Cisco Nexus 3548-X、 3524-X、3548-XL、および 3524-XL スイッチ

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翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

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Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの概要

Cisco Nexus®3000 シリーズは、Switch-on-a-ChipSoC)アーキテクチャで設計された 110、および 40 ギガビットのイーサネット スイッチからなる包括的なポートフォリオです。このシリーズは、2011 4 月の発売以降、トップオブラック(ToR)アーキテクチャに最適な、ラインレートのレイヤ 2 およびレイヤ 3 のパフォーマンスを提供し、パフォーマンスの可視性、自動化、時刻同期などの新技術を、高性能かつ低遅延で提供することにより、高頻度トレーディング(HFT)、高性能コンピューティング(HPC)、ビッグデータ環境向けの主要製品としてその地位を確立しています。

Cisco Nexus 3500 プラットフォームの概要

Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、革新的な Cisco® Algorithm BoostAlgo Boost)テクノロジーの導入により、業界のリーダーとしての Cisco Nexus 3000 シリーズの特性がさらに強化されています。Cisco Nexus 3500 は、Algo Boost テクノロジーがスイッチ ASIC に組み込まれたことで、レイヤ 2 およびレイヤ 3 スイッチングの遅延が 200 ナノ秒(ns)未満という画期的な性能を達成しました。さらに Algo Boost では、遅延、転送、およびパフォーマンス可視性の機能について革新的な改良がなされています。

     低遅延を実現する、設定可能な 3 種類の動作モード

    ノーマル モード:低遅延と高拡張性を必要とする環境に適したモードです。このモードでは、遅延がわずか 250 ナノ秒ながら、レイヤ 2 とレイヤ 3 のスケーリング値も高くなります(本書の表 6 および 7 を参照)。

    ワープ モード:小規模な環境で、可能な限り遅延時間を短縮したいお客様に適しています。スイッチング ASIC に転送操作が統合されるため、遅延がノーマル モードよりさらに 20 % 短縮されます。このモードでは、レイヤ 2 およびレイヤ 3 のスケーリング値は低くなりますが、遅延は 200 ナノ秒に抑えることができます(本書の表 8 を参照)。

    ワープ SPAN:環境によっては、1 つのポートに入ったトラフィック ストリームを、できるだけ早くかつ処理や変更を行わずに、複数の出力ポートにコピーする必要があります。Cisco Nexus 3500 プラットフォームのワープ SPAN 機能では、50 ナノ秒という低遅延で、スイッチの 1 つのポートに入るすべてのトラフィックを任意の数の宛先ポートに複製できます。

     ヒットレス NAT:金融取引環境では多くの場合、取引注文はプロバイダーの IP スペースから送信され、ネットワーク境界で NAT が必要になります。Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、遅延時間を増やすことなく、IPv4 のユニキャスト ルーテッド パケットに NAT を実行できます。Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチでは、プラットフォームの機能にマルチキャスト NAT が導入されています。コロケーションをホストしている場合には、ネットワーク トポロジを簡素化し、データセンターのデータの詳細を隠すために、この機能が役立ちます。

     遅延モニタリング:ナノ秒を争う環境では、収益性確保のためにスイッチの遅延モニタリングが不可欠です。Cisco Nexus 3548-X および 3524-X では、ネットワーク パフォーマンスを向上させるためにユーザが環境を細かく制御できます。コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して特定の出力ポートの遅延を特定し、その情報をファイルにエクスポートすることが可能です。Cisco Nexus 3548-X のプログラマビリティにより、ユーザはこの情報をリアルタイムに利用できます。

     アクティブ バッファ モニタリング:最小遅延時間のスイッチでも、輻輳時にはデータ パケットの転送に 1 ミリ秒以上の遅延が生じることがあります。既存のスイッチでは、こうした輻輳の存在を管理者に適切に通知する機能がないため、管理者が最適なパフォーマンスを阻む状況に気づかず、そうした問題に対処する能力を発揮できません。これまでのバッファ使用率監視テクニックは完全にソフトウェア ポーリング アルゴリズムに依存し、ポーリング間隔は 100 ミリ秒を超えるため、重大な輻輳イベントを見逃す可能性もあります。これに対し、Algo Boost は、ハードウェアでバッファ使用率データの収集を実行するため、サンプリング間隔は 10 ナノ秒以下に加速されます。

     高度なトラフィック モニタリング:Cisco Nexus 3500 プラットフォームの Algo Boost テクノロジーは、Cisco Switched Port AnalyzerSPAN)と Encapsulated Remote SPANERSPAN)テクノロジーのサポートによってネットワーク トラブルシューティングを容易にするほか、次のようなネットワーク モニタリング機能も強化します。

    ユーザ設定可能なフィルタを適用することにより、キャプチャ対象トラフィックを特定のフローやプロトコルに絞ることができます。

    特定の条件を満たすパケットをサンプルとしてキャプチャできます(1000 回に 1 パケットなど)。

    ユーザが定義したしきい値を超えると、パケットを切り捨てます。

    キャプチャしたパケットの ERSPAN ヘッダーにナノ秒レベルのタイムスタンプを挿入します(ERSPAN PTP(高精度時間プロトコル)が必要)。

     Pulse-Per-SecondPPS)出力による IEEE 1588 PTP*

    高性能トレーディング(HFT)環境でネットワークおよびアプリケーションの円滑なプロビジョニングや管理を可能にするには、高精度の同期化タイミング ソリューションを構築し、維持することが必要です。Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは、IEEE 1588 PTP を使用し、既存のネットワーク インフラ内のアプリケーションに高精度の時刻同期を提供できるので、ネットワークの時刻同期に関して新たな投資は必要ありません。

    IEEE 1588 PTP を導入するネットワーク管理者にとって、多くの場合、各デバイスの同期精度の計測は困難な作業です。この作業を支援するために、Cisco Nexus 3500 プラットフォームには 1 PPS 出力ポートがあり、このポートを使用して、グランドマスター クロックからのタイミングのずれを計測できます。

     Cisco Nexus Data Broker を使用したネットワーク トラフィック モニタリング

    ネットワーク トラフィックのモニタリングと分析を行うには、シンプルでスケーラブル、かつコスト効率の高いネットワーク タップまたは SPAN アグリゲーションを構築することが重要です。Cisco Nexus 3500 プラットフォームでは次のことが可能です。

