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米国 ニュースリリース


13の学区を管理する ISD 287 がCisco Unified Communications で24の拠点の業務を合理化

概要

米国ミネソタ州プリマスのIntermediate School District 287(以下ISD 287)は、高品質でコスト効率に優れたサービスを共同配信することで、担当学区の 11 万人の生徒の多種多様なニーズに対応しています。24カ所以上に散らばるISD 287 の拠点では、それぞれ異なる電話システムが使われていたことから、誰がどこにいるのかを探し出すことが難しく、また緊急時にすばやく情報を行きわたらせることはほぼ不可能な状態でした。本稿では、シスコ プレミア パートナーの Phenomenal Networks 社がCisco Unified Communications システムを設計・導入し、通信の合理化と拠点の統合を成功させた経緯について説明していくことにします。ISD 287 では、コスト削減に成功すると同時に、IT スタッフが旧式のシステムの管理から解放され、より戦略的なプロジェクトに集中して取り組めるようになりました。

2006年8月15日
ミネソタ州プリマスのISD 287 は、13 の地域の学校区が集まり、管理や特別教育といった各々のプログラムを補完・サポートする教育サービスおよびプログラムを提供するために設立した統合学区です。高品質でコスト効率に優れたサービスを共同配信することで、担当学区の 11 万人の生徒の多種多様なニーズに対応しています。

同学区は都市部の 24 カ所に拠点を持ち、新たなビルの建設や運営規模の拡大の計画もあったことから、電話システムの見直しを迫られていました。サービスセンターの電話システムは老朽化しており、新しいものに替える必要があったのです。また、新しく購入し、改装したばかりの特別教育用拠点にも、電話システムを導入しなければなりませんでした。24カ所以上に散らばる同組織の拠点では、それぞれ異なる電話システムが使われていたことから、誰がどこにいるのかを探し出すことが難しく、また緊急時にすばやく情報を行きわたらせることはほぼ不可能な状態でした。

ISD 287 のビジネス サービス担当ディレクタであるマーク・ケース(Mark Case)氏は、個別の電話システムを追加購入するよりも、完全統合型のネットワーク システムを導入するのが妥当だと考えていました。Voice over Internet Protocol (VoIP) 通信技術を使った統合ネットワークならば、通信に関するあらゆる問題を解決できるはずだ、と思ったのです。しかし、果たしてそのためのコストをまかなえるのかどうか、不安はありました。

「ISD 287 はいわゆるサービスセンターです。メンバーである学区からの支払いにより収入を得ていることから、コストは常に頭に入れておかなければならない問題なのです。地元のシステム インテグレータ数社に連絡を取り、コストと長期サポートなどの諸条件について慎重に検討を行いました」とケース氏は言います。

ケース氏が選択したのは、ミネソタ州エディナに本拠を置くPhenomenal Networks社でした。シスコ® プレミア認定パートナーである同社は、IP通信、ワイヤレス、セキュリティ、アドバンスト テクノロジーなど複数のシスコ スペシャリゼーションを取得しています。Phenomenal Networks 社は、ケース氏の質問と詳細な提案要求(RFP)に対する回答を提示しました。ケース氏が同社の勧める Cisco Unified Communications と他社の製品を比較した結果、同ソリューションが必要なネットワーク機能を備えており、1つの通信システムですべての拠点を一括してまかなえるほか、標準の構内交換機(PBX)ソリューションと同程度の価格で最新機能を提供するものであることが明らかになりました。

「ケース氏とそのチームから受け取ったRFPには、ISD 287 の要件が明確に示されていました。具体的なメリットが求められていたことから、現在そして将来の長期に渡り同社のニーズを満たすと思われる Cisco Unified Communications システムを提案したのです」と Phenomenal Networks 社社長のデイブ・シェファードソン(Dave Shepherdson)氏は説明します。

