6 では、 show authentication user 出力のフィールドについて説明します。
表3-6 show authentication user コマンドのフィールドの説明
|
|
Login Authentication: Console/Telnet/Ftp/SSH Session |
ログイン認証に対してイネーブルになる認証サービスとサービスの設定ステータスを表示します。 |
Windows domain |
認証サービスの動作ステータス。 値は enabled または disabled です。 各認証サービスのプライオリティ ステータス。値は、primary、secondary、または tertiary です。 |
RADIUS |
TACACS+ |
Local |
Configuration Authentication: Console/Telnet/Ftp/SSH Session |
設定認証に対してイネーブルになる認証サービスとサービスの設定ステータスを表示します。 |
Windows domain |
認証サービスの動作ステータス。 値はイネーブルまたはディセーブルです。 各認証サービスのプライオリティ ステータス。値は、primary、secondary、または tertiary です。 |
RADIUS |
TACACS+ |
Local |
表3-7 では、 show authentication content-request 出力のフィールドについて説明します。
表3-7 show authentication content-request コマンドのフィールドの説明
|
|
The content request authentication in disconnected mode is XXX. |
切断モードでのコンテンツ要求認証の動作ステータス。 値はイネーブルまたはディセーブルです。 |
関連コマンド
(config) authentication
clear
show statistics authentication
show auto-register
WAEの自動登録機能のステータスを表示するには、 show auto-register EXEC コマンドを使用します。
show auto-register
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
例
表3-8 に、 show auto-register 表示の出力について説明します。
表3-8 show auto-register コマンドのフィールドの説明
|
|
Auto registration is enabled. |
自動登録機能の設定ステータス |
Auto registration is disabled. |
関連コマンド
(config) auto-register
show banner
Message of the Day(MOTD; 日付メッセージ)、ログイン、EXEC バナーの設定を表示するには、 show banner EXEC コマンドを使用します。
show banner
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-9 では、 show banner 出力のフィールドについて説明します。
表3-9 show banner コマンドのフィールドの説明
|
|
Banner is enabled. |
バナー機能の設定ステータス |
MOTD banner is:abc |
(日付メッセージ)その日に設定されたメッセージを表示します。 |
Login banner is:acb |
設定されたログイン バナーを表示します。 |
Exec banner is:abc |
設定された EXEC バナーを表示します。 |
関連コマンド
(config) auto-register
show bypass
WAE の静的バイパス設定情報を表示するには、 show bypass EXEC コマンドを使用します。
show bypass list
シンタックスの説明
list |
バイパス リスト エントリを表示します。最大 50 です。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
使用上のガイドライン
静的バイパス エントリの最大数は 50 です。
例
表3-10 では、 show bypass list 出力のフィールドについて説明します。
表3-10 show bypass list コマンドのフィールドの説明
|
|
Client |
クライアントの IP アドレスおよびポート。この IP アドレスのあるクライアントの場合、WAE はパケットを処理しませんが、パケットをバイパスしてルータに送信します。 |
Server |
サーバの IP アドレスおよびポート |
Entry type |
バイパス リスト エントリのタイプ。Entry type には、static-config、auth-traffic、server-error、または accept のいずれかの値が含まれます。 static-config エントリは、ユーザ設定であるバイパス リスト エントリです。auth-traffic エントリは、サーバが認証を要求したときに内部ソフトウェアが自動的に追加するダイナミック エントリのタイプです。 |
show cdp
CDP 設定情報を表示するには、 show cdp EXEC コマンドを使用します。
show cdp [entry neighbor [protocol | version [protocol]] | holdtime | interface [FastEthernet slot/port | GigabitEthernet slot/port ] | neighbors [detail | FastEthernet slot/port [detail] | GigabitEthernet slot/port [detail]] | run | timer | traffic]
シンタックスの説明
entry |
(任意)特定のネイバー エントリの情報を表示します。 |
neighbor |
CDP ネイバー エントリの名前 |
protocol |
(任意)CDP プロトコル情報を表示します。 |
version |
(任意)CDP のバージョンを表示します。 |
holdtime |
(任意)CDP 情報がネイバーによって保持される時間の長さを表示します。 |
interface |
(任意)インターフェイスのステータスと設定を表示します。 |
FastEthernet |
(任意)ファスト イーサネット設定を表示します。 |
slot/port |
ファスト イーサネット スロット(0 ~ 3)およびポート番号 |
GigabitEthernet |
(任意)ギガビット イーサネット設定を表示します。 |
slot/port |
ギガビット イーサネット スロット(1 ~ 2)およびポート番号 |
neighbors |
(任意)CDP ネイバー エントリを表示します。 |
detail |
(任意)詳細なネイバー エントリ情報を表示します。 |
FastEthernet |
(任意)ネイバー ファスト イーサネット情報を表示します。 |
slot/port |
ネイバー ファスト イーサネット スロット(0 ~ 3)およびポート番号 |
detail |
詳細なネイバー ファスト イーサネット ネットワーク情報を表示します。 |
GigabitEthernet |
(任意)ネイバー ギガビット イーサネット情報を表示します。 |
slot/port |
ネイバー ギガビット イーサネット スロット(1 ~ 2)およびポート番号 |
detail |
(任意)詳細なギガビット イーサネット ネイバー ネットワーク情報を表示します。 |
run |
(任意)CDP プロセスのステータスを表示します。 |
timer |
(任意)CDP 情報がネイバーに再送信される時間を表示します。 |
traffic |
(任意)CDP 統計情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
show cdp コマンドは、CDP パケットがネイバーに再送信される頻度、ネイバーによって CDP パケットが保持される時間、CDP バージョン 2 マルチキャスト アドバタイズのディセーブル化したステータス、CDP イーサネット インターフェイス ポート、CDP トラフィックの概要などの情報を表示します。
例
表3-11 では、 show cdp 出力のフィールドについて説明します。
表3-11 show cdp コマンドのフィールドの説明
|
|
Sending CDP packets every XX seconds |
CDP アドバタイズメントの送信間隔(秒)。このフィールドは、 cdp timer コマンドによって制御されます。 |
Sending a holdtime value of XX seconds |
デバイスがネイバーに対し、CDP アドバタイズメントを廃棄するまで保持するよう指示する時間(秒)。このフィールドは、 cdp holdtime コマンドによって制御されます。 |
Sending CDPv2 advertisements is XX |
CDP Version-2 タイプ アドバタイズメントを送信するための送信ステータス。可能な値は enabled または disabled です。 |
表3-12 では、 show cdp entry neighbor 出力のフィールドについて説明します。
表3-12 show cdp entry コマンドのフィールドの説明
|
|
Device ID |
近接デバイスの名前と、このデバイスの MAC(メディア アクセス制御)アドレスまたはシリアル番号 |
Entry address (es) |
IP address |
近接デバイスの IP アドレス |
CLNS address |
非 IP ネットワーク アドレス。ネイバー タイプによって異なります。 |
DECnet address |
非 IP ネットワーク アドレス。ネイバー タイプによって異なります。 |
Platform |
近接デバイスの製品名および製品番号 |
Interface |
接続メディアが使用するプロトコル |
Port ID (outgoing port) |
近接デバイス上のポートのポート番号 |
Capabilities |
近接デバイス上で検出された機能コード。これは、CDP Neighbors テーブルで示すデバイスのタイプです。可能な値は次のとおりです。 R ― ルータ T ― 透過的なブリッジ B ― 送信元ルーティング ブリッジ S ― スイッチ H ― ホスト I ― IGMP デバイス R ― リピータ |
Holdtime |
現在のデバイスが、送信ルータからの CDP アドバタイズメントを廃棄するまで保持する時間(秒) |
Version |
近接デバイス上で動作するソフトウェアのバージョン |
表3-13 では、 show cdp entry neighbor protocol 出力のフィールドについて説明します。
表3-13 show cdp entry protocol コマンドのフィールドの説明
|
|
Protocol information for XX |
近接デバイスの名前または ID |
IP address |
近接デバイスの IP アドレス |
CLNS address |
非 IP ネットワーク アドレス。ネイバー タイプによって異なります。 |
DECnet address |
非 IP ネットワーク アドレス。ネイバー タイプによって異なります。 |
表3-14 では、 show cdp entry neighbor version 出力のフィールドについて説明します。
表3-14 show cdp entry version コマンドのフィールドの説明
|
|
Version information for XX |
近接デバイスの名前または ID |
Software, Version |
近接デバイス上で動作するソフトウェアのバージョン |
Copyright |
近接デバイスの著作権情報 |
表3-15 では、 show cdp holdtime 出力のフィールドについて説明します。
表3-15 show cdp holdtime コマンドのフィールドの説明
|
|
XX seconds |
現在のデバイスが、送信ルータからの CDP アドバタイズメントを廃棄するまで保持する時間(秒) |
表3-16 では、 show cdp interface 出力のフィールドについて説明します。
表3-16 show cdp interface コマンドのフィールドの説明
|
|
Interface_slot/port is XX |
CDP インターフェイスの動作ステータス。値は up または down です。 |
CDP protocol is XX |
接続メディアが使用するプロトコル |
表3-17 では、 show cdp neighbors 出力のフィールドについて説明します。
表3-17 show cdp neighbors コマンドのフィールドの説明
|
|
Device ID |
近接デバイスの設定された ID(名前)、MAC アドレス、またはシリアル番号 |
Local Intrfce |
(ローカル インターフェイス)接続メディアが使用するプロトコル |
Holdtime |
現在のデバイスが、送信ルータからの CDP アドバタイズメントを廃棄するまで保持する時間(秒) |
Capability |
デバイス上で検出された機能コード。これは、CDP Neighbors テーブルで示すデバイスのタイプです。可能な値は次のとおりです。 R ― ルータ T ― 透過的なブリッジ B ― 送信元ルーティング ブリッジ S ― スイッチ H ― ホスト I ― IGMP デバイス R ― リピータ |
Platform |
デバイスの製品番号 |
Port ID (outgoing port) |
デバイスのポート番号 |
表3-18 では、 show cdp neighbors detail 出力のフィールドについて説明します。
表3-18 show cdp neighbors detail コマンドのフィールドの説明
|
|
Device ID |
近接デバイスの設定された ID(名前)、MAC アドレス、またはシリアル番号 |
Entry address (es) |
近接デバイスのネットワーク アドレス リスト |
Platform |
近接デバイスの製品名および製品番号 |
Capabilities |
ネイバーのデバイス タイプ。このデバイスは、ルータ、ブリッジ、透過的なブリッジ、送信元ルーティング ブリッジ、スイッチ、ホスト、IGMP デバイス、またはリピータになることができます。 |
Interface |
接続メディアが使用するプロトコル |
Port ID (outgoing port) |
近接デバイス上のポートのポート番号 |
Holdtime |
現在のデバイスが、送信ルータからの CDP アドバタイズメントを廃棄するまで保持する時間(秒) |
Version |
近接デバイス上で動作するソフトウェアのバージョン |
Copyright |
近接デバイスの著作権情報 |
advertisement version |
CDP アドバタイズメントに使用する CDP のバージョン |
VTP Management Domain |
VLAN(バーチャル LAN)Trunk Protocol 管理ドメイン。VLAN 情報は、同じドメインの一部であるすべてのスイッチに配信されます。 |
Native VLAN |
ネイバー インターフェイスが所属する VLAN |
表3-19 では、 show cdp run 出力のフィールドについて説明します。
表3-19 show cdp run コマンドのフィールドの説明
|
|
CDP is XX. |
CDP がイネーブルかディセーブルかを示します。 |
表3-20 では、 show cdp timer 出力のフィールドについて説明します。
表3-20 show cdp timer コマンドのフィールドの説明
|
|
cdp timer XX |
CDP 情報をネイバーに再送信する時間 |
表3-21 では、 show cdp traffic 出力のフィールドについて説明します。
表3-21 show cdp traffic コマンドのフィールドの説明
|
|
Total packets Output |
(送信されたパケットの総数)ローカル デバイスによって送信された CDP アドバタイズメントの数。この値は、CDP Version 1 advertisements output フィールドと CDP Version 2 advertisements output フィールドの合計であることに注意してください。 |
Input |
(受信したパケットの総数)ローカル デバイスによって受信された CDP アドバタイズメントの数。この値は、CDP Version 1 advertisements input フィールドと CDP Version 2 advertisements input フィールドの合計であることに注意してください。 |
Hdr syntax |
(ヘッダー構文)ローカル デバイスによって受信された、不良ヘッダーのある CDP アドバタイズメントの数 |
Chksum error |
(チェックサム エラー)チェックサム(確認)動作が着信 CDP アドバタイズメント上で失敗した回数 |
Encaps failed |
(カプセル化の失敗)ローカル デバイスのブリッジ ポートが引き起こした障害によって、CDP がインターフェイス上でアドバタイズメントの送信に失敗した回数 |
No memory |
ローカル デバイスが送信用のアドバタイズメント パケットを組み立てようとしたとき、およびこのパケットの受信時にその解析を試みたときに、ローカル デバイスで、アドバタイズメント キャッシュ テーブルに CDP アドバタイズメントを保管できるだけのメモリがなかった回数 |
Invalid packet |
ローカル デバイスによって送受信された無効な CDP アドバタイズメントの数 |
Fragmented |
完全なアドバタイズメントではなく、1 つの CDP アドバタイズメントのフラグメントまたは部分がローカル デバイスによって受信された回数 |
CDP version 1 advertisements Output |
ローカル デバイスによって送信された CDP バージョン 1 アドバタイズメントの数 |
Input |
ローカル デバイスによって受信された CDP バージョン 1 アドバタイズメントの数 |
CDP version 2 advertisements Output |
ローカル デバイスによって送信された CDP バージョン 2 アドバタイズメントの数 |
Input |
ローカル デバイスによって受信された CDP バージョン 2 アドバタイズメントの数 |
関連コマンド
(config) cdp
(config-if) cdp
clear
show cifs
CIFS 実行時情報を表示するには、 show cifs EXEC コマンドを使用します。
show cifs {auto-discovery [enabled | host-db | last] | cache {disk-use | entry-count} | connectivity peers | mss | requests {count | waiting} | sessions {count | list}}
シンタックスの説明
auto-discovery |
CIFS 自動検出ステータスおよび実行時データ |
enabled |
CIFS 自動検出の現在のステートを表示します。 |
host-db |
現在、わかっているホストを表示します。 |
last |
最後の自動検出エントリを表示します。 |
cache |
CIFS キャッシュ情報を表示します。 |
disk-use |
CIFS キャッシュ用のディスクの総使用量を表示します。 |
entry-count |
キャッシュされたファイルおよびディレクトリ エントリのカウント |
connectivity |
Edge-Core 接続に関する実行時情報を表示します。 |
peers |
接続されたコアのリストを表示します。 |
mss |
CIFS アダプタの TCP Maximum Segment Size(MSS; 最大セグメント サイズ)を表示します。セグメント サイズの範囲は 512 ~ 1460 です。 |
requests |
アクティブな CIFS 要求に関する実行時情報を表示します。 |
count |
保留中の CIFS 要求の数 |
waiting |
待機中の CIFS 要求の数 |
sessions |
アクティブな CIFS セッションに関する実行時情報を表示します。 |
count |
接続されたセッション カウント |
list |
接続された CIFS セッションのリスト |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
使用上のガイドライン
キャッシング効率に関する情報を表示するには、 show cifs cache コマンドを使用します。このコマンドを使用して、キャッシュに十分なスペースがあるか、またはより多くのスペースが必要であるか判断できます。パフォーマンスに問題がある場合、このコマンドを使用してキャッシュがフルであるかどうか判断できます。
WAN リンク ステートと、Edge と Core の接続性を検証するには、 show cifs connectivity peers コマンドを使用します。このコマンドは、一般的なモニタリングとデバッグに利用できます。
CIFS トラフィックの負荷を監視するには、 show cifs requests count または show cifs requests waiting コマンドを使用します。処理されない要求を隔離するため、デバッグ目的でこのコマンドを使用することもできます。
セッション情報を表示するには、 show cifs sessions count または show cifs sessions list コマンドを使用します。ピーク時とオフピーク時に接続されたユーザを監視するために、このコマンドを使用できます。
show clock
WAAS デバイスのシステム クロックに関する情報を表示するには、 show clock EXEC コマンドを使用します。
show clock [detail | standard-timezones {all | details timezone | regions | zones region-name }]
シンタックスの説明
detail |
(任意)詳細情報を表示します。クロック ソース(NTP)と現在の夏時間設定(ある場合)を示します。 |
standard-timezones |
(任意)標準時間帯に関する情報を表示します。 |
all |
