この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Nexus®3000 シリーズは、Switch-on-a-Chip(SoC)アーキテクチャで設計された 1、10、および 40 ギガビットのイーサネット スイッチからなる包括的なポートフォリオです。このシリーズは、2011 年 4 月の発売以降、トップオブラック(ToR)アーキテクチャに最適な、ラインレートのレイヤ 2 およびレイヤ 3 のパフォーマンスを提供し、パフォーマンスの可視性、自動化、時刻同期などの新技術を、高性能かつ低遅延で提供することにより、高頻度トレーディング(HFT)、高性能コンピューティング(HPC)、ビッグデータ環境向けの主要製品としてその地位を確立しています。
Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、革新的な Cisco® Algorithm Boost(Algo Boost)テクノロジーの導入により、業界のリーダーとしての Cisco Nexus 3000 シリーズの特性がさらに強化されています。Cisco Nexus 3500 は、Algo Boost テクノロジーがスイッチ ASIC に組み込まれたことで、レイヤ 2 およびレイヤ 3 スイッチングの遅延が 200 ナノ秒(ns)未満という画期的な性能を達成しました。さらに Algo Boost では、遅延、転送、およびパフォーマンス可視性の機能について革新的な改良がなされています。
● 低遅延を実現する、設定可能な 3 種類の動作モード
◦ ノーマル モード:低遅延と高拡張性を必要とする環境に適したモードです。このモードでは、遅延がわずか 250 ナノ秒ながら、レイヤ 2 とレイヤ 3 のスケーリング値も高くなります(本書の表 6 および 7 を参照)。
◦ ワープ モード:小規模な環境で、可能な限り遅延時間を短縮したいお客様に適しています。スイッチング ASIC に転送操作が統合されるため、遅延がノーマル モードよりさらに 20 % 短縮されます。このモードでは、レイヤ 2 およびレイヤ 3 のスケーリング値は低くなりますが、遅延は 200 ナノ秒に抑えることができます(本書の表 8 を参照)。
◦ ワープ SPAN:環境によっては、1 つのポートに入ったトラフィック ストリームを、できるだけ早くかつ処理や変更を行わずに、複数の出力ポートにコピーする必要があります。Cisco Nexus 3500 プラットフォームのワープ SPAN 機能では、50 ナノ秒という低遅延で、スイッチの 1 つのポートに入るすべてのトラフィックを任意の数の宛先ポートに複製できます。
● ヒットレス NAT:金融取引環境では多くの場合、取引注文はプロバイダーの IP スペースから送信され、ネットワーク境界で NAT が必要になります。Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、遅延時間を増やすことなく、IPv4 のユニキャスト ルーテッド パケットに NAT を実行できます。Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチでは、プラットフォームの機能にマルチキャスト NAT が導入されています。コロケーションをホストしている場合には、ネットワーク トポロジを簡素化し、データセンターのデータの詳細を隠すために、この機能が役立ちます。
● 遅延モニタリング:ナノ秒を争う環境では、収益性確保のためにスイッチの遅延モニタリングが不可欠です。Cisco Nexus 3548-X および 3524-X では、ネットワーク パフォーマンスを向上させるためにユーザが環境を細かく制御できます。コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して特定の出力ポートの遅延を特定し、その情報をファイルにエクスポートすることが可能です。Cisco Nexus 3548-X のプログラマビリティにより、ユーザはこの情報をリアルタイムに利用できます。
● アクティブ バッファ モニタリング:最小遅延時間のスイッチでも、輻輳時にはデータ パケットの転送に 1 ミリ秒以上の遅延が生じることがあります。既存のスイッチでは、こうした輻輳の存在を管理者に適切に通知する機能がないため、管理者が最適なパフォーマンスを阻む状況に気づかず、そうした問題に対処する能力を発揮できません。これまでのバッファ使用率監視テクニックは完全にソフトウェア ポーリング アルゴリズムに依存し、ポーリング間隔は 100 ミリ秒を超えるため、重大な輻輳イベントを見逃す可能性もあります。これに対し、Algo Boost は、ハードウェアでバッファ使用率データの収集を実行するため、サンプリング間隔は 10 ナノ秒以下に加速されます。
● 高度なトラフィック モニタリング:Cisco Nexus 3500 プラットフォームの Algo Boost テクノロジーは、Cisco Switched Port Analyzer(SPAN)と Encapsulated Remote SPAN(ERSPAN)テクノロジーのサポートによってネットワーク トラブルシューティングを容易にするほか、次のようなネットワーク モニタリング機能も強化します。
◦ ユーザ設定可能なフィルタを適用することにより、キャプチャ対象トラフィックを特定のフローやプロトコルに絞ることができます。
◦ 特定の条件を満たすパケットをサンプルとしてキャプチャできます(1000 回に 1 パケットなど)。
◦ ユーザが定義したしきい値を超えると、パケットを切り捨てます。
◦ キャプチャしたパケットの ERSPAN ヘッダーにナノ秒レベルのタイムスタンプを挿入します(ERSPAN と PTP(高精度時間プロトコル)が必要)。
● Pulse-Per-Second(PPS)出力による IEEE 1588 PTP*
◦ 高性能トレーディング(HFT)環境でネットワークおよびアプリケーションの円滑なプロビジョニングや管理を可能にするには、高精度の同期化タイミング ソリューションを構築し、維持することが必要です。Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは、IEEE 1588 PTP を使用し、既存のネットワーク インフラ内のアプリケーションに高精度の時刻同期を提供できるので、ネットワークの時刻同期に関して新たな投資は必要ありません。
◦ IEEE 1588 PTP を導入するネットワーク管理者にとって、多くの場合、各デバイスの同期精度の計測は困難な作業です。この作業を支援するために、Cisco Nexus 3500 プラットフォームには 1 PPS 出力ポートがあり、このポートを使用して、グランドマスター クロックからのタイミングのずれを計測できます。
● Cisco Nexus Data Broker を使用したネットワーク トラフィック モニタリング
