ワールドニュース

米国ニュース


シスコ プレミア パートナーの Clare Computer Solutionsがブレントウッド市の革新的なワイヤレス ビデオ プロジェクトを展開

2005 年 8 月 1 日

シンディ・マクダウェル(Cindy McDowell News@Cisco)

概要

ブレントウッド市警では、ワイヤレスを使ったライブでのビデオフィードを、「ハイリスクな」特定施設から警察車両に搭載されたモニターに直接配信することで、究極のビデオ セキュリティを実現したいと考えています。

ワイヤレス フィードが犯罪防止につながるとして、市警ではシステム導入に関する新設企業の合意を求めています。

ブレントウッド市はカリフォルニア州のサンフランシスコ ベイエリアに位置し、4 万人の人口を抱える成長著しい都市です。ブレントウッド市警のケビン・キング(Kevin King)警部補は、法執行のための革新的な IT プロジェクト――ワイヤレスを使って「ハイリスクな」特定施設からライブでのビデオフィードを警察車両に搭載されたモニターに直接配信するというもの――に着手したいと考えていました。そこで、ワイヤレス LAN/WAN を専門とするシスコ プレミア パートナーの Clare Computer Solutions 社に、この重要な新プログラムの設計と展開を依頼することにしたのです。

キング氏はプロジェクトについてこう説明しています。「ブレントウッド市にとってこのプログラムは、たいへん革新的で画期的なものでした。現在、市警では企業にいくつかの条件を課そうとしているところですが、もし今回のパイロット プログラムで Clare Computer Solutions が期待どおりの結果を出していなかったとしたら、我々の信用は失われ、プロジェクト自体が頓挫してしまっていたかもしれません」

カリフォルニア州サンラモン(サンフランシスコ、イーストベイエリア)に本拠を構える Clare Computer Solutions 社では 1990 年の創業以来、高品質なネットワーク サービスを提供し続け、これまでに 1100件 を超えるマルチユーザ ネットワークの導入を手がけてきました。

「お客様第一、というのが当社の成功の秘訣です」と Clare Computer Solutions の販売担当副社長であるジョン・アイザック(John Isaac)氏は言います。「Clare Computer Solutions では 15 年 余りもの間、ネットワークのプランニング、設計、導入、最適化、サポートに携わってきました。ただお客さまのところへ出かけていって、これを買ってくれと無闇に勧めるのではなく、個々のニーズに沿ったソリューションを開発するのが私どもの役目です。これを成功させるためには、まずニーズを分析し、そのニーズに対応するための最適な方法を把握したうえで、ソリューションを提示する必要があります。また、決められた予算を守り、短期、長期のそれぞれのゴールを常に頭に入れていなければなりません」

ブレントウッド市、革新的なセキュリティ ソリューションの開発を Clare Computer Solutions に委託

Clare Computer Solutions ではこれまでにもブレントウッド市のネットワーキング プロジェクトを数多く手がけていたことから、キング氏のワイヤレスビデオ構想にもいち早く手をあげました。

「ブレントウッド市の IT マネージャーであるユン・チョ氏が複数のベンダーを集めてくれたおかげで、適正な評価を行い、多数のプレゼンテーションを見た上で、入札を実施することができました。何しろこのような革新的なプロジェクトですから、信頼性は欠かせない要素です。その信頼性を Clare Computer Solutions は最初の企画段階から十分に発揮してくれました」とキング氏は言います。Clare Computer Solutions はこのプロジェクトを落札し、ブレントウッド市の革新的なビデオ監視とセキュリティ プログラムに向けたプランニング、設計、導入、最適化、およびサポートのすべてを手がけることになりました。

キング氏は、同様のプログラムを展開して効果をあげている南カリフォルニアのシールビーチ市のケースを参考にして、このビデオ セキュリティ プロジェクトを考案したと言います。しかし、シールビーチ市が銀行での使用に焦点を絞ってワイヤレスビデオを取り入れているのに対し、キング氏はより広い範囲での利用を考えていました。

「ブレントウッド市は現在、著しい成長を続けています。今こそ新しい企業にビデオ セキュリティ技術の導入を義務づけるチャンスだ、と考えていました。つまり、犯罪が起こる危険性の高い施設にセキュリティ技術を行き渡らせたいのです」とキング氏は言います。犯罪発生の危険度が高い施設とは、宝石店や、薬局、大型小売店など、従業員の入れ替わりが激しい「ビッグボックス」――強盗被害が心配される店舗や、閉店後に警報装置が作動することが多い店舗――を指しているということです。

「元従業員による復習や度を越えたドメスティック バイオレンスなど、職場での発生が危惧される諸犯罪もまた、警察が対処すべき深刻な課題です。こういった犯罪は瞬時に行われることが多いため、警察官がライブビデオを活用することで、発生している犯行の内容を知り、どのような職務を遂行すべきかを判断できるようにしたいと考えています」

またキング氏は、このビデオシステムを小売店とその顧客に危険を知らせるためにも使いたいと考えていました。そこで Clare Computer Solutions では、アラーム機能に重点を置いたシステムを設計することにしたのです。ビデオによる録画は常に行われていますが、アクセスについては、事件発生時に警察車両あるいは警察署からしかできないようになっています。