すべての標準時間帯(約 1500 の時間帯)を表示します。各時間帯を個別の行でリストします。 |
details |
特定の時間帯の詳細情報を表示します。 |
timezone |
時間帯の名前 |
regions |
すべての標準時間帯の地域名を表示します。1500 の時間帯すべてが地域別にディレクトリに編成されています。 |
zones |
指定された地域内のすべての時間帯の名前を表示します。 |
region-name |
地域の名前 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS デバイスには、事前に定義されたいくつかの「標準」時間帯があります。夏時間情報が組み込まれている時間帯もあれば、そうでない時間帯もあります。たとえば、アメリカ合衆国(US)の東部地域にいる場合、夏時間情報を含んだ US/Eastern 時間帯を使用して、システム クロックが毎 4 月および 10 月に自動的に調整されるようにする必要があります。約 1500 の「標準」時間帯名があります。
標準時間帯が設定されている場合、厳密な確認により clock summertime コマンドはディセーブルになります。夏時間は、時間帯が標準時間帯でない(つまり、時間帯が「カスタマイズ」時間帯である)場合にしか設定できません。
show clock standard-timezones all EXEC コマンドにより、すべての標準時間帯を参照し、事前に定義されたこれらの時間帯から選択できます。これにより、標準時間帯の事前に定義された名前と競合しないカスタマイズ名を選択できます。大部分の標準時間帯の事前に定義された名前には、地域名とゾーン名の 2 つの要素があります。時間帯は、地域やゾーンなどいくつかの条件でリストできます。地域別のディレクトリに編成された第 1 レベルの時間帯名をすべて表示するには、 show clock standard-timezones region EXEC コマンドを使用します。
show clock コマンドは現地の日付時刻情報を示し、 show clock detail コマンドはオプションの詳細な日付時刻情報を示します。
例
表3-22 では、 show clock 出力のフィールドについて説明します。
表3-22 show clock コマンドのフィールドの説明
|
|
Local time |
UTC オフセットを基準にした現地時間の曜日、月、日付、時刻(hh:mm:ss)、および年 |
表3-23 では、 show clock detail 出力のフィールドについて説明します。
表3-23 show clock detail コマンドのフィールドの説明
|
|
Local time |
UTC を基準にした現地時間 |
UTC time |
世界標準時の日付および時間 |
Epoch |
1970 年 1 月 1 日以降の秒数 |
UTC offset |
秒、分、時間単位の UTC オフセット |
関連コマンド
clock
(config) clock
show cms
WAAS デバイスの Centralized Management System(CMS)組み込みデータベースのコンテンツとメンテナンス ステータス、およびその他の情報を表示するには、 show cms EXEC コマンドを使用します。
show cms {database content {dump filename | text | xml} | info | processes}
シンタックスの説明
database |
組み込みデータベースのメンテナンス情報を表示します。 |
content |
ファイルにデータベースのコンテンツを書き込みます。 |
dump |
テキスト ファイルにすべてのデータベース コンテンツをダンプします。 |
filename |
local1 ディレクトリに保存するファイルの名前 |
text |
テキスト フォーマットのファイルにデータベース コンテンツを書き込みます。 |
xml |
XML フォーマットのファイルにデータベース コンテンツを書き込みます。 |
info |
CMS アプリケーション情報を表示します。 |
processes |
CMS アプリケーション プロセスを表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-24 では、WAAS アプリケーション エンジンの show cms info 出力のフィールドについて説明します。
表3-24 WAAS アプリケーション エンジンの show cms info コマンドのフィールドの説明
|
|
デバイス登録情報 |
Device Id |
登録時に Central Manager によってデバイスに与えられた一意な ID。デバイスの管理に使用します。 |
Device registered as |
登録時に使用するデバイス タイプ。WAAS Application Engine または WAAS Central Manager。 |
Current WAAS Central Manager |
central-manager address グローバル コンフィギュレーション コマンドで現在設定された Central Manager のアドレス。デバイスが登録されているプライマリ Central Manager の代わりにスタンバイ Central Manager がデバイスを管理する場合、このアドレスは登録したアドレスとは異なります。 |
Registered with WAAS Central Manager |
デバイスが登録されている Central Manager のアドレス |
Status |
デバイスと Central Manager の接続ステータス。このフィールドには、online、offline、または pending の値のいずれかが含まれます。 |
Time of last config-sync |
アップデートのため、デバイス マネジメント サービスが最後に Central Manager に接続した時間 |
CMS サービス情報 |
Service cms_ce is running |
WAE デバイス マネジメント サービスのステータス(動作中または動作していない)。このフィールドは、WAE のみに固有です。 |
表3-25 では、WAAS Central Manager の show cms info 出力のフィールドについて説明します。
表3-25 WAAS Central Manager の show cms info コマンドのフィールドの説明
|
|
デバイス登録情報 |
Device Id |
登録時に Central Manager によってデバイスに与えられた一意な ID。デバイスの管理に使用します。 |
Device registered as |
登録時に使用するデバイス タイプ。WAAS Application Engine または WAAS Central Manager。 |
Current WAAS Central Manager role |
現在の Central Manager の役割。プライマリまたはスタンバイです。
(注) プライマリおよびスタンバイ Central Manager デバイスの出力は異なります。スタンバイでは、出力にCurrent WAAS Central Manager と Registered with WAAS Central Manager に関する追加情報が含まれます。
|
Current WAAS Central Manager |
central-manager address グローバル コンフィギュレーション コマンドで現在設定されたスタンバイ Central Manager のアドレス |
Registered with WAAS Central Manager |
デバイスが登録されているスタンバイ Central Manager のアドレス |
CMS サービス情報 |
Service cms_httpd is running |
マネジメント サービスのステータス(動作中または動作していない)。このフィールドは、Central Manager のみに固有です。 |
Service cms_cdm is running |
マネジメント サービスのステータス(動作中または動作していない)。このフィールドは、Central Manager のみに固有です。 |
表3-26 では、 show cms database content text 出力のフィールドについて説明します。
表3-26 show cms database content text コマンドのフィールドの説明
|
|
Database content can be found in /local1/cms-db-12-12-2002-17:06:08:070.txt. |
データベース コンテンツ テキスト ファイルの名前と場所。このコマンドは、現在の設定を自動的に生成されたファイルにテキスト フォーマットで書き込むようマネジメント サービスに要求します。 |
表3-27 では、 show cms database content xml 出力のフィールドについて説明します。
表3-27 show cms database content xml コマンドのフィールドの説明
|
|
Database content can be found in /local1/cms-db-12-12-2002-17:07:11:629.xml. |
データベース コンテンツ XML ファイルの名前と場所。このコマンドは、現在の設定を自動的に生成されたファイルに XML フォーマットで書き込むようマネジメント サービスに要求します。 |
show debugging
WAAS デバイスで以前にイネーブル化された各デバッグ オプションの状態を表示するには、 show debugging EXEC コマンドを使用します。
show debugging
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
このコマンドは、イネーブル化またはディセーブル化されたデバッグ オプションを表示します。デバッグ オプションが設定されていない場合、このコマンドは出力を表示しません。
dre 、 epm 、 flow 、 print-spooler 、 rbcp 、 tfo 、 translog 、 wafs 、および wccp コマンド オプションは application-accelerator デバイス モードのみでサポートされます。 emdb および rpc コマンド オプションは、central manager デバイス モードでのみサポートされます。
このコマンドが表示するのはイネーブル化されたデバッグ タイプだけで、特定のコマンドのサブセットは表示しません。
例
次の例では、 debug tfo buffer-mgr および debug tfo connection コマンドと組み合わせた show debugging コマンドが、 tfo buffer-mgr および tfo connection デバッグ オプションの状態を示します。
WAE# debug tfo buffer-mgr
WAE# debug tfo connection
tfo bufmgr debugging is on
tfo compmgr debugging is on
tfo connmgr debugging is on
tfo netio debugging is on
tfo statmgr debugging is on
tfo translog debugging is on
show device-mode
WAAS デバイスの設定された、または現在のデバイス モードを表示するには、 show device-mode EXEC コマンドを使用します。
show device-mode {configured | current}
シンタックスの説明
configured |
設定されたデバイス モードを表示します。ただし、まだ有効になっていません。 |
current |
現在のデバイス モードを表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS Central Manager は専用アプライアンスで展開する必要があります。デバイス モード機能により、WAAS デバイスは WAAS Central Manger または WAE のどちらかで展開できます。WAAS Central Manager は専用アプライアンスで展開する必要があるため、WAAS デバイスは
central-manager モードまたは application-accelerator モードのどちらか 1 つのデバイス モードで動作できるだけです。
設定されたデバイス モードと現在のモードが異なる場合、設定されたデバイス モードを有効にするにはリロードが必要です。
WAAS デバイスの現在のデバイス モードを表示するには、 show device mode EXEC コマンドを入力します。
WAAS デバイスが動作している現在のモードを表示するには、 show device-mode current EXEC コマンドを入力します。
WAE# show device-mode current
Current device mode: application-accelerator
まだ有効になっていない設定されたデバイス モードを表示するには、 show device-mode configured EXEC コマンドを入力します。たとえば、WAAS デバイスで device mode central-manager グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力してデバイス モードを central manager に変更したあと、 copy run start EXEC コマンドを入力してデバイスの実行コンフィギュレーションをまだ保存していない場合、WAAS デバイスで show device-mode configured コマンドを入力すると、コマンド出力は設定されたデバイス モードが central-manager であることを示します。
WAE# show device-mode configured
Configured device mode: central-manager
例
表3-28 では、 show device-mode current 出力のフィールドについて説明します。
表3-28 show device-mode current コマンドのフィールドの説明
|
|
Current device mode |
WAAS デバイスが動作する現在のモード |
表3-29 では、 show device-mode configured 出力のフィールドについて説明します。
表3-29 show device-mode configured コマンドのフィールドの説明
|
|
Configured device mode |
設定されていますが、まだ有効になっていないデバイス モード |
関連コマンド
(config) device mode
show disks
WAAS デバイスのディスクに関する情報を表示するには、 show disks EXEC コマンドを使用します。
show disks {details | failed-disk-id | failed-sectors [ disk_name ] | tech-support [details]}
シンタックスの説明
details |
現在有効な設定を詳細情報とともに表示します。 |
failed-disk-id |
障害があるとして識別されたディスクのシリアル番号のリストを表示します。
(注) このオプションは、WAE-7341 および WAE-7371 モデルでは利用できません。
|
failed-sectors |
すべてのディスクの障害のあるセクターのリストを表示します。 |
disk_name |
(任意)障害のあるセクターが表示されているディスクの名前(disk00 または disk01) |
tech-support |
ハードドライブ診断情報および近い将来のディスク障害に関する情報を表示します。 ディスク ステータス(論理または物理)、ディスク ベンダー ID、シリアル番号を含めた、RAID コントローラから利用できる情報をすべて表示します。 このコマンドは show disk smart-info EXEC コマンドに代わるものです。 |
details |
(任意)詳細な SMART ディスク モニタリング情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
show disks details EXEC コマンドは、リブート後、各ファイル システムに割り当てられたディスク領域の割合や量、ディスク ドライブの動作ステータスを表示します。
WAAS ソフトウェアは、IDE、SCSI、および SATA ディスクの単一障害セクションに対する、複数の Syslog メッセージのフィルタリングをサポートします。全ディスク ドライブにおける障害のあるセクターのリストを表示するには、 show disks failed-sectors EXEC コマンドを入力します。
WAE# show disks failed-sectors
特定のディスク ドライブのみにおける障害のあるセクターのリストを表示するには、 show disks failed-sectors コマンドの入力時に、ディスクの名前を指定します。次の例は、disk01 における障害のあるセクターのリストを表示する方法を示します。
WAE# show disks failed-sectors disk01
ディスク障害がある場合は、メッセージが表示され、ログイン時にこの状況について通知します。
SMART によるディスク ヘルスの予防的モニタリング
SMART を使用すると、ディスク ヘルスの予防的モニタリング機能が利用できます。SMART は、ハードドライブ診断情報および近い将来のディスク障害に関する情報を提供します。
SMART はほとんどのディスク ベンダーによってサポートされており、ディスク ヘルスを判断する標準的な方法です。SMART の属性にはいくつかの読み取り専用属性があり(たとえば、稼動時間属性や、ロードおよびアンロード カウント属性)、これにより WAAS ソフトウェアに、近い将来のディスク障害を示唆する動作および環境状態に関する情報を提供します。
SMART のサポートは、ベンダーおよびドライブ テクノロジー(IDE または SCSI ディスク ドライブ)依存です。各ディスク ベンダーで、サポートしている SMART 属性セットは異なります。
SMART 属性はベンダーに依存しますが、ほとんどの SMART 属性を解釈する一般的な方法があります。各 SMART 属性には、正規化された現在値としきい値があります。現在値がしきい値を超えると、ディスクは「障害が発生した」とみなされます。WAAS ソフトウェアは SMART 属性をモニタし、Syslog メッセージ、SNMP トラップ、およびアラームを介して、将来の障害を通知します。
SMART 情報を表示するには、 show disks tech-support EXEC コマンドを使用します。詳細な SMART 情報を表示するには、 show disks tech-support details EXEC コマンドを入力します。 show tech-support EXEC コマンドの出力には、SMART 情報も含まれます。
例
表3-30 では、 show disks failed-disk-id 出力のフィールドについて説明します。
表3-30 show disks failed-disk-id コマンドのフィールドの説明
|
|
Diskxx |
物理ディスクの番号と場所 |
Alpha-numeric string |
ディスクのシリアル番号 |
表3-31 では、 show disks details 出力のフィールドについて説明します。
表3-31 show disks details コマンドのフィールドの説明
|
|
Physical disk information |
番号別にディスクをリストします。WAE 7300 シリーズ アプライアンスは 6 つのディスク ドライブの情報を示し、WAE 500 および 600 シリーズ アプライアンスは 2 つのディスク ドライブの情報を示します。 |
disk00 |
ディスクのアベイラビリティ(Present、Not present or Not responding、または Not used [*])。 ディスク識別番号およびタイプ(たとえば、h00 c00i00 100 - DAS)。 メガバイトまたはギガバイト単位のディスク サイズ(たとえば、140011MB [136.7GB])。 |
disk01 |
同じタイプの情報がディスクごとに表示されます。 |
Mounted filesystems |
次のカラム ヘッドを含んだ表 |
Mount point |
ファイル システムのマウント ポイント。たとえば、SYSFS のマウント ポイントは /local/local1 です。 |
Type |
ファイル システムのタイプ。値には、root、internal、CONTENT、SYSFS、および PRINTSPOOL が含まれます。 |
Device |
ディスク上のパーティションへのパス |
Size |
ファイル システムの総サイズ(メガバイト単位) |
Inuse |
ファイル システムが使用するディスク スペース量 |
Free |
ファイル システム用の未使用のディスク スペース量 |
Use% |
ファイル システムによって使用される、利用可能な総ディスク スペースの比率 |
Software RAID devices |
ある場合、ソフトウェア RAID デバイスをリストし、次の各情報を提供します。 |
Device name |
ディスク上のパーティションへのパス。パーティション名「md1」は、そのパーティションは RAID のパーティションであり、RAID タイプが RAID-1 であることを示します。 |
Type |
RAID タイプ(たとえば、RAID-1) |
Status |
RAID デバイスの動作ステータス。ステータスには、NORMAL OPERATION または REBUILDING が含まれます |
Physical devices and status |
ディスク番号とディスクの動作ステータス([GOOD] または [BAD] など) |
次の例では、ディスク disk00 および disk01 のパーティション 04 とパーティション 05 は GOOD であり、RAID のパーティション /dev/md4 & /dev/md5 は NORMAL OPERATION である出力を示します。ただし、RAID のパーティション /dev/md8 の場合、ドライブの 1 つに問題があります。パーティション 00 のある disk04 は GOOD ですが、このパーティション上にペアがないのでステータスでは ONE OR MORE DRIVES ABNORMAL が表示されます。