    ユーザが定義したしきい値を超えると、パケットを切り捨てます。

    ナノ秒単位の高精度時間プロトコル(PTP)を使用したタイムスタンプ パケット

Cisco Nexus 3548 および 3524 スイッチ

Cisco Nexus 3548 および 3524 スイッチ(図 1)は、ソフトウェア ライセンスのみが異なる同一のハードウェアをベースにしています。Cisco Nexus 3524 では 24 ポート、Cisco Nexus 3548 では 48 ポートをすべて使用できます。これらの固定スイッチはコンパクトな 1 ラックユニット(1 RU)のフォームファクタ 10 ギガビット イーサネット スイッチであり、ラインレートのレイヤ 2 およびレイヤ 3 のスイッチングと超低遅延を実現します。どちらのソフトウェア ライセンスも業界をリードする Cisco NX-OS ソフトウェア オペレーティング システムに対応しており、世界で広く利用されている多彩な機能を活用できます。Cisco Nexus 3548 および 3524 は物理層(PHY)チップなしの設計になっており、低遅延、低消費電力で稼働します。エアーフローは標準タイプとリバース タイプのどちらもサポートしています。また、AC DC の両方の入力電源に対応しています。

Cisco Nexus 3548 and 3524 Switch

図 1.                           

Cisco Nexus 3548 および 3524 スイッチ

Cisco Nexus 3548 および 3524 のハードウェア構成は次のとおりです。

     拡張型 Small Form-Factor PluggableSFP+)固定ポート(1 Gbps または 10 GbpsX 48Cisco Nexus 3524 では 24 ポートのみ

     ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置

     ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン

     1 PPS タイミング ポート X 1RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ*

     10/100/1000 管理ポート X 2[1]

     RS-232 シリアル コンソール ポート X 1

     USB ポート X 1

     ロケータ LED

     ロケータ LED ボタン

ポート側排気とポート側吸気の両方のエアーフローに対応します。ポート側排気エアーフローは、スイッチのポート側がホット アイル側に面し、電源側がコールド アイルに面している場合に有用です。ポート側吸気エアーフローは、スイッチの電源側がホット アイルに面し、ポート側がコールド アイル側に面している場合に有用です。

ファンと電源装置に指定色のハンドルが付いているため、エアーフローの方向が明確にわかります(図 2 および 3)。

Cisco Nexus 3548 and 3524 with blue handles indicating port-side exhaust airflow

図 2.                           

Cisco Nexus 3548 および 3524:ポート側排気エアーフローを示す青いハンドル

Cisco Nexus 3548 and 3524 with red handles indicating port-side intake airflow

図 3.                           

Cisco Nexus 3548 および 3524:ポート側吸気エアーフローを示す赤いハンドル

Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチ

Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチ(図 4)は、Cisco Nexus 3500 プラットフォームの次世代のスイッチです。前世代と同様に、これらのスイッチはコンパクトな 1 RU フォームファクタの 10 ギガビット イーサネット スイッチであり、ラインレートのレイヤ 2 およびレイヤ 3 のスイッチングと超低遅延を実現します。さらに消費電力も 25 % 低減されています。これらの新世代のスイッチでは、ハードウェアベースの強力なマルチキャスト NAT および遅延モニタリング機能、また 2 つ目の USB ポートが導入されており、管理性が向上しています。

Cisco Nexus 3548-X and 3524-X Switches

図 4.                           

Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチ

Cisco Nexus 3548-X および 3524-X のハードウェア構成は次のとおりです。

     SFP+ 固定ポート(1 Gbps または 10 GbpsX 48Cisco Nexus 3524-X では 24 ポートのみ

     ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置

     ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン

     1 PPS タイミング ポート X 1RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ*

     10/100/1000 Mbps 管理ポート X 1

     RS-232 シリアル コンソール ポート X 1

     USB ポート X 2

     ロケータ LED

     ロケータ LED ボタン

ポート側排気とポート側吸気の両方のエアーフローに対応します。ポート側排気エアーフローは、スイッチのポート側がホット アイル側に面し、電源側がコールド アイルに面している場合に有用です。ポート側吸気エアーフローは、スイッチの電源側がホット アイルに面し、ポート側がコールド アイル側に面している場合に有用です。

ファンと電源装置に指定色のハンドルが付いているため、エアーフローの方向が明確にわかります(図 5 および 6)。

Cisco Nexus 3548-X and 3524-X with blue handles indicating port-side exhaust airflow

図 5.                           

Cisco Nexus 3548-X および 3524-X:ポート側排気エアーフローを示す青いハンドル

Cisco Nexus 3548-X and 3524-X with red handles indicating port-side intake airflow

図 6.                           

Cisco Nexus 3548-X および 3524-X:ポート側吸気エアーフローを示す赤いハンドル

Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL スイッチ

Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL スイッチ(図 7)はそれぞれ、2.5 GHz で動作するより高速な CPU を搭載した Cisco Nexus 3548-X および 3524-X スイッチであり、システム メモリは 16 GB に、ブートフラッシュ メモリも 16 GB に拡張されています。これらの機能拡張により、Cisco NX-OS データ管理エンジン(DME)モデルのサポートが可能になっています。

Cisco Nexus 3548-XL and 3524-XL Switch

図 7.                           

Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL スイッチ

Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL のハードウェア構成は次のとおりです。

     SFP+ 固定ポート(1 Gbps または 10 GbpsX 48Cisco Nexus 3524-XL では 24 ポートのみ

     ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置

     ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン

     1 PPS タイミング ポート X 1(RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ*

     10/100/1000 Mbps 管理ポート X 1

     RS-232 シリアル コンソール ポート X 1

     USB ポート X 2

     ロケータ LED

     ロケータ LED ボタン

ポート側排気とポート側吸気の両方のエアーフローに対応します。ポート側排気エアーフローは、スイッチのポート側がホット アイル側に面し、電源側がコールド アイルに面している場合に有用です。ポート側吸気エアーフローは、スイッチの電源側がホット アイルに面し、ポート側がコールド アイル側に面している場合に有用です。

ファンと電源装置に指定色のハンドルが付いているため、エアーフローの方向が明確にわかります(図 8 および 9)。

Cisco Nexus 3548-XL and 3524-XL with blue handles indicating port-side exhaust airflow

図 8.                           

Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL:ポート側排気エアーフローを示す青いハンドル

Cisco Nexus 3548-XL and 3524-XL with red handles indicating port-side intake airflow

図 9.                           

Cisco Nexus 3548-XL および 3524-XL:ポート側吸気エアーフローを示す赤いハンドル

Cisco NX-OS ソフトウェアの概要

Cisco NX-OS は、モジュール性、復元性、有用性を基盤として構築された、データセンター クラスの OS です。Cisco NX-OS を使用すると、継続的な可用性を確保し、ミッションクリティカルなデータセンター環境の標準を確立することができます。自己修復機能を備え、高度にモジュール化された Cisco NX-OS は、ゼロインパクトの運用を現実化し、きわめて柔軟な運用を可能にします。

データセンターの要件に特化した Cisco NX-OS は、現在および将来のデータセンターに要求されるネットワーキング要件を満たす、堅牢で包括的な機能を備えています。XML インターフェイスを備え、Cisco IOS® ソフトウェアと同様のコマンドライン インターフェイス(CLI)を持つ シスコNX-OS は、主要なネットワーキング標準およびシスコが持つ真のデータセンター クラスの新技術を実装した、最先端の OS です。

Cisco NX-OS ソフトウェアの利点

1 Cisco NX-OS ソフトウェアの利点を示します。

表 1.                    Cisco NX-OS ソフトウェアの利点

機能

利点

データセンター全体に共通のソフトウェア:Cisco NX-OS は、シスコのすべてのデータセンター スイッチ プラットフォームで稼動します(Cisco Nexus 700050004000、および 1000V シリーズ スイッチや Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダなど)。

  データセンター運用環境の簡素化
  エンドツーエンドの Cisco Nexus および Cisco NX-OS ファブリック
  データセンターのエンジニアリング チームと運用チームに対する再トレーニングが不要

ソフトウェアの互換性:Cisco NX-OS は、Cisco IOS ソフトウェアを実行するシスコ製品との相互運用が可能です。また、サポート対象としてこのデータ シートに掲載されているネットワーキング標準に準拠したネットワーキング OS とも相互運用できます。

  既存のネットワーク インフラストラクチャを使用した透過的運用
  オープン スタンダード
  互換性の懸念事項なし

モジュラ式のソフトウェア設計:Cisco NX-OS は、分散マルチスレッド処理をサポートするように設計されています。Cisco NX-OS のモジュラ式プロセスは、それぞれ別の保護メモリ領域内にオンデマンドでインスタンス化されます。したがって、プロセスが開始されてシステム リソースが割り当てられるのは、機能が新たに有効化されたときだけです。これらのモジュラ式プロセスはリアルタイム プリエンプティブ スケジューラによって制御されるため、重要な機能が適切なタイミングで実行されます。

  堅牢なソフトウェア
  耐障害性
  拡張性の向上
  ネットワークの可用性の向上

トラブルシューティングおよび診断:Cisco NX-OS には、ユニークなサービスアビリティ機能が組み込まれているため、ネットワークのトレンドやイベントに早期に対処できます。これにより、ネットワーク プランニングの質が向上し、ネットワーク オペレーション センター(NOC)やベンダーの応答時間が短縮されます。Cisco NX-OS のサービスアビリティを強化する機能には、Cisco Smart Call Home Cisco Online Health Management SystemOHMS)などがあります。

  迅速な問題の切り分けと解決
  継続的なシステム監視と予防的通知
  運用チームの生産性向上

容易な管理:Cisco NX-OS は、業界標準の NETCONF をベースとするプログラマチック XML インターフェイスを備えています。Cisco NX-OS XML インターフェイスによって、デバイスに対する API が統一されます。Cisco NX-OS は、Simple Network Management ProtocolSNMP)バージョン 12、および 3 MIB もサポートします。

  管理を強化するためのツールの迅速な開発および作成
  包括的な SNMP MIB サポートによる効率的なリモート モニタリング

Cisco Nexus Data Broker ソフトウェアと、OpenFlow エージェント用のシスコ プラグインにより、Cisco Nexus 3500 プラットフォームでは、スケーラブルでコスト効率が高い、プログラム可能なタップまたは SPAN アグリゲーション インフラストラクチャを構築できます。このアプローチにより、従来型の専用マトリックス スイッチからの移行が可能になります。これらのスイッチを相互接続することで、タップまたは SPAN アグリゲーション インフラストラクチャ用のマルチレイヤ トポロジを構築できます。

  スケーラビリティと高いコスト効率
  異なるスイッチの複数の入力ポートからトラフィックを集約
  トラフィックの複製と複数のモニタリング ツールへの転送
  パケット切り捨てとタイム スタンプのサポート

ロールベース アクセス コントロール(RBAC):管理者がユーザにロールを割り当てることで、スイッチ操作へのアクセスを制限することができます。管理者は、アクセスが必要なユーザだけに許可するようカスタマイズできます。

  ユーザ ロールに基づく効果的なアクセス制御メカニズム
  ネットワーク デバイス セキュリティの向上
  人的ミスから発生するネットワークの問題の削減

Cisco Nexus 3500 プラットフォーム用の Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージ

Cisco Nexus 3500 向けの Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージは、高い柔軟性と包括的な機能セットを特徴とし、Cisco Nexus アクセス スイッチに一貫性のある動作をもたらします。デフォルトのシステム ソフトウェアには、強力なセキュリティと管理機能に加え、包括的なレイヤ 2 機能セットが組み込まれています。一部のレイヤ 3 IP ユニキャストおよびマルチキャスト ルーティング機能、NAT、ワープ モード、およびワープ SPAN を有効にするには、追加ライセンスのインストールが必要です。これについては表 2 を参照してください。すべてのソフトウェア機能のリストは、この文書の表 9 を参照してください。

表 2.                    Cisco Nexus 3500 のソフトウェア ライセンス

ソフトウェア パッケージ

サポートしている機能

システム デフォルト
(ライセンス不要)

