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シスコが包括的なデジタル メディア システムを発表

2006 年 9 月 26 日

インターネットの世界でビデオとオーディオ アプリケーションへの対応が進む中にあって、企業が通信ネットワークを介して安定的な高品質のデジタル メディアを効率的に供給するためのオプションは限られていました。 同時に、デジタル メディアの成長により、この前途有望な新しい通信形態を容易に作成、管理する手段が存在せず、その登場が待ち望まれていました。 しかし今月、シスコ システムズは、企業がこの障害を乗り越えるための、ネットワーク製品のテクノロジー スイートを発表しました。 シスコの Digital Media System (DMS) は、デジタル メディア コンテンツを作成、管理し、インターネットなどのネットワークを通じてライブまたはオンデマンドで配信するための、包括的に統合された最初の製品スイートです。

Digital Media System は、シスコのエマージング マーケット テクノロジー グループの一部です。 このグループは、シスコ社内で「社内ベンチャー」と呼ばれている業務を監督しています。 Digital Media System をはじめ、グループのその他の製品を開発したチームは、シスコが持つ豊富な内部知的リソースと技術リソースを活用し、新しいビジネスを起業する場合と同様に、新しい技術に集中し、開発します。 Digital Media System は、このような努力から生まれた最新の成果です。 News@Cisco では、この Digital Media System について、また、ブロードバンド ネットワークが持つ通信手段としての大きな可能性を企業が利用する上で、この新製品がどのように役立つかについて、シスコのエマージング マーケット テクノロジー グループ担当副社長兼ゼネラル マネージャを務めるマーティン デ ビア (Marthin De Beer) に話を聞きました。

シスコの Digital Media System は、どのような課題を解決するために開発されたのですか?

マーティン デ ビア: ネットワーク経由で配信されるデジタル メディアを作成、管理するには、多くの場合、ベンダーが異なる各種コンポーネントを組み合わせる必要があります。これは、時間のかかる手作業とカスタム インテグレーションを必要とする、複雑で高コストな作業です。 Digital Media System には、デジタル コンテンツ、特にストリーミング ビデオとオーディオの管理と配信に必要なすべてのコンポーネントが含まれています。 洗練されたコンポーネントを統合セットとして提供することで、企業がデジタル メディア コミュニケーションの利点を適切なコストで活用するお手伝いができると思います。

Digital Media System はどのようなコンポーネントから構成されるのですか?

マーティン デ ビア: シスコの Digital Media System には、デジタル メディア エンコーダ、デジタル メディア マネージャ、ビデオ ポータル ビューアが含まれます。 DMS は、Windows Media、Real Networks、Apple の QuickTime、MPEG-4、Adobe の Flash plug-in など、すべての主要フォーマットをサポートしています。 Digital Media Manager システムを利用することで、エンコード済みビデオ ストリームを各種配信デバイスに最も適したフォーマットでパブリッシュできます。 また、シスコのネットワーク テクノロジーは独自の SONA アーキテクチャに基づいているので、定義しなおされたデジタル メディア イメージを通信ネットワーク経由で配信できるように、システムの機能をさらに拡張することができます。

シスコはネットワーク ルータやスイッチで知られていますが、なぜシスコがこのような製品を提供するのでしょうか?

マーティン デ ビア: 手短に言えば、これは、お客様に導かれて開発された製品だということです。 さまざまな企業で、従業員、顧客、パートナー、または他のグループとのコミュニケーションにデジタル オーディオやビデオを使用する必要性は大きく高まっており、ビジネスに不可欠なものになろうとしています。 Digital Media System の背景にあるアイデアは、デジタル メディアの作成、管理、配信という、シスコ自らのニーズから得られたものです。 特にこの News@Cisco の Web サイトがそうですが、ここ数年、シスコは自社のコミュニケーション手段としてビデオを使用してきました。 お客様は私たちの活動を目にし、この問題に対するシスコの考えを求めてきました。 このニーズが大きなマーケットになろうとしていることに気付き、すべてが始まったのはそのときです。 自社のデジタル メディア システムを運用してきた経験は、デジタル メディアの使用という課題を解決する包括的なソリューションを開発するスタート ポイントとなりました。

ビデオやオーディオの高品質映像を配信するベスト ソリューションを探す上で、ユニークな考え方ができたのは、インターネット プロトコル、つまり IP での経験のほうが重要だったかもしれません。 シスコは IP テレフォニーの分野を切り開いてきました。需要がより大規模であるという点を除けば、ビデオは音声と似たようなものです。 ネットワーク上を流れるコンテンツの品質を確保することが重要だということは、両者に共通しています。 デジタル コンテンツを効率的に作成、管理し、IP ベースのネットワークで配信するための製品スイートを開発できたのは、ネットワークに関する豊富な知識がシスコにあったからです。

ここ数年、ストリーミング メディアの利用が一般的になってきました。 シスコが、このタイミングでコンテンツ管理システムを発表するのはなぜですか?

マーティン デ ビア: デジタル メディアの作成と管理の重要性がこれまでになく高まっているのには、いくつかの並行する理由があります。 インターネットは、初のグローバル ブロードキャスト プラットフォームになりました。 ブロードバンド ネットワークの登場により、現在では、高品質のデジタル メディア、特にビデオを送信したり、再生したりすることができます。 同時に、人々は、今はまだデジタル メディアを職場以外で利用していますが、職場での利用も期待され始めています。 YouTube などの Web サイトの爆発的な人気は、デジタル ビデオ コミュニケーションがどれだけ容易になったかを表しています。 もう一つ挙げれば、デジタル メディアは、文章はもちろん、画像でさえも伝えることができなかった情報を伝えることができる、説得力のあるユニークなコミュニケーション媒体であると言えます。 これらの進歩から、私たちは、デジタル メディア システムの市場は今後 5 年から 7 年で 10 億ドルに成長すると考えています。

どのようなお客様が DMS を導入するのでしょう?

マーティン デ ビア: DMS は、社内、社外を問わず、伝えるべきメッセージを持つあらゆる企業を対象に設計されています。 もちろん、ビジネスのグローバル展開によって、地理的な要因から密度の高いコミュニケーションが妨げられている可能性が高い、フォーチュン 1000 企業は有力候補です。 しかし、DMS は、メッセージを伝える相手が広範囲にわたる学校や NPO、政府機関などの組織にも同じように魅力的です。

企業が発信する一般的な通信用のビデオ オンデマンドとライブ Web キャスティングを対象とした、今回の初めてのデジタル メディア システムの先には、シスコのテクノロジーの有望なマーケットがさまざまな専門分野に広がっています。 たとえば、薄型テレビの技術が進歩したことで、最近の企業は紙媒体の広告の代わりに「電子看板」と呼ばれるデジタル メディアを利用しています。 この技術は、北米ではまだ一般的ではありませんが、ヨーロッパやアジアの多くの国々では急速に広まっています。 ヨーロッパの一部のスポーツ スタジアムなどでは、看板ではなく、巨大なフラット パネルに広告を表示しています。 この技術には、表示する広告を簡単に、また自動的に変更できるという、従来の看板にはない大きなメリットがあります。 これは、デジタル メディアの配信がさまざまな分野で増えていることを示す一例に過ぎません。 今後、テクノロジーの成熟化とともに、ネットワーク化されたデジタル メディア コミュニケーションの利用は急速に拡大し、効率的なデジタル メディア システムを求める声はさらに大きくなるであろうと考えています。

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