◦ ネットワーク トラフィックのモニタリングと分析を行うには、シンプルでスケーラブル、かつコスト効率の高いネットワーク タップまたは SPAN アグリゲーションを構築することが重要です。Cisco Nexus 3500 プラットフォームでは次のことが可能です。
◦ ユーザが定義したしきい値を超えると、パケットを切り捨てます。
◦ ナノ秒単位の高精度時間プロトコル(PTP)を使用したタイムスタンプ パケット
Cisco Nexus 3548 および 3524 スイッチ
Cisco Nexus 3548 および 3524 スイッチ(図 1)は、ソフトウェア ライセンスのみが異なる同一のハードウェアをベースにしています。Cisco Nexus 3524 では 24 ポート、Cisco Nexus 3548 では 48 ポートをすべて使用できます。これらの固定スイッチはコンパクトな 1 ラックユニット(1 RU)のフォームファクタ 10 ギガビット イーサネット スイッチであり、ラインレートのレイヤ 2 およびレイヤ 3 のスイッチングと超低遅延を実現します。どちらのソフトウェア ライセンスも業界をリードする Cisco NX-OS ソフトウェア オペレーティング システムに対応しており、世界で広く利用されている多彩な機能を活用できます。Cisco Nexus 3548 および 3524 は物理層(PHY)チップなしの設計になっており、低遅延、低消費電力で稼働します。エアーフローは標準タイプとリバース タイプのどちらもサポートしています。また、AC と DC の両方の入力電源に対応しています。
Cisco Nexus 3548 および 3524 スイッチ
Cisco Nexus 3548 および 3524 のハードウェア構成は次のとおりです。
● 拡張型 Small Form-Factor Pluggable(SFP+)固定ポート(1 Gbps または 10 Gbps)X 48。Cisco Nexus 3524 では 24 ポートのみ
● ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置
● ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン
● 1 PPS タイミング ポート X 1(RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ*)
● 10/100/1000 管理ポート X 2[1]
● RS-232 シリアル コンソール ポート X 1
● USB ポート X 1
● ロケータ LED
● ロケータ LED ボタン
ポート側排気とポート側吸気の両方のエアーフローに対応します。ポート側排気エアーフローは、スイッチのポート側がホット アイル側に面し、電源側がコールド アイルに面している場合に有用です。ポート側吸気エアーフローは、スイッチの電源側がホット アイルに面し、ポート側がコールド アイル側に面している場合に有用です。
ファンと電源装置に指定色のハンドルが付いているため、エアーフローの方向が明確にわかります(図 2 および 3)。
Cisco Nexus 3548 および 3524:ポート側排気エアーフローを示す青いハンドル
Cisco Nexus 3548 および 3524:ポート側吸気エアーフローを示す赤いハンドル
Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチ
Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチ(図 4)は、Cisco Nexus 3500 プラットフォームの次世代のスイッチです。前世代と同様に、これらのスイッチはコンパクトな 1 RU フォームファクタの 10 ギガビット イーサネット スイッチであり、ラインレートのレイヤ 2 およびレイヤ 3 のスイッチングと超低遅延を実現します。さらに消費電力も 25 % 低減されています。これらの新世代のスイッチでは、ハードウェアベースの強力なマルチキャスト NAT および遅延モニタリング機能、また 2 つ目の USB ポートが導入されており、管理性が向上しています。
Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチ
Cisco Nexus 3548-X および 3524-X のハードウェア構成は次のとおりです。
● SFP+ 固定ポート(1 Gbps または 10 Gbps)X 48。Cisco Nexus 3524-X では 24 ポートのみ
● ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置
● ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン
● 1 PPS タイミング ポート X 1(RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ*)
● 10/100/1000 Mbps 管理ポート X 1
● RS-232 シリアル コンソール ポート X 1
● USB ポート X 2
● ロケータ LED
● ロケータ LED ボタン
ポート側排気とポート側吸気の両方のエアーフローに対応します。ポート側排気エアーフローは、スイッチのポート側がホット アイル側に面し、電源側がコールド アイルに面している場合に有用です。ポート側吸気エアーフローは、スイッチの電源側がホット アイルに面し、ポート側がコールド アイル側に面している場合に有用です。
ファンと電源装置に指定色のハンドルが付いているため、エアーフローの方向が明確にわかります(図 5 および 6)。
Cisco Nexus 3548-X および 3524-X:ポート側排気エアーフローを示す青いハンドル
Cisco Nexus 3548-X および 3524-X:ポート側吸気エアーフローを示す赤いハンドル
Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL スイッチ
Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL スイッチ(図 7)はそれぞれ、2.5 GHz で動作するより高速な CPU を搭載した Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチであり、システム メモリは 16 GB に、ブートフラッシュ メモリも 16 GB に拡張されています。これらの機能拡張により、Cisco NX-OS データ管理エンジン(DME)モデルのサポートが可能になっています。
Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL スイッチ
Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL のハードウェア構成は次のとおりです。
● SFP+ 固定ポート(1 Gbps または 10 Gbps)X 48。Cisco Nexus 3524-XL では 24 ポートのみ
● ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置
● ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン
● 1 PPS タイミング ポート X 1(RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ*)
● 10/100/1000 Mbps 管理ポート X 1
● RS-232 シリアル コンソール ポート X 1
● USB ポート X 2
● ロケータ LED
● ロケータ LED ボタン
ポート側排気とポート側吸気の両方のエアーフローに対応します。ポート側排気エアーフローは、スイッチのポート側がホット アイル側に面し、電源側がコールド アイルに面している場合に有用です。ポート側吸気エアーフローは、スイッチの電源側がホット アイルに面し、ポート側がコールド アイル側に面している場合に有用です。
ファンと電源装置に指定色のハンドルが付いているため、エアーフローの方向が明確にわかります(図 8 および 9)。
Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL:ポート側排気エアーフローを示す青いハンドル
Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL:ポート側吸気エアーフローを示す赤いハンドル
Cisco NX-OS は、モジュール性、復元性、有用性を基盤として構築された、データセンター クラスの OS です。Cisco NX-OS を使用すると、継続的な可用性を確保し、ミッションクリティカルなデータセンター環境の標準を確立することができます。自己修復機能を備え、高度にモジュール化された Cisco NX-OS は、ゼロインパクトの運用を現実化し、きわめて柔軟な運用を可能にします。
データセンターの要件に特化した Cisco NX-OS は、現在および将来のデータセンターに要求されるネットワーキング要件を満たす、堅牢で包括的な機能を備えています。XML インターフェイスを備え、Cisco IOS® ソフトウェアと同様のコマンドライン インターフェイス(CLI)を持つ シスコNX-OS は、主要なネットワーキング標準およびシスコが持つ真のデータセンター クラスの新技術を実装した、最先端の OS です。
Cisco NX-OS ソフトウェアの利点
表 1 に Cisco NX-OS ソフトウェアの利点を示します。
表 1. Cisco NX-OS ソフトウェアの利点
機能 |
利点 |
データセンター全体に共通のソフトウェア:Cisco NX-OS は、シスコのすべてのデータセンター スイッチ プラットフォームで稼動します(Cisco Nexus 7000、5000、4000、および 1000V シリーズ スイッチや Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダなど)。 |
●
データセンター運用環境の簡素化
●
エンドツーエンドの Cisco Nexus
および Cisco NX-OS
ファブリック
●
データセンターのエンジニアリング チームと運用チームに対する再トレーニングが不要
|
ソフトウェアの互換性:Cisco NX-OS は、Cisco IOS ソフトウェアを実行するシスコ製品との相互運用が可能です。また、サポート対象としてこのデータ シートに掲載されているネットワーキング標準に準拠したネットワーキング OS とも相互運用できます。 |
●
既存のネットワーク インフラストラクチャを使用した透過的運用
●
オープン スタンダード
●
互換性の懸念事項なし
|
モジュラ式のソフトウェア設計:Cisco NX-OS は、分散マルチスレッド処理をサポートするように設計されています。Cisco NX-OS のモジュラ式プロセスは、それぞれ別の保護メモリ領域内にオンデマンドでインスタンス化されます。したがって、プロセスが開始されてシステム リソースが割り当てられるのは、機能が新たに有効化されたときだけです。これらのモジュラ式プロセスはリアルタイム プリエンプティブ スケジューラによって制御されるため、重要な機能が適切なタイミングで実行されます。 |
●
堅牢なソフトウェア
●
耐障害性
●
拡張性の向上
●
ネットワークの可用性の向上
|
トラブルシューティングおよび診断:Cisco NX-OS には、ユニークなサービスアビリティ機能が組み込まれているため、ネットワークのトレンドやイベントに早期に対処できます。これにより、ネットワーク プランニングの質が向上し、ネットワーク オペレーション センター(NOC)やベンダーの応答時間が短縮されます。Cisco NX-OS のサービスアビリティを強化する機能には、Cisco Smart Call Home や Cisco Online Health Management System(OHMS)などがあります。 |
●
迅速な問題の切り分けと解決
●
継続的なシステム監視と予防的通知
●
運用チームの生産性向上
|
容易な管理:Cisco NX-OS は、業界標準の NETCONF をベースとするプログラマチック XML インターフェイスを備えています。Cisco NX-OS XML インターフェイスによって、デバイスに対する API が統一されます。Cisco NX-OS は、Simple Network Management Protocol(SNMP)バージョン 1、2、および 3 MIB もサポートします。 |
●
管理を強化するためのツールの迅速な開発および作成
●
包括的な SNMP MIB
サポートによる効率的なリモート モニタリング
|
Cisco Nexus Data Broker ソフトウェアと、OpenFlow エージェント用のシスコ プラグインにより、Cisco Nexus 3500 プラットフォームでは、スケーラブルでコスト効率が高い、プログラム可能なタップまたは SPAN アグリゲーション インフラストラクチャを構築できます。このアプローチにより、従来型の専用マトリックス スイッチからの移行が可能になります。これらのスイッチを相互接続することで、タップまたは SPAN アグリゲーション インフラストラクチャ用のマルチレイヤ トポロジを構築できます。 |
●
スケーラビリティと高いコスト効率
●
異なるスイッチの複数の入力ポートからトラフィックを集約
●
トラフィックの複製と複数のモニタリング ツールへの転送
●
パケット切り捨てとタイム スタンプのサポート
|
ロールベース アクセス コントロール(RBAC):管理者がユーザにロールを割り当てることで、スイッチ操作へのアクセスを制限することができます。管理者は、アクセスが必要なユーザだけに許可するようカスタマイズできます。 |
●
ユーザ ロールに基づく効果的なアクセス制御メカニズム
●
ネットワーク デバイス セキュリティの向上
●
人的ミスから発生するネットワークの問題の削減
|