  包括的なレイヤ 2 機能セット:VLAN IEEE 802.1Q トランク、Link Aggregation Control Protocol LACP )、単方向リンク検出(UDLD :標準およびアグレッシブ)、Multiple Spanning Tree Protocol MSTP )、Rapid Spanning Tree Protocol RSTP )、および Spanning Tree Protocol ガード
  セキュリティ:AAA (認証、許可、およびアカウンティング)、アクセス コントロール リスト(ACL )、ストーム制御、および設定可能なコントロール プレーン ポリシング(CoPP
  管理機能:Cisco Data Center Network Manager DCNM )のサポート、Secure Shell Version 2 SSHv2 )によるアクセス、Cisco Discovery Protocol SNMP syslog 、および IEEE 1588 PTP
  モニタリング機能:高度なバッファ モニタリング、SPAN 、および ERSPAN

Base ライセンス

  レイヤ 3 IP ルーティング:VLAN 間ルーティング(IVR )、スタティック ルート、RIPv2 ACL OSPFv2 (最大 256 ルート)、EIGRP スタブ、Hot Standby Router Protocol HSRP )、Virtual Router Redundancy Protocol VRRP
  マルチキャスト:Protocol-Independent Multicast スパース モード(PIM-SM )、Source-Specific Multicast SSM )、Multicast Source Discovery Protocol MSDP

LAN Enterprise ライセンス(N3548-LAN1K9N3524-LAN1K9)(Base ライセンスが必要)

  高度なレイヤ 3 IP ルーティング:OSPFv2 EIGRP BGP Virtual Routing and Forwarding Lite VRF-Lite

Algo Boost ライセンス
N3548-ALGK9

  Algo Boost 機能:NAT 、ワープ モード、ワープ SPAN

Cisco Nexus Data Broker ライセンス(NDB-FX-SWT-K9

  Cisco Nexus Data Broker とタップおよび SPAN アグリゲーション機能を使用するライセンス(この機能では Base ライセンスのみ必要)

N3548-24P-UPG=

  Cisco Nexus 3524 24 ポート アップグレード ライセンス

L-N3548-24P-UPG=

  Cisco Nexus 3524 24 ポート アップグレード ライセンス(e-delivery

Cisco Data Center Network Manager

Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、Cisco DCNM のサポート対象製品です。Cisco DCNM は、Cisco Nexus ハードウェア プラットフォーム向けに設計されており、Cisco NX-OS に対応しています。データセンター インフラストラクチャ全体の稼働時間と信頼性を高める管理ソリューションとして、ビジネスの継続性向上に役立ちます。Cisco DCNM は、データセンター ネットワークの管理要件に特化した設計となっています。現在はもちろん将来においても、データセンターで要求されるルーティング、スイッチング、およびストレージ管理のニーズに対応できるような堅牢なフレームワークと包括的な機能セットを提供します。プロビジョニング プロセスの自動化、パフォーマンス低下の検出による LAN の予防的監視、ネットワーク セキュリティ、機能不全のネットワーク要素の診断の簡易化などの機能があります。

Cisco Nexus Data Broker

Cisco Nexus Data Broker を備えた Cisco Nexus 3500 プラットフォーム スイッチでは、ネットワーク タップと SPAN を使用して、スケーラブルでコスト効率の高いトラフィック モニタリング インフラストラクチャを構築できます。このアプローチによって、従来型の専用マトリックス スイッチを、1 つ以上の OpenFlow 対応 Cisco Nexus スイッチで構成されたスイッチに代えることができます。これらのスイッチを相互接続することで、スケーラブルなタップまたは SPAN アグリゲーション インフラストラクチャを構築できます。タップと SPAN 送信元を組み合わせて、実稼働トラフィックのコピーをこのタップまたは SPAN アグリゲーション インフラストラクチャに導入することもできます。さらに、これらの送信元とトラフィック モニタリング ツールや分析ツールを、複数の Cisco Nexus スイッチに分配することも可能です。詳細については、https://www.cisco.com/go/nexusdatabroker を参照してください。

トランシーバおよびケーブルのオプション

Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、100 メガビット イーサネットと、11040 ギガビット イーサネットのさまざまな接続オプションをサポートしています。Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、ラック内または隣接ラックとのケーブル配線用として、SFP+ 直接接続銅線ケーブルをサポートします。これは、トランシーバと Twinax ケーブルを統合した、エネルギー効率が高く低コストの革新的なソリューションです。また、それよりも長いケーブル配線用として、マルチモードおよびシングルモードの光 SFP+ トランシーバをサポートします。

3 に、サポートされる 40 ギガビット イーサネット トランシーバのオプションを示します。Cisco Nexus 3500 プラットフォームでは、連続した 4 つの SFP+ インターフェイスを 40 ギガビットの論理イーサネット ポートに統合することで、40 ギガビット イーサネットが実現します。この論理インターフェイスは 40 ギガビット イーサネットの IEEE 規格に完全に準拠しているため、インターフェイス フォーム ファクタの種類(Quad SFPQSFP)を含む)を問わず、他の 40 ギガビット イーサネット デバイスとの相互運用が可能です。

表 3.                    Cisco Nexus 3500 プラットフォームがサポートしている 40 ギガビット イーサネット トランシーバ一覧

製品番号

説明

SFP-10G-SR

10GBASE-SR SFP+ モジュール(マルチモード ファイバ(MMF))

SFP-10G-LR

10GBASE-LR SFP+ モジュール(シングルモード ファイバ(SMF))

QSFP-4SFP10G-CU1M

QSFP から 4 X SFP 10 Gbps へのパッシブ銅線スプリッタ ケーブル、1 mTwinax ケーブル)

QSFP-4SFP10G-CU3M

QSFP から 4 X SFP 10 Gbps へのパッシブ銅線スプリッタ ケーブル、3 mTwinax ケーブル)

QSFP-4SFP10G-CU5M

QSFP から 4 X SFP 10 Gbps へのパッシブ銅線スプリッタ ケーブル、5 mTwinax ケーブル)

4 に、サポートされる 10 ギガビット イーサネット トランシーバのオプションを示します。

表 4.                    Cisco Nexus 3500 プラットフォームがサポートしている 10 ギガビット イーサネット トランシーバ一覧

製品番号

説明

SFP-10G-SR

10GBASE-SR SFP+ モジュール(MMF

SFP-10G-LR

10GBASE-LR SFP+ モジュール(シングルモード ファイバ(SMF))

SFP-10G-ER

SMF Cisco 10GBASE-ER SFP+ モジュール

DWDM-SFP10G-*

10GBASE-DWDM モジュール(複数の種類)