/dev/md4 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/04[GOOD]
/dev/md5 RAID-1 NORMAL OPERATION disk00/05[GOOD]
/dev/md8 RAID-1 ONE OR MORE DRIVES ABNORMAL disk04/00[GOOD]
表3-32 では、SMART をサポートする RAID-1 アプライアンスの show disks tech-support 出力の一般的な一部のフィールドについて説明します。SMART アトリビュートは、ベンダー依存です。ディスク ベンダーごとに、異なる、サポート対象の SMART アトリビュート セットがあります。
表3-32 show disks tech-support コマンドのフィールドの説明
|
|
disk00--disk05 |
WAE 7300 シリーズ アプライアンスは 6 つのディスク ドライブの情報を示し、WAE 500 および 600 シリーズ アプライアンスは 2 つのディスク ドライブの情報を示します。 |
Device |
ディスクのベンダー番号とバージョン番号 |
Serial Number |
ディスクのシリアル番号 |
Device type |
デバイスのタイプはディスクです。 |
Transport protocol |
物理レイヤ接続情報(たとえば、Parallel SCSI [SPI-4]) |
Local time is |
曜日、月、日付、時刻(hh:mm:ss)、年、およびクロック標準。たとえば、Mon Mar 19 23:33:12 2007 UTC。 |
Device supports SMART and is Enabled |
SMART サポートのステータス(Enabled または Disabled) |
Temperature Warning Enabled |
温度警告ステータス(Enabled または Disabled) |
SMART Health Status: |
ディスクのヘルス ステータス(OK または Failed) |
表3-33 では、SMART をサポートする RAID-1 アプライアンスの show disks tech-support details 出力のフィールドについて説明します。この出力の詳細は、ドライブ メーカーやドライブによって異なります。
表3-33 show disks tech-support details コマンドのフィールドの説明
|
|
disk00--disk05 |
WAE 7300 シリーズ アプライアンスは 6 つのディスク ドライブの情報を示し、WAE 500 および 600 シリーズ アプライアンスは 2 つのディスク ドライブの情報を示します。 |
Device |
ディスクのベンダー番号とバージョン番号 |
Serial Number |
ディスクのシリアル番号 |
Device type |
デバイスのタイプはディスクです。 |
Transport protocol |
物理レイヤ接続情報(たとえば、Parallel SCSI [SPI-4]) |
Local time is |
曜日、月、日付、時刻(hh:mm:ss)、年、およびクロック標準。たとえば、Mon Mar 19 23:33:12 2007 UTC。 |
Device supports SMART and is Enabled |
SMART サポートのステータス(Enabled または Disabled) |
Temperature Warning Enabled |
温度警告ステータス(Enabled または Disabled) |
SMART Health Status: |
ディスクのヘルス ステータス(OK または Failed) |
Current Drive Temperature |
ドライブの温度(摂氏) |
Manufactured in week XX of year |
製造の詳細 |
Current start stop count |
デバイスが停止または開始した回数 |
Recommended maximum start stop count |
ディスクの平均寿命を測定するのに使用する、推奨の最大カウント |
Error counter log |
エラー カウント ログを表示するテーブル。さまざまなディスク エラー タイプのカウンタ |
表3-34 では、RAID-5 アプライアンスの show disks tech-support 出力のフィールドについて説明します。
表3-34 show disks tech-support コマンドのフィールドの説明
|
|
Controllers found |
検出した RAID コントローラの数 |
コントローラ情報 |
Controller Status |
コントローラの機能ステータス |
Channel description |
チャネル転送プロトコルの説明 |
Controller Model |
コントローラのモデルを作成します。 |
Controller Serial Number |
ServeRAID コントローラのシリアル番号 |
Physical Slot |
スロット番号 |
Installed memory |
ディスクのメモリ量 |
Copyback |
copyback がイネーブルまたはディセーブルであるかのステータス |
Data scrubbing |
data scrubbing がイネーブルまたはディセーブルであるかのステータス |
Defunct disk drive count |
存在しないディスク ドライブの数 |
Logical drives/Offline/Critical |
論理ドライブ数、オフラインであるドライブ数、およびクリティカル アラーム数 |
コントローラ バージョン情報 |
BIOS |
BIOS のバージョン番号 |
Firmware |
Firmware のバージョン番号 |
Driver |
Driver のバージョン番号 |
Boot Flash |
Boot Flash のバージョン番号 |
コントローラ バッテリ情報 |
Status |
コントローラ バッテリの機能ステータス |
Over temperature |
バッテリの過熱状態 |
Capacity remaining |
残りのバッテリ容量のパーセント |
Time remaining (at current draw) |
電流の消費量に基づく残りのバッテリ寿命の日数、時間数、および分数 |
コントローラの Vital Product Data |
VPD Assigned# |
コントローラの Vital Product Data(VPD)に割り当てられた番号 |
EC Version# |
バージョン番号 |
Controller FRU# |
コントローラの現場交換可能部品に割り当てられた番号 |
Battery FRU# |
バッテリの現場交換可能部品に割り当てられた番号 |
論理ドライブ情報 |
Logical drive number |
情報が適用される論理ドライブを識別する番号 |
Logical drive name |
論理ドライブ名 |
RAID level |
論理ドライブの RAID レベル |
Status of logical drive |
論理ドライブの機能ステータス |
Size |
論理ドライブのサイズ(メガバイト単位) |
Read-cache mode |
read-cache モードの設定ステータス(Enabled または Disabled) |
Write-cache mode |
write-back の書き込みキャッシュ モードの設定ステータス(Enabled または Disabled) |
Write-cache setting |
write-back の書き込みキャッシュ設定の設定ステータス(Enabled または Disabled) |
Partitioned |
パーティション ステート。値は Yes または No です。 |
Number of chunks |
RAID-5 アレイに組み込まれたディスクの数 |
Stripe-unit size |
ストライプ ユニットごとのデータ ストレージ量。デフォルトは、論理アレイのディスクごとに 256 KB です。パラメータは設定可能ではありません。 |
Stripe order (Channel,Device) |
RAID アレイでグループ化された物理ドライブのグループにわたってストライプ化したデータの順序 |
Bad stripes |
不良ストライプのフラグ。フラグの値は Yes または No です。 |
物理ドライブ情報 |
Device # |
情報が適用されるデバイス番号 |
Device is a xxxx |
デバイスのタイプ |
State |
デバイスのステート(Online または Offline) |
Supported |
デバイスがサポートされているかを示すステータス |
Transfer Speed |
デバイス転送速度 |
Reported Channel,Device |
RAID-5 アレイに組み込まれたディスクすべてにチャネル情報を提供します。 |
Reported Enclosure,Slot |
デバイス番号とスロット番号 |
Vendor |
ベンダー識別番号 |
Model |
モデル番号 |
Firmware |
ファームウェア番号 |
Serial number |
シリアル番号 |
Size |
物理ドライブのサイズ(メガバイト単位) |
Write Cache |
書き込みキャッシュがイネーブルであるかのステータス |
FRU |
Field Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)番号。提供された FRU 番号のある指定されたハード ディスク ドライブが RAID 設定に失敗した場合に、RAID にドライブが存在しない FRU イベントが発生します。このフィールドのデフォルト値は NONE です。 |
PFA |
Predictive Failure Analysis(PFA; 事前障害分析機能)フラグ。フラグのデフォルト値は No です。RAID がドライブの障害を予測している場合、このフィールドは Yes に設定され、WAE でクリティカル アラームが生成されます。 |
関連コマンド
disk
(config) disk error-handling
show tech-support
show egress-methods
設定され、特定の WAE で使用する出力方式を表示するには、 show egress-methods EXEC コマンドを使用します。
show egress-methods
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
例
表3-35 では、 show egress-methods 出力のフィールドについて説明します。
表3-35 show egress-methods コマンドのフィールドの説明
|
|
Intercept method |
パケットを WAE へ送信するのにルータが使用する代行受信方法 |
TCP Promiscuous 61 or 62 |
WCCP サービス番号 |
WCCP negotiated return method |
WCCP は、ルータが使用する方法を戻します。 値は、WCCP_GRE、WCCP_L2、NEG_RTN_PENDING(ネゴシエーションは保留中)、および UNKNOWN です。 |
Destination |
この値は設定可能ではありません。このフィールドの値は常に ANY です。 |
Egress Method Configured |
CLI(コマンドライン インターフェイス)で設定された出力方式 |
Egress Method Used |
使用する出力方式 |
show flash
WAAS デバイスのフラッシュ メモリのバージョンと使用状況の情報を表示するには、 show flash EXEC コマンドを使用します。
show flash
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-36 では、 show flash 出力のフィールドについて説明します。
表3-36 show flash コマンドのフィールドの説明
|
|
WAAS software version (disk-based code) |
デバイスで動作する WAAS ソフトウェア バージョンとビルド番号 |
フラッシュ上のシステム イメージ |
Version |
フラッシュ メモリに保存されるソフトウェアのバージョンとビルド番号 |
システム フラッシュ ディレクトリ |
System image |
システム イメージが使用するセクターの数 |
Bootloader, rescue image, and other reserved areas |
ブートローダが使用するセクターの数、回復用イメージ、および他の予約領域 |
XX sectors total, XX sectors free |
ピアの総数。フリー セクターの数。 |
show hardware
WAAS デバイスのシステム ハードウェアのステータスを表示するには、 show hardware EXEC コマンドを使用します。
show hardware
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
show hardware コマンドは、バージョン番号、起動した日時、起動後の実行時間、マイクロプロセッサのタイプと速度、利用可能な物理メモリの量、ディスク ドライブの一覧など、システム ハードウェアのステータスをリストします。
例
表3-37 では、 show hardware 出力のフィールドについて説明します。
表3-37 show hardware コマンドのフィールドの説明
|
|
Cisco Wide Area Application Services Software (WAAS) Copyright (c) year by Cisco Systems, Inc. Cisco Wide Area Application Services Software Release XXX (build bXXX month day year) |
ソフトウェア アプリケーション、著作権、リリース、およびビルド情報 |
Version |
デバイスで動作するソフトウェアのバージョン番号 |
Compiled hour:minute:second month day year by cnbuild |
ソフトウェア ビルドのコンパイル情報 |
System was restarted on day of week month day hour:minute:second year |
システムが最後に起動した日付と時間 |
The system has been up for X hours, X minutes, X seconds |
最後のリブート以降、システムが動作していた時間の長さ |
CPU 0 is |
CPU メーカーの情報 |
Total X CPU |
デバイス上の CPU の数 |
XXXX Mbytes of Physical memory |
デバイス上の物理メモリのメガバイト数 |
X CD ROM drive |
デバイス上の CD-ROM ドライブの数 |
X GigabitEthernet interfaces |
デバイス上のギガビット イーサネットの数 |
X InlineGroup interfaces |
デバイス上の InlineGroup インターフェイスの数 |
X Console interface |
デバイス上のコンソール インターフェイスの数 |
Manufactured As |
製品識別情報 |
BIOS Information |
BIOS に関する情報 |
Vendor |
BIOS ベンダーの名前 |
Version |
BIOS バージョン番号 |
Rel.Date |
(リリース日)BIOS がリリースされた日付 |
Cookie 情報 |
SerialNumber |
WAE のシリアル番号 |
SerialNumber (raw) |
ASCII 値としてのWAE のシリアル番号 |
TestDate |
WAE がテストされた日付 |
ExtModel |
デバイスのハードウェア モデル(たとえば、WAE612) |
ModelNum (raw) |
ExtModel 番号に対応する内部モデル番号(ASCII 値) |
HWVersion |
現在のハードウェア バージョンの番号 |
PartNumber |
実装されていません。 |
BoardRevision |
現在のシステム ボードの改訂番号 |
ChipRev |
現在のチップセットの改訂番号 |
VendID |
cookie のベンダー ID |
CookieVer |
cookie のバージョン番号 |
Chksum |
cookie のチェックサム。cookie が有効かどうか示します。 |
すべてのディスク ドライブのリスト |
Physical disk information |
番号別にリストされたディスク。WAE 7300 シリーズ アプライアンスは 6 つのディスク ドライブの情報を示し、WAE 500 および 600 シリーズ アプライアンスは 2 つのディスク ドライブの情報を示します。 |
disk00 |
ディスクのアベイラビリティ(Present、Not present or Not responding、または Not used [*])。 ディスク識別番号およびタイプ(たとえば、h00 c00i00 100 - DAS) メガバイトまたはギガバイト単位のディスク サイズ(たとえば、140011MB [136.7GB])。 |
disk01 |
同じタイプの情報がディスクごとに表示されます。 |
Mounted filesystems |
次のカラム ヘッドを含んだ表 |
Mount point |
ファイル システムのマウント ポイント。たとえば、SYSFS のマウント ポイントは /local/local1 です。 |
Type |
ファイル システムのタイプ。値には、root、internal、CONTENT、SYSFS、および PRINTSPOOL が含まれます。 |
Device |
ディスク上のパーティションへのパス |
Size |
ファイル システムの総サイズ(メガバイト単位) |
Inuse |
ファイル システムが使用するディスク スペース量 |
Free |
ファイル システム用の未使用のディスク スペース量 |
Use% |
ファイル システムによって使用される、利用可能な総ディスク スペースの比率 |
Software RAID devices |
存在する場合、ソフトウェア RAID デバイスをリストし、次の各情報を提供します。 |
Device name |
ディスク上のパーティションへのパス。パーティション名「md1」は、そのパーティションが RAID のパーティションであり、RAID タイプが RAID-1 であることを示します(RAID-1 は WAAS でサポートされた唯一の RAID タイプです)。 |
Type |
RAID タイプ(たとえば、RAID-1) |
Status |
RAID デバイスの動作ステータス。ステータスには、NORMAL OPERATION または REBUILDING が含まれます。 |
Physical devices and status |
ディスク番号とディスクの動作ステータス([GOOD] または [BAD] など) |
関連コマンド
show disks
show version
show hosts
WAAS デバイスのホストを表示するには、 show hosts EXEC コマンドを使用します。
show hosts
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
次の show hosts コマンドは、ネーム サーバと対応する IP アドレスをリストします。また、ホスト テーブル サマリーとして、ホスト名、対応する IP アドレス、および対応するエイリアス(該当する場合)もリストします。
例
表3-38 では、 show hosts 出力のフィールドについて説明します。
表3-38 show hosts コマンドのフィールドの説明
|
|
Domain names |
IP アドレスを解決するために WAE が使用するドメイン名 |
Name Server(s) |
Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ネーム サーバの IP アドレス |
ホスト テーブル |
hostname |
現在のデバイスの FQDN(ホスト名およびドメイン) |
inet address |
現在のホスト デバイスの IP アドレス |
aliases |
host グローバル コンフィギュレーション コマンドに基づき、現在のデバイス用に設定された名前 |
show inetd
WAAS デバイスの TCP/IP サービスのステータスを表示するには、 show inetd EXEC コマンドを使用します。
show inetd
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
show inetd EXEC コマンドは、WAAS デバイスで TCP/IP サービスがイネーブルであるか、ディセーブルであるかのステータスを表示します。Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)は WAAS ではサポートされないので、TFTP サービス ステータスを無視できます。
例
表3-39 では、 show inetd 出力のフィールドについて説明します。
表3-39 show inted コマンドのフィールドの説明
|
|
Inetd service configurations: |
ftp |
FTP サービスがイネーブルかディセーブルかどうかのステータス |
rcp |
RCP サービスがイネーブルかディセーブルかどうかのステータス |
tftp |
TFTP サービスがイネーブルかディセーブルかどうかのステータス |
show interface
WAAS デバイスのハードウェア インターフェイス情報を表示するには、 show interface EXEC コマンドを使用します。
show interface {GigabitEthernet slot/port } | {ide control_num } | {InlineGroup slot / grpnumber } | {InlinePort slot / grpnumber / {lan | wan}} | {PortChannel port-num } | {scsi device_num }
| {Standby group_num | usb}
シンタックスの説明
GigabitEthernet |
