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Cisco CRS-1 、IP NGN を見据えた IP over DWDM 統合を業界に先駆けて実現

IP と DWDM 技術の統合によってコンバージドなネットワーク コアを形成することによって効率性、サービス提供までの時間、拡張性および信頼性を向上させ、既存の 10Gbps DWDM システムのスループットを 4 倍増

2005 年 12 月 5 日、米カリフォルニア州サンノゼ - Cisco Worldwide Analyst Conference発

シスコシステムズは本日、 Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システムによる IP over DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing : 高密度波長分割多重)への対応が可能になったため、IP 次世代ネットワーク(IP NGN)アーキテクチャにおけるネットワーク コンバージェンス レイヤの発展がさらに加速されるようになった、と発表しました。このソリューションにより、IP レイヤと DWDM レイヤの間での、エレメント、制御および管理のシームレスな統合が可能になり、さらに既存の DWDM インフラストラクチャのスループットが 10Gbps から 40 Gbps へと増大するため、動画/IPTV サービスを理由とするトラフィックの増加にも効率的に対応できるようになります。

「10Gbps と 40Gbps の DWDM インターフェイスを統合させるという、Comcast とシスコの共通のビジョンが、 CRS-1 採用の主要な理由の 1 つとなっています。動画放送やビデオ オンデマンドを含めた、あらゆるサービスを IP で配信するようになると、費用効果や拡張性、信頼性、サービス柔軟性がきわめて重要になります。このような重要なニーズを満たすことのできる、シスコの CRS-1 は、当社のサービスの拡大に対応できる理想的なプラットフォームなのです」と、Comcast の IP アーキテクチャ担当ディレクター、ヴィク・サクセーナ(Vik Saxena)氏は話しています。

「プロバイダーのコア ネットワークでは、トラフィックの大半が IP になっており、手動でのプロビジョニングやクロスコネクト デバイスは、サービス配備の遅れの原因となったり、費用が高くついたりしますし、さらに従来のようにトランスポンダを配備していると柔軟性が損なわれるようにもなります。シスコは、プロバイダーが IP のインテリジェンスを DWDM と組み合わせながら、ネットワークにおける資金と運営の効率性を向上できるようにするための支援を行っています」と、IDC のリサーチ マネージャー、イブ・グリリカス(Eve Griliches)は話しています。

動画および IPTV アプリケーションの普及に伴う、トラフィックの急速な増加により、プロバイダーはネットワークの帯域幅を増大する努力を続けなければならない状況となっており、サービス プロバイダーのネットワーク コアでは複数のエレメントを調達、管理するための追加の資本および運営経費が必要になっています。

動画/IPTV を原因とするトラフィックの増加に対処し、これを管理できるようにすることを目的とした、シスコの IPoDWDM 統合戦略では、エレメントの統合、制御の統合、および管理の統合が 3 つの主要統合ポイントとなっています。

  • エレメントの統合では、ネットワークでの光信号 - 電気信号 - 光信号という変換を最小化することで、スタンドアローン型の高価なトランスポンダや複雑な電気変換機器の数を削減します。2004 年、シスコは、 CRS-1 に OC768c 光インターフェイスを搭載して、テラビットクラスの高容量 POP(Point of Presence)や本社オフィスを対象とした 40 Gbps トランキングを実現したほか、光スイッチングを光合波器(optical multiplexer)に統合させた「Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer(ROADM)」を発表しました。また、IP とDWDM を統合させる取り組みの一環として、シスコは本日、統合型トランスポンダの機能性を持った、2 つの CRS-1 用インターフェイスを発表し、ITU(International Telecommunications Union:国際電気通信連合)グリッドに準拠した着色波長(colored wavelength)と CRS-1 との完全同調を可能にしました。
  • この新しいインターフェイスには、業界初の機能が 2 つ搭載されています。