SFP-H10GB-CU1M

10GBASE-CU SFP+ ケーブル、1 mTwinax ケーブル)

SFP-H10GB-CU3M

10GBASE-CU SFP+ ケーブル、3 mTwinax ケーブル)

SFP-H10GB-CU5M

10GBASE-CU SFP+ ケーブル、5 mTwinax ケーブル)

SFP-H10GB-ACU7M

アクティブ Twinax ケーブルアセンブリ、7 m

SFP-H10GB-ACU10M

アクティブ Twinax ケーブルアセンブリ、10 m

Cisco Nexus 3500 プラットフォームは、既存のギガビット イーサネット インフラストラクチャと互換性があります。アップリンクおよびダウンリンクの 10 ギガビット イーサネット インターフェイスは、100 メガビット イーサネット モードまたは 1 ギガビット イーサネット モードでも動作します。表 5 に、サポートされるギガビット イーサネット SFP トランシーバを示します。100 メガビット イーサネット接続は、銅線ベースの SFP トランシーバ(GLC-T)を使用して実現します。

表 5.                    Cisco Nexus 3500 プラットフォームがサポートしている ギガビット イーサネット トランシーバ一覧

製品番号

説明

GLC-TE

1000BASE-T SFP

GLC-SX-MM

GE SFPLC コネクタ SX トランシーバ(MMF

GLC-SX-MMD

1000BASE-SX SFP トランシーバ モジュール、MMF850 nmDOM

GLC-LH-SM

GE SFPLC コネクタ LX/LH トランシーバ

GLC-LH-SMD

1000BASE-LX/LH SFP トランシーバ モジュール、MMF/SMF1310 nmDOM

トランシーバ タイプの詳細については、https://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/prod_module_series_home.html を参照してください。

製品仕様

6 Cisco Nexus 3548 および 3524 スイッチの仕様を示し、表 7 Cisco Nexus 3548-X3524-X3548-XL、および 3524-XL スイッチの仕様を示します。また表 8 4 つのスイッチすべてに共通するハードウェア仕様を示し、表 9 には 4 つのスイッチすべてに共通するソフトウェア機能を示します。表 10 に、管理および標準のサポートを示します。

表 6.                    Cisco Nexus 3548 および 3524 の仕様

仕様

Cisco Nexus 3548

Cisco Nexus 3524

物理

  SFP+ 固定ポート X 48 1 Gbps または 10 Gbps
  ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置
  ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン
  1 PPS タイミング ポート X 1 RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ *
  10/100/1000 Mbps 管理ポート X 2
  RS-232 シリアル コンソール ポート X 1
  USB ポート X 1
  ロケータ LED
  ロケータ LED ボタン
  SFP+ 固定ポート X 24 1 Gbps または 10 Gbps 48 ポートまで拡張可能)
  ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置
  ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン
  1 PPS タイミング ポート X 1 RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ *
  10/100/1000 Mbps 管理ポート X 2
  RS-232 シリアル コンソール ポート X 1
  USB ポート X 1
  ロケータ LED
  ロケータ LED ボタン

パフォーマンス

  スイッチング容量:960 Gbps
  フォワーディング レート:720 Mpps Mpps = 100 万パケット/ 秒)
  全ポートにおいてラインレートのトラフィック スループット(レイヤ 2 および 3 の両方)
  最大伝送単位(MTU )が 9216 バイトまでのジャンボ フレームを設定可能
  スイッチング容量:480 Gbps
  転送レート:360 mpps
  全ポートにおいてライン レートのトラフィック スループット(レイヤ 2 3 の両方)
  MTU 9216 バイトのジャンボ フレームまで設定可能

通常動作時電力

  152 W
  142 W

最大電力

  265 W
  245 W

標準発熱量

  519 BTU/
  484 BTU/

最大発熱量

  904 BTU/
  835 BTU/
* 1 PPS 出力は、将来のソフトウェア リビジョンで使用可能になる予定です。

表 7.                    Cisco Nexus 3548-X3524-X3548-XL、および 3524-XL の仕様

仕様

Cisco Nexus 3548-X

Cisco Nexus 3524-X

物理

  SFP+ 固定ポート X 48 1 Gbps または 10 Gbps
  ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置
  ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン
  1 PPS タイミング ポート X 1 RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ *
  10/100/1000 Mbps 管理ポート X 1
  RS-232 シリアル コンソール ポート X 1
  USB ポート X 2
  ロケータ LED
  ロケータ LED ボタン
  SFP+ 固定ポート X 24 1 Gbps または 10 Gbps 48 ポートまで拡張可能)
  ホットスワップ可能な 2 つの冗長電源装置
  ホットスワップ可能な 4 つの個別冗長ファン
  1 PPS タイミング ポート X 1 RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプ *
  10/100/1000 Mbps 管理ポート X 1
  RS-232 シリアル コンソール ポート X 1
  USB ポート X 2
  ロケータ LED
  ロケータ LED ボタン

パフォーマンス

  スイッチング容量:960 Gbps
  転送レート:720 mpps
  全ポートにおいてライン レートのトラフィック スループット(レイヤ 2 3 の両方)
  MTU 9216 バイトのジャンボ フレームまで設定可能
  スイッチング容量:480 Gbps
  転送レート:360 mpps
  全ポートにおいてライン レートのトラフィック スループット(レイヤ 2 3 の両方)
  MTU 9216 バイトのジャンボ フレームまで設定可能

通常動作時電力

  112 W
  102 W

最大電力

  213 W
  193 W

標準発熱量

  383 BTU/
  348 BTU/

最大発熱量

  727 BTU/
  658 BTU/
* 1 PPS 出力は、将来のソフトウェア リビジョンで使用可能になる予定です。

表 8.                    すべてのスイッチに共通するハードウェア仕様

 

