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Internet To The Hogan(ホーガンにインターネットを) 宣言により、シスコが遠隔地にあるナバホ・ネーションへの主要サービスの提供を開始

ウィンドウ・ロックのチャプターハウスが、シスコネットワーク経由の IP 体験のモデル施設に

2006 年 4 月 18 日、ニューメキシコ州アルバカーキ発

シスコは本日、ナバホ・ネーション初の IP ネットワークの初期導入が完了したことを発表しました。660 台の電話から構成されるこの IP ネットワーク全体で、最終的には 2 万 7 千平方マイルに及ぶ 3 つの州に点在する 110ヶ所のチャプターハウスにすべてに対応します。この地域の大部分では、いまだに電気や舗装道路も整備されていません。シスコは、本日アルバカーキで行なわれた同社の「Connected Communities」イベントの中でこの発表を行ないました。このイベントは、IP とその機能が、一連の公的組織や民間団体に提供されることによって地域社会にもたらされる利益に焦点を当てたものでした。

シスコは今後も、ナバホ・ネーションの25 万人の市民の皆さんと連携して、遠隔地に住んでいるため十分なサービスを受けられない人々に一連のメリットを提供します。「Internet to the Hogan(ホーガンにインターネットを)」は、チャプターハウスや、ナバホの伝統的な住居であるホーガンなど、遠隔地域の世帯に接続性を提供する運動の総体的なイニシアチブです。IP ネットワークが導入される以前は、ナバホ・ネーションの住民は、社会、健康、教育、情報サービスを受けるためだけに12 時間もかけて長い距離を移動しなければなりませんでした。12カ月後に導入が完了する予定のこのネットワークが普及すれば、ナバホ・ネーションの住民は、1 本の回線から音声、ビデオ、データを利用して、大幅に少ないコストでさまざまなサービスをすばやく簡単に利用できるようになります。

  • 遠隔学習テレビ会議システムでは、アリゾナ州立大学やアリゾナ大学、ニューメキシコ大学やユタ大学など、ナバホ・ネーションに近い主要大学の授業が受けられます。
  • 遠隔医療により、内科患者は、より大きな都市の膨大な数の大規模医療施設にいる医師にアクセスして、より優れた医療サービスを受けられるようになります。
  • 1 日 4 時間もかけてバスで学校に通わなければならない生徒たちも、放課後、インターネットによる家庭学習で、より人口の多い地域の生徒達に後れをとらないようにできます。
  • その多くがナバホの方言しか話せない高齢者たちも、母語による農業の情報にアクセスできるようになります。
  • 住居、子供の健康保険、電子政府、求人リストや選挙などの中央政府サービスも、移動が何時間もかかるため、また車がないため利用できなかったこれまでと違い、最寄りのチャプターハウスと同様に身近なものになります。

「ナバホ・ネーションでは、ごく最近、荷馬車から自動車に移行して生活が改善されました。インターネットも同じことです」とナバホ・ネーションの情報技術担当ディレクター、ハロルド・スコウ(Harold Skow)氏は述べています。「教育、経済発展、不可欠なサービスへのアクセス、文化の保存と推進において、インターネットの導入がナバホの住民にもたらすメリットは計りしれません。さらに経費の削減によって、ほかのリソースに資金を使うことができるようになるばかりでなく、おそらく、切望していた収入源を生み出すことができるでしょう。ナバホ・ネーションでは、ネットワークの導入が完了すれば、この大幅に拡張されたネットワークとその関連機能によって、現在のネットワーク コストの 75 %相当を節約できると見込んでいます。

先月、ナバホ・ネーションは、本部であるウィンドウ・ロックの中央省庁にある Cisco Unified CallManager と Cisco Unity Voicemail サーバを使って、ネットワーク上での音声サービスの提供を開始しました。ホワイト・ロックのチャプターハウスでは、ほかの110ヶ所のチャプターハウスに先駆けて、IP テレフォニーサービスとビデオ サービスが導入されました。通話はIP ネットワーク経由で行なわれるため、住民はチャプターハウスに来れば、3 州のナバホ・ネーションにわたるほかのすべてのチャプターハウスに無料で電話をかけることができます。

「ナバホ・ネーションと協力して、遠隔地に住む人々に膨大な利益をもたらす堅牢で効率的なネットワークを確立できたことは、エキサイティングで充実した体験でした」と、シスコの連邦機関担当副社長、ブルース・クライン(Bruce Klein)は述べています。「ナバホ・ネーションは、多くのメリットの享受とコスト節約を目指し IP に移行した多数の連邦、州、地域の行政機関の仲間入りをしています。今年末にネットワークが完全に敷設され、110ヶ所のチャプターハウスすべてでサービスが利用可能になれば、これらのメリットは劇的に拡大するでしょう」

ITディレクターのスコウ氏は、将来見込まれるそのほかの利点として次のことを挙げています。

  • 電子政府を提供し、膨大な行政サービスへのアクセスを可能にするナバホ・ネーションの Web ポータル
  • ナバホの工芸品と観光地のアピールによる、観光事業の強化
  • ナバホ・ネーション向けの IT ワーク フォースとコール センターの開発による雇用
  • の創出
  • ナバホ民族およびほかの部族に関する幅広い情報リソースへの接続による、ナバホ・ネーション内外での文化の保存と推進
  • 災害復旧機能について、遠隔地にリーフレットを撒くという現在の方法を大幅に改

アルバカーキのイベントには、ニューメキシコ州上院議員のレオナルド・ソシー(Leonard Tsosie)氏も出席しました。同氏は、ナバホ・ネーションにネットワークをもたらした「Internet to the Hogan」法案の推進派です。「『Internet to the Hogan』プロジェクトは、ホーガンを立ち遅れさせないために、文化に配慮した方法で情報格差を埋めようとする試みです」とソシー上院議員は述べます。「子供や医療関連サービスを想定したこのプロジェクトは、ナバホ インディアン地域や近隣に住むすべての人々にとってのメリットとなります。このプロジェクトはすべての住民に向けたサービスとして大きな可能性を持っています」

シスコシステムズ社について

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