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グローバル トランスポーテーション システムが直面するキャパシティ危機の解決策について論じた書籍に、運輸業界のリーダー達が寄稿

シスコ、技術が未来の運輸に与える影響をグローバルな視点から見つめた書籍を刊行

2006 年 3 月 21 日、英ロンドン発

世界を代表する運輸組織の企業経営者、政府関係者、および業界識者の手によって、今日の 3 兆ドル市場である運輸業界が直面する重要課題に焦点を絞った書籍、『Connected Transportation(接続された運輸)』が完成しました。本日シスコより刊行されたこの本の中では、運輸サービスの需要拡大によって発生した課題、およびそれに関連して起こった混雑問題や既存インフラへの負担に対応するための有効な戦略策が提案されています。

シスコ インターネット ビジネス ソリューション グループ(IBSG)のプラビン・ラージ(Pravin Raj)、サイド・ホダ(Syed Hoda)、ハワード・ロック(Howard Lock)の 3 名が編集を担当した『Connected Transportation』には、パリ空港、香港空港管理局、ARINC 社、Bombardier 社、British Airways 社、DHL 社、欧州委員会、JetBlue Airways 社、Lufthansa Technik 社、マサチューセッツ工科大学、ニューヨーク ニュージャージー港湾管理委員会、PSA Singapore Terminals 社、ボルペ国立運輸システムセンター、米運輸省の 15 の組織の代表が寄稿しています。

本書では、寄稿者全員の一致した意見として、施設や道路、空港の増設は先進国では有効な手段とは言いがたく、交通や貨物輸送の需要増加に対処しないかぎり、世界経済に深刻な影響を与えることになると警告を発しています。

既存インフラを活用したキャパシティ向上

本書の編纂者の 1 人でシスコ IBSG のグローバル トランスポーテーション リードのプラビン・ラージはこう説明します。「業界では、運輸サービスの需要拡大に応えるための数々の戦略が取り上げられていますが、何よりも重要なのは、既存インフラを有効活用してキャパシティを向上させることです。このアプローチは今まで以上に高い ROI(投資効果)をもたらします。成熟した技術よって、企業や政府が運輸資産の速度――すなわち処理能力――を向上させるソリューションを導入することが可能になるからです」

「『Connected Transportation』は未来の運輸に関する国際的な議論に一石を投じるものです。これらの問題を省みないままでは、将来の経済成長に深刻な影響を与えることにもなりかねません」とラージは言います。

Frost & Sullivan 社顧問のビニー・プラバカー(Binny Prabhakar)博士はラージの見解をさらに発展させ、『Connected Transportation』の書評の中でこう述べています。「グローバリゼーションの重要な促進要素である運輸産業の成長が停滞すれば、私たちは『グローバリゼーションの限界』に屈してしまうことになります。これは運輸プロバイダの問題であると同時に、世界中の政府の問題でもあるのです。運輸、そしてグローバリゼーションと経済成長の停滞を阻止すべく、早急に対応する必要があります」

『Connected Transportation』では、運輸業界の発展に向けて取り組んでいる人々の展望を紹介すると共に、キャパシティの有効活用について論じる中で、運輸における行政の役目、渋滞緩和の手段としての価格統制、業務プロセスの改革の必要性、セキュリティの改善、効率的な運輸システムの提供に向けた社会・経済・行政の共同取り組みといったテーマについても取り上げています。さらには、顧客満足度の向上や、パフォーマンス効率の改善、競争優位性の構築などに最新の技術がどのように役立てられているかを紹介しています。

技術およびビジネス イノベーションのニーズ

寄稿者の 1 人である欧州委員会運輸エネルギー総局のフランソワ・ラムルー(Francois Lamoureux)総局長は、委員会の戦略についてこう説明しています。「ヨーロッパの運輸システムは慢性的な混雑状態に陥っています。環境コストばかりでなく、混雑による財政負担が GDP の 1 パーセントを占めており、これは EU の運営コストとほとんど変わらない額です。技術イノベーションが進めば、モード実装や、パフォーマンス最適化、および安全性向上などの機会がもたらされ、環境に優しい運輸開発が可能になることでしょう」

また、British Airways 社(以下、BA)の元 CEO であるロッド・エディントン卿(Sir Rod Eddington)は、自身の論評の中で「技術は、企業が独自のペースで製品のイノベーションを継続するための競争上の差別化要因である」と述べています。

エディントン卿は、BA が顧客とコミュニケーションを取り、業務慣例を改善するための手段となるのが技術であると主張するいっぽうで、技術導入と同様に重要なのが業務プロセスの再構築であると語っています。「簡素化と技術の活用こそが、BA の業務効率化を促進するプロセス変革の要です。まずはプロセスを変えて、高性能なシステムを導入する下地を整えないかぎり、効率を上げることはできません」

『Connected Transportation』はシスコ IBSG が発行する啓蒙書シリーズの第 7 巻目にあたり、世界各国の識者が官民企業について分析した最新の論評が掲載されています。既刊書には『Connected Heath』、『Connected Cities』、『Connected Schools』、『Connected Government』、『Connected Homes』、『Connected Workforce』があり、『Connected Transportation』を含む全シリーズを http://www.cisco.com/go/ibsg で販売しています。

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