モード

通常モード

Warp モード

ハードウェア テーブルおよび拡張性

MAC アドレスの数

64,000

8,000

IPv4 ユニキャスト ルート数

24,000

4,000

IPv4 ホスト数

64,000

8000

IPv4 マルチキャスト ルート数

8000

8000

VLAN の数

4,096

ACL エントリ数

4,096

スパニングツリー インスタンス数

高速スパニング ツリー プロトコル(RSTP):512

多重スパニング ツリー(MST)プロトコル:64

EtherChannel の数

24

EtherChannel あたりのポート数

24

バッファ サイズ

16 ポートで 6 MB 共有、合計 18 MB

システム メモリ

4 GB3524 および 3548 モデル)

4 GB3524-X モデル 3548-X モデル)

16 GB3524-XL モデル 3548-XL モデル)

ブート フラッシュ メモリ

2 GB3524 および 3548 モデル)

4 GB3524-X モデル 3548-X モデル)

16 GB3524-XL モデル 3548-XL モデル)

電源

電源数

2(冗長)

電源のタイプ

  AC (標準およびリバース エアーフロー)
  DC (標準およびリバース エアーフロー)

入力電圧

100 240 VAC

周波数

50 60 Hz

電源効率

89 91 %220 V

冷却

標準およびリバースのエアーフロー方式

  標準エアーフロー:ポート側で排気(冷却気はファン トレイおよび電源装置側から入り、ポート側から排出)
  リバース エアフロー:ポート側で吸気(冷却気はポート側から入り、ファン トレイと電源装置側から排出)

ホットスワップ可能な個別のファン X 43+1 の冗長構成)

環境

外形寸法
(高さ××奥行)

4.36 X 43.9 X 46.7 cm
1.72 X 17.3 X 18.38 インチ)

重量

7.9 kg17.4 ポンド)

動作温度

0 40 ℃32 104°F

保管温度

-40 70 ℃-40 158°F

相対湿度(動作時)

  10 85 % (結露しないこと)
  最大湿度(85 % )で最長 5
  ASHRAE のデータセンター環境を推奨

相対湿度(非動作時)

5 95%(結露しないこと)

高度

0 10,000 フィート(0 3000m

表 9.                    すべてのスイッチに共通するソフトウェア機能

説明

仕様

レイヤ 2

  レイヤ 2 スイッチ ポートおよび VLAN トランク
  IEEE 802.1Q VLAN カプセル化
  最大 4,096 VLAN をサポート
  Rapid Per-VLAN Spanning Tree Plus PVRST+ )(IEEE 802.1w 互換)
  MSTP IEEE 802.1s ):64 インスタンス
  Spanning Tree PortFast
  Spanning Tree Root Guard
  Spanning Tree Bridge Assurance
  Cisco EtherChannel テクノロジー(EtherChannel あたり最大 24 ポート)
  LACP IEEE 802.3ad IEEE 802.1ax
  レイヤ 2 3 、および 4 の情報に基づいた高度な PortChannel ハッシュ
  全ポートでジャンボ フレームをサポート(最大 9,216 バイト)
  ストーム制御(マルチキャストおよびブロードキャスト)
  リンクレベル フロー制御(IEEE 802.3x
  vPC * [2]

レイヤ 3

  レイヤ 3 インターフェイス: インターフェイス上のルート ポート、スイッチ仮想インターフェイス(SVI )、ポート チャネル、およびサブインターフェイス(合計  1,024
  24 方向 Equal-Cost Multipath ECMP
  4,096 ACL エントリ
  ルーティング プロトコル:スタティック、RIPv2 EIGRP OSPF BGP
  HSRP および VRRP
  ACL :レイヤ 3 および 4 オプションを使用したルーテッド ACL による入力/ 出力 ACL マッチング
  VRF: VRF-Lite IP VPN )、VRF 対応ユニキャスト(BGP OSPF RIP )、および VRF 対応マルチキャスト
  VRF ルート リーク
  ジャンボ フレームのサポート(最大 9,216 バイト)

マルチキャスト

  マルチキャスト:PIMv2 PIM スパース モード(PIM-SM )、SSM 、および BiDir
  ブートストラップ ルータ(BSR )、Auto-RP 、およびスタティック RP
  MSDP および Anycast RP
  Internet Group Management Protocol IGMP )バージョン 2 および 3

セキュリティ

  イーサネットに対する入力 ACL (標準および拡張)
  標準および拡張レイヤ 3 4 ACL IPv4 Internet Control Message Protocol ICMP )、TCP User Datagram Protocol UDP )など
  VLAN ベース ACL VACL
  ポートベース ACL PACL
  名前付き ACL
  仮想端末(VTY )上の ACL
  ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP )リレー
  コントロール プレーン ポリシング(CoPP

Cisco Nexus Data Broker

  タップおよび SPAN アグリゲーション向けトポロジ
  複数のモニタリング ツールへのトラフィックのロード バランシング
  PTP を使用したタイム スタンプ
  パケットの切り捨て
  レイヤ 1 からレイヤ 4 のヘッダー情報に基づくトラフィックのフィルタリング
  トラフィックの複製と複数のモニタリング ツールへの転送
  堅牢な RBAC
  すべてのプログラマビリティ サポートのための Northbound Representational State Transfer REST API

管理

  Power On Auto Provisioning POAP
  Python スクリプティング
  10/100/1000 Mbps 管理ポートまたはコンソール ポートを使用したスイッチ管理
  CLI ベースのコンソールによる詳細なアウトオブバンド管理
  インバンド スイッチ管理
  ロケータ/ ビーコン LED
  コンフィギュレーション ロールバック
  SSHv2
  Telnet
  AAA
  RBAC を使用した AAA
  RADIUS
  TACACS+
  Syslog
  組み込みのパケット アナライザ
  SNMP v1 v2 、および v3
  拡張 SNMP MIB のサポート
  XML NETCONF )のサポート
  リモート モニタリング(RMON
  管理トラフィックに Advanced Encryption Standard AES )を使用
  CLI および SNMP でのユーザ名とパスワードの統一
  Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル(MS-CHAP
  スイッチと RADIUS サーバの間の管理のためのデジタル証明書
  Cisco Discovery Protocol バージョン 1 および 2
  RBAC
  物理インターフェイス、PortChannel VLAN での SPAN
  ERSPAN バージョン 2 および 3
  インターフェイスごとの入出力パケット カウンタ
  Network Time Protocol NTP
  Cisco OHMS
  包括的なブートアップ診断テスト
  Cisco Call Home
  Cisco DCNM
  アクティブ バッファ モニタリング
  PTP IEEE 1588 )境界クロック

