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シスコの宇宙用ルータ、軌道上での動作に成功

  * 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

2010 年 1 月18日、カリフォルニア州サンノゼ発

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は本日、軌道上における Cisco IOS® ソフトウェアのネットワーキング機能とシスコ製オンボード ルータのテストに成功し、Internet Routing in Space(IRIS)テクノロジーの重要なマイルストーンに到達したことを発表しました。商用静止衛星にインターネット プロトコル(IP)ルータが搭載されたのは、今回が初めてです。このルータは 2009 年 11 月 23 日、インテルサット衛星 IS-14 に搭載されて打ち上げられました。

概要

  • IRIS は、人工衛星やそれにかかわる宇宙船での使用を想定した高い放射線耐性を持つ IP ルータの開発プログラムです。
  • IRIS ペイロードは音声、ビデオ、データ通信をサポートし、政府機関、軍の各部隊、多国籍軍はインターネット プロトコルと地上にある既存の機器を使用して、互いに通信できるようになります。
  • IRIS は従来の衛星テクノロジーに改良を加え、ユーザに真のモバイル ネットワークを提供します。このネットワークでは方法や時間、場所の制約を受けずに接続および通信できるようになり、所定の固定インフラストラクチャに依存することなく常にユーザのニーズに適応することが可能です。
  • IRIS は地上にある複数の受信先にシングル ステップでデータを送信できるためテレポートへのダブルホップが不要となり、結果的に遅延を減少させてトランスポンダの利用率を向上させます。シスコ ルータおよびオンボード モデムのソフトウェアは軌道上でアップグレードできるので、高い柔軟性と投資収益率が得られます。
  • IRIS プログラムは米国国防省の Joint Capability Technology Demonstration(JCTD; 統合能力技術実証)の一環として、シスコと Intelsat General Corp. によって運営されています。IRIS ペイロードは 3 ヶ月間の JCTD 終了後、2010 年 4 月から商業用途に転用されます。
  • 軌道上テストは SEAKR Engineering の Application Independent Processor(AIP)を使用して行われ、オンボード ルーティングに必要なルータとソフトウェア無線機能をホストして衛星ルーティング機能の再構成と更新を地上から動的に実施しました。
  • シスコは今後、人工衛星メーカー、システム インテグレータ、エンド ユーザが、世界中で従来の地上ベースのネットワーク ポイント以外でもサービスを提供できるように支援していきます。
  • 世界トップクラスの衛星サービスを提供している Intelsat は、JCTD のテスト期間中だけでなく商用への転用後も IRIS ホスト ペイロードを搭載した IS-14 衛星の運用を継続する予定です。
  • Space Systems/Loral は、世界屈指の高い信頼性を持つ商用衛星プロバイダーであり、米国政府やテレビ放送局、無線通信業者、携帯電話会社、ブロードバンド サービス会社が世界中のあらゆる場所から通信できるように、サービスを提供しています。IRIS はこの Space Systems/Loral による「ホスト ペイロード」として商用衛星に搭載され、世界最大の衛星サービス企業である Intelsat に納入されました。
  • 今後、IRIS テクノロジーの政府ユーザ コミュニティに対する実証と IRIS 機能の活用方法の発見については、米国国防情報システム局が全面的な責任を担います。

コメント

  • シスコ グローバル ガバメント ソリューションズ グループ バイス プレジデント、スティーブン・ブーテル
    「今回到達したマイルストーンは、ボーダレス ネットワークを宇宙に拡大して衛星通信の定義を新たにするという私たちの戦略を、さらに 1 歩前進させるものです。このテクノロジーは、遅延を減少させて効率を高めることで世界の衛星通信に変革を起こします」
  • 宇宙防衛研究所の JCTD オペレーショナル マネージャ、マイケル・フローリオ氏
    「シスコの IRIS テクノロジーには、政府が衛星サービスを軍用やその他の通信に利用する方法を変革する可能性が秘められています。シスコやそのパートナーとともにこの画期的なテクノロジーをテスト、実証できることを、私たちはたいへん嬉しく思っています」
  • Intelsat General Corp. 社長、ケイ・シアーズ氏
    「この IRIS デモンストレーションは、宇宙でのインターネット ルーティングを実現し、最終的にインテルサット システムがより効率的に帯域幅を使用できるようにするための重要な第 1 歩です。地上のテレポートでルーティングをする必要がなくなれば、衛星リンクの効率、柔軟性、データ スループットを劇的に向上させられます」
  • SEAKR Engineering、IP および 再構成可能型プロセッサ担当ディレクタ、ポール・マーレー氏
    「私たちが今回の厳しい処理要件やスケジュールに対応できたことで、AIP 処理アーキテクチャのスケーラビリティと柔軟性が実証されました。IRIS は、これまでに衛星に搭載された中で最も強力な再構成可能型プロセッサであり、しかも商用衛星の調達期間に合せて納品されました」
  • Space Systems/Loral、セールスおよびマーケティング担当シニア バイス プレジデント、アーノルド・フリードマン氏
    「IRIS のような重要で画期的な宇宙関連テクノロジーを迅速に配備するにあたって、商用衛星は最善のソリューションを提供できます。私たちには、Intelsat のサービス用に高い信頼性を備えたプラットフォームを 40 年以上供給してきた実績があります」

参考リンク

  • IRIS モデムと IRIS ルータの写真
  • IRIS パートナーシップに関するビデオや詳細については、こちら [英語] を参照してください。
  • IRIS テクノロジーやその他の詳細については、こちら [英語] を参照してください。

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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