ギガビット イーサネット インターフェイスのデバイス情報を表示します(適切に装備されたシステム上のみ)。 |
slot/port |
ギガビット イーサネット インターフェイスのスロットおよびポート番号。スロットの範囲は 0 ~ 3 で、ポートの範囲は 0 ~ 3 です。スロットおよびポート番号はスラッシュ(/)で区切ります。 |
ide |
IDE インターフェイスのデバイス情報を表示します。 |
control_num |
IDE コントローラ番号(0 ~ 1) |
InlineGroup |
インライン グループ情報を表示します。 |
slot / grpnumber |
選択したインターフェイスのスロットおよびインライン グループ番号 |
InlinePort |
インライン ポート情報を表示します。 |
slot / grpnumber/ |
選択したインターフェイスのスロットおよびインライン グループ番号 |
lan |
LAN ポートのインライン ポート情報を表示します。 |
wan |
WAN ポートのインライン ポート情報を表示します。 |
PortChannel |
ポート チャネル インターフェイスのデバイス情報を表示します。 |
port-num |
ポート チャネル インターフェイスのポート番号(1 ~ 2) |
scsi |
SCSI インターフェイスのデバイス情報を表示します。 |
device_num |
SCSI デバイス番号(0 ~ 7) |
Standby |
スタンバイ グループ情報を表示します。 |
group_num |
スタンバイ グループ番号(1 ~ 4) |
usb |
USB インターフェイスのデバイス情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-40 では、 show interface GigabitEthernet 出力のフィールドについて説明します。
表3-40 show interface GigabitEthernet コマンドのフィールドの説明
|
|
Description |
description option of the interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して設定されたデバイスの説明 |
Type |
インターフェイスのタイプ。常にイーサネットです。 |
Ethernet address |
レイヤ 2 MAC(メディア アクセス制御)アドレス |
Internet address |
このインターフェイスに設定されたインターネット IP アドレス |
Broadcast address |
このインターフェイスに設定されたブロードキャスト アドレス |
Netmask |
このインターフェイスに設定されたネットマスク |
Maximum Transfer Unit Size |
現在設定された最大伝送ユニット(maximum transmission unit; MTU)の値 |
Metric |
インターフェイスのメトリック設定。デフォルトは 1 です。最適なルートを決定するために、ルーティング メトリックはルーティング プロトコルによって使用されます。メトリックは、宛先ネットワークまたはホストへの追加ホップとしてカウントされます。メトリック値が高いほどルートの優先度は低くなります。 |
Packets Received |
このインターフェイスによって受信されるパケットの総数 |
Input Errors |
このインターフェイス上の着信エラーの数 |
Input Packets Dropped |
このインターフェイス上でドロップされた着信パケットの数 |
Input Packets Overruns |
着信パケット オーバーラン エラーの数 |
Input Packets Frames |
着信パケット フレーム エラーの数 |
Packet Sent |
このインターフェイスから送信されたパケットの総数 |
Output Errors |
発信パケット エラーの数 |
Output Packets Dropped |
このインターフェイスによってドロップされた発信パケットの数 |
Output Packets Overruns |
発信パケット オーバーラン エラーの数 |
Output Packets Carrier |
発信パケット キャリア エラーの数 |
Output Queue Length |
バイト単位の出力キューの長さ |
Collisions |
このインターフェイスでのパケット衝突の数 |
Interrupts |
このインターフェイスでのパケット中断の数 |
Base address |
基本的なアドレス。16 進数値。 |
Flags |
インターフェイス ステータス インジケータ。値には Up、Broadcast、Running、および Multicast が含まれます。 |
Mode |
このインターフェイスの速度設定、転送モード、および転送速度 |
次の例は、WAE インライン ネットワーク アダプタで設定されたスロット 1 の inlineGroup 0 の情報を表示します。
WAE612# show interface inlineGroup 1/0
Interface is in intercept operating mode.
Standard NIC mode is off.
Disable bypass mode is off.
VLAN IDs configured for inline interception: All
Watchdog timer is enabled.
Timer frequency: 1600 ms.
Autoreset frequency 500 ms.
The watchdog timer will expire in 1221 ms.
表3-41 では、 show interface InlinePort 出力のフィールドについて説明します。
表3-41 show interface InlinePort コマンドのフィールドの説明
|
|
Device name |
インラインポート インターフェイスの ID 番号(eth0、eth1 など) |
Packets Received |
インラインポート インターフェイス上で受信されるパケットの総数 |
Packets Intercepted |
代行受信されたパケットの総数(TCP パケットのみが代行受信されます) |
Packets Bridged |
ブリッジングされるパケット数。代行受信されないパケットがブリッジングされます。 |
Packets Forwarded |
インライン インターフェイスから送信されたパケット数 |
Packets Dropped |
ドロップされたパケット数 |
Packets Received on native |
ネイティブ(GigabitEthernet 1/0)インターフェイス上で受信され、インライン モジュールによって転送されたパケットの数 |
n flows through this interface |
このインラインポート インターフェイス上でアクティブな TCP 接続の数 |
Ethernet Driver Status |
Type |
インターフェイスのタイプ。常にイーサネットです。 |
Ethernet address |
レイヤ 2 MAC(メディア アクセス制御)アドレス |
Maximum Transfer Unit Size |
現在設定された MTU の値 |
Metric |
インターフェイスのメトリック設定。デフォルトは 1 です。最適なルートを決定するために、ルーティング メトリックはルーティング プロトコルによって使用されます。メトリックは、宛先ネットワークまたはホストへの追加ホップとしてカウントされます。メトリック値が高いほどルートの優先度は低くなります。 |
Packets Received |
このインターフェイスによって受信されるパケットの総数 |
Input Errors |
このインターフェイス上の着信エラーの数 |
Input Packets Dropped |
このインターフェイス上でドロップされた着信パケットの数 |
Input Packets Overruns |
着信パケット オーバーラン エラーの数 |
Input Packets Frames |
着信パケット フレーム エラーの数 |
Packet Sent |
このインターフェイスから送信されたパケットの総数 |
Output Errors |
発信パケット エラーの数 |
Output Packets Dropped |
このインターフェイスによってドロップされた発信パケットの数 |
Output Packets Overruns |
発信パケット オーバーラン エラーの数 |
Output Packets Carrier |
発信パケット キャリア エラーの数 |
Output Queue Length |
バイト単位の出力キューの長さ |
Collisions |
このインターフェイスでのパケット衝突の数 |
Base address |
基本的なアドレス。16 進数値。 |
Flags |
インターフェイス ステータス インジケータ。値には Up、Broadcast、Running、および Multicast が含まれます。 |
Mode |
このインターフェイスの速度設定、転送モード、および転送速度 |
表3-42 では、 show interface PortChannel 出力のフィールドについて説明します。
表3-42 show interface PortChannel コマンドのフィールドの説明
|
|
Type |
インターフェイスのタイプ。常にイーサネットです。 |
Ethernet address |
レイヤ 2 MAC アドレス |
Maximum Transfer Unit Size |
現在設定された MTU の値 |
Metric |
インターフェイスのメトリック設定。デフォルトは 1 です。ルーティング メトリックはルーティング プロトコルによって使用されます。メトリック値が高いほどルートの優先度が低くなります。メトリックは、宛先ネットワークまたはホストへの追加ホップとしてカウントされます。 |
Packets Received |
このインターフェイスによって受信されるパケットの総数 |
Input Errors |
このインターフェイス上の着信エラーの数 |
Input Packets Dropped |
このインターフェイス上でドロップされた着信パケットの数 |
Input Packets Overruns |
着信パケット オーバーラン エラーの数 |
Input Packets Frames |
着信パケット フレーム エラーの数 |
Packet Sent |
このインターフェイスから送信されたパケットの総数 |
Output Errors |
発信パケット エラーの数 |
Output Packets Dropped |
このインターフェイスによってドロップされた発信パケットの数 |
Output Packets Overruns |
発信パケット オーバーラン エラーの数 |
Output Packets Carrier |
発信パケット キャリア エラーの数 |
Output Queue Length |
バイト単位の出力キューの長さ |
Collisions |
このインターフェイスでのパケット衝突の数 |
Flags |
インターフェイス ステータス インジケータ。値には Up、Broadcast、Running、および Multicast が含まれます。 |
表3-43 では、 show interface scsi 出力のフィールドについて説明します。
表3-43 show interface scsi コマンドのフィールドの説明
|
|
SCSI interface X |
SCSI デバイス番号 X に関する情報。SCSI デバイスの製造、デバイス ID 番号、モデル番号、およびタイプを示します。 |
表3-44 では、 show interface standby 出力のフィールドについて説明します。
表3-44 show interface standby コマンドのフィールドの説明
|
|
Standby Group |
スタンバイ グループを識別する番号 |
Description |
description option of the interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して設定されたデバイスの説明 |
IP address, netmask |
スタンバイ グループの IP アドレスおよびネットマスク |
Member interfaces |
スタンバイ グループのメンバー インターフェイス。スタンバイ グループの一部である物理インターフェイスを示します。インターフェイスの定義を示します(GigabitEthernet 1/0 など)。 |
Active interface |
現在、スタンバイ グループでアクティブであるインターフェイス |
関連コマンド
(config) interface
show running-config
show startup-config
show inventory
WAAS デバイスのシステム コンポーネント情報を表示するには、 show inventory EXEC コマンドを使用します。
show inventory
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
show inventory EXEC コマンドにより、WAAS デバイスの UDI を表示できます。ID 情報は、WAAS デバイスの不揮発性メモリに保存されています。
UDI は、製品のオペレーティング システムまたはネットワーク管理アプリケーションによって電子的にアクセスされ、固有のハードウェア デバイスの識別を可能にします。UDI のデータ整合性はお客様に不可欠です。WAAS デバイスの不揮発性メモリにプログラミングされている UDI は、製品ラベルおよび輸送用カートンのラベルに記載されている UDI と同じです。また、電子的手段で表示できるもの、およびお客様の目に触れるシステムやツールの UDI とも同じです。現在は CLI でしか UDI にアクセスできません。SNMP がUDI 情報にアクセスすることはありません。
show tech-support EXEC コマンドを使用しても WAAS デバイスの UDI を表示できます。
例
表3-45 では、 show inventory 出力のフィールドについて説明します。
表3-45 show inventory コマンドのフィールドの説明
|
|
PID |
デバイスの製品識別(ID)番号 |
VID |
デバイスのバージョン ID 番号。バージョン番号が使用できない場合、0 と表示されます。 |
SN |
デバイスのシリアル番号 |
show ip access-list
WAAS デバイスの特定のインターフェイスまたはアプリケーションに対して定義、適用されるアクセス リストを表示するには、show ip access-list EXEC コマンドを使用します。
show ip access-list [ acl-name | acl-num ]
シンタックスの説明
acl-name |
(任意)文字で始まる最大 30 文字の英数字の ID を使用する、特定のアクセス リストの情報 |
acl-num |
(任意)数値の ID(標準アクセス リストの場合は 0 ~ 99、拡張アクセス リストの場合は 100 ~ 199)を使用する、特定のアクセス リストの情報 |
デフォルト
すべての定義済みアクセス リストに関する情報を表示します。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS デバイスで定義されているアクセス リストを表示するには、show ip access-list EXEC コマンドを使用します。名前または番号で特定のアクセス リストを識別しない限りは、次のセクションを含めて、すべての定義済みアクセス リストに関する情報が表示されます。
•
新しいリストおよび条件に利用可能なスペース
•
定義済みアクセス リスト
•
インターフェイスおよびアプリケーションによる参照
例
表3-46 では、 show ip access-list 出力のフィールドについて説明します。
表3-46 show ip access-list コマンドのフィールドの説明
|
|
利用可能なスペース |
XX access lists |
許可された最大 50 のリストのうち残っているアクセス リストの数 |
XXX access list conditions |
許可された最大 500 の条件のうち残っているアクセス リスト条件の数 |
Standard IP access list |
設定された標準 IP アクセス リスト名。このリストに設定された条件のリストを表示します。 |
Extended IP access list |
設定された拡張 IP アクセス リスト名。このリストに設定された条件のリストを表示します。 |
Interface access list references |
インターフェイスのリストと、インターフェイスが関連付けられたアクセス リスト。次のフォーマットで表示されます。 interface slot/port interface direction access list number |
Application access list references |
アプリケーションのリストと、アプリケーションが関連付けられたアクセス リスト。次のフォーマットで表示されます。 application type access list type and number associated port |
関連コマンド
clear
(config) ip access-list
show ip routes
WAAS デバイスの IP ルーティング テーブルを表示するには、 show ip routes EXEC コマンドを使用します。
show ip routes
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
このコマンドは IP ルート テーブルを表示します。これは WAE 上で設定された異なるルートのすべてをリストします。WAE はこのテーブルを使用して、ネクストホップを判別します。このテーブルには、WAE GigabitEthernet インターフェイス、ユーザ設定されたスタティック ルート、およびデフォルト ゲートウェイからのルートが含まれます。このテーブルの最後の行はデフォルト ルートを示します。
例
表3-47 では、 show ip routes 出力のフィールドについて説明します。
表3-47 show ip routes コマンドのフィールドの説明
|
|
Destination |
ルートごとの宛先 IP アドレス |
Gateway |
ルートごとのゲートウェイ アドレス |
Netmask |
ルートごとのネットマスク |
Number of route cache entries |
ルート キャッシュのエントリ数。 ルート キャッシュは個別のエンティティで、このフィールドは IP ルート テーブルのエントリと関連付けられていません。ルート キャッシュのエンティティ数はオープンである接続の数によって異なります。 |
関連コマンド
(config) ip
(config-if) ip
show kerberos
WAAS デバイスの Kerberos 認証設定を表示するには、 show kerberos EXEC コマンドを使用します。
show kerberos
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS デバイスで発生したイベントに関する情報を表示するには、システム メッセージ ログを使用します。 syslog.txt ファイルは、 /local1 ディレクトリに格納されています。
例
表3-48 では、 show kerberos 出力のフィールドについて説明します。
表3-48 show Kerberos コマンドのフィールドの説明
|
|
Kerberos の設定 |
Local Realm |
ローカル レルム名 |
DNS suffix |
レルムの Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)サフィックス |
Realm for DNS suffix |
このレルムの一部であるコンピュータの DNS アドレス |
Name of host running KDC for realm |
レルムの Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)を実行するホストの名前 |
Master KDC |
プライマリまたはメイン KDC |
Port |
クライアントからの着信要求用に Kerberos サーバが使用するポート。デフォルトはポート 88 です。 |
関連コマンド
clear
(config) logging
show key-manager
各 WAAS デバイスのキー マネージャ情報を表示するには、 show key-manager EXEC コマンドを使用します。
show key-manager {key | status}
シンタックスの説明
key |
Central Manager に登録されている各 WAE デバイスのキー マネージャの詳細情報を表示します。 |
status |
暗号化ステータス情報全体を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
例
表3-49 では、 show key-manager key 出力のフィールドについて説明します。
表3-49 show key-manager key コマンドのフィールドの説明
|
|
WAE Device |
デバイス名 |
Key ID |
暗号キー識別番号 |
Creation Time |
キーが作成された日時 |
Encryption Algorithm |
暗号化アルゴリズム |
関連コマンド
show statistics key-manager
show logging
WAAS デバイスのシステム メッセージ ログ設定を表示するには、 show logging EXEC コマンドを使用します。
show logging
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
WAAS デバイスで発生したイベントに関する情報を表示するには、システム メッセージ ログを使用します。 syslog.txt ファイルは、 /local1 ディレクトリに格納されています。
例
次の例は、WAAS デバイス上の Syslog ホスト設定を表示します。
Syslog to host is disabled
Priority for host logging is set to: warning
Syslog to console is disabled