表 10.                 管理機能および標準規格のサポート

説明

仕様

MIB サポート

一般的な MIB

  SNMPv2-SMI
  CISCO-SMI
  SNMPv2-TM
  SNMPv2-TC
  IANA-ADDRESS-FAMILY-NUMBERS-MIB
  IANAifType-MIB
  IANAiprouteprotocol-MIB
  HCNUM-TC
  CISCO-TC
  SNMPv2-MIB
  SNMP-COMMUNITY-MIB
  SNMP-FRAMEWORK-MIB
  SNMP-NOTIFICATION-MIB
  SNMP-TARGET-MIB
  SNMP-USER-BASED-SM-MIB
  SNMP-VIEW-BASED-ACM-MIB
  CISCO-SNMP-VACM-EXT-MIB

イーサネット MIB

  CISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIB

設定 MIB

  ENTITY-MIB
  IF-MIB
  CISCO-ENTITY-EXT-MIB
  CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB
  CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB
  CISCO-SYSTEM-MIB
  CISCO-SYSTEM-EXT-MIB
  CISCO-IP-IF-MIB
  CISCO-IF-EXTENSION-MIB
  CISCO-NTP-MIB
  CISCO-IMAGE-MIB
  CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB

モニタリング MIB

  NOTIFICATION-LOG-MIB
  CISCO-SYSLOG-EXT-MIB
  CISCO-PROCESS-MIB
  RMON-MIB
  CISCO-RMON-CONFIG-MIB
  CISCO-HC-ALARM-MIB

セキュリティ MIB

  CISCO-AAA-SERVER-MIB
  CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB
  CISCO-COMMON-ROLES-MIB
  CISCO-COMMON-MGMT-MIB
  CISCO-SECURE-SHELL-MIB

その他の MIB

  CISCO-LICENSE-MGR-MIB
  CISCO-FEATURE-CONTROL-MIB
  CISCO-CDP-MIB
  CISCO-RF-MIB

レイヤ 3 およびルーティング MIB

  UDP -MIB
  TCP-MIB
  OSPF-MIB
  OSPF-TRAP-MIB
  BGP4-MIB
  CISCO-HSRP-MIB
  PIM-MIB

規格

  IEEE 802.1D :スパニング ツリー プロトコル
  IEEE 802.1p CoS による優先順位付け
  IEEE 802.1Q VLAN タギング
  IEEE 802.1s :スパニング ツリー プロトコルの複数 VLAN インスタンス
  IEEE 802.1w :スパニング ツリー プロトコルの高速再構成
  IEEE 802.3z :ギガビット イーサネット
  IEEE 802.3ad Link Aggregation Control Protocol LACP
  IEEE 802.1ax Link Aggregation Control Protocol LACP
  IEEE 802.3ae 10 ギガビット イーサネット
  IEEE 802.3ae 40 ギガビット イーサネット
  IEEE 802.1ab LLDP

RFC

BGP

  RFC 1997 BGP コミュニティ アトリビュート
  RFC 2385 TCP MD5 シグネチャ オプションによる BGP セッションの保護
  RFC 2439 BGP ルート フラップ ダンピング
  RFC 2519 :ドメイン間ルート アグリゲーションのフレームワーク
  RFC 2545 BGPv4 マルチプロトコル拡張の使用
  RFC 2858 BGPv4 のためのマルチプロトコル拡張
  RFC 3065 BGP のための自律システム コンフェデレーション
  RFC 3392 BGPv4 によるケイパビリティ アドバタイズメント
  RFC 4271 BGPv4
  RFC 4273 BGPv4 MIB BGPv4 のための管理対象オブジェクトの定義
  RFC 4456 BGP ルート リフレクション
  RFC 4486 BGP 中止通知メッセージのサブコード
  RFC 4724 BGP のためのグレースフル リスタート メカニズム
  RFC 4893 4 オクテット AS 番号空間に対する BGP のサポート

OSPF

  RFC 2328 OSPF バージョン 2
  8431RFC 3101 OSPF Not-So-Stubby-Area NSSA )オプション
  RFC 3137 OSPF スタブ ルータ アドバタイズメント
  RFC 3509 OSPF エリア境界ルータの代替実装
  RFC 3623 :グレースフル OSPF リスタート
  RFC 4750 OSPF バージョン 2 MIB

RIP

  RFC 1724 RIPv2 MIB 拡張
  RFC 2082 RIPv2 MD5 認証
  RFC 2453 RIP バージョン 2
  IP Services
  RFC 768 User Datagram Protocol UDP
  RFC 783 Trivial File Transfer Protocol TFTP
  RFC 791 IP
  RFC 792 Internet Control Message Protocol ICMP
  RFC 793 TCP
  RFC 826 ARP
  RFC 854 Telnet
  RFC 959 FTP
  RFC 1027 :プロキシ ARP
  RFC 1305 Network Time Protocol NTP )バージョン 3
  RFC 1519 :クラスレス ドメイン間ルーティング(CIDR
  RFC 1542 BootP リレー
  RFC 1591 :ドメイン ネーム システム(DNS )クライアント
  RFC 1812 IPv4 ルータ
  RFC 2131 DHCP ヘルパー
  RFC 2338 VRRP

IP マルチキャスト

  RFC 2236 :インターネット グループ管理プロトコル、バージョン 2
  RFC 3376 :インターネット グループ管理プロトコル、バージョン 3
  RFC 3446 PIM および MSDP を使用したエニーキャスト ランデブー ポイント メカニズム
  RFC 3569 SSM の概要
  RFC 3618 Multicast Source Discovery Protocol MSDP
  RFC 4601 Protocol Independent Multicast - Sparse Mode PIM-SM ):プロトコル仕様(改訂)
  RFC 4607 IP のための Source-Specific Multicast
  RFC 4610 PIM を使用したエニーキャスト ランデブー ポイント
  RFC 5015 PIM BiDir
  RFC 5132 IP マルチキャスト MIB

ソフトウェア要件

Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは、Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.0 以降でサポートされます。Cisco NX-OS は、このデータ シートに記載されたネットワーキング標準に準拠した、Cisco IOS ソフトウェアなどのネットワーキング OS と相互運用できます。

