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IPVision 社提供のシスコ IP ビデオ ソリューションによりショッピングセンターのセキュリティが向上

2006年7月19日

概要

Cisco SMBセレクト パートナーのIPVision社が開発したシステムを使うことで、大型ショッピングセンターを管理する不動産管理業者は、担当するサイトをリモートで監視できるようになりました。IPVision社は、シスコのワイヤレスおよびビデオ技術を用いたサーベイランス システムをBarclay Group社に提供。これによって、同社が管理するショッピングセンターにおいて盗難などの犯罪が激減しました。さらには、他州にあるショッピングセンターに関しても日々リモートでチェックできることから、計画どおりに保守を行うことが可能になっています。

Barclay Group社は、米国アリゾナ州スコッツデールにオフィスを構える不動産開発会社です。社員数ではSMB(中小企業)に分類されるものの、TargetやHome Depot、Rossなどの「アンカー(核となる)」テナントが入店する大型ショッピングセンターや近隣型ショッピングセンターの買収、開発、管理を行うなど、大規模なビジネスを展開しています。Barclay Group社は、アリゾナのほかフロリダとテキサスにもショッピングセンターを所有しており、これらすべてに対して、セキュリティや保守、法的責任のための常時監視を続けることに困難を感じていました。そこで、ほかのセキュリティ会社のものとは一線を画すIPビデオ サーベイランスを提供していた、Cisco SMBセレクト パートナーのIPVision社と契約を結ぶことにしたのです。

IPVision社のオペレーション担当副社長であるベン・グリーン(Ben Green)氏がはじめてBarclay経営陣と会ったのは、最初に作られたショッピングセンターの1つが抱えるセキュリティ問題の解決策をBarclay Group社が模索していたときのことでした。当時、犯罪は増加の一途を辿っており、Barclay Group社では警備員の巡回にまつわるコストと非効率さの問題に頭を悩ませていました。ショッピングセンター内に警察官の姿があれば防犯に効果的なことから、非番の警察官を雇うためのコストがかさんでいたのです。そこでグリーン氏は、大型ショッピングセンターでの盗難防止にIPビデオ サーベイランスがいかに効果的に働くかを示すためのデモを行いました。

「この種のテクノロジーについては重要視していなかったのですが、当社が管理するほかのショッピングセンターでIPビデオ サーベイランス システムを導入したところ、店舗侵入の問題が解消されたという話を聞いたのです」とBarclay Group社の不動産管理担当副社長であるデブ・フライ(Deb Fry)氏は話します。この成功例を受けて、フライ氏は多くのセキュリティ問題を抱えるショッピングセンターにカメラを設置することにしました。現在、Barclay Group社が管理するほかの2つのショッピングセンターでも、シスコ機器を使ったIPVision社のワイヤレスIPビデオ サーベイランス システムが利用されており、将来的には5つの州にあるすべてのショッピングセンターにまで適用範囲が拡張されることになっています。また、ほかの8つのショッピングセンターを担当している管理会社でも、近々、同技術を導入する予定だということです。

IPVision社のソリューションは、シスコのワイヤレス ネットワーク機器、Cisco 1800 シリーズ統合サービス ルータ、および駐車場周辺に設置する複数のCisco Aironet 1240AG (1200) シリーズ アクセス ポイントで構成されています。IPVision社は入念なサイト調査を行ない、カバー範囲ができるだけ広くなるように気を配り、アンテナの設置場所を決定。また、各ショッピングセンターの個別のニーズに合わせて、目的に応じた複数のインターフェイスを設計しています。

Barclay Group社は、ショッピングセンターのテナントにも高いセキュリティ意識を持ってほしいと考えていました。また、予防的なセキュリティ対策を取ることで、安全な環境で買い物をしているという共通の安心感が生まれます。よって、このセキュリティ システムの購入者と所有者はBarclay Group社となっていますが、Targetをはじめとするすべての店舗に、共通の保守項目として費用が請求されています。

IPVision社とシスコによるソリューションの効果はてきめんで、ショッピングセンターでの犯罪が劇的に減少しました。

フライ氏は「誰でも、犯罪の現場を撮影されるのは嫌に決まっています」と言います。Barclay Group社では、駐車場内での行動をカメラで監視・録画し、その映像を犯罪防止に役立てる旨の注意書きを掲示しています。最初のショッピングセンターでは、IPVision社のワイヤレス ビデオ サーベイランス ソリューションを導入して1カ月で、配置する非番警察官を大幅に減らすことができ、8カ月間で自動車盗難が16件から4件に減少しました。その後も犯罪の発生数が最小限に抑えられ、非番警察官の利用もごく限られた範囲に留まっています。警備員は一度に一箇所しか見回ることができないが、カメラならすべての場所を同時にカバーできる、とフライ氏は指摘します。

また、ソリューションによる効果はセキュリティだけに留まりません。リモートでの監視が可能になったことで、IPVisionとBarclay Groupの両社にさらなるメリットがもたらされています。

「多くの場合、わざわざ誰かを点検に行かせる必要はありません。これは、私たちにとって真のROIです。かつてはセキュリティ会社に大金を払って、1時間ごとに見回りをしてもらうようにしていましたが、その約束は必ずしも守られてはいませんでした」とフライ氏は言います。IPVision社のシステムを使うことによって、Barclay Group社は自社が管理する不動産のひとつひとつを日々チェックすることができます。清掃係や庭師が予定どおりに来なければ、すぐに分かりますし、ゴミが散らかっていたり、照明が切れていたりすれば、ただちに保守スタッフを派遣することが可能です。フライ氏はまた、このビデオ サーベイランスが法的責任の観点からも価値あるものであると指摘します。たとえば、誰かが駐車場で転倒したと訴えてきた場合でも、Barclay Group社はその現場を録画しておき、本人に過失がなかったかどうかを見極めることができるのです。

フライ氏の熱い思いは各地に飛び火しているようです。グリーン氏によると、IPVision社のワイヤレス ビデオ サーベイランス システムに関する問い合わせの電話が、全米から連日寄せられているということです。

グリーン氏はこう話します。「IPVisionでは2年ほど前からこの技術に力を入れはじめました。そんな私たちの活動に即した製品を持っている唯一のベンダーがシスコで、設計や製品調達の面で力になってくれています。IPVisionはこれまでに、複数の新規導入を手がけてきたほか、既存のお客様の依頼による大規模な拡張プロジェクトにも携わってきました」

グリーン氏は、IPビデオ サーベイランス技術の用途は無限であると考えています。また、この技術は将来的にショッピングセンターのセールスポイントになるであろう、というのがフライ氏の見方です。

「IPVisionのシステムを使えば、テナントがそれぞれの店舗にビデオ サーベイランス システムを設置して、それらを当社のワイヤレス ネットワークと連携させることもでき、大幅なコスト削減が見込まれます。一般的に小型の店舗向けではないとされている、このようなセキュリティ対策が可能になるのです」とフライ氏は説明します。

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