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Linksys が世界のサービス プロバイダーとチームを組んでコンシューマ向け VoIP の導入を促進

2005年6月13日

ジェイソン・デイン (Jason Deign、News@Cisco)

シスコシステムズの事業部門の1つである Linksys® は今週、かつてない大規模なコンシューマ プロモーションをアメリカ国内において開始いたします。ワイヤレス コンシューマに向け、独自のトレードイン (下取り) プログラムを提供します。

プロモーション期間中、お客様はワイヤレス ルーターを下取りに出して Linksys Wireless-G Router with 2 Phone Ports (WRTP54G) を購入し、同時に2つの最新ネットワーキング技術を手に入れることができます。

Vonage の高品質で多機能な電話サービスをケーブルあるいは DSL インターネット接続を通して利用することにより、最速で Wreless-B の5倍のネットワーク速度が実現し、電話代が大幅に節約できます。また、ハードウェアはリベート (割り戻し) により無償で提供されます。

今回のアメリカ限定プロモーションは2005年6月23日 (土) まで実施されます。ブロードバンド インターネット回線を使い、従来の電話サービスと同じ品質の通話を低料金で行うことができる家庭用 VoIP (Voice over IP) への関心を喚起する魅力的なキャンペーンは多数ありますが、Linksys のプログラムはその中でも最新のものです。

NPD Techworld の報告によると、Linksys は2005年3月時点でアメリカの家庭用 VoIP 小売市場で約96パーセントのシェアを占め、自社製品に対するさらなる需要の急増を見込んでいるとのことです。

同社は2004年8月に家庭用 VoIP 機器の出荷を開始し、9月までに13万1000台以上を販売。12月には出荷数がほぼ60万4000台に達しました。

その後も、販売開始から半年後の2月には出荷100万台を達成し、今年3月までの総出荷数は約150万台を記録しています。

大手市場調査会社の In-Stat/MDR によると、2008年末までにはアメリカに5910万人いるとされているブロードバンド ユーザーの10.3パーセントが IP テレフォニーを利用するようになり、2004年から2008年までの間に世界中で3300万台以上の VoIP 対応ブロードバンド アクセス デバイスが販売されるであろう、ということです。

適切なハードウェアを確保することはコンシューマ向け VoIP の提供を実現するための一手段に過ぎないという事実に留意し、Linksys ではオールインワン パッケージをカスタマーに届けるために、世界各地のサービス プロバイダーとの連携に努めてきました。

サービス プロバイダーと協力関係を結ぶという Linksys の戦略は、VoIP 以前にさかのぼります。

たとえば 2004年5月には、イギリスにおいて、ヨーロッパ最大の独立インターネット サービス プロバイダー Tiscali 社のイギリス子会社である Tiscali Business Services UK が提供する DSL Pro サービスと、自社の Wireless-G ADSL ゲートウェイ「WAG54G-UK」とをバンドルすることを発表しました。

同じような VoIP に関する契約を最初に結んだサービス プロバイダーは、大手ブロードバンド電話会社の Vonage Holdings Corp でした。Vonage のユーザーは、Linksys の Phone Adapter with 2 Phone Ports (PAP2) か Broadband Router with 2 Phone Ports (RT31P2) のいずれかを選択することができます。

2004年8月のこの発表に続いて、11月には Linksys Wireless-G Broadband Router with 2 Phone Ports (WRT54GP2) が Vonage のサービスとバンドルされることが明らかになりました。

「Vonage では、ネットワークの設定時に、ホームユーザーや中小企業に多くのオプションを保有してもらうことの必要性を認識し、人びとのコミュニケーションのあり方を変えていく先駆者であり続けるために、Linksys と協力して取り組むことができることを光栄に思っております」と Vonage の会長兼 CEO の ジェフリー・A・シトロン (Jeffrey A. Citron) 氏は語ります。

「さらに重要なのは、Vonage のサービスとバンドルした WRT54GP2 が、旧式のテレコミュニケーション ネットワークを近代化する新たなステップだということでしょう。これで人びとは、過去に縛られることも、真のモビリティを提供できない通信システムにしがみつく必要もなくなるのです」

一方で AT&T と Linksys は、有線あるいは無線のルーター機能とアナログ テレフォン アダプタ (ATA) を組み合わせた新型 VoIP デバイスを提供することを発表しました。本デバイスは、AT&T CallVantage サービスを利用しているユーザーに VoIP ホーム ネットワーキングのニーズに応えるシンプルなオプションを提供するものです。

AT&T CallVantage サービス用の認証を受けた Linksys の機器は、Wired Router with 2 Phone Ports と Wireless-G Router with 2 Phone Ports で構成されています。これにより、ユーザーがブロードバンド テレフォニーとコンピュータ ネットワーキングの両方を望む場合でも、複数のデバイスを使わなくても済むようになります。

AT&T のインターネット テレフォニー担当上級副社長のキャシー・マーティン (Cathy Martine) 氏はこう語ります。「Linksys はホーム ネットワーキング ブランドの中でも高い評判を誇る突出した存在です」

「両社が協力しあうことで、通信およびホーム ネットワーキングのニーズを素早く効果的に最適化する能力を各家庭に提供できるようになるでしょう」

Linksys は AT&T VoIP Innovation and Interoperability Program の創立メンバーです。AT&T と緊密に協力しあい、AT&T CallVantage に対応し使用を認可された音声機能を持つ有線および無線のルーターを開発しました。

AT&T CallVantage はアメリカ全土の170以上の市場に広く浸透していることから、国内のあらゆる消費者が利用することができ、サービス提供範囲は全米の62パーセントの家庭におよびます。

その後2004年9月に Linksys は、世界有数の通信会社である Verizon が自社の新サービス「VoiceWing VoIP」の契約カスタマーに Linksys Phone Adapter with 2 Phone Ports (PAP2) を提供する予定である、と発表しました。

同サービスにより Verizon のカスタマーは、ブロードバンド インターネット接続を使い、低コストで高品質の通話を行えるようになります。電話機をアダプタに接続し、そのアダプタを DSL あるいは ケーブルモデムにつなぐだけで VoIP コールをかけることができるのです。

Verizon と、AT&T、Vonage 以外にも、Linksys はアメリカの AOL、イギリスの Vonage、フランスの Phone Systems、イタリアの NGI、そしてスペインの PeopleCall と協業関係を結んでいます。

「ブロードバンド接続を使った高品質の通話を実現するために必要なハードウェアとサービスの両方を提供させていただくことが、お客様のオーバーオール バリュー (全体価値) とユーザー エクスペリエンスの向上へとつながるのです」と Linksys のワールドワイド マーケティングのディレクター、マイク・ワグナー (Mike Wagner) は述べています。

「製品とサービスを一緒に販売することで、VoIP によって得られるメリットとコスト削減について、より多くのお客様に知っていただくことが可能です」

ジェイソン・デイン : スペイン バルセロナ在住のフリーランス ジャーナリスト

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