Priority for console logging is set to: warning
Syslog to disk is enabled
Priority for disk logging is set to: notice
Filename for disk logging is set to: /local1/syslog.txt
Syslog facility is set to *
Syslog disk file recycle size is set to 1000000
関連コマンド
clear
(config) logging
show sysfs
show memory
WAAS デバイスのメモリ ブロックおよび統計情報を表示するには、 show memory EXEC コマンドを使用します。
show memory
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-50 では、 show memory 出力のフィールドについて説明します。
表3-50 show memory コマンドのフィールドの説明
|
|
Total physical memory |
KB 単位の物理メモリの総量 |
Total free memory |
総利用可能メモリ(KB 単位) |
Total buffer memory |
メモリ バッファのメモリ総量(KB 単位) |
Total cached memory |
メモリ キャッシュのメモリ総量(KB 単位) |
Total swap |
スワップ用途のメモリ総量(KB 単位) |
Total free swap |
スワップ用途に利用可能な総メモリ(KB 単位) |
show ntp
WAAS デバイスの NTP パラメータを表示するには、 show ntp EXEC コマンドを使用します。
show ntp status
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-51 では、 show ntp status 出力のフィールドについて説明します。
表3-51 show ntp status コマンドのフィールドの説明
|
|
NTP |
NTP がイネーブルかディセーブルかを示します。 |
server list |
NTP サーバ IP およびサブネット アドレス |
remote |
リモート NTP サーバの名前(最初の 15 文字) |
* |
remote の欄で、クロックを同期化するシステム ピアを識別します。 |
+ |
remote の欄で、NTP 同期化に有効または適格なピアを識別します。 |
space |
remote の欄で、ピアが拒否されたことを示します(ピアは NTP サーバに到達できないか、到達の際、過度の遅延が発生しています)。 |
x |
remote の欄で、失敗したティックを示します。NTP サーバは、これを無視します。 |
- |
remote の欄で、クロックの許容制限を超えた読み込みを示します。NTP サーバは、これを無視します。 |
refid |
リモート NTP サーバを同期化するクロック リファレンス ID |
st |
クロック サーバ ストラタムまたはレイヤ。この例では、ストラタム 1 は上位レイヤです。 |
t |
ピアのタイプ( l (ローカル)、 u (ユニキャスト)、 m (マルチキャスト)、 b (ブロードキャスト) |
when |
サーバから最後のパケットを受信したタイミングを秒単位で示します。 |
poll |
時間確認または相関ポーリング インターバル(秒単位) |
reach |
8 ビット到達可能性レジスタ。最後のポーリング インターバル中にサーバに到達可能な場合は 1 が記録され、そうでない場合は 0 が記録されます。8 進数値 377 以上は、ポーリングがすべてサーバに到達したことを示します。 |
delay |
要求側とサーバ間の推定遅延(ミリ秒単位) |
offset |
サーバを基準としたクロック オフセット |
jitter |
クロック ジッタ |
関連コマンド
clock
(config) clock
(config) ntp
show policy-engine application
WAE のアプリケーション ポリシー情報を表示するには、show policy-engine application EXEC コマンドを使用します。
show policy-engine application {classifier [ app-classifier ] | dynamic | name}
シンタックスの説明
classifier |
指定されたアプリケーション分類子に関する情報を表示します。分類子を指定しないと、このコマンドはすべての分類子に関する情報を表示します。単一一致を持つすべてのアプリケーション分類子が 1 行に表示されます。 |
app-classifier |
(任意)アプリケーション分類子の名前。名前は 30 文字以内です。 |
dynamic |
アプリケーション動的一致情報を示します。 |
name |
アプリケーション名リストを示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
使用上のガイドライン
リストに追加する自動検出 CIFS ファイル サーバを表示するには、 show policy-engine application dynamic コマンドを使用します。サーバは、アクティビティが終了したあと、制限された時間(デフォルトでは 3 分)の間ダイナミック リストに表示され、別のクライアント要求により再度自動検出されるまで、ダイナミック リストから廃棄されます。
例
表3-52 では、 show policy-engine application classifier 出力のフィールドについて説明します。
表3-52 show policy-engine application classifier コマンドのフィールドの説明
|
|
Number of Application Classifiers: |
設定されたアプリケーション分類子の数 |
0 to N |
表3-53 では、 show policy-engine application dynamic 出力のフィールドについて説明します。
表3-53 show policy-engine application dynamic コマンドのフィールドの説明
|
|
ダイナミック一致フリーリスト情報 |
Allocated |
割り当て可能なダイナミック ポリシーの総数 |
In Use |
現在使用しているダイナミック一致の数 |
Max In Use |
最後のリブート以降に使用したダイナミック一致の最大数 |
Allocations |
ダイナミック一致エントリが追加された回数 |
Individual Dynamic Match Information: |
ダイナミック アプリケーション用に内部設定された一致値を表示します。ダイナミック アプリケーションは割り当てられたポートをスタティックに使用しませんが、ポートがアプリケーション トラフィックを処理するようネゴシエートします。 |
Number |
リストの一致条件の数 |
Type |
一致するトラフィックのタイプ。たとえば、Any-->Local は、送信元からローカル WAE へのトラフィックをテストします。 |
User Id |
エントリを挿入したアクセラレータの数 |
Src |
送信元の一致条件の値。値は ANY、LOCAL、IP アドレス、またはアプリケーションが適用されるポートです。 |
Dst |
宛先一致条件の値。値は ANY、LOCAL、IP アドレス、またはアプリケーションが適用されるポートです。 |
Map Name |
ダイナミック一致エントリが接続と一致した場合に呼び出されるポリシー エンジン アプリケーション マップ |
Flags |
異なる接続処理オプションを指定する動作フラグ |
Seconds |
ダイナミック一致エントリが終了する制限時間として指定された秒数 |
Remaining |
ダイナミック一致エントリが期限切れになり、削除されるまでの残りの秒数 |
Hits |
一致した接続の数 |
表3-54 では、 show policy-engine application name 出力のフィールドについて説明します。
表3-54 show policy-engine application name コマンドのフィールドの説明
|
|
Number of Applications:X |
デフォルト アプリケーションすべてを含んだ、WAE で定義されたアプリケーションの数。WAAS には 150 を越えるデフォルトのアプリケーション ポリシーが含まれます(デフォルト アプリケーション ポリシーのリストについては、『 Cisco Wide Area Application Services Configuration Guide 』の付録 A を参照してください)。 次に、名前別に WAE で定義された各アプリケーションを示します。 |
1) Authentication (15) |
アプリケーション名と数値の内部 ID。ポリシー エンジンでアプリケーション名を管理するのに使用します。 |
2) Backup (18) |
3) Call-Management (17) |
4) Conferencing (8) |
5) Console (4) |
6) Content-Management (21) |
7) Directory-Services (6) |
8) Email-and-Messaging (12) |
9) Enterprise-Applications (13) |
10) File-System (2) |
11) File-Transfer (16) |
12) Instant-Messaging (22) |
13) Name-Services (25) |
14) Network-Analysis (26) |
15) P2P (7) |
16) Printing (14) |
17) Remote-Desktop (5) |
18) Replication (20) |
19) SQL (1) |
20) SSH (24) |
21) Storage (27) |
22) Streaming (11) |
23) Systems-Management (3) |
24) VPN (23) |
25) Version-Management (9) |
26) WAFS (10) |
27) Web (19) |
28) Other (0) |
関連コマンド
(config) policy-engine application classifier
(config) policy-engine application map adaptor EPM
(config) policy-engine application map adaptor WAFS transport
(config) policy-engine application map basic delete
(config) policy-engine application map basic disable
(config) policy-engine application map basic insert
(config) policy-engine application map basic list
(config) policy-engine application map basic move
(config) policy-engine application map basic name
(config) policy-engine application map other optimize DRE
(config) policy-engine application map other optimize full
(config) policy-engine application map other pass-through
(config) policy-engine application name
(config) policy-engine config
show policy-engine status
WAE のポリシー エンジンに関する高度な情報を表示するには、show policy-engine status EXEC コマンドを使用します。この情報にはアプリケーション名、分類子および条件など利用可能なリソースの使用状況が含まれます。
show policy-engine status
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
例
表3-55 では、 show policy-engine status 出力のフィールドについて説明します。
表3-55 show policy-engine status コマンドのフィールドの説明
|
|
Policy-engine resources usage: |
表のカラムは Total、Used、および Available です。 |
Application names |
アプリケーション名の総数。使用するアプリケーション名の数。利用可能なアプリケーション名の数。 |
Classifiers |
設定された分類子の総数。使用する分類子の数。利用可能な分類子の数。許可された分類子の最大数は 512 です。 |
Conditions |
設定された条件の総数。使用する条件の数。利用可能な条件の数。許可された一致条件の最大数は 1024 です。 |
Policies |
設定されたポリシーの総数。使用するポリシーの数。利用可能なポリシーの数。許可されたポリシーの最大数は 512 です。 |
関連コマンド
(config) policy-engine application classifier
(config) policy-engine application map adaptor EPM
(config) policy-engine application map adaptor WAFS transport
(config) policy-engine application map basic delete
(config) policy-engine application map basic disable
(config) policy-engine application map basic insert
(config) policy-engine application map basic list
(config) policy-engine application map basic move
(config) policy-engine application map basic name
(config) policy-engine application map other optimize DRE
(config) policy-engine application map other optimize full
(config) policy-engine application map other pass-through
(config) policy-engine application name
(config) policy-engine config
show print-services
WAAS デバイス上の設定権限、プリント サービスまたはプリント サービス プロセスにアクセスできる管理ユーザを表示するには、 show print-services EXEC コマンドを使用します。
show print-services {drivers user username | process}
シンタックスの説明
process |
プリント サーバおよびプリント スプーラに関する情報を表示します。 |
drivers |
このプリント サーバのプリンタ ドライバを表示します。 |
user username |
プリント管理グループに所属するユーザ名を指定します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-56 では、 show print-services process 出力のフィールドについて説明します。
表3-56 show print-services process コマンドのフィールドの説明
|
|
Print server is running. |
プリント サーバの動作ステータス |
Print spooler is running. |
プリント スプーラの動作ステータス |
プリント サーバのステータス |
Samba version 3.0.20 |
使用する Samba バージョン |
PID |
プロセス ID。WAE Linux アプライアンス上の Samba プロセスのプロセス識別番号。 |
Username |
Samba プロセスを開始した UNIX ユーザ |
Group |
ユーザが所属する UNIX グループ |
Machine |
マシン名と IP アドレス。マシン名は NetBIOS 名と同じです。 |
Service |
プリント サーバに接続するため、クライアントが使用するリモート プロシージャ コール(RPC)ポート。値は常に IPC$ です。 |
pid |
プロセス ID。WAE Linux アプライアンス上の Samba プロセスのプロセス識別番号。 |
machine |
マシン名 |
Connected at |
プリント サーバに接続する日時 |
No locked files |
コメント行 |
プリント スプーラのステータス |
scheduler is running |
プリント スプーラ スケジューラの動作ステータス |
system default destination |
WAAS デフォルト プリント宛先(VistaPrinterOnWAAS) |
device for (VistaPrinterOnWAAS) |
システム デフォルト プリント宛先のソケット アドレス |
(VistaPrinterOnWAAS) accepting requests |
システム デフォルト プリント宛先のアベイラビリティ ステータス |
printer (VistaPrinterOnWAAS) is idle. enabled |
システム デフォルト プリンタの動作ステータス |
関連コマンド
(config) authentication
(config) print-services
show authentication
windows-domain
(config) windows-domain
show processes
WAAS デバイスの CPU またはメモリ プロセスを表示するには、 show processes EXEC コマンドを使用します。
show processes [cpu | debug pid | memory | system [delay 1-60 | count 1-100 ]]
シンタックスの説明
cpu |
(任意)CPU 利用率を表示します。 |
debug |
(任意)指定されたプロセス ID のシステム コールと信号トレースを出力して、システムの進行状況を表示します。 |
pid |
プロセス ID |
memory |
(任意)メモリ割り当てプロセスを表示します。 |
system |
(任意)アップデートに関してシステムのロード情報を表示します。 |
delay |
(任意)アップデート間の遅延を秒単位で指定します(1 ~ 60)。 |
count |
(任意)表示されるアップデートの数を指定します(1 ~ 100)。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
ここに示す EXEC コマンドを使用して、システムの CPU 利用率を追跡して分析します。
show processes debug コマンドは、各プロセスによって作成された各システムコール(引数付き)の拡張内部システム コール情報と詳細なアカウント、および受信した信号を表示します。
show processes system コマンドを使用して、アップデートに関するシステムのロード情報を表示します。delay オプションは、アップデート間の遅延を秒単位で指定します。count オプションは、表示されるアップデートの数を指定します。このコマンドは次の項目を表示します。
•
ワイド形式でのすべてのプロセスのリスト
•
CPU リソースを利用するプロセスをリストした 2 つのテーブル。最初のテーブルは、CPU リソースの利用率の降順でのプロセスのリストを表示します。このリストは、プロセス システム(ps)出力が表示されたあとに取られたスナップショットに基づきます。第 2 のテーブルは、最初のスナップショットの 5 秒後に取られたスナップショットに基づいて同じプロセスを表示します。
•
対応するプロセスが、1 秒で区切った一連の 5 つのスナップショットで使用する仮想メモリ。
(注) これらのコマンドを使用すると、CPU 利用率とシステム パフォーマンスは深刻な影響を受けます。したがって、これらのコマンド、特に、show processes debug コマンドは、絶対に必要な場合以外には、使用しないようにしてください。
例
表3-57 では、 show processes 出力のフィールドについて説明します。
表3-57 show processes コマンドのフィールドの説明
|
|
CPU Usage |
ユーザ、システム オーバーヘッド、およびアイドルの各割合を示した CPU 利用率 |
PID |
プロセス ID |
STATE |
対応するプロセスの現在の状態 R =稼働中 S = 割り込み待機でスリープ状態 D = 割り込み以外の待機でスリープ状態またはスワッピング Z = ゾンビ T = 信号でトレースまたは停止 |
PRI |
プロセスのプライオリティ |
User T |
ユーザ時間の使用量(秒単位) |
Sys T |
システム時間の使用量(秒単位) |
COMMAND |
プロセス コマンド |
Total |
総利用可能メモリ(バイト単位) |
Used |
現在使用されているメモリ(バイト単位) |
Free |
利用可能な空きメモリ(バイト単位) |
Shared |
現在使用されている共有メモリ(バイト単位) |
Buffers |
現在使用されているバッファ メモリ(バイト単位) |
Cached |
現在使用されているキャッシュ メモリ(バイト単位) |
SwapTotal |
スワップ用途に利用可能な総メモリ(バイト単位) |
show radius-server
WAAS デバイスの RADIUS 設定情報を表示するには、 show radius-server EXEC コマンドを使用します。
show radius-server
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-58 では、 show radius-server 出力のフィールドについて説明します。
表3-58 show radius-server コマンドのフィールドの説明