Cisco Nexus 3500 プラットフォーム用の Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージ
Cisco Nexus 3500 向けの Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージは、高い柔軟性と包括的な機能セットを特徴とし、Cisco Nexus アクセス スイッチに一貫性のある動作をもたらします。デフォルトのシステム ソフトウェアには、強力なセキュリティと管理機能に加え、包括的なレイヤ 2 機能セットが組み込まれています。一部のレイヤ 3 IP ユニキャストおよびマルチキャスト ルーティング機能、NAT、ワープ モード、およびワープ SPAN を有効にするには、追加ライセンスのインストールが必要です。これについては表 2 を参照してください。すべてのソフトウェア機能のリストは、この文書の表 9 を参照してください。
表 2. Cisco Nexus 3500 のソフトウェア ライセンス
ソフトウェア パッケージ |
サポートしている機能 |
システム デフォルト |
●
包括的なレイヤ 2
機能セット:VLAN
、IEEE 802.1Q
トランク、Link Aggregation Control Protocol
(LACP
)、単方向リンク検出(UDLD
:標準およびアグレッシブ)、Multiple Spanning Tree Protocol
(MSTP
)、Rapid Spanning Tree Protocol
(RSTP
)、および Spanning Tree Protocol
ガード
●
セキュリティ:AAA
(認証、許可、およびアカウンティング)、アクセス コントロール リスト(ACL
)、ストーム制御、および設定可能なコントロール プレーン ポリシング(CoPP
)
●
管理機能:Cisco Data Center Network Manager
(DCNM
)のサポート、Secure Shell Version 2
(SSHv2
)によるアクセス、Cisco Discovery Protocol
、SNMP
、syslog
、および IEEE 1588 PTP
●
モニタリング機能:高度なバッファ モニタリング、SPAN
、および ERSPAN
|
Base ライセンス |
●
レイヤ 3 IP
ルーティング:VLAN
間ルーティング(IVR
)、スタティック ルート、RIPv2
、ACL
、OSPFv2
(最大 256
ルート)、EIGRP
スタブ、Hot Standby Router Protocol
(HSRP
)、Virtual Router Redundancy Protocol
(VRRP
)
●
マルチキャスト:Protocol-Independent Multicast
スパース モード(PIM-SM
)、Source-Specific Multicast
(SSM
)、Multicast Source Discovery Protocol
(MSDP
)
|
LAN Enterprise ライセンス(N3548-LAN1K9、N3524-LAN1K9)(Base ライセンスが必要) |
●
高度なレイヤ 3 IP
ルーティング:OSPFv2
、EIGRP
、BGP
、Virtual Routing and Forwarding Lite
(VRF-Lite
)
|
Algo Boost ライセンス |
● Algo Boost
機能:NAT
、ワープ モード、ワープ SPAN
|
Cisco Nexus Data Broker ライセンス(NDB-FX-SWT-K9) |
● Cisco Nexus Data Broker
とタップおよび SPAN
アグリゲーション機能を使用するライセンス(この機能では Base
ライセンスのみ必要)
|
N3548-24P-UPG= |
● Cisco Nexus 3524 24
ポート アップグレード ライセンス
|
L-N3548-24P-UPG= |
● Cisco Nexus 3524 24
ポート アップグレード ライセンス(e-delivery
)
|
Cisco Data Center Network Manager
Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、Cisco DCNM のサポート対象製品です。Cisco DCNM は、Cisco Nexus ハードウェア プラットフォーム向けに設計されており、Cisco NX-OS に対応しています。データセンター インフラストラクチャ全体の稼働時間と信頼性を高める管理ソリューションとして、ビジネスの継続性向上に役立ちます。Cisco DCNM は、データセンター ネットワークの管理要件に特化した設計となっています。現在はもちろん将来においても、データセンターで要求されるルーティング、スイッチング、およびストレージ管理のニーズに対応できるような堅牢なフレームワークと包括的な機能セットを提供します。プロビジョニング プロセスの自動化、パフォーマンス低下の検出による LAN の予防的監視、ネットワーク セキュリティ、機能不全のネットワーク要素の診断の簡易化などの機能があります。
Cisco Nexus Data Broker
Cisco Nexus Data Broker を備えた Cisco Nexus 3500 プラットフォーム スイッチでは、ネットワーク タップと SPAN を使用して、スケーラブルでコスト効率の高いトラフィック モニタリング インフラストラクチャを構築できます。このアプローチによって、従来型の専用マトリックス スイッチを、1 つ以上の OpenFlow 対応 Cisco Nexus スイッチで構成されたスイッチに代えることができます。これらのスイッチを相互接続することで、スケーラブルなタップまたは SPAN アグリゲーション インフラストラクチャを構築できます。タップと SPAN 送信元を組み合わせて、実稼働トラフィックのコピーをこのタップまたは SPAN アグリゲーション インフラストラクチャに導入することもできます。さらに、これらの送信元とトラフィック モニタリング ツールや分析ツールを、複数の Cisco Nexus スイッチに分配することも可能です。詳細については、https://www.cisco.com/go/nexusdatabroker を参照してください。
Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、100 メガビット イーサネットと、1、10、40 ギガビット イーサネットのさまざまな接続オプションをサポートしています。Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、ラック内または隣接ラックとのケーブル配線用として、SFP+ 直接接続銅線ケーブルをサポートします。これは、トランシーバと Twinax ケーブルを統合した、エネルギー効率が高く低コストの革新的なソリューションです。また、それよりも長いケーブル配線用として、マルチモードおよびシングルモードの光 SFP+ トランシーバをサポートします。
