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ジョン・チェンバーズ(CEO)とデニス・パウエル(CFO)が語る、
2008年会計年度第2四半期の業績





2007年2月6日

シスコは、2008年会計年度第2四半期の業績発表を行いました。会長兼CEO(最高経営責任者)のジョン・チェンバーズとエグゼクティブ バイスプレジデント兼CFO(最高財務責任者)のデニス・パウエルは、シスコの業績とビジネスの見通しについて、次のように語りました。

今期はどのように特徴づけられるとお考えですか。

ジョン・チェンバーズ:今期も、製品、地域、顧客部門の観点で非常にバランスのよい結果を残すことのできた、好調な四半期となりました。総売上高も約98億ドル、前年比で16.5パーセント増という記録的な数字を達成しました。トップライン、ボトムラインともに数字を伸ばすことができたことに満足しています。

受注高の伸びも順調で、製品の受注対出荷比は約1となりました。GAAPベースの純利益は前年比7パーセント増の21億ドル、プロフォーマベースの純利益は前年比約14パーセント増の24億ドルとなりました。また、GAAPベースの1株当たり利益は33セント、プロフォーマベースの1株当たり利益は38セントでした。

顧客部門についても、コマーシャル市場部門、サービスプロバイダー部門、エンタープライズ部門全体で、非常にバランスのとれた四半期となりました。世界的なコマーシャル市場部門が引き続き最も安定しており、今期の受注高は前年比で約20パーセント増となりました。欧州地域を除き、中核となる世界的なサービスプロバイダー事業も引き続き好調で、Scientific Atlantaを除く受注高は、前年比で約20パーセント増となりました。また、公共部門を含む世界的なエンタープライズ事業も好調で、世界的な受注高は前年比で約11パーセント増となりました。

シスコは世界のビジネスにどのような影響を与えていると思われますか。

ジョン・チェンバーズ:シスコの思想的リーダーシップやテクノロジー アーキテクチャはもちろん、シスコがいかに企業や政府の目標達成を支援できるかということが、先進市場や新興市場の政府要人をはじめ、サービスプロバイダーや大企業の意志決定者にいたるまで、あらゆるレベルでますます理解されるようになってきています。この11月に訪れたインドと中国、そして先日出席したWorld Economic Forumでは、十数名近くの国家首脳や政府要人にお会いしました。また、最近訪れた中東湾岸諸国でも、受注高が順調な伸びを見せており、シスコにとってまたとないチャンスがあると考えています。

シスコのアーキテクチャ面および思想面でのリーダーシップを示す一例となるのがが、サウジアラビアです。2週間前に3日間滞在し、企業や政府のさまざまな指導者の方々とお会いしました。新しい経済都市の話や、インフラストラクチャ パートナーとしてシスコが果たす役割、また国際競争力を支えるシスコの役割など、さまざまな話題がのぼりましたが、いずれにしても、シスコのビジョンや戦略、執行力は、当初思い描いていたとおりの効果を表わしつつあるようです。また、シスコは政府や企業の指導者の信頼できるアドバイザーや導入の牽引役となることで、指導的立場を確立し、それによってさらなる成長を遂げることができます。例えば、今期、サウジアラビアの受注高は、前年比で70パーセント以上の伸びを記録しました。

コラボレーション技術やWeb 2.0テクノロジーについて伺いますが、シスコの事業戦略が他社と差別化されている点は何でしょうか。

ジョン・チェンバーズ:シスコは、導入実績や組織的な進化、新しいコラボレーション技術がもたらす生産性という点で、あらゆる企業をリードする立場でありたいと考えているのはもちろん、こうした技術が企業の未来にとってどのような意味を持つのかを、シスコ自らが示すことで競争優位に立てるものと考えています。ネットワークによって実現されるコラボレーションのおかげで、シスコは、1年にひとつかふたつの課題をこなすのではなく、本年度中に20の課題を目標とすることができます。シスコは、自社導入の経験をお客様と共有するのはもちろん、テクノロジーとビジネスの両方の観点からこうしたコラボレーション機能の導入を支援するために、製品アーキテクチャとノウハウを提供する上でベストを尽くしていきたいと考えています。

製品からプロセスへ、自社導入から実用化へと市場の変化をリードすること、そしてその指導的立場がシスコの未来にとってどのような意味を持つのかということの重要性は、いくら強調しても強調しすぎることはありません。テクノロジーの面でも、ビジネスモデルの観点からも、市場の変化を捉えることのできる能力が、シスコが成長を遂げている大きな要因になっていると思います。

昨年は各四半期ともに、思想的リーダーとしてのポジションを拡大し、コラボレーション機能の自社導入をさらに広げる一年となりました。シスコは、ネットワーク化されたWeb 2.0テクノロジーによって実現されるコラボレーションのアプローチを企業が取り入れることによって何が可能となるか、という例を自ら示すことができると考えています。また、企業やサービスプロバイダーのお客様をはじめ、主な業界アナリストの皆様からも、それを肯定する声が絶えず聞かれます。