|
|
Login Authentication for Console/Telnet Session |
RADIUS サーバが、ログイン認証に対してイネーブルになっているかどうかを示します。 |
Configuration Authentication for Console/Telnet Session |
RADIUS サーバが、許可または設定認証に対してイネーブルになっているかどうかを示します。 |
Authentication scheme fail-over reason |
プライマリ管理ログイン認証方式が失敗した場合はいつでも、管理ログイン認証のセカンダリ方式に WAAS デバイスがフェールオーバーするかどうかを示します。 |
RADIUS Configuration |
RADIUS 認証設定 |
Key |
RADIUS クライアント(WAAS デバイス)と RADIUS サーバ間のすべての通信の暗号化と認証に使用するキー |
Timeout |
WAAS デバイスが、タイムアウトを宣言するまで、指定された RADIUS 認証サーバからの応答を待つ秒数 |
Servers |
WAAS デバイスが RADIUS 認証に使用する RADIUS サーバ |
IP |
RADIUS サーバのホスト名または IP アドレス |
Port |
RADIUS サーバが受信しているポート番号 |
関連コマンド
(config) radius-server
show running-config
端末に WAAS デバイスの現在の実行コンフィギュレーション情報を表示するには、
show running-config EXEC コマンドを使用します。このコマンドは write terminal コマンドに代わるものです。
show running-config
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドは show startup-config コマンドと組み合わせて使用し、稼動中のメモリの情報と、起動中に使用されるスタートアップ コンフィギュレーションとを比較します。
例
次の例は、WAAS デバイスの 現在実行中のコンフィギュレーションを表示します。
device mode central-manager
primary-interface GigabitEthernet 1/0
関連コマンド
configure
copy running-config
copy startup-config
show services
WAAS デバイスのサービス関連情報を表示するには、 show services EXEC コマンドを使用します。
show services {ports [ port-num ] | summary}
シンタックスの説明
ports |
サービスをポート番号別に表示します。 |
port-num |
(任意)最大 8 つのポート番号(1 ~ 65535) |
summary |
サービス要約を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
次の例は、サービスの要約を表示します。
WAE# show services summary
-----------------------------------------------------
show smb-conf
Samba コンフィギュレーション ファイル smb.conf の WAAS デバイスの現在値を表示するには、 show smb-conf EXEC コマンドを使用します。
show smb-conf
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
このコマンドは、トラブルシューティングの目的で、 smb.conf ファイルの global、print$、および printers パラメータの値を表示します。これらのパラメータの説明とその値については、「(config) smb-conf」 コマンドを参照してください。
例
次の例は、現在の設定におけるすべてのパラメータ値を表示します。
Current smb-conf configurations -->
smb-conf section "global" name "ldap ssl" value "start_tls"
smb-conf section "printers" name "printer admin" value "root"
Output of current smb.conf file on disk -->
==============================================
# File automatically generated
winbind use default domain = yes
log file = /local/local1/errorlog/samba.log
socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192
template homedir = /local/local1/
template shell = /admin-shell
netbios name = MYFILEENGINE
password server = 10.10.10.10
path = /state/samba/printers
path = /local/local1/spool/samba
==============================================
関連コマンド
(config) smb-conf
windows-domain
(config) windows-domain
show snmp
WAAS デバイスの SNMP 通信のステータスを確認するには、 show snmp EXEC コマンドを使用します。
show snmp {alarm-history | engine ID | event | group | stats | user}
シンタックスの説明
alarm-history |
SNMP アラーム履歴情報を表示します。 |
engineID |
ローカル SNMP エンジンの ID を表示します。 |
event |
Event MIB を介して設定されたイベントを表示します。 |
group |
SNMP グループを表示します。 |
stats |
SNMP 統計情報を表示します。 |
user |
SNMP ユーザを表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドは、さまざまな SNMP 変数に関する情報と、SNMP 運用に関する統計情報を提供します。
例
表3-59 では、 show snmp alarm-history 出力のフィールドについて説明します。
表3-59 show snmp alarm-history コマンドのフィールドの説明
|
|
Index |
リストされているアラームのシリアル番号を表示します。 |
Type |
アラームが発生(R)したかクリア(C)されたかを示します。 |
Sev |
アラーム重大度のレベル:クリティカル(Cr)、メジャー(Ma)、マイナー(Mi) |
Alarm ID |
WAE によって送信されるトラップには、数値のアラーム ID が含まれます。 |
ModuleID |
WAE によって送信されるトラップには、数値のモジュール ID が含まれます(モジュール名をモジュール ID にマップする場合は、次の表を参照してください)。 |
Category |
WAE によって送信されるトラップには、数値のカテゴリ ID が含まれます(カテゴリ名をカテゴリ ID にマップする場合は、次の表を参照してください)。 |
Descr |
WAASS ソフトウェア アラームとアラームを生成したアプリケーションの説明を提供します。 |
表3-60 では、モジュール ID へのモジュール名のマッピングを要約します。
表3-60 モジュール名の ID 番号への要約
|
|
AD_DATABASE |
8000 |
NHM |
1 |
NHM/NHM |
2500 |
nodemgr |
2000 |
standby |
4000 |
sysmon |
1000 |
UNICAST_DATA_RECEIVER |
5000 |
UNICAST_DATA_SENDER |
6000 |
表3-61 では、カテゴリ ID へのカテゴリ名のマッピングを要約します。
表3-61 カテゴリ名の ID 番号への要約
|
|
Communications |
1 |
Service Quality |
2 |
Processing Error |
3 |
Equipment |
4 |
Environment |
5 |
Content |
6 |
表3-62 では、 show snmp engineID 出力のフィールドについて説明します。
表3-62 show snmp engineID コマンドのフィールドの説明
|
|
Local SNMP Engine ID |
ローカル デバイス上の SNMP のコピーを識別するストリング |
表3-63 では、 show snmp event 出力のフィールドについて説明します。 show snmp event コマンドは、「snmp trigger」 コマンドを使用して設定されたSNMP イベントに関する情報を表示します。
表3-63 show snmp event コマンドのフィールドの説明
|
|
Mgmt Triggers |
管理トリガーの出力。1、2、3 などの番号で識別されます。 |
(1): Owner: |
トリガーを設定した人物の名前。「CLI」はデフォルトのオーナーです。システムには設定されたデフォルトのトリガーがあります。 |
(1): |
トリガーの名前。この名前はローカルに一意で、管理上割り当てられています。たとえば、このフィールドには「isValid」というトリガー名が含まれています。番号は、 show 出力にリストされた最初の管理トリガーであることを示します。 |
Comment: |
トリガーの機能および使用方法の説明。たとえば、WAFS ライセンス ファイルは有効ではありません。 |
Sample: |
テスト サンプルを評価する基準。たとえば、Abs(Absolute)または Delta です。 |
Freq: |
頻度。トリガーのサンプリングを待機する秒数。サンプリングでの一貫性を推奨するため、チェックの開始から次のチェックの開始までの間隔を測定し、チェックが完了したときではなく、間隔が経過するとただちにタイマーを再開します。 |
Test: |
設定された SNMP トリガーに基づいて実行するトリガー検査のタイプ。Test フィールドには次の検査タイプが含まれます。 Absent ― 不在検査 Boolean ― ブール値検査 Equal ― 等価しきい値検査 Falling ― 下限しきい値検査 Greater-than ― しきい値を越える検査 Less-than ― しきい値未満の検査 On-change ― 変動の有無についての検査 Present ― 存在検査 Rising ― 上限しきい値検査 |
ObjectOwner: |
snmp trigger create グローバル コンフィギュレーション コマンドまたは SNMP インターフェイスを使用してトリガーを作成したオブジェクト オーナーの名前。「CLI」はデフォルトのオーナーです。 |
Object: |
オブジェクトを識別するストリング |
ブール エントリ |
Value: |
トリガーを実行するかどうかを判断するためサンプリングする MIB オブジェクトの object identifier(OID; オブジェクト ID) |
Cmp: |
比較。実行するブール比較のタイプ。1 ~ 6 の番号は次のブール比較に対応します。 unequal(1) equal(2) less(3) lessOrEqual(4) greater(5) greaterOrEqual(6) |
Start: |
このインスタンスを発生させる開始値 |
ObjOwn: |
オブジェクト オーナー |
Obj: |
オブジェクト |
EveOwn: |
イベント オーナー |
Eve: |
イベント。SNMP イベントのタイプ。たとえば、CLI_EVENT です。 |
Delta Value Table: |
デルタ サンプリングに関するトリガー情報を含んだテーブル |
(0): |
Thresh: |
トリガー タイプがしきい値であるか検査するしきい値 |
Exis: |
実行する存在検査のタイプ。値は 1 または 0 です。 |
Read: |
MIB インスタンスがクエリーされたかどうかを示します。 |
OID: |
オブジェクト ID(MIB インスタンスと同じ) |
val: |
値の ID |
(2): |
トリガーが設定されている MIB インスタンス。これは、 show 出力にリストされた 2 番めの管理トリガーです。このフィールドは、この show コマンドでリストされたインスタンスごとに繰り返されます。 |
表3-64 では、 show snmp group 出力のフィールドについて説明します。
表3-64 show snmp group コマンドのフィールドの説明
|
|
groupname |
SNMP グループの名前、または一般的なアクセス ポリシーを持ったユーザの集まり |
security_model |
グループが使用するセキュリティ モデル(v1、v2c、または v3 のいずれか) |
readview |
グループの読み取りビューを識別するストリング |
writeview |
グループの書き込みビューを識別するストリング |
notifyview |
グループの通知ビューを識別するストリング |
表3-65 では、 show snmp stats 出力のフィールドについて説明します。
表3-65 show snmp stats コマンドのフィールドの説明
|
|
SNMP packets input |
入力された SNMP パケットの総数 |
Bad SNMP version errors |
SNMP のバージョンが無効なパケットの数 |
Unknown community name |
未知のコミュニティ名の SNMP パケットの数 |
Illegal operation for community name supplied |
そのコミュニティで許可されていない動作を要求するパケットの数 |
Encoding errors |
誤って符号化されている SNMP パケットの数 |
Number of requested variables |
SNMP マネージャによって要求されている変数の数 |
Number of altered variables |
SNMP マネージャによって変更されている変数の数 |
Get-request PDUs |
受信した GET 要求の数 |
Get-next PDUs |
受信した GET-NEXT 要求の数 |
Set-request PDUs |
受信した SET 要求の数 |
SNMP packets output |
ルータによって送信された SNMP パケットの総数 |
Too big errors |
最大パケット サイズより大きな SNMP パケットの数 |
Maximum packet size |
SNMP パケットの最大サイズ |
No such name errors |
存在しない MIB オブジェクトを指定した SNMP 要求の数 |
Bad values errors |
MIB オブジェクトの無効な値を指定した SNMP SET 要求の数 |
General errors |
その他のエラーが原因で失敗した SNMP SET 要求の数(No such name error、Bad values error など特定されているエラー以外のエラー) |
Response PDUs |
要求に対応して送信された応答数 |
Trap PDUs |
送信された SNMP トラップの数 |
表3-66 では、 show snmp user 出力のフィールドについて説明します。
表3-66 show snmp user コマンドのフィールドの説明
|
|
User name |
SNMP ユーザの名前を識別するストリング |
Engine ID |
デバイス上の SNMP のコピー名を識別するストリング |
Group Name |
SNMP グループの名前、または一般的なアクセス ポリシーを持ったユーザの集まり |
関連コマンド
(config) snmp-server community
(config) snmp-server contact
(config) snmp-server enable traps
(config) snmp-server group
(config) snmp-server host
(config) snmp-server location
(config) snmp-server mib
(config) snmp-server notify inform
(config) snmp-server user
(config) snmp-server view
snmp trigger
show ssh
WAAS デバイスの Secure Shell(SSH; セキュア シェル)サービスのステータスと設定情報を表示するには、 show ssh EXEC コマンドを使用します。
show ssh
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-67 では、 show ssh 出力のフィールドについて説明します。
表3-67 show ssh コマンドのフィールドの説明
|
|
SSH server supports SSH2 protocol (SSH1 compatible). |
プロトコルがステートメントをサポートします。 |
SSH service is not enabled. |
SSH サービスがイネーブルであるかどうかのステータス |
Currently there are no active SSH sessions. |
アクティブな SSH セッションの数 |
Number of successful SSH sessions since last reboot: |
最後のリブート以降、成功した SSH セッションの数 |
Number of failed SSH sessions since last reboot: |
最後のリブート以降、失敗した SSH セッションの数 |
SSH key has not been generated or previous key has been removed. |
SSH キーのステータス |
SSH login grace time value is 300 seconds. |
ログインに許可された時間 |
Allow 3 password guess(es). |
許可されるパスワード推測の数 |
関連コマンド
(config) ssh-key-generate
(config) sshd
show standby
WAAS デバイスのスタンバイ インターフェイスに関する情報を表示するには、 show standby EXEC コマンドを使用します。
show standby
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
特定のスタンバイ グループ設定に関する情報を表示するには、 show interface standby standby group_num EXEC コマンドを入力します。
例
表3-68 では、 show standby 出力のフィールドについて説明します。
表3-68 show standby コマンドのフィールドの説明
|
|
Standby Group |
スタンバイ グループを識別する番号 |
Description |
description option of the interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して設定されたデバイスの説明 |
IP address |
スタンバイ グループの IP アドレス |
netmask |
スタンバイ グループのネットマスク |
Member interfaces |
スタンバイ グループのメンバー インターフェイス。スタンバイ グループの一部である物理インターフェイスを示します。インターフェイスの定義を示します(GigabitEthernet 1/0 など)。 |
priority |
各インターフェイスのプライオリティ ステータス |
Active interface |
現在、スタンバイ グループでアクティブであるインターフェイス |
Maximum errors allowed on the active interface |
アクティブ インターフェイス上で許可されたエラーの最大数 |
関連コマンド
show interface
show running-config
show startup-config
(config-if) standby
show startup-config
WAAS デバイスのスタートアップ コンフィギュレーションを表示するには、 show startup-config EXEC コマンドを使用します。
show startup-config
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
この EXEC コマンドを使用して、初期起動中に使用される設定(NVRAM [不揮発性 RAM] に保存)を表示します。このコマンドと、 show running-config コマンドの出力の違いに注意してください。
例
次の例は、WAAS デバイスの始動時に使用するために保存された設定を表示します。
device mode central-manager
primary-interface GigabitEthernet 1/0
interface GigabitEthernet 1/0
ip address 10.10.10.33 255.255.255.0
interface GigabitEthernet 2/0
関連コマンド
configure
copy running-config
show running-config
show statistics authentication
WAAS デバイスの認証統計情報を表示するには、show statistics authentication EXEC コマンドを使用します。
show statistics authentication
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
使用上のガイドライン
記録された認証アクセス要求、拒否、許可の数を表示するには、 show statistics authentication コマンドを使用します。
例
次の例は、WAAS デバイスでの認証に関連する統計情報を表示します。
WAE# show statistics authentication
