ダウンロードデータシートCisco IOS Firewall データ シートネットワークを公共のインターネットやプライベート WAN に接続すると、ネットワークはセキュリティの脅威に満ちた危険な環境にさらされることになります。ネットワークを接続することにより、セキュリティ侵犯、マルウェア、不要なアプリケーション トラフィックが発生する危険性が生まれ、その結果、収益や生産性が低下して、企業の評判が損なわれる場合もあります。 今日では、プライバシーの保護、国の安全保障、また多くの場合企業の説明責任を強化するために制定された、業界規制および政府/地方自治体の法規制に準拠することが強く求められています。こうした規制の一例が、カード会員のデータを受信、保管、または転送するすべてのベンダーに関係する PCI DSS(PCI データ セキュリティ基準)です。米国には、医療産業における HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)、金融サービス業界の GLBA(金融制度改革法)、会計分野の SOX 法(企業改革法)などの規制があります。EU(ヨーロッパ連合)のプライバシー保護法である Directive on Data Protection(データ保護条例)の規定では、EU 非加盟国への個人情報の転送は、許容レベルのプライバシー保護を提供している組織だけに制限されています。罰金、刑罰、および訴訟は、セキュリティ侵犯が発生して企業が法規制に違反した場合に被ることの一部にすぎません。 Cisco IOS® Firewall は、変化を続ける今日の脅威環境に必要となる脅威に対する防御機能を提供します。ターゲットを絞った攻撃が危険度を増し、従業員のモバイル化が進んだことで、ネットワーク境界の概念は大きく変化し、オフィス内と外の区別がなくなり、接続できる場所すべてがオフィス空間となりました。 ブランチ オフィスやホーム オフィスなどに幅広く展開される Cisco IOS Firewall は、広範囲なセキュリティをカバーし、統合型セキュリティ アプローチに不可欠な展開の柔軟性とコスト上のメリットを提供します(図 1)。 Cisco IOS Firewall は、簡単に使用できる、コスト効果に優れた認定済みのファイアウォール ソリューションです。
図 1 一般的な Cisco IOS Firewall の展開 Cisco IOS Firewall は、本社とブランチ オフィスの Cisco® サービス統合型ルータ上で稼働し、セキュリティ ゾーン ポリシーによってネットワークをセグメント化し、ブランチ オフィスのリソースを保護します。 Cisco IOS Firewall の機能および利点Common Criteria EAL4 認定を取得している Cisco IOS Firewall には、次のような利点があります。
表 1 に、Cisco IOS Firewall の機能を示します。 表 1 機能と利点
* 現在、Cisco ISR 1841、Cisco ISR 2800 および 3800 シリーズ、Cisco 3700 シリーズ マルチサービス アクセス ルータ、Cisco 7200 シリーズ ルータ、および Cisco 7301 ルータでサポートされています。 * Zone Based Policy Firewall ではなく、Classic IOS Firewall でのみサポートされます。 データ以外に対する脅威への対応:ユニファイド コミュニケーションの保護音声およびビデオも、セキュリティ攻撃のターゲットになります。電話料金詐欺などの懸念は、ユニファイド コミュニケーション環境においても従来の電話網と変わりません。また、今日では、会話のプライバシー、メッセージの機密性、およびユーザとデバイスの認証に関する法規制がいっそう厳しくなっています。したがって、ユニファイド コミュニケーションの対策では、グローバル組織に直接影響を与える SOX 法、GLB 法、HIPAA、PCI DSS、ヨーロッパの Basel II、およびその他の規定におけるセキュリティ要件をユニファイド コミュニケーション アーキテクチャの中で反映させる必要があります。セキュリティをインフラストラクチャの中に統合すれば、DoS 攻撃やワームのような、通常はデータ ネットワークを標的にしているものの、攻撃に成功すれば音声ネットワークにも影響を及ぼす可能性のある悪質なアクティビティを未然に防ぐことができます。 すべてのユニファイド コミュニケーション レイヤを組み込んだ包括的で体系的なアプローチでは、アプリケーション、エンドポイント、呼制御、およびネットワーク インフラストラクチャが考慮の対象となります。特にブランチ オフィスでは、シスコのサービス統合型ルータによって、音声とセキュリティ機能のすべてを同じデバイスに組み込むことができるので、ユニファイド コミュニケーションを簡単に保護できます。表 2 に、ユニファイド コミュニケーションを保護するための具体的なサポート内容を示します。 表 2 ユニファイド コミュニケーションを保護する機能
Cisco IOS Firewall の管理Cisco Configuration ProfessionalCisco Configuration Professional は、Cisco IOS ソフトウェアを実行している Cisco サービス統合型ルータおよび Cisco 7200 シリーズ/7301 ルータ用の GUI デバイス管理ツールです。このツールでは、LAN および WAN インターフェイス、Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)、ステートフルなアプリケーション ファイアウォール ポリシー用の高性能ウィザードおよび高度な設定サポートが提供されています。ファイアウォール ウィザードでは、高度、中度、低度のファイアウォール ポリシー設定を、ワンステップで展開できます。また、Cisco Configuration Professional は、ワンクリック ルータ ロックダウン機能、および Cisco TAC の推奨事項に基づいてルータ設定のチェックして変更を提案する革新的なセキュリティ監査機能を備えています。図 2 および図 3 に、ユーザ インターフェイスの例を示します。
図 2 Cisco Configuration Professional の GUI によるファイアウォール ポリシーの定義 Cisco Security ManagerCisco Security Manager は、エンタープライズクラスの管理アプリケーションで、シスコ デバイスの種別に依存せずに、シスコのネットワークおよびセキュリティ デバイスに対してファイアウォール、VPN、および IPS セキュリティ サービスを設定できます。このアプリケーションは、Cisco Firewall 製品ファミリをサポートする各種のシスコ デバイス間のファイアウォール ルールを管理する統合インターフェイスの役割を果たします。柔軟なルール指定方式により生産性の向上とルール構成の改善が可能で、強力なツールセットを使用して設定エラーを識別し、ファイアウォール ルールを最適化できます。
図 3 Cisco Security Manager の GUI によるファイアウォール ポリシーの定義 表 3 〜 11 に、Cisco IOS Firewall の製品仕様を示します。テストには Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(15)T6 および *12.4(22)T を使用しています。 表 3 パフォーマンスおよび容量
* ステートフル HTTP トラフィックの 64K HTTP オブジェクト サイズによる最大スループット 表 4 ファイアウォール サービスのサポート
* Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(20)T 以降が必要 表 5 アクセス制御のサポート
* Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(20)T 以降が必要 表 6 ルーティング ネットワークの統合のサポート
表 7 高度なインスペクション サービスのサポート
* Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(20)T 以降が必要 表 8 ユニファイド コミュニケーションのサポート
* Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(20)T 以降が必要 表 9 モニタリングおよび管理のサポート
* Classic Cisco IOS Firewall でのみサポート 表 10 IPv6 のサポート
* Classic Cisco IOS Firewall でのみサポート 表 11 プラットフォームのサポート
* サポート終了のルータ プラットフォーム 関連情報Cisco IOS Firewall およびその他のルータ セキュリティ テクノロジーの詳細については、次の Web ページを参照してください。
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