表 3 に、サポートされる 40 ギガビット イーサネット トランシーバのオプションを示します。Cisco Nexus 3500 プラットフォームでは、連続した 4 つの SFP+ インターフェイスを 40 ギガビットの論理イーサネット ポートに統合することで、40 ギガビット イーサネットが実現します。この論理インターフェイスは 40 ギガビット イーサネットの IEEE 規格に完全に準拠しているため、インターフェイス フォーム ファクタの種類(Quad SFP(QSFP)を含む)を問わず、他の 40 ギガビット イーサネット デバイスとの相互運用が可能です。
表 3. Cisco Nexus 3500 プラットフォームがサポートしている 40 ギガビット イーサネット トランシーバ一覧
製品番号 |
説明 |
SFP-10G-SR |
10GBASE-SR SFP+ モジュール(マルチモード ファイバ(MMF)) |
SFP-10G-LR |
10GBASE-LR SFP+ モジュール(シングルモード ファイバ(SMF)) |
QSFP-4SFP10G-CU1M |
QSFP から 4 X SFP 10 Gbps へのパッシブ銅線スプリッタ ケーブル、1 m(Twinax ケーブル) |
QSFP-4SFP10G-CU3M |
QSFP から 4 X SFP 10 Gbps へのパッシブ銅線スプリッタ ケーブル、3 m(Twinax ケーブル) |
QSFP-4SFP10G-CU5M |
QSFP から 4 X SFP 10 Gbps へのパッシブ銅線スプリッタ ケーブル、5 m(Twinax ケーブル) |
表 4 に、サポートされる 10 ギガビット イーサネット トランシーバのオプションを示します。
表 4. Cisco Nexus 3500 プラットフォームがサポートしている 10 ギガビット イーサネット トランシーバ一覧
製品番号 |
説明 |
SFP-10G-SR |
10GBASE-SR SFP+ モジュール(MMF) |
SFP-10G-LR |
10GBASE-LR SFP+ モジュール(シングルモード ファイバ(SMF)) |
SFP-10G-ER |
SMF 用 Cisco 10GBASE-ER SFP+ モジュール |
DWDM-SFP10G-* |
10GBASE-DWDM モジュール(複数の種類) |
SFP-H10GB-CU1M |
10GBASE-CU SFP+ ケーブル、1 m(Twinax ケーブル) |
SFP-H10GB-CU3M |
10GBASE-CU SFP+ ケーブル、3 m(Twinax ケーブル) |
SFP-H10GB-CU5M |
10GBASE-CU SFP+ ケーブル、5 m(Twinax ケーブル) |
SFP-H10GB-ACU7M |
アクティブ Twinax ケーブルアセンブリ、7 m |
SFP-H10GB-ACU10M |
アクティブ Twinax ケーブルアセンブリ、10 m |
Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、既存のギガビット イーサネット インフラストラクチャと互換性があります。アップリンクおよびダウンリンクの 10 ギガビット イーサネット インターフェイスは、100 メガビット イーサネット モードまたは 1 ギガビット イーサネット モードでも動作します。表 5 に、サポートされるギガビット イーサネット SFP トランシーバを示します。100 メガビット イーサネット接続は、銅線ベースの SFP トランシーバ(GLC-T)を使用して実現します。
表 5. Cisco Nexus 3500 プラットフォームがサポートしている ギガビット イーサネット トランシーバ一覧
製品番号 |
説明 |
GLC-TE |
1000BASE-T SFP |
GLC-SX-MM |
GE SFP、LC コネクタ SX トランシーバ(MMF) |
GLC-SX-MMD |
1000BASE-SX SFP トランシーバ モジュール、MMF、850 nm、DOM |
GLC-LH-SM |
GE SFP、LC コネクタ LX/LH トランシーバ |
GLC-LH-SMD |
1000BASE-LX/LH SFP トランシーバ モジュール、MMF/SMF、1310 nm、DOM |
トランシーバ タイプの詳細については、https://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/prod_module_series_home.html を参照してください。
表 6 に Cisco Nexus 3548 および 3524 スイッチの仕様を示し、表 7 に Cisco Nexus 3548-X、3524-X、3548-XL、および 3524-XL スイッチの仕様を示します。また表 8 に 4 つのスイッチすべてに共通するハードウェア仕様を示し、表 9 には 4 つのスイッチすべてに共通するソフトウェア機能を示します。表 10 に、管理および標準のサポートを示します。
表 6. Cisco Nexus 3548 および 3524 の仕様
仕様 |
Cisco Nexus 3548 |
Cisco Nexus 3524 |
物理 |
● SFP+
固定ポート X 48
(1 Gbps
または 10 Gbps
)
●
ホットスワップ可能な 2
つの冗長電源装置
●
ホットスワップ可能な 4
つの個別冗長ファン
● 1 PPS
タイミング ポート X 1
(RF1.0/2.3 QuickConnect
コネクタ タイプ
*
)
● 10/100/1000 Mbps
管理ポート X 2
● RS-232
シリアル コンソール ポート X 1
● USB
ポート X 1
●
ロケータ LED
●
ロケータ LED
ボタン
|
● SFP+
固定ポート X 24
(1 Gbps
または 10 Gbps
。48
ポートまで拡張可能)
●
ホットスワップ可能な 2
つの冗長電源装置
●
ホットスワップ可能な 4
つの個別冗長ファン
● 1 PPS
タイミング ポート X 1
(RF1.0/2.3 QuickConnect
コネクタ タイプ
*
)
● 10/100/1000 Mbps
管理ポート X 2
● RS-232
シリアル コンソール ポート X 1
● USB
ポート X 1
●
ロケータ LED
●
ロケータ LED
ボタン
|
パフォーマンス |
●
スイッチング容量:960 Gbps
●
フォワーディング レート:720 Mpps
(Mpps = 100
万パケット/
秒)
●
全ポートにおいてラインレートのトラフィック スループット(レイヤ 2
および 3
の両方)
●
最大伝送単位(MTU
)が 9216
バイトまでのジャンボ フレームを設定可能
|
●
スイッチング容量:480 Gbps
●
転送レート:360 mpps
●
全ポートにおいてライン レートのトラフィック スループット(レイヤ 2
と 3
の両方)
● MTU
が 9216
バイトのジャンボ フレームまで設定可能
|
通常動作時電力 |
