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SC 2005 で業界と政府の共同イニシアティブが長距離 Infiniband のデモを実施

2005 年 11 月 15 日、米ワシントン州シアトル発
シスコシステムズ、Intel、Lawrence Livermore National Laboratory、Microsoft、Naval Research Laboratory、Obsidian Research、OpenIB Alliance、Qwest Communications は本日、InfiniBand 技術を用いた拡張コンピューティング リソースのデモンストレーションを、「SC 2005」会場の SCinet を利用して行うと発表しました。「SC 2005」は、IEEE と ACM 主催による、高性能コンピューティング、ネットワーキング、およびストレージに関する国際会議です。

今回のデモンストレーションでは、これらの通信およびテクノロジーの大手が業界や研究パートナーに向けた機器、ソフトウェア、アプリケーションを提供し合い、長距離インフラストラクチャによる高性能・低レイテンシの 10 Gbps ダイレクト アクセス ネットワーキングの価値を明らかにします。InfiniBand はサーバ アクセスおよび相互接続用の高性能な世界業界標準であり、また OpenIB はオープンソースの Infiniband ソフトウェアを提供する業界アライアンスです。Infiniband 技術と OpenIB ソフトウェアは、高性能コンピューティング、グリッド、およびエンタープライズ データセンターの優先標準としての地位を急速に確立しつつあります。

デモでは、サーバ、クラスタ、ストレージ システム、スイッチ、光サービス プラットフォームをワシントン州デュポンの Intel 社のデータセンターに置かれた Qwest 社の回路上でつなぎ、それをワシントン大学の Pacific Wave NorthWest GigaPop を経由して、80 km 以上離れたワシントン州コンベンションセンターまで拡張します。

「SC 2005」の会期中、以下にあげる長距離 InfiniBand 用アプリケーションに焦点を絞った複数のデモが実施される予定です。

  • リモート データセンター リプリケーション
  • IB ベースのクラスタ + スーパーコンピュータ向けの WAN 用高性能インターフェイス
  • グリッド コンピューティング
  • 高性能メディア ストリーミング
  • キャンパスエリア InfiniBand : 分野別のクラスタをスーパークラスタに集約
  • キャンパスおよびメトロ InfiniBand ストレージ

InfiniBand over Optical(DWDM または SONET OC192)は、各エンドポイントにおいて Obsidian Research 社の Longbow XR によって変換されます。Longbow XR は、OC-192c SONET、ATM、10GbE WAN のいずれかを使った 4X InfiniBand 接続を最速の InfiniBand データ転送速度でカプセル化することで、グローバルに分散した InfiniBand ファブリックのシームレスな相互接続を可能にします。変換は InfiniBand ファブリックに対して透過的に実行され、OpenIB のソフトウェア スタックおよびサブネット マネージャとの相互運用に対応。この機能の初期開発においては、Naval Research Laboratory(NRL)が指導的役割をはたしました。

「Microsoft が『Supercomputing 2005』で行ったデモンストレーションでは、構造化データストアや、相互分析用のパーソナル デスクサイド クラスタ、詳細研究用の大規模異種コンピューティング リソース プールに、ワークステーションからシームレスにアクセスすることにより、科学者の生産性の向上が可能になることが示されました。今回、デュポンの Intel データセンターへの高帯域幅接続によって、Windows Compute Cluster Server 2003 を稼動させる 256 コア の Intel® Xeon™ クラスタをコンピューティング リソース群にシームレスに組み込むことができました」と Microsoft 社の高性能コンピューティング担当ディレクター、キリル・ファーノフ(Kyril Faenov)氏は説明します。

「今回のデモの目的は、Infiniband と OpenIB ソフトウェアが WAN 上での最新のシミュレーション、コンピューティング、およびビジュアライゼーションをサポート可能なことを示すことです。Lawrence Livermore National Laboratory の研究者は、エネルギー省の国家核安全保障庁が実施する核管理計画用にさまざまなシミュレーションを行うために、こういった機能を必要としています」と OpenIB の副委員長兼 Lawrence Livermore National Laboratory のコンピュータ科学者であるビル・ボアス(Bill Boas)氏はコメントしています。