適合標準規格

11 に、Cisco Nexus 3000 シリーズが適合する標準規格の概要を示します。

表 11.                 適合標準規格 :安全性および EMC

仕様

説明

適合規格の遵守

  本製品は、指令 2004/108/EC および 2006/95/EC による CE マーキングに準拠しています。

安全性

  UL 60950-1 2
  CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1 2
  EN 60950-1 2
  IEC 60950-1 2
  AS/NZS 60950-1
  GB4943

EMC:エミッション

  47CFR Part 15 CFR 47 )クラス A
  AS/NZS CISPR22 クラス A
  CISPR22 クラス A
  EN55022 クラス A
  ICES003 クラス A
  VCCI クラス A
  EN61000-3-2
  EN61000-3-3
  KN22 クラス A
  CNS13438 クラス A

EMC:イミュニティ

  EN55024
  CISPR24
  EN300386
  KN24

RoHS

鉛プレスフィット コネクタを除き RoHS 5 に準拠

発注情報

12 に、Cisco Nexus 3548-X3524-X3548-XL、および 3524-XL の発注情報を示します。

表 12.                 発注情報

製品番号

説明

シャーシ

N3K-C3548P-XL

Nexus 3548-XL スイッチ、48 SFP+

N3K-C3524P-XL

Nexus 3524-XL スイッチ、24 SFP+

N3K-C3548P-10GX

Nexus 3548-X スイッチ、48 SFP+

N3K-C3524P-10GX

Nexus 3524-X スイッチ、24 SFP+

NXA-FAN-30CFM-F

N2K/3K 個別ファン、標準エアーフロー(ポート側排気)

NXA-FAN-30CFM-B

N2K/3K 個別ファン、リバース エアーフロー(ポート側吸気)

N2200-PAC-400W

N2K/3K 400 W AC 電源、標準エアーフロー(ポート側排気)

N2200-PAC-400W-B

N2K/3K 400 W AC 電源、リバース エアーフロー(ポート側吸気)

N2200-PDC-400W

N2K/3K 400 W DC 電源、標準エアーフロー(ポート側排気)

N3K-PDC-350W-B

N2K/3K 350 W DC 電源、リバース エアーフロー(ポート側吸気)

ソフトウェア ライセンス

N3548-BAS1K9

Nexus 3000 レイヤ 3 Base ライセンス

N3524-LAN1K9

Nexus 3524 レイヤ 3 LAN Enterprise ライセンス(N3K-BAS1K9 ライセンスが必要)

N3548-LAN1K9

Nexus 3548 レイヤ 3 LAN Enterprise ライセンス(N3K-BAS1K9 ライセンスが必要)

N3548-ALGK9

Nexus 3500 Algo Boost ライセンス

NDB-FX-SWT-K9

Cisco Nexus Data Broker を使用したタップ/SPAN アグリゲーション ライセンス

N3548-24P-UPG=

Nexus 3524 追加 24 ポート ライセンス

スペア

NXA-FAN-30CFM-F=

N2K/3K 個別ファン、標準エアーフロー(ポート側排気)、スペア

NXA-FAN-30CFM-B=

N2K/3K 個別ファン、リバース エアーフロー(ポート側吸気)、スペア

N2000-PAC-400W=

N2K/3K 400 W AC 電源、標準エアーフロー(ポート側排気)、スペア

N2000-PAC-400W-B=

N2K/3K 400 W AC 電源、リバース エアーフロー(ポート側吸気)、スペア

N2200-PDC-400W=

N2K/3K 400 W DC 電源、標準エアーフロー(ポート側排気)、スペア

N3K-PDC-350W-B=

N3K シリーズ 350 W DC 電源、リバース エアーフロー(ポート側吸気)、スペア

N3K-C3064-ACC-KIT=

Nexus 3548 アクセサリ キット(Nexus 3064 と同一)

製品の持続可能性

シスコの環境、社会、ガバナンス(ESG)イニシアチブおよびパフォーマンスに関する情報は、シスコの CSR および持続可能性レポートで提供されます。

表 13.                 製品持続可能性

持続可能性に関するトピック

参照先

全般

製品の材料に関する法律および規制に関する情報

資料

製品、バッテリ、パッケージを含む電子廃棄物法規制に関する情報

WEEE 適合性

製品の回収および再利用プログラムに関する情報

シスコの回収および再利用プログラム

持続可能性に関するお問い合わせ

連絡先:csr_inquiries@cisco.com

素材

製品パッケージの重量と材料

連絡先:environment@cisco.com

保証

Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには、1 年間のハードウェア限定保証が付いています。保証には、返品許可(RMA)の受領後 10 営業日以内にハードウェアを交換するサービスが含まれています。

サービスおよびサポート

シスコは、データセンターへの Cisco Nexus 3000 シリーズの導入と最適化を成功させるために、各種サービスを用意しています。シスコの革新的なサービスは、運用効率の向上とデータセンター ネットワークの改善を目的として、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーをそれぞれに組み合わせて提供されます。シスコアドバンスドサービスは、アーキテクチャ主導型のアプローチによってデータセンター インフラストラクチャをビジネスの目的に合致させ、長期にわたる価値を提供します。Cisco SMARTnet サービスを利用すると、シスコのネットワーク専門家や高い実績を持つリソースにいつでも直接アクセスでき、ミッション クリティカルな問題を解決できます。このサービスでは、ご使用の Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチに関する予防的診断やリアルタイムのアラートが提供され、Cisco Smart Call Home サービス機能の利点をご活用いただけます。シスコのサービスは、ネットワーク ライフサイクル全体にわたって最大限に投資を保護し、ネットワーク運用の最適化、移行のサポート、IT 能力の強化を実現します。

Cisco Capital

目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション

Cisco Capital は、お客様が目標の達成、ビジネス変革の実現、競争力の維持に合ったテクノロジーを導入できるよう支援します。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。100 ヵ国あまりの国々では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および他社製製品を購入するのに、シスコの柔軟な支払いソリューションを利用して、簡単かつ計画的に支払うことができます。詳細はこちらをご覧ください

詳細情報

詳細については、https://www.cisco.com/go/nexus3000 を参照してください。Cisco Nexus Data Broker の詳細については、https://www.cisco.com/go/nexusdatabroker を参照してください。

 

 

 



[1] * 1 つの管理ポートだけが有効化され、アクティブになります。両方のポートを有効にする予定はありません。
[2] vPC WARP モードではサポートされません。詳細については、 コンフィギュレーション ガイド を参照してください。

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