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スマートな SMB は、ネットワーキング テクノロジーを使って競争優位を確立

シスコの「Growing with Technology Award」受賞企業である、Pearl Law Group、D.W. Morgan、Sumerset Houseboats に見る、継続的繁栄の秘訣

2005 年 10 月 12 日

ジェニー・カーレス(Jenny Carless、News@Cisco)

中小規模の企業(SMB)は、自分たちよりはるかに多くのリソースを保有する、たくさんの大企業と競争をしています。成功のためには、小さい企業ほど利用可能なあらゆるツールを活用しなければなりません――ネットワーキング テクノロジーも、もっとも重要なもののなかに数えられるでしょう。

スマートな小規模企業は、 IP コミュニケーションや統合型のネットワーク セキュリティ、ワイヤレス、モバイルの技術を活用して、資本および営業費用を削減し、あらゆる規模の企業との競争に勝つための武器を磨いています。

「テクノロジーの導入によって時間のやりくりが可能になったため、これら企業では事業遂行に集中して取り組めるようになっています。」と、米国中小企業庁(U.S. Small Business Administration : SBA)の北カリフォルニア地区ディレクターのマーク・クイン(Mark Quinn)氏は話しています。クイン氏の組織では、小規模企業を対象とした支援、カウンセリングおよび保護を行っており、職業・技術トレーニングから災害救済に至る、多彩なサービスを提供しています。

「平等な競争ができるようになり、中小企業はこれまでなかったほど多様なオーディエンスに手が届くようになっています」とクイン氏は説明しています。

シスコシステムズと SBA は以前より協力関係を維持しており、小規模企業の支援を行ってきました。たとえば両者は、2000 年 10 月にオープンした「San Jose Entrepreneur Center(eCenter)」の設立に、力を合わせて尽力しました。「eCenter」は、技術あるいは経営の両面から見て企業経営に不可欠なコア スキルを得るための貴重なトレーニングを小規模企業のオーナーに提供する、ワンストップ リソースとなっています。

「あらゆるレベルの取引において、オンラインでビジネスができなければ、望むようなカスタマーとは仕事ができないのだと理解されるようになってきました。現在では、ネットワーキング テクノロジーが、まさにビジネスを遂行するための方法となっています」とクイン氏は言います。

テクノロジーは、ビジネスで成功するための基礎

これまでの 6 年間、「Cisco Growing with Technology Awards」は、ネットワーキングを独自の方法で活用し、ビジネスの成功に結び付けてきた企業を表彰してきました。Pearl Law Group や D.W. Morgan 、Sumerset Houseboats もこの賞の過去の受賞者に名を連ねています。――そして、これら組織ではテクノロジーが今も成功の秘訣となっているのです。

Pearl Law Group

Pearl Law Group は、外国籍の社員を抱える企業を対象に移民法に関するコンサルティングを行っています。当初より、この法律事務所の国際的なコミュニケーションおよび革新的なカスタマー サービスにとって、テクノロジーが不可欠な基盤となっていました。現在も、絶えず変化する移民政策に対応するために、テクノロジーが役立っています。

「過去 70 年間、私たちの法律事務所はつねに変化する状況に対応し、母国の安全保障に取り組んできました。現在は、よりグローバルに業務を進めるようになっており、仕事をする上でテクノロジーが重要な役割を果たしています」と、マネージング パートナーのジュリー・パール(Julie Pearl)氏は説明しています。

この法律事務所では、「Immigration Tracker」および「Tracker Global」という自社製のソフトウェアを利用して、独自のカスタマー サービスを実施しています。これらソフトウェアにより、法律業務の進捗状況をリアルタイムで、エラーなく、しかも低料金でクライアントに提供することができるのです。

「カスタマー サービスはさまざまな事柄で成り立っています。もちろん、それぞれのクライアントの話をよく聞き、上手にもてなすのも大切ですが、コンピュータ ツールを使って連絡、説明したほうがよい案件も多くあります」と、パール氏は言います。

「私たちのクライアントは、移民プロセスの各ステップが完了するたびに実際の進捗状況がオンラインで知らされるサービスを、本当に高く評価してくれています。当事務所のシステムは進化を続け、次のステップの担当者を知らせられるようにもなっています。実際、プロセスの進捗状況-ならびに担当者-を関係者全員にわかるようにしていることは、法律業務を効果的に行う上でもとても重要なのです」

Sumerset Houseboats

注文製作の高級ハウスボートのメーカとして有名な Sumerset Houseboatsも、ネットワーキングとインターネットを活用して、カスタマーごとにパーソナライズされた、強固なカスタマー リレーションを構築しています。

「お客様向けでもっとも人気のあるサービスの 1 つは、注文いただいたボートの製作状況に関する詳細かつ最新の情報を見られるようにしているものです。当社のネットワーキング インフラストラクチャを活用することで、クライアントとより効果的に連携できるようになり、クライアントの皆様に製作の進捗状況を実感していただいています。ボートの最新の製作状況を示す写真をオンラインで実際に見られるサービスは、びっくりするくらい好評です」と、最高経営責任者のスティーブ・ロックミューラー(Steve Lochmueller)氏が説明しています。

ロックミューラー氏は、テクノロジーの利用により企業の生産性も向上すると考えています。「先日、第 2 工場をオープンしましたが、この新しい製作施設も簡単にシステムに組み込むことができました。第 2 工場は本社とリモート接続されていますので、リソースをプールでき、社員間での情報の共有も可能で、より効果的に業務を遂行できるようになっています。

「当社のネットワークはカスタマー サービスのコアとなっており、効果的にお客様の期待に応えられるだけでなく、その期待を上回ることができるようにもなっています。なんといっても、それが最大の目標なのですから。工場で実際に作業している職人とともに、テクノロジーは、お客様のニーズに応えるために不可欠な要素となっています」と、ロックミューラー氏は言います。

D.W. Morgan

D.W. Morgan は、船積み、ロジスティックおよびサプライチェーンを管理するためのサービスを提供しています。リアルタイムの情報分析やデータの相互接続、在庫管理ツールが、同社の比類なき成功を支えています。

「サプライチェーンでは、2 つのものが動いています。商品はもちろんですが、その陰で情報も動いているのです。サプライチェーンでは、ビジネス プロセスが効率を左右します」と、社長兼最高経営責任者のデイビッド・モーガン(David Morgan)氏は話しています。

「情報は、このビジネスでこれまで行われてきたような、人を通じて伝える方法より、ネットワークを使ったほうがはるかに効率的に伝わります。ネットワーク ツー ネットワークのコンピューティングを利用したビジネスを構築することにより、当社は“プロセス全体管理(whole-process management)”というコンセプトへの移行が可能になったのです」

D.W. Morgan のテクノロジー インフラストラクチャは貢献を続けており、これまでの 2 年間で同社の規模は 2 倍になり、売上高はおよそ 250 パーセント増大しました。

「今でも、このテクノロジーのおかげで会社は信じられないくらい効率的になっています。アプリケーションはもう必要ありません。必要なのは入手可能なネットワーキング インフラストラクチャを活用して、旧来のビジネス プロセスを変革することなのです」とモーガン氏は言います。

Pearl Law Group、Sumerset Houseboats および D.W. Morganは、それぞれまったく異なった業界に属しています。しかし、その経営者はいずれも、ネットワーキングによって小規模企業が競争優位を確立する方法を知っている、敏腕のビジネス リーダーなのです。

ジェニー・カーレス : カリフォルニア州サンタクルーズ在住のフリーランス ライター。

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