Authentication Statistics
--------------------------------------
Number of access requests: 115
Number of access deny responses: 12
Number of access allow responses: 103
関連コマンド
(config) authentication
clear
show authentication
show statistics cifs
CIFS 統計情報を表示するには、show statistics cifs EXEC コマンドを使用します。
show statistics cifs {cache eviction | requests}
シンタックスの説明
cache |
CIFS キャッシュの統計情報 |
eviction |
CIFS キャッシュ除去のステータス |
requests |
CIFS 要求の統計情報 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
使用上のガイドライン
要求タイプ別に項目化された CIFS トラフィックの詳細を表示するには、 show statistics cifs EXEC コマンドを使用します。このコマンドは、システムの使用方法を理解する場合に便利です。たとえば、要求にはデータ転送、ブラウジング、データベース アクティビティ、または他の目的のためのものなどがあります。トラブルシューティング目的で、これらの統計情報とパフォーマンス問題を関連付けられます。または、これらの統計情報を使用して、どの特定のパフォーマンス最適化を設定するかを決定することもできます。
例
表3-69 では、 show statistics cifs requests 出力のフィールドについて説明します。
表3-69 show statistics cifs requests コマンドのフィールドの説明
|
|
Statistics gathering period |
統計情報収集期間の時間、分、秒、およびミリ秒の数 |
Total |
CIFS 要求の総数 |
Remote |
ローカル キャッシュから処理されなかった CIFS 要求の数 |
ALL_COMMANDS |
表示された CIFS コマンドすべてのエイリアス |
total |
すべてのコマンドの要求の総数 |
remote |
すべてのコマンドのリモート要求の数 |
async |
すべてのコマンドの async 要求の数 |
avg local |
すべてのコマンドのローカル要求の平均時間(ミリ秒単位) |
avg remote |
すべてのコマンドのリモート要求の平均時間(ミリ秒単位) |
CONNECT |
接続確認コマンド |
total |
このコマンドの要求の総数 |
remote |
このコマンドのリモート要求の数 |
async |
このコマンドの async 要求の数 |
avg local |
このコマンドのローカル要求の平均時間(ミリ秒単位) |
avg remote |
このコマンドのリモート要求の平均時間(ミリ秒単位) |
NB_SESSION_REQ |
NetBIOS セッション要求コマンド |
VFN_LIVELINESS |
Liveliness 確認コマンド |
show statistics content-distribution-network
WAAS Central Manager に登録されている WAE またはデバイス グループのステータスを表示するには、show statistics content-distribution-network EXEC コマンドを使用します。このコマンドは WAAS Central Manager だけで利用できます。
show statistics content-distribution-network device status device_id
シンタックスの説明
device status |
WAAS Central Manager に登録されている WAE またはデバイス グループのスターテスを表示します。 |
device_id |
デバイスまたはデバイス グループの名前または ID |
コマンド モード
EXEC
使用上のガイドライン
show statistics content-distribution-network EXEC コマンドを使用し、デバイス グループ内の WAE に関する ID 詳細情報を表示し、WAE がオンラインになっているか確認します。
例
次の例は、WAAS Central Manager に登録されている WAE の ID 詳細情報を表示します。
WAE# show statistics content-distribution-network device status edge-wae-11
Device id="CdmConfig_142" name="edge-wae-11" status="Online";
show statistics dre
WAE の Data Redundancy Elimination(DRE)一般統計情報を表示するには、show statistics dre EXEC コマンドを使用します。
show statistics dre
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
例
表3-70 では、 show statistics dre 出力のフィールドについて説明します。このコマンドは、すべての接続の集約された統計情報を表示します。
表3-70 show statistics dre コマンドのフィールドの説明
|
|
Cache |
集約された DRE キャッシュ データ統計情報 |
Status |
現在の DRE ステータス。Status 値には、Initializing、Usable、Temporarily Fail、および Fail が含まれます。 |
Oldest Data (age) |
DRE データが、日(d)、時間(h)、分(m)、および秒(s)形式でキャッシュに保存された時間。 たとえば、「1d1h」は 1 日、1 時間を意味します。 |
Total usable disk size |
DRE キャッシュに割り当てられた総ディスク スペース |
Used (%) |
使用する総 DRE キャッシュ ディスク スペースの比率 |
Hash table RAM size |
DRE ハッシュ テーブルに割り当てられたメモリ量 |
Used (%) |
DRE ハッシュ テーブルに使用する割り当てメモリの比率 |
完了した接続 |
Total (cumulative): |
処理された累積接続の数 |
Active: |
まだオープンである接続の数 |
Encode |
圧縮されたメッセージの統計情報 |
Overall:[msg | in | out | ratio] |
圧縮されたメッセージの集約情報 msg = メッセージの総数 in = 圧縮までのバイト数 out = 圧縮後のバイト数 ratio = 圧縮された総バイト数の比率 |
DRE:[msg | in | out | ratio] |
DRE メッセージ数 |
DRE bypass |
圧縮のためバイパスされた DRE メッセージの数 |
LZ:[msg | in | out | ratio] |
LZ メッセージの数
(注) DRE 圧縮が適用されたあとに LZ 圧縮が適用されます(必ず DRE 圧縮が最初に適用されます)。
|
LZ Bypass:[msg | in | out | ratio] |
圧縮のためバイパスされた LZ メッセージの数 |
Average Latency |
DRE と LZ 両方のメッセージ 1 つを圧縮する平均時間(ミリ秒 [ms] 単位) |
Message size distribution |
各サイズのグループに分類されるメッセージの比率(message size フィールドは 6 つのサイズのグループに分割されます) |
Decode |
圧縮解除されたメッセージの統計情報 |
Overall:[msg | in | out | ratio] |
圧縮解除されたメッセージの集約情報 msg = メッセージの総数 in = 圧縮解除までのバイト数 out = 圧縮解除後のバイト数 ratio = 圧縮解除された総バイト数の比率 |
DRE:[msg | in | out | ratio] |
DRE メッセージ数 |
DRE Bypass [msg | in] |
圧縮解除のためバイパスされた DRE メッセージの数 |
LZ:[msg | in | out | ratio] |
LZ メッセージの数 |
LZ Bypass:[msg | in] |
圧縮解除のためバイパスされた LZ メッセージの数 |
Latency (Last 3 sec):[max | avg] |
DRE と LZ 両方のメッセージ 1 つを圧縮解除する最大時間(ミリ秒単位)。 DRE と LZ 両方のメッセージ 1 つを圧縮解除する平均時間(ミリ秒単位)。 |
Message size distribution |
各サイズのグループに分類されるメッセージの比率(message size フィールドは 6 つのサイズのグループに分割されます) |
関連コマンド
debug
show statistics dre connection
show statistics dre peer
show statistics dre connection
WAE の Data Redundancy Elimination(DRE)接続統計情報を表示するには、show statistics dre connection EXEC コマンドを使用します。
show statistics dre connection [active [client-ip { ip_address | hostname } | client-port port |
id connection_id | last | peer-no peer_id | server-ip { ip_address | hostname } | server-port port ] | client-ip { ip_address | hostname } | client-port port | id connection_id | last | peer-no peer_id | server-ip { ip_address | hostname } | server-port port ]
シンタックスの説明
active |
(任意)すべてのアクティブな接続の統計情報を表示します。 |
client-ip |
(任意)指定された IP アドレスまたはホスト名をもつクライアントの接続統計情報を表示します。 |
ip_address |
クライアントまたはサーバの IP アドレス |
hostname |
クライアントまたはサーバのホスト名 |
client-port |
(任意)指定されたポート番号をもつクライアントの接続統計情報を表示します。 |
port |
クライアントまたはサーバのポート番号(1 ~ 65535) |
id |
(任意)指定された識別子をもつ接続の接続統計情報を表示します。 |
connection_id |
接続を識別する 0 ~ 4294967295 の数字 |
last |
(任意)直近の接続の統計情報を表示します。 |
peer-no |
(任意)指定された識別子をもつピアの接続統計情報を表示します。 |
peer_id |
ピアを識別する 0 ~ 4294967295 の数字 |
server-ip |
(任意)指定された IP アドレスとホスト名をもつサーバの接続統計情報を表示します。 |
server-port |
(任意)指定されたポート番号をもつサービスの接続統計情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
使用上のガイドライン
このコマンドは DRE 圧縮が適用されている個々の TCP 接続の統計情報を表示します。この情報はリアルタイムでアップデートされます。
オプションなしでこのコマンドを使用すると、DRE が適用される WAE 上のすべての TCP 接続のオンライン要約を表示します。ある接続の詳細統計情報を取得するには、コマンド オプションを使用して接続を絞り込みます。大半のフィルタは詳細統計情報を表示します。一部のフィルタ(ピア番号など)はサマリー情報を表示し、詳細は表示しません。
例
表3-71 では、 show statistics dre connection 出力のフィールドについて説明します。
表3-71 show statistics dre connection コマンドのフィールドの説明
|
|
Conn-ID |
接続ごとにデバイスによって割り当てられた接続 ID |
Peer No. |
ピア圧縮デバイスに割り当てられた番号 |
Client-ip:port |
TCP 接続を初期化したクライアント デバイスの IP アドレスとポート(ユーザの PC やノート型パソコンなど) |
Server-ip:port |
サーバの IP アドレスおよびポート |
Encode-in |
圧縮によるバイト数 |
Decode-in |
圧縮解除によるバイト数 |
PID |
ピア ID。ピア デバイスのMAC(メディア アクセス制御)アドレス。 |
Status |
接続ステートおよびステートの時間可能な値は Active または Closed です。 A = アクティブ C = クローズド たとえば、C(22h) は接続が 22 時間の間、閉じていたことを示します。 |
関連コマンド
debug
show statistics dre connection
show statistics dre peer
WAE の Data Redundancy Elimination(DRE)ピア統計情報を表示するには、 show statistics dre peer EXEC コマンドを使用します。
show statistics dre peer { context context-value [ ip ip-address | peer-id peer-id |
peer-no peer-no ] | ip ip-address [ context context-value | ip ip-address | peer-id peer-id | peer-no peer-no ] | peer-id peer-id [ context context-value | ip ip-address | peer-no peer-no ] |
peer-no peer-no [ context context-value | ip ip-address | peer-id peer-id ]}
シンタックスの説明
context |
指定されたコンテキストのピア統計情報を表示します。 |
context-value |
コンテキスト(0 ~ 4294967295) |
ip |
(任意)ピアの IP アドレスを指定します。 |
ip_address |
ピアの IP アドレス |
peer-id |
(任意)ピアの MAC アドレスを指定します。 |
peer-id |
ピア ID(0 ~ 4294967295) |
peer-no |
(任意)ピア番号を指定します。 |
peer-no |
ピア番号 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
例
表3-72 では、 show statistics dre peer 出力のフィールドについて説明します。このコマンドは DRE ピア デバイス接続情報を表示します。
表3-72 show statistics dre peer コマンドのフィールドの説明
|
|
Peer-No |
ピア圧縮デバイスに割り当てられた番号 |
Context |
DRE デバッグ トレースのコンテキスト ID |
Peer-ID |
ピア デバイスの MAC アドレス |
Hostname |
ピア デバイスのホスト名 |
Cache |
ピアが示す DRE キャッシュ データ統計情報 |
Used disk: |
DRE キャッシュのディスク上で使用する MB 数 |
Age: |
DRE データが、日(d)、時間(h)、分(m)、および秒(s)形式でキャッシュに保存された時間 |
接続 |
Total (cumulative): |
処理された累積接続の数 |
Active: |
まだオープンである接続の数 |
同時接続(最後の 2 分) |
max |
最後の 2 分間での同時接続の数 |
avg |
最後の 2 分間での同時接続の平均数 |
Encode |
圧縮されたメッセージの統計情報 |
Overall:[msg | in | out | ratio] |
圧縮されたメッセージの集約情報 msg = メッセージの総数 in = 圧縮解除までのバイト数 out = 圧縮解除後のバイト数 ratio = 圧縮された総バイト数の比率 |
DRE:[msg | in | out | ratio] |
DRE メッセージ数 |
DRE Bypass:[msg | in] |
圧縮のためバイパスされた DRE メッセージの数 |
LZ:[msg | in | out | ratio] |
LZ メッセージの数 |
LZ Bypass:[msg | in] |
圧縮のためバイパスされた LZ メッセージの数 |
Message size distribution |
各サイズのグループに分類されるメッセージの比率(message size フィールドは 6 つのサイズのグループに分割されます) |
Decode |
圧縮解除されたメッセージの統計情報 |
Overall:[msg | in | out | ratio] |
圧縮解除されたメッセージの集約情報 msg = メッセージの総数 in = 圧縮解除までのバイト数 out = 圧縮解除後のバイト数 ratio = 圧縮解除された総バイト数の比率 |
DRE:[msg | in | out | ratio] |
DRE メッセージ数 |
DRE Bypass:[msg | in] |
圧縮解除のためバイパスされた DRE メッセージの数 |
LZ:[msg | in | out | ratio] |
LZ メッセージの数 |
LZ Bypass:[msg | in] |
圧縮解除のためバイパスされた LZ メッセージの数 |
Latency (Last 3 sec):[max | avg] |
DRE と LZ 両方のメッセージ 1 つを圧縮解除する最大時間(ミリ秒単位)。 DRE と LZ 両方のメッセージ 1 つを圧縮解除する平均時間(ミリ秒単位)。 |
Message size distribution |
各サイズのグループに分類されるメッセージの比率(message size フィールドは 6 つのサイズのグループに分割されます) |
関連コマンド
debug
show statistics dre connection
show statistics epm
WAE のEndPoint Mapper(EPM) 統計情報を表示するには、show statistics epm EXEC コマンドを使用します。
show statistics epm
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
使用上のガイドライン
このコマンドは記録された要求と応答の総数を表示します。
例
表3-73 では、 show statistics epm 出力のフィールドについて説明します。
表3-73 show statistics epm コマンドのフィールドの説明
|
|
Total requests |
EPM アダプタによって処理された要求の数(接続ごとに 1 回増加) |
success |
EPM アダプタによって正常に解析された EPM 要求の数 |
fault |
不良クライアント要求(または EPM アダプタによる処理を必要としない有効な要求)により、正常に処理されなかった接続の数 |
Total responses |
EPM アダプタによって処理された応答の数(接続ごとに 1 回増加) |
policy match |
EPM アダプタによって正常に処理された接続の数(たとえば、作成されたダイナミック一致など) |
UUID not configured |
ポリシー エンジンに設定されていないサービスを、クライアントが要求した回数 |
service unavailable |
サーバが利用できないことを通知するサービスを、クライアントが要求した回数 |
fault |
不良クライアント応答またはクライアント応答の処理中に発生した内部エラーにより、正常に処理されなかった接続の数 |
関連コマンド
(config) policy-engine application map adaptor EPM
show statistics flow
WAAS デバイスのフロー統計情報を表示するには、show statistics flow EXEC コマンドを使用します。
show statistics flow {filters | monitor tcpstat-v1}
シンタックスの説明
filters |
フロー フィルタ統計情報を表示します。 |
monitor |
パフォーマンス統計情報を表示します。 |
tcpstat-v1 |
tcpstat-v1 コレクタの統計情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
例
表3-74 では、 show statistics flow filters 出力のフィールドについて説明します。
表3-74 show statistics flow filters コマンドのフィールドの説明
|
|
Number of Filters |
フィルタの数 |
Status |
フィルタがイネーブルまたはディセーブルであるかどうかのステータス |
Capture Mode |
フィルタの動作。値には FILTER または PROMISCUOUS が含まれます。混合モード動作は現在、WAAS では利用できません。 |
Server |
フローを監視するサーバの IP アドレス リスト |
Flow Hits |
サーバ別のフロー ヒットの数 |
Flags |
フローを識別するフラグ CSN:非最適化されたクライアント側(エッジ) SSO:最適化されたサーバ側(エッジ) CSO:最適化されたクライアント側(コア) SSN:非最適化されたサーバ側(コア) PT:パススルー(Edge/Core/Intermediate) IC:内部クライアント |
表3-75 では、 show statistics flow monitor 出力のフィールドについて説明します。
表3-75 show statistics flow monitor コマンドのフィールドの説明
|
|
ホスト接続 |
Configured host address |
接続用 tcpstat-v1 コンソールの IP アドレス |
