Cisco UCS Director

Cisco UCS Director を使用した FlexPod の包括的な管理

ソリューション概要





Cisco UCS Director を使用した FlexPod の 包括的な管理



概要


今日、最高情報責任者(CIO)と IT マネージャが議論しているのは、ビジネスの俊敏性とデータセンターの応答性に関する戦略です。組織は、独立した IT アーキテクチャ モデルから、コンピューティング、ネットワーク、およびストレージ コンポーネントをあらかじめ統合する統合型インフラストラクチャ ソリューションへと移行を進めています。このアプローチにより、組織はコストを削減するとともに、IT 部門の柔軟性と俊敏性を高めることができます。

FlexPod は、シスコと NetApp が共同開発したデータセンター ソリューションです。Cisco Unified Computing System™ (Cisco UCS®)、Cisco Nexus® ファブリック、および NetApp FAS ストレージを基盤として構築された FlexPod は、仮想および物理両方の環境にある IT とビジネスの両方のアプリケーション向けにソリューションを提供できるよう設計されています。FlexPod は、長期にわたる投資保護を実現します。

課題


FlexPod はベスト プラクティスを基盤とした検証済みのソリューションで、リスクとエンジニアリング時間を削減しながら予測可能なサービス レベル契約(SLA)を提供します。各インフラストラクチャ レイヤをスケール アップまたはスケール アウトすることによって、アーキテクチャを変更しなくても、VDI、SAP、Oracle、Microsoft などのワークロードに対応できます。統合環境や仮想化環境だけでなく、物理環境においても、アプリケーションやビジネスの要件に合わせたセキュアなマルチテナントをサポートします。

Forrester が最近発表したレポートでは1、FlexPod プラットフォームがリスクを軽減し、9 ヵ月で ROI を達成してコストの節約を実現することが示されています。しかし、FlexPod だけでは今日のダイナミックなデータセンター運用に求められる柔軟性と俊敏性を十分に提供することはできません。課題は、コストを抑えつつ、柔軟性と俊敏性を高める方法を探ることにあります。その答えが自動化および管理ソリューションです。運用コストと資本コストをさらに削減し、チームのコラボレーションを向上させることによって、IT 運用効率が向上します。

ソリューション


Cisco UCS Director は FlexPod をサポートする不可欠なコンポーネントで、ひとつの画面から集中的に自動化およびオーケストレーションを行うことにより、包括的な管理が実現します(図 1)。FlexPod と Cisco UCS Director を連携させることで、IT 部門は業務時間の重点をインフラストラクチャの管理から新しいサービス提供へと移すことが可能になります。FlexPod と Cisco UCS Director の組み合わせによって得られるメリットは次の通りです。

  • 設計を変更することなく、大規模なデータセンター環境へ簡単にスケール アップまたはスケール アウトできる検証済みの統合アーキテクチャで、IT の敏捷性を強化
  • FlexPod プラットフォームのエンドツーエンド管理により、運用コストを大幅に削減しながら、顧客固有の期間に設定された傾向に基づいた使用率と消費に関するレポートをリアルタイムで提供
  • コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、および仮想化を担当するチーム間でのコラボレーションが強化されることで、リソース使用時に適用されるポリシーとプロセスを各分野の専門家が定義可能
  • ひとつのデータセンターだけでなく、世界中の複数のデータセンター全体における複数のインフラストラクチャ スタックをサポート
図 1 FlexPod と関連コンポーネントを単一ビューで管理可能なポータル

図 1 FlexPod と関連コンポーネントを単一ビューで管理可能なポータル


Cisco UCS Director の豊富なタスク ライブラリを利用すれば、FlexPod、Clustered ONTAP および Express Pod のワークフローをすばやく組み立て、構成、管理することができます。ワークフローはすぐに使用することも、インフラストラクチャ カタログにパブリッシュすることも可能です。特定のワークフローを組織全体、または組織構造に基づいた特定のグループに割り当てて、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)からインポートできます。このドラッグアンドドロップを使ったワークフロー デザイナ ツールにより、サービス エンゲージメントを利用したり、複数の製品ソリューションまたはサードパーティのアダプタを統合する必要がなくなります。

Cisco UCS Director のインストール中に、モデルベースのオーケストレーションによって、FlexPod 内の各コンポーネント レイヤの物理的関係と論理的関係をマッピングするインフラストラクチャ検出が行われます。この情報は、Microsoft SQL Server に保存されます。この情報の基本的な活用法のひとつは、実稼働に入る前にワークフローを検証することです。また、詳細なステータス、使用率、およびリソース消費に関するレポート作成にも使用されます。

データセンターがシンプルであることは稀であり、IT 部門は複雑なアプリケーションとさまざまな課題に直面しています。Cisco UCS Director と FlexPod を利用することで、IT 部門は自社に付加価値を与え、効率化の迅速な達成や事業目標のサポートの強化を実現します。

関連情報


FlexPod の詳細については、http://www.netapp.com/jp/solutions/flexpod/ を参照してください。

Cisco UCS Director の詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ucs/ucsd/index.html を参照してください。


1 NetApp の総合的な経済効果と Cisco の FlexPod データセンター プラットフォーム、2013 年 1 月