新設企業がワイヤレス ビデオ ソリューションを続々と採用

Clare Computer Solutions はシスコ機器をさまざまな理由で推奨しています。

「ブレントウッド市の既存のシスコ スイッチやファイアウォールとの相互運用が可能だったところが、シスコ機器採用の大きな要因となりました。しかしそれだけではなく、シスコ ワイヤレス ソリューションの管理・監視機能、当社がクラス最高と考える基準をシスコ機器が満たしていたこと、シスコの治安維持に向けた取り組みなど、すべての要素が採用を後押ししたのです」とアイザック氏は語ります。

Clare Computer Solutions チームはチョ氏と彼の IT チームと緊密に協力して、展開のための戦略を練り上げました。まずは、市内の要所に設置することになっていた Cisco 1400 シリーズ ブリッジをベースに、バックボーン インフラストラクチャを設計するところから始めました。すべてのシスコ ワイヤレス機器はシステムによって監視され、機器の稼動状況やパフォーマンスの劣化などが報告される仕組みになっています。またカリフォルニア州司法省では、ビデオをはじめとする重要データを使用できる人物についての厳格なガイドラインを設けていることから、ワイヤレスの敷設は万全のセキュリティ体制のもと行われました。

Clare Computer Solutions チームはプロジェクトをいくつかのフェーズに分割しました。

「展開の際はいくつかの障害や遅延が発生してしまいました。と言っても、ほとんどすべてのケースで想定される類のものなのですが。当社はブレントウッド市と緊密な協力体制を取り、市の方でも最善を尽くしてくれました」とアイザック氏は言います。キング氏によると、プロジェクトでの遅延はいずれも技術的な問題によるものではなく、環境的理由によって引き起こされたものである、ということです。

キング氏はこう説明します。「このビデオプログラムについて新設企業に通知する際、なかなか厳密な条件を課すことができませんでした。この日までに導入するように、とちゃんとした説明もなしに押しつけるようなことは避けたいのです。よって、小売店やビジネス オーナーが協力的であり改善に向けて努力しているのであれば、それ以上強要することはできません」

キング氏はまた、ワイヤレス ビデオ セキュリティ システムの配備についてはあくまでも新設企業の自主性に委ねている、とも言います。

「このシステムを社内に導入して運用するには約 1 万ドルが必要です。いわゆる『ビッグボックス』タイプの店舗にとってはたいした額ではないでしょうが、資金繰りに苦労している家族経営の店に負担を与えたくはありません」。キング氏は、チョ氏と市の IT チーム、ならびに Clare Computer Solutions チームの協力があったからこそ、プログラムの効果的な市場投入が実現し、複数の企業の同意を取りつけることができたのだ、と言います。

シスコ プラットフォームによって高可視性が実現

システムを配備し、新設企業の同意を得られた今、ワイヤレス ビデオ ソリューションが期待以上のものであるということは、モニタリングの結果からも一目瞭然だ、とキング、チョの両氏は言います。ビデオの威力は絶大で、キング氏によると、Clare Computer Solutions が推奨するソリューションは十分に基準を満たしている、とのことです。

キング氏はこうも言います。「犯罪の抑止力となる程度までこのプログラムの普及を進めたい、というのが我々の目標です。犯罪に手を染める人々の行動を変えることはできないでしょう。しかし、どこか別のところへ行こうと思わせることは可能です。隣のアンティオーク市でも、すでに同様のプログラムの導入を検討しているということです」

Clare Computer Solutions では、法の執行のためのソリューションを提供することによって、結果的に成長トレンドを知ることができました。このことについてアイザック氏は、特に意外だとは思わないと言います。

アイザック氏はこう説明します。「犯罪抑制のための手段として、ワイヤレス ビデオに注目が集まっています。警察官の安全は何より重要です。なぜなら彼らは、出動のたびに自らの命を危険にさらしているのですから。また地域のセキュリティはますます重要な課題となっていくことでしょう。何らかのビデオ ソリューションを取り入れたいと考えている都市は少なくありません」。またキング氏は、システムによって提供される機能が増えると聞いて喜んでいます。特に、主要な交差点における交通違反をビデオで教えてくれる信号無視取締りカメラに期待している、ということです。

「このシステムによって画像をさまざまに使いこなせるようになり、交差点で撮影された映像に Web を使ってアクセスし、それらを利用するといったことも可能になるでしょう。たとえば、交通渋滞の激しい交差点で負傷者を出す事故が発生したと考えてください。そのような場合でも、Web ベースのカメラを使うことで、それがどの程度の事故なのか、何題の車が巻きこまれたのか、さらには交通整理のための人員を派遣する必要があるのかといったことを知ることができるのです。私たちは決して技術に詳しいわけではありませんが、それでもこのシステムでは既成の概念にとらわれることなく、新しいアプリケーションについて思いを巡らせることができます。今回のワイヤレス システムの導入を、単なるセキュリティ プロジェクトではないグローバルなソリューションとしてとらえることができるのも、ひとえに Clare Computer Solutions のおかげです」

シンディ・マクダウェル : カリフォルニア州サンタクルーズ在住のフリーランス ジャーナリスト

▲Return to Top

お問い合わせ