● 152 W
|
● 142 W
|
最大電力 |
● 265 W
|
● 245 W
|
標準発熱量 |
● 519 BTU/
時
|
● 484 BTU/
時
|
最大発熱量 |
● 904 BTU/
時
|
● 835 BTU/
時
|
表 7. Cisco Nexus 3548-X、3524-X、3548-XL、および 3524-XL の仕様
仕様 |
Cisco Nexus 3548-X |
Cisco Nexus 3524-X |
物理 |
● SFP+
固定ポート X 48
(1 Gbps
または 10 Gbps
)
●
ホットスワップ可能な 2
つの冗長電源装置
●
ホットスワップ可能な 4
つの個別冗長ファン
● 1 PPS
タイミング ポート X 1
(RF1.0/2.3 QuickConnect
コネクタ タイプ
*
)
● 10/100/1000 Mbps
管理ポート X 1
● RS-232
シリアル コンソール ポート X 1
● USB
ポート X 2
●
ロケータ LED
●
ロケータ LED
ボタン
|
● SFP+
固定ポート X 24
(1 Gbps
または 10 Gbps
。48
ポートまで拡張可能)
●
ホットスワップ可能な 2
つの冗長電源装置
●
ホットスワップ可能な 4
つの個別冗長ファン
● 1 PPS
タイミング ポート X 1
(RF1.0/2.3 QuickConnect
コネクタ タイプ
*
)
● 10/100/1000 Mbps
管理ポート X 1
● RS-232
シリアル コンソール ポート X 1
● USB
ポート X 2
●
ロケータ LED
●
ロケータ LED
ボタン
|
パフォーマンス |
●
スイッチング容量:960 Gbps
●
転送レート:720 mpps
●
全ポートにおいてライン レートのトラフィック スループット(レイヤ 2
と 3
の両方)
● MTU
が 9216
バイトのジャンボ フレームまで設定可能
|
●
スイッチング容量:480 Gbps
●
転送レート:360 mpps
●
全ポートにおいてライン レートのトラフィック スループット(レイヤ 2
と 3
の両方)
● MTU
が 9216
バイトのジャンボ フレームまで設定可能
|
通常動作時電力 |
● 112 W
|
● 102 W
|
最大電力 |
● 213 W
|
● 193 W
|
標準発熱量 |
● 383 BTU/
時
|
● 348 BTU/
時
|
最大発熱量 |
● 727 BTU/
時
|
● 658 BTU/
時
|
表 8. すべてのスイッチに共通するハードウェア仕様
|
モード |
通常モード |
Warp モード |
ハードウェア テーブルおよび拡張性 |
MAC アドレスの数 |
64,000 |
8,000 |
IPv4 ユニキャスト ルート数 |
24,000 |
4,000 |
|
IPv4 ホスト数 |
64,000 |
8000 |
|
IPv4 マルチキャスト ルート数 |
8000 |
8000 |
|
VLAN の数 |
4,096 |
||
ACL エントリ数 |
4,096 |
||
スパニングツリー インスタンス数 |
高速スパニング ツリー プロトコル(RSTP):512 多重スパニング ツリー(MST)プロトコル:64 |
||
EtherChannel の数 |
24 |
||
EtherChannel あたりのポート数 |
24 |
||
バッファ サイズ |
16 ポートで 6 MB 共有、合計 18 MB |
||
システム メモリ |
4 GB(3524 および 3548 モデル) 4 GB(3524-X モデル 3548-X モデル) 16 GB(3524-XL モデル 3548-XL モデル) |
||
ブート フラッシュ メモリ |
2 GB(3524 および 3548 モデル) 4 GB(3524-X モデル 3548-X モデル) 16 GB(3524-XL モデル 3548-XL モデル) |
||
電源 |
電源数 |
||
電源のタイプ |
● AC
(標準およびリバース エアーフロー)
● DC
(標準およびリバース エアーフロー)
|
||
入力電圧 |
100 ~ 240 VAC |
||
周波数 |
50 ~ 60 Hz |
||
電源効率 |
89 ~ 91 %(220 V) |
||
冷却 |
●
標準エアーフロー:ポート側で排気(冷却気はファン トレイおよび電源装置側から入り、ポート側から排出)
●
リバース エアフロー:ポート側で吸気(冷却気はポート側から入り、ファン トレイと電源装置側から排出)
ホットスワップ可能な個別のファン X 4(3+1 の冗長構成) |
||
環境 |
4.36 X 43.9 X 46.7 cm |
||
重量 |
7.9 kg(17.4 ポンド) |
||
動作温度 |
0 ~ 40 ℃(32 ~ 104°F) |
||
保管温度 |
-40 ~ 70 ℃(-40 ~ 158°F) |
||
相対湿度(動作時) |
● 10
~ 85 %
(結露しないこと)
●
最大湿度(85 %
)で最長 5
日
● ASHRAE
のデータセンター環境を推奨
|
||
相対湿度(非動作時) |
5 ~ 95%(結露しないこと) |
||
高度 |
0 ~ 10,000 フィート(0 ~ 3000m) |
表 9. すべてのスイッチに共通するソフトウェア機能
表 10. 管理機能および標準規格のサポート
説明 |
仕様 |
|
MIB サポート |
一般的な MIB
● SNMPv2-SMI
● CISCO-SMI
● SNMPv2-TM
● SNMPv2-TC
● IANA-ADDRESS-FAMILY-NUMBERS-MIB
● IANAifType-MIB
● IANAiprouteprotocol-MIB
● HCNUM-TC
● CISCO-TC
● SNMPv2-MIB
● SNMP-COMMUNITY-MIB
● SNMP-FRAMEWORK-MIB
● SNMP-NOTIFICATION-MIB
● SNMP-TARGET-MIB
● SNMP-USER-BASED-SM-MIB
● SNMP-VIEW-BASED-ACM-MIB
● CISCO-SNMP-VACM-EXT-MIB
イーサネット MIB
● CISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIB
設定 MIB
● ENTITY-MIB
● IF-MIB
● CISCO-ENTITY-EXT-MIB
● CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB
● CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB
● CISCO-SYSTEM-MIB
● CISCO-SYSTEM-EXT-MIB
● CISCO-IP-IF-MIB
● CISCO-IF-EXTENSION-MIB
● CISCO-NTP-MIB
● CISCO-IMAGE-MIB
● CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB
|
モニタリング MIB
● NOTIFICATION-LOG-MIB
● CISCO-SYSLOG-EXT-MIB
● CISCO-PROCESS-MIB
● RMON-MIB
● CISCO-RMON-CONFIG-MIB
● CISCO-HC-ALARM-MIB
セキュリティ MIB
● CISCO-AAA-SERVER-MIB
● CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB
● CISCO-COMMON-ROLES-MIB
● CISCO-COMMON-MGMT-MIB
● CISCO-SECURE-SHELL-MIB
その他の MIB
● CISCO-LICENSE-MGR-MIB
● CISCO-FEATURE-CONTROL-MIB
● CISCO-CDP-MIB
● CISCO-RF-MIB
レイヤ 3 およびルーティング MIB
● UDP -MIB
● TCP-MIB
● OSPF-MIB
● OSPF-TRAP-MIB
● BGP4-MIB
● CISCO-HSRP-MIB
● PIM-MIB
|
規格 |
● IEEE 802.1p
:CoS
による優先順位付け
● IEEE 802.1Q
:VLAN
タギング
● IEEE 802.1s
:スパニング ツリー プロトコルの複数 VLAN
インスタンス
● IEEE 802.1w
:スパニング ツリー プロトコルの高速再構成
● IEEE 802.3z
:ギガビット イーサネット
● IEEE 802.3ad
:Link Aggregation Control Protocol
(LACP
)
● IEEE 802.1ax
:Link Aggregation Control Protocol
(LACP
)
● IEEE 802.3ae
:10
ギガビット イーサネット
● IEEE 802.3ae
:40
ギガビット イーサネット
● IEEE 802.1ab
:LLDP
|
|
RFC |
BGP
● RFC 1997
:BGP
コミュニティ アトリビュート
● RFC 2385
:TCP MD5
シグネチャ オプションによる BGP
セッションの保護
● RFC 2439
:BGP
ルート フラップ ダンピング
● RFC 2519
:ドメイン間ルート アグリゲーションのフレームワーク
● RFC 2545
:BGPv4
マルチプロトコル拡張の使用
● RFC 2858
:BGPv4
のためのマルチプロトコル拡張
● RFC 3065
:BGP
のための自律システム コンフェデレーション
● RFC 3392
:BGPv4
によるケイパビリティ アドバタイズメント
● RFC 4271
:BGPv4
● RFC 4273
:BGPv4 MIB
:BGPv4
のための管理対象オブジェクトの定義
● RFC 4456
:BGP
ルート リフレクション
● RFC 4486
:BGP
中止通知メッセージのサブコード
● RFC 4724
:BGP
のためのグレースフル リスタート メカニズム
● RFC 4893
:4
オクテット AS
番号空間に対する BGP
のサポート
OSPF
● RFC 2328
:OSPF
バージョン 2
● 8431RFC 3101
:OSPF Not-So-Stubby-Area
(NSSA
)オプション
● RFC 3137
:OSPF
スタブ ルータ アドバタイズメント
● RFC 3509
:OSPF
エリア境界ルータの代替実装
● RFC 3623
:グレースフル OSPF
リスタート
● RFC 4750
:OSPF
バージョン 2 MIB
RIP
● RFC 1724
:RIPv2 MIB
拡張
● RFC 2082
:RIPv2 MD5
認証
● RFC 2453
:RIP
バージョン 2
● IP Services
●
RFC 768
:
User Datagram Protocol
(
UDP
)
●
RFC 783
:
Trivial File Transfer Protocol
(
TFTP
)
● RFC 791
:IP
● RFC 792
:Internet Control Message Protocol
(ICMP
)
● RFC 793
:TCP
● RFC 826
:ARP
● RFC 854
:Telnet
● RFC 959
:FTP
● RFC 1027
:プロキシ ARP
● RFC 1305
:Network Time Protocol
(NTP
)バージョン 3
● RFC 1519
:クラスレス ドメイン間ルーティング(CIDR
)
● RFC 1542
:BootP
リレー
● RFC 1591
:ドメイン ネーム システム(DNS
)クライアント
● RFC 1812
:IPv4
ルータ
● RFC 2131
:DHCP
ヘルパー
● RFC 2338
:VRRP
IP マルチキャスト
● RFC 2236
:インターネット グループ管理プロトコル、バージョン 2
● RFC 3376
:インターネット グループ管理プロトコル、バージョン 3
● RFC 3446
:PIM
および MSDP
を使用したエニーキャスト ランデブー ポイント メカニズム
● RFC 3569
:SSM
の概要
● RFC 3618
:Multicast Source Discovery Protocol
(MSDP
)
● RFC 4601
:Protocol Independent Multicast - Sparse Mode
(PIM-SM
):プロトコル仕様(改訂)
● RFC 4607
:IP
のための Source-Specific Multicast
● RFC 4610
:PIM
を使用したエニーキャスト ランデブー ポイント
● RFC 5015
:PIM BiDir
● RFC 5132
:IP
マルチキャスト MIB
|
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは、Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.0 以降でサポートされます。Cisco NX-OS は、このデータ シートに記載されたネットワーキング標準に準拠した、Cisco IOS ソフトウェアなどのネットワーキング OS と相互運用できます。
表 11 に、Cisco Nexus 3000 シリーズが適合する標準規格の概要を示します。
表 11. 適合標準規格 :安全性および EMC
仕様 |
説明 |
適合規格の遵守 |
●
本製品は、指令 2004/108/EC
および 2006/95/EC
による CE
マーキングに準拠しています。
|
安全性 |
● UL 60950-1
第 2
版
● CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1
第 2
版
● EN 60950-1
第 2
版
● IEC 60950-1
第 2
版