また Intel のサーバ プラットフォーム グループのテクノロジー イニシアティブ ディレクター、ジム・パパス(Jim Pappas)氏はこう言います。「InfiniBand は現在、世界中で導入されている業界標準です。今回のデモでは、InfiniBand を相互接続用に採用したいと多くの企業に思わせるようなメリットを重点的に紹介します。高性能、低レイテンシ、エンタープライズレベルの通信、中でも長距離通信を必要としている企業にとっては、とりわけ興味深いデモとなることでしょう」
今回のデモでは、Cisco ONS 15454-OC192-LR2 Line カード搭載の Cisco Optical Networking System(ONS)15454 Multiservice Provisioning Platform(MSPP)シャーシと Cisco ONS 15454 高密度波長分割多重(DWDM)Multiservice Transport Platform(MSTP)が使用されています。また Intel がワシントン州デュポンに置かれた Intel Dual-Core HPC Cluster から 128 個のノード(512 コア)を提供します。次世代 Dual-Core Intel Xeon プロセッサや InfiniBand 相互接続などの既存技術をベースに設計された Intel Dual-Core HPC Cluster は、性能の急速な向上を実現するいっぽうで、電力や、熱、設置面積などの要件を削減または現状のまま維持することが可能な新時代のクラスタです。協力企業やエンドユーザは Intel Remote Access Service を通してこのマシンにアクセスし、コードのテスト実行を行ったり、Intel マルチコア コンピューティングへの移行を加速させたりといったことに利用することができます。Intel Dual-Core HPC Cluster の単独での理論性能は 3.2 テラフロップです。NRL と Obsidian Research 社はInfiniBand エクスパンダーの Longbow XR を、Qwest 社は光ファイバー インフラストラクチャを、それぞれ提供しました。

Qwest について

Qwest Communications International Inc. (NYSE: Q)は高速インターネット、データ、ビデオ、および音声サービスを提供する大手プロバイダーです。社員数は約 4 万人、「サービス精神」にこだわり、品質、価値、信頼性の面でお客様の期待を超えるワールドクラスのサービスを提供しています。詳しくは www.qwest.com をご覧ください。

OpenIB Alliance について

OpenIB Alliance は、InfiniBand 導入に向けた Linux および Windows ベースのオープンソース単一ソフトウェア スタックを提供するために組織された業界団体です。技術ベンダーとエンドユーザ組織が集まり、2004 年 6 月に結成されました。構成メンバーは、Appro、シスコシステムズ、Data Direct Networks、Dell、Engenio Information Technologies、Intel、Lawrence Livermore National Laboratory、Los Alamos National Laboratory、Linux Networx、Mellanox Technologies、Network Appliance、Oracle Corporation、PathScale、Rackable Systems、Sandia National Laboratories、Silicon Graphics、SilverStorm Technologies、Sun Microsystems、Tyan Computer、Veritas Software、Voltaire。詳しくは www.openib.org をご覧ください。

米国エネルギー省 NNSA ASC PathForward

PathForward は、国家核安全保障庁(NNSA)の Advanced Simulation and Computing(ASC)――アメリカの核備蓄の安全性、性能、および信頼性を確保するための Stockpile Stewardship Program の重要プログラム――の技術ベンダー パートナーシップ プロジェクトです。「OpenIB Infiniband PathForward」は、シスコ、Intel、Voltaire の共同プロジェクトとして立ち上げられました。ASC は PathForward を通してベンダー パートナーと協力しあい、Lawrence Livermore National Laboratory(LLNL)、Los Alamos National Laboratory(LANL)、および Sandia National Laboratories(SNL)におけるケーパビリティ コンピューティングとキャパシティ コンピューティングの両方に対応する、均衡の取れた完全システムを来年度中に市場投入するために必要なハードウェアおよびソフトウェア技術の開発を促進すべく、戦略的かつ対象を絞った投資に努めています。

シスコシステムズ社について

Cisco Systems, Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。シスコに関するニュースならびに関係資料は http://www.cisco.comでご覧いただけます。

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