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シスコ、アントワープの大学病院で被災者追跡システムを公開

2006 年 9 月 27 日、ベルギー アントワープ発)
シスコ システムズは、災害時に発生する負傷者の登録と識別を簡素化する新しいソリューションを発表しました。AeroScout (www.aeroscout.com)、CITS (www.citsolutions.be)、Intermec (www.intermec.be)、Orion Health (http://www.orionhealth.com/) と共同で開発されたソリューションは BeViTTS (Belgian Victim Tracking and Tracing System) と呼ばれ、災害発生時に、救急隊員が収集したデータを迅速に交換したり、自動処理することができます。シスコのモバイルおよびワイヤレス ネットワーク テクノロジーによって、重要な情報がリアルタイムに収集、保存され、救急隊員は Web ベースのポータルからこの情報にアクセスできます。このため、貴重な時間を無駄にすることがありません。

危機管理チームは、データベースに保存されている個人情報を対策センターからリモート参照できるので、直ちに必要な処置を施すことができます。病院などの危機サポート センターも、データベースに記録されている医療情報にアクセスできるため、被災者の到着と手当てを準備できます。

命を守るテクノロジー

アントワープの大学病院で BeViTTS について説明したのは、病院の救急診療部門を統括し、地域の災害計画で医療支援責任者を務めるラック ビューコート (Luc Beaucourt) 教授です。「災害発生時に、明快で正確な情報を効率的に収集し、適切な人や機関に迅速に伝えることは、文字どおり生死にかかわる問題です。外傷を負ってからの最初の 1 時間は、医療業界で通常『ゴールデン アワー』と呼ばれ、治療方法の決定に大きく影響します。このため、被災者、特に重傷者には、適切な手当てを迅速に施すことが重要です。そのためには、できれば被災地で、正確で迅速な身元の特定と登録を行う手順が欠かせません。最寄の救急医療サービスだけでなく、必要な収容力と医療設備を持った病院にも、事前通知と正確な情報を適切に伝える必要があります。情報は、被災者の家族や、被災地の住人にとっても重要であることは言うまでもありません。」と、ビューコート博士は説明します。

「情報収集と、被災地の救急医療サービス間のコミュニケーションの現状には、改善すべき点がかなりあります。災害管理に対する制限された、または自動化されていない、手作業によるアプローチと、電子データ処理よりも書類を信頼する従来からの傾向が、対応が遅れる大きな原因となっています。さらに、人的なエラーのリスクは非常に大きく、時には命を失う事態さえ招いています。今日お見せするデモは短時間ですが、とてもリアルです。このデモで、別の方法を示すことができればと思っています。災害の救援の効率を高めるために必要な、つまり、尊い人命を救うために必要な技術的なツールは、すでに整っており、実際に導入している国もあるほどです。」と、自身もコンティチ市の消防署でボランティア隊員を務めている、シスコのビジネス デベロップメント マネージャ、ジョン ビークルマンズ (John Baekelmans) は訴えます。

オランダから得たヒント

ベルギーの被災者追跡システム (BeViTTS) の中心は、MAR (Mobile Access Router) と呼ばれる Cisco 3200 シリーズ ワイヤレスおよびモバイル ルータです。このデバイスは、小型、強力で、非常に柔軟性が高いため、車両内およびその周辺でワイヤレス ネットワーク接続を構築するのに適しています。このデバイスは、多くの異なる、有線および無線のネットワーク接続をサポートし、接続するネットワークを自動的に切り替えることができます。使用可能な接続が複数ある場合は、帯域幅が最も広い接続がインテリジェント ルータによって自動的に選択されます。Cisco 3200 シリーズ ワイヤレスおよびモバイル ルータの詳細については、http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps272/index.html を参照してください。

シスコ システムズは、その他のテクノロジー プロバイダーと緊密に協力して被災者追跡システムを開発しました。AeroScout は、WiFi 標準に基づいたアクティブ RFID タグ、および病院の出入りを検出するチェック ポイント励振器を提供しています。CITS は、バックエンドとポータル インフラストラクチャを提供しています。Orion Health は、CITS がBeViTTS ポータルの開発にプラットフォームとして使用したポータル作成および統合ソフトウェアのベンダーです。また、Intermec は、システムのワイヤレス RFID リーダーを提供しています。最も重要なヒントは、シスコが技術を提供した、オランダの被災者追跡システムから得られました。このシステムは、過去数年間オランダで綿密にテストされ、現在では公式に配備されています。オランダの被災者追跡システムの詳細については、http://www.cisco.com/web/strategy/docs/gov/Cisco_SVS.pdf を参照してください。

オランダの救急医療サービスでは、被災者の登録と特定に現在も従来のバーコードを利用していますが、ベルギーでは RFID テクノロジーを採用しました。高周波識別 (RFID) は、電波を利用して物体、動物、人物などを識別します。AeroScout のタグは、病院用にシスコのワイヤレス ネットワークを利用することで、専用の位置情報用ネットワークの必要性をなくし、スケーラブルで、管理が容易なソリューションを提供します。この技術は、データ収集が困難で、予想不可能な状況や、バーコードがはっきりと見えない可能性のある状況に特に適しています。

ヨーロッパの情勢

ベルギーの被災者追跡システムに類似したシステムは、オランダ以外でも展開されています。ドイツでは、被災者の登録と追跡に GPS と GPRS 技術を使用する実験が進行中です。GPS 追跡システムから送られた情報は、既存のネットワークを通じて GPRS メッセージとしてバック エンドにリアルタイムで転送されます。

シスコ システムズでは、本質的に関連しているこれらのイニシアティブはどれも国営であり、その特性は比較的限定されていると考えています。ヨーロッパ全体を対象とした、より包括的なプロジェクトの基盤の形成は、ジョン ビークルマンズが担当します。彼は、「このようなプロジェクトは、災害発生時などの危機的状況の際、データ交換の標準または新しい XML 形式を比較的短期間のうちに定義できると思います。」と結びました。

AeroScout 社について

AeroScout 社は、エンタープライズ向け視認ソリューションで受賞暦があり、Wi-Fi ワイヤレス ネットワーキング標準を利用した、正確な位置情報ソリューションを提供しています。AeroScout 社のシステムには、リアルタイム位置情報サービス (RTLS)、長距離アクティブ RFID、遠隔測定、要所視認などがあり、すべてがコスト効率の高い単一のインフラストラクチャに統合されています。屋内、屋外にある重要な資産や人物の場所を特定する AeroScout 社の標準ベースのアプリケーションは、数多くの業界で、事業やコスト削減に利用されています。AeroScout 社は、米カリフォルニア州サンマテオに本拠を置く民間企業です。詳細については、www.aeroscout.com を参照してください。

AeroScout は AeroScout, Inc. の登録商標です。Wi-Fi は Wi-Fi アライアンスの商標です。Cisco Systems は Cisco Systems, Inc. の商標です。その他すべての商標は、該当する各所有者に属します。記載されている情報は、事前の通告なく変更される場合があります。

シスコシステムズ社について

Cisco Systems, Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。シスコに関するニュースならびに関係資料は http://www.cisco.comでご覧いただけます。

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