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ヨーロッパの中小企業が問題解決と競争対策のために「取得すべき」技術とは?

モビリティの人気が上昇、IT テレフォニーもビジネスに欠かせない技術として注目されています

2005 年 10 月 20 日、英ロンドン発
ヨーロッパの 1900 万の中小企業(SMB)の多くが、競争に打ち勝つための手段として主要なビジネス強化技術に注目しはじめているということが、シスコシステムズ委託による最新の調査で明らかになりました。

12 カ国を対象としたこの調査によると、競争がビジネス上の重要な課題であり、最新技術への投資を促す触媒であると捕えている SMB は全体の半分以上を占めるということです。今後 3 年間において「必ず取得すべき」技術としてあげられているのは、高速大容量インターネット アクセス、セキュリティ、ワイヤレス/モビリティ ソリューション、IP テレフォニーなど。一方でビデオ会議(16%)やモバイル スマートフォン(20%)といった技術については、今後 3 年間で需要の伸びが見込まれているものの、来年中に「取得するのが望ましい」という見解に留まっています。

80 %(1500 万社)以上が、現在と今後 3 年間において高速インターネット接続をビジネスに欠かせない技術と見ていることからも、ブロードバンド サービスに対する需要の高まりがはっきりとうかがえます。この数値は EU 加盟国ではさらに上昇して 94 %となっています。

モバイルワーカーの生産性を高める技術を望む声は、大企業の場合と同様、ヨーロッパ各国の SMB の間でも高まっており、全体の 60 %(イタリアでは 70 %、デンマークでは 77 %)が会社のネットワークへのリモートアクセスを「必ず取得すべき」技術であると回答しています。また SMB では「成功するビジネスとはセキュアなビジネスである」という見方が優勢で、4 分の 3 以上の企業がネットワークのセキュリティを成功に欠かせない要素としてあげています。

独立系調査会社 Coleman Parkes によって実施された今回の調査では、ヨーロッパの SMB の 4 分の 1 が IP テレフォニーによってもたらされる価値を十分に理解しており、37 %がある程度理解しているということも明らかになりました。興味深いことに、EU 加盟国のほうが北欧や西欧諸国にくらべて IP テレフォニーに対する理解度が高いという結果が出ています。具体的に見てみると、IP テレフォニーが現時点で自社に価値をもたらしていると答えた企業が 23 %(450 万社)であったのに対して、今後 3 年間のうちにそうなると答えた企業はこれを大きく上回る 35 %(650 万社)でした。

「今回の調査結果は、ヨーロッパの SMB 市場における競争が激化していることを示しています。SMB が考える技術とは、競争優位性を高め、コストを削減し、生産性を確保することで、そういった競争激化に対処し、競争相手に先行するための手段なのです」とシスコシステムズのヨーロッパ市場コマーシャル担当副社長、エザード・オーバービーク(Edzard Overbeek)は説明します。

SMB は新技術の導入がもたらす競争優位性について認識しているようですが、調査では障害回復とストレージに関する憂慮すべき事実も明らかになりました。企業の大半がデータバックアップとストレージをビジネスに不可欠な要素と位置づけているいっぽうで、全体の 4 分の 1 以上に相当する 530 万社ではこれらを重要視しておらず、セキュリティ侵害やシステム障害が引き起こす回復不能な損失に対して、何の対策も取っていないのが実情です。

今回の調査では、ほかにも次のようなことが明らかになりました。

  • ヨーロッパの SMB の 46 %が、市場と開発のスピードに乗り遅れないことが重要なビジネス課題であると回答。
  • 法律・法規への準拠もヨーロッパの企業が常に抱える問題のひとつです。これを重要なビジネス課題としてあげている SMB は全体の 41 %にのぼっています。
  • 4 分の 3 以上の企業が IT 投資を現金で実施。次に多かったのがリースで 31 %、クレジットを利用している企業はわずか 5 %でした。
  • 北欧の SMB の 47 %が、新技術をビジネスに統合しにくい点が導入の障壁となっていると回答。同じように答えた企業は EU 加盟国では 23 %、西欧諸国では 36 %でした。
  • 全体の 72 %(西欧諸国の 82 %)が、SMB 市場向けの製品は複雑になりすぎる傾向があると回答。

オーバービークはこうコメントしています。「コストや複雑さなど、大規模かつ多様な SMB マーケットへの技術導入を妨げる障壁への対応策として、今こうしてシスコに注目が集まっているのです。私たちは今後も、各社のニーズに沿った手ごろで分かりやすいソリューションを提供していきたいと考えています。先月発売された Cisco Business Communications Solution は、シスコの SMB に向けた取り組みを具現化したものと言えるでしょう。このソリューションは、個々の要求に応じた、スマートでシンプルかつセキュアな製品ファミリーと、金融サービスおよびサポートで構成されています」

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シスコシステムズ社について

インターネット向けネットワーク機器ベンダーの世界最大手であるシスコシステムズ社(NASDAQ:CSCO)は、創業以来、技術革新に取り組み、業界でのリーダーシップを発揮し、企業としての社会的な責任を果たしてきた結果、今年創立20周年を迎えることができました。シスコに関するニュースや情報はwww.cisco.comをご覧ください。

編集担当者へ

調査の全結果、白書、関連資料はhttp://newsroom.cisco.comよりダウンロード可能。

研究方法論

1204 社の中小企業が、調査会社 Coleman Parkes 主催の本調査に参加。調査対象は社員数 20 ~ 249 人の企業に限定し、基本的にそれらの企業の経営者から回答を得ています。調査対象国は、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、ポーランド、ハンガリー、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、スウェーデンの 12 カ国。対象となった業界分野は、ビジネス サービス、行政、小売および卸売、ユーティリティおよび通信、製造、金融。データはいずれも 2005 年 9 月に集められたものです。

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