Phenomenal Networks 社はこれまでに、音声、ビデオ、データの複合ネットワークをはじめとする大規模なシスコ統合ネットワーク テクノロジーの設計と導入を複数手がけてきました。シェファードソン氏は自社の成功を、IP 通信技術、ワイヤレス、セキュリティの3分野にフォーカスした結果だと見ています。

シェファードソン氏はこう話します。「自分たちはこの3分野でトップを行くインテグレータだ、と思うことにしています。お客様がビジネス面で何を必要としているのか、そしてビジネス プロセスや投資収益率(ROI)に関してどういったことを望んでいるのかを理解するために、緊密な関係を築き、そのうえで目標達成に向けた最適なテクノロジーを導入する、というのが弊社のやり方です」

ISD 287 に対してPhenomenal Networks 社は、既存の PBXソリューションの代わりに Cisco Unified Communications を導入し、将来的なサービス拡張のための基盤を構築することを提案しました。ソリューションの内容は、Cisco Unified CallManager 呼処理ソフトウェア、Cisco Unityメッセージング、音声・ビデオ・データ用の Cisco Media Convergence Server、Cisco Catalyst® 3760 シリーズ スイッチ、Cisco Unified IP Phoneというものでした。

導入作業は、サービスセンターと、購入したばかりの特別教育ビルの2カ所から開始されました。初期導入のちょうど 1 カ月前に Phenomenal Networks 社のチームは、導入後にシステムが問題なく稼動するように、自社ラボで事前設定とテストを行いました。

現在ISD 287のメイン データセンターには、Cisco Unified CallManager、Cisco Unity、そしてCisco Emergency Responderにより機能強化された 911 緊急ダイヤル サポートからなる完全通信システムが装備されています。

「今回の導入プロジェクトのインフラはかなり大規模なものです。各ロケーションにシスコ音声ゲートウェイを導入し、それをスイッチと電話に接続する予定です」とシェファードソン氏は言います。最初の導入では、Cisco Unified IP Phone がサービスセンターに 210 台、新しいビルに 84 台設置されました。Phenomenal Networks 社では、全社員を対象に同IPフォンのトレーニングを実施しました。

シェファードソン氏は、「電話が変わることで戸惑いを覚える人もいます。新しいコンピュータ アプリケーションを使い始めるときと同じです。トレーニングを行い、うまく使いこなせるようサポートするのです」と言います。また、ISD 287の職員は、コーポレート ディレクトリやユニファイド メッセージングなど、Cisco Unified Communications に備わった新機能を歓迎しているということです。

次は新しい2階建てのビルへの導入を計画しており、続いて、残りの拠点にも順次ソリューションが配備される予定です。

ISD 287 の職員が新しい通信機能を歓迎する一方で、ケース氏と IT スタッフは、職員の移動、追加、変更を容易に行えるようになったことに満足しています。

「移動や、追加、変更はコストがかかるうえに、その間は IT スタッフがプロジェクトから一時抜ける必要があります。また、かつては電話通信がダウンする危険性が常にあったため、システムを常時稼動させるために多くの時間を費やしていました。Cisco Unified Communications のおかげで、IT スタッフは、メンバーへのサービスを改善するための戦略的なプロジェクトに集中して取り組むことができるようになりました」とケース氏は言います。

シェファードソン氏と Phenomenal Networks 社のスタッフは、IP 通信技術、ワイヤレス、セキュリティの 3 つの急成長分野にフォーカスし、それによって同社の昨年度の売上は2倍に伸びました。

「弊社では、今後数年間でもっとも企業の注目が集まる分野として、この 3 分野をとらえています。数年前から私たちは、成長が進むであろうと思われるエリアに力を注ぐようにしてきました。シスコとの協業に向けた投資は、Phenomenal Networks にとって、そして弊社のお客様にとっても、たいへんよい結果となって返ってきています。これまでに、すばらしいスタッフと共に、数々の優れたプロジェクトを手がけさせていただきました」とシェファードソン氏は言います。

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