    • 既存の 10Gbps DWDM システムとの互換性を持つために設計された、1 ポートタイプの40 Gbps 同調可能DWDM Packet-over-SONET (POS)インターフェイス。既存の DWDM インフラストラクチャのアップグレードを必要とせずに、スループットを 4 倍にできる、初の同調可能インターフェイスです。
    • SONET/SDH と同様の運営、管理、メンテナンスおよびプロビジョニング(OAM&P)が可能な、4 ポートタイプの 10 Gbps ギガビット イーサネット同調可能 DWDM PHY インターフェイス。キャリアクラスの OAM&P と既存の SONET/SDH OSS システムとの完全互換性により、プロバイダーでは 10 GE を初めて経済的に実装できるようになります。


    どちらのインターフェイスも、リーチ内で最大 5 倍の帯域幅増大および光機器の 50% 削減を実現するように機能拡張された、統合型 Forward Error Correction(FEC)をサポートしています。また、 Cisco ONS 15454 Multiservice Transport Platform(MSTP) との完全互換性が実現されているほか、既に導入済みのあらゆるDWDM インフラストラクチャとの相互運用も可能なように設計されています。

「NLR では、 CRS-1 と Cisco ONS 15454 を組み合わせて配備し、研究機関ネットワークに必要な、高いトラフィック スループットを実現しています。DWDM トランスポンダを統合させることにより、ネットワーク エレメントの数が減りネットワークがシンプルになりますので、トラフィックが継続的かつ急速な増加しつつある、我々のような機関のネットワークにとって重要な問題である、迅速かつ容易な拡張も可能になっています」と、National LambdaRail 社の社長、トム・ウエスト(Tom West)氏は話しています。

  • 制御の統合により、プロバイダーは、現在の手動によるプロビジョニング プロセスからダイナミックなサービス アクティベーション プロビジョニング プロセスへの移行ができるようになります。トラック ロールを行わずに光波長のリモート プロビジョニングを可能にする、 Cisco ROADM プラットフォームの成功を受け、シスコは CRS-1 に搭載される GMPLS のセグメンテーション モデル(S-GMPLS)を発表しています。S-GMPLS により初めて、GMPLS IP 制御 プロトコルのパワーを活用して、ルーティング ドメインのトポロジーを DWDM のトポロジーから切り離した状態で波長の自動設定ができるようになります。そのため、機関ごとの境を尊重しながら、GMPLS を配備することが可能になります。
  • 管理の統合により、IP と DWDM の機器を個別の運営グループごとに独立して管理できるように設計された、柔軟な運営モデルが実現しますので、プロバイダーでは、運営費用の効率利用とサービス導入までの時間短縮ができる、一元的な管理モデルを新たに採用することができます。 CRS-1 は、拡張マークアップ言語(XML)と Simple Network Management Protocol(SNMP)を通じて、サードパーティーのインターフェイスと統合させることができます。

「コア ルーティングと DWDM 伝送の統合によるネットワーク収束により、サービス プロバイダーは、急速に増加している動画トラフィックを効率的に管理しながら、実務的および経済的なメリットを数多く受けることができます。費用効率とサービス柔軟性の向上が、IP NGN 戦略の中心なのです」と、シスコのキャリアコア/マルチサービス スイッチング ビジネスユニット上級副社長のトニー・ベイツ(Tony Bates)は述べています。

Cisco CRS-1 は、最大 92 テレビット/秒までのシームレスな拡張が可能な、初のキャリアクラス ルーティング システムで、今日のネットワークをシンプルにしながら、今後数十年にわたる投資保護を可能にするものです。Cisco CRS-1 には、継続的な運営、IP/MPLS でのサービス柔軟性、拡張性、デジタル動画放送のためのマルチキャスト機能および光機器とのシームレスな統合といった特性が備わっています。このプラットフォームは、2005 年 10 月、「International Engineering Consortium」より「Network Core Innovation and Advances」カテゴリーにおける「InfoVision Award」を授与されています。

本日発表された製品およびソリューションに関する詳しい情報は、以下の Web サイトでご覧いただけます。http://www.cisco.com/go/ipngn4

シスコシステムズ社について

Cisco Systems, Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。シスコに関するニュースならびに関係資料は http://www.cisco.comでご覧いただけます。

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