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中国の通信・ネットワーク大手が IP NGN 移行に向けて Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システムを採用

2006 年 1 月 27 日、中国 北京発

シスコシステムズは本日、世界最大規模の教育ネットワークである「China Education and Research Network(CERNET)」への Cisco® CRS-1 Carrier Routing System の導入が成功裏に完了し、中国国内の 2000 万人を越えるインターネット ユーザーに、より高い帯域幅と性能を届けられるようになったと発表しました。また Shanghai Telecom は自社の「スーパー POP」、すなわち高速コアIP ネットワークを動かしていた複数のルーターに替えて Cisco CRS-1 を設置。中国最大の IP ネットワークである ChinaNet 163 も、Cisco CRS-1 によってスーパーコア ネットワーク ノードをアップグレードしました。

北京、上海、広州、武漢、南京の 5 つの都市にある CERNET のコア ネットワーク ノードに Cisco CRS-1 が導入されました。CERNET ネットワークは、中国国内の 1000 を越す主要な大学と研究機関をつないでいます。

CERNET Network Center の副理事を務めるリー・シン(Li Xing)教授は次のように述べています。「CRS-1 によってネットワーク性能が大幅に改善され、安定性と信頼性が向上しました。また、ネットワーク容量も 2.5 ギガビット/秒(Gbps)から 40 Gbps にアップグレードされています。リアルタイムで観察した結果、北京と武漢をつなぐ 10 Gbps リンクでネットワーク容量が 9.5 Gbps に達するのに、わずか 18 ミリ秒の遅延しか発生していないことがわかりました。このような高度の性能をもってすれば、厳しい QoS 要件を持つサービスを運用することも可能です。Cisco CRS-1 は、新しいアプリケーションや最新のサービスを導入するさらなる機会をもたらしてくれることでしょう」

Shanghai Telecom は、中国の通信オペレーターとしてはじめて Cisco CRS-1 Multichassis System を導入しました。同システムは、ラインカード シェルフを最大 72 台(合計 1152 スロット)まで拡張することができ、今後 10~15 年程度はニーズに合わせて拡張を行うことが可能です。企業成長の過程において、Shanghai Telecom の高速 IP ネットワークは、進化し続ける一連の IP ベース サービスと、同社の国内インターネット ネットワークである ChinaNet への接続を継続して提供してきました。

中国最大のインターネット サービス ネットワークとして、現在 ChinaNet は中国全土にサービスを提供。ブロードバンド加入者は 1800 万人を突破し、総容量は 4000 Gbps で、中国のインターネット サービス向け帯域幅の半分以上を占めています。China Telecom では、インターネット向け付加価値サービスの開発を戦略の中核に据えています。

北京、上海、広州、天津、西安、成都、武漢、南京の 8 都市にある ChinaNet のコアネットワーク ノードを網羅するこれまでのマルチルーター構造に、今では Cisco CRS-1 で処理されたトラフィックが送られるようになりました。統合後、ChinaNet のネットワーク容量は大幅に向上し、管理効率も改善され、China Telecom ではブロードバンド事業を強化するとともに、次世代インターネット アプリケーションの開発の基礎を築くことができました。

「今や通信オペレーターは、アプリケーションを追加するごとに最新のネットワークを構築する必要などありません。今すぐやるべきことは、現在・未来のアプリケーションに適応可能な IP ベースの次世代ネットワーク、つまり「IP NGN」の開発に取りかかることなのです。Cisco CRS-1 は、オペレーターの IP NGN 開発を支援し、現在・未来のすべてのアプリケーションを 1 つのネットワークに統合できるようにします」とシスコシステムズ チャイナの社長であるトーマス・ラム(Thomas Lam)は説明します。

Cisco IP NGN アーキテクチャを採用することで、すべてのプロバイダーがエンタープライズ/コンシューマ サービスを開発し、1 つの統合型 IP/MPLS ネットワークで配信することが可能になります。これによって、複数形態のネットワーク アクセスでの継続的なサービス利用が実現し、ネットワーク、サービス、アプリケーションのコンバージェンスが促進されます。

Cisco CRS-1 は、92 テラビット/秒まで拡張可能なはじめてのキャリアクラス ルーティング システムであり、今日のネットワークを簡素化すると同時に、将来にわたって投資を保護します。Cisco CRS-1 の特性としては、継続運用、柔軟な IP サービス、拡張性、デジタル ブロードキャスト ビデオ向けのマルチキャスト機能、および光統合などがあげられます。2005 年 10 月には、International Engineering Consortium より「Network Core Innovation and Advances」部門の「InfoVision Award」が Cisco CRS-1 に授与されました。

2004 年末の時点で、28 のプロバイダーが CRS-1 の導入を完了しており、さらに 13 社がトライアルを実施していました。このうち公表されているのは、導入済みのお客様が Cable& Wireless、China Telcom、China Education and Research Network(CERNET)、Comcast、日本の国立情報学研究所の SuperSINET リサーチ ネットワーク、SaskTel、SOFTBANK BB、Swisscom、Telstra。トライアル中の団体が MCI、National Lambda Rail、NTT、Pittsburgh Supercomputing Center、Sprint、Telecom Italia、T-COM(Deutsche Telecom)となっています。

シスコシステムズ社について

Cisco Systems, Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。シスコに関するニュースならびに関係資料は http://www.cisco.comでご覧いただけます。

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