Connection State |
接続のステート |
Connection Attempts |
接続試行の数 |
Connection Failures |
接続失敗の数 |
Last connection failure |
最後に接続が失敗した日時 |
Last configuration check sent |
最後の設定チェックが送信された日時 |
Last registration occurred |
最後の登録が行われた日時 |
Host Version |
接続用 tcpstat-v1 コンソールのバージョン番号 |
コレクタ接続 |
Collector host address:port |
ホスト接続を通じて特定された tcpstat-v1 アグリゲータの IP アドレスおよびポート番号 |
Connection State |
接続のステート |
Connection Attempts |
接続試行の数 |
Connection Failures |
接続失敗の数 |
Last connection failure |
最後に接続が失敗した日時 |
Last configuration check sent |
最後の設定チェックが送信された日時 |
Last update sent |
最後のアップデートが送信された日時 |
Updates sent |
送信されたアップデートの数 |
Summaries discarded |
ストレージ用に割り当てられたディスク スペースが限界に達し、廃棄されたサマリーの数。 このフィールドの数は、サマリーをコレクタに転送する能力より高速で収集している場合を示します。 このフィールドのカウンタは、data_update アラームを生成します。 |
Last registration occurred |
最後の登録が行われた日時 |
Host Version |
接続用 tcpstat-v1 アグリゲータのバージョン番号 |
収集統計情報 |
Collection State |
サマリー収集動作のステート |
Summaries collected |
収集されたサマリーの数。サマリーは、監視されるトラフィックのパケット ダイジェストです。 |
Summaries dropped |
ドロップされたサマリーの総数。これは次のサブカテゴリの合計です。 |
Dropped by TFO |
メモリを割り当てることができないなどのエラーにより、TFO によってドロップされたパケットの数 |
Dropped due to backlog |
キュー制限に達したことによりドロップされたパケットの数。 このカウンタは、フロー モニタ アプリケーションが受信されるサマリーの数に対応可能かどうかを示します。 |
Summary backlog |
WAE のコレクタ モジュールによって読み取られるために、キューで待機するパケットの数 |
Last drop occurred |
最後のパケットがドロップされた日時 |
show statistics icmp
WAAS デバイスの ICMP 統計情報を表示するには、show statistics icmp EXEC コマンドを使用します。
show statistics icmp
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-76 では、 show statistics icmp 出力のフィールドについて説明します。
表3-76 show statistics icmp コマンドのフィールドの説明
|
|
ICMP messages received |
エンティティが受信した Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)メッセージの総数。ICMP 入力エラーとしてカウントされたメッセージすべてを含みます。 |
ICMP messages receive failed |
エンティティが受信したにもかかわらず、ICMP 固有のエラー(不良 ICMP チェックサム、長さ不良など)があると判断した ICMP メッセージの数 |
Destination unreachable |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Timeout in transit |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Wrong parameters |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Source quenches |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Redirects |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Echo requests |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Echo replies |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Timestamp requests |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Timestamp replies |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Address mask requests |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Address mask replies |
受信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
ICMP messages sent |
このエンティティが送信しようとした ICMP メッセージの総数。このカウンタには、ICMP 出力エラーとしてカウントされたメッセージがすべて含まれます。 |
ICMP messages send failed |
バッファの不足などの ICMP 内の問題により、このエンティティが送信しなかった ICMP メッセージの数 |
Destination unreachable |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Time exceeded |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Wrong parameters |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Source quenches |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Redirects |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Echo requests |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Echo replies |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Timestamp requests |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Timestamp replies |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Address mask requests |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
Address mask replies |
送信したこのタイプの ICMP メッセージの数 |
show statistics ip
WAAS デバイスの IP 統計情報を表示するには、show statistics ip EXEC コマンドを使用します。
show statistics ip
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-77 では、 show statistics ip 出力のフィールドについて説明します。
表3-77 show statistics ip コマンドのフィールドの説明
|
|
IP 統計情報 |
Total packets in |
インターフェイスから受信した入力データグラムの総数。入力エラーとしてカウントされたデータグラムすべてを含みます。 |
with invalid address |
IP ヘッダー宛先フィールドの IP アドレスが、このエンティティで受信される有効なアドレスでなかったことにより、廃棄された入力データグラムの数。この数には、無効なアドレス(0.0.0.0 など)と、サポートされていないクラス(クラス E など)のアドレスが含まれます。IP ゲートウェイではなく、データグラムを転送しないエンティティの場合、宛先アドレスがローカル アドレスではないので、このカウンタには廃棄されたデータグラムが含まれます。 |
with invalid header |
IP ヘッダのエラー(不良チェックサム、バージョン番号の不一致、その他の形式エラー、Time-to-Live(TTL; 存続可能時間)超過エラー、IP オプションの処理中に検出されたエラーなどを含む)により、廃棄された入力データグラムの数 |
forwarded |
このエンティティが最終の IP 宛先ではなかった入力データグラムの数。結果的に最終の宛先に転送するためのルートを検出しようとします。IP ゲートウェイとして機能しないエンティティでは、このカウンタには、このエンティティ経由でソースルートであったパケットのみが含まれます。ソースルート オプションは正常に処理されます。 |
unknown protocol |
プロトコルが不明であるか、サポートされていないので、正常に受信したものの廃棄されたローカル アドレス データグラムの数 |
discarded |
処理の続行を妨げる問題がなかったにもかかわらず、(バッファ スペースの不足などにより)廃棄された入力 IP データグラムの数。この数には、再構成の待機中に廃棄されたデータグラムは含まれません。 |
delivered |
IP ユーザ プロトコル(ICMP を含む)に正常に配信された入力 IP データグラムの総数 |
Total packets out |
ローカル IP ユーザ プロトコル(ICMP を含む)が送信要求に対して提供した、IP データグラムの総数。この数には、転送フィールドでカウントされたデータグラムは含まれません。 |
dropped |
宛先への送信を妨げる問題がなかったにもかかわらず、(バッファ スペースの不足などにより)廃棄された出力 IP データグラムの数。パケットがこの廃棄基準(任意)を満たしている場合、このカウントには転送フィールドでカウントされたデータグラムが含まれます。 |
dropped (no route) |
宛先に送信するためのルートが検出できなかったので廃棄された IP データグラムの数。このカウンタには、このルート基準を満たさない、転送フィールドでカウントされたパケットや、デフォルト ゲートウェイがすべてダウンしているので、ホストがルーティングできなかったデータグラムが含まれます。 |
Fragments dropped after timeout |
このエンティティで再構成の待機中に受信したフラグメントが保持される最大秒数 |
Reassemblies required |
このエンティティで受信した、再構成する必要がある IP フラグメントの数 |
Packets reassembled |
正常に再構成した IP データグラムの数 |
Packets reassemble failed |
IP 再構成アルゴリズムが検出した障害の数(タイムアウト、エラーなど理由は問いません)。このカウントは、必ずしも、廃棄された IP フラグメントのカウントではありません。これは、一部のアルゴリズム(特に、RFC 815 のアルゴリズム)では、フラグメントの受信時に結合するので、フラグメント数を追跡できなくなるからです。 |
Fragments received |
このエンティティで正常にフラグメント化された IP データグラムの総数 |
Fragments failed |
このエンティティでフラグメント化する必要があったにもかかわらず、フラグメント化できなかった(Don’t Fragment フラグが設定されていた)ので、廃棄された IP データグラムの数 |
Fragments created |
このエンティティでのフラグメンテーションの結果とし生成された IP データグラム フラグメントの数 |
関連コマンド
clear
(config) ip
(config-if) ip
show ip routes
show statistics key-manager
各 WAAS デバイスのキー マネージャ情報を表示するには、 show statistics key-manager EXEC コマンドを使用します。
show statistics key-manager
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
例
表3-78 では、 show statistics key-manager 出力のフィールドについて説明します。
表3-78 show statistics key-manager コマンドのフィールドの説明
|
|
Count of Retrieve key |
取得した暗号キーの数 |
Count of Create new key |
作成した新しいキーの数 |
関連コマンド
show statistics key-manager
show statistics netstat
WAAS デバイスのインターネット ソケット接続統計情報を表示するには、show statistics netstat EXEC コマンドを使用します。
show statistics netstat
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-79 では、 show statistics netstat 出力のフィールドについて説明します。
表3-79 show statistics netstat コマンドのフィールドの説明
|
|
Active Internet connections (w/o servers) |
次の出力では、この WAE の間のオープンなインターネット接続すべてのリストを表示します。 |
Proto |
TCP や UDP などのインターネット接続で使用するレイヤ 4 プロトコル |
Recv-Q |
接続上の受信方向のレイヤ 4 プロトコル スタックによってバッファリングされたデータ量 |
Send-Q |
接続上の送信方向のレイヤ 4 プロトコル スタックによってバッファリングされたデータ量 |
Local Address |
接続の WAE エンド ポイントで使用する IP アドレスおよびレイヤ 4 ポート |
Foreign Address |
接続のリモート エンド ポイントで使用する IP アドレスおよびレイヤ 4 ポート |
State |
接続のレイヤ 4 ステート。TCP ステートには、ESTABLISHED、TIME-WAIT、LAST-ACK、CLOSED、CLOSED-WAIT、SYN-SENT、SYN-RCVD、SYN-SENT、SYN-ACK-SENT、および LISTEN が含まれます。 |
show statistics radius
WAAS デバイスの RADIUS 認証統計情報を表示するには、show statistics radius EXEC コマンドを使用します。
show statistics radius
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-80 では、 show statistics radius 出力のフィールドについて説明します。
表3-80 show statistics radius コマンドのフィールドの説明
|
|
RADIUS 統計情報 |
認証 |
Number of access requests |
アクセス要求の数 |
Number of access deny responses |
アクセス拒否応答の数 |
Number of access allow responses |
アクセス許可応答の数 |
許可 |
Number of authorization requests |
許可要求の数 |
Number of authorization failure responses |
許可失敗応答の数 |
Number of authorization success responses |
許可成功応答の数 |
アカウンティング |
Number of accounting requests |
アカウンティング要求の数 |
Number of accounting failure responses |
アカウンティング失敗応答の数 |
Number of accounting success responses |
アカウンティング成功応答の数 |
関連コマンド
clear
(config) radius-server
show radius-server
show statistics services
WAAS デバイスのサービス統計情報を表示するには、show statistics services EXEC コマンドを使用します。
show statistics services
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-81 では、 show statistics services 出力のフィールドについて説明します。
表3-81 show statistics services コマンドのフィールドの説明
|
|
Port Statistics |
WAAS デバイス上の各ポートのサービス関連統計情報 |
Port |
ポート番号 |
Total Connections |
接続の総数 |
show statistics snmp
WAAS デバイスの SNMP統計情報を表示するには、show statistics snmp EXEC コマンドを使用します。
show statistics snmp
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-82 では、 show statistics snmp 出力のフィールドについて説明します。
表3-82 show statistics snmp コマンドのフィールドの説明
|
|
SNMP packets input |
入力された SNMP パケットの総数 |
Bad SNMP version errors |
SNMP のバージョンが無効なパケットの数 |
Unknown community name |
未知のコミュニティ名の SNMP パケットの数 |
Illegal operation for community name supplied |
そのコミュニティで許可されていない動作を要求するパケットの数 |
Encoding errors |
誤って符号化されている SNMP パケットの数 |
Number of requested variables |
SNMP マネージャによって要求されている変数の数 |
Number of altered variables |
SNMP マネージャによって変更されている変数の数 |
Get-request PDUs |
受信した GET 要求の数 |
Get-next PDUs |
受信した GET-NEXT 要求の数 |
Set-request PDUs |
受信した SET 要求の数 |
SNMP packets output |
ルータによって送信された SNMP パケットの総数 |
Too big errors |
最大パケット サイズより大きな SNMP パケットの数 |
Maximum packet size |
SNMP パケットの最大サイズ |
No such name errors |
存在しない MIB オブジェクトを指定した SNMP 要求の数 |
Bad values errors |
MIB オブジェクトの無効な値を指定した SNMP SET 要求の数 |
General errors |
その他のエラーが原因で失敗した SNMP SET 要求の数(No such name error、Bad values error など特定されているエラー以外のエラー) |
Response PDUs |
要求に対応して送信された応答数 |
Trap PDUs |
送信された SNMP トラップの数 |
関連コマンド
show snmp
(config) snmp-server user
(config) snmp-server view
show statistics tacacs
WAAS デバイスの TACACS+ 認証および許可統計情報を表示するには、show statistics tacacs EXEC コマンドを使用します。
show statistics tacacs
シンタックスの説明
このコマンドには引数やキーワードがありません。
コマンド モード
EXEC
デバイス モード
application-accelerator
central-manager
例
表3-83 では、 show statistics tacacs 出力のフィールドについて説明します。
表3-83 show statistics tacacs コマンドのフィールドの説明
|
|
TACACS+ 統計情報 |
認証 |
Number of access requests |
アクセス要求の数 |
Number of access deny responses |
アクセス拒否応答の数 |
Number of access allow responses |
アクセス許可応答の数 |
許可 |
Number of authorization requests |
許可要求の数 |
Number of authorization failure responses |
許可失敗応答の数 |
Number of authorization success responses |
許可成功応答の数 |
アカウンティング |
Number of accounting requests |
アカウンティング要求の数 |
Number of accounting failure responses |
アカウンティング失敗応答の数 |
Number of accounting success responses |
アカウンティング成功応答の数 |
関連コマンド
clear
(config) tacacs
show tacacs