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アメリカ最大の法執行情報共有ネットワークがシスコ IP ネットワークにアップグレード

シスコのインフラストラクチャが提供する高速でよりセキュアなメッセージ伝送システムにより、全米約 1 万 8000 の法執行/公安機関でミッションクリティカルな情報交換が可能に

2005 年 9 月 26 日、米カリフォルニア州サンノゼ発

シスコシステムズは本日、「Nlets(国際司法・公安情報共有ネットワーク)」が、標準ベースのシスコ IP ネットワークにアップグレードされたことを発表しました。これにより、より安全性が高く、高機能な超高速ネットワーク上での伝送が実現されます。今回のアップグレードによって、一月あたり 4100 万回以上のセッションをシスコ インフラストラクチャのエンドツーエンドで暗号化できるようになりました。これはセキュリティを改善しつつメッセージの高速伝送を実現したいという米連邦捜査局(FBI)の要望を十分に満たし、さらにそれを越えるものです。

Nlets は 1 万 8000 の地方、州、連邦の法執行機関および公安機関を相互接続するアメリカ最大の国内法執行ネットワークです。これらの機関のいずれかで他の機関の情報が必要になったときはいつでも、Nlets ネットワークで照会が行われます。Nlets のユーザは、州外のデータベースで、自動車および運転手のデータ、犯罪履歴、カナダの「ホットファイル(頻繁にアクセスがあるファイル)」の記録、アメリカ市民権/移民サービスの記録、および飛行機の追跡/登録情報を検索できます。また、国家安全保障に関するメッセージや誘拐事件の速報システムも参照できます。

「Nlets による通信には、国民と緊急時対応要員両方の安全がかかっているため、我々は、最高のパフォーマンスと安全性、信頼性を提供しなくてはなりません。障害の発生やサービスの停止は、決して起こらないよう努める必要があります。公安機関は Nlets ネットワークの情報に基づき意思決定を行うため、『この人物は武装しているのか、危険かどうか』といった重要な情報は瞬時に判明しなければなりません」と Nlets のエグゼクティブ ディレクターであるスティーブ・コレル(Steve Correll)氏は説明します。

「たとえば、ハリケーン『カトリーナ』の発生時、Nlets のネットワークは、被災地の公安および法執行の緊急時対応要員に、地域内外の関係者との連絡手段を提供しました。ユーザ側で停電が発生して複数のシステムが全滅したときも、Nlets の最新のシステムのおかげで、大部分のエリアでは超高速で連絡を取り続けることができたのです。Nlets がサービスを提供しているアメリカ国内 1 万 8000 の機関が重視してきた情報共有機能によって、複数の命が救われたことは疑うべくもありません」

全米 50 の州および地域が共有する Nlets は、約 40 年前に創設されました。さらに、刑事司法および公安に関わるすべての連邦機関も Nlets を利用しています。

2000 年、FBI の政策諮問委員会はエンドツーエンドのデータ暗号化を 2005 年までに実現することを公安機関に要請し、それを受けて Nlets の管理者グループは、フレームリレー インフラストラクチャを IP ベース基盤にアップグレードすることを決意しました。

コレル氏は「私たちは、インフラを長期に渡り使用可能なものにアップグレードしてくれるパートナーを探していました。シスコは求めていたソリューションを提供しただけでなく、Nlets メンバー内でも高い評価を獲得してくれました。このため、レガシー ネットワーク機器をシスコのルーターに変えることについて不安はありませんでした。信頼できるベンダーを使うことは、優れたサービスを提供するための 1 つの手段と言えるのではないでしょうか」と語っています。

すべてのメンバー機関にシスコ ルーターを導入したことで、Nlets はエンドツーエンドの暗号化に対応できました。

「侵入者が Nlets で送られるメッセージを妨害することができたとしても、メッセージが解読されたり変更されたりすることはありません」とシスコシステムズの司法・公安部門のグローバル インダストリー ソリューション マネージャーであるモーガン・ライト(Morgan Wright)は説明します。「また、この高度なセキュリティはネットワーク パフォーマンスをいっさい犠牲にすることなく実現されたものです。IP ベースのネットワークの優れた機能と拡張性により、耐久性と性能が向上し、なおかつアップグレード前と同じ超高速でメッセージを伝送することができます」

シスコの IP ネットワークへのアップグレードにより実現した主なメリットには、ほかにも次のようなものがあります 。

  • シスコ機器の操作・保守について知識のある機関内のスタッフがシスコ ルーターを導入するだけで、新しい機関でも短時間で簡単に接続を確立できる。
  • 各機関にすでに導入されているホットスペアのシスコ ルーターを内部スタッフの手により素早く設置できることから、より高い信頼性を確保することが可能。
  • ユーザフレンドリーな通信に対応。eXtensible Markup Language(XML)に依存していることから、メンバー機関は機関内のスタッフが使い慣れているスタイルにメッセージを容易に再フォーマットできる。
  • ボイスメールの送受や電話転送を 1 つの統合 IP ネットワークで行うことができる Cisco IP Telephony ソリューションを導入することで、管理スタッフの生産性が向上。

新しい Nlets ネットワークの設計と設定を担当したのは、シスコ ゴールド認定パートナーである Darcomm です。シスコのルーター、スイッチ、およびファイアウォールがアリゾナ州にある Nlets のヘッドクォーターズとアイダホ州のバックアップ施設に導入されました。シスコの侵入防止システム(IPS : Intrusion Prevention System)が、不正な行為または悪意のある行為からネットワーク リソースを守ります。

公安ネットワーキング分野で優れた業績を誇るシスコは、最新の IP 通信、セキュリティ、およびモビリティ ソリューションを提供します。これらのソリューションは、すべての指揮系統、ならびに法執行、消防、EMS(Emergency Medical Service)の各機関をつなぐことで情報を行きわたらせ、レスポンシブ(即応性の高い)でレジリエント(耐障害性・障害回復力が高い)な公安環境を実現します。ここで言う情報とは、状況を最大限詳細に伝える音声、ビデオ、およびデータの統合情報を指しています。シスコの顧客には、Interpol(国際刑事警察機構)、ワシントン州パトロール、マイアミデイド警察、ニューヨーク市警、ロサンゼルス保安官事務所、ワシントン州エバレット市など、世界のさまざまな公安機関が名を連ねています。

Cisco IP Communications について

「Cisco IP Communications」は、IP テレフォニーやユニファイド コミュニケーション、オーディオ、ビデオおよび Web での会議などのリッチメディア コミュニケーション、IP ビデオ放送、カスタマー コンタクト ソリューションなどのエンタープライズクラスのソリューションで構成された包括的なシステムで、お客様の既存のシスコ IP インフラストラクチャを活用して、新しいコンバージド アプリケーションを提供することを目的としています。Cisco IP Communications に関する詳しい情報は、www.cisco.com/go/ipcをご覧下さい

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インターネット向けネットワーク機器ベンダーの世界最大手であるシスコシステムズ社(NASDAQ:CSCO)は、創業以来、技術革新に取り組み、業界でのリーダーシップを発揮し、企業としての社会的な責任を果たしてきた結果、今年創立20周年を迎えることができました。シスコに関するニュースや情報はwww.cisco.comをご覧ください。

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