● AS/NZS 60950-1
● GB4943
|
EMC:エミッション |
● 47CFR Part 15
(CFR 47
)クラス A
● AS/NZS CISPR22
クラス A
● CISPR22
クラス A
● EN55022
クラス A
● ICES003
クラス A
● VCCI
クラス A
● EN61000-3-2
● EN61000-3-3
● KN22
クラス A
● CNS13438
クラス A
|
EMC:イミュニティ |
● EN55024
● CISPR24
● EN300386
● KN24
|
RoHS |
鉛プレスフィット コネクタを除き RoHS 5 に準拠 |
表 12 に、Cisco Nexus 3548-X、3524-X、3548-XL、および 3524-XL の発注情報を示します。
表 12. 発注情報
製品番号 |
説明 |
シャーシ |
|
N3K-C3548P-XL |
Nexus 3548-XL スイッチ、48 SFP+ |
N3K-C3524P-XL |
Nexus 3524-XL スイッチ、24 SFP+ |
N3K-C3548P-10GX |
Nexus 3548-X スイッチ、48 SFP+ |
N3K-C3524P-10GX |
Nexus 3524-X スイッチ、24 SFP+ |
NXA-FAN-30CFM-F |
N2K/3K 個別ファン、標準エアーフロー(ポート側排気) |
NXA-FAN-30CFM-B |
N2K/3K 個別ファン、リバース エアーフロー(ポート側吸気) |
N2200-PAC-400W |
N2K/3K 400 W AC 電源、標準エアーフロー(ポート側排気) |
N2200-PAC-400W-B |
N2K/3K 400 W AC 電源、リバース エアーフロー(ポート側吸気) |
N2200-PDC-400W |
N2K/3K 400 W DC 電源、標準エアーフロー(ポート側排気) |
N3K-PDC-350W-B |
N2K/3K 350 W DC 電源、リバース エアーフロー(ポート側吸気) |
ソフトウェア ライセンス |
|
N3548-BAS1K9 |
Nexus 3000 レイヤ 3 Base ライセンス |
N3524-LAN1K9 |
Nexus 3524 レイヤ 3 LAN Enterprise ライセンス(N3K-BAS1K9 ライセンスが必要) |
N3548-LAN1K9 |
Nexus 3548 レイヤ 3 LAN Enterprise ライセンス(N3K-BAS1K9 ライセンスが必要) |
N3548-ALGK9 |
Nexus 3500 Algo Boost ライセンス |
NDB-FX-SWT-K9 |
Cisco Nexus Data Broker を使用したタップ/SPAN アグリゲーション ライセンス |
N3548-24P-UPG= |
Nexus 3524 追加 24 ポート ライセンス |
スペア |
|
NXA-FAN-30CFM-F= |
N2K/3K 個別ファン、標準エアーフロー(ポート側排気)、スペア |
NXA-FAN-30CFM-B= |
N2K/3K 個別ファン、リバース エアーフロー(ポート側吸気)、スペア |
N2000-PAC-400W= |
N2K/3K 400 W AC 電源、標準エアーフロー(ポート側排気)、スペア |
N2000-PAC-400W-B= |
N2K/3K 400 W AC 電源、リバース エアーフロー(ポート側吸気)、スペア |
N2200-PDC-400W= |
N2K/3K 400 W DC 電源、標準エアーフロー(ポート側排気)、スペア |
N3K-PDC-350W-B= |
N3K シリーズ 350 W DC 電源、リバース エアーフロー(ポート側吸気)、スペア |
N3K-C3064-ACC-KIT= |
Nexus 3548 アクセサリ キット(Nexus 3064 と同一) |
シスコの環境、社会、ガバナンス(ESG)イニシアチブおよびパフォーマンスに関する情報は、シスコの CSR および持続可能性レポートで提供されます。
表 13. 製品持続可能性
持続可能性に関するトピック |
参照先 |
|
全般 |
製品の材料に関する法律および規制に関する情報 |
|
製品、バッテリ、パッケージを含む電子廃棄物法規制に関する情報 |
||
製品の回収および再利用プログラムに関する情報 |
||
持続可能性に関するお問い合わせ |
||
素材 |
製品パッケージの重量と材料 |
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには、1 年間のハードウェア限定保証が付いています。保証には、返品許可(RMA)の受領後 10 営業日以内にハードウェアを交換するサービスが含まれています。
シスコは、データセンターへの Cisco Nexus 3000 シリーズの導入と最適化を成功させるために、各種サービスを用意しています。シスコの革新的なサービスは、運用効率の向上とデータセンター ネットワークの改善を目的として、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーをそれぞれに組み合わせて提供されます。シスコアドバンスドサービスは、アーキテクチャ主導型のアプローチによってデータセンター インフラストラクチャをビジネスの目的に合致させ、長期にわたる価値を提供します。Cisco SMARTnet™ サービスを利用すると、シスコのネットワーク専門家や高い実績を持つリソースにいつでも直接アクセスでき、ミッション クリティカルな問題を解決できます。このサービスでは、ご使用の Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチに関する予防的診断やリアルタイムのアラートが提供され、Cisco Smart Call Home サービス機能の利点をご活用いただけます。シスコのサービスは、ネットワーク ライフサイクル全体にわたって最大限に投資を保護し、ネットワーク運用の最適化、移行のサポート、IT 能力の強化を実現します。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital は、お客様が目標の達成、ビジネス変革の実現、競争力の維持に合ったテクノロジーを導入できるよう支援します。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。100 ヵ国あまりの国々では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および他社製製品を購入するのに、シスコの柔軟な支払いソリューションを利用して、簡単かつ計画的に支払うことができます。詳細はこちらをご覧ください。
詳細については、https://www.cisco.com/go/nexus3000 を参照してください。Cisco Nexus Data Broker の詳細については、https://www.cisco.com/go/nexusdatabroker を参照してください。