そして、シスコにそれができるのは、業界は今後、インテリジェント ネットワークが果たす役割と、ネットワーク化されたテクノロジー機能によって実現される次世代の生産性モデルやビジネスデル、行政モデルによって進化していくのだという、シスコの考え方が根底にあるからに他なりません。

アドバンスト テクノロジー分野の進捗はいかがですか。ビジネスとテクノロジーの観点から見て、シスコはどの方向へ向かっているのでしょうか。

ジョン・チェンバーズ:アドバンスト テクノロジーの第1弾となる5つのテクノロジーは、今期売上高が前年比で約22パーセント増となり、トータルで約70億ドルのランレートを達成しました。これは、第1弾だけの数字です。WebExを加えたユニファイド コミュニケーションが引き続き収益増の先頭に立ち、前年比で約60パーセントの伸びを示しました。また、参考までに申し上げると、WebExを除いたユニファイド コミュニケーションの成長率は、前年比で30パーセント増でした。

シスコは新しい市場に参入して、成長と収益性の両方を達成できる力を持っているということもあり、アドバンスト テクノロジーの総売上高は、ルーティング製品の売上高を20パーセント以上も上回りました。このこともやはり、シスコがバランスのとれた製品ポートフォリオを持ち、新規市場や製品の隣接市場への参入をコンスタントに進めているということの現われに他なりません。

ビデオ システム、アプリケーション ネットワーキング システムなどに代表されるアドバンスト テクノロジーの第2弾は、現在27億ドルのランレートに近づきつつあり、売上高は前年比で31パーセントの伸びを示しました。 また一方で、まだ開発初期段階にある次世代の新しいテクノロジーによる第3弾の構想もスタートしています。製品のパイプラインはしっかりと確立されており、今後も大きな期待が持てるということです。

Q&A:2008年会計年度第2四半期の財務状況に関するデニス・パウエルのコメント

2008年度第2四半期の財務状況はどのように特徴づけられますか。

デニス・パウエル:トップラインの好調な成長も含め、今期の堅調な業績には満足しています。

第2四半期の総売上高は、前年比16.5パーセント増の98億ドルでした。ルーティング部門の売上高も、前年比18パーセント増の20億ドルを達成するなど引き続き好調で、これは特にCRS-1、7600、GSR製品ファミリが好調だったハイエンド ルータ ポートフォリオが前年比で27パーセント増を達成するなど、引き続き成長したことが一番の要因だと思います。一方、スイッチング部門の売上高は、モジュラ型製品・固定型製品ともにバランスのとれた成長を見せ、前年比11パーセント増の33億ドルを達成しました。アドバンスト テクノロジーの総売上高は、前年比25パーセント増の24億ドルで、特にユニファイド コミュニケーション、ストレージ、ビデオ システム部門が好調でした。その他の製品の売上高はトータルで、前年比9パーセント増の5億2,300万ドルでした。

サービスの総売上高は、すべての地域で順調な伸びを見せ、前年比約18パーセント増となる16億ドルを達成しました。特に、アドバンスト サービスが37パーセント増を達成したことに満足しています。

地域別の総売上高は、欧州市場と日本の前年比8パーセント増から、エマージング マーケットの53パーセント増まで、幅広い結果となりました。エマージング マーケットの売上高の成長率は、出荷が増加したこと、前回の繰延収益が計上されたことによって、受注高の成長率を上回りました。

GAAPベースの純利益は、前年同期が19億ドルであったのに対し、今期は21億ドルでした。また、プロフォーマベースの純利益は、前年同期が21億ドルであったのに対し、今期は24億ドルとなり、前年比で14パーセント増となりました。 GAAPベースの1株当たり利益は今期、完全希釈ベースで前年同期の31セントから33セントに増加しました。

また、プロフォーマベースの1株当たり利益は、完全希釈ベースで前年同期の33セントから38セントに増え、前年比で15パーセント増となりました。

第2四半期末における現金および現金等価資産ならびに投資総額は227億ドルで、第1四半期から20億ドル減少しました。また、今期の営業活動によるキャッシュフローは24億ドルで、ストックオプションの行使と社員による株式購入によって得られた収益は6億2,600万ドルでした。シスコはまた、40億ドル相当分の普通株を買い戻しました。すなわち、1億3,900万株の自社株を1株当たり平均28.67ドルで買い戻したことになります。

シスコはこのような安定感のある好調な業績によって、市場の変化を有利に活かしていくことができるものと考えています。今後も引き続き、多様なテクノロジー ポートフォリオに投資するとともに、新規市場や隣接市場にも参入していくことによって、将来的な成長を推進していく所存です。

* 当資料は、米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。米国で発表されたニュースリリースの内容は以下のWebサイトをご参照ください。
<http://newsroom.cisco.com/dlls/2008/hd_020608b.html >

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